JP3901772B2 - ロボットの教示操作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、教示・再生型のロボットであって例えば溶接ロボット,塗装ロボット等の各種産業用のロボットに、ティーチングペンダントにより作業動作を教示するための操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ロボットとワークとの干渉防止のためおよび作業スペース確保のために、ロボットはワークから一定の距離をあけて設置されている。そして、ワークに対応する作動内容をロボットに教示する場合、そのロボットの制御装置を直接操作する手段では正確な教示が難しいので、通常、ロボットの制御装置に対しデータ送受信可能なティーチングペンダント(動作のタイプや特性等を指定してロボットの動作を教示するために使用される携帯型デバイス)を用い、オペレータ等の作業者がそのティーチングペンダントを操作しながら教示操作を行なっている。
【0003】
このティーチングペンダントを用いて教示を行なうロボットについては、種々提案されており、その一例である実開平2−15284号に開示された技術の概要について以下に説明する。
この技術におけるティーチングペンダントは、▲1▼入力された信号に基づき複数の情報を複数の表示部分にそれぞれ表示する表示手段と、▲2▼その表示部分を、それらが表示する情報を読み取り可能に被覆するとともに、それらの表示部分にそれぞれ対応する部分への押圧を選択的に検知してその検知結果の信号を出力する押圧検知パネルと、▲3▼ロボットの作動教示に関する複数の情報に対応する信号を表示手段に入力し、押圧検知パネルが検知結果を出力すると、その信号に基づいて、その押圧パネルの押圧された部分に対応する表示手段に入力する信号を変更して、表示する情報を変更させる制御手段とを備えている。
【0004】
このティーチングペンダントでは、制御手段が、ロボットの作動の教示に関する複数の情報に対応する信号を表示手段に入力し、表示手段が、その信号に基づいて複数の情報を複数の表示部分にそれぞれ表示する。
そして、オペレータ等の作業者が、入力された情報を読み取り、所要の情報を表示している表示部分を、押圧検知パネルの表示部分を被覆している部分を介して押圧すると、押圧検知パネルが検知結果の信号を出力し、制御手段が、押圧パネルの出力信号から、どの情報を表示している表示部分が押圧されたかを判別して、その情報に対応する信号をロボットの制御装置へ出力し、また、情報の内容に応じて表示手段に入力する信号を適宜に変更し、その表示する情報を変更している。
【0005】
このようなティーチングペンダントを用いることによって、オペレータ等の作業者は、ロボットの作動教示に関する多数の情報を、押圧検知パネルを押圧することにより表示手段に選択的に表示させながら、ロボットに対し所望の作動内容を教示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなティーチングペンダントを用いた教示操作手段では、予め入力された情報をもとに表示手段上の押圧検知パネルを押圧することによりロボットの作動教示を行なうことが可能で、作業者が熟練者の場合は容易に短時間で教示作業を行なえるが、未熟な作業者が作動教示を行なう場合、ロボットがどの部分(例えばベースやツール等)が前後・左右・上下の何れの方向に作動するものかを確認する必要があり、作業者が短時間で効率よく教示作業を行なえるようになるためには多くの時間と経験とが必要になるという課題がある。このため、操作経験によることなく単純な押圧操作でロボットの作動教示を行なえるようにすることが望まれている。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、単純な押圧操作またはタッチ操作により教示操作を行なえるようにして、ロボットの教示操作の簡易化およびティーチング時間の短縮をはかった、ロボットの教示操作方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明のロボットの教示操作方法は、ロボットの制御装置に接続されて教示データを入力するためのティーチングペンダントに、タッチパネル付き表示画面である表示部を配置し、該ティーチングペンダントを用いて、可動部の移動(作動)を予め教示してから該教示データに基づいて再生動作を行なうロボットの教示操作方法であって、その表示部に、教示対象ロボットのグラフィック画像を表示そのロボットのグラフィック画像の作動方向を示す矢印をグラフィック画像の作動方向に合わせて表示するとともに、その教示対象ロボットの動作を指示するための複数のタッチキーをそれぞれ、該ロボットの作動方向に対応して該グラフィック画像の周囲に分散するように矢印の先に表示し、前記の教示対象ロボットのグラフィック画像及び矢印を参照しながら複数のタッチキーのうちの少なくとも1つを押圧操作もしくはタッチ操作することにより、ロボットに対する教示操作を行なうことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の本発明のロボットの教示操作方法は、請求項1記載の本発明のロボットの教示操作方法において、該ロボットの座標系として、ベース座標系と関節座標系とツール座標系とをそなえていることを特徴としている
