JP3902041B2 - 空気循環路を有する家電機器または衣類乾燥機または洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気循環路を有する電気機器または衣類乾燥機または洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9と図10は、例えば特開2001−300192号公報に示された従来の洗濯乾燥機を示す断面図と要部拡大断面図である。ここでは、空気流路を有する家電機器として洗濯乾燥機で説明する。図に示すように、筐体51は外槽52をサスペンション53により懸垂防振支持している。外槽52の内部に回転中心軸を鉛直方向に有する脱水槽54を回転自在に設け、この脱水槽54の中央底部に回転翼55を回転自在に設け、脱水槽54の上方に流入バランサー56を設けている。外槽52の下方にモータ57を設け、中空で二軸構造となった洗濯・脱水軸58、および洗濯または脱水時によって回転力の伝達を洗濯・脱水軸58に切り換えるクラッチ59を介して、脱水槽54または回転翼55に連結している。乾燥用送風機60は、ヒータ61により加熱された温風を温風噴出口62より脱水槽54に送風するもので、筐体51の略上方に設けている。熱交換ダクト63は、湿った温風の除湿を行うもので、一端を外槽52の排水経路口64に接続した接続ダクト65に接続し、他端を乾燥用送風機60に接続している。排水弁66は、接続ダクト65と熱交換ダクト63からの排水を排水ダクト67を通して排水弁66に導き、排水ホース68から機外へ排水するように構成している。外槽カバー69は外槽52の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバー69に内フタ70を開閉自在に設け、衣類の出し入れを行うようにしている。
【0003】
糸くず回収装置71は、循環除湿経路72を構成する熱交換ダクト63と乾燥用送風機60との間に連結し、熱交換ダクト63と乾燥用送風機60とを介して筐体51に鉛直方向に配設している。この糸くず回収装置71は、図9に示すように、循環除湿経路72に連結する糸くず回収体74とこの糸くず回収体74に上方向に着脱自在なフィルター体75とで構成し、フィルター体75に複数のフィルター76、77を設けている。糸くず回収体74は、吸気口74aを熱交換ダクト63に連結し、吸気口74bを乾燥用送風機60の連結し、フィルター76、77を乾燥用送風機60の吸気側に配置するよう構成している。ここで、フィルター76は面状に形成してメッシュを密とし、フィルター77は開口部を下方にした袋状に形成してメッシュを粗としている。フィルター体75は、袋状のフィルター77の下方の開口部の近傍に糸くず受け部78を形成している。また、フィルター体75は、フィルター76,77を挟んで気密用シール材79と反対側にシール材80を設け、糸くず回収体74内に取り付けたとき、循環除湿経路72内にフィルター76、77を気密に保持するように構成している。また、フィルター体75は把手81を有している。糸くず回収体74は、下部に傾斜面82を設け、糸くず、除湿水などを自然落下で、熱交換ダクト63を通して排水弁66より排出できるようにしている。
【0004】
このように構成された従来の洗濯乾燥機の動作について、洗濯乾燥機の運転動作に沿って説明する。洗濯行程では、脱水槽54に衣類と水または湯と洗剤を投入し、クラッチ59を洗濯側に設定して、モータ57の動力を洗濯軸を介し回転翼55に伝達し、回転翼55を回転させて衣類を水中で攪拌して洗濯し、その後、排水弁66を開いて排水し、すすぎ行程で再度給水し洗濯骨映と同様にして衣類をすすぐ。脱水行程では、すすぎ終了後、脱水槽54内の水を排水弁66を開いて排水した後、クラッチ59を脱水側に切り換えて、モータ57の動力を脱水軸を介し脱水槽54に伝達し、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで進行する。
【0005】
乾燥行程では、まず、回転翼55を正逆転させることにより、脱水時の遠心力で脱水槽54の内壁に張り付いた衣類を引き剥がした後、回転翼55を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類を脱水槽54内で上方に放り上げるように攪拌する。同時に、ヒータ61により加熱された温風を乾燥用送風機60により温風噴出口62に送る。温風噴出口62より脱水槽54に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、外槽52の下部に設けた排水経路口64、接続ダクト65、熱交換ダクト63、糸くず回収装置71、乾燥用送風機60、ヒータ61、温風噴出口62などで形成する循環除湿経路72を循環する。