JP5954248B2 - ネットワーク中継装置 - Google Patents

ネットワーク中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5954248B2
JP5954248B2 JP2013095392A JP2013095392A JP5954248B2 JP 5954248 B2 JP5954248 B2 JP 5954248B2 JP 2013095392 A JP2013095392 A JP 2013095392A JP 2013095392 A JP2013095392 A JP 2013095392A JP 5954248 B2 JP5954248 B2 JP 5954248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line card
communication
unit
frame
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013095392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014216996A (ja
Inventor
和俊 苅谷
和俊 苅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2013095392A priority Critical patent/JP5954248B2/ja
Priority to US14/246,258 priority patent/US9379986B2/en
Priority to CN201410138249.9A priority patent/CN104135372B/zh
Publication of JP2014216996A publication Critical patent/JP2014216996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5954248B2 publication Critical patent/JP5954248B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/16Flow control; Congestion control in connection oriented networks, e.g. frame relay
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/06Management of faults, events, alarms or notifications
    • H04L41/0654Management of faults, events, alarms or notifications using network fault recovery
    • H04L41/0659Management of faults, events, alarms or notifications using network fault recovery by isolating or reconfiguring faulty entities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/06Management of faults, events, alarms or notifications
    • H04L41/0654Management of faults, events, alarms or notifications using network fault recovery
    • H04L41/0668Management of faults, events, alarms or notifications using network fault recovery by dynamic selection of recovery network elements, e.g. replacement by the most appropriate element after failure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/15Flow control; Congestion control in relation to multipoint traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0805Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters by checking availability
    • H04L43/0811Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters by checking availability by checking connectivity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)

Description

本発明は、ネットワーク中継装置に関し、例えば、複数のポートをグループに割り当て、各グループ間でのフレームの中継に対して通信帯域を制限する機能を備えたネットワーク中継装置に関する。
例えば、特許文献1には、シャーシ型のスイッチングハブにおいて、複数のFDB間で同期を取る方法が示されている。具体的には、各ラインカードは、FDBの登録内容が変更された場合に学習用フレームを生成し、当該学習用フレームを、送信レートを制御した上で他のラインカードに向けて送信する。特許文献2には、シャーシ型のスイッチングハブにおいて、FDBを効率的に学習する方法が示されている。具体的には、代表ラインカードを定め、各ラインカードは、受信したパケットのFDB情報が未学習の場合、学習通知によって代表ラインカードに学習を行わせたのち、代表ラインカードからマルチキャストで送信される学習通知によって、自身のFDBを更新する。代表ラインカードは、このマルチキャストでの送信の際に流量制限を行う。
特許文献3には、同一のVLANを2個のサブネットに分割して管理するフレーム中継装置において、同一サブネット内の通信とサブネット間の通信とを区別する方法が示されている。具体的には、同一サブネット内の通信かサブネット間の通信かを表すフラグを送信元アドレスと共に学習テーブルに登録するための各種機能を備える。また、当該フレーム中継装置は、サブネット間の通信を行う際に帯域制御を行う。具体的には、第1のサブネットに対応する第1ドメイン処理部で受信したフレームを第2のサブネットに対応する第2ドメイン処理部に送信する際に、第2ドメイン処理部内の帯域制御部を用いて帯域制御を行う。