【0011】
上述の構成により、本発明のロボットの教示操作方法では、タッチパネル付き表示画面上に教示対象ロボットのグラフィック画像が表示され、その動作を把握しながらタッチキーを押圧またはタッチするという単純な操作だけで教示操作を容易に行なうことができる(請求項1)
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)実施形態の説明
図1は本発明の実施形態に係るティーチングペンダントを示す斜視図、図2〜図9はいずれも本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【0014】
図1に示すティーチングペンダント1は、片手で保持することが可能なものであり、本体2の中央部にタッチパネル付きカラー表示液晶画面(タッチパネル付き表示画面;以下、LCDと称す)3が配置され、その画面3上に表示される各種グラフィック画面のタッチキーに軽く触れることによって、各種機能の選択と操作とを行なうことが可能に構成されている。このティーチングペンダント1には、LCD3上のタッチパネル(前述した各種タッチキー)からの押圧検知結果(タッチ検知結果)に応じて、LCD3上におけるグラフィック画面の表示状態を後述のごとく適宜変更制御する表示コントローラ(図示省略)が内蔵されている。なお、本実施形態のティーチングペンダント1は、可動部(アーム,手首等)の移動を予め教示してから教示データに基づいて再生動作を行なう塗装ロボットを教示対象とするものであるが、他の産業用ロボット(溶接ロボット等)にも本実施形態と同様に適用できることはいうまでもない。
【0015】
また、本体2に向かってLCD3の左側には、“+(プラス)”キー13,“−(マイナス)”キー14,グラフィックキー15,再生キー16,記憶キー17,スプレーキー18,サーボONキー19およびサーボOFFキー20の各種キーが配設され、右側には、起動キー11,軸操作キー12a〜12f(ロボットの6軸分)および非常停止キー21が配設されている。
【0016】
そして、キー11,13〜20にはそれぞれ表示ランプ24が併設されており、各表示ランプ24が点灯することによって、各キー11,13〜20についての機能が有効に作用していることがオペレータ等の作業者に示されるようになっている。
なお、ティーチングペンダント1は、送信ケーブル22によりロボットの制御装置(図示省略)に接続されており、作業者がティーチングペンダント1を操作して入力した塗装ロボットに対する教示内容(教示データ)は、送信ケーブル22を介して制御装置へ送信されるように構成されている。
【0017】
また、ティーチングペンダント1の本体2には吊金具23が装着されており、この吊金具23を用いることより、ティーチングペンダント1の操作や保持が容易に行なえるように且つ天吊・壁掛けによる保管も行なえるように構成されている。
ここで、上記の各種キーの機能について説明する。
【0018】
〔1〕“+”キー13は、押している間、各軸+側の軸操作と再生モードにおける操作とを有効にするものである。
〔2〕“−”キー14は、押している間、各軸−側の軸操作と再生モードにおける操作とを有効にするものである。
〔3〕グラフィックキー15は、押している間、LCD3上のグラフィック画面におけるリモート操作(図2〜図12により後述する本発明の特徴的な教示操作)を有効にするものである。
【0019】
〔4〕再生キー16は、再生モードを選択するものである。
〔5〕記憶キー17は、ステップデータ,塗装条件データ等を記憶させるものである。
〔6〕スプレーキー18は、再生・自動モードに選択された状態において、スプレーの出力を有効/無効にするものであり、スプレーキー18の表示ランプ24が点灯している時に押されると、表示ランプ24が消灯しスプレーが無効になり、再度押すと表示ランプ24が点灯しスプレーが有効になる。
【0020】
〔7〕サーボONキー19は、モータの駆動電源をONにする際に押下されるものである。
〔8〕サーボOFFキー20は、モータの駆動電源をOFFにする際に押下されるものである。
〔9〕軸操作キー12a,12b,12c,12d,12e,12fは、サーボ軸,外部軸,ON/OFF軸を操作するものである。
【0021】
〔10〕起動キー11は、再生モードにおいて、プログラムを連続実行する際に押下されるものである。
次に、実施形態におけるロボットの作動教示時の操作手順を、図2〜図9に示すグラフィック画面を参照しながら説明する。
ロボットの制御装置の電源をONにすると、数秒後にティーチングペンダント1のLCD3に、図2に示す簡易教示画面31が表示される。オペレータ等の作業者が、この簡易教示画面31の座標選択のタッチキー31aに触れると、図3に示すように、LCD3に表示された簡易教示画面31の中央部に座標選択画面32が表示される。この座標選択画面32には、“ベース座標”,“関節座標”および“ツール座標”と表示された3つのタッチキー32a,32b,32cが表示される。
【0022】
なお、座標選択のタッチキー31aには現在選択中の座標系(図2では“ベース座標”)が表示されているが、座標選択画面32で任意の座標を選択タッチすると改めてその座標系が簡易教示画面31のタッチキー31aの表示領域に表示される。