衣類から水分を蒸発させた高温多湿空気は、外槽52および熱交換ダクト63を通過する際に、冷却用送風機(図示せず)の送風により冷却されて除湿し、その後、再び、乾燥用送風機60、ヒータ61に戻り乾燥される。乾燥行程で発生した糸くず、ほこりなどは、循環除湿経路72を循環する循環風とともに循環し、糸くず回収装置71でフィルター76、77により回収して除去される。そして、糸くず回収装置72により回収した糸くず、ほこりなどは、フィルター体75を取り出すことにより廃棄する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の空気循環路を有する家電機器または衣類乾燥機または洗濯乾燥機では、空気中または温風中の埃や糸くずを回収する糸くず回収装置71のフィルター体75のフィルター76、77に埃や糸くずが溜まり目詰まりを起こさないようフィルター76、77の清掃を定期的に行う必要がある。しかしながら、フィルター76、77の清掃を怠り埃や糸くずによる目詰まりが生じてしまうと、循環除湿経路72を流れる空気の抵抗となってしまい、風量が大きく下がり、乾燥効率が大幅に低下してしまうという問題点があった。
また、ヒータなどの加熱手段を有する従来の衣類乾燥機や洗濯乾燥機などでは、フィルター体75の目詰まりにより、ヒータ61を通過する空気量が減ってヒータ61の熱が空気に伝達されないため、ヒータ61が過加熱状態になってしまい安全性の面で望ましくないという問題点もあった。
【0007】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、空気循環流路中または乾燥運転中に発生する埃や糸くずを除去し、長時間にわたり安定した空気循環および乾燥効率と安全性が得られる空気循環路を有する家電機器または衣類乾燥機または洗濯乾燥機を得るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気循環路を有する家電機器または衣類乾燥器または洗濯乾燥機においては、室内の空気を吸込み、加熱または冷却または除湿または浄化などを行ってから前記室内へ排気される空気流路を有し、前記空気流路の途中にフィルター機能を有する家電機器において、前記フィルター機能を、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記室内に吸込んだ空気を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記室内の吸込んだ空気中の埃や糸くずなどの捕集を行う糸くず捕集装置とし、前記サイクロン室内に水を供給し、前記室内の吸込んだ空気の水冷除湿を行う除湿水管を設け、前記糸くず捕集装置のサイクロン室の逆円錐形状の先端に、分離捕集した糸くずの機外への排出兼排水室を形成したものである。
【0009】
また、室内の空気を吸込み、加熱または冷却または除湿または浄化などを行ってから前記室内へ排気される空気流路を有し、前記空気流路の途中にフィルター機能を有する家電機器において、前記フィルター機能を、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記室内に吸込んだ空気を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記室内の吸込んだ空気中の埃や糸くずなどの捕集を行う糸くず捕集装置とし、前記サイクロン室の外壁面を冷却する手段を有し、前記室内の吸込んだ空気が吸込まれるサイクロン室の内壁面に結露させて除湿を行い、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水路から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したものである。
【0010】
また、衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中に設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して排出し、前記サイクロン室内に水を供給し、前記衣類と接触した高湿温風の水冷除湿を行う除湿水管を設け、前記糸くず捕集装置のサイクロン室の逆円錐形状の先端に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したものである。
【0011】
また、衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中に設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して排出し、前記サイクロン室の外壁面を冷却する手段を有し、前記衣類と接触した高湿温風が吸込まれるサイクロン室の内壁面に結露させて除湿を行い、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したものである。
