JP3899287B2 - 大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム、負荷系統情報生成装置および負荷系統情報生成プログラム - Google Patents

大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム、負荷系統情報生成装置および負荷系統情報生成プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電源と複数の負荷機器との間の電力供給経路に接続される大型無停電電源装置(大型UPS:Uninterrupted Power Supply)の負荷系統情報を生成する大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム、負荷系統情報生成装置および負荷系統情報生成プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大型無停電電源装置は、たとえば商用交流電源などの交流電源と、コンピュータ端末や通信機器などの負荷機器との間の電力供給経路に接続されるものである。そして、交流電源から負荷機器へ供給されている電力が停止してしまった場合などにおいて、この交流電源の替わりに負荷機器へ電力を供給する。このような大型無停電電源装置の電力のバックアップ動作によって、負荷機器は、交流電源の異常状態であるにもかかわらず、動作し続けることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような大型無停電電源装置は、工場、クリーンルーム、電子計算機室などにおいて利用されている。これに対し、たとえば商用ビル、雑居ビル、一般のオフィスなどにおいては、近年、コンピュータ端末やルータなどの通信機器が広く普及しているにもかかわらず、ほとんど利用されていない。せいぜい、コンピュータ端末ごとに小型無停電電源装置(小型UPS)が利用されるだけである。
【0004】
そのため、商用電源に異常があれば、基本的に全ての負荷機器が使用できない状態になってしまう。その結果、たとえば、小型無停電電源装置によって電力がバックアップされている自分のコンピュータ端末は動作しているにもかかわらず、ルータが停電してしまって通信ができなくなってしまうことになる。
【0005】
このように、大型無停電電源装置が商用ビル、雑居ビル、一般のオフィスなどにおいては利用されない理由の一つとして、大型無停電電源装置を設置するにあたっては、その電力供給能力にも限りがあるので、その大型無停電電源装置にて電力のバックアップを行いたい負荷機器を予め見積もる必要のあることが考えられる。
【0006】
また、バックアップを行いたい負荷機器を予め見積もった場合であっても、その後に、コンピュータ端末や通信機器を追加する場合にも、いちいち大型無停電電源装置の電力供給能力を検討したり、追加する負荷機器への電力の供給経路を検討しなければならない。もしも、大型無停電電源装置でバックアップする必要の無い負荷機器に対してバックアップを行ってしまった場合には、電力が余分に消費されてしまい、その他のバックアップを必要とする負荷機器に対して適切なバックアップを行うことができなくなってしまう可能性があるからである。また逆に、たとえば、大型無停電電源装置の電力供給能力が足かせとなってしまって、大型無停電電源装置の電力供給経路への接続の仕方によっては、負荷機器の増設が不可能となってしまうこともありえる。
【0007】
そして、このような負荷機器の見積もり作業や確認作業には、電源設備に関して専門的な知識を有する人が必要となるとともに、一般的に多くの時間を必要とする。また、電源設備に関して専門的な知識を有する人を管理者として雇用しなければ、このような負荷機器の定常的な見積もり作業や確認作業を行うこともできない。中小企業にあっては、大型無停電電源装置を利用するのが好ましいことがわかっていたとしても、電源設備の管理のために専門に働く管理者を雇用することができないがために、大型無停電電源装置の導入を諦めてしまうことも多い。
【0008】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、簡単且つ低労力にて、大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成することが可能となる大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム、負荷系統情報生成装置および負荷系統情報生成プログラムを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムは、交流電源と複数の負荷機器との間の電力供給経路に接続される大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムであって、ネットワークと、複数の負荷機器の接続情報を分担して保持するとともに、ネットワークへ複数の負荷機器の接続情報を送信する複数の下位コントローラと、複数の下位コントローラがネットワークへ送信した複数の負荷機器の接続情報を分担して受信する複数の中位コントローラと、ネットワークを介して複数の中位コントローラから複数の負荷機器の接続情報を収集する上位コントローラと、で構成し、各下位コントローラは、それぞれが保持する負荷機器の接続情報の送信先として複数の中位コントローラの中のいずれか1つを指定して負荷機器の接続情報を送信し、さらに、上位コントローラは、複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信することで複数の中位コントローラから複数の負荷機器の接続情報を収集し、大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報をネットワークを介して収集するための情報が入力され、複数の負荷機器の接続情報と大型無停電電源装置の接続情報とを用いて大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成するものである。
【0010】
この構成を採用すれば、複数の下位コントローラが分担して保持する複数の負荷機器の接続情報は、中位コントローラを介して、上位コントローラへ送信される。上位コントローラは、この複数の負荷機器の接続情報と大型無停電電源装置の接続情報とを用いて大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する。したがって、大型無停電電源装置が設置される建物全体の電力系統についての知識を有する管理者は、各フロアあるいは各部屋の中での負荷機器の接続情報を実際には知らなくとも、その接続情報を、上位コントローラにおいて得ることができる。また、管理者は、上述した知識を上位コントローラに入力することで、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。
【0011】
中位コントローラは、上位コントローラからの送信要求が入力されると、これに応じて複数の負荷機器に関する情報を上位コントローラへ送信する。したがって、管理者は、上位コントローラから複数の中位コントローラへ送信要求が送信されるようにするだけで、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。
【0012】
また、この構成では、中位コントローラを複数設けることで、大型無停電電源装置の負荷系統を複数に分割し、それぞれの分割された負荷系統毎に管理する。つまり、中位コントローラ毎に作業者を設定し、この作業者に、分割された負荷系統を管理させることができる。そして、たとえば、中位コントローラが各フロアあるいは各部屋に設けられている状況下で、各フロアあるいは各部屋における負荷機器のレイアウト変更などかあった場合には、その作業者は、それに応じて負荷機器の接続情報が正しく変更されているか否かを、中位コントローラにおいて簡単に確認することができる。
【0013】
下位コントローラは、送信先の中位コントローラを指定して、それぞれの分割された負荷系統に属する負荷機器の接続情報を送信する。したがって、負荷機器のレイアウト変更などによって下位コントローラのレイアウトも変更された場合であっても、この下位コントローラは、負荷機器の接続情報を中位コントローラへ送信することができる。そのため、作業者は、負荷機器のレイアウト変更や追加がある度に、下位コントローラから中位コントローラへ負荷機器の接続情報が送信されるように設定を変更したりする必要がない。
【0014】
このように、複数の下位コントローラが保持する負荷機器の接続情報は、一旦、ボトムアップ式に複数の中位コントローラへ送信され、さらに、この複数の中位コントローラから上位コントローラへ送信される。そのため、上述するように、中位コントローラ毎の作業員と管理者との共同作業によって、簡単に、大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成することができる。たとえ、大型無停電電源装置が設置される建物のフロアや部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、これに対応する負荷系統情報を簡単に生成することができる。
【0015】
しかも、中位コントローラ毎に作業者を割り当てることで、管理者は、大型無停電電源装置が設置される建物全体の負荷機器の接続状態を管理する必要がなくなる。その結果、管理者は、建物全体を管理する場合に比べて格段に低い管理負荷にて、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。また、この負荷系統情報を用いて建物全体の電源状態を改善するように、各作業者に指示することもできる。
【0016】
特に、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムにおいて、中位コントローラは、少なくとも、大型無停電電源装置が設置される建物のフロア毎にあるいは部屋毎に、配設するのが好ましい。
【0017】
この構成を採用すれば、大型無停電電源装置の負荷系統を、フロア毎あるいは部屋毎に分割することができる。そのため、各作業者が管理する負荷系統は、壁面コンセントよりも下流側の負荷系統となる。つまり、各作業者は、目視にて接続状態を確認できる範囲を管理すればよくなる。
【0018】
したがって、各フロアあるいは各部屋での作業者は、中位コントローラに集められている負荷機器の接続情報と、各フロアあるいは各部屋内で目視にて確認できる実際の負荷機器の接続状態とを、確実且つ簡単に確認することができる。
【0019】
その結果、各フロアや各部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、中位コントローラは、実際の負荷機器の接続状態に対応する負荷機器の接続情報を、上位コントローラへ送信することができる。
【0020】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムにおいて、大型無停電電源装置の接続情報には、大型無停電電源装置と負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、上位コントローラは、電力機器を含めた大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成してもよい。
【0021】
この構成を採用すれば、大型無停電電源装置の負荷系統情報には、大型無停電電源装置や負荷機器とともに電力機器が含まれる。そのため、この大型無停電電源装置の負荷系統情報は、単に、大型無停電電源装置と負荷機器との接続関係を示す負荷系統情報とは異なり、大型無停電電源装置よりも電力供給経路下流側の電力系統情報として利用することができる。その結果、管理者は、たとえば分電盤、その他の建物に付属する電力機器を含めた電力系統の全体を、現状の負荷機器の接続状態に応じて検討することができる。
【0022】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムでは、下位コントローラおよび中位コントローラは、複数の負荷機器の接続情報とともに負荷機器の消費電力を送信し、上位コントローラは、各負荷機器の消費電力に基づいて判断される負荷系統情報の総消費電力と、大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力してもよい。
【0023】
この構成を採用すれば、管理者は、大型無停電電源装置の負荷系統情報が、実際の負荷機器の接続状態と一致していないことを、簡単に把握することができる。その結果、管理者は、各作業者にそれぞれの管理区域を確認させ、大型無停電電源装置の負荷系統情報を、実際の負荷機器の接続状態に一致させた状態に維持することができる。
