JP3903427B2 - 電子部品圧着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板に圧着する電子部品圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板に圧着する装置として、圧着装置が知られている。この種の圧着装置は、圧着ヘッドにより電子部品を基板に押圧し、両者間に介在させた半田や樹脂接着剤などを用いて電子部品を基板に圧着するもので、必要に応じて、圧着動作中に熱の付与も行われる。
【0003】
ところで、良好な圧着作業を行なうためには、圧着時における圧着ヘッドによる押圧荷重の管理が重要であり、押圧荷重が予め設定した規定荷重となるように管理する必要がある。
【0004】
そこで、圧着時における圧着ヘッドにより電子部品への押圧荷重を、例えばロードセル等の検出器によって押圧毎に検出し、その検出値に基づいて押圧荷重を制御する装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した装置にあっては、電子部品を基板に圧着する毎に検出器には押圧荷重がかかることになるため、検出器を正常な状態で使用できる期間がきわめて短くなる。このため、頻繁に検出器の交換作業が必要となり、これが装置の稼働率向上のネックになっていた。
【0006】
本発明は、検出器の長寿命化を図り、電子部品圧着装置としての稼動率を向上させることのできる電子部品圧着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による電子部品圧着装置は、電子部品を基板上に押圧する圧着ヘッドと、この圧着ヘッドに対して加圧力を付与する加圧装置と、この加圧装置と前記圧着ヘッドとの間に配置され、前記加圧装置が前記圧着ヘッドに付与する加圧力を検出する加圧力検出ユニットと、を具備した電子部品圧着装置において、
前記加圧力検出ユニットは、前記加圧装置が前記圧着ヘッドに付与する加圧力を検出する加圧力検出器と、この加圧力検出器を、前記加圧装置から前記圧着ヘッドへの加圧力伝達経路中と、経路外とに選択的に位置付ける切り換え装置とを具備し、前記加圧力検出器は前記圧着ヘッド側に設けられ、前記加圧装置と前記圧着ヘッドとの間には、前記加圧装置により上下動させられる加圧力伝達部材を有し、この加圧力伝達部材に、前記加圧力検出器と対向し、かつ回転自在に支持されるとともに、その回転により軸方向に進退可能なねじ部材を設け、このねじ部材の進出によりその先端が前記加圧力検出器と接触し得るように構成されたことを特徴とする。
【0009】
さらには、前記加圧力伝達部材に前記ねじ部材の回転駆動源を設けると好ましい。
【0010】
さらには、前記加圧力検出器は前記圧着ヘッド側に設けられ、前記加圧装置と前記圧着ヘッドとの間には、前記加圧装置により上下動させられる加圧力伝達部材を有し、この加圧力伝達部材と前記圧力検出器との間に進出することで前記加圧装置からの加圧力を前記圧着ヘッドに前記加圧力検出器を経由せずに伝達し、前記加圧力伝達部材と前記圧力検出器との間から後退することで前記加圧力装置からの加圧力を前記圧着ヘッドに前記加圧力検出器を経由して伝達するスライド部材を設けると好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明を適用してなるアウターリードボンディング装置の一部断面正面図、図2は図1に示すA部の拡大一部断面正面図、図3は、図2とは異なる状態を示す拡大一部断面正面図、図4は、別の実施の形態における図2に相当する拡大一部断面正面図、図5は、図4におけるC−C線一部断面図である。
【0013】
図1において、アウターリードボンディング装置1は、大きく分けて、受け部材100と、圧着ユニット200から構成される。
【0014】
受け部材100は、複数個のTAB(Tape Automated Bonding)部品等の電子部品2をガラス基板3に圧着する際にバックアップとして機能するもので、前工程にてすでにガラス基板3の電極面には異方性導電シート4を介して電子部品2が仮圧着され、不図示のテーブルにて搬送されてくるガラス基板3の仮圧着部分に対応した下面に接するように配置される。
【0015】
一方、圧着ユニット200は、受け部材100に対向する上方に、不図示のヒータを内蔵する熱圧着ヘッド5を有する。この圧着ヘッド5は、基台6に取り付けられたガイド部材7に沿って上下動するスライダ8の下端に支持される。スライダ8の上部には、上方に延びる支持バー9が一体に取り付けられていて、この支持バー9の上端には、詳細は後述する加圧力検出ユニット20が設けられる。
【0016】