【0012】
また、外箱内部に弾性的に吊支した水槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記水槽内に回転自在に支持し衣類を収容する脱水槽と、前記脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記脱水槽または撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記脱水槽内に温風が供給されて脱水槽内に収容される衣類に接触させて乾燥を行うものであって、前記衣類と接触した高湿温風を排出する吹出口を前記水槽の上方に形成し、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成される糸くず捕集装置を有し、前記糸くず捕集装置を前記水槽の上方に位置するように前記糸くず捕集装置のサイクロン吸込口と前記吹出口とを接続し、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行うものである。
【0013】
また、衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中にある前記脱水槽の上部開口を覆う開閉自在な内フタに設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して前記糸くず捕集装置の集塵ボックス内に溜めるものである。
【0014】
また、前記集塵ボックスは、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に隣接し、取り外し可能に接続したものである。
また、前記集塵ボックスは、透明な材質で形成されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。図において、1は外箱、2は外箱1内に弾性的に吊支される水槽、3は回転中心軸を鉛直方向に有し前記水槽内に回転自在に支持し衣類4を収容する脱水槽、5は内フタ5aを有し、衣類4を出し入れする水槽2の上部に出し入れ口2aを形成するトップカバー、6はトップカバー5の上面を覆うように形成されるフタ、7は水槽3内に乾燥風を循環させる乾燥風循環路、8はトップカバー4に接続する乾燥風循環路7の吹出口、9は乾燥封循環路7の経路途中に設け脱水槽3内に送風を行なう送風手段である送風機、10は乾燥風循環路7の経路途中に設け送風機9により送風される空気を加熱する加熱手段であるヒータ、11は乾燥風循環路7の経路途中に設けた糸くず捕集装置、12は洗濯行程時の排水及び乾燥行程時の乾燥風が排出される水槽2の底部に形成された排水兼排気口、13は排水兼排気口12の近傍の乾燥風循環路7の経路途中に設けられる排水弁、14は排水弁13に設けられた排水口、15は衣類5から発生した埃などを含んだ糸くず、16は脱水槽3の中央底部に回転自在に設けた攪拌翼、17は攪拌翼16及び脱水槽3を選択的に回転させる駆動手段であるモータである。
【0016】
次に、糸くず捕集装置11について詳しく説明する。図2は(a)糸くず捕集装置11の斜視図、(b)糸くず捕集装置11の断面図であり、糸くず捕集装置11は、上部が円筒で下部が逆円錐形状のサイクロン室18とサイクロン室18の逆円錐形状の先端に接続される排気兼除湿室19とからなり、サイクロン室18にはサイクロン室18の側壁面の接線方向に向いて接続するサイクロン吸込口20とサイクロン室18の上面中心から上方へ向くサイクロン排出口21とサイクロン室18内に水を供給する除湿水管22が形成され、排気兼除湿室19には排気兼排水口23が形成される。
【0017】
このように構成された洗濯乾燥機における動作について、洗濯乾燥機の運転動作に沿って説明する。まず、洗濯行程が開始され、排水弁13を閉じ、給水管(図示せず)から脱水槽3内に貯水が行われる。所定水位まで貯水されると、モータ17に電源が投入されて攪拌翼16が回転し、攪拌翼16の回転により衣類5は攪拌されて洗濯される。その後、すすぎ行程に移り、再度脱水槽3内に給水し、洗濯行程と同様にして衣類5をすすぐ。脱水行程ではすすぎ終了後、脱水槽3内の水を排水弁13を開いて排水した後、モータ17の回転を攪拌翼16から脱水槽3に切り換えて、脱水槽3を回転させ遠心力により水分を衣類5から分離し、脱水を行う。
【0018】
次に、乾燥行程に移行する。まず、排水弁13を閉じる。そして、送風機9を回転し、空気の流れを起こす。空気の流れは、図1の矢印の方向に流れ、ヒータ10を通過して加熱され、吹出口8から脱水槽3内に温風が吹き出される。温風は脱水槽3の中の濡れて水分を含んでいる衣類5と接触し、衣類5に含まれている水分を蒸発させて気化し、高湿温風の空気となって排水兼排気口12から乾燥風循環路7に循環される。乾燥行程で発生した糸くず15は、乾燥風循環路7を循環する高湿温風の空気とともに循環し、糸くず捕集装置11を通過する。