【0024】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムでは、下位コントローラ、中位コントローラおよび上位コントローラは、ネットワーク上でTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて互いに通信するとともに、中位コントローラと上位コントローラとの間での通信パケットに含まれるTCPヘッダのポート番号と、中位コントローラと下位コントローラとの間での通信に用いられる通信パケットに含まれるTCPヘッダのポート番号とが互いに異なる番号となるように通信し、上位コントローラは、所定の範囲のIPアドレスを順番に指定して、ネットワークに接続されている各機器の開いているポート番号を調査し、中位コントローラが上位コントローラとの通信に用いるポート番号のポートが開いている機器に対して送信要求を送信してもよい。
【0025】
この構成を採用すれば、上位コントローラは、ネットワークに接続されている中位コントローラを検索し、この中位コントローラから負荷機器の接続情報を収集することができる。その結果、作業者は、自由に中位コントローラを追加したり、変更することができる。また、事前にバックアップ用の中位コントローラを準備しておき、動作中の中位コントローラが停止してしまった場合には、すぐにそのバックアップ用の中位コントローラを起動して、負荷機器の接続情報が確実に上位コントローラへ送信されるようにすることができる。
【0026】
本発明に係る大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置は、交流電源と複数の負荷機器との間の電力供給経路に接続される大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置であって、複数の負荷機器の接続情報を受信する通信インタフェース部材と、大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報を通信インタフェース部材に受信させるための情報が入力される入力部材と、情報を記憶する内蔵型記憶媒体と、通信インタフェース部材が受信したあるいは入力部材から入力された複数の負荷機器の接続情報および大型無停電電源装置の接続情報を内蔵型記憶媒体に記憶させる管理手段と、内蔵型記憶媒体に記憶されている接続情報を用いて、大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する生成手段と、を備えるものである。
【0027】
この構成を採用すれば、負荷系統情報生成装置は、複数の負荷機器の接続情報と大型無停電電源装置の接続情報とを用いて大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する。したがって、大型無停電電源装置が設置される建物全体の電力系統についての知識を有する管理者は、各フロアあるいは各部屋の中での負荷機器の接続情報を実際には知らなくとも、通信インタフェース部材が受信した接続情報によって得ることができる。たとえ、大型無停電電源装置が設置される建物のフロアや部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、これに対応する負荷系統情報を簡単に得ることができる。また、管理者は、上述した知識を上位コントローラに入力することで、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。
【0028】
その結果、管理者は、簡単に、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。また、この負荷系統情報を用いて建物全体の電源状態を改善することができる。
【0029】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置では、通信インタフェース部材には、ネットワークを介して、複数の負荷機器の接続情報を分担して保持する複数の中位コントローラが接続され、管理手段は、通信インタフェース部材から複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信し、これに応じて通信インタフェース部材が受信した複数の負荷機器の接続情報を内蔵型記憶媒体に記憶させてもよい。
【0030】
この構成を採用すれば、複数の中位コントローラを用いて負荷機器の接続情報を収集することができる。つまり、この構成では、中位コントローラを複数設けることで、大型無停電電源装置の負荷系統を複数に分割し、それぞれの分割された負荷系統毎に管理することができる。
【0031】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置では、大型無停電電源装置の接続情報には、大型無停電電源装置と負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、生成手段は、電力機器を含めた大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成してもよい。
【0032】
この構成を採用すれば、大型無停電電源装置の負荷系統情報には、大型無停電電源装置や負荷機器とともに電力機器が含まれる。そのため、この大型無停電電源装置の負荷系統情報は、単に、大型無停電電源装置と負荷機器との接続関係を示す負荷系統情報とは異なり、大型無停電電源装置よりも電力供給経路下流側の電力系統情報として利用することができる。その結果、管理者は、たとえば分電盤、その他の建物に付属する電力機器を含めた電力系統の全体を、現状の負荷機器の接続状態に応じて検討することができる。
【0033】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置では、通信インタフェース部材は、複数の負荷機器の接続情報とともに負荷機器の消費電力を受信し、生成手段は、各負荷機器の消費電力に基づいて判断される負荷系統情報の総消費電力と、大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力してもよい。
【0034】
この構成を採用すれば、管理者は、大型無停電電源装置の負荷系統情報が、実際の負荷機器の接続状態と一致していないことを、簡単に把握することができる。その結果、管理者は、実際の負荷機器の接続状態を確認するなどして、大型無停電電源装置の負荷系統情報を、実際の負荷機器の接続状態に一致させた状態に維持することができる。
【0035】
本発明に係る大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラムは、大型無停電電源装置の複数の負荷機器の接続情報を受信する通信インタフェース部材と、大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報を通信インタフェース部材に受信させるための情報が入力される入力部材と、情報を記憶する内蔵型記憶媒体と、を備えるコンピュータ端末に、通信インタフェース部材が受信したあるいは入力部材から入力された複数の負荷機器の接続情報および大型無停電電源装置の接続情報を内蔵型記憶媒体に記憶させる管理手段と、内蔵型記憶媒体に記憶されている接続情報を用いて、大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する生成手段と、を実現するものである。
【0036】
このプログラムをインストールしたコンピュータ端末は、複数の負荷機器の接続情報と大型無停電電源装置の接続情報とを用いて大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する。したがって、大型無停電電源装置が設置される建物全体の電力系統についての知識を有する管理者は、各フロアあるいは各部屋の中での負荷機器の接続情報を実際には知らなくとも、通信インタフェース部材が受信した接続情報によって得ることができる。たとえ、大型無停電電源装置が設置される建物のフロアや部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、これに対応する負荷系統情報を簡単に得ることができる。また、管理者は、上述した知識をコンピュータ端末に入力することで、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。
【0037】
その結果、管理者は、簡単に、大型無停電電源装置の負荷系統情報を得ることができる。また、この負荷系統情報を用いて建物全体の電源状態を改善することができる。
【0038】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラムでは、通信インタフェース部材には、ネットワークを介して、複数の負荷機器の接続情報を分担して保持する複数の中位コントローラが接続され、管理手段は、通信インタフェース部材から複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信し、これに応じて通信インタフェース部材が受信した複数の負荷機器の接続情報を内蔵型記憶媒体に記憶させてもよい。
【0039】
このプログラムをインストールしたコンピュータ端末は、複数の中位コントローラから負荷機器の接続情報を収集する。つまり、この構成では、中位コントローラを複数設けることで、大型無停電電源装置の負荷系統を複数に分割し、それぞれの分割された負荷系統毎に管理することができる。
【0040】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラムでは、大型無停電電源装置の接続情報には、大型無停電電源装置と負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、生成手段は、電力機器を含めた大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成してもよい。
【0041】
このプログラムをインストールしたコンピュータ端末では、大型無停電電源装置の負荷系統情報には、大型無停電電源装置や負荷機器とともに電力機器が含まれる。そのため、この大型無停電電源装置の負荷系統情報は、単に、大型無停電電源装置と負荷機器との接続関係を示す負荷系統情報とは異なり、大型無停電電源装置よりも電力供給経路下流側の電力系統情報として利用することができる。その結果、管理者は、たとえば分電盤、その他の建物に付属する電力機器を含めた電力系統の全体を、現状の負荷機器の接続状態に応じて検討することができる。
【0042】
また、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラムでは、通信インタフェース部材は、複数の負荷機器の接続情報とともに負荷機器の消費電力を受信し、生成手段は、各負荷機器の消費電力に基づいて判断される負荷系統情報の総消費電力と、大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力してもよい。
【0043】
このプログラムをインストールしたコンピュータ端末であれば、管理者は、大型無停電電源装置の負荷系統情報が、実際の負荷機器の接続状態と一致していないことを、簡単に把握することができる。その結果、管理者は、実際の負荷機器の接続状態を確認するなどして、大型無停電電源装置の負荷系統情報を、実際の負荷機器の接続状態に一致させた状態に維持することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム、負荷系統情報生成装置および負荷系統情報生成プログラムを、図面に基づいて説明する。
【0045】
なお、この大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム監視システムの一部として説明する。大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置は、UPSステーションコントローラ15の一部として説明する。大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラムは、UPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23に記憶されているUPSステーションコントローラプログラム51の一部として説明する。
【0046】
また、UPSステーションコントローラプログラム51は、コンピュータ端末8読取可能な記憶媒体に記憶されていたものを、UPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23にインストールしても、インターネットなどの伝送媒体を介してUPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23にインストールしてもよい。
【0047】
実施の形態1.
