JP3899935B2 - バルブソケット、および端子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブソケット、およびバルブソケット用の端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バルブソケットには、全体をL字形とし、給電側コネクタを収容するコネクタ収容部と、バルブを収容するバルブ収容部とを互いに略直角方向に開口させたものがある。このようなL字形をなすバルブソケットの場合、バルブに接続されるバルブ用端子と、給電側コネクタに接続されるコネクタ用端子とを別部品としてソケット本体に組付け、双方の端子の端部同士を接続させて全体をL字状としている。
【0003】
このようにL字形をなすバルブソケットの一例として、特許第3178185号公報に開示されているものがある。このバルブソケット100では、コネクタ用端子101は、導電性金属板材の一端部を上方へ直角に折り曲げることにより、略L字状に形成され、この屈曲部分が接続タブ102とされている。一方、バルブ用端子111は、コネクタ用端子の接続タブ102を受け入れる角筒部112と、この角筒部112の内部に備えられて接続タブ102と弾性的に接触する弾性押圧片113とを備えている(図20)。
【0004】
コネクタ用端子101がコネクタ収容部121に、バルブ用端子111がバルブ収容部122にそれぞれ収容されると、バルブ用端子111の角筒部112内にコネクタ用端子101の接続タブ102が差し込まれる。すると、弾性押圧片113の弾性力によってこの弾性押圧片113と角筒部112の内壁面との間に接続タブ102が挟圧された状態となる。これにより、コネクタ用端子101とバルブ用端子111が、所定の接触圧をもって電気的導通可能に接合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように金属板材を折り曲げることによって接続タブ102を形成させる場合には、折り曲げ加工後に若干の戻りを生じること(スプリングバック)が知られている。そのため曲げにあたっては、スプリングバックによる戻り角度を予め考慮してその分を付加した曲げがなされる。しかし、この戻り角度には端子101毎にバラツキがあるため、曲げ角度Lに狂いが生じてしまう場合がある。そして、この狂いが大きい場合には、接続タブ102の先端がバルブ用端子111の弾性押圧片113に引っ掛かり、角筒部112内に接続タブ102を挿入できなくなってしまうという問題が生じていた。
【0006】
ここで、コネクタ収容部121に設けられてコネクタ用端子101を受け入れる端子挿入口123は、接続タブ102の板面とほぼ同じ大きさをなして形成されており、コネクタ用端子101は、接続タブ102側を奥側にして、この端子挿入口123からコネクタ収容部121内に挿入される(図21)。したがって、コネクタ用端子101は曲げ角度Lの如何に関わりなく、端子挿入口123を通過してコネクタ収容部121内に挿入されてしまう。このため、バルブソケット100へコネクタ用端子101を取り付ける段階ではコネクタ用端子101の曲げ角度Lの良否を認識できず、コネクタ用端子101とバルブ用端子111とが接続される段階になって初めて、不良であることが判明していた。
【0007】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子の不良をあらかじめ検知して、相手側端子との接続不良を防止できるバルブソケット、およびバルブソケット用の端子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1の発明に係るバルブソケットは、バルブを取り付けるためのバルブ収容部と給電側コネクタを嵌合させるためのコネクタ収容部とが互いに略直角方向に設けられているソケット本体と、前記バルブ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるバルブ用端子と、前記コネクタ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるコネクタ用端子とを備え、前記ソケット本体内には前記両端子のうちのいずれか一方の端子が対応する収容部内に待ち受け状態とされ、他方の端子が対応する収容部に挿入される挿入動作に伴って前記両端子が接続されるバルブソケットであって、前記一方の端子には、平板状の本体部が備えられるとともに、この本体部に設けられた側板を折り曲げてその板面を前記本体部における板面と交差する向きとなるようにすることで、他方の端子との接続を可能とされた接合部とこの接合部の側方に延出されて