【0019】
糸くず捕集装置11では、乾燥行程で発生した糸くず15を伴った高湿温風の空気がサイクロン吸込口19からサイクロン室18へ入る。このとき、サイクロン吸込口19がサイクロン室18の壁面の接線方向に向いて形成されていることから、サイクロン室18内部に高湿温風の空気の流れとして入ってくると、遠心力の作用によって多湿の温風は渦を巻きながらサイクロン室18内で旋回流(サイクロン)を起こす。この旋回流に乗って糸くず15も遠心力の作用を受け、サイクロン室18の壁面に沿って回転し、同時に糸くず15は重力も受けているので徐々に下降して排気兼除湿室19に落ち、排気兼排水口23から機外へと排出される。このようにして、糸くず15の集塵が行われる。
【0020】
このときに、除湿水管22からサイクロン室18内に水を供給する。水はサイクロン室18の壁面に沿って旋回流に乗って流れ、糸くず13と同様に排気兼除湿室19に入り、排気兼排水口23から機外へ排水される。このようにして、サイクロン室18の壁面に沿って水を流すことで、高湿の空気を冷却し、高湿の空気に含まれている水分を結露することで除湿をし、結露した水は除湿水管22から供給した水と一緒に排気兼除湿室19に流れて排気兼排水口23から機外へ排水される。
【0021】
このようにして、集塵および除湿が行われた空気は、遠心力と重力の影響が小さいため、サイクロン排出口21から排出される。
【0022】
このように、実施の形態1の乾燥機用の糸くず捕集装置は、糸くず15による目詰まりが一切起こらない構造で糸くず捕集を行うことができ、目詰まりによりヒータ9を通過する空気の量が減ってヒータ9が過加熱状態になるという不具合を起こすこともない安全性の高い乾燥機用の糸くず捕集装置を得ることができる。また、糸くず15は機外へ排出されるので、フィルタ掃除などのメンテナンスが一切必要なく、使い勝手の良い乾燥機を得ることができる。
【0023】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図、図4は(a)糸くず捕集装置6の斜視図(B)糸くず捕集装置の断面図である。図において、1〜10、12〜21、23は上記実施の形態1と同一でありその説明は省略する。図において、24は乾燥風循環路7の経路途中に設けた糸くず捕集装置で、サイクロン室18と排気兼除湿室19とサイクロン吸込口20とサイクロン排出口21と排気兼排水口23とサイクロン室18を取り囲むように形成された除湿用水室25と除湿用水室25内に水を供給する除湿水管26と除湿用水室25の上部と排気兼除湿室19を接続するオーバーフロー水管27とで構成される。
【0024】
このように構成された洗濯乾燥機における動作について、洗濯乾燥機の運転動作に沿って説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作は上記実施の形態1と同じであり、説明は省略する。乾燥行程では、まず、排水弁13を閉じる。そして、送風機9を回転し、空気の流れを起こす。空気の流れは、図3の矢印の方向に流れ、ヒータ10を通過して加熱され、吹出口8から脱水槽3内に温風が吹き出される。温風は脱水槽3の中の濡れて水分を含んでいる衣類5と接触し、衣類5に含まれている水分を蒸発させて気化し、高湿温風の空気となって排水兼吸込口12から乾燥風循環路7に循環される。乾燥行程で発生した糸くず15は、乾燥風循環路7を循環する高湿温風の空気とともに循環し、糸くず捕集装置11を通過する。
【0025】
糸くず15を伴った高湿温風の空気がサイクロン吸込口20からサイクロン室18へ入る。このとき、サイクロン吸込口19がサイクロン室18の壁面の接線方向に向いて形成されていることから、高湿温風が乾燥風循環路7からサイクロン吸込口19を通ってサイクロン室18内部に空気の流れとして入ってくると、遠心力の作用によって多湿の温風は渦を巻きながらサイクロン室18内で旋回流(サイクロン)を起こす。この旋回流に乗って糸くず15も遠心力の作用を受け、サイクロン室18の壁面に沿って回転し、同時に糸くず15は重力も受けているので徐々に降下して、排気兼除湿室19に落ち、排気兼排水口23から機外へ排出される。このようにして、糸くず15の集塵が行われる。
【0026】
このとき、除湿水管26から除湿用水室25内に水が供給され満水になる。そして、除湿用水室26に満たされた水によってサイクロン室18の壁面が冷され、乾燥風循環路7からサイクロン吸込口19を通ってサイクロン室18内に入ってきた多湿の温風はサイクロン室18の壁面に接触して冷される。冷された多湿の温風は温度が下がった分だけ結露し、結露した水はサイクロン室18の壁面を流れて排気兼除湿室19に落ち、排気兼排水口23から機外へ排水される。また、除湿用水室25に溜まった水は、オーバーフロー水管27から溢れ出て排気兼除湿室19に流れ、排気兼排水口23から機外へ排水される。
