JP3700607B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、電気炊飯器に関し、さらに詳しくは同電気炊飯器の蓋ユニットに設けられる調圧部の構造に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
一般に、電気炊飯器は、内鍋(飯器)を出し入れ自在に収納する炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口部を開閉する蓋ユニットとを備えて構成されており、炊飯器本体内に収納された内鍋内に米と水を入れ、蓋ユニットを閉蓋状態として、ヒータ、ワークコイル等の所望の加熱手段によって飯器を効率良く加熱することにより、美味しく、ご飯を炊き上げるようになっている。
【0004】
ところで、このような電気炊飯器の場合、いうまでもなく炊飯時においては、上記内鍋内に大量の水蒸気が発生するが、この水蒸気は、上記蓋ユニットに設けられた蒸気通路を介して外部へ排出するようにしている。この時、同蒸気通路において大きな流通抵抗が発生するように調圧機能を持たせ、上記内鍋内の米と水が沸騰状態にある時に、その内圧を若干高めに保持するようにすることが、美味しいご飯を炊き上げるコツである。
【0005】
しかし、炊飯工程の中でも特に炊き上げ時には、上記内鍋内において一般に御粘(おねば)と称される粘度の高い液体の発生量が多くなり、それが上記水蒸気とともに蒸気通路を通って外部へ排出されるので、所謂吹きこぼれが生じやすくなる。
【0006】
この炊きこぼれは、例えば水量を定量よりも多く入れた場合や逆に水量に比べて米の量が少なかった場合、あるいは少量炊飯時においてマイコンが炊飯合数を誤判定し、必要以上に高い電力で炊き上げた場合などに生じる。このような御粘の吹きこぼれを防止しようとすると、どうしても余裕を考慮した(炊飯時の電力を抑えた)火力設定を行わざるを得ず、充分な高火力化ができない問題があった。
【0007】
従来、このような吹きこぼれを防ぐ為に、上記蒸気通路の調圧部を極端に大きくして十分な容積の御粘留部を形成するようにしたものや、調圧部の蒸気放出空間底部の開口部に球状のボール弁を設けたものがある。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記前者の構成では、蓋ユニット部に有効な断熱面積を確保し得なくなるなど蓋ユニット自体の構造への設計上の制約が大きくなり、保温性能上の問題を招くとともに意匠的にも好ましくない。また、その大きさの割に、必ずしも十分な吹きこぼれ防止作用を得ることができない、等の問題があった。
【0009】
他方、後者の構成の場合には、ボール弁自体が所定の重量により蒸気の吹き出し圧を抑制するので、それだけ内鍋内の内圧を高く維持することができるとともに、ボール弁が障害物となって御粘の上方へのストレートな吹き出しを防ぎ、吹きこぼれを防止することができる。
【0010】
しかし、該従来のボール弁は、単に面一な球面体であるにすぎないために、内圧がボール弁の重量に打ち勝った蒸気吹き上げ時には、御粘を含む蒸気が当該ボール弁の周囲から斜め上方に吹き上げてしまい、かえって御粘と水蒸気の分離性能が悪くなる問題があった。
【0011】
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、外周部が高低面となった略球状の昇降弁を使用することにより、御粘と水蒸気の分離性能を高くし、調圧部を大きくするなど蓋ユニットの構造への影響を与えることなく、有効に吹きこぼれを抑制することができるようにした、小型コンパクトで、意匠的にも優れた調圧部を備えた電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0013】
すなわち、本願発明では、内鍋と、該内鍋を出し入れ自在に収納する炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口部を開閉する蓋体と、該蓋体に設けられ、上記内鍋内の蒸気を外部に排出する蒸気通路と、該蒸気通路に設けられ、上記内鍋内の圧力を調整する調圧部とを備えるとともに、該調圧部が、上記蒸気通路に連通し、上記蒸気通路からの御粘を含む蒸気を御粘と蒸気に分離する蒸気放出空間と、該蒸気放出空間の上記蒸気通路に連通する底部側開口部に設けられた昇降弁受けと、該昇降弁受け上に昇降自在に保持された昇降弁とからなる電気炊飯器において、上記昇降弁は、略球体形状で、その外周面部が所定の高低面に形成されている。
