JP3905298B2 - 波形芯材サンドイッチパネルの設計方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両、自動車、船舶及び建築物などの構造用部材として用いられている波形芯材サンドイッチパネルに関し、特に高い剛性を有する波形芯材サンドイッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
平行に設けられた2枚の平板と、その平板の間に設けられた波形状の芯材とから構成される波形芯材サンドイッチパネルが、軽量及び高剛性が特に必要な高速鉄道車両の構造用部材として用いられている。
【0003】
この波形芯材サンドイッチパネルをアルミ材の押し出しで一体成形した場合に、より軽量・高剛性・高強度化するため、部材断面を最適なトラス断面形状にするための技術が公開されている。例えば、特開平11−58564号公報には、波形芯材サンドイッチパネルにおいて、芯材の板厚中心線の波形状頂上部における交点と平板の板厚中心線との距離(以下、オフセットという)を平板の板厚の1/2以下にすることによって、波形芯材サンドイッチパネルの板厚および芯材のピッチ等の部材の諸元を変更することなく、且つ部材の重量を増加させることなく、剛性および強度を向上するという技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した公報に記載された技術は、材料としてアルミなどを用い、オフセットが比較的容易に求められる押し出し成形などで成形される波形芯材サンドイッチパネルを最適化する場合に対して有効である。しかし、波形芯材サンドイッチパネルは、押し出し成形などで成形されるものとは限らない。例えば、押し出し成形のできない鋼材を用いてプレス加工やロールフォーミング加工によって波形芯材サンドイッチパネルを製作する場合、波形芯材の頂上部の曲率半径や頂上部の開き角度には、芯材に用いる鋼材の種類や板厚により、スプリングバックが大きくなり加工精度が劣化するため、加工限界がある。
【0005】
このような加工限界の下で、平板の板厚、芯材の板厚、曲率半径及び開き角度を従来技術に開示されているようなオフセットが平板板厚1/2以下という条件に適合させることは極めて難しい。また、波形芯材の両側の平板に板厚の薄いものを使用する場合、厚いものを使用する場合、或いは、両面の平板の厚さが異なる場合や、両側の平板が複合板である場合に対して、平板の板厚、芯材の板厚、曲率半径及び開き角度を最適に設定する方法については何ら開示されておらず、最少の材料使用量で、剛性を最も高めるための、断面形状及び寸法を最適に設計することができない。さらに、平板の芯材と反対側の面に、剛性付与効果を有する表面仕上げ材が接着される場合のような実際の使用状態に合わせた平板の板厚、芯材の板厚、曲率半径及び開き角度を最適に設定する方法方法については何ら開示されておらず、最少の材料使用量で、剛性を最も高めるための、断面形状及び寸法を最適に設計することができない。またさらに、平板の板厚、芯材の板厚、曲率半径及び開き角度が最適化された状態で、剛性が劣化しないように平板と芯材とを接合する方法についても、何ら開示されておらず、従来技術では、最少の材料使用量で最も高い剛性を有する波形芯材サンドイッチパネルを実現することは困難である。その上、従来技術では、衝撃音遮断性について何ら考慮がされていない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、高剛性であるとともに、衝撃音遮断性に優れる様に適切な部材の寸法で設計される波形芯材サンドイッチパネルの設計方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とを用いて、少なくとも一方の平板に対する前記頂上において、下記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計するものである。
(1)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(A)式を充足する。
(2)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tcが与えられている場合の前記頂上の開き角度θが、下記(B)式を充足する。
(3)前記頂上の曲率半径ρ、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平板の板厚tfと前記芯材の板厚tcとが、下記(C)式を充足する。
【0008】
【数15】
【0009】
【数16】
【0010】
【数17】
【0011】
請求項1によると、以下のような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。すなわち、芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルが頂上付近での撓みが少なくなり、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様になる。
【0012】
また、請求項2に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、請求項1において、前記2枚の平板が、厚い第1平板と薄い第2平板となっており、前記頂上が、厚い第1平板に対する大きな第1曲率半径と、薄い第2平板に対する小さな第2曲率半径とを有し、前記厚い第1平板と前記大きな第1曲率半径の組み合わせ、及び、前記薄い第2平板と前記小さな第2曲率半径の組み合わせが、それぞれ前記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計するものである。
