JP3904159B2 - 充填されたティーバッグを１トラックのティーバッグ分包機械から再加工機械へ引き渡す方法並びに装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填されたティーバッグ、特に二重袋ティーバッグを高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から２トラックの、特にホットシールされる詰め替えを行う再加工機械へ引き渡す方法並びに装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
公知のティーバッグ分包機械においては、機械を通して連続的に移送される帯状のフィルタペーパーの上に、ティー配量装置を用いて配量ホィールから同じ小分け量で取り出されたティーが転送ホィールによって載置されて、次に帯状のフィルペーパーからホースが形成されて、そのホースから個々の充填された二重袋ティーバッグが形成される。
【０００３】
この機械は、分当り４００袋までのサイクル数で極めて高速に作動する。通常、充填されたティーバッグは鋏形状の把持装置を用いて前段に接続された公知の種類の構造のティーパッキング機械から引きとられて、パッキンググループを形成するためのスタックシャフトへ供給されて、その後スタックシャフトからグループで箱詰めにするパッキング部へ供給される。
【０００４】
その場合にこのように分包されたティーの芳香をできるがぎり保存する必要性が満たされないという問題がある。というのは、このパッキングでは確実な芳香密封は保証されないからである。空気温度と空気湿度などの外的な条件が紙箱とフィルタペーパー状のフリース材料を通して分包されたティーに作用し、時間が経過するうちにその品質を損なう恐れがあるてめである。
【０００５】
従ってティーバッグを空気、光並びに湿気の作用に対して密封し、かつ芳香を密封してパッキングする必要性ががある。そのために、各袋を個別にアルミニウム複合箔被覆に挿入することが知られており、これは好ましくは矩形の材料片からなり、その材料片の中央が長手側の半分で一度折り畳まれて、その元の３つの開放側がティーバッグの挿入後にホットシールによって密封される。
【０００６】
その場合、二重袋ティーバッグは詰め替えにおいてその底が折り畳み端縁に位置する。しかしまたＤＥ−ＧＭ２９５１４２４９．９号公報に示すように、折り畳み端縁をティーバッグの長手側に対して平行に形成することも可能であって、その場合に折り畳まれたアルミニウム片が２つの短い側と１つの長い側に沿って閉鎖されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、充填されたティーバッグ、特に二重袋ティーバッグを高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から、特に上述の詰め替えのための２トラックの再加工機械へ引き渡す簡単な方法を実施する装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この課題は、冒頭で述べた種類の方法を実施する装置の本発明によれば、供給されるティーバッグが揺動動作と傾け動作の組み合わせにおいてその供給位置から交互に左と右に２トラックの移送テーブル上に載置され、そこで２トラックでさらに移送される。
【０００９】
発明の主たる態様は、高速で移動する充填されたティーバッグを、1トラックのティーバッグ分包機械から、該ティーバッグを揺動装置を介して熱間シールする2トラックの再加工機械へ引き渡す装置であって、
水平な揺動軸 (16) と、
前記ティーバッグ（1）を、倒立した状態で、前記搖動軸に垂直に保持する袋収容部（ 7 ）を有する揺動装置（ 8 ）と、
前記袋収容部（7）内にあるティーバッグ（1）を左と右に90°交互に揺動させる揺動駆動装置（17）と、
前記揺動装置（8）の両終端位置においてティーバッグ（1）を横たわる位置へ移動させる傾け装置と、
移送テーブルの互いに平行に延びるトラック（26、27）上へティーバッグ（1）を摺動させる袋送りスライダ（24、25）と、
前記移送テーブルにティーバッグ（1）を、詰め替え機械へ移送する移送手段（28）とを備えたことを特徴とする装置である。