【0014】
このような構成によると、下方側底部開口部から吹き出す蒸気圧が昇降弁の重量圧を超えて昇降弁を上方に持ち上げ、御粘を含む蒸気が当該昇降弁の外周から斜め上方に吹き出すようになると、該斜め上方に吹き出そうとする蒸気が上記昇降弁を包み込むように流れ、その外周面付近に上記高低面部による乱流が生じて効果的に撹拌され、それによって御粘成分が蒸気中から分離される。また同蒸気中の特に質量が大きく粘性が高い御粘成分が、上記昇降弁外周の高部面側から低部面にかけて生じるコアンダー効果および低部面による掬い込み作用により、同昇降弁の各低部面内に侵入し、上方に吹き上げられることなく、その後の回転により下方側に流下せしめられて、確実に回収される。
【0015】
したがって、蒸気放出空間上方に達する前の段階で相当量の御粘成分が有効に分離回収されるようになり、従来の面一なボール弁構造に比べて、遥かに吹きこぼれ防止効果が高くなる。また、それと同時に適正な調圧性能の維持によって、より美味しいご飯を炊き上げることができる。
【発明の効果】
【0016】
以上の結果、本願発明の電気炊飯器によると、調圧ユニット部を大きくするなど蓋ユニットの構造への影響を与えることなく、有効に吹きこぼれを抑制することができる、小型コンパクトで、意匠的にも優れた調圧部を備えた電気炊飯器を提供することができる。
【発明の実施の形態】
【0017】
(実施の形態1)
図1〜図6は、調圧ユニットを備えた本願発明の実施の形態1に係る電気炊飯器の構成と作用を示している。
【0018】
(本実施の形態の特徴)
先ず本実施の形態の電気炊飯器は、例えば内鍋として電磁誘導の可能な磁性金属板よりなるものが採用されている一方、炊飯時の加熱手段として合成樹脂製の内ケースを介して当該内鍋底壁部の全体を包み込むように内鍋底壁部の中央部側と側方部側の2ケ所の全周に対応する2組のワークコイルが設けられ、また保温時の加熱手段として上記内鍋の側壁部全周に対応するように保温ヒータが設けられている。そして、それによって適切な炊飯と保温機能とを実現できるようになっている。
【0019】
一方、炊飯器本体の蓋ユニット部には、略球状体で、その外周面部に多数の凹部を有して御粘と蒸気の分離作用を発揮する高低面構造の昇降弁よりなる調圧通路開閉および調圧手段を備えた蒸気放出装置が設けられ、その蒸気通路を同調圧通路開閉および調圧手段によって特に炊飯工程の炊き上げ時において有効かつ適切に開放調圧しながら、効果的に御粘成分を分離回収する一方、該炊き上げから沸騰維持工程が完了して御粘成分が減少すると、同蒸気通路を閉じて、むらし工程に移行するようにし、小型コンパクトでありながら、特に炊き上げ時における多量の御粘の発生による吹きこぼれを有効に防止するようにしている。
【0020】
また、それと同時に上記分離された御粘を上記本来の蒸気通路とは別の御粘戻し通路を介して内鍋側に回収するようにし、御粘の確実かつスムーズな回収を常時可能としている。
【0021】
そして、それによって、さらに有効に吹きこぼれが生じにくくなるようにしている。
【0022】
(炊飯器本体の構成)
すなわち、該電気炊飯器は、まず図1に示すように、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な例えばステンレス鋼板等の磁性金属板よりなる内鍋(飯器)3と、該内鍋3を任意にセットし得るように形成された合成樹脂製の有底筒状の内ケース(保護枠)4と、該内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース1と、該外ケース1と上記内ケース4とを一体化して形成された炊飯器本体の上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット2とから構成されている。
【0023】
上記内ケース4の底壁部(底部)4bの下方側にはコイル台7が設けられ、その上部には、同図1に示すように、図示しないフェライトコアを介し、上記内鍋3の底壁部3aの中央部側と側方部側の両位置に対応して各々リッツ線が相互に接触する程度の小さなピッチで同心状に巻成された2組(複数)のワークコイルC1,C2が、それら相互の間に所定の間隔を置いて、それぞれ内鍋3の底壁部3aの全体を包み込むように設けられており、通電時には内鍋3にうず電流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっている。そして、該ワークコイルC1,C2は、例えば相互に直列に接続され、その一端は、整流回路および平滑回路を介した電源ラインに、また他端はIGBT(パワートランジスタ)のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0024】