【0013】
この請求項2によると、以下のような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。すなわち、芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルを、たとえ一方の頂上部の曲率半径に対して他方の頂上部の曲率半径が異なっていても、両方の頂上付近での撓みが少なくなり、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様になる。
【0014】
また、請求項3に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とから構成され、少なくとも一方の平板に対する前記頂上が、前記平板と平行な平坦部を有しており、下記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計するものである。
(4)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記平坦部の幅W、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(D)式を充足する。
(5)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記平坦部の幅Wが与えられている場合の前記頂上の開き角度θが、下記(E)式を充足する。
(6)前記頂上の曲率半径ρ、前記平坦部の幅W、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平板の板厚tfと前記芯材の板厚tcとが、下記(F)式を充足する。
(7)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平坦部の幅Wが、下記(G)式を充足する。
【0015】
【数18】
【0016】
【数19】
【0017】
【数20】
【0018】
【数21】
【0019】
この請求項3によると、以下のような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。すなわち、芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネルの頂上部付近の撓みが少なくなり、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様になる。
【0020】
また、請求項4に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、請求項3において、前記2枚の平板が、厚い第1平板と薄い第2平板となっており、前記頂上が、厚い第1平板に対する広い幅と、薄い第2平板に対する狭い幅とを有し、前記厚い第1平板と前記広い幅の組み合わせ、及び、前記薄い第2平板と前記狭い幅との組み合わせが、それぞれ前記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計するものである。
【0021】
この請求項4によると、以下のような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。すなわち、芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネルが、たとえ一方の頂上部の平坦部に対して他方の頂上部の平坦部の幅が異なっていても、両方の頂上付近での撓みが少なくなり、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様になる。
【0022】
また、請求項5に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とから構成され、一方の平板に対する前記頂上において、下記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に、かつ、他方の平板に対する前記頂上が、前記平板と平行な平坦部を有しており、下記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計するものである。
(1)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(A)式を充足する。
(2)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tcが与えられている場合の前記頂上の開き角度θが、下記(B)式を充足する。
(3)前記頂上の曲率半径ρ、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平板の板厚tfと前記芯材の板厚tcとが、下記(C)式を充足する。
(4)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記平坦部の幅W、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(D)式を充足する。
