JP3899327B2 - 海苔製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の乾海苔を製造する海苔製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
海苔製造装置は、抄部や脱水部を含む前段部と、前段部に隣設された乾燥室から成っている。簀を保持する簀ホルダーをコンベアにより前段部を移動させながら、抄部において生海苔を簀上に薄く抄き上げ、次いで簀ホルダーを脱水部へ移動させ、そこで簀上の生海苔を一般にはプレス脱水して乾燥室へ送り込む。そして簀ホルダーを乾燥室内を搬送しながら生海苔を乾燥させ、生成されたシート状の乾海苔を剥ぎ部において簀から剥ぎ取るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
乾海苔の仕上り(品質)は、乾燥の良・不良に大きく左右される。したがって高品質の乾海苔を製造するためには、乾燥室の湿度管理がきわめて重要である。一方、近年、海苔製造装置は益々大型化しており、これにともない乾燥室も大型化している。したがって乾燥室全体の湿度管理に万全を期すことも年々困難になってきている。
【0004】
そこで本発明は、特に大型化した乾燥室の湿度管理を良好に行える海苔製造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の海苔製造装置は、簀ホルダーに保持された簀上に抄部において生海苔を抄き上げ、抄き上げられた生海苔を脱水部において脱水した後、簀ホルダーを乾燥室内を搬送しながら生海苔を乾燥させるようにした海苔製造装置であって、乾燥室上に設けられて乾燥室から吹き上げた2次空気が流入する第1室と、第1室に連通して第1室から2次空気が導入される第2室と、乾燥室から第1室へ吹き上げた2次空気を外界へ放出するための第1の開閉部およびファンと、外界の1次空気を第2室に導入するための第2の開閉部とを備え、第2室を第2の開閉部から導入された1次空気と第1室から導入された2次空気の混合室とし、第2室において混合された1次空気と2次空気の混合ガスを加熱して乾燥室へ送り込む空気加熱機を設け、また前記乾燥室の湿度を測定する湿度センサーを備え、この湿度センサーの測定結果に基づいて前記ファンの駆動及び前記第1の開閉部の開閉を制御して乾燥室から吹き上げた2次空気を外界へ放出するようにし、また前記第2の開閉部を前記乾燥室の長手方向に複数個設けることにより、前記第2室をこの長手方向に沿って複数の空間に分割し、これらの各空間に湿度センサーをそれぞれ設けてこれらの第2の開閉部の開閉を互いに独立して制御するようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は海苔製造装置の斜視図、図2は海苔製造装置の正断面図、図3は第1の空間〜第5の空間の平面図、図4は開閉部の側面図、図5は制御系のブロック図である。
【0008】
図1において、1は前段部であり、抄部2、脱水部3、剥ぎ部4等を含んでいる。複数枚の簀5を張設した簀ホルダー6はチェンコンベア等のコンベア(図示せず)により移動しながら抄部2において簀5上に生海苔をシート状に薄く抄き上げ、次いで簀ホルダー6を脱水部3へ移動させて抄き上げられた生海苔を脱水し、次いで簀ホルダー6を乾燥室9内に搬入する。そして乾燥室9内を簀ホルダー6をコンベア7(図2)により搬送しながら生海苔m(図2)を乾燥させた後、前段部1もしくは乾燥室9の出口付近に設けられた剥ぎ部4においてシート状の乾海苔を簀5から剥ぎ取る。
【0009】
次に、乾燥室9とその周辺の設備について説明する。図2において、前段部1や乾燥室9等から成る海苔製造装置は小屋10内に設置されている。乾燥室9は長尺であり、その上には天井室である第1室11が設けられている。乾燥室9内の2次空気は上方へ吹き上げて第1室11へ流入する(矢印A)。第1室11上には外界への連通室としての第室12が設けられている。乾燥室9および第1室11の側部には側室としての第室14が設けられており、第室14の内部には1次空気と2次空気の混合室である第室13が設けられている。第室14内には、小屋10の隙間や出入口などから1次空気(外界の新鮮な低湿の空気)が導入され、この1次空気は第室14を通して第室13に導入される(矢印E)。本実施の形態では、小屋10の一部を側室14として利用している。第室13は第1室11の側部に隣設されて第1室11に連通している。乾燥室9の上部は開口部8となっており、第1室11に連通している。なお、開口部8には開閉自在なダンパーなどから成る開閉部を設けてもよい。また第1室11の側壁には開閉扉18が設けられている。この開閉扉18を開くと、乾燥室9の側方の作業室19内の空気(この空気は外気よりも暖かく、2次空気よりも湿度は低い)は第1室11に導入される(矢印H)。開閉扉18は、手動式又は自動式の何れでもよい。