また、ワークコイルC2上方の内ケース側壁部4bには、保温時において加熱手段として機能する保温ヒータH1が設けられており、保温時において上記内鍋3の側壁部3bの全周を有効かつ均一に加熱するようになっている。この保温ヒータH1は、例えばコードヒータにより構成されている。
【0025】
また、上記外ケース1は、例えば合成樹脂材で形成された上下方向に筒状のカバー部材1aと、該カバー部材1aの上端部に結合された合成樹脂製の肩部材5と、上記カバー部材1aの下端部に一体化された合成樹脂製の底部材1bとからなり、かつ上記内ケース4の底壁部4aとの間に所定の広さの断熱および通風空間部を形成した全体として有底の筒状体に構成されている。
【0026】
また、上記内ケース4下方側の上記コイル台7の中央部には、上下方向に同心状に貫通したセンタセンサ収納空間部(センタセンサ嵌装穴)10が形成されており、該センタセンサ収納空間部10中に上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時コイルスプリング11により上方に上昇付勢された状態で内鍋温度検知センサおよび内鍋検知スイッチを備えたセンタセンサ8が設けられている。
【0027】
さらに、符号H2は上記内鍋3の側壁部(側部)3b上縁に対応して内ケース4の側壁部(側部)4bの上縁部外周に肩部材5内側のフランジ部5aを介して設けられた肩ヒータであり、保温時において上記内鍋3の側壁部3b上縁を有効に加熱するとともに、放熱板24の外周縁24dを介して放熱板24をも加熱することにより同放熱板24の下面部に生じる凝縮液滴を速かに蒸発させて御飯の白ボケを防止する作用を果たす。
【0028】
(蓋ユニットの構成)
一方、符号2は蓋ユニットであり、該蓋ユニット2は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー21と、該外カバー21の外周縁部内側に突設された内枠部22と、該内枠部22の下部に重合固定された合成樹脂製の内カバー23と、該内カバー23の下方に設けられ、上記内鍋3の上端側開口縁部との係合部24aに放熱板パッキン14を設けた金属製の放熱板と24から形成されている。また、上記外カバー21と内カバー23との間には断熱材20を設けることにより、蓋ユニット2を断熱構造体に形成するようにしている。
【0029】
この蓋ユニット2は、上記外ケース1上部の肩部材5に対してヒンジ機構12およびヒンジカバー26を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉を行うロックおよびロック解除機構13が設けられている。
【0030】
また、図示のように上記蓋ユニット2の略中央部には、御粘成分を回収しながら蒸気のみを外部に逃がすとともに炊飯工程に応じて内鍋3内の圧力を調節する調圧ユニット(調圧部)を備えた蒸気放出装置30が設けられている。
【0031】
(蒸気放出装置の構成)
この蒸気放出装置30は、例えば図2に詳細に示すように、上記蓋ユニット2側の筒状の蒸気パイプ部(蒸気通路部)31と該蒸気パイプ部31の開口部に対して着脱可能に取り付けられた調圧ユニット(調圧部)32とから構成されている。蒸気パイプ部31は、上記蓋ユニット2の上記外カバー21の中央部に形成された前方が正円部で後方が楕円状に延びる調圧ユニット設置用凹部21a内の前方側正円部の底部中心に形成された筒状の開口部27の外周面に対して筒状の上端部33aが嵌合固定されて相互に連続する筒状開口部を形成する蒸気パイプ本体部33と、上下に開口し、下端側フランジ部36bに放熱板24を取り付けるとともに、その本体側筒壁部36aの外周に嵌合された筒状の係合パッキン35を介して上記蒸気パイプ本体部33の内側に下方側から着脱可能に係合支持された内パイプ36とから構成されている。
【0032】
上記蒸気パイプ本体部33は、上記内カバー23に一体に形成され、上記外カバー21の筒状の開口部27部分から略等径に連続して下方に延びる筒壁部33bを有し、その内周面下部に上記内パイプ36を係合するためのリブ33cを備えて構成されている。
【0033】