特開2011−91477号公報 特開2012−209855号公報 特開2012−130084号公報
例えば、VLAN(Virtual Local Area Network)等を代表に、1台のスイッチ装置(ネットワーク中継装置)で複数のブロードキャストドメインを構築する技術が知られている。ただし、通信事業者等では、同一のブロードキャストドメイン内でフレームを中継する際に、その一部の中継に対して通信帯域を制限したいような場合がある。例えば、組織を単位として同一のブロードキャストドメインを割り当てつつ、組織内の一部のグループ間でフレームを中継する際に通信帯域を制限したいような場合等が挙げられる。
このような場合、例えば、装置内部に通信帯域制限機能を備えたスイッチ装置を用いることが有益となる。当該通信帯域制限機能は、例えば、ブロードキャストドメインとは別に、装置内部で複数のポートをグループに割り当てると共に、その任意のグループ間でのフレームの中継に対して通信帯域を制限するような機能である。この通信帯域を制限する機能自体は、通常、QoS(Quality of Service)等と呼ばれる。
一方、例えば、通信事業者等では、多くの端末を接続可能なシャーシ型と呼ばれるスイッチ装置が用いられる場合が多い。シャーシ型のスイッチ装置では、特に、高い信頼性が要求される。こうした中、例えば、特許文献3に示されるような構成を用いた場合、一つの帯域制限部に障害が生じた場合に、スイッチ装置全体における通信帯域の制限機能が失われる恐れがある。
本発明は、このようなことを鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、耐障害性の向上を実現可能なネットワーク中継装置を提供することにある。本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態によるネットワーク中継装置は、複数のラインカードを備え、複数のラインカードのそれぞれは、ポートを持ち、フレームの中継を行う。複数のラインカードのそれぞれは、フレームの通信帯域を制限する帯域制限部と、他のラインカードのそれぞれとの間で互いに内部監視フレームを送受信することで、他のラインカードのそれぞれとの間の疎通性を監視する内部疎通性監視部とを備える。ここで、複数のラインカードの中のいずれかとなる第1ラインカードは、自身のポートでフレームを受信した際に、自身の内部疎通性監視部に加えて他のラインカードの内部疎通性監視部による監視結果を参照し、当該監視結果に基づいて他のラインカードの帯域制限部の中から送信先を定める。そして、第1ラインカードは、当該送信先に向けて当該受信したフレームを送信する。一方、第1ラインカードからのフレームを受信したラインカードは、当該フレームを、自身の帯域制限部を用いて通信帯域を制限したのち複数のラインカードのポートの中の所定のポートに向けて送信する。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、ネットワーク中継装置において、耐障害性の向上が実現可能になる。
本発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置において、その主要部の全体構成例および通常時の動作例を示す概略図である。 図1のネットワーク中継装置において、障害発生時の動作例を示す概略図である。 (a)〜(c)は、図1のネットワーク中継装置において、各ラインカードが備える内部疎通性監視部の機能の一例を示す説明図である。 (a)および(b)は、図1のメータ選択部が図3(c)の内部疎通性監視テーブルに基づいてメータ部(帯域制限部)を定める際の動作例を示す説明図である。 図1のネットワーク中継装置において、その詳細な構成例を示すブロック図である。 図5のネットワーク中継装置において、そのメータ選択部の動作例を示すフロー図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施の形態2によるネットワーク中継装置において、その各ラインカードが備える内部疎通性監視部の監視結果の一例を示す説明図である。 図1のメータ選択部が図7(c)の内部疎通性監視テーブルに基づいてメータ部(帯域制限部)を定める際の動作例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置において、その通信帯域制限機能の概略動作例を示す模式図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《ネットワーク中継装置の通信帯域制限機能》
図9は、本発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置において、その通信帯域制限機能の概略動作例を示す模式図である。図9に示すスイッチ装置(ネットワーク中継装置)SWは、複数のポートP[1,1]〜P[1,n],P[2,1]〜P[2,j]と、メータ部(帯域制限部)MTa,MTbとを備える。この例では、P[1,1]〜P[1,n]は、同一のブロードキャストドメインBD1に属し、P[2,1]〜P[2,j]は、BD1とは異なる同一のブロードキャストドメインBD2に属している。具体的には、例えば、BD1には、同一のVLANが設定され、BD2には、BD1とは異なる同一のVLANが設定される。
装置内部では、ブロードキャストドメインBD1に属する複数のポートP[1,1]〜P[1,n]の中のP[1,1]〜P[1,m](第1ポート群)と、P[1,m+1]〜P[1,n](第2ポート群)とにそれぞれ異なる内部識別子IVIDが設定される。第1ポート群には第1内部識別子としてIVID=0.1が設定され、第2ポート群には第2内部識別子としてIVID=0.2が設定される。さらに、装置内部では、複数のポートP[2,1]〜P[2,j]にも、第1および第2内部識別子とは異なる内部識別子としてIVID=0.3が設定される。
このような構成において、例えば、ポートP[1,1]で受信したフレームFL−BD1に対してフラッディングが生じる場合、FL−BD1は、ブロードキャストドメインBD1に属する複数のポートP[1,1]〜P[1,n]の中のP[1,1]を除いたポートにフラッディングされる。同様に、ポートP[2,1]で受信したフレームFL−BD2に対してフラッディングが生じる場合、FL−BD2は、ブロードキャストドメインBD2に属する複数のポートP[2,1]〜P[2,j]の中のP[2,1]を除いたポートにフラッディングされる。