【0027】
このようにして、糸くず15が取り除かれ、除湿された空気は、遠心力と重力の影響が小さいので、サイクロン排出口21から排出される。
【0028】
このように、実施の形態2の洗濯乾燥機は、糸くず15による目詰まりが一切起こらない構造で糸くず捕集を行うことができ、目詰まりによりヒータ9を通過する空気の量が減ってヒータ9が過加熱状態になるという不具合を起こすこともない安全性の高い乾燥機を得ることができる。さらに、糸くず15は機外へ排出されるので、フィルタ掃除などのメンテナンスが一切必要なく、使い勝手の良い乾燥機を得ることができる。
また、サイクロン室18内に水を供給しないで多湿の温風の除湿を行うため、万が一水しぶきが発生した際にサイクロン排出口21から水が排出してしまうおそれがない。
【0029】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。図において、1〜4、8〜10、12〜23は上記実施の形態1と、24は上記実施の形態2と同一であり、その説明は省略する。図において、28は排水弁9と連通する排水管、29は糸くず15や高湿の空気を吸い込む吸込口で、サイクロン吸込口19に連通する。
【0030】
このように構成された空気循環路を有する家電機器に搭載された糸くず捕集装置における動作を、洗濯乾燥機における運転動作に沿って説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作は上記実施の形態1と同じであり、説明は省略する。乾燥行程では、まず、排水弁13を閉じる。そして、送風機9を回転し、空気の流れを起こす。空気の流れは、図1の矢印の方向に流れ、ヒータ10を通過して加熱され、吹出口8から脱水槽3内に温風が吹き出される。温風は脱水槽3の中にある濡れて水分を含んでいる衣類5に接触し、衣類5に含まれている水分を蒸発させて気化し、温風は高湿温風の空気となる。そして、温風が衣類5に接触したときに、衣類5から糸くず15なども発生し、高湿温風の空気には糸くず15なども一緒に流れてくる。そして、高湿温風の空気は、脱水槽3の上部に形成された吸込口29から糸くず捕集装置11のサイクロン吸込口19へと入り、上記実施の形態1または2の糸くず捕集装置11と同様にして集塵および除湿が行われる。そして、サイクロン排出口21から集塵および除湿された空気が送風機9に戻り、高湿温風から除湿された水分および糸くず15は排気件排水口20から排水および排出される。この循環を繰り返して衣類5の乾燥が行われる。
【0031】
このように、高湿温風を糸くず集塵装置24に導く乾燥風循環路を形成しないので、洗濯乾燥機の外形が小さくできる。なお、糸くず捕集装置24は、上記実施の形態1の糸くず捕集装置11でも同様の効果を得ることができる。
【0032】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。なお、1〜7、9、10、12〜17は上記実施の形態1と同一であり、その説明は省略する。30は衣類5を出し入れする水槽2の上部の出し入れ口2aの上部の出し入れ口2aを開閉自在に塞ぐ内フタ5aを有し、脱水槽3の上部開口を覆う中フタ、31は中フタ30に形成された温風入口で、脱水槽3内に送風をする送風機32aと送風機32aにより送風される空気を加熱するヒータ32bからなる加熱送風手段32から温風が吹き込まれる。33は水槽2内の衣類5に接触した高湿温風を排出する中フタ30に穿設した吹出口、34は吹出口33に着脱自在に取り付けられる糸くず捕集装置である。
【0033】
次に、糸くず捕集装置34について説明する。図7は(a)糸くず捕集装置34の斜視図、(b)糸くず捕集装置34の断面図、(c)糸くず捕集装置34の集塵ボックス38の斜視図、図8は糸くず捕集装置34を配設した中フタ30の斜視図である。図において、35は旋回流を作る円筒容器、36は円筒容器35の底面に穿設された吹出口33と接続する流入口、37は円筒容器35の側壁面に形成されたリント収集口、38はリント収集口37に取り外し可能に接続される透明な材質でできた集塵ボックス、39は円筒容器35の略中心天面に穿設された排気口、40は円筒容器35の排気口39に配設されるフィルタである。
【0034】