また、圧着ユニット200は、基台6に中央部を支持軸10により回動自在に支持された揺動アーム11を有する。この揺動アーム11の一端は、基台6に固定配置された加圧装置を構成するシリンダ装置12のピストンロッド13に接続され、他端にはフォロアローラ14が回転自在に支持される。このフォロアローラ14は、加圧力検出ユニット20に設けられる一対のフランジ部材28、29間に位置付けられる。
【0017】
従って、ここで示したアウターリードボンディング装置1は、次のように作動する。
【0018】
電子部品2を仮圧着されたガラス基板3が不図示のテーブルにて搬送されてきて圧着作業位置に位置付けられると、まず受け部材100によってガラス基板3の仮圧着部分に対応した下面が支持される。
【0019】
次に、シリンダ装置12のピストンロッド13が伸張し、この動作により、揺動アーム11は支持軸10を中心として図1において時計方向に揺動する。揺動アーム11が揺動すると、フォロアローラ14、フランジ部材28、29を有する加圧力検出ユニット20を介してスライダ8はガイド部材7に案内されつつ下動し、スライダ8に支持されている圧着ヘッド5も受け部材100に向かって下動する。そして、圧着ヘッド5の下端がガラス基板3に仮圧着された電子部品2に当接した後は、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力により、電子部品2は所定の押圧荷重にてガラス基板3に圧着される。圧着後は、シリンダ装置12のピストンロッド13が収縮し、圧着ヘッド5は上昇する。その後は、圧着作業の終了したガラス基板3が別のガラス基板と交換され、上記と同様にして圧着作業が繰り返される。
【0020】
さて、本実施の形態における、加圧力検出ユニット20について、図2を用いて詳説する。
【0021】
加圧力検出ユニット20は、ロードセルホルダ21と加圧力伝達部材22を有する。ロードセルホルダ21は支持バー9の上端に固定支持されてなり、また中央部下部に開口23を有し、この開口23内にロードセル24がその下面を支持バー9の上面に接するようにして嵌め込まれ支持される。このとき、開口23の深さは、ロードセル24全体の高さより深く設定される。また、このロードセルホルダ21は、開口23に続いて上方が開放空間25となっていて、両者間には平面状の段部26が形成される。なお、図中24aは、ロードセル24の出力信号を取り出す信号線を示す。
【0022】
一方、加圧力伝達部材22は、ロードセル24に対向するように配置された円柱状の移動軸27と、この移動軸27の上方に、フォロアローラ14の径とほぼ同寸法の間隙を有して設けられた一対の円盤状の第一、第二のフランジ部材28、29と、移動軸27の下端に設けられロードセルホルダ21が有する開口23の径より大なる径寸法を有する第三のフランジ部材30を有する。そしてこの第三のフランジ部材30は、ロードセルホルダ21が有する開放空間25内に位置付けられた後、蓋部材31により開放空間25が塞がれ、加圧力伝達部材22がロードセルホルダ21から抜け出るのを防止される。またこのとき、図3に示すように、第三のフランジ部材30の下面32が段部26に接触した状態で、第三のフランジ部材30の上面30aと蓋部材31の下面間には、遊びSが存在する。つまり、加圧力伝達部材22は、ロードセルホルダ21に対して、遊びS分だけ上下方向において相対移動可能とされる。
【0023】
さらに、加圧力伝達部材22を構成する移動軸27には、その軸心にねじ軸33がねじ込まれている。このねじ軸33は、移動軸27の全長よりも長く、そして上端には平行2平面34が形成され、このねじ軸33の回転量を調整することで、第三のフランジ部材30の下面32からのねじ軸突出量を調整できるようになっている。
【0024】
図2は、ねじ軸33の先端を第三のフランジ部材30の下面32より突出させた状態を、図3は、その突出量をゼロとした状態をそれぞれ示している。なお、図2、図3において、35はロックナットを示す。
【0025】
さて、アウターリードボンディング装置1の動作については前述したとおりであるが、ここで加圧力検出ユニット20の作動を説明するにあたり、いま圧着ヘッド5の下端がガラス基板3に仮圧着された電子部品2に当接した状態にあり、しかもシリンダ装置12により圧着ヘッド5を介して電子部品2に押圧荷重が作用している状態とする。従ってこの状態下では、シリンダ装置12のピストンロッド13が伸張することで、その加圧力は、揺動アーム11、フォロアローラ14、このフォロアローラ14が間に配置される一対のフランジ部材28、29、加圧力検出ユニット20を経由して圧着ヘッド5に伝達されることになる。
【0026】