【0010】
第1室11と第4室12の間には第1の開閉部21(211〜215)が設けられており、これが駆動して開閉することにより第1室11と第4室12の間を開閉する。また第1室11と第4室12の境界には、第1室11内の2次空気を吸い上げて第4室12へ流入させるためのファン15(151〜155)が設けられている。第2室13と第3室14の間には第2の開閉部22(221〜225)が設けられており、これが駆動することにより第2室13と第3室14の間を開閉する。第2の開閉部22が開くと、第3室14内の1次空気は第2室13に導入される(矢印E)。すなわち、第2の開閉部22は、第2室13に1次空気を導入するための1次空気導入用開閉部となっている。
【0011】
第1室11と第室13の間には第3の開閉部23(231〜235)が設けられており、これが駆動することにより第1室11と第室13の間を開閉する。この第3の開閉部23が開くと、乾燥室9から吹き上げられて第1室11内に導入された高温多湿の2次空気は第室13内に導入される(矢印D)。すなわち第3の開閉部23は、乾燥室9内の2次空気を第室13に導入するための2次空気導入用開閉部となっている。また第室12の上部には外界へ連通するための第4の開閉部24が設けられており、これが開くと第1室11から第室12に吹き上げられた空気は外界へ放出される(矢印B)。ファン15及び各開閉部21〜24は、乾燥室9の長手方向に複数個(本実施の形態では5個)並設されている。なお図にはあらわれていないが、第4の開閉部24も第1〜第3の開閉部21〜23と同様に乾燥室9の長手方向に複数個(本例では5個)並設されている。
【0012】
図4は、第1〜第4の開閉部21〜24の開閉機構を示している。各開閉部21〜24のダンパー25は、リンク機構26を介して駆動部としてのモータMに駆動されるようになっており、矢印a方向へ揺動することにより開閉する。27は軸部である。なお、かかる開閉機構は公知である。
【0013】
図1および図2において、第室14の内部には、乾燥室9の長手方向に長尺のダクト30が水平に設けられている。ダクト30の上面には、温風吹出部としての開口部31(311〜315)が開口されている。開口部31は複数個、望ましくは第2の開閉部22(221〜225)の個数(5個)と同数(5ヶ所)開口されており、それぞれ第2の開閉部22の外部下方に位置している。
【0014】
図2において、ダクト30は、パイプ32を通して温風機33に接続されている。温風機33はこれに吸入された外界の新鮮・低湿の1次空気を暖めてダクト30へ送り、開口部31から第室14内へ温風として吹き出す(矢印F)。吹き出された温風は、第2の開閉部22から第室13内に吸い込まれる(矢印E)。温風機33で暖めた1次空気を第室13へ供給するタイミングは自由に決定できるのであって、要は乾燥室9内の湿度が過湿状態となったときや乾燥室9内に新鮮な1次空気を供給したいときに、第2の開閉部22を開いて第室13に1次空気を導入し、更に空気加熱機34で加熱して乾燥室9へ送り込む。ファン15や各開閉部21〜24などの動作部は、コンピュータなどの制御部50(後述)に制御される。本発明は、乾燥室9内の湿度を最適に管理しようとするものであり、この所期の目的を達成するためのファン15、各開閉部21〜24、温風機33、空気加熱機34、湿気生成機40等の動作部の運転制御方法は自由に決定できるのであって、後述する運転制御方法に限定されない。なお本発明では、外界から導入されて乾燥室9へ送り込まれる新鮮・低湿な空気を1次空気といい、乾燥室9内で生海苔の水分を奪って乾燥室9から排出される高温多湿の空気を2次空気という。
【0015】