ここで、図9のスイッチ装置SWでは、通信帯域制限機能として、予め設定された所定のポート群を跨いだ中継を行う場合に、一方のポート群(ここでは第1ポート群)で受信したフレームを、通信帯域の制限を行ったのちに他方のポート群(ここでは第2ポート群)に中継するように設定されている。この設定に応じて、SWは、第1ポート群(例えばP[1,1])で受信したフレームFL−BD1を、メータ部(帯域制限部)MTaを用いて通信帯域の制限を行ったのち、第2ポート群(P[1,m+1]〜P[1,n])に中継する。
また、スイッチ装置SWは、同一のポート群(例えば第1ポート群)内での中継を行う場合には、当該同一のポート群内のいずれかのポート(例えばP[1,1])で受信したFL−BD1を、通信帯域の制限を行わずに他のいずれかのポート(例えばP[1,m]等)に中継する。なお、メータ部(帯域制限部)MTbはメータ部MTaとは反対に、第2ポート群から第1ポート群に向けてフレームを中継する場合に、当該フレームに対して通信帯域を制限する。通信帯域制限機能では、場合によっては、通信帯域を制限する際の制限元と制限先を定めることも可能であり、MTa,MTbのいずれか一方のみを使用するように設定することも可能である。
《ネットワーク中継装置の主要部の概略》
図1は、本発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置において、その主要部の全体構成例および通常時の動作例を示す概略図である。図1に示すスイッチ装置(ネットワーク中継装置)SWは、複数(ここでは4枚)のラインカード(第1〜第4ラインカード)LC1〜LC4を備えている。LC1〜LC4のそれぞれは、ポートを持ち、フレームの中継を行う。この例では、LC1〜LC4のそれぞれは、複数のポートP1〜Pnを持ち、自身のP1〜Pn間でのフレームの中継または他のラインカードに向けたフレームの中継を行う。ただし、LC1〜LC4の少なくとも一部は、場合によっては、高速動作が可能な1個のポートのみを備えた構成であってもよい。
図1の例では、第1ラインカードLC1における複数のポートP1〜Pnと、第4ラインカードLC4におけるポートP1を含む一部のポートとは、図9で述べた第1ポート群に属しており、第1内部識別子(IVID=0.1)が設定されている。また、第2および第3ラインカードLC2,LC3における複数のポートP1〜Pnと、LC4におけるポートPnを含む一部のポートとは、第2ポート群に属しており、第2内部識別子(IVID=0.2)が設定されている。
複数のラインカードLC1〜LC4のそれぞれは、図9で述べたように、フレームの通信帯域を制限するメータ部(帯域制限部)MTと、送信先となるメータ部を定めるメータ選択部MSELと、内部疎通性監視テーブルICCMTBLと、リレー設定情報RLYSETとを含んでいる。ここでは、その中から代表的に、第2ラインカードLC2のメータ部MT0と、第3ラインカードLC3のメータ部MT1と、第1ラインカードLC1のMSEL,ICCMTBL,RLYSETのみを図示している。
第1ラインカードLC1のリレー設定情報RLYSETには、予め、第2ラインカードLC2のメータ部MT0を送信先の第1候補(言い換えれば通常用)とし、第3ラインカードLC3のメータ部MT1を送信先の第2候補(言い換えれば予備用)とすることが設定されている。なお、当該設定内容は一例であり、各ラインカードのRLYSETでは、予め、任意のラインカードのメータ部MTを第1および第2候補として設定することが可能となっている。
このような状態のもとで、第1ラインカードLC1のポートP1で受信したフレームFLに対してフラッディングが発生した場合を想定する。この場合、LC1は、当該FLを、同一ラインカード(LC1)内で第1ポート群に属するポート(Pn等)と、他のラインカード内で第1ポート群に属するポート(LC4内のP1等)に向けてフラッディングすると共に、メータ選択部MSELに向けて送信する。MSELは、リレー設定情報RLYSETと共に、詳細は後述するが内部疎通性監視テーブルICCMTBLの情報に基づいて、送信先を第2ラインカードLC2のメータ部MT0(すなわち送信先の第1候補)に定め、当該MT0に向けてフレームを送信する。
第1ラインカードLC1からのフレームFLを受信した第2ラインカードLC2は、当該FLを、メータ部MT0を用いて通信帯域を制限したのち、第2ポート群に属するポートに向けてフラッディングする。この例では、LC2は、通信帯域が制限されたFLを、LC2内の第2ポート群に属するポート(P1〜Pn)に加えて、第3ラインカードLC3内の第2ポート群に属するポート(P1〜Pn)と第4ラインカードLC4内の第2ポート群に属するポート(Pn等)に向けてフラッディングする。
なお、特に限定はされないが、図1の構成例では、フレームのヘッダに対して次ぎのような処理が行われる。まず、第1ラインカードLC1は、ポートP1でフレームFLを受信した際に、当該FLのヘッダにP1に対応する第1内部識別子(IVID=0.1)を付加する。LC1は、当該FLをIVID=0.1に対応する自身のその他のポート(Pn等)に送信する際には、当該FLを当該ポートに向けてそのまま送信する。一方、LC1は、当該FLを他のラインカードに向けて送信する際には、当該FLのヘッダに、さらに第2内部識別子(IVID=0.2)と、通信帯域の制限で必要となる帯域制限情報QIとを付加する。
ヘッダに第1および第2内部識別子(IVID=0.1および0.2)および帯域制限情報QIを含んだフレームを受信した第4ラインカードLC4は、ヘッダ制御部HDCTを用いて、ヘッダから0.2およびQIを外し、ヘッダに0.1を含んだフレームをIVID=0.1に対応する自身のポート(P1等)に向けて送信する。また、ヘッダに0.1、0.2およびQIを含んだフレームを受信した第2ラインカードLC2は、QIに基づいてメータ部(帯域制限部)MT0に通信帯域の制限を行わせ、ヘッダから0.1およびQIを外し、ヘッダに0.2を含んだフレームをIVID=0.2に対応する所定のラインカード内の所定のポートに向けて送信する。各ラインカードは、各ポートからフレームを送信する際に、0.1および0.2を所定のVLAN用識別子等に変換する。
図2は、図1のネットワーク中継装置において、障害発生時の動作例を示す概略図である。例えば、図1において、第2ラインカードLC2とその他のラインカード(例えば第3ラインカードLC3または第4ラインカードLC4)との間のフレームの通信経路に障害が生じ、LC3とその他のラインカードとの間のフレームの通信経路が正常な場合、図2のような動作に切り替えられる。図2の例では、第1ラインカードLC1は、ポートP1で受信したフレームFLを、図1の場合と同様に第1ポート群に属するポートに向けてフラッディングすると共に、メータ選択部MSELに向けて送信する。MSELは、図1の場合と異なり、送信先を第3ラインカードLC3のメータ部MT1(すなわち送信先の第2候補)に定め、当該MT1に向けてフレームを送信する。LC1からのFLを受信したLC3は、図1の場合のLC2に代わって、当該FLを、MT1を用いて通信帯域を制限したのち、第2ポート群に属するポートに向けてフラッディングする。