前記接合部と前記本体部とを繋ぐ接続部とを備えた連結部が設けられ、前記両収容部のうち前記一方の端子に対応する側の収容部には、前記一方の端子が前記連結部の折り曲げ縁に沿う方向を挿入方向として挿入され、かつ前記一方の端子における前記本体部の板面と前記連結部の板面との角度が正規の角度であるときに、前記連結部および前記本体部が挿通可能な開口幅をもって形成されることで、前記両板面の角度が正規の角度からずれているときには周囲の壁部と干渉して前記一方の端子の通過を規制する開口部が設けられているとともに、前記他方の端子には、前記一方の端子における前記接合部を受け入れ可能な筒状の結合部が備えられ、この結合部における前記接合部が挿入される側の端部には、前記連結部の板面と交差する面側に前記接合部の挿入方向に沿って切り欠くことで前記両端子の接続時に前記接続部の受け入れを可能とされた切り欠き部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、バルブを取り付けるためのバルブ収容部と給電側コネクタを嵌合させるためのコネクタ収容部とが互いに略直角方向に設けられているソケット本体を備えたバルブソケットにおける前記バルブ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるバルブ用端子と、前記コネクタ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されて前記バルブ用端子と接続されるコネクタ用端子とで構成されるバルブソケット用の端子であって、前記両端子のうち一方の端子には、平板状の本体部が備えられるとともに、この本体部に設けられた側板を折り曲げてその板面を前記本体部における板面と交差する向きとなるようにすることで、他方の端子との接続を可能とされた接合部とこの接合部の側方に延出されて前記接合部と前記本体部とを繋ぐ接続部とを備えた連結部が設けられ、前記他方の端子には、前記一方の端子における前記接合部を受け入れ可能な筒状の結合部が備えられ、この結合部における前記接合部が挿入される側の端部には、前記連結部の板面と交差する面側に前記接合部の挿入方向に沿って切り欠くことで前記両端子の接続時に前記接続部の受け入れを可能とされた切り欠き部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用、および発明の効果】
請求項1の発明によれば、両端子のうち一方の端子は、本体部の板面と連結部の板面との角度が正規の角度であるときにのみ、開口部を挿通可能とされている。したがって、端子の折り曲げ角度に狂いが生じている場合には、開口部で端子の通過が規制され、端子を収容部内の正規位置に挿入することができない。これをもって、端子の取り付け時に折り曲げ角度の不良を検知することができる。
ところで、バルブソケットの小型化の要請を鑑みると、収容部における端子の差し込み口の高さはある一定以上の高さにすることができない。したがって、この差し込み口の高さに合わせて端子を設計する必要があり、端子の接合部の長さもある一定以上の長さとできないこととなる。このため、接合部と他方の端子の結合部との接触代が少なくなり、両端子の電気的接続の確保が困難となるおそれがあった。
この問題を解決するためには、接合部を他方の端子の結合部に深く挿入すればよいのであるが、接合部と本体部とを繋ぐ接続部が接合部の側方に延出されていると、結合部の挿入口縁で接続部がつっかえてしまい、接合部をそれ以上奥に挿入させることができない。
このため、他方の端子における結合部に、切り欠き部を設け、両端子の接続時には、この切り欠き部に一方の端子の接続部を受け入れることを可能とする構成とした。このような構成によれば、切り欠き部の深さ分だけ接合部を結合部の奥まで挿入することができ、接合部と結合部との接触面積を確保することができる。これにより、両端子の電気的接続を確実なものとすることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、一方の端子には、本体部に設けられた側板を端子の挿入方向と交差する方向に折り曲げることで連結部が形成されている。このように折り曲げ角度を端子の挿入方向と交差する方向とすることにより、バルブソケットの収容部内へ端子を挿入する際に、本体部の板面と連結部の板面との角度によって規制をかけることが可能となる。これにより、端子の取り付け時に折り曲げ角度の不良を検知することができる。