図2において、第室14内部における第室13の下部にはバーナーなどから成る空気加熱機34が設けられている。空気加熱機34は、第室13からこれに導入された空気(矢印C)を加熱して温風として乾燥室9の下部へ送り込み、乾燥室9内を上方へ吹き上げる(矢印A)。乾燥室9内には生海苔mを抄き上げた簀5を保持する簀ホルダー6がコンベア7に搬送されて循環しており、温風が生海苔mに吹き当ることによりこれを乾燥させる。
【0016】
図2において、40はボイラーなどから成る湿気生成機であり、これにより生成された蒸気のような湿気の多い多湿空気はホース41を通り、排出部42から第室14内へ送り込まれ(矢印G)、第2の開閉部22から第室13に導入され(矢印E)、更に空気加熱機34で加熱されて乾燥室9へ送り込まれる(矢印)。湿気生成機40で生成した湿気を第室13を通じて乾燥室9へ送り込むタイミングは自由に決定できるのであって、要は乾燥室9内の湿度が低下したときに、第2の開閉部22を開いて湿気を第室13に導入し、更に空気加熱機34で加熱して乾燥室9へ送り込むようにすればよい。なお外界の1次空気は、外界から第室13へ直接導入せず、本実施の形態のように一旦第室14に導入し、第室14から第13へ導入することにより、外界の気象等の影響を受けずに、安定した1次空気の導入を図ることができる。
【0017】
図3において、乾燥室9の内部には乾燥室9の湿度を検知・測定する湿度検知手段としての第1の湿度センサーSA、SBが任意数設けられている。本実施の形態では2個(乾燥室9の前部側の湿度センサーSAと後部側の湿度センサーSB)設けられている。なお乾燥室9の湿度と第1室11の湿度は略相関関係にあるので、湿度センサーは第1室11に設け、乾燥室9の湿度は第1室11の湿度のパラメータとして求めるなどしてもよいものであり、要は湿度センサーにより実質的に乾燥室9の湿度を測定すればよい。
【0018】
また第2室13内にも第2の湿度センサーS1〜S5が設けられている。第2の湿度センサーS1〜S5は、第2の開閉部22(221〜225)と第3の開閉部23(231〜235)の各々の間に対応する第1の空間(第1の部位)T1〜第5の空間(第5の部位)T5にそれぞれ設けられてこれらの各空間(部位)T1〜T5内の1次空気と2次空気の混合ガスの湿度を検知・測定するものである。そして各第2の開閉部221〜225は、これらの湿度センサーS1〜S5の測定結果に基づいて、互いに独立してその開閉が制御され、これにより第2室13を乾燥室9の長手方向に沿って複数に分割した各空間T1〜T5の湿度は互いに独立して調整される。第2の湿度センサーSの個数は任意に決定できるが、本実施の形態のように第2の開閉部22と第3の開閉部23の個数(すなわち空間の個数)に対応して複数個(本例では5個)設け、各空間T1〜T5の湿度が等しくなるように(すなわち各湿度センサーS1〜S5の測定湿度が等しくなるように)、各第2の開閉部221〜225の開閉を制御することが望ましい。
【0019】
次に、図5を参照して制御系を説明する。制御部50には、湿度センサーSA、SB、S1〜S5が接続されている。また制御部50には、動作部(ファン15、第1〜第4の開閉部21〜24、温風機33、空気加熱機34、湿気生成機40等)が接続されている。また制御部50は、演算部51、湿度センサーSA、SB、S1〜S5で測定された湿度が設定湿度になったか否かを判断するための比較部52、様々の設定湿度が登録される記憶部53などを含んでいる。各設定湿度は、海苔質などに応じて設定される。演算部51は、乾燥室9の湿度(本実施の形態では湿度センサーSA、SBの出力値の平均値)の演算などの本装置の運転に必要な演算を行う。比較部52は、各湿度センサーSA、SB、S1〜S5の測定結果と記憶部53に登録された設定湿度の大小を比較する。各動作部(ファン15、第1〜第4の開閉部21〜24、温風機33、空気加熱機34、湿気生成機40)は、湿度センサーSA、SB、S1〜S5の測定結果と設定湿度を比較部53で比較し、その結果に基づいて駆動が制御される。このような演算部51、比較部52などを用いた各動作部の動作の制御は、周知ソフトウェアを用いることにより行うことができる。
【0020】