このように構成された洗濯乾燥機における動作について説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作は上記実施の形態1と同一であり、その説明は省略する。乾燥行程では、まず排気弁13を閉じる。そして、送風機32bをを回転し、空気の流れを起こす。空気の流れは図6の矢印の方向に流れ、ヒータ32bを通過して加熱され、温風入口31から脱水槽3内に温風が吹出される。温風は脱水槽3内の濡れて水分を含んでいる衣類5と接触し、衣類5に含まれている水分を蒸発させて気化し、高湿温風の空気となる。そして、温風が衣類5に接触したときに、衣類5から糸くず15も発生し、高湿温風の空気には糸くず15も一緒に流れてくる。そして、高湿温風の空気は、脱水槽3の上部の中フタ30に形成された吹出口33から円筒容器35内へ入る。このとき、高湿温風の空気は円筒容器35の底面の流入口36から外周接線方向に流入し、円筒容器35内で旋回流となる。糸くず15もこの旋回流に乗って円筒容器35内を回転し、回転で生ずる遠心力により円筒容器35の側壁面に押しつけられながら移動する。そして、糸くず15は遠心力により円筒容器35の側壁面にあるリント収集口37から集塵ボックス38内に移動する。この集塵ボックス38は閉空間であり、空気の出入りははあるがその風速は円筒容器35内の旋回流の風速に比べ極めて小さいものであり、旋回流から受ける遠心力の方が大きいので、集塵ボックス38内に入った糸くず15は再び円筒容器35内へ移動することはない。その結果、集塵ボックス38内に糸くず15が溜まっていく。そして、円筒容器35内の旋回流の空気は、旋回しながら円筒容器35の天面の略中心に設けた排気口39に向かって移動し、フィルタ40を経由して排気される。
【0035】
そして、集塵ボックス38内の糸くず15は、透明な材質で形成されているので溜まり具合を外から目視で確認することができ、円筒容器35から取り外して集塵ボックス38内の糸くず15を排気できる。また、集塵ボックス38は中フタ30の上面に設けられているので、脱水槽3内の衣類5の出し入れの際の中フタ30の開閉時に集塵ボックス36内の糸くず15を排気することを容易に喚起することができ、楽に作業することができる。
【0036】
なお、上記実施の形態1〜3では、上述したような糸くず捕集装置を縦型の洗濯乾燥機に設けたものとしているが、これに限るものではなく、ドラム式乾燥機やドラム式洗濯乾燥機など乾燥機能を有する家電機器などに上記実施の形態1〜3の糸くず捕集装置を設けたものであっても同様の効果を奏するものである。
【0037】
また、エアコンや空気清浄機、除湿機など室内の空気の循環が行なわれる空気循環路を形成するもので、フィルター機能を有する家電機器などに上記実施の形態1〜3の糸くず捕集装置を設けても同様の効果を奏することができる。
【0038】
また、上記実施の形態1〜4の糸くず捕集装置は、除湿水管により水を供給して除湿を糸くず捕集装置内で行なえるものとしているが、糸くず捕集装置に除湿機能は設けずに糸くずの捕集のみを行い、別に除湿機能を別途設けたものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0040】
室内の空気を吸込み、加熱または冷却または除湿または浄化などを行ってから前記室内へ排気させる空気流路を有し、前記空気流路の途中にフィルター機能を有する家電機器において、前記フィルター機能を、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記室内の吸込んだ空気を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記室内の吸込んだ空気中の埃や糸くずなどの捕集を行う糸くず捕集装置としたので、糸くずによる目詰まりが一切起こることがないため、空気の加熱または冷却または除湿または浄化などの機能に影響することがなく、フィルター機能の使い勝手のよい空気循環路を有する家電機器を得ることができる。
【0041】
また、衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中に設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して排出するので、糸くずによる目詰まりが一切起こらない衣類乾燥機を得ることができる。
【0042】
また、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずを機外へ排出する排気室を形成したので、フィルター掃除などのメンテナンスが一切必要なく、使い勝手の良い乾燥機を得ることができる。
【0043】
また、前記サイクロン室内に水を供給し、前記衣類と接触した高湿温風の水冷除湿を行う除湿水管を設け、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したので、糸くず捕集装置で糸くず捕集と同時に除湿を行うことができる。
【0044】