一方、上記内パイプ36は、上記のように、同蒸気パイプ本体部33の上記リブ33c内に嵌合し得る外径の上方に延びる筒壁部36aを有し、その外周面にシリコンゴム等よりなる弾性変形可能な筒状の係合パッキン35を緊密に嵌装して構成されており、同係合パッキン35の外周面に設けられた上下リブ35a,35b間の凹溝部を上記リブ33cに係合圧接することにより、相互の間を液密にシールした状態で上下方向に着脱可能に支持されている。
【0034】
また、上記内パイプ36の下端部外周には、上述したように放熱板取付用のフランジ部36bが設けられており、該フランジ部36bに対して下面側からビスネジ38を介して放熱板24の中央部が一体に取り付けられている。この放熱板24中央部の上記フランジ部36bの内側部分は、若干下方に凹まされて御粘戻し用の凹溝部24bを形成しており、その底部外周には複数の蒸気導出穴(および御粘戻し穴)24c,24c・・・が形成されている。
【0035】
このようにして、先ず蓋ユニット2側において、上記外カバー21の筒状の開口部27および上記蒸気パイプ本体部33と上記内パイプ36とにより、それらの内側に上記放熱板24の蒸気導出穴24c,24c・・・を介して上記内鍋3内に連通する一方、上記外カバー21の筒状の開口部27を介して外部に開放される蒸気放出口としての大径の第1の蒸気通路39Aが形成されている。
【0036】
一方、上記調圧ユニット部(調圧部)32は、下端側筒状の開口部41aの外周に嵌着固定された耐熱ラバー部材(シリコンゴム)よりなる筒状の弾性パッキン40を介して上記蓋ユニット2側の調圧ユニット係合用リブ27aを有する筒状の開口部27内に上方側から着脱可能に嵌合固定される上面側の開口径が大きな漏斗形状の調圧ケース本体41と、該調圧ケース本体41の上端側筒状の周壁部41aに対して下端側筒状の周壁部46aをヘリコイド係合して固定された調圧キャップ46と、該調圧キャップ46の中央部裏面から下方に短かくして円筒状に延設された昇降弁受け係合用の円筒状の第1の筒状のリブ42aと、該第1の筒状のリブ42aの外周側左右両側に位置し、かつ前後両端部分に所定のスリットスペース42c,42cを保って下方に延設された迂回路形成用の半円筒状の第2の筒状のリブ42b,42bと(図3参照)、上記調圧ケース本体41の底部側筒状の開口部41bの中心軸部分に位置して上下両方向に開口して設けられた,上部側弁受け部43aが大径で下部側調圧パイプ嵌合部43bが小径の異径筒状体構造の昇降弁受け43と、該昇降弁受け43の上記調圧パイプ嵌合部43b内に嵌合固定された調圧パイプ44と、該調圧パイプ44の内側に昇降自在に遊嵌支持され、その下端側外周に偏平な円形のフランジ部(弁体部)45bを有する断面ハット形の耐熱ラバー部材(シリコンゴム)よりなる上下に開口した筒状の調圧弁パッキン45と、上記昇降弁受け43の弁受け部43a内中央に昇降自在に保持された昇降弁47とから構成されている。
【0037】
そして、上記第1の筒状のリブ42aと昇降弁受け43の弁受け部43aとが内側に第1の蒸気放出空間50aを形成し、これらの外周面と上記第2の筒状のリブ42b,42bとの間に第2の蒸気放出空間50b、上記第2の筒状のリブ42b,42bの外周に第3の蒸気放出空間50cが、それぞれ形成されている。
【0038】
また上記昇降弁47は、例えば図5および図6に示すように、略球体状で、その外周面に複数の3角錐形状の凹部47a,47a・・・を有する高低面構造をなしており、御粘成分を含む蒸気が周囲を高い流通抵抗を有して流れるようにし、同昇降弁47の外周面付近で乱流による撹拌作用を生じさせるとともに、さらに凹部47a,47a・・・部分で特に質量が大きく粘性が高い御粘成分を、その高部面側から低部面側にかけて生じるコアンダー効果(カルマン渦の発生による巻き込み効果)および低部面による掬い込み作用で回収するようにしている。また、該昇降弁47を保持する上記昇降弁受け43の弁受け部43aの底面は凹溝面構造となっていて、放射方向に複数本のスリット49,49・・・を備えていて、その下方側に分離された御粘成分を流出させるようになっている。
【0039】
さらに、上記調圧ケース本体41には、図示のようにその筒状の周壁部41aの後部側中央部一端に図示のような把手41dが設けられており、調圧ユニット部32そのものを上記蓋ユニット2の開口部から取り外すのが容易になるようにしているとともに、上述した調圧ケース本体41と調圧キャップ46とのヘリコイド結合を外す時の回動操作が容易となるようにしている。
【0040】