【００１０】
詰め替えは本発明の好ましい実施形態によれば、３方側袋の形状でホットシールで形成され、その場合にシールされていない、折り畳まれた袋基部が各トラック上で外側に配置される。このようにして、各袋の底が詰め替えにおいて折り畳み側へ整合されるので、使用者はホットシールを開放する場合に必然的にティーバッグの頭部を底についているラベルと保持糸をつまんで取り出すことが保証される。
【００１１】
本発明による装置は、ティーバッグを立てて、特に倒立させて保持するための袋収容部を備えた、揺動アームに設けられた揺動装置と、袋収容部内にある袋を交互に左ないし右へ９０°揺動させる揺動駆動装置と、揺動装置の両終端位置においてティーバッグを水平の位置へ移動させる傾け装置と、ティーバッグを移送テーブルの互いに平行に延びる２本のトラック上へ摺動させる袋送りスライダとが設けられている。移送テーブルにはティーバッグを、特に詰め替え機械へ、さらに移送する移送手段が設けられていることを特徴としている。
【００１２】
その場合に１トラックのティーバッグ分包機械から揺動装置の袋収容部へのティーバッグの引渡しは、好ましくは袋送り部材によって行われ、その袋送り部材は鋏状の把持装置から倒立して供給される、充填されたティーバッグを引きとって、袋載置部と側方ガイドとからなるシャフト内で袋収容部へ挿入する。
【００１３】
本発明の好ましい実施形態においては、揺動装置は、ほぼ半円形の内部空間を有するガイドボックスと、袋載置部と、このガイドボックス内で部分円運動を実施する、揺動駆動装置によって９０°双方向に回動可能な中央の軸に設けられた三角セグメントとからなり、その場合に三角セグメントは袋載置部上の中央に配置されたティーバッグの側方を捕捉して、揺動動作で９０°摺動させ、帰還移動の際にその間に袋収容部内に配置された他の袋を反対側の位置へ移動させる。
【００１４】
その場合に揺動駆動装置は好ましくはティーバッグ分包機械に結合されており、それによって簡単な方法で機械クロックとの同調がもたらされる。
それ以降の機能のために、揺動後に直立して側方位置に位置決めされているティーバッグを横たわる位置へ移動させることが必要である。
【００１５】
そのために傾け装置が設けられており、この傾け装置は本発明の好ましい実施例によれば、ガイドボックスの、ティーバッグが直立した側方位置で載置される部分が揺動軸上に軸承されており、駆動装置によって移動方向に平坦になる位置へ傾くことができ、その場合に傾き駆動装置もサイクル同調するために機械駆動装置に接続されている。
【００１６】
好ましくはガイドボックスの傾き可能な部分にそれぞれ窓が形成されており、その窓を通してそれぞれ袋送りスライダの送りアームがティーバッグに作用することができ、それによってこのティーバッグをサイクル的に、その前に配置されたほぼ水平に延びる、移送テーブルのトラック上へ摺動させることができ、移送テーブルにはティーバッグをさらに移送する移送手段が設けられている。
【００１７】
本発明の対象の他の詳細、特徴並びに利点は、添付図面を説明する以下の説明から明らかであって、添付図面においては本発明による引渡し装置が種々の面で概略的に図示されている。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図１は、図２のＡ−Ａ線に相当する側断面である。充填された二重袋ティーバッグ１が図示しない高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から分当り４００袋までのサイクル数で、同様に図示しない箔詰め替え機械における２トラックの再加工を可能にするために用いられる装置へ引き渡されることを示している。
【００１９】
そのために充填された二重袋ティーバッグ１が倒立して１つずつ鋏形状の把持装置２によって、前段に接続されたティーパッキング機械から取り出され、袋載置部３と側方ガイド４、５とからなる上方が開放したシャフト内に載置されて、シャフト内に嵌入する袋送り部材６によって、揺動装置８の袋収容部７へ挿入される。
【００２０】