次に、各動作部の動作について説明する。乾燥室9の湿度は湿度センサーSA、SBで測定されており、湿度が設定湿度以上になったことが判明すると(これは、演算部51で求められた乾燥室9の湿度と記憶部53に予め登録された設定湿度を比較部52で比較することにより判明する)、図2においてファン15は回転し、また第1の開閉部21と第4の開閉部24は開き、乾燥室9から吹き上げた第1室11内の高温多湿の2次空気を第室12へ送り込み、第4の開閉部24から外界へ放出する。これにより、乾燥室9内の2次空気は外界へ放出され(矢印A、B)、乾燥室9の湿度は低下する。また矢印A、Bで示すように乾燥室9内の2次空気を外界に放出する場合には、第2の開閉部22を開いて1次空気を第室13に導入し、これを空気加熱機34で加熱して乾燥室9へ送り込むことが望ましい。乾燥室9の湿度が設定湿度以下になると、ファン15は回転を停止し、また第1、第4の開閉部21、24は閉じる。
【0021】
室13の各空間T1〜T5の各々の湿度は湿度センサーS1〜S5で測定されており、湿度が設定湿度以上になると第2の開閉部221〜225は開き、第室14内の低湿の1次空気を各空間T1〜T5に導入する。例えば、空間T1が設定湿度以上になるとこれに対応する開閉部221が開き、あるいは空間T2が設定湿度以上になるとこれに対応する開閉部222が開く。すると1次空気は空間T1や空間T2へ導入され、空間T1、T2の湿度は低下する。そして設定湿度以下になると、開閉部221,222は閉じる。空間T3〜T5、開閉部223〜225もこれと同様である。このように、各々の湿度センサーS1〜S5で各空間(部位)T1〜T5の湿度を個別に測定し、測定された各空間(部位)T1〜T5の湿度が目標湿度よりも高いときは、当該各空間(部位)に対応する第2の開閉部(1次空気導入用開閉部)221〜225を開いて当該各空間(部位)に1次空気を導入する。そして導入された1次空気を下方の空気加熱機34に導入して加熱したうえで乾燥室9へ送り込む。第2の開閉部221〜225のこのような制御は、湿度センサーS1〜S5で測定された湿度と記憶部53に予め登録された設定湿度を比較部52で比較することにより行われる。
【0022】
すなわち、各空間T1〜T5の湿度はそれぞれ固有の湿度センサーS1〜S5で測定される。そして何れかの湿度センサーS1〜S5が設定湿度以上になると、これに対応する第2の開閉部221〜225が互いに独立して開くことにより、各空間T1〜T5に個別に1次空気を導入し、これにより各空間T1〜T5の湿度を互いに独立して個別に調整する。またこのような湿度調整において、各空間T1〜T5の湿度が等しくなるように(すなわち各湿度センサーS1〜S5の測定湿度が等しくなるように)、各第2の開閉部221〜225の開閉を制御することが望ましく、これにより長尺の乾燥室9の長手方向における湿度のばらつきを解消し、乾燥室9全体の湿度を均一にして、生海苔を良好に乾燥することができる。勿論、乾燥室9の測湿と同様に、1個又は2個の湿度センサーにより第室13全体を単一の湿度として測定し、これが設定湿度以上になれば、すべての第2の開閉部221〜225を開いて第室13全体に1次空気を導入するようにしてもよいものであり、所期の目的(乾燥室9の湿度の最適管理)を達成するために、様々の設定変更や運転方法が可能である。
【0023】
第3の開閉部23は、乾燥室9の湿度が設定湿度以上になると開き、2次空気を第室13に導入する(矢印D)。第2の開閉部22から第室13内に導入された1次空気と第3の開閉部23から第室13内に導入された2次空気は、第室13内において混合され、この混合ガスは空気加熱室34に導入され、ここで加熱されて乾燥室9へ送り込まれる(矢印A)。また温風機33は、乾燥室9の湿度あるいは第室13の湿度が設定湿度以上になると、第2の開閉部22が開いて低湿の温風を第13へ送り込む。また湿気生成機40は、乾燥室9の湿度が設定湿度以下になると、第2の開閉部22が開いて湿気を第室13へ供給する。空気加熱機34は、第室13内の空気を導入し、これを加熱して乾燥室9の下部へ送り込む。温風機33、湿度生成機40、空気加熱機40のこのような制御も、測定された湿度と予め記憶部53に登録された湿度を比較部52で比較することにより行われる。
【0024】