また、前記サイクロン室の外壁面を冷却する手段を有し、前記衣類と接触した高湿温風が吸込まれるサイクロン室の内壁面に結露させて除湿を行い、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したので、糸くず捕集装置で糸くず捕集と同時に除湿を行うことができる。
【0045】
また、外箱内部に弾性的に吊支した水槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記水槽内に回転自在に支持し衣類を収容する脱水槽と、前記脱水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌翼と、前記脱水槽または攪拌翼を駆動する駆動手段と、前記脱水槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段とを備え、前記脱水槽内に温風が供給されて脱水槽内に収容される衣類に接触させて乾燥を行なうものであって、前記衣類と接触した高湿温風を排出する吹出口を前記脱水槽の上方に形成し、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成される糸くず捕集装置を有し、前記糸くず捕集装置のサイクロン吸込み口と前記吹出口とを接続し、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行うので、送風手段からの温風の循環を最短距離で行なえ、乾燥風循環路などを形成することなく温風を循環でき、洗濯乾燥機の外形を小さくすることができる。
【0046】
また、前記糸くず捕集装置は、着脱自在で透明な材質で形成される集塵ボックスを備えたので、集塵ボックスが透明な材質で形成されているので糸くずの溜まり具合を外から目視で確認でき、集塵ボックスを取り外して容易に糸くずを廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。
【図2】(a)この発明の実施の形態1を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の斜視図である。
(b)この発明の実施の形態1を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。
【図4】(a)この発明の実施の形態2を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の斜視図である。
(b)この発明の実施の形態2を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の断面図である。
【図7】(a)この発明の実施の形態4を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の斜視図である。
(b)この発明の実施の形態4を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の断面図である。
(c)この発明の実施の形態5を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の糸くず捕集装置の集塵ボックスの斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機の中フタの斜視図である。
【図9】 従来の空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機を示す断面図である。
【図10】 従来の空気循環路を有する家電機器である洗濯乾燥機を示す糸くず回収装置の断面図である。
【符号の説明】
1 外箱、2 水槽、3 脱水槽、4 衣類、5 トップカバー、6 フタ、7 乾燥風循環路、8 吹出口、9 送風機、10 ヒータ、11 糸くず捕集装置、12 排水兼排気口、13 排水弁、14 排水口、15 糸くず、16攪拌翼、17 モータ、18 サイクロン室、19 排気兼除湿室、20 サイクロン吸込口、21 サイクロン排出口、22 除湿水管、23 排気兼排水口。

Claims (8)

  1. 室内の空気を吸込み、加熱または冷却または除湿または浄化などを行ってから前記室内へ排気される空気流路を有し、前記空気流路の途中にフィルター機能を有する家電機器において、前記フィルター機能を、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記室内に吸込んだ空気を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記室内の吸込んだ空気中の埃や糸くずなどの捕集を行う糸くず捕集装置とし、前記サイクロン室内に水を供給し、前記室内の吸込んだ空気の水冷除湿を行う除湿水管を設け、前記糸くず捕集装置のサイクロン室の逆円錐形状の先端に、分離捕集した糸くずの機外への排出兼排水室を形成したことを特徴とする空気循環路を有する家電機器。