【0048】
図1は、本発明の実施の形態1に係る監視システムが監視する電源システムを示すシステム構成図である。
【0049】
この電源システムは、たとえば、大型無停電電源装置(大型UPS)1が設置されるビルなどの建物の電源システムである。
【0050】
この電源システムでは、交流電源としての商用交流電源2は、電源ケーブル3を介してメイン分電盤4に接続されている。メイン分電盤4には、電源ケーブル3を介して2つのサブ分電盤5が接続されている。各サブ分電盤5には、電源ケーブル3を介して2つの壁面コンセント6が接続されている。
【0051】
各壁面コンセント6には、電源ケーブル3を介して小型無停電電源装置(小型UPS)7やコンピュータ端末8が接続されている。また、各小型UPS7には、電源ケーブル3を介してコンピュータ端末8、ネットワークサーバ9、ハブ10、データベース11が接続されている。以下、この壁面コンセント6から電力が供給されるこれらの機器を総称して負荷機器と記載する。
【0052】
そして、商用交流電源2から供給される電力は、メイン分電盤4、サブ分電盤5、壁面コンセント6を介して、小型UPS7やコンピュータ端末8へ供給される。また、小型UPS7を介して、コンピュータ端末8、ネットワークサーバ9、ハブ10、データベース11へ電力が供給される。なお、この電力の供給経路が、商用交流電源2と複数の負荷機器との間の電力供給経路となる。
【0053】
また、メイン分電盤4には、電源ケーブル3を介して大型UPS1が接続されている。したがって、メイン分電盤4、サブ分電盤5および壁面コンセント6が、大型UPS1と負荷機器との間の電力供給経路上に配設されている電力機器となる。
【0054】
この大型UPS1は、図示外の発電機あるいは蓄電部材を備え、たとえば電源ケーブル3から供給されてくる電力の状態を監視し、この電力の状態に応じて発電機あるいは蓄電部材の動作を制御する。大型UPS1は、具体的には、電力の状態が正常である場合には、発電機を停止したり、電源ケーブル3を介して供給される電力で蓄電部材を充電する。また、大型UPS1は、電力の状態が異常である場合には、発電機を動作させたり、蓄電部材に蓄電されている電力を出力する。そして、発電機で生成される電力や蓄電部材から出力される電力は、メイン分電盤4から電力供給経路に供給され、各負荷機器へ供給される。
【0055】
また、大型UPS1に内蔵される図示外のメモリには、この大型UPS1の動作スケジュールや電力切り換え条件や、電力の連続供給時間などの設定情報が記憶されている。そして、大型UPS1は、その動作スケジュールにて指定された所定の時間帯で電力異常が生じた時に電力を出力する。また、大型UPS1は、電力切り換え条件を判断基準として用いて電力の状態を判断する。さらに、大型UPS1は、電力の供給を開始してからの連続した供給時間が、電力の連続供給可能時間を超えたら、電力の供給を停止する。
【0056】
さらに、大型UPS1は、後述する通信ケーブル12を用いてネットワークに接続されている。そして、大型UPS1は、このネットワークから起動信号や停止信号などの制御信号を受信し、この制御信号に応じて電力供給を制御する。また、ネットワークから設定情報を受信すると、大型UPS1は、この受信情報で内部のメモリの設定情報を更新する。
【0057】
メイン分電盤4は、商用交流電源2から供給される電力が正常である場合には、この商用交流電源2からの電力を各サブ分電盤5および大型UPS1へ供給する。逆に、商用交流電源2から供給されてくる電力が異常である場合には、メイン分電盤4は、商用交流電源2を切り離すとともに、大型UPS1からの電力を各サブ分電盤5へ供給する。これにより、電源システムは、商用交流電源2に異常が生じても、安定した電力を負荷機器へ供給することができる。
【0058】
なお、商用交流電源2から供給される電力が異常と判断されないまでも品質が低下していると判断される場合には、電源システムは、大型UPS1を動作させるとともに、商用交流電源2からの電力と大型UPS1からの電力とをメイン分電盤4でまとめて負荷機器へ供給するようにしてもよい。これにより、負荷機器へ供給される電力の品質を改善することができる。
【0059】
サブ分電盤5は、たとえば負荷機器において電源ショートなどが生じて異常電流が流れたり、下流側に接続された小型UPS7や負荷機器の合計の消費電流が所定の電流値を超えたときに、これら下流側の電力系統をメイン分電盤4から切り離すものである。これにより、一つのサブ分電盤5よりも下流側において電源ショートなどが発生したとしても、電源システムは、他のサブ分電盤5の下流側の負荷機器へ安定した電力を供給する。
【0060】
小型UPS7は、図示外のバッテリを備え、壁面コンセント6から供給される電力を監視し、この供給される電力の状態に応じて、負荷機器への電力供給を制御する。そして、小型UPS7は、壁面コンセント6から供給される電力が正常である場合には、この電力を、電源ケーブル3を介して接続されているコンピュータ端末8などへ供給するとともに、バッテリを充電する。逆に、壁面コンセント6から供給される電力が異常である場合には、小型UPS7は、これに替えて、バッテリに蓄電されている電力を、電源ケーブル3を介して接続されているコンピュータ端末8などへ供給する。
【0061】
また、小型UPS7に内蔵される図示外のメモリあるいは小型UPS7と通信ケーブル12を介して接続されているコンピュータ端末8の内蔵型記憶媒体23には、この小型UPS7の動作スケジュールや電力切り換え条件、バッテリ電力の供給時間などが記憶されている。そして、小型UPS7は、その動作スケジュールに基づいて負荷機器への電力供給を制御する。また、小型UPS7は、電力切り換え条件を判断基準に用いて、壁面コンセント6から供給される電力の状態を判断する。さらに、小型UPS7は、バッテリからの連続供給時間が、バッテリ電力の供給可能時間を超えたら、電力の供給を停止する。
【0062】
さらに、小型UPS7あるいはこのコンピュータ端末8は、後述するように、通信ケーブル12を介して、ネットワークに接続されている。そして、小型UPS7あるいはこのコンピュータ端末8は、このネットワークから受信した起動信号や停止信号などの制御信号を受信し、この制御信号に応じて起動あるいは停止する。また、ネットワークから設定情報を受信すると、小型UPS7あるいはこのコンピュータ端末8は、この受信情報でメモリの設定情報を更新する。
【0063】
次に、このような電源システムを監視する監視システムについて説明する。
【0064】
監視システムは、負荷機器に組み込まれる下位コントローラとしての複数のUPSグループコントローラ13と、負荷機器に組み込まれる中位コントローラとしての複数のUPSドメインコントローラ14と、負荷機器に組み込まれる上位コントローラとしてのUPSステーションコントローラ15と、少なくともこれらのコントローラ13,14,15が組み込まれた負荷機器同士を接続するネットワークと、で構成されている。
【0065】
また、この監視システムは、図1に示す電源システムを、UPSグループGR1,GR2,GR3,GR4、UPSドメインDM1,DM2およびUPSステーションSTという管理単位で監視する。このUPSグループGR1,GR2,GR3,GR4、UPSドメインDM1,DM2およびUPSステーションSTは、監視システム上で定義される管理単位である。なお、以下において、UPSグループGR1,GR2,GR3,GR4を総称する場合には、単にUPSグループGRと記載する。また、UPSドメインDM1,DM2を総称する場合には、単にUPSドメインDMと記載する。
【0066】
UPSグループGRは、1個の小型UPS7と、この小型UPS7と電源ケーブル3で接続された全ての負荷機器とで構成される管理単位である。なお、複数個の小型UPS7が協働している場合には、例外的に、この複数個の小型UPS7を1つのUPSグループGRで管理する。そして、これらの小型UPS7と、その他の負荷機器、たとえばコンピュータ端末8、ネットワークサーバ9、ハブ10、データベース11は、UPSグループGRの構成要素となる。
【0067】
UPSドメインDMは、たとえば、大型UPS1が設置されたビルのフロア、部屋などの任意のスペースで定義される管理単位である。この実施の形態1では、大型UPS1が設置されるビルのフロアあるいは部屋毎にUPSドメインDMを定義している。そして、UPSグループGRは、UPSドメインDMの構成要素となる。なお、UPSグループGRが定義されていない小型UPS7や、小型UPS7に接続されていないコンピュータ端末8なども、UPSドメインDMの構成要素となりえる。
【0068】
UPSステーションSTは、少なくとも1つの大型UPS1を含むスペースで定義される管理単位である。この実施の形態1では、大型UPS1が設置されるビル全体の電力供給経路をUPSステーションSTとして定義している。そして、UPSドメインDMおよび大型UPS1は、UPSステーションSTの構成要素となる。なお、協働する複数の大型UPS1がある場合には、少なくとも、その協働する複数の大型UPS1毎にUPSステーションSTを定義するとよい。
【0069】
ネットワークは、少なくとも上述するコントローラが組み込まれた複数の負荷機器同士を接続するものであればよいが、この実施の形態1では図1に示す全ての負荷機器同士を接続している。特に、上記コントローラが組み込まれた全ての負荷機器は、ハブ10に接続され、通信ケーブル3としてイーサネット(登録商標)ケーブルを用い、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づく通信を行う。
【0070】
このTCP/IPでは、TCP/IPを用いて通信する各負荷機器に、固有のMAC(Media Access Control)アドレスおよび固有のIPアドレスを付与する。特に、この実施の形態1では、TCP/IPを用いて通信する各負荷機器に、固定IPアドレスを付与する。
【0071】
そして、送信元の負荷機器は、情報を含むデータに、イーサネット(登録商標)ヘッダ、IPヘッダおよびTCPヘッダを付加したパケットを生成し、このパケットをネットワークへ送信する。イーサネット(登録商標)ヘッダには、物理的に同一のネットワーク上となる送信先の負荷機器のMACアドレスが含まれている。IPヘッダには、情報の最終的な送信先である負荷機器の固定IPアドレスが含まれている。
【0072】
また、TCP/IPを用いて通信する各負荷機器は、ネットワーク上のパケットに自分のMACアドレスが付加されているか否か判断し、自分のMACアドレスが付加されている場合には、このパケットを一旦受信する。そして、受信したパケットの固定IPアドレスが自分の固定IPアドレスである場合には、このパケットを負荷機器上で実行されているプログラムへ受け渡す。固定IPアドレスが自分の固定IPアドレスでない場合には、他のネットワークへパケットを送信する。
【0073】
このようにTCP/IPに基づく通信では、負荷機器によるパケットリレー処理によって、物理的に異なるネットワークを介して、送信元の負荷機器から最終的な送信先の負荷機器へ情報を送信することができる。
【0074】
なお、TCPヘッダには、送信先のポート番号が含まれている。このポート番号は、少なくとも各負荷機器において、実行されているプログラムのジョブ毎に、異なる番号が割り当てられている。これにより、たとえば、後述するように負荷機器の中央処理装置24がタイムシェアリングにて複数のプログラムを同時に実行している場合であっても、中央処理装置24は、受信したパケットに付加された送信先のポート番号と、各プログラムのジョブのポート番号とを比較し、ポート番号同士が一致する所望のプログラムのジョブへパケット内の情報を受け渡すことができる。