その場合に袋送り部材６は図１に破線で示すシャフトの外側の位置から、実線で示す終端位置へ移動し、かつサイクルを同調させるために機械駆動装置と結合されている。終端位置において袋送り部材は、障害のない揺動動作を実施するために袋収容部７を閉鎖し、その後新しく充填するためにその初期位置（破線で示す）へ帰還する。
【００２１】
揺動装置８はガイドボックス９からなり、ガイドボックスは互いに距離をおいて配置された前方のガイド薄板１０と後方のガイド薄板１１並びに閉鎖薄板１２から形成され、これらが二重袋ティーバッグ１を収容して移動させるためのほぼ半円状の内部空間１３を形成する。ガイドボックス９には、袋載置部３を有する袋送り部材６のすでに説明したシャフトが固定されている。
【００２２】
揺動装置８のガイドボックス９の半円状の内部空間１３内に、双方向矢印に示すように９０°揺動可能な三角セグメント１４が挿入されている。そのためにガイドボックス９に揺動軸１５が軸承されており、特に図１から明らかなように、揺動軸にはセグメント１４のホルダとして用いられる揺動アーム１６が取り付けられている。揺動アームには駆動装置１７が結合されており、この駆動装置はティーバッグ分包機械の駆動装置に接続されており、それによって機械サイクルとの同調が容易な方法でもたらされる。
【００２３】
図１に示すように、充填された二重袋ティーバッグが倒立してほぼ垂直の位置で袋収容部７内へ導入された後に、例えば図２に示す位置にあるセグメント１４は揺動駆動装置１７によってその揺動軸１５を中心に右へ移動され、その場合に中央に配置された袋を右に、直立した側方位置へ移動させ、その側方位置においては袋の下方の長手側端縁がガイドボックス９の下方部分内に位置する。
【００２４】
袋収容部７に次のティーバッグが挿入された後にセグメント１４は左へ揺動されて、その場合に次のティーバッグを連動させ、それをガイドボックス９の下方部分内の図２の左に示す該当する側方位置へ載置する。この揺動サイクルがティーバッグ分包機械のサイクルで繰り返されて、１トラックの加工方法から２トラックの再加工への移行を形成する。
【００２５】
次の処理段階において直立した側方位置にある二重袋ティーバッグを横たわる位置へ移動し、それによって簡単な移送装置上で、例えばバンドまたは移送テーブル上で正しい位置でさらに移送できるようにしなければならない。そのためにボックス９の左側と右側の下方部分１８、１９は開放した前側を有するＬ字状の断面で形成されており、揺動軸２０ないし２１を中心にして図４に示す位置へ揺動可能に軸承されている。
【００２６】
その場合にガイドボックス９の下方部分１８と１９には窓２２、２３が形成されており、その窓を通して下から袋送りスライダ２４、２５がそこにある二重袋ティーバッグを捕捉することができ、かつ図４に破線で示す揺動動作を実行する中でガイドボックス９から載置トラック２６ないし２７上へほぼ水平の位置に横になるようにすることができる。その場合に二重袋ティーバッグ１は２本のトラック２６と２７上で、後の処理に役立つ頭と頭を合わせた位置を占め、その底領域が図３に示すように、それぞれ外側に向けられる。
【００２７】
袋送りスライダ２４、２５も機械駆動装置に結合されており、かつその動作がサイクル的に同調されている。２本のトラック２６と２７上にある二重袋ティーバッグのその後の移送は、さらに続く機械の、チェーンフック２８を有する移送装置によって行われる。従って、図示しない後続されている機械により、ティーバッグには２トラックの処理により、ティーバッグ分包機械に比較して半分のサイクル数で箔被覆が行われる。
【００２８】
【発明の効果】
本発明の方法及び装置により、１分当り４００袋までの極めて高速なサイクル数で形成された二重袋ティーバッグを、迅速に密封してパッキングすることができる。従って、ティーの芳香が空気、光並びに湿気の作用に対して損なわれないないので、高い芳香を有するティーバッグを製造できる。また、ティーバッグは、図示しない後続されている機械により、２トラックの処理により、ティーバッグ分包機械に比較して半分のサイクル数で箔被覆が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】袋送り部材と揺動装置の図２のＡ−Ａ線に沿った側面図である。
【図２】袋送り部材、揺動装置並びに傾け装置の正面図である。
【図３】図２に示す装置の上面図である。
【図４】袋送り装置を説明する、図２のＢ−Ｂに基づく断面図である。