このとき、図2に示すように、ねじ軸33の下端を第三のフランジ部材30の下面32より突出させてロードセル24に当接させ、第三のフランジ部材30の下面32と段部26とを離間させた状態とした場合においては、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力は、この加圧力伝達経路中に配置されたロードセル24を経由することになる。つまり、ロードセル24は、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けられることになる。従って、ロードセル24においては、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力を検出することとなる。
【0027】
これに対し、図3に示すように、ねじ軸33の下端を第三のフランジ部材30の下面32より突出させないように調整し、第三のフランジ部材30の下面32と段部26とを接触させた状態とした場合においては、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力は、ロードセル24を経由することなく、第三のフランジ部材30の下面32から段部26を介して伝達されることになる。つまり、ロードセル24は、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路外に位置付けられることになる。従って、このときロードセル24には、何ら加圧力が付加されない状態となる。
【0028】
そこで、圧着作業を行なうにあたっては、まずその準備段階において、ねじ軸33の回転量を調整して図2に示すように、ねじ軸33の下端を第三のフランジ部材30の下面32より突出させロードセル24に当接させた状態とする。そして、シリンダ装置12を作動させて圧着ヘッド5を下動させ、ガラス基板3に仮圧着された電子部品2に当接させる。なお圧着ヘッド5をダミー基板に当接させるようにしてもかまわない。次に、ロードセル24から信号線24aをとおって出力される信号を読み取る。これは、例えば信号線24aを不図示の表示装置に接続して表示するようにすればよい。そしてオペレータは、その表示装置を見ながら、シリンダ装置12に接続された不図示の圧力制御弁を調整し、圧着時における圧着ヘッド5による押圧荷重が規定荷重となるように調整する。なお、実際にはロードセル24で検出される値は、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力であり、これに圧着ヘッド5など上下動する部材の自重を加えた総合計値が圧着時に電子部品に付与される押圧荷重となる。
【0029】
このようにして、押圧荷重の設定が完了すると、ねじ軸33を逆転させ、図3に示すように、ねじ軸33の下端が第三のフランジ部材30の下面32より突出しないように調整する。その後は、シリンダ装置12に接続された不図示の圧力制御弁を、先の準備段階で調整した位置に維持した状態で実際の圧着作業を行なう。
【0030】
なお、圧着作業を継続的に行なうと、経年変化等で押圧荷重と規定荷重との間にずれが生じてくることも考えられる。そこで、押圧荷重を補正する間隔を、時間でもいいし、圧着作業回数でもよいが予め定めておき、その時間や回数の圧着作業が終了するたびに、ねじ軸33を図2に示した位置に再度設定してロードセル24をシリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付け、準備作業で行なったと同じことを行なうようにすると好ましい。
【0031】
このように、上記した実施の形態によれば、ロードセル24を選択的に、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けたり、加圧力伝達経路外に位置付けたりすることができる。このため、例えば準備段階のように押圧荷重の設定を必要とするときにだけロードセル24を加圧力伝達経路中に位置付け、ロードセル24からの出力値を頼りにその設定を行ない、通常の稼動時においては加圧力伝達経路外に位置付けるように設定することができる。従って、圧着作業のたびにロードセル24に押圧荷重、加圧力がかっていた従来と比較すると、ロードセル24の寿命を大幅に伸ばすことができ、これは圧着装置の稼動率向上に大きく寄与する。
【0032】
また、シリンダ装置12側に設けたねじ軸33の回転方向並びにその回転量を調整するだけで、圧着ヘッド5側に設けたロードセル24を選択的に、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けたり、加圧力伝達経路外に位置付けたりすることができるため、装置構成が非常に簡単で、しかもオペレータによる設定変えも簡単操作で行なえ、かつ短時間で行なうことができる。
【0033】
また、ロードセル24が圧着ユニット200に組み込まれているため、ロードセル24だけを圧着装置本体と別に取り扱うといった不便さもなく、管理上も好ましい。