【0075】
UPSグループコントローラ13は、UPSグループGR毎に1つずつ設けられるものである。そして、UPSグループコントローラ13は、UPSグループGRに属する小型UPS7と、その他の負荷機器、たとえばコンピュータ端末8、ネットワークサーバ9、ハブ10、データベース11を管理する。
【0076】
このUPSグループコントローラ13は、ハブ10と通信ケーブル12で接続されている小型UPS7、または、小型UPS7が通信ケーブル12で接続されているコンピュータ端末8もしくはネットワークサーバ9に組み込まれて実現されている。なお、小型UPS7が直接にハブ10に接続され、且つ、コンピュータ端末8もしくはネットワークサーバ9にも接続されている場合には、UPSグループコントローラ13は、小型UPS7あるいはコンピュータ端末8もしくはネットワークサーバ9のいずれか1つに組み込まれて実現されればよい。
【0077】
図2は、UPSグループコントローラ13が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。なお、UPSグループコントローラ13が組み込まれたネットワークサーバ9の構成も同様である。また、以下の構成の説明においては、コンピュータ端末8に、UPSドメインコントローラ14やUPSステーションコントローラ15を組み込んだ場合の構成について説明するが、これらのコントローラをネットワークサーバ9や小型UPS7に組み込んだ場合も、コントローラに関係する部分の構成は基本的に同様な構成となる。
【0078】
UPSグループコントローラ13は、コントローラユニット21と、電源ケーブル3が接続され、この電源ケーブル3から供給される電力をコントローラユニット21へ供給する電源ユニット22と、を備える。
【0079】
コントローラユニット21は、主に、プログラムおよびデータが記憶される内蔵型記憶媒体23と、プログラムをタイムシェアリングにて実行する中央処理装置24と、中央処理装置24がプログラム実行の際に利用するメモリ25と、これらを接続するシステムバス26と、を備える。
【0080】
また、コントローラユニット21のシステムバス26には、通信ケーブル12を介してハブ10が接続される通信インターフェース部材としての上位通信インタフェース(上位通信I/F)27、通信ケーブル12を介して小型UPS7が直接に接続可能な下位通信インタフェース(下位通信I/F)28、時間を計測するタイマ29、入出力ポート(I/Oポート30)が接続されている。I/Oポート30には、モニタ31、入力部材としてのキーボード32、入力部材としてのポインティングデバイス33が接続されている。なお、UPSグループGR内の小型UPS7がネットワークに直接に接続されている場合には、その小型UPS7を下位通信I/F28へ接続する必要はない。
【0081】
UPSグループコントローラ13の内蔵型記憶媒体23には、コンピュータ端末8にUPSグループコントローラ13を実現するためのUPSグループコントローラプログラム34と、UPSグループデータベース35と、UPSドメインコントローラ14の固定IPアドレス36と、が記憶されている。
【0082】
UPSグループデータベース35には、UPSグループコントローラ13で管理するUPSグループGR内の全ての小型UPS7に関する情報と、そのUPSグループGR内のその他の全ての負荷機器に関する情報と、が記憶される。
【0083】
小型UPS7に関する情報としては、たとえば、小型UPS7の電力供給能力、機能、型番などの仕様情報や、動作スケジュール、電力切り換え条件、バッテリ電力の供給時間、自分に割り当てられた固定IPアドレスなどの設定情報や、小型UPS7の現在の供給電力などの動作状態情報がある。なお、小型UPS7がネットワークに直接に接続されていない場合には、その小型UPS7が接続されているコンピュータ端末8の固定IPアドレスが設定情報に含まれる。
【0084】
その他の負荷機器に関する情報としては、たとえば、それぞれの消費電力、機能、型番などの仕様情報や、それぞれの固定IPアドレスなどの設定情報や、それぞれの現在の消費電力などの動作状態情報がある。
【0085】
UPSグループコントローラプログラム34は、グループデータベース管理プログラム37と、グループデータベース送信プログラム38と、グループ設定制御プログラム39と、を備える。
【0086】
グループデータベース管理プログラム37を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27や下位通信I/F28を用いて、UPSグループコントローラ13で管理するUPSグループGR内の全ての小型UPS7およびその他の全ての負荷機器に関する情報を周期的に収集し、この収集した情報をUPSグループデータベース35に登録する。これにより、UPSグループデータベース35には、そのUPSグループGR内の全ての負荷機器の最新の動作状態情報などが登録される。
【0087】
なお、上位通信I/F27や下位通信I/F28を用いて情報を収集することができない小型UPS7やその他の負荷機器に関する情報については、中央処理装置24は、情報を入力するための入力画面をモニタ31に表示させ、その表示に応じて入力された情報をUPSグループデータベース35に登録する。
【0088】
また、このグループデータベース管理プログラム37を実行する中央処理装置24は、小型UPS7毎に連続した記憶領域を内蔵型記憶媒体23中に確保する。そして、中央処理装置24は、各記憶領域に、小型UPS7に関する情報と、それと電源ケーブル3で接続されているその他の負荷機器に関する情報と、を登録する。
【0089】
このように、小型UPS7毎に確保した記憶領域に、小型UPS7に関する情報と、それと電源ケーブル3で接続されているその他の負荷機器に関する情報と、を登録することで、内蔵型記憶媒体23上での情報の配列に基づいて、各小型UPS7とその他の負荷機器との接続関係を把握することが可能となる。その結果、小型UPS7の接続関係が変更された場合に、中央処理装置24は、受信情報の書き込みの際に、その接続関係を示す情報を一々生成したり、古い接続関係を示す情報を消去した上で新しい接続関係を書き込んだりする必要がなくなる。また、この接続関係を示す情報の分だけ、ネットワークを介して送受信する情報量や、内蔵型記憶媒体23に確保する記憶領域のサイズを削減することができる。
【0090】
グループデータベース送信プログラム38を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27を用いて、UPSグループデータベース35に登録されている全ての情報を、UPSグループGRに関する情報として周期的に送信する。このとき、内蔵型記憶媒体23に記憶されている、UPSドメインコントローラ14の固定IPアドレス36が情報の送信先として指定される。
【0091】
このように、各UPSグループコントローラ13において、UPSドメインコントローラ14の固定IPアドレス36を送信先に指定して、UPSグループGR内の全ての負荷機器に関する情報を送信することで、たとえばこのUPSグループコントローラ13とハブ10との接続関係が変更されたとしても、UPSグループコントローラ13からUPSドメインコントローラ14へUPSグループGR内の全ての負荷機器に関する情報を送信することができる。
【0092】
グループ設定制御プログラム39を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27あるいは下位通信I/F28からUPSグループGR内の小型UPS7あるいはその他の負荷機器へ設定情報や制御情報を送信する。なお、この設定情報や制御情報は、モニタ31に設定情報や制御情報を入力するための画面を表示させ、これに応じてキーボード32から入力された情報に基づいて生成される。また、この設定情報や制御情報は、上位通信I/F27や下位通信I/F28から受信した情報に基づいて生成される。
【0093】
UPSドメインコントローラ14は、UPSドメインDM毎に1つずつ設けられる。そして、UPSドメインコントローラ14は、UPSドメインDMに属する小型UPS7と、その他の負荷機器を監視する。
【0094】
図3は、UPSドメインコントローラ14が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。
【0095】
UPSドメインコントローラ14は、UPSグループコントローラ13におけるコントローラユニット21と同様な構成のコントローラユニット21と、電源ユニット22と、を備える。コントローラユニット21は、内蔵型記憶媒体23、中央処理装置24、メモリ25、システムバス26、上位通信インタフェース(上位通信I/F)27、下位通信インタフェース(下位通信I/F)28、タイマ29、入出力ポート(I/Oポート)30が接続されている。I/Oポート30には、モニタ31、キーボード32、ポインティングデバイス33が接続されている。これらの構成要素は、図2に示すUPSグループコントローラ13と同様の構成要素を採用することができる。この実施の形態1では、UPSグループコントローラ13と同一の構成部材を一部採用しており、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0096】
UPSドメインコントローラ14の内蔵型記憶媒体23には、コンピュータ端末8にUPSドメインコントローラ14を実現するためのUPSドメインコントローラプログラム41と、UPSドメインデータベース42と、が記憶される。
【0097】
UPSドメインデータベース42には、UPSドメインコントローラ14が管理するUPSドメインDM内の全てのUPSグループGRに関する情報、が記憶される。なお、UPSドメインDM内に、UPSグループGRに属さない負荷機器、たとえばコンピュータ端末8などが存在する場合には、この負荷機器に関する情報も、記憶される。
【0098】
UPSグループGRに関する情報は、UPSグループGRの定義情報と、各UPSグループコントローラ13から受信した情報と、で構成される。UPSグループコントローラ13から受信した情報は、UPSグループGR内の小型UPS7に関する情報と、負荷機器に関する情報と、で構成されている。
【0099】
UPSドメインコントローラプログラム41は、ドメインデータベース管理プログラム43と、ドメイン監視プログラム44と、ドメインデータベース送信プログラム45と、を備える。
【0100】
ドメインデータベース管理プログラム43を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27が受信した各UPSグループコントローラ13からの情報を、UPSドメインデータベース42に登録する。
【0101】
なお、このドメインデータベース管理プログラム43を実行する中央処理装置24は、UPSグループコントローラ13毎に連続した記憶領域を確保し、各記憶領域にそれぞれから受信した情報を登録する。これにより、UPSドメインデータベース42上での情報の配列に基づいて、各UPSグループGRや、各小型UPS7とその他の負荷機器との接続関係を把握することができる。
【0102】
ドメイン監視プログラム44を実行する中央処理装置24は、UPSドメインデータベース42に登録されている情報をモニタ31に表示させる。また、この状態でキーボード32などから入力された情報に基づいて設定情報や制御情報を生成し、これらを上位通信I/F27からネットワークに接続されている機器へ送信する。なお、ネットワークに接続されている機器としては、UPSグループコントローラ13、小型UPS7、その他の負荷機器がある。この制御情報は、小型UPS7に対して送信された場合には、制御信号として利用される。