  2. 室内の空気を吸込み、加熱または冷却または除湿または浄化などを行ってから前記室内へ排気される空気流路を有し、前記空気流路の途中にフィルター機能を有する家電機器において、前記フィルター機能を、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記室内に吸込んだ空気を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記室内の吸込んだ空気中の埃や糸くずなどの捕集を行う糸くず捕集装置とし、前記サイクロン室の外壁面を冷却する手段を有し、前記室内の吸込んだ空気が吸込まれるサイクロン室の内壁面に結露させて除湿を行い、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水路から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したことを特徴とする空気循環路を有する家電機器。
  3. 衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中に設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して排出し、前記サイクロン室内に水を供給し、前記衣類と接触した高湿温風の水冷除湿を行う除湿水管を設け、前記糸くず捕集装置のサイクロン室の逆円錐形状の先端に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したことを特徴とする衣類乾燥機または洗濯乾燥機。
  4. 衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中に設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して排出し、前記サイクロン室の外壁面を冷却する手段を有し、前記衣類と接触した高湿温風が吸込まれるサイクロン室の内壁面に結露させて除湿を行い、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に、分離捕集した糸くずの機外への排出と前記除湿水管から供給された水の排水とを行う排出兼排水室を形成したことを特徴とする衣類乾燥機または洗濯乾燥機。
  5. 外箱内部に弾性的に吊支した水槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記水槽内に回転自在に支持し衣類を収容する脱水槽と、前記脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記脱水槽または撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記脱水槽内に温風が供給されて脱水槽内に収容される衣類に接触させて乾燥を行うものであって、前記衣類と接触した高湿温風を排出する吹出口を前記水槽の上方に形成し、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成される糸くず捕集装置を有し、前記糸くず捕集装置を前記水槽の上方に位置するように前記糸くず捕集装置のサイクロン吸込口と前記吹出口とを接続し、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行うことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 衣類が収納され回転する脱水槽に温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、サイクロン室と前記サイクロン室の側面の接線方向に形成する前記脱水槽内の衣類と接触した高湿温風を吸込むサイクロン吸込口と前記サイクロン室の上面中心に形成するサイクロン排出口とにより構成され、前記サイクロン室に旋回流を発生させて前記衣類から発生する糸くずの捕集を行う糸くず捕集装置を前記温風の流路途中にある前記脱水槽の上部開口を覆う開閉自在な内フタに設け、前記旋回流に基づく遠心力により前記温風中の糸くずを分離捕集して前記糸くず捕集装置の集塵ボックス内に溜めることを特徴とする衣類乾燥機または洗濯乾燥機。
  7. 前記集塵ボックスは、前記糸くず捕集装置のサイクロン室に隣接し、取り外し可能に接続したことを特徴とする請求項6記載の衣類乾燥機または洗濯乾燥機。
  8. 前記集塵ボックスは、透明な材質で形成されることを特徴とする請求項1〜7記載の洗濯乾燥機。
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