リモート操作における作動速度を、“高速”,“中速”,“低速”と表示された3つのタッチキー31b,31c,31dのいずれかを押下することにより選択する。このようにタッチキー31b〜31dによる速度設定を行なうことにより、ワーク形状や作業者の能力等に応じた適当な速度でリモート操作を行なうことができる。なお、図2および図3に示す簡易教示画面31では、作動速度として“高速”を選択した場合の状態が示されている。
【0023】
上述のような座標系の選択操作で選択されたそれぞれの座標系は、移動(X,Y,Z軸)と姿勢(Rx,Ry,Rz軸)とに分けられており、移動教示時と姿勢教示時とでその座標系のグラフィック画面が切換表示されるようになっている。以下に、その座標系の作用について説明する。
(A−1)タッチキー(ベース座標)32aを選択した場合
選択操作で“ベース座標”と表示されたタッチキー32aが選択された状態において、図1に示すティーチングペンダント1のグラフィックキー(デッドマンキー)15を押している間、LCD3上に図4に示すベース座標(移動)画面33がグラフィック画面として表示される。
【0024】
この状態において、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上33a,下33b,右33c,左33d,前33e,後33fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面33に表示された方向に作動する。
ベース座標の姿勢画面に切り換える場合は、画面変換キー(タッチキー)33hに触れることによって、図5に示すベース座標(姿勢)画面34がグラフィック画面として表示される。この状態でベース座標の移動画面と同様に、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上34a,下34b,右34c,左34d,右回34e,左回34fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面34に表示された方向に作動する。また、グラフィック画面34上の画面変換キー(タッチキー)34hに触れることにより、図4に示すグラフィック画面33が表示される。
【0025】
(A−2)タッチキー(関節座標)32bを選択した場合
選択操作で“関節座標”と表示されたタッチキー32bが選択された状態において、図1に示すティーチングペンダント1のグラフィックキー(デッドマンキー)15を押している間、LCD3上に図6に示す関節座標(アーム)画面35がグラフィック画面として表示される。
【0026】
この状態において、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上35a,下35b,右35c,左35d,前35e,後35fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面35に表示された方向に作動する。
関節座標の手首画面に切り換える場合は、画面変換キー(タッチキー)35hに触れることによって、図7に示す関節座標(手首)画面36がグラフィック画面として表示される。この状態で関節座標のアーム画面と同様に、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上36a,下36b,右36c,左36d,右回36e,左回36fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面36に表示された方向に作動する。また、グラフィック画面36上の画面変換キー(タッチキー)36hに触れることにより、図6に示すグラフィック画面35が表示される。
【0027】
(A−3)タッチキー(ツール座標)32cを選択した場合
選択操作で“ツール座標”と表示されたタッチキー32cが選択された状態において、図1に示すティーチングペンダント1のグラフィックキー(デッドマンキー)15を押している間、LCD3上に図8に示すツール座標(移動)画面37がグラフィック画面として表示される。
【0028】
この状態において、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上37a,下37b,右37c,左37d,前37e,後37fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面37に表示された方向に作動する。
ツール座標の姿勢画面に切り換える場合は、画面変換キー(タッチキー)37hに触れることによって、図9に示すツール座標(姿勢)画面38がグラフィック画面として表示される。この状態でツール座標の移動画面と同様に、LCD3上に表示されているロボットの作動方向を指示するためのタッチキー、上38a,下38b,右38c,左38d,右回38e,左回38fのいずれかに触れることで、ロボットはグラフィック画面38に表示された方向に作動する。また、グラフィック画面38上の画面変換キー(タッチキー)38hに触れることにより、図8に示すグラフィック画面37が表示される。
【0029】
なお、上述したいずれの座標画面においても、隣り合わせで表示された複数のタッチキーに同時に触れることで、ロボットは複合された方向に作動する。