【0103】
ドメインデータベース送信プログラム45を実行する中央処理装置24は、後述するUPSステーションコントローラ15からの送信要求に基づいて、上位通信I/F27からネットワークへ、UPSドメインデータベース42に登録されている全ての情報を、管理しているUPSドメインDMに関する情報として送信する。
【0104】
UPSステーションコントローラ15は、UPSステーションST毎に1つずつ設けられる。そして、UPSステーションSTに属する小型UPS7と、その他の負荷機器とを管理する。
【0105】
図4は、UPSステーションコントローラ15が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。
【0106】
UPSステーションコントローラ15は、UPSグループコントローラ13におけるコントローラユニット21と同様な構成のコントローラユニット21と、電源ユニット22と、を備える。コントローラユニット21は、内蔵型記憶媒体23、中央処理装置24、メモリ25、システムバス26、上位通信インタフェース(上位通信I/F)27、下位通信インタフェース(下位通信I/F)28、タイマ29、入出力ポート(I/Oポート)30が接続されている。I/Oポート30には、モニタ31、キーボード32、ポインティングデバイス33が接続されている。これらの構成要素は、図2に示すUPSグループコントローラ13と同様の構成要素を採用することができる。この実施の形態1では、UPSステーションコントローラ15は、UPSグループコントローラ13と同一の構成部材を一部採用しており、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0107】
UPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23には、コンピュータ端末8にUPSステーションコントローラ15を実現するためのUPSステーションコントローラプログラム51と、UPSステーションデータベース52と、UPSドメインコントローラ14の固定IPアドレス53と、大型UPS1の固定IPアドレス54と、が記憶されている。
【0108】
UPSステーションデータベース52には、UPSステーション内の全てのUPSドメインDMに関する情報、大型UPS1に関する情報、大型UPS1とUPSドメインDMとの接続関係を示す情報と、が記憶されている。
【0109】
UPSドメインDMに関する情報は、UPSドメインDMの定義情報と、各UPSドメインコントローラ14から受信した情報と、で構成される。各UPSドメインコントローラ14から受信した情報は、UPSグループGRに関する情報で構成される。各UPSグループGRに関する情報は、小型UPS7に関する情報と、その他の負荷機器に関する情報と、で構成される。
【0110】
大型UPS1に関する情報は、たとえば、大型UPS1の電力供給能力、機能、型番などの仕様情報や、動作スケジュール、電力切り換え条件、バッテリ電力の供給時間、設定情報や、大型UPS1の現在の動作状態情報などで構成されている。
【0111】
大型UPS1とUPSドメインDMとの接続関係を示す情報は、図1に示す電源系統そのままに、大型UPS1と電源ケーブル3で接続されているメイン分電盤4のリストと、そのメイン分電盤4と電源ケーブル3で接続されているサブ分電盤5のリストと、そのサブ分電盤5と電源ケーブル3で接続されている壁面コンセント6のリストと、その壁面コンセント6と電源ケーブル3で接続されている小型UPS7およびその他の負荷機器のリストと、で構成されている。
【0112】
他にも、大型UPS1とUPSドメインDMとの接続関係を示す情報は、たとえば、大型UPS1と電源ケーブル3で接続されているUPSドメインDMのリストで構成したり、大型UPS1と電源ケーブル3で接続されている小型UPS7のリストで構成してもよい。さらに、上述した複数のリストから一部のリストを省略したリストであってもよい。
【0113】
UPSステーションコントローラプログラム51は、ステーションデータベース管理プログラム55と、ステーション監視プログラム56と、電力系統図出力プログラム57と、を備える。なお、中央処理装置24がステーションデータベース管理プログラム55を実行することで管理手段が実現される。中央処理装置24がステーション監視プログラム56を実行することで生成手段が実現される。中央処理装置24が電力系統図出力プログラム57を実行することで生成手段が実現される。
【0114】
ステーションデータベース管理プログラム55を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27から各UPSドメインコントローラ14および大型UPS1からの情報を収集するとともに、この収集した情報で、UPSステーションデータベース52を更新する。なお、この収集処理は、周期的であっても、必要に応じたものであってもよい。
【0115】
そして、このステーションデータベース管理プログラム55を実行する中央処理装置24は、UPSドメインコントローラ14毎におよび大型UPS1毎に、連続した記憶領域を確保し、各記憶領域にそれぞれから受信した情報を登録する。これにより、各小型UPS7に関する情報およびその他の負荷機器に関する情報は、UPSドメインDM毎に、UPSグループGR毎に、さらには小型UPS7毎に整理されて、UPSステーションデータベース52に記憶される。したがって、中央処理装置24は、UPSドメインデータベース42上での情報の配列に基づいて、各小型UPS7と負荷機器との接続関係を把握することができる。
【0116】
また、ステーションデータベース管理プログラム55を実行する中央処理装置24は、モニタ31に所定の入力画面を表示させて、キーボード32などから、大型UPS1の固定IPアドレス54を入力させる。そして、中央処理装置24は、この固定IPアドレスから大型UPS1に関する情報を受信し、その受信した情報をUPSステーションデータベース52に登録する。
【0117】
なお、中央処理装置24は、大型UPS1から情報を取得することができない場合には、キーボード32などから大型UPS1に関する情報を入力させ、この入力された情報をUPSステーションデータベース52に登録する。
【0118】
ステーション監視プログラム56を実行する中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52に登録されている情報をモニタ31に表示する。また、中央処理装置24は、キーボード32などから入力された情報に基づいて設定情報や制御情報を生成し、これらを上位通信I/F27からネットワークに接続されている機器へ送信する。なお、このネットワークに接続されている機器とは、TCP/IPを用いて情報の送受信を行う機器を意味し、この実施の形態1では、UPSドメインコントローラ14、UPSグループコントローラ13、小型UPS7、コンピュータ端末8などがある。なお、この制御情報が小型UPS7や大型UPS1に対して送信された場合には、制御信号として利用される。
【0119】
図5は、図1に示す電源システムを、UPSステーションコントローラ15のモニタ31に表示するウィンドウを示す表示画面である。
【0120】
このウィンドウには、その左側に、大型UPS1の負荷系統情報でもある、電源システムのツリー61が表示されている。このツリー61では、ルートの下に、大型UPS1の名前を表示する表示オブジェクトが接続されている。大型UPS1の下には、UPSドメインDMのドメイン名を表示する表示オブジェクトが接続されている。UPSドメインDMの下には、UPSグループGRの名前を表示する表示オブジェクトおよび、UPSグループGRに属さないコンピュータ端末8の名前を表示する表示オブジェクトが接続されている。UPSグループGRの下には、小型UPS7の名前を表示する表示オブジェクトが接続されている。小型UPS7の下には、その他の負荷機器の名前を表示する表示オブジェクトが接続されている。
【0121】
そして、ウィンドウの右側のエリアには、このツリー61から選択されている表示オブジェクトに対応する機器の詳細な情報が表示されている。また、ウィンドウの上に表示されている表示ボタン62、設定ボタン63、制御ボタン64のうちのいずれか1つを選択することで、ウィンドウの右側のエリアに表示される内容が切り替えられる。たとえば、表示ボタン62が選択されれば、UPSステーションデータベース52から読み出した仕様情報や状態情報が表示される。設定ボタン63が選択されれば、設定項目名とUPSステーションデータベース52から読み出した現在の設定情報とが表示される。制御ボタン64が選択されれば、制御項目名とUPSステーションデータベース52から読み出した現在の状態情報とが表示される。
【0122】
また、設定情報や状態情報が更新された場合、ステーション監視プログラム56を実行する中央処理装置24は、そのときに選択されている表示オブジェクトに対応する機器へ、その更新された情報を送信する。
【0123】
ところで、ステーション監視プログラム56を実行する中央処理装置24は、上述した電源システムのツリー61を、UPSステーションデータベース52の登録情報に基づいて生成する。
【0124】
上述したように、UPSステーションデータベース52において、負荷機器に関する情報は、UPSステーションST毎にまとめられている。また、UPSステーションST内では、UPSドメインDM毎にまとめられている。また、UPSドメインDM内では、UPSグループGR毎にまとめられている。さらに、UPSグループGR内では、小型UPS7毎に、それに接続されているその他の負荷機器がまとめられている。そして、UPSステーションコントローラ15の中央処理装置24は、たとえば、UPSドメインデータベース42を先頭から検索し、ある小型UPS7に関する情報が検出されたら、次の小型UPS7に関する情報が検出されるまでの間に登録されているその他の負荷機器は、先の小型UPS7に接続されているものと判断する。
【0125】
このようなUPSステーションデータベース52の検索処理と判断処理によって、中央処理装置24は、各大型UPS1とUPSドメインDMとの接続情報を生成し、各UPSドメインDMとUPSグループGRとの接続情報を生成し、各UPSグループGRと小型UPS7との接続情報を生成し、各小型UPS7とその他の負荷機器との接続情報を生成する。そして、UPSステーションコントローラ15の中央処理装置24は、これらの接続情報に基づいて、それぞれの機器の名前を表示するオブジェクト同士を互いに接続したツリー61を生成し、モニタ31に表示する。
【0126】
電力系統図出力プログラム57を実行する中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52に登録されている情報を用いて、大型UPS1の負荷系統情報でもある、大型UPS1の負荷系統図を生成し、モニタ31に表示する。あるいは、図示外のプリンタで印刷する。
【0127】
具体的には、中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52の全ての領域を検索して、各大型UPS1とメイン分電盤4との接続情報を生成し、各メイン分電盤4とサブ分電盤5との接続情報を生成し、各サブ分電盤5と小型UPS7との接続情報を生成し、各小型UPS7とその他の負荷機器との接続情報を生成する。そして、これらの接続情報に基づいて、それぞれの機器の名前を表示するオブジェクト同士を互いに接続した大型UPS1の負荷系統図を生成し、モニタ31に表示する。あるいは、図示外のプリンタで印刷する。
【0128】