(5)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記平坦部の幅Wが与えられている場合の前記頂上の開き角度θが、下記(E)式を充足する。
(6)前記頂上の曲率半径ρ、前記平坦部の幅W、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平板の板厚tfと前記芯材の板厚tcとが、下記(F)式を充足する。
(7)前記頂上の曲率半径ρ、前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記平坦部の幅Wが、下記(G)式を充足する。
【0023】
【数22】
【0024】
【数23】
【0025】
【数24】
【0026】
【数25】
【0027】
【数26】
【0028】
【数27】
【0029】
【数28】
【0030】
この請求項5によると、平板に対する芯材の頂上の形状が異なっていても、両方の頂上付近での撓みが少なくなり、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様になるような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。
【0031】
また、請求項6に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記平板の少なくとも一方を複合板で形成し、この複合板の中立軸から前記芯材の側への厚みの2倍をtfとするものである。
【0032】
この請求項6によると、波形芯材サンドイッチパネルの平板がたとえ表面仕上げ材と平板とから構成される複合板であっても、複合板の中立軸の位置を複合板と芯材との接触面から距離tf/2の位置に等価することにより平板と同様に、高剛性で衝撃音遮断性に優れる様な波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。
【0033】
また、請求項7に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記芯材と前記平板との接合部近傍に生じる前記芯材と前記平板との接触領域に粘弾性体または粘性体を用いるものである。
【0034】
この請求項7によると、以下のような波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。すなわち、波形芯材サンドイッチパネルが、接合部近傍に生じる芯材と平板との接触領域に粘弾性体または粘性体を有することになるので、この接触領域における芯材と平板との接触に起因して発生する衝撃音を抑制することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ、具体的に説明する。図1は、芯材の頂上部に平板と平行な平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネルの模式図である。図2は、芯材の頂上部に平板と平行な平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルの模式図である。図3は、図1に示す波形芯材サンドイッチパネルに分布荷重を作用させた場合の数値計算により求めた変形図である。図4は、図2に示す波形芯材サンドイッチパネルに分布荷重を作用させた場合の数値計算により求めた変形図である。
【0036】
図1に示すように、波形芯材サンドイッチパネル20は、波形状に成形された芯材21と、芯材21と別に成形され芯材両側の頂上に接合された2枚の平板22から構成されている。芯材21の頂上には、平板22と平行な平坦部を有している。また、図2に示すように、別の波形芯材サンドイッチパネル10は、波形状に成形された芯材11と、芯材11と別に成形され芯材両側の頂上に接合された2枚の平板12から構成されている。芯材11の頂上には、平板12と平行な平坦部を有していない。
【0037】
図3に示すように、芯材21の頂上部に平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネル20に分布荷重を作用させると、平板22が波打つような変形(せん断変形)が生じるため、たわみが大きくなる。逆に、図4に示すように、芯材11の頂上部に平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネル10に分布荷重を作用させると、平板12が波打つような変形(せん断変形)が生じないため、たわみが小さくなる。この相違はオフセットの相違により起こるものであり、オフセットが0に近づけば近づくほどたわみが小さくなる。従って、オフセットが0に或いは0に等しくなるように波形芯材サンドイッチパネル10、20を設計すれば高剛性を得られることが、数値計算により判明した。
【0038】
図5は、芯材11の頂上部に平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネル10における頂上部の断面図である。図5に示すように、平板12の中立軸14と芯材11の中立軸13の交点がちょうど一致する場合(オフセットが0の場合)の、平板12の板厚tf、芯材11の板厚tc、芯材11の頂上部の開き角度θおよび芯材11の頂上部の曲率半径ρとの関係は、以下の式(1)〜(3)のように表すことができる。
【0039】
【数29】
【0040】
【数30】
