JP3899901B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋に内蓋を設けた炊飯器に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、炊飯器本体61は上面が開口する円筒状に形成し、この炊飯器本体61の内部にフランジ部62aを有する鍋62を収納している。蓋63は炊飯器本体61の後方のヒンジ部64に取り付けたヒンジ軸65に軸支し、回動自在に炊飯器本体61の上面と鍋62を覆っている。
【0004】
ヒータ部66は鍋62を加熱し、炊飯、保温をおこなう。ここで、ヒータ部66が誘導加熱方式ならば、より高火力でおいしくご飯を炊くことができる。制御部67は炊飯、保温時のヒータ部66の通電量を制御するものである。
【0005】
蒸気口68は蓋63に設け、炊飯中に鍋62内から発生する蒸気を外部に排出するようにしている。放熱板69は蓋ヒータ70を有し、蓋ヒータ70で内蓋73と放熱板69の間の空間に断熱層を発生させ、鍋62内の温度をおよそ均一に保つことで、保温のご飯状態を向上するようにしている。
【0006】
放熱板69に設けた蒸気口69aは蒸気口68と連なっており、鍋62からの蒸気が通過する。蒸気口68と放熱板69の間に蒸気口パッキン75を配設し、炊飯中の蒸気が蓋63の内部に浸入するのを防止している。また、放熱板69の外周と鍋62のフランジ部62aの間を鍋パッキン74でシールし、炊飯中の蒸気が外部に漏れ出すのを防止している。
【0007】
内蓋73は炊飯中の蒸気やおねばが通過する蒸気口73aを複数箇所設けている。炊飯中の蒸気は蒸気口73aを通過し、そのまま上方の放熱板69の蒸気口69aを通過して外部へと流出する。一方、おねばは蒸気に比べて比重が重いので、蒸気口73aで蒸気と分離され、内蓋73の凹部へ溜まり、おねばが外部に流出して吹きこぼれるのを防止している。
【0008】
内蓋73は弾性体でできた内蓋ゴム72を介して、放熱板69に取り付けた内蓋軸71に着脱自在に取り付けている。また、蓋63を閉じたとき、内蓋73と鍋パッキン74は若干の隙間を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、内蓋73が炊飯中の蒸気圧で上方に持ち上げられ、内蓋73の外周と鍋62の隙間からも蒸気やおねばが流出する。そのため、内蓋73の凹部はおねばで満たされやすく、内蓋73の凹部から溢れたおねばは、放熱板69の蒸気口69aを通過した後、外部へと流出し、ふきこぼれてしまう。また、ふきこぼれを防止するためには、炊飯時の火力を引かなければならず、ふきこぼれない程度にしか炊飯時の火力がいれられず、食味をあげる障壁となっていた。
【0010】
また、内蓋73と放熱板69は耐熱性や防錆性が必要なので、アルミニウム板の表面をアルマイト処理したものを使用する場合が多いが、内蓋73と放熱板69が蓋63の開閉時に当接し、カラカラという非常に耳障りな音を発生するという問題を有していた。
【0011】
本発明は上記課題を解決するもので、内蓋が炊飯中の蒸気圧で上方に持ち上げられ内蓋の外周と鍋の隙間からの蒸気やおねばが内蓋上面に流入するのを防止し、ふきこぼれ性能を向上するとともに、食味を向上することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、上縁にフランジ部を有する鍋を炊飯器本体の内部に収納し、炊飯器本体の後方のヒンジ部に蓋を回動自在に軸支して炊飯器本体の上部を開閉自在に覆うよう構成し、蓋は、蒸気の通路となる蒸気口と鍋のフランジ部と蓋をシールする鍋パッキンと放熱板を具備し、略円盤状で蒸気の通路となる内蓋蒸気口を有する内蓋を着脱自在に取り付けるとともに、内蓋と放熱板の間に弾性体で形成した内蓋パッキンを配設したものである。
【0013】