以上のように、乾燥室の湿度が高いときにこれを低下させる方法は、(a)第1室(天井室)の上部を開いて乾燥室から吹き上げた2次空気を外界へ放出する方法、(b)第室(混合室)に外界の1次空気を導入し、この1次空気を空気加熱機で加熱して乾燥室へ送り込む方法、(c)第室(混合室)に1次空気と第1室(天井室)の2次空気を共に導入し、この1次空気と2次空気の混合ガスを空気加熱機で加熱して乾燥室へ送り込む方法等があり、これらの方法のうちの少なくとも1つの方法により、望ましくは2つ以上の方法を組み合わせることにより、乾燥室の湿度を目標湿度以下に低下させることができる。
【0025】
本発明の海苔製造装置は様々な設計変更が可能であり、また各動作部の運転方法も様々な方法が可能であり、要は乾燥室9内が生海苔の乾燥に最適の湿度になるように、更に望ましくは乾燥室9の長手方向における各部位が生海苔の乾燥により一層最適の湿度になるように、ファン15、各開閉部21〜24、温風機33、空気加熱機34、湿度生成機40等の動作部の駆動を制御すればよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、長尺の乾燥室の湿度調整を的確に行い、生海苔の乾燥を良好に行って高品質の乾海苔を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】海苔製造装置の斜視図
【図2】海苔製造装置の正断面図
【図3】第1の空間〜第5の空間の平面図
【図4】開閉部の側面図
【図5】制御系のブロック図
【符号の説明】
2 抄部
3 脱水部
4 剥ぎ部
5 簀
6 簀ホルダー
9 乾燥室
11 第1室(天井室)
12 第4室(外界への連通室)
13 第2室(混合室)
14 第3室(側室)
15 ファン
21 第1の開閉部
22 第2の開閉部(1次空気導入用開閉部)
23 第3の開閉部(2次空気導入用開閉部)
24 第4の開閉部
33 温風機
34 空気加熱機
40 湿気生成機
SA、SB、S1〜S5 湿度センサー
T1〜T5 空間(部位)
m 生海苔

Claims (5)

  1. 簀ホルダーに保持された簀上に抄部において生海苔を抄き上げ、抄き上げられた生海苔を脱水部において脱水した後、簀ホルダーを乾燥室内を搬送しながら生海苔を乾燥させるようにした海苔製造装置であって、
    乾燥室上に設けられて乾燥室から吹き上げた2次空気が流入する第1室と、第1室に連通して第1室から2次空気が導入される第2室と、乾燥室から第1室へ吹き上げた2次空気を外界へ放出するための第1の開閉部およびファンと、外界の1次空気を第2室に導入するための第2の開閉部とを備え、第2室を第2の開閉部から導入された1次空気と第1室から導入された2次空気の混合室とし、第2室において混合された1次空気と2次空気の混合ガスを加熱して乾燥室へ送り込む空気加熱機を設け、また前記乾燥室の湿度を測定する湿度センサーを備え、この湿度センサーの測定結果に基づいて前記ファンの駆動及び前記第1の開閉部の開閉を制御して乾燥室から吹き上げた2次空気を外界へ放出するようにし、また前記第2の開閉部を前記乾燥室の長手方向に複数個設けることにより、前記第2室をこの長手方向に沿って複数の空間に分割し、これらの各空間に湿度センサーをそれぞれ設けてこれらの第2の開閉部の開閉を互いに独立して制御するようにしたことを特徴とする海苔製造装置。
  2. 前記乾燥室の側部に1次空気を導入する第3室があり、この第3室内に前記第2室を設け、第3室を通して第2室に1次空気を導入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の海苔製造装置。
  3. 前記第2の開閉部が開いたときに、1次空気を暖めた温風を前記第2室に送り込む温風機を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の海苔製造装置。
  4. 前記第2の開閉部が開いたときに、湿気を前記第2室に送り込む湿気生成機を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の海苔製造装置。
  5. 前記第1室に作業室の空気を導入するために開閉扉を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の海苔製造装置。
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