【符号の説明】
１ 二重袋ティーバッグ
２ 把持装置
３ 袋載置部
４ 側方ガイド
５ 側方ガイド
６ 袋送り部材
７ 袋収容部
８ 揺動装置
９ ガイドボックス
１０ 前方のガイド薄板
１１ 後方のガイド薄板
１２ 閉鎖薄板
１３ 内部空間
１４ 三角セグメント
１５ 揺動軸
１６ 揺動アーム
１７ 駆動装置
１８ 揺動可能なボックス部分
１９ 揺動可能なボックス部分
２０ 揺動軸
２１ 揺動軸
２２ 窓
２３ 窓
２４ 袋送りスライダ
２５ 袋送りスライダ
２６ 載置トラック
２７ 載置トラック
２８ チェーンボックス
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填されたティーバッグ、特に二重袋ティーバッグを高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から２トラックの、特にホットシールされる詰め替えを行う再加工機械へ引き渡す方法並びに装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
公知のティーバッグ分包機械においては、機械を通して連続的に移送される帯状のフィルタペーパーの上に、ティー配量装置を用いて配量ホィールから同じ小分け量で取り出されたティーが転送ホィールによって載置されて、次に帯状のフィルペーパーからホースが形成されて、そのホースから個々の充填された二重袋ティーバッグが形成される。
【０００３】
この機械は、分当り４００袋までのサイクル数で極めて高速に作動する。通常、充填されたティーバッグは鋏形状の把持装置を用いて前段に接続された公知の種類の構造のティーパッキング機械から引きとられて、パッキンググループを形成するためのスタックシャフトへ供給されて、その後スタックシャフトからグループで箱詰めにするパッキング部へ供給される。
【０００４】
その場合にこのように分包されたティーの芳香をできるがぎり保存する必要性が満たされないという問題がある。というのは、このパッキングでは確実な芳香密封は保証されないからである。空気温度と空気湿度などの外的な条件が紙箱とフィルタペーパー状のフリース材料を通して分包されたティーに作用し、時間が経過するうちにその品質を損なう恐れがあるてめである。
【０００５】
従ってティーバッグを空気、光並びに湿気の作用に対して密封し、かつ芳香を密封してパッキングする必要性ががある。そのために、各袋を個別にアルミニウム複合箔被覆に挿入することが知られており、これは好ましくは矩形の材料片からなり、その材料片の中央が長手側の半分で一度折り畳まれて、その元の３つの開放側がティーバッグの挿入後にホットシールによって密封される。
【０００６】
その場合、二重袋ティーバッグは詰め替えにおいてその底が折り畳み端縁に位置する。しかしまたＤＥ−ＧＭ２９５１４２４９．９号公報に示すように、折り畳み端縁をティーバッグの長手側に対して平行に形成することも可能であって、その場合に折り畳まれたアルミニウム片が２つの短い側と１つの長い側に沿って閉鎖されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、充填されたティーバッグ、特に二重袋ティーバッグを高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から、特に上述の詰め替えのための２トラックの再加工機械へ引き渡す簡単な方法を実施する装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この課題は、冒頭で述べた種類の方法を実施する装置の本発明によれば、供給されるティーバッグが揺動動作と傾け動作の組み合わせにおいてその供給位置から交互に左と右に２トラックの移送テーブル上に載置され、そこで２トラックでさらに移送される。
【０００９】
発明の主たる態様は、高速で移動する充填されたティーバッグを、1トラックのティーバッグ分包機械から、該ティーバッグを揺動装置を介して熱間シールする2トラックの再加工機械へ引き渡す装置であって、
水平な揺動軸 (16) と、
前記ティーバッグ（1）を、倒立した状態で、前記搖動軸に垂直に保持する袋収容部（ 7 ）を有する揺動装置（ 8 ）と、