また、他方の端子における結合部には、切り欠き部が設けられており、両端子の接続時にはこの切り欠き部に接続部を受け入れることが可能とされている。このため、切り欠き部の深さ分だけ接合部を接続部の奥まで挿入することができ、接合部と接続部との接触面積を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバルブソケットを具体化した実施形態について、図1〜図19を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
バルブソケット1には、合成樹脂により略L字状に一体に成形されたソケット本体2と、このソケット本体2の内部に収容される一対の端子3、4とが備えられている。ソケット本体2には、図1において上方に開口するバルブ収容部21と、同図において左方に開口するコネクタ収容部24との二つの収容部が設けられており、両端子3、4のうち、コネクタ用端子3はコネクタ収容部24に、バルブ用端子4はバルブ収容部21に、それぞれ収容される。
【0014】
次に、図1〜図4を参照しつつ、ソケット本体2について説明する。ソケット本体2のバルブ収容部21には、バルブ(図示せず)が、コネクタ収容部24には、給電側コネクタ(図示せず)が、それぞれ嵌合可能とされている。両収容部21、24は、互いに略直角方向に向かって開口されている。なお、本実施形態のバルブは、詳細には図示しないが、ウエッジベースタイプのものである。
【0015】
バルブ収容部21の外形は略円筒状とされており、その内部には、中央を挟んで互いに対向する位置(図2において上下位置)に、一対の第一端子収容部22が設けられている。バルブ収容部21の一部に設けられた第一端子収容部22は、バルブ用端子4を装着可能とされている。第一端子収容部22は、後述するバルブ用端子4の一対の拡開片42を収容する一対の溝部22Aと、両溝部22Aの開口縁から内側に突設される一対の凸部22Bとを備えている。両溝部22Aは、バルブ収容部21の高さ方向における中央付近まで形成されており、溝部22Aが終了したところは、抜止壁面23として凸部22Bと同じ位置まで突設されている。この抜止壁面23には、バルブ用端子4の食込み片43が僅かに食い込み可能とされている。
【0016】
また、コネクタ収容部24は、図3に示すように、その開口形状が略楕円形に形成されている。コネクタ収容部24の奥面側には、コネクタ収容部24の一部である第二端子収容部25が設けられている(図4)。この第二端子収容部25は、左右一対に設けられており、その内部には、コネクタ用端子3が収容可能とされている。両端子3、4を収容する両端子収容部22、25は、それぞれの奥側で互いに略直角方向に連通されている。
【0017】
第二端子収容部25の開口部26は、縦孔部26Aと横孔部26Bとが略直角に交わった十字型に形成され、後述するコネクタ用端子3を挿入方向から見た外形(図9を参照)とほぼ同じ大きさとされている(図3を参照)。より詳細には、この十字の縦棒部分に相当する縦孔部26Aは、コネクタ用端子3の端子連結片32が緊密に挿入されるだけの開口幅をもって形成されている。また、十字の横棒部分に相当する横孔部26Bも、コネクタ用端子3の本体部35が緊密に挿入されるだけの開口幅をもって形成されている。
【0018】
次に、図5〜図9を参照しつつ、コネクタ用端子3について説明する。コネクタ用端子3は、導電性金属により長尺の板状に形成された本体部35の両端に二つの連結片31、32が設けられたものである(図6)。これらの連結片31、32のうち一方は、本体部35の一端部をタブ状とすることにより形成され、給電側コネクタに連結可能なコネクタ連結片31とされている。
【0019】
一方、コネクタ用端子3の他端側には、端子連結片32(本発明の連結部に該当する)が形成されている。この端子連結片は、コネクタ用端子3の他端側に設けられたコ字状の側板36(図5参照)を折り曲げ加工することにより形成されている。側板36は、その一端部が、コ字の開口側をコネクタ用端子3の幅方向に向けた状態で、コネクタ用端子3の端部に連結された形状となっている。そして、この側板36を付け根部分で、コネクタ用端子3の幅方向(図5中矢印方向)、すなわち、このコネクタ用端子3の第二端子収容部25への挿入方向D2と交差する方向(以下、折り曲げ方向D1という)にほぼ直角に折り曲げられることで、バルブ用端子4と接続可能な端子連結片32が形成される。
【0020】
このようにして形成されたコネクタ用端子3は、コ字の開口側を上側とし、端子連結片32の板面32Aを垂直方向に、本体部35の板面35Aを水平方向に向けた状態で、第二端子収容部25に取り付けられるようになっている(図6〜図8)。そして、端子連結片32のうち本体部35に接続されていない側の一辺は、タブ部32C(本発明の接合部に該当する)とされて、ここにバルブ用端子4を接続可能とされている。また、残りのL字部分は、タブ部32Cと本体部35とを接続する接続部32Bとなっている。
