JP3900552B2 - 光センサの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光センサの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光電変換部としてフォトダイオードを用いた光センサにおいて、フォトダイオードの受光部を保護するため、この受光部の上に絶縁膜として酸化膜を形成している。このとき、光センサの感度を良くするために光透過率が最大となる膜厚を基準にし、この膜厚を予定して酸化膜を作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受光部上に形成される酸化膜においては、製造上バラツキが生じる。特に、集積化回路においては種々の製造工程があるため、その工程途中で酸化膜の膜厚は変化し、バラツキが大きくなる。このようなバラツキによって受光特性が大きく変動してしまうという問題がある。
【0004】
本発明は上記点に鑑みて、光電変換部の受光部の上に形成する絶縁膜の膜厚にバラツキがあっても、受光特性の変動を良好にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図1に光透過率−酸化膜厚特性を調べた結果を示す。ここで、光透過率とは、入射する光量に対する受光部への透過光量の比である。なお、この図は受光部に擬似太陽光を入射したときにおいて、受光部表面への入射光量と受光部表面からシリコン基板1へ透過する透過光量をシミュレーションにより求めたものである。
【0006】
この光透過率は空気、酸化膜、受光部による光の屈折率に依存する。そして、光の屈折率は物質の材質や物質の厚さに依存する。このとき、酸化膜の膜厚が非常に薄く、光の波長に近い場合、光の屈折率が物質の厚さに依存し、また、この光の周期に合わせて変化する。このため図1のように周期的にピークを持った特性となる。
【0007】
図に示すように光透過率が最大になるのは第1ピークのときであり、値は約0.83(最大ピーク値)で膜厚が約1100Åのときである。しかしながら、光透過率が最大となる第1ピークの膜厚近傍では光透過率の変化割合が極めて大きい。従って、酸化膜の膜厚が変動すると受光特性が大きく変動してしまう。
しかし、酸化膜増加方向において光透過率が最大となる第1ピークの次の第2ピーク(膜厚が2700Å)、さらに第3のピーク(膜厚が4250Å)においては、第1ピークのときに比し特性の傾斜が緩やかになっており、膜厚の変化に対する光透過率の変化の割合が小さいことを示している。このため、光透過率が最大となる第1ピークを外したピークでは膜厚変動に対して受光特性の変動を小さくすることができる。
【0008】
よって、上記目的を達成するため、本願発明においては以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明によると、半導体基板(1)に形成した光電変換部(3)の受光部の上に絶縁膜(17b、18)を形成する光センサの製造方法において、光透過率が最大となる第1ピークりも他のピークにおいて膜厚の変に対する光透過率の変の割合が小さいことを示す光透過率−受光部上絶縁膜厚特性に基づき、特性の光透過率が最大となる第1ピークを外した他のピークとなる膜厚を目標として絶縁膜(17b、18)を形成することを特徴としている。
【0009】
これにより、受光部上に形成する絶縁膜(17b、18)の膜厚にバラツキがあっても、光透過率のバラツキがをさくすることができるので、受光特性を向上させることができる。請求項2に記載の発明によると、特性の他のピークを第1ピークの次のピークとなる第2ピークとしていることを特徴としている。
【0010】
他のピークとなる膜厚の内、第2ピークとなる膜厚が最も薄い。ところで、酸化膜を形成すると、膜厚にバラツキを生じる。このバラツキは膜厚が厚いほど大きい。従って、このように、第1ピークを外した他のピークの中で第2ピークとなる膜厚を目標として絶縁膜を作成することにより、受光特性を良くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