また、それぞれ御粘分離・保持空間として機能する上記調圧ケース本体41と調圧キャップ46との間の第1,第2,第3の各蒸気放出空間50a,50b,50cは、上記昇降弁受け43の下部側調圧パイプ嵌合部43bと上記調圧ケース本体41の下端側筒状の開口部41b内周面との間に形成された御粘戻し通路39cに連通している一方、上部外周は調圧キャップ46の左右両側中央部に位置して各々小円弧状に配列して設けられた蒸気放出口46b,46b・・・、46b,46b・・・に連通している。また、上記御粘戻し通路39cの下端側第1の蒸気通路39Aへの開口部は、上記調圧弁パッキン45のフランジ部45bによって吹き出し方向にのみ開閉されるようになっているが、フランジ部45bの厚さは薄く可撓性および復元性があるために、上記御粘戻し通路39cからの御粘は、その重量により下方に戻すことができるようになっている。
【0041】
したがって、上記御粘戻し通路39cは上記内鍋3内の蒸気圧が低く、上記調圧弁パッキン45が図2に示す状態よりも下降している時には、上記フランジ部45bの外周縁との間の隙間を介して上述した第1の蒸気通路39Aが連通するようになっており、蒸気通路としても機能する。しかし、上記内鍋3内の蒸気圧が高くなって上記昇降弁47が持ち上げられるような状態になると、調圧弁パッキン45は上記御粘戻し通路39cを吹き出し方向に閉じて、蒸気の吹き出しを阻止する。一方上記分離された御粘は、当該御粘戻し通路39cを介して上記調圧弁パッキン45のフランジ部45bを撓ませながら上記第1の蒸気通路39A内に回収され、さらに放熱板24中央の凹溝部24bの蒸気導出穴24c,24c・・・を介して確実に内鍋3内に戻されるようになっている。
【0042】
そして、それらの構成により、上記蓋ユニット2側の第1の蒸気通路39Aの上部から、上記調圧パイプ44および調圧弁パッキン45内の第2の蒸気通路39B、上記昇降弁受け43の弁受け部43aの底部側開口48、昇降弁47の外周囲の第1の蒸気放出空間50a、上記昇降弁受け43の弁受け部43a底面のスリット49,49・・・、上記調圧キャップ46および調圧ケース本体41との間に第2の筒状のリブ42b,42bを介して形成された第2,第3の蒸気放出空間50b,50cを経て、第1の蒸気放出空間50aから第2の蒸気放出空間50bの周方向に、第2の蒸気放出空間50bの前後方向から第3の蒸気放出空間50cの周方向左右に、第3の蒸気放出空間50cの周方向左右位置から蒸気放出口46b,46b・・・、46b,46b・・・上方に、十分な時間をかけながら上記調圧キャップ46の外周囲左右両側に形成された2個の半円筒状のリブ42b,42bを介して蒸気放出口46b,46bに連通する迂回路構造の蒸気放出路が形成されている。
【0043】
したがって、該構成では、先ず炊飯工程時には、上記内鍋3は、上記2組のワークコイルC1,C2の駆動によりその底壁部3aから側壁部3b側にかけて略全体が均一に発熱し、例えば内鍋3内の水に浸された飯米が断熱部として作用する吸水工程などにおいても内鍋3の上部側をもムラなく加熱して略全体に均一な吸水性能を可能にするとともに、炊飯量が多い時などにも内鍋3の全体を略均一に加熱して加熱ムラなく効率良く炊き上げる。また、沸騰工程以降の水分がなくなった状態における内鍋3の底壁部3aの局部的な熱の集中を防止して焦げ付きの発生を防止する。
【0044】
さらに、保温工程時には、上記内ケース4の側壁部4bに設けられた上記保温ヒータH1、上記内鍋3の側壁部3bの上縁と放熱板24の外周縁24dに対応して内ケース4の側壁部4b上端部位置に設けられた肩ヒータH2それぞれの駆動により、内鍋3の底壁部3aから側壁部3bおよび上方部の全体が適切な加熱量で均一に加熱されて加熱ムラがなく、液滴落下による白ボけのない保温が実現される。
【0045】
そして、本実施の形態の電気炊飯器の構成では、上記炊飯工程の最も御粘が生じ易い炊き上げ時において、例えば上記内鍋3内の内圧が上記昇降弁47の重量圧を超えるようになると、上記調圧弁パッキン45が上昇して外周のフランジ部45bが上記御粘戻し通路39cを下方から上方に閉じるとともに、上記第1,第2の蒸気通路39A,39B、弁受け部43aの底部側開口部48を介して吹き上げる御粘成分を含む蒸気が、上記昇降弁受け43の底部側開口部48を閉じていた上記特殊な構造の昇降弁47を所定の高さ上方に持ち上げる。
【0046】
そして、それにより、先ず上記第1の蒸気放出空間50a部分において上記昇降弁47による御粘成分の分離および回収を可能にする。
【0047】