前記袋収容部（7）内にあるティーバッグ（1）を左と右に90°交互に揺動させる揺動駆動装置（17）と、
前記揺動装置（8）の両終端位置においてティーバッグ（1）を横たわる位置へ移動させる傾け装置と、
移送テーブルの互いに平行に延びるトラック（26、27）上へティーバッグ（1）を摺動させる袋送りスライダ（24、25）と、
前記移送テーブルにティーバッグ（1）を、詰め替え機械へ移送する移送手段（28）とを備えたことを特徴とする装置である。
【００１０】
詰め替えは本発明の好ましい実施形態によれば、３方側袋の形状でホットシールで形成され、その場合にシールされていない、折り畳まれた袋基部が各トラック上で外側に配置される。このようにして、各袋の底が詰め替えにおいて折り畳み側へ整合されるので、使用者はホットシールを開放する場合に必然的にティーバッグの頭部を底についているラベルと保持糸をつまんで取り出すことが保証される。
【００１１】
本発明による装置は、ティーバッグを立てて、特に倒立させて保持するための袋収容部を備えた、揺動アームに設けられた揺動装置と、袋収容部内にある袋を交互に左ないし右へ９０°揺動させる揺動駆動装置と、揺動装置の両終端位置においてティーバッグを水平の位置へ移動させる傾け装置と、ティーバッグを移送テーブルの互いに平行に延びる２本のトラック上へ摺動させる袋送りスライダとが設けられている。移送テーブルにはティーバッグを、特に詰め替え機械へ、さらに移送する移送手段が設けられていることを特徴としている。
【００１２】
その場合に１トラックのティーバッグ分包機械から揺動装置の袋収容部へのティーバッグの引渡しは、好ましくは袋送り部材によって行われ、その袋送り部材は鋏状の把持装置から倒立して供給される、充填されたティーバッグを引きとって、袋載置部と側方ガイドとからなるシャフト内で袋収容部へ挿入する。
【００１３】
本発明の好ましい実施形態においては、揺動装置は、ほぼ半円形の内部空間を有するガイドボックスと、袋載置部と、このガイドボックス内で部分円運動を実施する、揺動駆動装置によって９０°双方向に回動可能な中央の軸に設けられた三角セグメントとからなり、その場合に三角セグメントは袋載置部上の中央に配置されたティーバッグの側方を捕捉して、揺動動作で９０°摺動させ、帰還移動の際にその間に袋収容部内に配置された他の袋を反対側の位置へ移動させる。
【００１４】
その場合に揺動駆動装置は好ましくはティーバッグ分包機械に結合されており、それによって簡単な方法で機械クロックとの同調がもたらされる。
それ以降の機能のために、揺動後に直立して側方位置に位置決めされているティーバッグを横たわる位置へ移動させることが必要である。
【００１５】
そのために傾け装置が設けられており、この傾け装置は本発明の好ましい実施例によれば、ガイドボックスの、ティーバッグが直立した側方位置で載置される部分が揺動軸上に軸承されており、駆動装置によって移動方向に平坦になる位置へ傾くことができ、その場合に傾き駆動装置もサイクル同調するために機械駆動装置に接続されている。
【００１６】
好ましくはガイドボックスの傾き可能な部分にそれぞれ窓が形成されており、その窓を通してそれぞれ袋送りスライダの送りアームがティーバッグに作用することができ、それによってこのティーバッグをサイクル的に、その前に配置されたほぼ水平に延びる、移送テーブルのトラック上へ摺動させることができ、移送テーブルにはティーバッグをさらに移送する移送手段が設けられている。
【００１７】
本発明の対象の他の詳細、特徴並びに利点は、添付図面を説明する以下の説明から明らかであって、添付図面においては本発明による引渡し装置が種々の面で概略的に図示されている。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図１は、図２のＡ−Ａ線に相当する側断面である。充填された二重袋ティーバッグ１が図示しない高速作動する１トラックのティーバッグ分包機械から分当り４００袋までのサイクル数で、同様に図示しない箔詰め替え機械における２トラックの再加工を可能にするために用いられる装置へ引き渡されることを示している。
【００１９】