図2は光センサの平面図を示し、図3は図2のA−A断面図を示す。シリコン基板(半導体基板)1はP+ 型シリコン基板1aとその上に形成されたN- 型エピタキシャル層1bからなり、P+ 型シリコン基板1aとN- 型エピタキシャル層1bの境界部にN+ 型埋め込み層1c〜1eが形成されている。
【0012】
シリコン基板1の中央部にはP+ 型領域2により分離されたフォトダイオード部(光電変換部)3が形成されている。このフォトダイオード部3において、N- 型エピタキシャル層1bの表層部には受光部となるP+ 型領域4が形成され、P+ 型領域4内での周辺部にはP+ 型領域5が形成されている。また、フォトダイオード部3において、N+ 型エピタキシャル層1bでのP+ 型領域4の周囲には、N+ 型領域6が環状に形成されていて、N+ 型埋め込み層1cとつながっている。
【0013】
シリコン基板1におけるフォトダイオード部3の周囲には、信号処理回路部(回路部)7が形成されている。信号処理回路部7には多数の半導体デバイスが形成され、これらのデバイスにより信号増幅回路及びA/D変換回路が構成されている。図3においてはPNPバイポーラトランジスタ8とNPNバイポーラトランジスタ9を示す。N- 型エピタキシャル層1bの表層部においてP+ 型領域11、12及びN+ 型領域13が形成されている。
【0014】
また、N- 型エピタキシャル層1bの表層部においてP+ 型領域14が形成されていると共に、P+ 型領域内14及びN- 型エピタキシャル層1bにはN+ 型領域15、16が形成されている。
シリコン基板1の上面にはシリコン酸化膜17aが形成されている。ただし、フォトダイオード部3においてはシリコン酸化膜17aが開口しており、この開口部38にシリコン酸化膜17bが形成されている。シリコン酸化膜17bは熱酸化膜が用いられ、膜厚を1050Å程度にしている。そして、シリコン酸化膜17a、17bの上には、さらにリン酸化膜(PSG膜)18が形成されている。
【0015】
また、フォトダイオード部3においてはシリコン酸化膜17a及びリン酸化膜18に開口部19、20が形成され、この開口部19、20を通してアルミ配線21、22が延設されている。アルミ配線21はN+ 型領域6と電気的に接続され、アルミ配線22はP+ 型領域5と電気的に接続されている。
さらに、信号処理回路部7においてシリコン酸化膜17aに開口部23〜28が形成され、この開口部23〜28を通してアルミ配線29〜34が延設されている。アルミ配線29はN+ 型領域13と、アルミ配線30はP+ 型領域11と、アルミ配線31はP+ 型領域12と、アルミ配線32はN+ 型領域15と、アルミ配線33はN+ 型領域16と、アルミ配線34はP+ 型領域14とそれぞれ電気的に接続されている。アルミ配線29〜34はアルミ薄膜を所望の形状にパターニングすることにより形成したものである。
【0016】
アルミ配線21、22、29〜34の上には層間絶縁膜35が形成されている。この層間絶縁膜35はTEOS酸化膜、SOG膜、TEOS酸化膜からなる。フォトダイオード部3においては層間絶縁膜35が開口している。また、信号処理回路部7における層間絶縁膜35の上には遮光膜としてのアルミ薄膜36が形成されている。
【0017】
そして、外部からフォトダイオード部3の受光部に向けて光が入射したときには、その光は薄いシリコン酸化膜17b及びリン酸化膜18を通過してP+ 型領域4に至る。N+ 型エピタキシャル層1bとP+ 型領域4とのPN接合近傍に光が入ると、電子−正孔対が発生する。発生した少数キャリア、即ち、P+ 型領域4で発生した電子及びN+ 型エピタキシャル層1bで発生した正孔が両領域で互いに逆向きに移動する。このとき、N+ 型エピタキシャル層1bからP+ 型領域4へ向かう電流が流れる。この光電流は入射光量に比例している。この光電流はアルミ配線21、22を通して信号処理回路部7に送られる。この信号処理回路部7において光電流が増幅されると共にデジタル変換される。この信号は、図1におけるパッド42を介して外部に出力される。