以上のように、図1のスイッチ装置(ネットワーク中継装置)SWは、冗長構成となるメータ部(帯域制限部)MT0,MT1を異なるラインカードに跨って備えている。これによって、例えば、第2ラインカードLC2に障害が生じたような場合でも、第3ラインカードLC3を用いて通信帯域を制限することができ、耐障害性の向上が実現可能になる。また、前述したように、各ラインカード毎に任意のラインカードのメータ部MTを送信先の第1および第2候補として定めることができるため、リスク分散の観点から耐障害性の向上が図れると共に、実際に通信帯域を制限する際の負荷分散も図れる。
ここで、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELが、障害を回避できるように送信先のメータ部MTを定めるためには、LC1が、第2ラインカードLC2とその他のラインカードとの間の疎通状態と、第3ラインカードLC3とその他のラインカードとの間の疎通状態とを認識する必要がある。そこで、各ラインカード(例えばLC1)は、後述する内部疎通性監視部を備え、LC1〜LC4の内部疎通性監視部による監視結果(すなわち内部疎通性監視テーブルICCMTBL)に基づいて他のラインカード(例えばLC2,LC3)のメータ部の中から送信先となるメータ部を定める。そして、各ラインカード(LC1)は、当該送信先に向けて所定のポート(ここではP1)で受信したフレームを送信する。
《内部疎通性監視部の概略》
図3(a)〜図3(c)は、図1のネットワーク中継装置において、各ラインカードが備える内部疎通性監視部の機能の一例を示す説明図である。図3(a)に示すように、複数のラインカードLC1〜LC4のそれぞれは、他のラインカードのそれぞれとの間で互いに内部監視フレームICCMを送受信することで、他のラインカードのそれぞれとの間の疎通性を監視する内部疎通性監視部を備えている。例えば、LC1の内部疎通性監視部は、LC2〜LC4に向けてICCMを所定の送信間隔で定期的に送信する。一方、LC2〜LC4のそれぞれの内部疎通性監視部は、LC1からのICCMを所定の受信期間(例えば送信間隔の3.5倍等)内に受信できない場合には、LC1に対する疎通性に障害が有ると判断する。
図3(a)の例では、第4ラインカードLC4から第2ラインカードLC2に向けた通信経路に障害が生じている。この場合、第1ラインカードLC1の内部疎通性監視部は、第2〜第4ラインカードLC2〜LC4の内部疎通性監視部からの内部監視フレームICCMを正常に受信できるため、図3(b)の監視結果および図3(c)の監視結果IM1に示すように、LC2〜LC4に対する疎通性を正常と判断する。
一方、第2ラインカードLC2の内部疎通性監視部は、第4ラインカードLC4の内部疎通性監視部からの内部監視フレームICCMを正常に受信できないため、図3(c)の監視結果IM2に示すように、LC4に対する疎通性をLOC(Loss Of Continuity)状態と判断する。この場合、LC2の内部疎通性監視部は、LC4の内部疎通性監視部に向けてICCMを送信する際に、ICCMのRDI(Remote Defect Indication)ビットにフラグを立てた状態で送信する。LC4の内部疎通性監視部は、当該LC2の内部疎通性監視部からのICCMを受信し、図3(c)の監視結果IM4に示すように、LC2に対する疎通性をRDI状態と判断する。
ここで、第1ラインカードLC1は、図3(c)に示すように、自身(LC1)の内部疎通性監視部に加えて他の第2〜第4ラインカードLC2〜LC4の内部疎通性監視部による監視結果IM1〜IM4を取得する。これにより、LC1は、図3(c)に示されるように、全てのラインカードの内部疎通性監視部による監視結果IM1〜IM4を認識し、当該IM1〜IM4を内部疎通性監視テーブルICCMTBLによって保持する。この際に、LC1がLC2〜LC4の内部疎通性監視部による監視結果を取得する方法は、適宜定めることが可能である。例えば、LC1がLC2〜LC4に対して定期的に要求を行い、LC2〜LC4がこれに応答する方法や、あるいは、LC2〜LC4のそれぞれが自身の監視結果に変更が生じた際に、自発的に各ラインカードに向けてその変更内容を通知し、それをLC1が常時監視する方法等、様々な方法が挙げられる。
《メータ選択部の概略》
図4(a)および図4(b)は、図1のメータ選択部が図3(c)の内部疎通性監視テーブルに基づいてメータ部(帯域制限部)を定める際の動作例を示す説明図である。例えば、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、自身のポートでフレームを受信した際に、図3(c)に示したような、自身に加えて他のラインカードの内部疎通性監視部による監視結果が保持される内部疎通性監視テーブルICCMTBLを参照する。そして、LC1のMSELは、当該監視結果に基づいて他のラインカードのメータ部(帯域制限部)の中から送信先とする帯域制限部を定める。
具体的には、図4(a)に示すように、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、まず、第2ラインカードLC2の内部疎通性監視部による監視結果(すなわち図4(a)の横方向)に加えて、その他のラインカードLC1,LC3,LC4の内部疎通性監視部による、LC2に対する監視結果(すなわち図4(a)の縦方向)を参照する。言い換えれば、LC1のMSELは、内部疎通性監視テーブルICCMTBLにおいて、LC2を通信相手とする疎通性を全て参照する。
その結果、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、第2ラインカードLC2を通信相手とする疎通性が全て正常な場合には、送信先のメータ部をLC2のメータ部MT0に定める。この場合、図1のような通信経路が構築される。一方、LC1は、LC2を通信相手とする疎通性に障害が検出された場合には、図4(b)に示すような処理を行う。図4(a)の例では、LC2が第4ラインカードLC4に対してLOC状態となっているため、図4(b)の処理が行われることになる。なお、RDI状態は、正常とみなすことも障害とみなすことも可能である。