すなわち、上記のように上記昇降弁受け43の底部側開口部48を閉じていた昇降弁47が上方に持ち上げられると、その下方側弁受け部43aとの間の間隔が大きくなり、上記第1,第2の蒸気通路39A,39Bが第1の蒸気放出空間50a内に連通せしめられる。
【0048】
そして、該連通状態において、上記弁受け部43aの底部側開口部48から上方に吹き上げる御粘成分を含む蒸気は、上記弁受け部43aの底面が凹球面構造となっていることもあり、上記略球体状で、その外周面に複数の3角錐形状の凹部47a,47a・・・を有する高低面構造の昇降弁47を周囲から包み込むように高い流通抵抗を有して流れ、同昇降弁47の外周面付近では乱流による撹拌作用が生じるとともに、さらに凹部47a,47a・・・部分で特に質量が大きく粘性が高い御粘成分が、その高部面側から低部面側にかけて生じるコアンダー効果(カルマン渦の発生による巻き込み効果)および低部面による掬い込み作用により同昇降弁47の各凹部47a,47a・・・内に侵入し、それらは上方に吹き上げられることなく、その後の昇降弁47の回転により下方側に流下せしめられ、弁受け部43a底部の放射方向のスリット49,49・・・から下方に流出し、御粘戻し通路39cを経て確実に回収される。
【0049】
したがって、第1の蒸気放出空間50aの上方に達する前の段階で相当量の御粘成分が有効に分離回収されるようになり、従来の面一なボール弁構造に比べて、遥かに吹きこぼれ防止効果が高くなる。
【0050】
しかも、本実施の形態の構成では、上記昇降弁47および第1の蒸気放出空間50aから外方への残された御粘成分を含む蒸気は、上記第2の筒状のリブ42b,42bによる迂回路を介して複雑に迂回させられながら、最終的な蒸気放出口46b,46b・・に向かうことになり、いきなり外部に吹き出すようなことが避けられるとともに、さらに同迂回路部分で一層効果的に御粘成分が下方に分離される。
【0051】
すなわち、上記第1の蒸気放出空間50aを経た若干の御粘成分を含む半径方向外方への蒸気は、さらに上記調圧キャップ46の内側左右の円弧上の第2の筒状のリブ42b,42bの配置により、第2の蒸気放出空間50b内において、その周方向から前後スリット42c,42c方向に回り、該スリット42c,42cから第3の蒸気放出空間50cの周方向側方へと変化する複雑な蒸気迂回路を通され、それにより、さらに残された蒸気中の御粘成分を効果的に分離する。そして、このようにして分離された御粘成分は、上記本来の蒸気排出路である上記中央部側第2の蒸気通路39Bとは異なる外周側の御粘戻し通路39cから大径の第1の蒸気通路39Aの外周に戻され、その後蒸気導出穴24c,24c・・・を通して内鍋3内に戻される。
【0052】
これらの結果、本実施の形態の構成では、小型コンパクトな調圧ユニットでありながらも、自動的に多量の蒸気発生に対応することができる。そして、それによって特に、吹きこぼれしにくい電気炊飯器を提供できるようにしている。その結果、炊飯出力の高火力化を図ることも可能となり、適正な調圧性能の維持によってより美味しいご飯を炊き上げることができる。
【0053】
(実施の形態2)
次に図7および図8は、本願発明の実施の形態2に係る電気炊飯器の調圧ユニット部の構成を示している。
【0054】
この実施の形態の調圧ユニット32の場合、その基本的な構成については上記実施の形態1のものと全く同一であるが、次の点で若干の相違と特徴を有している。
【0055】
すなわち、先ず上述した調圧キャップ46の中央部に所定の直径の開口部46cを設け、該開口部46cを利用して上方側に向けて半球面状に所定の高さ突出した、上述の昇降弁受け43の上方部を覆う昇降弁キャップ51が設けられている。
【0056】
このため、炊き上げ時において下方側から吹き出される蒸気のために、上方に浮き上がった図5、図6のような略球状の昇降弁47が略常時上記昇降弁受け43の底部側の開口部48の中心軸部分に位置するようになり、外周側に偏位しにくくなるので、当該昇降弁47の外周囲を通過して上昇する御粘成分を含む蒸気の量が360°方向全周位置において均一になり、同360°方向の全周位置において均一に上記昇降弁47の外周面凹部47a,47a・・・による効果的な御粘の回収作用を実現することができ、より確実に吹きこぼれを防止することができるようになる。
【0057】
また、それに対応して、上記昇降弁受け43の上部側スリット49,49・・・を有する弁受け部43a側が上方側に延設されて上記実施の形態1のものよりも深く形成され、その昇降弁47と当接する底部側凹溝面部Aの球面半径R2は、上述の略球状の昇降弁47の球面半径R1と略等しくなるように、上記実施の形態1のものよりも小さく形成している。