これにより、内蓋が炊飯中の蒸気圧で上方に持ち上げられ内蓋の外周と鍋の隙間からもれた蒸気やおねばが内蓋上面に流入するのを防止することができ、ふきこぼれ性能を向上できるとともに、食味を向上することができる。加えて、内蓋と放熱板の当接によるカラカラ音もなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、上縁にフランジ部を有する鍋と、前記鍋を内部に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の後方のヒンジ部に回動自在に軸支し炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋とを備え、前記蓋は、蒸気の通路となる蒸気口と、放熱板と、前記放熱板の下方に着脱自在に設けられ略円盤状で炊飯中に蒸気圧によって上方へ持ち上げられる内蓋とを有し、前記内蓋は、環状の弾性体で構成される内蓋パッキンを外周に有し、前記内蓋パッキンは、前記放熱板との間に指が引っかかる程度の隙間を有し、前記内蓋が炊飯中に上方へ持ち上げられたとき前記放熱板と当接し前記内蓋と前記放熱板との間をシールするよう構成したものであり、内蓋が炊飯中の蒸気圧で上方に持ち上げられ内蓋の外周と鍋の隙間からもれた蒸気やおねばが内蓋上面に流入するのを防止することができ、ふきこぼれ性能を向上できるとともに、食味を向上することができる。加えて、内蓋と放熱板の当接によるカラカラ音もなくすることができる。
【0015】
また、内蓋の外周と放熱板の間に指を引っかけることができるので、内蓋を蓋から着脱しやすくすることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施例1)
図1に示すように、炊飯器本体1は上面が開口する円筒状に形成し、この炊飯器本体1の内部にフランジ部2aを有する鍋2を収納している。蓋3は炊飯器本体1の後方のヒンジ部4に取り付けたヒンジ軸5に軸支し、回動自在に炊飯器本体1の上面と鍋2を覆っている。
【0018】
蓋3のヒンジ部4と反対側には、フックレバー22とフックレバーばね23とフックレバー軸24とハンドル25とで構成し、ねじ26で蓋3に固定した蓋フック部3cを設け、閉蓋時にフックレバー22が炊飯器本体1のフック部1cに係合し、炊飯中の蒸気圧で蓋3が開いてしまうのを防止している。
【0019】
ヒータ部6は鍋2を加熱し、炊飯、保温をおこなう。ここで、図1に示すように、ヒータ部6が誘導加熱方式ならば、鋳込みヒータタイプに比べて、より高火力でおいしくご飯を炊くことができる。鍋センサー20は鍋2の温度を検知し、信号を制御部7へ送る。制御部7は鍋センサー20の信号により、ヒータ部6の通電量を制御し、炊飯、保温を行う。
【0020】
炊飯中に鍋2内の被調理物より大量の蒸気が噴出するが、蓋3に炊飯中に蒸気を外部に排出する通路となる蒸気口8を設けており、蒸気は蒸気口8を通過して外部に排出される。蓋3の内側には蓋ヒータ10を有する放熱板9を設けている。
【0021】
保温中に被調理物より発生する湿気は蓋3の内部で冷やされ、結露を発生し、保温中のご飯上に滴下することでご飯を白化させる。しかしながら、本実施例のように、蓋3の内部を放熱板9で遮蔽し、放熱板9を蓋ヒータ10で加熱することで蓋3での結露はなくなり、保温中のご飯の白化しない。加えて、略円盤状の内蓋13を放熱板9と鍋2の間に配置すると、放熱板9と内蓋13の間の空間に断熱層が形成され、鍋2内の温度がおよそ均一に保たれ、鍋2の内部の結露が発生しにくくなるので、保温中のご飯状態がさらによい。
【0022】
放熱板9には蒸気口8と連通した蒸気口9aを設けており、炊飯中の蒸気は蒸気口9aを通過し、蒸気口8へと導かれ外部へと排出される。蒸気口8と放熱板9の間には、蓋3の内部に蒸気が浸入するのを防止するために、蒸気口パッキン15を配設している。また、放熱板9の外周部と鍋2のフランジ部2aの間は鍋パッキン14でシールされ、放熱板9の蒸気口9a以外から蒸気が外部に漏れ出すのを防止している。
【0023】
内蓋13は、図2に示すように、外周に鍋2のフランジ部2aと当接する内蓋フランジ部13aを有し、内蓋13の断面形状は、内蓋フランジ部13aから鍋2に沿うように一旦下降し、そして中央に行くに従って高くなっている。中央部には弾性体で形成した内蓋ゴム12を嵌合させる内蓋ゴム嵌合部13bを設けている。この内蓋ゴム嵌合部13bの近傍と内蓋13の断面形状の最下点近傍にそれぞれ複数箇所に穴の内蓋蒸気口13c、内蓋還流穴13dを設け、それぞれの穴の断面積は内蓋ゴム嵌合部13b近傍の内蓋蒸気口13cの方が最下点近傍の内蓋還流穴13dより大きくしている。
【0024】
内蓋13は内蓋ゴム12を介して、放熱板9にかしめた内蓋軸11に内蓋ゴム12の弾性力を利用して圧入方式で着脱自在に取りつけている。内蓋13を取りつけたとき、内蓋13が内蓋軸11上を軸方向に移動できるように内蓋軸11の内蓋ゴム抜け防止部11aは蓋を閉じたときの内蓋ゴム12の嵌合位置よりも多少長くなっている。
【0025】
内蓋パッキン18は内蓋13の外周を内側に折り込むようにして内蓋13にかしめ結合にて内蓋13の外周上面に取り付けている。