図4(b)において、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、図4(a)の場合と同様に、第3ラインカードLC3の内部疎通性監視部による監視結果(すなわち図4(a)の横方向)に加えて、その他のラインカードLC1,LC2,LC4の内部疎通性監視部による、LC3に対する監視結果(すなわち図4(a)の縦方向)を参照する。言い換えれば、LC1のMSELは、内部疎通性監視テーブルICCMTBLにおいて、LC3を通信相手とする疎通性を全て参照する。図4(b)の例では、LC3を通信相手とする疎通性が全て正常であるため、LC1のMSELは、送信先のメータ部をLC3のメータ部MT1に定める。この場合、図2のような通信経路が構築される。
以上のように、冗長構成となるメータ部(帯域制限部)を異なるラインカードに跨って備えると共に、その中から、自身に加えて他のラインカードの内部疎通性監視部による監視結果に基づいて送信先のメータ部を定めることで、障害を回避できるメータ部を定めることができ、耐障害性の向上が実現可能になる。なお、ここでは、送信先の候補として第1および第2候補を定めたが、同様にして3以上の候補を定めることも可能である。
《ネットワーク中継装置の主要部の詳細》
図5は、図1のネットワーク中継装置において、その詳細な構成例を示すブロック図である。図5に示すスイッチ装置(ネットワーク中継装置)SWは、所謂シャーシ型のスイッチ装置で構成され、複数のラインカードLC1,LC2,…と、バックプレーンBPとが一つの筐体内に搭載された構成を備える。BPには、複数のラインカードを挿入するためのスロットが設けられ、複数のラインカードは、当該BP上の内部通信回線を介して通信を行うことができる。
複数のラインカードLC1,LC2,…のそれぞれは、複数のポートP1〜Pnと、ファブリックインタフェースFIFと、フレーム処理部FLCTLと、テーブルユニットTBLUとを備える。P1〜Pnには、通信回線を介して所定のMAC(Media Access Control)アドレスを持つ端末等が適宜接続される。ここでは、複数のポートを備えたラインカードを例として説明を行うが、図1で述べたように、1個のポートのみを備えたラインカードであってもよい。FIFは、バックプレーンBP上の内部通信回線に接続され、ラインカード間で通信を行う際のインタフェースとなる。
テーブルユニットTBLUは、前述したリレー設定情報RLYSETおよび内部疎通性監視テーブルICCMTBLに加えて、アドレステーブルFDBと、帯域制限用テーブルQOSTBLとを備える。FDBは、ポートと、当該ポートの先に存在するMACアドレスと、当該ポートが属するポート群に設定された内部識別子と、当該ポートが属するラインカードとの関係等を保持する。QOSTBLは、例えば、各ポートとポート群(内部識別子IVID)との関係や、どのポート群の間でフレームを中継する際に通信帯域を制限するかといったような帯域制限の条件に関する各種情報を保持する。
フレーム処理部FLCTLは、前述したメータ選択部MSELおよびメータ部(帯域制限部)MTに加えて、ヘッダ制御部HDCTと、内部疎通性監視部ICCMCTとを備える。HDCTは、図1で説明したようなフレームのヘッダに対する各種制御(情報の削除、付加、変換)を行う。ICCMCTは、図3(a)〜図3(c)で述べたように、他のラインカードとの間でファブリックインタフェースFIFを介して内部監視フレームICCMの送受信を行い、その監視結果を内部疎通性監視テーブルICCMTBLに記録する。また、ICCMCTは、他のラインカードのICCMCTによる監視結果をFIFを介して取得し、ICCMTBLに記録する。
このような構成において、まず、例えば、第1ラインカードLC1のポートP1で受信したフレームの宛先が得られず、フラッディングが発生する場合の動作例について説明する。この場合、LC1のフレーム処理部FLCTLは、当該フレームをP1と同一のポート群に属する各ポートにフラッディングする。図1の場合を例とすると、LC1のFLCTLは、自身のポートP2〜Pnにフラッディングすると共に、他のラインカード(LC4)に向けても送信し、他のラインカードにフラッディングを行わせる。これに加えてさらに、LC1のFLCTLは、P1とは異なるポート群に属し、通信帯域の制限が必要なポートにフラッディングするため、メータ選択部MSELを用いた処理を行う。
すなわち、第1ラインカードLC1のフレーム処理部FLCTL(メータ選択部MSEL)は、リレー設定情報RLYSETおよび内部疎通性監視テーブルICCMTBLに基づいて、所定のラインカードのメータ部MTを送信先として定める。そして、FLCTL(MSEL)は、例えば、ヘッダ制御部HDCTを用いて当該送信先のメータ部MTを表す情報をフレームのヘッダに付加した上で、当該フレームを送信先のMTに向けて送信する。
送信先のメータ部MTは、受信したフレームに対して通信帯域を制限し、当該送信先のMTを備えたフレーム処理部FLCTLは、この通信帯域が制限されたフレームを第1ラインカードLC1のポートP1とは異なるポート群に属するポートにフラッディングする。図1の場合を例とすると、送信先のメータ部MTを備えた第2ラインカードLC2のFLCTLは、通信帯域が制限されたフレームを自身のポートP1〜Pnにフラッディングすると共に、図5では省略するが、他のラインカード(LC4)に向けても送信し、他のラインカードにフラッディングを行わせる。
次ぎに、例えば、第1ラインカードLC1のポートP1で受信したフレームの宛先が得られる場合の動作例について説明する。この場合、LC1のフレーム処理部FLCTLは、アドレステーブルFDBと帯域制限用テーブルQOSTBLとを用いて、当該フレームの宛先アドレスに対応する宛先のラインカードおよびポートを検索すると共に、宛先のポートが同一ポート群に属するか否か、ならびに通信帯域の制限の必要有無を判別する。例えば、FLCTLは、ポートP1が属するポート群と、FDBに登録されている、宛先アドレスが属するポート群との比較によって同一ポート群か否かを判別し、さらに、QOSTBLに基づいて通信帯域の制限の必要有無を判別する。
宛先のポートが同一ポート群に属する場合、第1ラインカードLC1のフレーム処理部FLCTLは、例えば、ヘッダ制御部HDCTを用いて、フレームのヘッダにこの宛先のラインカードおよびポートを表す情報を付加し、宛先のラインカードに向けて送信する。そして、宛先のラインカードは、当該フレームを、そのヘッダの情報に基づいて宛先のポートに中継する。なお、仮に、宛先のラインカードがLC1の場合には、LC1のFLCTLは、フレームを宛先のポートにそのまま中継する。