図6は、電力系統図出力プログラム57を実行する中央処理装置24が生成する、図1に示す大型UPS1の負荷系統図である。
【0129】
この大型UPS1の負荷系統図では、その左上に、大型UPS1を示すオブジェクトがレイアウトされる。その右側に、メイン分電盤4を示すオブジェクトがレイアウトされる。その右側に、サブ分電盤5を示すオブジェクトが縦一列にレイアウトされる。その右側に、小型UPS7を示すオブジェクトが縦一列にレイアウトされる。その右側に、その他の負荷機器を示すオブジェクトが縦一列にレイアウトされる。このレイアウトでは、負荷系統図の左側から右側へ電力が供給される。なお、壁面コンセント6は、省略されている。
【0130】
なお、UPSステーションコントローラ15のモニタ31の表示画面サイズや、印刷用紙のサイズによっては、サブ分電盤5や小型UPS7、その他の負荷機器を示すオブジェクトを縦一列にレイアウトすることができない場合がある。そのような場合には、その他の負荷機器を示すオブジェクトの右側に、レイアウトすることができないサブ分電盤5や小型UPS7、その他の負荷機器をレイアウトする。また、小型UPS7に接続されていないその他の負荷機器は、小型UPS7と同列にレイアウトしてもよい。
【0131】
また、最上段に大型UPS1を示すオブジェクトをレイアウトするとともに、その下に順番に、メイン分電盤4を示すオブジェクト、サブ分電盤5を示すオブジェクト、小型UPS7を示すオブジェクトおよびその他の負荷機器を示すオブジェクトをレイアウトしてもよい。このレイアウトでは、負荷系統図の上から下へ電力が供給される。
【0132】
次に、この負荷系統図において、UPSドメインDMの範囲や、UPSグループGRの範囲を、たとえば破線などで囲んで表示してもよい。また、各オブジェクトの下に、機器の型番や名称などを併せて表示してもよい。
【0133】
さらに、大型UPS1とUPSドメインDMとの接続関係を示す情報として、大型UPS1と電源ケーブル3で接続されているUPSドメインDMのリストや、大型UPS1と電源ケーブル3で接続されている小型UPS7のリストが登録されている場合には、図6の大型UPS1の負荷系統図からメイン分電盤4やサブ分電盤5が省略された負荷系統図が生成される。
【0134】
次に、このような構成を有する監視システムおよび電源システムの全体的な動作について説明する。
【0135】
UPSグループコントローラ13は、それぞれのUPSグループGR内の小型UPS7およびその他の負荷機器に関する情報を、UPSグループデータベース35に登録する。また、UPSグループコントローラ13は、このUPSグループデータベース35に登録されている情報を上位通信I/F27からネットワークへ送信する。
【0136】
このUPSグループコントローラ13から送信された情報には、UPSドメインコントローラ14の固定IPアドレスが付加されている。そのため、指定された固定IPアドレスを有するUPSドメインコントローラ14は、このUPSグループコントローラ13から送信された情報を受信し、UPSドメインデータベース42に登録する。
【0137】
また、UPSグループコントローラ13は、それぞれのUPSグループデータベース35を周期的に更新するとともに、このUPSグループデータベース35の登録情報をUPSドメインコントローラ14へ周期的に送信する。そのため、UPSドメインデータベース42には、UPSドメインDM内の小型UPS7に関する最新の情報、その他の負荷機器に関する最新の情報が登録される。
【0138】
このようなUPSドメインデータベース42の更新処理が周期的に実行されている状況で、UPSステーションコントローラ15においてステーションデータベース管理プログラム55が実行されると、UPSステーションコントローラ15からUPSドメインコントローラ14への送信要求がネットワークに送信される。UPSドメインコントローラ14は、この送信要求を受信して、UPSドメインデータベース42に登録されている情報の全てを応答送信する。なお、登録情報の一部を要求に応じて応答送信してもよい。UPSステーションコントローラ15は、このUPSドメインコントローラ14からの情報を受信し、UPSステーションデータベース52に登録する。
【0139】
同様に、UPSステーションコントローラ15から大型UPS1へ送信要求が送信される。そして、これに応じて大型UPS1から送信される大型UPS1に関する情報は、UPSステーションデータベース52に登録される。
【0140】
また、UPSステーションコントローラ15において、キーボード32などから大型UPS1とUPSドメインDMとの接続関係に関する情報が入力されると、この入力された情報は、UPSステーションデータベース52に登録される。
【0141】
以上の一連の処理によって、UPSステーションデータベース52には、大型UPS1から負荷機器までの最新の接続情報が登録される。
【0142】
UPSステーションコントローラ15においてUPSステーション監視プログラム56が実行されると、UPSステーションデータベース52での情報の登録順に対応するツリー61が生成される。そして、図5に示すように、このツリー61がUPSステーションコントローラ15のモニタ31に表示される。
【0143】
UPSステーションコントローラ15を使用して電源システムを管理する管理者は、このモニタ31に表示される電源システムの使用情報、設定情報、動作状態情報などを用いて、電源システムを監視することができる。
【0144】
なお、各UPSドメインDMや機器の詳細な情報を表示するためには、ツリー61の中から対応する表示オブジェクトを選択すればよい。これにより、ウィンドウの右側に、選択したオブジェクトの詳細な情報が表示される。
【0145】
UPSステーションコントローラ15において電力系統図出力プログラム57が実行されると、UPSステーションデータベース52の登録情報に基づいて、大型UPS1の負荷系統図が生成され、モニタ31に表示される。
【0146】
以上のように、この実施の形態1に係る監視システムでは、複数のUPSグループコントローラ13が分担して保持する複数の負荷機器の接続情報は、UPSドメインコントローラ14を介して、UPSステーションコントローラ15へ送信される。UPSステーションコントローラ15は、UPSステーションデータベース52に登録されている、複数の負荷機器の接続情報と大型UPS1の接続情報とを用いて、大型UPS1の負荷系統のツリー61や負荷系統図を生成する。
【0147】
したがって、大型UPS1が設置される建物の電力系統についての知識を有する管理者は、電源システムを構成する大型UPS1、小型UPS7、その他の負荷機器を、UPSステーションコントローラ15において一元的に監視制御することができる。また、管理者は、その知識をUPSステーションコントローラ15に入力するだけで、ツリー61や大型UPS1の負荷系統図などの大型UPS1の負荷系統情報を得ることができる。
【0148】
UPSドメインコントローラ14は、UPSステーションコントローラ15からの送信要求が入力されると、これに応じて複数の負荷機器に関する情報をUPSステーションコントローラ15へ送信する。したがって、管理者は、UPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23に、複数のUPSドメインコントローラ14の固定IPアドレス53を登録するだけで、電源システムを監視し、且つ、ツリー61や大型UPS1の負荷系統図などの大型UPS1の負荷系統情報を得ることができる。
【0149】
また、この構成では、UPSドメインコントローラ14を複数設けることで、大型UPS1の負荷系統を複数に分割し、それぞれの分割された負荷系統毎に負荷機器の接続情報を収集している。つまり、UPSドメインコントローラ14毎に作業者を設定し、各作業者に、分割された負荷系統を管理させることができる。そして、負荷機器のレイアウト変更などかあった場合には、その作業者は、それに応じて負荷機器の接続情報が正しく変更されているか否かを、UPSドメインコントローラ14において簡単に確認することができる。
【0150】
UPSグループコントローラ13は、送信先のUPSドメインコントローラ14を指定して、それぞれの分割された負荷系統に属する負荷機器の接続情報を送信する。したがって、負荷機器のレイアウト変更などに伴ってUPSグループコントローラ13のレイアウトも変更されたとしても、UPSグループコントローラ13は、負荷機器の接続情報をUPSドメインコントローラ14へ送信することができる。そのため、作業者は、負荷機器のレイアウト変更や追加がある度に、UPSグループコントローラ13からUPSドメインコントローラ14へ負荷機器の接続情報が送信されるように設定を変更したりする必要がない。
【0151】
このように、複数のUPSグループコントローラ13が保持する負荷機器の接続情報は、一旦、ボトムアップ式に複数のUPSドメインコントローラ14へ送信され、さらに、この複数のUPSドメインコントローラ14からUPSステーションコントローラ15へ送信される。そのため、上述するように、UPSドメインコントローラ14毎の作業員と管理者との共同作業によって、簡単に、大型UPS1の負荷系統情報を生成することができる。たとえ、大型UPS1が設置される建物のフロアや部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、これに対応する負荷系統情報を簡単に生成することができる。
【0152】
しかも、UPSドメインコントローラ14毎に作業者を割り当てることで、管理者は、大型UPS1が設置される建物全体の負荷機器の接続状態を管理する必要がなくなる。その結果、管理者は、建物全体を管理する場合に比べて格段に低い管理労力にて、大型UPS1の負荷系統情報を得ることができる。また、この負荷系統情報を用いて建物全体の電源状態を改善するように、各作業者に指示することもできる。
【0153】
特に、この実施の形態1では、UPSドメインコントローラ14は、大型UPS1が設置される建物のフロア毎にあるいは部屋毎に、配設されている。そのため、大型UPS1の負荷系統は、フロア毎あるいは部屋毎に分割されている。
【0154】
したがって、各作業者は、フロアあるいは部屋の壁面コンセント6よりも下流側の負荷系統を管理すればよい。つまり、各作業者は、目視にて接続状態を確認できる範囲を管理すればよい。
【0155】
その結果、作業者は、UPSドメインコントローラ14に集められている負荷機器の接続情報と、各フロアあるいは各部屋内で目視にて確認できる実際の負荷機器の接続状態とを、確実且つ簡単に確認することができる。
【0156】
それゆえ、各フロアや各部屋において負荷機器の接続状態が変更されたとしても、UPSドメインコントローラ14は、実際の負荷機器の接続状態に対応する負荷機器の接続情報を、UPSステーションコントローラ15へ送信することができる。
【0157】
また、この監視システムにおいて、大型UPS1の接続情報には、大型UPS1と負荷機器との間の電力供給経路上に配設されるメイン分電盤4やサブ分電盤5などの電力機器に関する情報、および、その電力機器の接続情報が含まれ、UPSステーションコントローラ15は、このメイン分電盤4やサブ分電盤5を含めた大型UPS1の負荷系統図を生成する。
【0158】
したがって、この大型UPS1の負荷系統図は、単に、大型UPS1と負荷機器との接続関係を示す負荷系統情報とは異なり、大型UPS1よりも電力供給経路下流側の電力系統情報として利用することができる。その結果、管理者は、たとえばメイン分電盤4やサブ分電盤5などの建物に付属する電力機器を含めた電力系統の全体を、現状の負荷機器の接続状態に応じて検討することができる。
【0159】
実施の形態2.