【0026】
上記構成において動作を説明する。炊飯中に被調理物から発生する蒸気は内蓋13に設けた複数の内蓋蒸気口13cと内蓋還流穴13dを通過し、放熱板9の蒸気口9aへと流れ出る。ここで、蒸気とともに泡の状態で噴出するおねばは、比重が蒸気に比べて大変重いので、内蓋13の内蓋蒸気口13c、内蓋還流穴13dを通過するとき蒸気と分離され、内蓋13の上に液体状のおねばとなって溜まる。
【0027】
ここで、内蓋ゴム嵌合部13bの近傍の内蓋蒸気口13cの方が内蓋13の最下点近傍の内蓋還流穴13dよりも大きいので、内蓋蒸気口13cの方からより多くの蒸気やおねばが噴出する。そこで、内蓋13上のおねばは内蓋13の低くなった部分に溜まる。炊飯中、蒸気やおねばの噴出が収まると、鍋2内の蒸気圧は下降し、内蓋13に溜まったおねばは、内蓋13の最下点近傍の内蓋還流穴13dから鍋2内に還流される。
【0028】
ここで、従来の炊飯器では、内蓋は内蓋ゴムを介して内蓋軸に支持されている以外にどこにも保持されておらず、蓋を閉じても上下方向に若干動作する構成となっていたため、内蓋は炊飯中の蒸気圧によって持ち上げられ、鍋と内蓋の間からもおねばが噴出し、内蓋の上におねばが溜まりやすかった。
【0029】
そして、ついには内蓋ゴム近傍の穴もおねばでふさがる程度まで内蓋上におねばが溜まってしまい、おねばが内蓋ゴム近傍の穴で再び泡状に吹き上げられ、ついには蒸気口を通って蓋上にふきこぼれてしまっていた。火力を上げると、炊飯中の蒸気圧も上昇するので、さらに顕著にこの現象が起きていた。
【0030】
しかしながら、本実施例の炊飯器は、内蓋13と放熱板9の間を内蓋パッキン18でシールしているので、内蓋13が炊飯中の蒸気圧によって持ち上げられることで噴出する鍋2と内蓋13の間からのおねばが内蓋13の上面に溜まることはない。
【0031】
加えて、内蓋パッキン18は内蓋13の外周を内側に折り込むようにして内蓋13にかしめ結合にて内蓋13の外周上面に取り付けているので、炊飯時の火力を上がれば上がるほど、内蓋13は放熱板9側に持ち上げられることにより、内蓋パッキン18のシール効果も高くなる。したがって、内蓋13の上にはおねばが溜まりにくく、ふきこぼれもしにくい。加えて、炊飯中の火力を高めることができ、ご飯の食味を向上することができる。
【0032】
また、従来の炊飯器では、内蓋は内蓋ゴムを介して内蓋軸に支持されている以外にどこにも保持されておらず、蓋を閉じても上下方向に若干動作する構成となっていたため、内蓋と放熱板が当接し、カラカラと耳障りな音を発生していた。
【0033】
本実施例の炊飯器は、内蓋13と放熱板9との間に弾性体でできた内蓋パッキン18が介在するので、内蓋13と放熱板9の当接は起こらない。したがって、内蓋13のカラカラという音は発生しない。
【0034】
(実施例2)
図3に示すように、内蓋パッキン18aは、環状の弾性体で形成し、図4に示すように、内蓋13に取り付けたとき、内蓋13の外周を覆うように着脱自在に内蓋13に取り付けられる。このとき、内蓋パッキン18aの内径は内蓋13の外周径より若干小さめになっており、内蓋パッキン18aの弾力で、内蓋パッキン18aは内蓋13に固定される。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0035】
上記構成において作用を説明する。内蓋パッキン18aは炊飯中に調理物より発生するおねばにさらされ汚れるが、内蓋13より取り外して洗うことができるので、容易に手入れすることができる。また、内蓋パッキン18aは弾性体で形成しているので、内蓋13に容易に着脱することができる。
【0036】
(実施例3)
図5に示すように、内蓋パッキン18bは、放熱板9との間に若干の隙間を設けている。他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0037】
上記構成において作用を説明する。炊飯中は蒸気圧によって、内蓋13は上方へ持ち上げられ、内蓋パッキン18bと放熱板9が当接し、鍋2と内蓋13の間から噴出した蒸気やおねばが内蓋13の上面に流入することはない。よって、ふきこぼれしにくく、炊飯中の火力を高めることができるので、食味を向上することができる。
【0038】
加えて、炊飯していないときは、内蓋パッキン18bと放熱板9の間に指が掛かる程度の隙間があるので、内蓋パッキン18bの外周と放熱板9の間に指を引っかけることができるので、内蓋13を蓋3から着脱しやすくなる。