一方、宛先のポートが異なるポート群に属し、通信帯域の制限が必要な場合、第1ラインカードLC1のフレーム処理部FLCTL(メータ選択部MSEL)は、例えば、ヘッダ制御部HDCTを用いて、フレームのヘッダに宛先のラインカードおよびポートを表す情報を付加する。そして、MSELは、フラッディングの場合と同様に、送信先のメータ部MTに向けてフレームを送信する。送信先のMTは、当該フレームに対して通信帯域を制限し、当該送信先のMTを備えたFLCTLは、この通信帯域が制限されたフレームを、そのヘッダの情報に基づいて宛先のラインカードに送信するか、あるいは自身のポートに中継する。前者の場合、宛先のラインカードのFLCTLは、当該フレームを、そのヘッダの情報に基づいて宛先のポートに中継する。
図6は、図5のネットワーク中継装置において、そのメータ選択部の動作例を示すフロー図である。図6に示すように、メータ選択部MSELは、通信帯域の制限が必要なフレームを受信した際に(ステップS101)、まず、リレー設定情報RLYSETを参照することで送信先の第1および第2候補のメータ部(帯域制限部)MTを認識する(ステップS102)。次いで、MSELは、内部疎通性監視テーブルICCMTBLを参照する(ステップS103)。続いて、MSELは、ICCMTBLに基づいて、第1候補のメータ部が属するラインカードLCから他のLCに向けた通信、およびその逆方向の通信が全て正常か否かを判別する(ステップS104)。言い換えれば、MSELは、第1候補のメータ部が属するLCを通信相手とする疎通性が全て正常か否かを判別する。
ステップS104において、第1候補のメータ部が属するラインカードLCを通信相手とする疎通性が全て正常な場合、メータ選択部MSELは、送信先を当該第1候補のメータ部に定め、当該メータ部にステップS101で受信したフレームを送信する(ステップS105)。一方、ステップS104において、第1候補のメータ部が属するLCを通信相手とする疎通性に障害(すなわちLOC状態、RDI状態)が検出された場合、MSELは、第2候補のメータ部が属するLCを通信相手とする疎通性が全て正常か否かを判別する(ステップS106)。ここで、当該疎通性が全て正常な場合には、MSELは、送信先を当該第2候補のメータ部に定め、当該メータ部にステップS101で受信したフレームを送信する(ステップS107)。
なお、ステップS106において、第2候補のメータ部が属するLCを通信相手とする疎通性にも障害が検出された場合には、特に限定はされないが、メータ選択部MSELは、ステップS105の処理を行う。ただし、実際には、別途、障害状況に応じた所定の処理が必要となる。また、ここでは、常に第1候補を優先する処理内容としたが、場合によっては、第1および第2候補をほぼ同等の優先度として取り扱ってもよい。すなわち、例えば、ステップS107の処理に移行した以降は、第1候補に伴う疎通性の状況に関わらず、送信先を第2候補のメータ部とし、第2候補に伴う疎通性に障害が検出され、かつ、第1候補に伴う疎通性が全て正常な場合に送信先を第1候補のメータ部に変更するような処理内容であってもよい。
以上、本実施の形態1のネットワーク中継装置を用いることで、代表的には、耐障害性の向上が実現可能になる。
(実施の形態2)
《内部疎通性監視部の監視結果》
図7(a)〜図7(c)は、本発明の実施の形態2によるネットワーク中継装置において、その各ラインカードが備える内部疎通性監視部の監視結果の一例を示す説明図である。本実施の形態2のネットワーク中継装置は、後述するように、メータ選択部の動作が一部追加されることを除いて、実施の形態1の場合と同様の構成および動作を備える。図7(a)〜図7(c)では、前述した図3(a)〜図3(c)の場合とは異なる箇所に障害が生じており、これに伴い異なる監視結果が得られている。内部疎通性監視部の詳細な監視方法に関しては、図3(a)〜図3(c)の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図7(a)の例では、第4ラインカードLC4から第1ラインカードLC1に向けた通信経路と、第2ラインカードLC2からLC4に向けた通信経路とに障害が生じている。この場合、第1ラインカードLC1の内部疎通性監視部は、第4ラインカードLC4の内部疎通性監視部からの内部監視フレームICCMを所定の受信期間内に受信できないため、図7(b)の監視結果および図7(c)の監視結果IM1に示すように、LC4に対する疎通性をLOC状態と判断する。また、LC4の内部疎通性監視部は、LC2の内部疎通性監視部からのICCMを所定の受信期間内に受信できないため、図7(c)の監視結果IM4に示すように、LC2に対する疎通性をLOC状態と判断する。さらに、これに伴い、LC2の内部疎通性監視部は、図7(c)の監視結果IM2に示すように、LC4に対する疎通性をRDI状態と判断する。
第1ラインカードLC1の内部疎通性監視部は、図7(c)に示すように、図3(c)の場合と同様にして、自身(LC1)の内部疎通性監視部に加えて他のラインカードLC2〜LC4の内部疎通性監視部による監視結果IM1〜IM4を取得し、当該IM1〜IM4を内部疎通性監視テーブルICCMTBLによって保持する。ただし、ここでは、図7(c)の監視結果IM4に示されるように、LC1の内部疎通性監視部がLC4の内部疎通性監視部から取得した監視結果は、不正確な状態となっている。これは、図7(a)および図7(b)に示すように、そもそも、LC1の内部疎通性監視部は、LC4の内部疎通性監視部からの情報を正常に受信できないためである。
《メータ選択部の動作》
図8は、図1のメータ選択部が図7(c)の内部疎通性監視テーブルに基づいてメータ部(帯域制限部)を定める際の動作例を示す説明図である。第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、自身の内部疎通性監視部によって、他のいずれかのラインカード(図7(b)の例では第4ラインカードLC4)を送信元とする疎通性に障害が検出された場合には、当該ラインカード自体を障害とみなし、当該ラインカード関連の情報を除外して送信先のメータ部(帯域制限部)を定める。
具体的には、図8に示すように、第1ラインカードLC1のメータ選択部MSELは、内部疎通性監視テーブルICCMTBLの中から当該ラインカード(LC4)を通信相手とする疎通性の監視結果(すなわち図8のLC4に関連する横方向および縦方向の情報)を除外する。そして、LC1のMSELは、残りの監視結果に基づいて、フレームの送信先となるメータ部(帯域制限部)MTを定める。図8の例では、LC1のMSELは、このLC4に関連する情報を除外した結果、送信先の第1候補である第2ラインカードLC2を通信相手とする疎通性を全て正常と判断し、送信先のメータ部を当該LC2のメータ部MT0に定める。