【0041】
【数31】
【0042】
また、図6は、芯材21の頂上部に平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネル20における頂上部の断面図である。図6に示すように、平板22の中立軸24と芯材21の中立軸23の交点がちょうど一致する場合(オフセットが0の場合)の、平板22の板厚tf、芯材21の板厚tc、芯材21の頂上部の開き角度θ、芯材21の頂上部の曲率半径ρおよび芯材21の平坦部の幅Wとの関係は、以下の式(4)〜(7)のように表すことができる。
【0043】
【数32】
【0044】
【数33】
【0045】
【数34】
【0046】
【数35】
【0047】
上述した式(1)〜(7)を満足するように断面形状を設計することにより、波形芯材サンドイッチパネル10、20は高い剛性を得るとともに、衝撃音遮断性にも優れたものに出来る。しかし、実際には、波形芯材サンドイッチパネル10、20の加工上の問題や、芯材11、21と平板12、22との接合の問題により、上述した式(1)〜(7)で得られた値(以下、最適値という)で波形芯材サンドイッチパネル10、20を製作できない場合も考えられる。
【0048】
そこで、これらの最適値および最適値からずらした値で製作された波形芯材サンドイッチパネル10、20について説明する。
【0049】
例えば、本発明の波形芯材サンドイッチパネル10、20が、共同住宅の界床に適用された場合を想定する。平板12、22の板厚tfと芯材11、21の板厚tcとの合計板厚tf+tc、芯材11、21の頂上部の開き角度θ、芯材11、21の頂上部の曲率半径ρおよび芯材21の平坦部の幅Wのうち、芯材11の頂上部に平坦部を有していない場合には、芯材の平坦部の幅Wを除く3つのパラメータのうち2つを固定し、また、芯材21の頂上部に平坦部を有している場合には、芯材21の平坦部の幅Wを含めた4つのパラメータのうち3つを固定する。そして、残った1つのパラメータを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算により求め、その計算結果を図7〜図10に示す。ここで、図7は、芯材11、21の頂上部の曲率半径ρを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。図8は、芯材11、21の頂上部の開き角度θを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。図9は、合計板厚tf+tcを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。図10は、芯材21の平坦部の幅Wを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。
【0050】
タイヤ落下衝撃を加えた際の床衝撃振動により階下で発生する床衝撃音の評価方法は、JIS規格(JIS A 1419−2:2000の附属書1)に規定されている。このJIS規格では、床衝撃音の遮断性能を規定する等級曲線に対して、2デシベルまで越えても良いことが規定されている。従って、階下で発生する界床の床衝撃音の値が、所要の床衝撃音の遮断性能を規定する等級曲線のちょうど真上にくるように、平板12、22の板厚tfと芯材11、21の板厚tcとの合計板厚tf+tc、芯材11、21の頂上部の開き角度θ、芯材11、21の頂上部の曲率半径ρおよび芯材11、21の平坦部の幅Wを最適値に設定して、床衝撃音と1対1の関係にある床振動の増加量が2デシベル(dB)以下となる場合には、所要の遮音性能とみなせる。
【0051】
そこで、上述した等級曲線からの増加量が2デシベル以下となる許容範囲を[図7〜図10から求めた結果、各パラメータの最適値とその最適値からずらした値との比の許容範囲が以下に示す式(8)〜(14)で表される。なお、以下に示す式(8)〜(10)は、芯材11の頂上部に平坦部を有していない場合の式であり、以下に示す式(11)〜(14)は、芯材21の頂上部に平坦部を有している場合の式である。このようにして、本願発明者は、波形芯材サンドイッチパネル10、20の床衝撃音の遮断性能を規定する床振動の増加量が2デシベルの許容限界を満足する設計値を見いだした。従って、JIS規格に規定される床衝撃音の遮断性能を有し、且つ高剛性を得る波形芯材サンドイッチパネル10、20を設計することができる。
ここで、(8)式が解決手段の(A)式に対応し、(9)式が解決手段の(B)式に対応し、(10)式が解決手段の(C)式に対応する。
また、(11)式が解決手段の(D)式に対応し、(12)式が解決手段の(E)式に対応し、(13)式が解決手段の(F)式に対応し、(14)式が解決手段の(G)式に対応する。
【0052】
【数36】
【0053】
【数37】
【0054】
【数38】
【0055】
【数39】
【0056】
【数40】
【0057】
【数41】
【0058】
【数42】
【0059】