【0058】
これにより、さらに昇降弁47が昇降弁受け43の弁受け部43aの底部側開口部48の中心軸部分に保持されやすくなる一方、同底部側開口部48から上方に吹き出される御粘成分を含む蒸気が、上記球面半径の小さい凹溝面部Aにより中心軸方向にガイドされて昇降弁47の凹部47a,47a・・・を有する外周面側に効果的に巻き込まれ、その凹部47a,47a・・・内に効率良く掬いこまれるようになる。その結果、さらに御粘成分の回収性能が向上する。
【0059】
また、同時に内鍋3内の内圧が低い時には、上記略球状の昇降弁47が確実に凹溝面部A内に当接嵌合するようになるので、上記昇降弁受け43の弁受け部43aの底部側開口部48に対するシール性も良くなり、内鍋3内の内圧維持性能も高くなる。
【0060】
さらに、スリット49,49・・・部の半径方向および高さ方向への長さを長くすることができるので、それによる御粘自体の回収効率の向上作用も期待できる。
【0061】
これらの作用を得るための上記球面半径R2の凹溝面部Aの垂直方向の深さは、上記昇降弁47の半径R1の値前後の深さが最適である。
【0062】
また、この実施の形態の構成では、上記実施の形態1の構成では短かった調圧パイプ44部分の長さをも長くし、御粘成分が上記昇降弁受け43の上部側弁受け部43a内の第1の蒸気放出空間50aに上りにくくなるようにしているとともに、それに対応して上記内側の第1の筒状のリブ42aを外周側第2の筒状のリブ42bよりも逆に下方に長く(スリット49,49・・・下端よりも低く)延設することによって上記長さが長くなったスリット49,49・・・部分から出た御粘成分が上記外周側第2の蒸気放出空間50b側に回り込むことなく、確実に下方側御粘戻し通路39cに戻されるようにしている。この場合、同第1の筒状のリブ42aは、例えば上記昇降弁受け43の弁受け部43aの外周端から下方に伸びるように一体に形成され、上記調圧キャップ46の開口部46c内側の段部部分に対して昇降弁キャップ51の外周端と一緒に重合して下方側から一体に溶着固定されるようになっている。
【0063】
その他の構成は、全て上述の実施の形態1のものと同一であり、同一の作用を奏する。
【0064】
(実施の形態3)
次に、図9および図10は、本願発明の実施の形態3に係る電気炊飯器の調圧ユニット部の構成を示している。
【0065】
この実施の形態の調圧ユニット32の場合、上記実施の形態2の構成における昇降弁キャップ51を特に透明体(透明の耐熱性合成樹脂)で形成し、外部から昇降弁47の昇降および回転作用が見えるようにしたことを特徴としており、その他の構成は上記実施の形態2のものと全く同一である。
【0066】
このような構成の場合、ユーザーに対し、内部が汚れている場合に調圧ユニット32自体の洗浄を促す作用が期待できることに加え、販促デモンストレーションなどで、当該調圧ユニットの調圧および吹きこぼれ防止機能の有効性、必要性を消費者に対して効果的に訴求することができるので、販促効果が大きく向上する。
【0067】
(実施の形態4)
次に、図11および図12は、本願発明の実施の形態4に係る電気炊飯器の調圧ユニット部における昇降弁の構成を示している。
【0068】
この実施の形態の昇降弁47の場合、上述の実施の形態1の球体の8面部から各々中心部方向に向けて形成した3角錐形状の凹部47a,47a・・・に変えて、例えば格子状に方形の凹部47b,47b・・・を多数形成したことを特徴とするものである。
【0069】
このような構成の場合にも、同格子状の方形の凹部47b,47b・・・が、上述した3角錐形状の凹部47a,47a・・・と同様の作用を果たし、有効に御粘成分が分離回収される。
【0070】
(実施の形態5)
次に、図13および図14は、本願発明の実施の形態5に係る電気炊飯器の調圧ユニット部における昇降弁の構成を示している。
【0071】
この実施の形態の昇降弁47の場合、上述の実施の形態1の球体の8面部から各々中心部方向に向けて形成した3角錐形状の凹部47a,47a・・・に変えて、例えば凹球面状のディンプル47c,47c・・・を多数形成したことを特徴とするのである。
【0072】
このような構成の場合にも、同凹球面状のディンプル47c,47c・・・が上記3角錐形状の凹部47a,47a・・・と同様の作用を果たし、有効に御粘成分が分離回収される。
【0073】
(実施の形態6)