そのために充填された二重袋ティーバッグ１が倒立して１つずつ鋏形状の把持装置２によって、前段に接続されたティーパッキング機械から取り出され、袋載置部３と側方ガイド４、５とからなる上方が開放したシャフト内に載置されて、シャフト内に嵌入する袋送り部材６によって、揺動装置８の袋収容部７へ挿入される。
【００２０】
その場合に袋送り部材６は図１に破線で示すシャフトの外側の位置から、実線で示す終端位置へ移動し、かつサイクルを同調させるために機械駆動装置と結合されている。終端位置において袋送り部材は、障害のない揺動動作を実施するために袋収容部７を閉鎖し、その後新しく充填するためにその初期位置（破線で示す）へ帰還する。
【００２１】
揺動装置８はガイドボックス９からなり、ガイドボックスは互いに距離をおいて配置された前方のガイド薄板１０と後方のガイド薄板１１並びに閉鎖薄板１２から形成され、これらが二重袋ティーバッグ１を収容して移動させるためのほぼ半円状の内部空間１３を形成する。ガイドボックス９には、袋載置部３を有する袋送り部材６のすでに説明したシャフトが固定されている。
【００２２】
揺動装置８のガイドボックス９の半円状の内部空間１３内に、双方向矢印に示すように９０°揺動可能な三角セグメント１４が挿入されている。そのためにガイドボックス９に揺動軸１５が軸承されており、特に図１から明らかなように、揺動軸にはセグメント１４のホルダとして用いられる揺動アーム１６が取り付けられている。揺動アームには駆動装置１７が結合されており、この駆動装置はティーバッグ分包機械の駆動装置に接続されており、それによって機械サイクルとの同調が容易な方法でもたらされる。
【００２３】
図１に示すように、充填された二重袋ティーバッグが倒立してほぼ垂直の位置で袋収容部７内へ導入された後に、例えば図２に示す位置にあるセグメント１４は揺動駆動装置１７によってその揺動軸１５を中心に右へ移動され、その場合に中央に配置された袋を右に、直立した側方位置へ移動させ、その側方位置においては袋の下方の長手側端縁がガイドボックス９の下方部分内に位置する。
【００２４】
袋収容部７に次のティーバッグが挿入された後にセグメント１４は左へ揺動されて、その場合に次のティーバッグを連動させ、それをガイドボックス９の下方部分内の図２の左に示す該当する側方位置へ載置する。この揺動サイクルがティーバッグ分包機械のサイクルで繰り返されて、１トラックの加工方法から２トラックの再加工への移行を形成する。
【００２５】
次の処理段階において直立した側方位置にある二重袋ティーバッグを横たわる位置へ移動し、それによって簡単な移送装置上で、例えばバンドまたは移送テーブル上で正しい位置でさらに移送できるようにしなければならない。そのためにボックス９の左側と右側の下方部分１８、１９は開放した前側を有するＬ字状の断面で形成されており、揺動軸２０ないし２１を中心にして図４に示す位置へ揺動可能に軸承されている。
【００２６】
その場合にガイドボックス９の下方部分１８と１９には窓２２、２３が形成されており、その窓を通して下から袋送りスライダ２４、２５がそこにある二重袋ティーバッグを捕捉することができ、かつ図４に破線で示す揺動動作を実行する中でガイドボックス９から載置トラック２６ないし２７上へほぼ水平の位置に横になるようにすることができる。その場合に二重袋ティーバッグ１は２本のトラック２６と２７上で、後の処理に役立つ頭と頭を合わせた位置を占め、その底領域が図３に示すように、それぞれ外側に向けられる。
【００２７】
袋送りスライダ２４、２５も機械駆動装置に結合されており、かつその動作がサイクル的に同調されている。２本のトラック２６と２７上にある二重袋ティーバッグのその後の移送は、さらに続く機械の、チェーンフック２８を有する移送装置によって行われる。従って、図示しない後続されている機械により、ティーバッグには２トラックの処理により、ティーバッグ分包機械に比較して半分のサイクル数で箔被覆が行われる。
【００２８】
【発明の効果】
本発明の方法及び装置により、１分当り４００袋までの極めて高速なサイクル数で形成された二重袋ティーバッグを、迅速に密封してパッキングすることができる。従って、ティーの芳香が空気、光並びに湿気の作用に対して損なわれないないので、高い芳香を有するティーバッグを製造できる。また、ティーバッグは、図示しない後続されている機械により、２トラックの処理により、ティーバッグ分包機械に比較して半分のサイクル数で箔被覆が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】袋送り部材と揺動装置の図２のＡ−Ａ線に沿った側面図である。