【0018】
次に、光センサの製造工程を説明する。
図4に示すようにエピタキシャル成長させたシリコン基板1に対し、通常のIC製造に用いられる拡散法等によってトランジスタ、拡散抵抗等の素子を形成する。つまり、P+ 型シリコン基板1aの上にN- 型エピタキシャル層1bを成長させる。このとき、N+ 型埋め込み層1c、1d、1e及び埋め込み側のP+ 型領域2を同時に形成する。
【0019】
そして、N- 型エピタキシャル層1bの上面からのイオン注入と熱処理により、P+ 型領域5、N+ 型領域6、P+ 型領域11、12、N+ 型領域13、P+ 型領域14、N+ 型領域15、16及び素子分離のためのP+ 型領域2を形成する。その後、シリコン基板1の上面に熱酸化によるシリコン酸化膜17aを形成する。
【0020】
そして、図5に示すようにシリコン酸化膜17aに対し、受光部となる領域をフォトエッチングによって選択的に除去して開口部38を形成する。そして、シリコン基板1の上面の開口部38に厚さ1050Åの熱酸化によるシリコン酸化膜(熱酸化膜)17bを形成し、その後イオンインプランテーション及び拡散処理によりP+ 型領域4を形成する。これにより、シリコン基板1にフォトダイオード部3と信号処理回路7とが形成されると共に、フォトダイオード部3の受光部の上にシリコン酸化膜17bが形成される。
【0021】
この後、図6に示すようにシリコン酸化膜17aを全体的にこれらを保護するためのリン酸化膜18を形成する。具体的には、このリン酸化膜18はCVD法により堆積させる。そして、このリン酸化膜18は1650Åの膜厚に設定している。従って、このときに受光部上に形成されている全酸化膜の膜厚は、シリコン酸化膜17bの膜厚1050Åと、リン酸化膜18の膜厚1650Åで合わせて2700Åとなる。
【0022】
さらに、このリン酸化膜18を形成した状態で熱処理を施す。この熱処理により酸化膜の膜厚は若干増加する。具体的には50Å程度増加する。
この熱処理の後、キャパシタ酸化を行う。このキャパシタ酸化工程はシリコン基板1の所定のキャパシタ領域(図示しない)にキャパシタを形成する工程である。このキャパシタ酸化工程を行うときに受光部上に形成した酸化膜の膜厚が増加する。具体的には、キャパシタを形成するために、シリコン酸化膜17aにキャパシタ開口部を形成する。このキャパシタ開口部を形成したことによりシリコン基板1のシリコンが剥き出しになる。この剥き出しになったシリコンを熱酸化してシリコン酸化膜を形成する。この熱酸化はシリコン基板1のキャパシタ領域のみに施すということができないため、受光部上に形成した酸化膜の膜厚も増加する。このときの受光部上に形成した酸化膜の増加は500Å程度である。
【0023】
なお、このときの酸化膜の膜厚は前述の熱処理のときの50Åとキャパシタ酸化のときの500Åを合わせて、3250Å程度である。
この後、図示しないがシリコン基板1上に回路調整用の薄膜を形成する。具体的には、この薄膜はクロムシリコンで抵抗として形成される。また、この薄膜はフォトエッチングしてパターニング形成されるが、このときのエッチングにより受光部上に形成された酸化膜の膜厚が減少する。そして、この薄膜は受光部と異なるところに形成されるが、シリコン基板1の上面部を全体的にエッチングするため受光部上の酸化膜にまで及び、これにより酸化膜が減少する。このときの膜厚の減少は400Å程度である。
【0024】
そして、図7、8に示すようにシリコン酸化膜17a及びリン酸化膜の所定領域にエッチングによりコンタクトホールを空け、全面にアルミ薄膜39を堆積する。その後、図9に示すようにアルミ薄膜39をフォトエッチング(例えばリン酸系あるいは硝酸系のエッチング液を用いたウェットエッチング)によりパターニングして、アルミ配線を形成する。また、このフォトエッチングのときに受光部の上のアルミ薄膜40は除去せずに保護膜として残しておく。
【0025】