また、図11に示すように、表面仕上げ材15と、表面仕上げ材15が接着剤16によって貼り付けられた平板12とから構成される複合板17が平板12の代わりに用いられる場合は、複合板17の中立軸18の位置を求めて、この位置から複合板17と芯材11との接触面までの距離をtf/2とおけば、平板12と同様に上述の式(8)〜(14)を用いて波形芯材サンドイッチパネル10’を設計することができる。ここで、図11は、図5に示す波形芯材サンドイッチパネル10における、表面仕上げ材と、表面仕上げ材が貼り付けられた平板12とから構成される複合板が平板12の代わりに用いられる場合の頂上部の断面図である。なお、ここでは、芯材11の頂上部に平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネル10’の複合板について説明したが、芯材21の頂上部に平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネル20の複合板についても同様である。
【0060】
次に、波形芯材サンドイッチパネルにおける芯材と平板との接合部に用いる接着剤がこの接合領域の変化によって床振動の増加量に与える影響について説明する。図12は、図5に示す波形芯材サンドイッチパネル10における芯材11と平板12との接合部に用いる接着剤の接合領域を示す断面図である。図13は、接着剤による接合領域を変化させた場合の床振動の増加量の計算結果を表すグラフである。
【0061】
図12に示すように、波形芯材サンドイッチパネル10において芯材11と平板12とを接着剤16を用いて接合させた場合、平板12の板厚tf、芯材11の板厚tc、芯材11の頂上部の開き角度θおよび芯材11の頂上部の曲率半径ρが上述の式(1)〜(3)で得られた最適値に設定された状態で、接着剤による接合領域が3−3’〜接合点という全接着の状態から、3−3’〜2−2’、2−2’〜1−1’および1−1’〜接合点と徐々に除去した場合の床振動の増加量の計算結果を求め、その計算結果を図13に示す。
【0062】
図13に示すように、波形芯材サンドイッチパネル10において芯材11と平板12との接合部に用いる接着剤16を完全に除去したとしても、顕著な床振動の増加は発生しないことがわかる。このようにして、本願発明者は、波形芯材サンドイッチパネル10において接合部に接着剤16を用いなくても床振動の増加に顕著な影響がないことを見いだした。ただし、波形芯材サンドイッチパネル10に接着剤16を用いない場合は、床に衝撃力が加えられた際に、芯材11と平板12とが接触領域の一部で溶接(スポット溶接、栓溶接など)或いは機械接合(リベット、カシメ、ドリルネジ、釘など)によって接合されているにすぎないので、接触領域内の接合されていない領域(接合部近傍)で芯材11と平板12とが衝突して、衝突音が発生する可能性がある。そこで、接合部近傍に粘弾性特性に優れた接着剤16(とくに接着力が要求されない粘性体でもよい)を有していることが望ましい。これにより、上述した衝撃音を抑制することができる。なお、ここでは、芯材11の頂上部に平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネル10の接合部の接着剤16について説明したが、芯材21の頂上部に平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネル20の接合部の接着剤16についても同様である。
【0063】
次に、本発明の波形芯材サンドイッチパネルの形状例を、図14〜図16に示す。なお、図14〜図16に示す形状例は、上述の式(8)〜(14)のうち少なくともいずれか1つを満足するものとする。
【0064】
図14に示す波形芯材サンドイッチパネル30は、上面側の平板31がパーティクルボードなどの表面仕上げ材であり、下面側の平板32が鋼板であり、芯材33は波形状に成形され且つ頂上部に平坦部を有しない鋼板である。上面側の平板31と芯材33の頂上部との接合には、ドリルネジ34を用いており、芯材33の頂上部と下面側の平板32との接合には、リベット35を用いている。なお、上面側の平板31と芯材33との接触面には、衝撃音を抑制するために粘弾性体36を設けるのが好ましい。また、芯材33の頂上部と下面側の平板32との接合には、スポット溶接を用いてもよい。上面側の平板31は、下面側の平板32より厚いので、上面側の平板31の中立軸上に芯材33の中立軸の交点がくるように、芯材33の上面側頂上部には平坦部を設けているが、芯材33の下面側頂上部には平坦部を設けていない。
【0065】
上述のように、波形芯材サンドイッチパネル30では、上面側の平板31と下面側の平板32とが、異種の材料であり、且つ異なる厚みである。この様な形状であっても、芯材33の下側の頂上部が平板と平行な平坦部を有さず、上側の芯材33の頂上部は平坦部を有する上下非対称の芯材33を用いることによって、上下の平板の剛性の異なるものに対して、高剛性で高衝撃音遮断性に設計することができる。
【0066】
図15に示す波形芯材サンドイッチパネル40は、上面側の平板41と下面側の平板42とがともに鋼板であり、芯材43は波形状に成形された鋼板である。上面側鋼板41の上面には、パーティクルボードなどの表面仕上げ材44が接着剤45で貼り付けられ、異なる材料から成る複合板48となっている。上面側の平板41と芯材43の頂上部との接合には、スポット溶接46を用いており、芯材43の頂上部と下面側の平板42との接合には、リベット47を用いている。上面側の平板41と表面仕上げ材44から構成される複合板48の中立軸上に芯材43の中立軸の交点がくるように、芯材43の上面側頂上部には平坦部を設けているが、芯材43の下面側頂上部には平坦部を設けていない。
【0067】