【0021】
また、本体部35の中央部やや端子連結片32寄りの位置には、コネクタ連結片31よりもやや幅広の前止まり部33が形成されている。そして、それよりも僅かに端子連結片32寄りの位置には、側方に突出された一対の当接突条34が設けられている。両当接突条34は、第二端子収容部25における横孔部26Bの左右両壁面に対して僅かに圧入されることで、コネクタ用端子3を抜止保持する。
【0022】
次に、図10〜図12を参照しつつ、バルブ用端子4の構成について説明する。バルブ用端子4は、導電性金属板材を折り曲げて形成されており、コネクタ用端子3とバルブとのそれぞれに対して弾性的に接触可能とされている。バルブ用端子4は、上下方向に長い略長方形状の基板部41と、この基板部41において下部の左右両側縁から略直角方向に折り立てられる一対の立設部44と、基板部41の下側に形成された結合部46とから構成される(図10)。
【0023】
基板部41の上縁部付近からは、左右一対に拡開片42が突設されている。両拡開片42は、立設部44が折り立てられている方向に斜めに折り曲げられている。その折曲げによって、基板部41から拡開片42の先端位置までの厚みは、第一端子収容部22における溝部22Aの幅よりも僅かに大きくされている。このため、バルブ用端子4がソケット本体2の第一端子収容部22に収容されたときには、拡開片42の先端が溝部22Aの内面側に当接することで、バルブ用端子4の厚さ方向へのがたつきが規制される。また、基板部41において、両拡開片42の下方には、それぞれ食込み片43が突設されている。両食込み片43は、バルブ用端子4が第一端子収容部22に対して所定の位置まで押し込まれたときに、抜止壁面23に僅かに食い込むことで、バルブ用端子4を抜止めする。
【0024】
両立設部44は、その下端側のみが基板部41に連結されており(図11を参照)、上側側は自由端として形成されて、バルブに接触する一対のバルブ接触片45とされている。バルブ接触片45は、連結部分よりも上方で、互いに近接する方向に滑らかに折り曲げられ、最も近接する部分で山形状の接点部45Aが設けられた後、互いに離間する方向に滑らかに折り返されて、その端部は互いに逆方向に向かって(図10において左右方向)自由端とされている。両バルブ接触片45は、互いに近接または離間する方向に撓み変形可能とされており、バルブに対して弾性的に接触可能とされている。
【0025】
結合部46は、弾性接触片48とこの弾性接触片48を覆う角筒部47とで構成されている。角筒部47は、基板部41の下端縁から下方へ延出する後壁部47Aの左右両側から立設部44が折り立てられている方向に側壁部47Bが延出され、この側壁部47Bの端部がそれぞれ内側へ直角に折り曲げられて前壁部47Cをなすことにより、上下方向に開口した角筒状に形成されている。また、弾性接触片48は、後壁部47Aの下端縁が下方へ突出してから内向き、かつ山形状に折り返されることにより形成されている(図12)。かかる弾性接触片48の山の頂上部は、前壁部47Cに対してコネクタ用端子3の板厚よりも小さい距離まで接近して対峙しており、この弾性接触片48と前壁部47Cの隙間にコネクタ用端子3のタブ部32Cを挿入可能とされている。
【0026】
さらに、結合部46においてコネクタ用端子3との結合時に端子連結片32と交差する面である側壁部47Bには、切り欠き部49が形成されている。切り欠き部49は、両側壁部47Bの下端部からやや上方までの所定部分が全幅に渡って切り落とされることによって形成されており(図11参照)、弾性接触片48の折り返し部分が僅かに露出されるようになっている。
【0027】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について、図13〜図18を参照しつつ説明する。
【0028】
まず、ソケット本体2のコネクタ収容部24側から一対のコネクタ用端子3を挿入する(図13、図14)。各コネクタ用端子3は、端子連結片32におけるコの字の開口を上側とし、板面32Aを垂直方向に、本体部35の板面35Aを水平方向に向けた状態で支持される。そして、端子連結片32側をバルブ収容部21に向け、端子連結片32の折り曲げ縁32Dに沿う方向を挿入方向D2として第二端子収容部25に押し入れられる。このとき、コネクタ用端子3において、端子連結片32における板面32A、35Aの角度Rがほぼ直角となっていれば、端子連結片32は縦孔部26Aを通過することができ、内部に進入していく。
【0029】