この後、図10に示すようにシリコン基板上の表面全面に層間絶縁膜35を堆積する。具体的には、TEOS酸化膜、SOG塗布およびエッチバック、そして再度TEOS酸化膜を形成している。図11に示すようにアルミ配線上の一部の層間絶縁膜35をフォトエッチングにより除去し開口部41を形成する。なお、このとき層間絶縁膜35はHF系のエッチング液を用いたウェットエッチングで除去する。
【0026】
そして、図12に示すようにさらに受光部の上を含む層間絶縁膜35の上に遮光膜となるアルミ薄膜36を堆積し、図13に示すように回路部上(層間絶縁膜35の上)におけるアルミ薄膜36を残したままフォトダイオード部3の受光部上におけるアルミ薄膜36のみをウェットエッチングによりエッチング除去する。
【0027】
次に受光部上の層間絶縁膜35を除去する。そして、全面にパッシベーション膜としての1600nmのシリコン窒化膜37をプラズマCVD法によって堆積した後、受光部上のシリコン窒化膜を除去する。さらに、連続して、リン酸系のエッチング液を用いて受光部上に残ったアルミ薄膜40をエッチング除去する。これにより、図3に示す構成となる。
【0028】
そして、最後にシリコンノジュールエッチングを行う。これは、先程エッチングしたアルミ薄膜40のうち除去せずに残った部分及びアルミ薄膜36には1%程度のシリコンが混じっているので、このシリコンを除去するためである。このとき、受光部上のアルミ薄膜40は除去されているので受光部上の酸化膜が露出した状態になっているため、このシリコンノジュールエッチングによって酸化膜の膜厚が減少する。具体的には、このときの酸化膜の減少は100Å程度である。従って、このときの酸化膜の膜厚は2700Å前後、例えば、2750Åになる。
【0029】
このように、各工程を踏まえて酸化膜の膜厚は増減するため、請求項にいう受光部上に形成する絶縁膜とはシリコン酸化膜17b、リン酸化膜18、熱処理により増加した酸化膜、キャパシタ酸化により増加した酸化膜、薄膜エッチングにより減少した酸化膜及びシリコンノジュールエッチングにより減少した酸化膜の数層に及ぶ酸化膜を示している。そして、この酸化膜は目安値だけで言えば最終的に2700Å程度になる。しかし、前述の各工程における酸化膜の増減は目安でしかなく、実際にはこの目安値にはならない。
【0030】
具体的に言えば、まず受光部上の酸化膜17aの膜厚、リン酸化膜18の膜厚又はキャパシタ酸化のときに増加する膜厚は1割程度を最大のギャップとして目安値からズレる。従ってこの時点で、酸化膜の膜厚は3200±320Åとなる。次にリン酸化膜18成膜後の熱処理工程においても50Åが目安値となっているが若干のズレは生じる。
【0031】
さらに、薄膜エッチングのときには、膜厚の減少が400Åが目安値であるが、エッチングの程度でかなりズレるため、結果的に300〜600Å程度でズレを生じる。そして、最後のシリコンノジュールエッチングのときには目安値は膜厚の減少は100Åであるがこれも2倍程度のズレが生じ、200Å程度の減少になる場合がある。
【0032】
これにより、全ての工程を済ませた後の酸化膜の膜厚は計算上は2130〜3170Åになり、実際は僅かにズレるものの2700Åの±2割程度のズレで納まる。なお、このとき実際に試作したものでは2757±144Åであった。
ところで、図1との関係から特性の傾斜が1100Åのときに比べ2700Åのときの方が緩やかなので、膜厚の変化に対する光透過率の変化の割合が小さい。そして、膜厚が2700ű2割程度の範囲のとき図1に示すように光透過率の変化は小さい。従って、受光特性の変動が小さい。
【0033】
従って、このように受光部の上に形成する酸化膜の基準膜厚を、光透過率−酸化膜厚特性の第2ピークの膜厚にする、つまり、光透過率の差が小さくなるような膜厚に設定することで、様々な工程を経たときに膜厚にバラツキが生じても受光特性のバラツキを少なくすることができ、受光特性の向上を図ることができる。
【0034】
また、仮に基準膜厚を1100Åにした場合には受光部上の酸化膜17aの膜厚、リン酸化膜18の膜厚を変化させるとしてもやはりズレは生じる。また、キャパシタ酸化、薄膜エッチング、シリコンノジュールエッチングによる酸化膜の増減は本例と同様とすると、かなりのズレが生じることになる。従って、1100Åの膜厚を基準にした場合に、前述した2700Åを基準にして作成した光センサの受光特性と同程度の受光特性を安定して得ることはかなり困難である。