調圧ユニット32内の上記昇降弁47の構造は、以上の各実施の形態のように、その外周面に高低面を形成するために各種の凹部47a,47a・・・、47b,47b・・・、47c,47c・・・を設ける場合の他に、例えば逆に多数の凸部を設けるか、又は球体部自体をダイヤモンドカット面を有する多角面体形状とするなどの異形体構造とするなど、各種の構造を採用することができる。
【0074】
(実施の形態7)
以上のように、本願発明の各実施の形態に係る調圧ユニット32の場合には、その昇降弁47の特有の作用により、第1の蒸気放出空間50a部分において殆んどの御粘成分を有効に分離回収することができ、これをさらに迂回路構造の第2,第3の蒸気放出空間50b,50cを経て分離させるようにしているので、略確実に吹きこぼれを防止することができるようになる。
【0075】
しかし、この吹きこぼれ防止作用は、例えば予じめ上記昇降弁47部分に達する御粘成分自体を少なくすればするほど、より有効なものとなる。
【0076】
そこで、本実施の形態では、例えば上記各実施の形態の構成における調圧パイプ44の上端部分または内パイプ36部分に所定の網目ピッチのメッシュ部材を張設して、上昇する御粘成分に対してプレフィルタとして機能させるようにする。そして、これにより予じめ昇降弁47に到る御粘成分の量を低減し、上記昇降弁47による御粘成分の分離回収作用の負担を軽減するとともに、さらに第2,第3の蒸気放出空間50b,50cの小容積化を図り、調圧ユニット32自体の一層の小型化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態1に係る電気炊飯器の全体の構成を示す断面図である。
【図2】 同電気炊飯器の蓋ユニットにおける調圧ユニット部周辺の拡大断面図である。
【図3】 同電気炊飯器の調圧ユニット部の平面図である。
【図4】 同電気炊飯器の調圧ユニット部内昇降弁受け部の構造を示す平面図である。
【図5】 同電気炊飯器の調圧ユニット部内の昇降弁の概略的な構造を示す斜視図である。
【図6】 同電気炊飯器の調圧ユニット部内昇降弁の概略的な構造を示す断面図である。
【図7】 本願発明の実施の形態2に係る電気炊飯器の蓋ユニットにおける調圧ユニット部周辺の構造を示す拡大断面図である。
【図8】 同調圧ユニット部の平面図である。
【図9】 本願発明の実施の形態3に係る電気炊飯器の蓋ユニットにおける調圧ユニット部周辺の構造を示す拡大断面図である。
【図10】 同調圧ユニット部の平面図である。
【図11】 本願発明の実施の形態4に係る電気炊飯器の調圧ユニット部の昇降弁の概略的な構造を示す斜視図である。
【図12】 同昇降弁の概略的な構造を示す断面図である。
【図13】 本願発明の実施の形態5に係る電気炊飯器の調圧ユニット部の昇降弁の概略的な構造を示す斜視図である。
【図14】 同昇降弁の概略的な構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1は外ケース、2は蓋ユニット、27は筒状の開口部、30は蒸気放出装置、31は蒸気パイプ部、32は調圧ユニット部、33は蒸気パイプ本体部、36は内パイプ、39Aは第1の蒸気通路、39Bは第2の蒸気通路、39Cは御粘戻し通路、41は調圧ケース本体、42aは第1の筒状のリブ、42bは第2の筒状のリブ、44は調圧パイプ、45は調圧弁パッキン、46は調圧キャップ、46bは蒸気放出口、46cは開口、47は昇降弁、47a,47b,47cは凹部、48は底部の開口、50aは第1の蒸気放出空間、50bは第2の蒸気放出空間、50cは第3の蒸気放出空間である。

Claims (1)

  1. 内鍋と、該内鍋を出し入れ自在に収納する炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口部を開閉する蓋体と、該蓋体に設けられ、上記内鍋内の蒸気を外部に排出する蒸気通路と、該蒸気通路に設けられ、上記内鍋内の圧力を調整する調圧部とを備えるとともに、該調圧部が、上記蒸気通路に連通し、上記蒸気通路からの御粘を含む蒸気を御粘と蒸気に分離する蒸気放出空間と、該蒸気放出空間の上記蒸気通路に連通する底部側開口部に設けられた昇降弁受けと、該昇降弁受け上に昇降自在に保持された昇降弁とからなる電気炊飯器において、上記昇降弁は、略球体形状で、その外周面部が所定の高低面に形成されていることを特徴とする電気炊飯器。
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