上述のように、波形芯材サンドイッチパネル40では、上面側が複合板48になっており、且つ複合板48と下面側の平板42との厚みは、異なっている。この様な形状であっても、芯材43の下側の頂上部が平板と平行な平坦部を有さず、上側の芯材43の頂上部は平坦部を有する上下非対称の芯材43を用いることによって、上下の平板の剛性の異なるものに対して、高剛性で高衝撃音遮断性に設計することができる。
【0068】
図16に示す波形芯材サンドイッチパネル50は、上面側の平板51が鋼板であり、下面側の平板52がパーティクルボードなどであり、芯材53は波形状に成形され且つ頂上部に平坦部を有しない鋼板である。上面側鋼板51の上面には、パーティクルボードなどの表面仕上げ材54が接着剤55で貼り付けられ、異なる材料から成る複合板58となっている。上面側の平板51と芯材53の頂上部との接合には、スポット溶接56を用いており、芯材53の頂上部と下面側の平板52との接合には、ドリルネジ57を用いている。上面側の平板51と表面仕上げ材54から構成される複合板58の中立軸上に芯材53の中立軸の交点がくるように、芯材53の上面側頂上部には下面側頂上部の曲率半径ρ2より大きなρ1に設定している。
【0069】
上述のように、波形芯材サンドイッチパネル50では、上面側が複合板58になっており、下面側の平板52がパーティクルボードになっている。且つ複合板58と下面側の平板52との厚みは、異なっている。この様な形状であっても、芯材53の上側の頂上部が曲率半径ρ1であり、下側の頂上部が曲率半径ρ2である上下非対称の芯材53を用いることによって、上下の平板の剛性の異なるものに対して、高剛性で高衝撃音遮断性に設計することができる。ここで、複合板とは、鋼板、アルミ板、石膏ボード、パーティクルボード及び集成材などの同種、異種の組み合わせから成るものである。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜2の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法によると、芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルを高剛性に設計することができる。すなわち、高剛性且つ高衝撃音遮断性を得るために適切な平板の板厚tf、芯材の板厚tc、芯材の頂上部の開き角度θおよび芯材の頂上部の曲率半径ρで、波形芯材サンドイッチパネルを設計することができる。
【0071】
また、請求項3〜4の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法によると、波形芯材サンドイッチパネルを、たとえ一方の芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有していると共に他方の芯材の頂上部は平坦部を有していなくても、高剛性に設計することができる。すなわち、高剛性且つ高衝撃音遮断性を得るために両方の芯材に対する適切な平板の板厚tf、芯材の板厚tc、芯材の頂上部の開き角度θ、芯材の両頂上部の曲率半径ρおよび芯材の平坦部の幅W(幅Wは平坦部を有している場合のみ)で、波形芯材サンドイッチパネルを設計することができる。
【0072】
また、請求項5の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法によると、波形芯材サンドイッチパネルを、一方の芯材の頂上部が平板と平行な平坦部を有さず、他方の芯材の頂上部は平坦部を有する上下非対称の芯材を用いることによって、上下の平板の剛性の異なるものに対して、高剛性で高衝撃音遮断性に設計することができる。そして、上下非対称の芯材に対して、適切な平板の板厚tf、芯材の板厚tc、芯材の頂上部の開き角度θ、芯材の両頂上部の曲率半径ρおよび芯材の平坦部の幅Wとすることで、高剛性且つ高衝撃音遮断性となる波形芯材サンドイッチパネルを設計することができる。
【0073】
また、請求項6の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法によると、平板の少なくとも一方を複合板で形成しても、等価な平板の厚みtfを用いて、高剛性で高衝撃音遮断性の波形芯材サンドイッチパネルを設計することができる。
【0074】
また、請求項7の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法によると、波形芯材サンドイッチパネルが、接合部近傍に生じる芯材と平板との接触領域に粘弾性体または粘性体を有することになるので、この接触領域における芯材と平板との接触に起因して発生する衝撃音を抑制する波形芯材サンドイッチパネルを設計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芯材の頂上部に平板と平行な平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネルの模式図である。
【図2】芯材の頂上部に平板と平行な平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルの模式図である。
【図3】図1に示す波形芯材サンドイッチパネルに分布荷重を作用させた場合の変形図である。
【図4】図2に示す波形芯材サンドイッチパネルに分布荷重を作用させた場合の変形図である。
【図5】芯材の頂上部に平坦部を有していない波形芯材サンドイッチパネルにおける頂上部の断面図である。
【図6】芯材の頂上部に平坦部を有している波形芯材サンドイッチパネルにおける頂上部の断面図である。