これによって、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、例えばラインカード自体に障害が生じたような場合にも、送信先のメータ部を適切に定めることが可能になる。すなわち、例えば、ラインカード自体に障害が生じた場合には、当該ラインカードを通信相手とする疎通性の監視結果に起因して、残りの疎通性の監視結果を考慮することなく送信先の第1および第2候補が共に異常と判断されてしまうような事態が生じ得る。一方、予め所定のラインカードに障害が生じていることが判明している場合には、当該ラインカードに関する監視結果を無視することで、残りの監視結果を考慮して送信先のメータ部を定めることができ、より妥当な決定が行えることになる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、図9では、第1ポート群P[1,1]〜P[1,m]と、第2ポート群P[1,m+1]〜P[1,n]とに同一のVLAN用識別子を割り当てる例を示したが、必ずしも同一である必要はない。例えば、スイッチ装置SWにおいて、第1ポート群に割り当てられるVLAN用識別子と第2ポート群に割り当てられるVLAN用識別子との間の中継が許可され、この中継の際に通信帯域を制限する必要が有るような場合等でも、図1等と同様の動作を行うことで同様の効果が得られる。
BD ブロードキャストドメイン
BP バックプレーン
FDB アドレステーブル
FIF ファブリックインタフェース
FL フレーム
FLCTL フレーム処理部
HDCT ヘッダ制御部
ICCM 内部監視フレーム
ICCMCT 内部疎通性監視部
ICCMTBL 内部疎通性監視テーブル
IM 監視結果
QOSTBL 帯域制限用テーブル
IVID 内部識別子
LC ラインカード
MSEL メータ選択部
MT メータ部(帯域制限部)
P ポート
QI 帯域制限情報
RLYSET リレー設定情報
SW スイッチ装置(ネットワーク中継装置)
TBLU テーブルユニット

Claims (4)

  1. それぞれがポートを持ち、フレームの中継を行う複数のラインカードを備え、
    前記複数のラインカードのそれぞれは、
    フレームの通信帯域を制限する帯域制限部と、
    他のラインカードのそれぞれと間で互いに内部監視フレームを送受信することで、他のラインカードのそれぞれとの間の疎通性を監視する内部疎通性監視部と、を備え、
    前記複数のラインカードの中のいずれかとなる第1ラインカードは、自身の前記ポートでフレームを受信した際に、自身の前記内部疎通性監視部に加えて他のラインカードの前記内部疎通性監視部による監視結果を参照し、前記監視結果に基づいて他のラインカードの前記帯域制限部の中から送信先とする前記帯域制限部を定め、当該送信先に向けて前記受信したフレームを送信し、
    前記第1ラインカードからのフレームを受信したラインカードは、当該フレームを、自身の前記帯域制限部を用いて通信帯域を制限したのち前記複数のラインカードの前記ポートの中の所定のポートに向けて送信する、ネットワーク中継装置。
  2. 請求項1記載のネットワーク中継装置において、
    前記第1ラインカードには、予め、前記他のラインカードの前記帯域制限部の中から第2および第3ラインカードの前記帯域制限部をそれぞれ送信先の第1および第2候補とすることが設定され、
    前記第1ラインカードは、前記監視結果に基づいて、前記第2ラインカードを通信相手とする疎通性が全て正常な場合には、前記受信したフレームを前記第2ラインカードの前記帯域制限部に向けて送信し、前記第2ラインカードを通信相手とする疎通性に障害が検出され、かつ前記第3ラインカードを通信相手とする疎通性が全て正常な場合には、前記受信したフレームを前記第3ラインカードの前記帯域制限部に向けて送信する、ネットワーク中継装置。
  3. 請求項2記載のネットワーク中継装置において、
    前記複数のラインカードの前記ポートの内、一部のポートは、第1ポート群に予め設定され、他の一部のポートは第2ポート群に予め設定され、
    前記帯域制限部は、前記第1ポート群と前記第2ポート群との間でフレームを中継する際に通信帯域を制限する、ネットワーク中継装置。
  4. 請求項2記載のネットワーク中継装置において、
    前記第1ラインカードは、自身の前記内部疎通性監視部によって、前記複数のラインカードの中のいずれかとなる第4ラインカードを送信元とする疎通性に障害が検出されている場合には、前記監視結果の中から前記第4ラインカードを通信相手とする疎通性の監視結果を除外し、残りの監視結果に基づいて前記受信したフレームの送信先となる前記帯域制限部を定める、ネットワーク中継装置。
JP2013095392A 2013-04-30 2013-04-30 ネットワーク中継装置 Active JP5954248B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095392A JP5954248B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ネットワーク中継装置
US14/246,258 US9379986B2 (en) 2013-04-30 2014-04-07 Network relay device
CN201410138249.9A CN104135372B (zh) 2013-04-30 2014-04-08 网络中继装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095392A JP5954248B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ネットワーク中継装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014216996A JP2014216996A (ja) 2014-11-17
JP5954248B2 true JP5954248B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=51789165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013095392A Active JP5954248B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ネットワーク中継装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9379986B2 (ja)
JP (1) JP5954248B2 (ja)