【0039】
(実施例4)
図6に示すように、内蓋パッキン18cは、放熱板9との当接面19aに表面に微少の凹凸を設けたシボ加工が施し、内蓋13との当接面19bに微少な凹凸を設けたシボ加工を施している。他の構成は上記実施例2または3と同じである。
【0040】
上記構成において作用を説明する。放熱板9はアルミニウムなどの金属で形成される場合が多く、特に、アルマイト処理を施した場合などに、内蓋パッキン18cと放熱板9が極度に密着し、炊飯後も密着状態を保持してしまうことがある。このとき、内蓋13を蓋3より取りはずそうとすると、内蓋パッキン18cが放熱板9と密着しているために取り外しにくい。
【0041】
ここで、内蓋パッキン18cの放熱板9との当接面19aにシボ加工を施すことにより、内蓋パッキン18cが放熱板9に密着することはなく、炊飯直後でも簡単に内蓋13を蓋3から取り外すことができる。
【0042】
また、内蓋13もアルミニウムなどの金属で形成される場合が多く、内蓋パッキン18cを内蓋13に取り付けるとき、内蓋パッキン18cと内蓋13の摺動摩擦が大きく、内蓋パッキン18cが内蓋13の外周にスムーズに沿った形でとりつけにくい。
【0043】
ここで、内蓋パッキン18cの内蓋当接面19bにシボ加工を施すことにより、内蓋パッキン18cと内蓋13を摺動摩擦が小さくでき、スムーズに内蓋13の外周に沿わせて内蓋パッキン18cをとりつけることできる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、上縁にフランジ部を有する鍋と、前記鍋を内部に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の後方のヒンジ部に回動自在に軸支し炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋とを備え、前記蓋は、蒸気の通路となる蒸気口と、放熱板と、前記放熱板の下方に着脱自在に設けられ略円盤状で炊飯中に蒸気圧によって上方へ持ち上げられる内蓋とを有し、前記内蓋は、環状の弾性体で構成される内蓋パッキンを外周に有し、前記内蓋パッキンは、前記放熱板との間に指が引っかかる程度の隙間を有し、前記内蓋が炊飯中に上方へ持ち上げられたとき前記放熱板と当接し前記内蓋と前記放熱板との間をシールするよう構成したから、内蓋が炊飯中の蒸気圧で上方に持ち上げられ内蓋の外周と鍋の隙間からもれた蒸気やおねばが内蓋上面に流入するのを防止することができ、ふきこぼれ性能を向上することができるとともに、食味を向上することができる。加えて、内蓋と放熱板の当接によるカラカラ音もなくすることができる。
【0045】
また、内蓋の外周と放熱板の間に指を引っかけることができるので、内蓋を蓋から着脱しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の炊飯器の断面図
【図2】 同炊飯器の要部拡大断面図
【図3】 本発明の第2の実施例の炊飯器の内蓋パッキンの斜視図
【図4】 同炊飯器の要部断面図
【図5】 本発明の第3の実施例の炊飯器の要部断面図
【図6】 本発明の第4の実施例の炊飯器の要部断面図
【図7】 従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体
2 鍋
2a フランジ部
3 蓋
4 ヒンジ部
8 蒸気口
9 放熱板
13 内蓋
13c 内蓋蒸気口
14 鍋パッキン
18 内蓋パッキン
Claims (1)
- 上縁にフランジ部を有する鍋と、前記鍋を内部に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の後方のヒンジ部に回動自在に軸支し炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋とを備え、前記蓋は、蒸気の通路となる蒸気口と、放熱板と、前記放熱板の下方に着脱自在に設けられ略円盤状で炊飯中に蒸気圧によって上方へ持ち上げられる内蓋とを有し、前記内蓋は、環状の弾性体で構成される内蓋パッキンを外周に有し、前記内蓋パッキンは、前記放熱板との間に指が引っかかる程度の隙間を有し、前記内蓋が炊飯中に上方へ持ち上げられたとき前記放熱板と当接し前記内蓋と前記放熱板との間をシールするよう構成した炊飯器。
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