上述のような各座標におけるグラフィック画面によるタッチ操作を行なうとともに、そのタッチ操作にロボットのマニュアル操作を組み合わせることにより、教示を必要とするポイントにロボットを移動させた後、ティーチングペンダント1の記憶キー17に触れて、それぞれの教示位置を記憶させる。
【0030】
上述した本発明の実施形態のロボットの教示操作方法によれば、ティーチングペンダント1を片手で保持可能なハンディタイプとし、本体2の中央部にタッチパネル付きカラー表示液晶画面(LCD)3を設け、ロボットの座標系選択キー31aおよび速度選択キー31b〜31dをタッチキーとして表示するとともに、座標系毎のグラフィック画面33〜38を表示し、そのグラフィック画面毎の教示操作に際して、作業者は、LCD3上におけるロボットのグラフィック表示を見ながら、ロボットの作動方向を示したタッチキー33a〜33f,34a〜34f,35a〜35f,36a〜36f,37a〜37f,38a〜38fのうち作動させたい方向のものに触れるという単純な押圧操作(タッチ操作)を行なうことにより、操作経験の少ない作業者でもロボットの教示操作を極めて容易に行なうことができる。
【0031】
また、作業者の技術に応じた作動速度(低速,中速,高速)を速度選択キー31b〜31dにより選択できるので、操作経験の少ない作業者であっても操作に熟練した作業者であっても、そのレベルに応じた作動速度で効率よく教示操作を行なえる。例えば経験を積んだ熟練作業者が操作する場合には、図2に示す簡易教示画面31でタッチキー31bを押下することにより作動速度として高速を選択し、各座標系のグラフィック画面33〜38におけるリモート操作(教示操作)を高速化して、ティーチング時間を大幅に短縮することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のロボットの教示操作方法によれば、ティーチングペンダントのタッチパネル付き表示画面である表示部に、ロボットのグラフィック画像を、ロボットの動作を指示するための複数のタッチキーとともに表示し、作業者は、ロボットのグラフィック表示を参照しながら、所望の動作に対応するタッチキーを押圧またはタッチするという単純な操作を行なうことにより、操作経験の少ない作業者でもロボットの教示操作を極めて簡易化でき、ひいてはティーチング時間を大幅に短縮できる効果がある(請求項1,2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るティーチングペンダントを示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面(簡易教示画面)を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面(座標選択画面)を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【図7】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【図8】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である。
【図9】 本発明の実施形態としてのロボットの表示操作方法を説明すべくティーチングペンダントにおけるグラフィック画面を示す図である
【符号の説明】
1 ティーチングペンダント
3 タッチパネル付きカラー表示液晶画面(LCD,タッチパネル付き表示画面)
15 グラフィックキー
17 記憶キー
31 簡易教示画面
32 座標選択画面
3 ベース座標(移動)画面(グラフィック画面)
4 ベース座標(姿勢)画面(グラフィック画面)
35 関節座標(アーム)画面(グラフィック画面)
36 関節座標(手首)画面(グラフィック画面)
37 ツール座標(移動)画面(グラフィック画面)
38 ツール座標(姿勢)画面(グラフィック画面
1a〜31d,32a〜32c,33a〜33f,33h,34a〜34f,34h,35a〜35f,35h,36a〜36f,36h,37a〜37f,37h,38a〜38f,38h タッチキー

Claims (2)

  1. ロボットの制御装置に接続されて教示データを入力するためのティーチングペンダントに、タッチパネル付き表示画面である表示部を配置し、該ティーチングペンダントを用いて、可動部の移動を予め教示してから該教示データに基づいて再生動作を行なうロボットの教示操作方法であって、
    該表示部に、教示対象ロボットのグラフィック画像を表示し、該ロボットの該グラフィック画像の作動方向を示す矢印を該グラフィック画像の作動方向に合わせて表示するとともに、該教示対象ロボットの動作を指示するための複数のタッチキーをそれぞれ、該ロボットの作動方向に対応して該グラフィック画像の周囲に分散するように該矢印の先に表示し、
    前記の教示対象ロボットのグラフィック画像及び該矢印を参照しながら該複数のタッチキーのうちの少なくとも1つを押圧操作またはタッチ操作することにより、該ロボットに対する教示操作を行なうことを特徴とする、ロボットの教示操作方法。
  2. 該ロボットの座標系として、ベース座標系と関節座標系とツール座標系とをそなえていることを特徴とする、請求項1記載のロボットの教示操作方法
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