端子連結片32が奥まで挿入されると、コネクタ用端子3の本体部35が第二端子収容部25の開口部26に達する。このとき、コネクタ用端子3において、端子連結片32の折り曲げ角度Rがほぼ直角となっていれば、本体部35は横孔部26Bの内部に進入することができる。そして、両当接突条34が両側壁面に当接することにより、コネクタ用端子3の抜け止め防止および位置決めがなされる。こうして、ソケット本体2には、コネクタ用端子3が、端子連結片32におけるタブ部32Cを垂直方向に起立させた状態で、コネクタ収容部24の内部に待ち受け状態とされる(図14を参照)。
【0030】
次に、バルブ収容部21側から一対のバルブ用端子4を挿入する。両バルブ用端子4は、基板部41を並行状態とさせて、互いの立設部44を向かい合わせた姿勢で、結合部46側から押し込まれる(図15、図16)。
【0031】
このバルブ用端子4の挿入操作に伴って、両端子3、4の連結操作が行われる。すなわち、バルブ用端子4は、角筒部47における一方の側壁部47Bを、コネクタ用端子3の端子連結片32におけるコ字の開口内へ進入させつつ奥へと押しこまれて行く。これに伴って、待ち受け状態とされているコネクタ用端子3のタブ部32Cが、弾性接触片48と前壁部47Cの隙間に進入してくる。
【0032】
バルブ用端子4が所定の位置まで押し込まれると、端子連結片32における接続部32Bの底辺部分が角筒部47の切り欠き部49内に進入し、切り欠き部49の上端が接続部32Bに突き当たる状態とされる(図17)。この状態で、端子連結片32のタブ部32Cは、弾性接触片48と前壁部47Cの隙間に収容され、弾性接触片48の弾性復元力によって前壁部47Cに弾性的に密着する。これにより、両端子3、4が電気的に接続される。このとき、切り欠き部49の深さ分だけタブ部32Cを角筒部47の奥まで挿入することができるため、タブ部32Cと弾性接触片48との接触面積を確保し、両端子3、4の電気的接続を確実なものとすることができる。
【0033】
このようにしてバルブソケット1の組付が完了した後に、バルブ収容部21にはバルブが、コネクタ収容部24には給電側コネクタが、それぞれ嵌合される。
【0034】
さて、コネクタ用端子3において、端子連結片32の折り曲げ角度に狂いが生じている場合がある。ここで、端子連結片32は、側板36をこのコネクタ用端子3の第二端子収容部25への挿入方向D2と交差する方向(折り曲げ方向D1)に折り曲げることによって形成され、端子連結片32の板面32Aと本体部35の板面35Aとが交差する向きとなるようにされている。したがって、コネクタ連結片31を横孔部26Bに整合させるようにして、すなわちコネクタ連結片31が略水平となるようにコネクタ用端子3を保持して開口部26に挿入しようとすれば、端子連結片32が縦孔部26Aに対して斜めに傾くこととなる(図19参照)。また、縦孔部26Aは、コネクタ用端子3が緊密に挿入されるだけの開口幅をもって形成されている。このため、斜めの姿勢をとった端子連結片32は縦孔部26Aの周囲の壁部26Cで引っ掛かり、その内部を通過することができない。一方、端子連結片32を縦孔部26Aに整合させるようにして、すなわち端子連結片32が略垂直となるようにして開口部26に挿入しようとすれば、コネクタ連結片31が横孔部26Bに対して斜めに傾くことになる。また、横孔部26Bは、コネクタ用端子3のコネクタ連結片31が緊密に挿入されるだけの開口幅をもって形成されている。このため、斜めに傾いたコネクタ連結片31は横孔部26Bの周囲の壁部26Cで引っ掛かり、その内部に進入することができない。これにより、コネクタ用端子3における折り曲げ角度の不良を検知することができる。
【0035】
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
【0036】
(1)上記実施形態ではコネクタ用端子3が待ち受け状態とされて、後からバルブ用端子4が挿入されるようにしたが、本発明によれば、バルブ用端子が待ち受け状態とされて後からコネクタ用端子が挿入されるようにしてもよい。
【0037】
(2)上記実施形態ではコネクタ用端子3側に連結部である端子連結片32が設けられ、バルブ用端子4側に結合部である角筒部47が設けられたが、本発明によれば、バルブ用端子側に連結部が設けられ、コネクタ用端子側に結合部が設けられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバルブソケットにおけるソケット本体の側断面図
【図2】ソケット本体の上面図
【図3】ソケット本体の側面図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】本実施形態のバルブソケットにおけるコネクタ用端子の斜視図