【0034】
なお、上記の実施の形態では、ねじ軸33の回転をオペレータが行なうものであったが、不図示のモータまたはエアシリンダ等の駆動源を設け、ねじ軸33の回転調整を自動的に行なうようにしてもかまわない。そしてこの場合、駆動源を不図示の制御装置で制御するように構成し、この制御装置に押圧荷重を補正するタイミングとなる時間や圧着作業回数等を予め設定しておき、その時期が到来したことを別途設けたタイマーやカウンタなどで検知し、制御装置自らが判断してそのタイミングで駆動源を作動させることでねじ軸33を回転駆動させるようにしてもかまわない。さらにこの場合において、図2に示した状態下でロードセル24からの信号を受信し、それを頼りに規定荷重となるように、シリンダ装置12に接続された不図示の圧力制御弁を自動調整するものであってもかまわない。これらによれば、オペレータの介在を最小限にでき、省力化に大いに貢献することになる。
【0035】
なお、上述した実施の形態においては、ロードセル24を選択的に、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けたり、加圧力伝達経路外に位置付けたりする切り換え装置として、ねじ軸33を用いた例を説明したが、次のように構成することもできる。
【0036】
図4、図5は別の切り換え装置を示し、先に示した実施の形態とは次の点が大きく相違する。
▲1▼ロードセルホルダ42の中央部下部にはロードセル24を保持するための開口40は設けられるが、この開口40の深さは、ロードセル24全体の高さより浅く設定される。
▲2▼段部26上には水平方向に移動できるスライド板41が設けられる。
▲3▼ねじ軸33が設けられていない代わりに、スライド板41を水平移動させるシリンダ装置44が設けられる。
【0037】
本実施の形態においても、先に説明した実施の形態におけるロードセルホルダ21に相当するロードセルホルダ42を有し、開口40の上方には開放空間25が設けられるが、本実施の形態では、この開放空間25を形成する側壁がスライド板41のガイド溝43として機能する。そして、ロードセルホルダ42にはシリンダ装置44が保持され、このシリンダ装置44の駆動により、スライド板41は、図5に実線で示す進出位置と、一点鎖線で示す後退位置との間を往復動できるようになっている。この進出位置では、スライド板41の上面は第三のフランジ部材30の下面と鉛直方向にて対向することになり、後退位置では対向しない位置とされる。なお、スライド板41に関して、このスライド板41の厚さに開口40の深さを加えた長さは、ロードセル24全体の高さより大となるようにその寸法が選択される。
【0038】
従って、この実施の形態においては、スライド板41を後退位置に位置付けた状態では、第三のフランジ30の下面32がロードセル24に接することになり、よって、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力は、揺動アーム11、フォロアローラ14、第一と第二のフランジ部材28、29、そして第三のフランジ部材30、ロードセル24を経由して圧着ヘッド5に伝達されることになる。つまり、加圧力伝達経路中にロードセル24が位置付けられることになる。
【0039】
これに対し、スライド板41を進出位置に位置付けた状態では、シリンダ装置12が圧着ヘッド5に付与する加圧力は、揺動アーム11、フォロアローラ14、第一と第二のフランジ部材28、29、そして第三のフランジ部材30からスライド板41を経由して圧着ヘッド5に伝達されることになる。つまり、加圧力伝達経路外にロードセル24は位置付けられることになる。
【0040】
このように、この実施の形態においても、ロードセル24を選択的に、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けたり、加圧力伝達経路外に位置付けたりすることができる。また、シリンダ装置44を用いてスライド板41を2位置間にて移動させるだけで、ロードセル24を選択的に、シリンダ装置12から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路中に位置付けたり、加圧力伝達経路外に位置付けたりすることができる。またスライド板41の移動動作をシリンダ装置44を用いて自動的に行ない、シリンダ装置44を制御する不図示の制御装置に押圧荷重を補正するタイミングとなる時間や圧着作業回数等を予め設定しておき、その時期が到来したことを制御装置自ら判断してそのタイミングでシリンダ装置44を作動させることでスライド板41を選択移動させるようにしてもかまわない。さらにこの場合において、スライド板41を後退位置に位置付けた状態下で、ロードセル24からの信号を受信し、それを頼りに、シリンダ装置12に接続された不図示の圧力制御弁を自動調整するものであってもかまわない。また、ロードセル24は、圧着ユニット200に組み込まれている。従って、この本実施の形態においても、前述した第一の実施の形態と同様な作用効果を有するものである。