CN (1) CN104135372B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6359914B2 (ja) * 2014-08-13 2018-07-18 APRESIA Systems株式会社 中継システムおよび中継装置
FR3083408B1 (fr) * 2018-06-28 2020-09-18 Sagemcom Energy & Telecom Sas Procede permettant de transporter des trames lora sur un reseau cpl.
US20230006807A1 (en) * 2021-06-30 2023-01-05 Pensando Systems Inc. Methods and systems for providing a distributed clock as a service

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3626104B2 (ja) * 2001-02-06 2005-03-02 日本電信電話株式会社 多段パケットスイッチおよび保守方法
JP4269800B2 (ja) * 2003-06-20 2009-05-27 日本電気株式会社 QoS機能カードおよびQoS機能カードを用いた通信システム
US20050232240A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-20 Satoshi Ando Relay equipment and communication system
JP4430597B2 (ja) * 2005-08-26 2010-03-10 日本電信電話株式会社 ネットワークシステム、送信側振分装置、パケット通信方法、および、パケット通信プログラム
CN100566279C (zh) * 2005-12-09 2009-12-02 松下电器产业株式会社 网络系统及中继装置
JP5267420B2 (ja) 2009-10-20 2013-08-21 日立電線株式会社 スイッチングハブ及びfdbの同期方法
JP5496371B2 (ja) * 2011-01-25 2014-05-21 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク中継システム及びネットワーク中継装置
JP5537462B2 (ja) * 2011-02-24 2014-07-02 株式会社日立製作所 通信ネットワークシステム及び通信ネットワーク構成方法
JP5787061B2 (ja) 2011-03-30 2015-09-30 日本電気株式会社 スイッチシステム、ラインカード、fdb情報の学習方法及びプログラム
JP5360257B2 (ja) 2012-03-30 2013-12-04 富士通株式会社 フレーム中継装置、経路学習プログラム、および経路学習方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20140321264A1 (en) 2014-10-30
CN104135372B (zh) 2018-04-27
CN104135372A (zh) 2014-11-05
US9379986B2 (en) 2016-06-28
JP2014216996A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11134029B2 (en) Communication method, communications device, and storage medium
US10554542B2 (en) Label distribution method and device
CN102571426B (zh) 一种双归保护方法和装置
US9755957B2 (en) Pseudowire control channel for signaling events
US8462636B2 (en) Systems and methods for communication of management traffic over link aggregation group interface for a network element with distributed architecture
CN103534982A (zh) 保护业务可靠性的方法、设备及网络虚拟化系统
CN104067575A (zh) 重新路由技术
JP5954248B2 (ja) ネットワーク中継装置
CN103457817A (zh) 一种pw+l3vpn的保护方法和系统
EP2677702A2 (en) A method and apparatus for load balance
CN102281165A (zh) 一种基于服务质量的故障检测方法、系统和装置
CN113824576A (zh) 切片数据传输方法、装置、电子设备及可读介质
CN101163038B (zh) 一种以太网设备链路保护的方法
EP3068082B1 (en) Fault processing method and apparatus for edge route bridge in trill network
CN102318293B (zh) 建立标签交换路径的方法、设备和系统
JP5069709B2 (ja) 通信システム及び遠隔監視制御方法
CN112929261A (zh) 分段路由隧道的防断纤方法、装置,入口节点及存储介质
CN103973471A (zh) 一种trill分发树故障的通告方法和装置
CN102891798B (zh) 心跳报文传输方法及装置
CN110445708A (zh) 一种融合网关内通信方法及系统
US20160270133A1 (en) Access-network device, management device, communication system, information provision method, management method, and program
CN106341297B (zh) 一种监控环网的组网方法和装置
CN108206746B (zh) 一种网络传输控制方法及相关设备
US20150029948A1 (en) Protecting Packet Traffic in a Network Including an Adaptive Bandwidth Link
CN102724127B (zh) 阻塞端口的方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5954248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250