【0160】
図7は、この発明の実施の形態2に係るUPSステーションコントローラ15が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。これ以外の電源システムの構成および監視システムの構成は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0161】
電力系統図出力プログラム71を実行する中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52に登録されている情報を用いて、大型UPS1の負荷系統情報でもある、大型UPS1の負荷系統図を生成し、モニタ31に表示させる。あるいは、図示外のプリンタで印刷させる。
【0162】
具体的には、中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52の全ての領域を検索して、各大型UPS1とメイン分電盤4との接続情報を生成し、各メイン分電盤4とサブ分電盤5との接続情報を生成し、各サブ分電盤5と小型UPS7との接続情報を生成し、各小型UPS7とその他の負荷機器との接続情報を生成する。そして、中央処理装置24は、これらの接続情報に基づいて、それぞれの機器の名前を表示するオブジェクト同士を互いに接続した大型UPS1の負荷系統図を生成し、モニタ31に表示している。
【0163】
引き続いて、中央処理装置24は、UPSステーションデータベース52から各負荷機器の動作状態情報としての消費電力を読出し、その総和を演算する。そして、中央処理装置24は、その負荷系統情報の動作状態情報中の総消費電力と、UPSステーションデータベース52から読み出した大型UPS1の動作状態情報中の供給電力とを比較する。その結果、負荷系統情報の実際の総消費電力と大型UPS1の実際の供給電力とが異なると判断される場合には、中央処理装置24は、大型UPS1の負荷系統図に、その旨を警告する警告表示を重ねて、モニタ31に表示する。
【0164】
なお、UPSステーションコントローラ15のこれ以外の構成要素は、実施の形態1の図4に示すUPSステーションコントローラ15と同一の構成部材であり、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0165】
そして、この実施の形態2に係るUPSステーションコントローラ15を採用すれば、管理者は、大型UPS1の負荷系統図とともに表示される警告表示に基づいて、大型UPS1の負荷系統図が、実際の負荷機器の接続状態と一致していないことを、簡単に把握することができる。
【0166】
その結果、管理者は、各作業者にそれぞれの管理区域を確認させ、各UPSドメインコントローラ14における負荷機器の接続情報を必要に応じて修正させることで、大型UPS1の負荷系統図やツリー61を、実際の負荷機器の接続状態に一致させた状態に維持することができる。
【0167】
実施の形態3.
【0168】
図8は、本発明の実施の形態3に係る監視システムが監視する電源システムを示すシステム構成図である。
【0169】
大型UPS81は、図示外の発電機あるいは蓄電部材とともに、図示外のモデムを備える。そして、このモデムは、それとダイヤルアップ接続にて接続される機器との間で、通信回線を確立する。また、モデムがこの通信回線から起動信号や停止信号などの制御信号を受信すると、大型UPS81は、この制御信号に応じて電力供給を制御する。モデムが通信回線から設定情報を受信すると、大型UPS81は、この受信情報で内部のメモリの設定情報を更新する。
【0170】
図9は、この実施の形態3におけるUPSドメインコントローラ14が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。
【0171】
ドメインデータベース送信プログラム91は、UPSドメインコントローラ14の起動とともに、中央処理装置24にて実行される。そのため、UPSドメインコントローラ14において、ドメインデータベース送信プログラム91が使用するポート番号のポートは、開いたままになる。
【0172】
なお、このドメインデータベース送信プログラム91が使用するポート番号は、予め定められている。また、このドメインデータベース送信プログラム91が使用するポート番号と、ドメインデータベース管理プログラム43が使用するポート番号とは、互いに異なる番号に定められている。
【0173】
UPSドメインコントローラ14のこれ以外の構成要素は、実施の形態1の図3に示すUPSドメインコントローラ14の構成要素と同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0174】
図10は、この実施の形態3におけるUPSステーションコントローラ15が組み込まれたコンピュータ端末8を示す構成図である。
【0175】
ステーションデータベース管理プログラム101を実行する中央処理装置24は、上位通信I/F27を介して各UPSドメインコントローラ14からの情報を収集し、この収集した情報でUPSステーションデータベース52を更新する。
【0176】
中央処理装置24は、上位通信I/F27を介して各UPSドメインコントローラ14からの情報を収集するにあたって、内蔵型記憶媒体23に記憶されている検索範囲のIPアドレス102(UPSステーションST内の各UPSドメインコントローラ14に付与された固定IPアドレスを含む所定の範囲のIPアドレス)を順番に指定して、ネットワークに接続されている各機器の開いているポート番号を調査する。そして、中央処理装置24は、ドメインデータベース送信プログラム91が使用するポート番号のポートが開いている機器が検索されたら、この機器に対して送信要求を送信する。
【0177】
これにより、UPSステーションコントローラ15は、検索範囲のIPアドレス102を有する全てのUPSドメインコントローラ14から、負荷機器の接続情報を受信することができる。
【0178】
また、ステーションデータベース管理プログラム101を実行する中央処理装置24は、内蔵型記憶媒体23に記憶されている大型UPS1のダイヤルアップ番号103を用いて、モデム104と大型UPS81との間に通信回線を確立させる。そして、中央処理装置24は、モデム104を介して大型UPS81からの情報を受信し、この受信情報をUPSステーションデータベース52に登録する。
【0179】
中央処理装置24によるこれらの情報の収集処理は、周期的であっても、必要に応じたものであってもよい。
【0180】
なお、UPSステーションコントローラ15のこれ以外の構成要素は、実施の形態2の図7に示すUPSステーションコントローラ15と同一の構成部材であり、図7の構成要素と同一の符号を付して説明を省略する。
【0181】
また、これ以外の電源システムの構成要素および監視システムの構成要素は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0182】
そして、この実施の形態3に係るUPSステーションコントローラ15を採用すれば、UPSステーションコントローラ15は、ネットワークに接続されているUPSドメインコントローラ14を検索し、このUPSドメインコントローラ14から負荷機器の接続情報を収集することができる。
【0183】
このようにUPSステーションコントローラ15が追加される各UPSドメインコントローラ14を含めて自動的にUPSドメインコントローラ14にアクセスするので、その結果、作業者は、管理者の許諾を得ることなく自由にUPSドメインコントローラ14を追加したり、変更することができる。また、事前にバックアップ用のUPSドメインコントローラ14を準備しておき、動作中のUPSドメインコントローラ14が停止してしまった場合には、すぐにそのバックアップ用のUPSドメインコントローラ14を起動して、負荷機器の接続情報が確実にUPSステーションコントローラ15へ送信されるようにすることができる。
【0184】
なお、UPSステーションコントローラ15の内蔵型記憶媒体23に記憶させる検索範囲のIPアドレス102は、たとえば、UPSステーションコントローラ15自身のIPアドレスと、サブネットマスクとの組み合わせとして内蔵型記憶媒体23に記憶させてもよい。
【0185】
以上の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。たとえば、UPSグループコントローラ13やUPSステーションコントローラ15に固定IPアドレスを付与しているが、これらは動的IPアドレスであってもよい。
【0186】
特に、実施の形態3の監視システム構成において、実施の形態3のUPSステーションコントローラ15と同様に、UPSグループコントローラ13は、ポート番号を検索し、UPSドメインコントローラ14がUPSグループコントローラ13との通信のために使用するポート番号のポートが開いている場合には、そのUPSドメインコントローラ14へ負荷機器の接続情報を送信するようにしてもよい。これにより、UPSドメインコントローラ14にも動的IPアドレスを使用することができる。
【0187】
同様に、実施の形態3のUPSドメインコントローラ14は、ポート番号を検索し、大型UPS1がUPSドメインコントローラ14との通信のために使用するポート番号のポートが開いている場合には、その大型UPS1へ送信要求を送信し、これに応じて大型UPS1から大型UPS1に関する情報を受信するようにしてもよい。これにより、大型UPS1にも動的IPアドレスを使用することができる。
【0188】
また、以上の実施の形態では、UPSグループコントローラ13と、UPSドメインコントローラ14と、UPSステーションコントローラ15との3種類のコントローラで監視システムを構成している。これ以外にも、たとえば、UPSグループコントローラ13とUPSドメインコントローラ14との間に、UPSグループコントローラ13からの情報をUPSグループコントローラ13と受信し、これをUPSグループコントローラ13と同様の動作にてUPSドメインコントローラ14へ送信するUPSワーキンググループコントローラを設けてもよい。また、UPSステーションコントローラ15よりも上位に、UPSステーションコントローラ15と同様の動作にて、複数のUPSステーションコントローラ15から情報を収集する上位のコントローラを設けてもよい。
【0189】
さらに、以上の実施の形態では、UPSステーションコントローラ15からUPSドメインコントローラ14へ送信要求を送信し、この送信要求に応じてUPSドメインコントローラ14からUPSステーションコントローラ15へ負荷機器の接続情報を送信している。これ以外にも、たとえば、UPSドメインコントローラ14にUPSステーションコントローラ15の固定IPアドレスを記憶させて、UPSドメインコントローラ14からUPSステーションコントローラ15へ負荷機器の接続情報を送信するようにしてもよい。
【0190】
ただし、このようにUPSドメインコントローラ14がボトムアップ式に負荷機器の接続情報を送信する場合には、負荷機器の接続情報を最新の状態に維持するためにUPSドメインコントローラ14は周期的に負荷機器の接続情報を送信しなければならない。したがって、UPSステーションコントローラ15が必要に応じて送信要求を送信した場合に比べて、ネットワーク上を伝送される情報量が約2倍に膨れ上がってしまう。その結果、ネットワークの情報伝送能力が同一である場合には、UPSステーションコントローラ15にて収集することが可能な負荷機器の最大個数が約半分になってしまい、ビルなどの建物全体の電力供給経路全体を監視する場合にはとても不利な構成になってしまう。
【0191】
【発明の効果】
本発明では、簡単且つ低労力にて、大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成することが可能となる。このため、大型無停電電源装置が設置される建物の電力系統についての知識を有する管理者に、負荷機器の接続状態について直接的に管理させる必要も減少または無くなることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る監視システムが監視する電源システムを示すシステム構成図である。