【図7】芯材の頂上部の曲率半径ρを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。
【図8】芯材の頂上部の開き角度θを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。
【図9】合計板厚tf+tcを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。
【図10】芯材の平坦部の幅Wを最適値からずらした場合の床衝撃振動増加量の計算結果を表すグラフである。
【図11】図5に示す波形芯材サンドイッチパネルにおける、表面仕上げ材と、表面仕上げ材が貼り付けられた平板とから構成される複合板が平板の代わりに用いられる場合の頂上部の断面図である。
【図12】図5に示す波形芯材サンドイッチパネルにおける芯材と平板との接合部に用いる接着剤の接合領域を示す断面図である。
【図13】接着剤による接合領域を変化させた場合の床振動の増加量の計算結果を表すグラフである。
【図14】本発明の波形芯材サンドイッチパネルの形状例を示す図である。
【図15】本発明の波形芯材サンドイッチパネルの形状例を示す図である。
【図16】本発明の波形芯材サンドイッチパネルの形状例を示す図である。
【符号の説明】
10 20 波形芯材サンドイッチパネル
11 21 芯材
12 22 平板
13 23 芯材の中立軸
14 24 平板の中立軸
15 表面仕上げ材
16 接着剤
17 複合板
18 複合板の中立軸
Claims (7)
- 波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とを用いて、
少なくとも一方の平板に対する前記頂上において、下記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計することを特徴とする波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
(1)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(A)式を充足する。
- 前記2枚の平板が、厚い第1平板と薄い第2平板となっており、前記頂上が、厚い第1平板に対する大きな第1曲率半径と、薄い第2平板に対する小さな第2曲率半径とを有し、前記厚い第1平板と前記大きな第1曲率半径の組み合わせ、及び、前記薄い第2平板と前記小さな第2曲率半径の組み合わせが、それぞれ前記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計することを特徴とする請求項1に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
- 波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とを用いて、
少なくとも一方の平板に対する前記頂上が、前記平板と平行な平坦部を有しており、下記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計することを特徴とする波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
(4)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記平坦部の幅W、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(D)式を充足する。
- 前記2枚の平板が、厚い第1平板と薄い第2平板となっており、前記頂上が、厚い第1平板に対する広い幅と、薄い第2平板に対する狭い幅とを有し、前記厚い第1平板と前記広い幅の組み合わせ、及び、前記薄い第2平板と前記狭い幅との組み合わせが、それぞれ前記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計することを特徴とする請求項3に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
- 波形状に成形された芯材と、前記芯材と別に成形され波形の両側の頂上に接合された2枚の平板とを用いて、
一方の平板に対する前記頂上において、下記(1)〜(3)の条件のうちいずれか1つを充足する様に、かつ、
他方の平板に対する前記頂上が、前記平板と平行な平坦部を有しており、下記(4)〜(7)の条件のうちいずれか1つを充足する様に設計することを特徴とする波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
(1)前記平板の板厚tf、前記芯材の板厚tc、前記頂上の開き角度θが与えられている場合の前記頂上の曲率半径ρが、下記(A)式を充足する。
- 前記平板の少なくとも一方を複合板で形成し、この複合板の中立軸から前記芯材の側への厚みの2倍をtfとすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
- 前記芯材と前記平板との接合部近傍に生じる前記芯材と前記平板との接触領域に粘弾性体または粘性体を用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の波形芯材サンドイッチパネルの設計方法。
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