【図6】コネクタ用端子を端子連結片の付け根部分で折り曲げた斜視図
【図7】コネクタ用端子の上面図
【図8】コネクタ用端子の側面図
【図9】コネクタ用端子の正面図
【図10】本実施形態のバルブソケットにおけるバルブ用端子の正面図
【図11】バルブ用端子の側面図
【図12】バルブ用端子における連結部の側断面図
【図13】ソケット本体の上面図
【図14】ソケット本体にコネクタ用端子を取り付けた側断面図
【図15】ソケット本体にバルブ用端子を取り付けた側断面図
【図16】ソケット本体にコネクタ用端子を取り付けた上面図
【図17】ソケット内でコネクタ用端子とバルブ用端子が連結した側断面図
【図18】連結したコネクタ用端子とバルブ用端子との側面図
【図19】コネクタ用端子の折り曲げ角度が不良である場合の側面図
【図20】従来のバルブソケットの側断面図
【図21】従来のバルブソケットの側面図
【符号の説明】
1…バルブソケット
2…ソケット本体
3…コネクタ用端子(一方の端子)
4…バルブ用端子(他方の端子)
21…バルブ収容部
24…コネクタ収容部
26…開口部
32…端子連結片(連結部)
32A、35A…板面
32B…接続部
32C…タブ部(接合部)
32D…折り曲げ縁
35…本体部
36…側板
46…結合部
49…切り欠き部

Claims (2)

  1. バルブを取り付けるためのバルブ収容部と給電側コネクタを嵌合させるためのコネクタ収容部とが互いに略直角方向に設けられているソケット本体と、前記バルブ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるバルブ用端子と、前記コネクタ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるコネクタ用端子とを備え、前記ソケット本体内には前記両端子のうちのいずれか一方の端子が対応する収容部内に待ち受け状態とされ、他方の端子が対応する収容部に挿入される挿入動作に伴って前記両端子が接続されるバルブソケットであって、
    前記一方の端子には、平板状の本体部が備えられるとともに、この本体部に設けられた側板を折り曲げてその板面を前記本体部における板面と交差する向きとなるようにすることで、他方の端子との接続を可能とされた接合部とこの接合部の側方に延出されて前記接合部と前記本体部とを繋ぐ接続部とを備えた連結部が設けられ、
    前記両収容部のうち前記一方の端子に対応する側の収容部には、前記一方の端子が前記連結部の折り曲げ縁に沿う方向を挿入方向として挿入され、かつ前記一方の端子における前記本体部の板面と前記連結部の板面との角度が正規の角度であるときに、前記連結部および前記本体部が挿通可能な開口幅をもって形成されることで、前記両板面の角度が正規の角度からずれているときには周囲の壁部と干渉して前記一方の端子の通過を規制する開口部が設けられているとともに、
    前記他方の端子には、前記一方の端子における前記接合部を受け入れ可能な筒状の結合部が備えられ、この結合部における前記接合部が挿入される側の端部には、前記連結部の板面と交差する面側に前記接合部の挿入方向に沿って切り欠くことで前記両端子の接続時に前記接続部の受け入れを可能とされた切り欠き部が設けられていることを特徴とするバルブソケット。
  2. バルブを取り付けるためのバルブ収容部と給電側コネクタを嵌合させるためのコネクタ収容部とが互いに略直角方向に設けられているソケット本体を備えたバルブソケットにおける前記バルブ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されるバルブ用端子と、前記コネクタ収容部側から前記ソケット本体内に挿入されて前記バルブ用端子と接続されるコネクタ用端子とで構成されるバルブソケット用の端子であって、
    前記両端子のうち一方の端子には、平板状の本体部が備えられるとともに、この本体部に設けられた側板を折り曲げてその板面を前記本体部における板面と交差する向きとなるようにすることで、他方の端子との接続を可能とされた接合部とこの接合部の側方に延出されて前記接合部と前記本体部とを繋ぐ接続部とを備えた連結部が設けられ、
    前記他方の端子には、前記一方の端子における前記接合部を受け入れ可能な筒状の結合部が備えられ、この結合部における前記接合部が挿入される側の端部には、前記連結部の板面と交差する面側に前記接合部の挿入方向に沿って切り欠くことで前記両端子の接続時に前記接続部の受け入れを可能とされた切り欠き部が設けられていることを特徴とする端子。
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