【図２】袋送り部材、揺動装置並びに傾け装置の正面図である。
【図３】図２に示す装置の上面図である。
【図４】袋送り装置を説明する、図２のＢ−Ｂに基づく断面図である。
【符号の説明】
１ 二重袋ティーバッグ
２ 把持装置
３ 袋載置部
４ 側方ガイド
５ 側方ガイド
６ 袋送り部材
７ 袋収容部
８ 揺動装置
９ ガイドボックス
１０ 前方のガイド薄板
１１ 後方のガイド薄板
１２ 閉鎖薄板
１３ 内部空間
１４ 三角セグメント
１５ 揺動軸
１６ 揺動アーム
１７ 駆動装置
１８ 揺動可能なボックス部分
１９ 揺動可能なボックス部分
２０ 揺動軸
２１ 揺動軸
２２ 窓
２３ 窓
２４ 袋送りスライダ
２５ 袋送りスライダ
２６ 載置トラック
２７ 載置トラック
２８ チェーンボックス
Claims (8)
- 高速で移動する充填されたティーバッグを、1トラックのティーバッグ分包機械から、揺動装置を介して熱間シールする2トラックの再加工機械へ引き渡す装置であって、
水平な揺動軸 (16) と、
前記ティーバッグ（1）を、倒立した状態で、前記搖動軸に垂直に保持する袋収容部（ 7 ）を有する揺動装置（ 8 ）と、
前記袋収容部（7）内にあるティーバッグ（1）を左と右に90°交互に揺動させる揺動駆動装置（17）と、
前記揺動装置（8）の両終端位置においてティーバッグ（1）を横たわる位置へ移動させる傾け装置と、
移送テーブルの互いに平行に延びるトラック（26、27）上へティーバッグ（1）を摺動させる袋送りスライダ（24、25）と、
前記移送テーブルにティーバッグ（1）を、詰め替え機械へ移送する移送手段（28）とを備えたことを特徴とする装置。 - 更に、前記ティーバッグ（1）を1トラックのティーバッグ分包機械から揺動装置（8）の袋収容部（7）へ引き渡すために、袋収容部（7）の前段に袋送り部材（6）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の装置。
- 前記袋送り部材（6）は、側方ガイド（4、5）を有するボックス状の上方が開放した袋載置部（3）と、揺動可能なスライダとからなることを特徴とする請求項２記載の装置。
- 前記揺動装置（8）は、ほぼ半円形状の内部空間（13）を有するガイドボックス（9）からなり、前記内部空間内において部分円運動を実施する三角セグメント（14）が、揺動駆動装置によって中心から90°左右方向に回動可能な中央の軸（15）に配置されており、該三角セグメント（14）が袋載置部（3）上の中央に配置されたティーバッグ（1）の側方を捕捉して揺動動作で90°揺動させ、該三角セグメント（14）が帰還移動する際に、袋収容部（7）内に配置されている他のティーバッグを反対側の位置へ移動させることを特徴とする請求項１から３のいずれか1項に記載の装置。
- 前記揺動駆動装置（17）が周期的に同調するために、テイ−バッグ分包機械の駆動装置と結合されていることを特徴とする請求項１から４までのいずれか1項に記載の装置。
- 前記傾け装置が、ティーバッグ（1）が側方位置で垂直に載置されるガイドボックス（9）の下方部分が揺動軸（20、21）上に軸承されており、駆動によって移送方向に横たわる位置へ傾けることができ、更に前記揺動駆動装置（17）が周期的に同調するために機械駆動装置に接続されていることを特徴とする請求項１から５までのいずれか1項に記載の装置。
- 前記ガイドボックス（9）の揺動可能な部分（18、19）にそれぞれ窓（22、23）が形成されており、その窓を通してそれぞれ袋送りスライダの送りアーム（24、25）がそれぞれの袋に作用することを特徴とする請求項６に記載の装置。
- 前記ティーバッグを載置する載置トラック（26、27）が、移送手段としてのチェーンフックを備えた、ほぼ水平に延びる2トラックの移送装置であることを特徴とする請求項１から６までのいずれか1項に記載の装置。
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