【図2】 図1中のUPSグループコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【図3】 図1中のUPSドメインコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【図4】 図1中のUPSステーションコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【図5】 図1中のUPSステーションコントローラのモニタに表示されるウィンドウを示す表示画面である。
【図6】 図1中のUPSステーションコントローラが生成する大型無停電電源装置の負荷系統図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係るUPSステーションコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る監視システムが監視する電源システムを示すシステム構成図である。
【図9】 図8中のUPSドメインコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【図10】 図8中のUPSステーションコントローラが組み込まれたコンピュータ端末を示す構成図である。
【符号の説明】
1,81 大型無停電電源装置(大型UPS)
2 商用交流電源(交流電源)
4 メイン分電盤(電力機器)
5 サブ分電盤(電力機器)
6 壁面コンセント(電力機器)
7 小型無停電電源装置(小型UPS、負荷機器)
8 コンピュータ端末(負荷機器)
9 ネットワークサーバ(負荷機器)
10 ハブ(ネットワークの一部、負荷機器)
11 データベース(負荷機器)
12 通信ケーブル(ネットワークの一部)
13 UPSグループコントローラ(下位コントローラ)
14 UPSドメインコントローラ(中位コントローラ)
15 UPSステーションコントローラ(上位コントローラ)
27 上位通信インタフェース(上位通信I/F、通信インターフェース部材)
32 キーボード(入力部材)
33 ポインティングデバイス(入力部材)
23 内蔵型記憶媒体
24 中央処理装置(管理手段の一部、生成手段の一部)
55,101 ステーションデータベース管理プログラム(管理手段の一部)
56 ステーション監視プログラム(生成手段の一部)
57,71 電力系統図出力プログラム(生成手段の一部)
61 ツリー(大型無停電電源装置の負荷系統情報)

Claims (13)

  1. 交流電源と複数の負荷機器との間の電力供給経路に接続される大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システムであって、
    ネットワークと、上記複数の負荷機器の接続情報を分担して保持するとともに、上記ネットワークへ上記複数の負荷機器の接続情報を送信する複数の下位コントローラと、上記複数の下位コントローラが上記ネットワークへ送信した上記複数の負荷機器の接続情報を分担して受信する複数の中位コントローラと、上記ネットワークを介して上記複数の中位コントローラから上記複数の負荷機器の接続情報を収集する上位コントローラと、で構成し、
    上記各下位コントローラは、それぞれが保持する上記負荷機器の接続情報の送信先として上記複数の中位コントローラの中のいずれか1つを指定して上記負荷機器の接続情報を送信し、さらに、
    上記上位コントローラは、上記複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信することで上記複数の中位コントローラから上記複数の負荷機器の接続情報を収集し、上記大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報を上記ネットワークを介して収集するための情報が入力され、上記複数の負荷機器の接続情報と上記大型無停電電源装置の接続情報とを用いて上記大型無停電電源装置の上記負荷系統情報を生成することを特徴とする大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム。
  2. 前記中位コントローラは、少なくとも、前記大型無停電電源装置が設置される建物のフロア毎にあるいは部屋毎に、配設されることを特徴とする請求項1記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム。
  3. 前記大型無停電電源装置の接続情報には、前記大型無停電電源装置と前記負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、
    前記上位コントローラは、上記電力機器を含めた前記大型無停電電源装置の前記負荷系統情報を生成することを特徴とする請求項1または2記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム。
  4. 前記下位コントローラおよび前記中位コントローラは、前記複数の負荷機器の接続情報とともに前記負荷機器の消費電力を送信し、
    前記上位コントローラは、上記各負荷機器の消費電力に基づいて判断される前記負荷系統情報の総消費電力と、前記大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力することを特徴とする請求項1または2記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム。
  5. 前記下位コントローラ、前記中位コントローラおよび前記上位コントローラは、前記ネットワーク上でTCP/IPを用いて互いに通信するとともに、前記中位コントローラと前記上位コントローラとの間での通信パケットに含まれるTCPヘッダのポート番号と、前記中位コントローラと前記下位コントローラとの間での通信に用いられる通信パケットに含まれるTCPヘッダのポート番号とが互いに異なる番号となるように通信し、
    前記上位コントローラは、所定の範囲のIPアドレスを順番に指定して、前記ネットワークに接続されている各機器の開いているポート番号を調査し、前記中位コントローラが前記上位コントローラとの通信に用いるポート番号のポートが開いている上記機器に対して前記送信要求を送信することを特徴とする請求項1または2記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成システム。
  6. 交流電源と複数の負荷機器との間の電力供給経路に接続される大型無停電電源装置の負荷系統情報を生成する大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置であって、
    上記複数の負荷機器の接続情報を受信する通信インタフェース部材と、
    上記大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報を上記通信インタフェース部材に受信させるための情報が入力される入力部材と、
    情報を記憶する内蔵型記憶媒体と、
    上記通信インタフェース部材が受信したあるいは上記入力部材から入力された上記複数の負荷機器の接続情報および上記大型無停電電源装置の接続情報を上記内蔵型記憶媒体に記憶させる管理手段と、
    上記内蔵型記憶媒体に記憶されている接続情報を用いて、上記大型無停電電源装置の上記負荷系統情報を生成する生成手段と、を備えることを特徴とする大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置。
  7. 前記通信インタフェース部材には、ネットワークを介して、前記複数の負荷機器の接続情報を分担して保持する複数の中位コントローラが接続され、
    前記管理手段は、前記通信インタフェース部材から上記複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信し、これに応じて前記通信インタフェース部材が受信した前記複数の負荷機器の接続情報を前記内蔵型記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項6記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置。
  8. 前記大型無停電電源装置の接続情報には、前記大型無停電電源装置と前記負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、
    前記生成手段は、上記電力機器を含めた前記大型無停電電源装置の前記負荷系統情報を生成することを特徴とする請求項6または7記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置。
  9. 前記通信インタフェース部材は、前記複数の負荷機器の接続情報とともに前記負荷機器の消費電力を受信し、
    前記生成手段は、前記各負荷機器の消費電力に基づいて判断される前記負荷系統情報の総消費電力と、前記大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力することを特徴とする請求項6または7記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成装置。
  10. 大型無停電電源装置の複数の負荷機器の接続情報を受信する通信インタフェース部材と、上記大型無停電電源装置の接続情報あるいはこの接続情報を上記通信インタフェース部材に受信させるための情報が入力される入力部材と、情報を記憶する内蔵型記憶媒体と、を備えるコンピュータ端末に、
    上記通信インタフェース部材が受信したあるいは上記入力部材から入力された上記複数の負荷機器の接続情報および上記大型無停電電源装置の接続情報を上記内蔵型記憶媒体に記憶させる管理手段と、
    上記内蔵型記憶媒体に記憶されている接続情報を用いて、上記大型無停電電源装置の上記負荷系統情報を生成する生成手段と、を実現することを特徴とする大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラム。
  11. 前記通信インタフェース部材には、ネットワークを介して、前記複数の負荷機器の接続情報を分担して保持する複数の中位コントローラが接続され、
    前記管理手段は、前記通信インタフェース部材から上記複数の中位コントローラそれぞれに対して送信要求を送信し、これに応じて前記通信インタフェース部材が受信した前記複数の負荷機器の接続情報を前記内蔵型記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項10記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラム。
  12. 前記大型無停電電源装置の接続情報には、前記大型無停電電源装置と前記負荷機器との間の電力供給経路上に配設される電力機器に関する情報およびその電力機器の接続情報が含まれ、
    前記生成手段は、上記電力機器を含めた前記大型無停電電源装置の前記負荷系統情報を生成することを特徴とする請求項10または11記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラム。
  13. 前記通信インタフェース部材は、前記複数の負荷機器の接続情報とともに前記負荷機器の消費電力を受信し、
    前記生成手段は、前記各負荷機器の消費電力に基づいて判断される前記負荷系統情報の総消費電力と、前記大型無停電電源装置の供給電力とを比較し、これらの電力同士が異なると判断される場合には、その旨を出力することを特徴とする請求項10または11記載の大型無停電電源装置の負荷系統情報生成プログラム。
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