【0035】
また、上述した実施形態では第2ピークのときの膜厚を基準に酸化膜を形成した場合を挙げたが、第3、第4若しくはそれ以降のピークを基準にしても、膜厚の変化は広範囲に及ぶが受光特性の向上は同様に図れる。
しかし、基準とする膜厚を第3やそれ以降のピークの膜厚に設定した場合にも受光特性は第1ピークのときに比べて良くなるが、膜厚が増加する分その酸化膜を形成する際における膜厚のズレも大きくなるため、受光特性としては第2ピークのときを基準の膜厚に設定するのが一番良い。
【0036】
なお、上述した実施形態おいてはリン酸化膜を成膜し、熱処理(拡散処理)をした後に行うキャパシタ酸化工程、薄膜エッチング工程、アルミ配線形成工程及びシリコンノジュールエッチング工程は、シリコン基板上にどの様な素子を作るかによって、必要な工程を選択をして行う。従って、これらキャパシタ酸化工程等における酸化膜の膜厚の増減は選択された工程によって変化するが、この酸化膜の増減を上述の実施形態のような目安値を設定して、この目安値を計算して最終的に膜厚が2700Åになるように基準をとれば受光特性のバラツキを少なくでき、受光特性の向上が図れる。
【0037】
図2、図3では集積化回路上に何も形成していない状態を示しているが、エポキシ樹脂等の透明モールド材やゲル等がのる場合もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】光センサの光透過率と酸化膜厚の特性を表す相関図である。
【図2】光センサの平面図である。
【図3】図2における光センサのA−A矢視断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す工程図であって、シリコン酸化膜17a形成工程における断面図である。
【図5】図4に続く工程であって、シリコン酸化膜17aに開口部を形成する工程における断面図である。
【図6】図5に続く工程であって、リン酸化膜18形成工程における断面図である。
【図7】図6に続く工程であって、コンタクトホール形成工程における断面図である。
【図8】図7に続く工程であって、アルミ薄膜39形成工程における断面図である。
【図9】図8に続く工程であって、アルミ配線パターニング工程における断面図である。
【図10】図9に続く工程であって、絶縁膜35形成工程における断面図である。
【図11】図10に続く工程であって、開口部41形成工程における断面図である。
【図12】図11に続く工程であって、アルミ薄膜36形成工程における断面図である。
【図13】図12に続く工程であって、受光部上のアルミ薄膜36を除去する工程における断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、3…フォトダイオード部、17b…シリコン酸化膜、
18…リン酸化膜。

Claims (2)

  1. 半導体基板(1)に、入射する光の量に応じた出力を発生する光電変換部(3)を形成し、前記光電変換部(3)の受光部の上に絶縁膜(17b、18)を形成する光センサの製造方法であって、
    前記受光部に擬似太陽光を入射したときの入射する光量に対する前記受光部への透過光量の比である光透過率と前記絶縁膜(17b、18)の膜厚との関係を示し、前記光透過率が最大となる第1ピークりも他のピークにおいて膜厚の変に対する光透過率の変の割合が小さいことを示す光透過率−絶縁膜厚特性において、前記光透過率が最大となる前記第1ピークを外した前記他のピークとなる膜厚を目標として前記絶縁膜(17b、18)を形成することを特徴とする光センサの製造方法。
  2. 前記他のピークを、前記膜厚増加方向において前記第1ピークの次にピークとなる第2ピークとしていることを特徴とする請求項1に記載の光センサの製造方法。
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