【0041】
なお、第二の実施の形態においては、スライド板41にシリンダ装置44なる駆動源を有するように構成したが、特別な駆動源を設けることなく、位置の切り換えをオペレータが行なうものであっても良い。
【0042】
また、いずれの実施の形態においても、ロードセル24を揺動アーム11と支持バー9との連結部分に組み込んだ例を示したが、ロードセル24を組み込む箇所は、シリンダ装置12などの加圧装置から圧着ヘッド5への加圧力伝達経路内であればいずれの場所であっても構わない。
【0043】
また、加圧力検出器としてロードセル24を例に説明したが、要は荷重変換器であり、例えば歪ゲージを用いた公知のものを使用することができる。
【0044】
さらに、上記いずれの実施の形態においても、本発明をアウターリードボンディング装置に適用した例を説明したが、電子部品の圧着時、圧着ヘッドによる押圧荷重の管理が重要である圧着装置であれば、それ以外の装置にも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、検出器の長寿命化を図り、電子部品圧着装置としての稼動率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用してなるアウターリードボンディング装置の一部断面正面図。
【図2】 図1に示すA部の拡大一部断面正面図。
【図3】 図2とは異る状態を示す拡大一部断面正面図。
【図4】 別の実施の形態における図2に相当する拡大一部断面正面図。
【図5】 図4におけるC−C線一部断面図。
【符号の説明】
1 アウターリードボンディング装置
100 受け部材
2 電子部品
3 ガラス基板
4 異方性導電シート
200 圧着ユニット
5 圧着ヘッド
6 基台
7 ガイド部材
8 スライダ
9 支持バー
10 支持軸
11 揺動アーム
12 シリンダ装置(加圧装置)
13 ピストンロッド
14 フォロアローラ
20 加圧力検出ユニット
21 ロードセルホルダ
22 加圧力伝達部材
23 開口
24 ロードセル(加圧力検出器)
24a 信号線
25 開放空間
26 段部
27 移動軸
28 フランジ部材
29 フランジ部材
30 フランジ部材
30a 第三のフランジ部材の上面
31 蓋部材
32 第三のフランジ部材の下面
33 ねじ軸(切り換え装置)
34 2平面
35 ロックナット
40 開口
41 スライド板(スライド部材)
42 ロードセルホルダ
43 ガイド溝
44 シリンダ装置

Claims (3)

  1. 電子部品を基板上に押圧する圧着ヘッドと、この圧着ヘッドに対して加圧力を付与する加圧装置と、この加圧装置と前記圧着ヘッドとの間に配置され、前記加圧装置が前記圧着ヘッドに付与する加圧力を検出する加圧力検出ユニットと、を具備した電子部品圧着装置において、
    前記加圧力検出ユニットは、前記加圧装置が前記圧着ヘッドに付与する加圧力を検出する加圧力検出器と、この加圧力検出器を、前記加圧装置から前記圧着ヘッドへの加圧力伝達経路中と、経路外とに選択的に位置付ける切り換え装置とを具備し、前記加圧力検出器は前記圧着ヘッド側に設けられ、前記加圧装置と前記圧着ヘッドとの間には、前記加圧装置により上下動させられる加圧力伝達部材を有し、この加圧力伝達部材に、前記加圧力検出器と対向し、かつ回転自在に支持されるとともに、その回転により軸方向に進退可能なねじ部材を設け、このねじ部材の進出によりその先端が前記加圧力検出器と接触し得るように構成されたことを特徴とする電子部品圧着装置。
  2. 前記加圧力伝達部材に前記ねじ部材の回転駆動源をさらに設けたことを特徴とする請求項1項の電子部品圧着装置。
  3. 前記加圧力検出器は前記圧着ヘッド側に設けられ、前記加圧装置と前記圧着ヘッドとの間には、前記加圧装置により上下動させられる加圧力伝達部材を有し、この加圧力伝達部材と前記圧力検出器との間に進出することで前記加圧装置からの加圧力を前記圧着ヘッドに前記加圧力検出器を経由せずに伝達し、前記加圧力伝達部材と前記圧力検出器との間から後退することで前記加圧力装置からの加圧力を前記圧着ヘッドに前記加圧力検出器を経由して伝達するスライド部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子部品圧着装置。
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