JP3899274B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧パワーシリンダによる操舵アシストを行う油圧式のパワーステアリング装置に関し、特に、操舵初期時制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開2001−1918号公報に記載されたパワーステアリング装置においては、電動モータで駆動される可逆式ポンプの一対の吐出口に接続された油圧パワーシリンダが、ロータリエンコーダで検出された操舵軸の操舵状態に応じて操舵力をアシストするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のパワーステアリング装置においては、通常、直進走行時等には電力消費量を抑えるために、電動モータを停止させていて、操舵操作が行われると、ロータリエンコーダで検出された操舵軸の操舵状態(操舵力信号値)に応じて制御装置から出力される駆動電流により電動モータを回転させ、この電動モータの回転により可逆式ポンプが回転駆動されて吐出油圧を上昇させ、この油圧の上昇に伴って油圧パワーシリンダの油圧を加圧し、ピストンを駆動させて操舵アシスト力を発生させるようになっているため、操舵操作の開始から油圧パワーシリンダの油圧(シリンダ圧力)が立ち上がるまでに時間がかかり、これが操舵アシストの応答遅れを生じさせる原因となっていた(図11のタイムチャート参照)。
【0004】
そこで、特開平9−175422号公報には、操舵操作開始時に電動モータの回転速度を一時的に最高速度とすることにより、操舵アシストの応答性を向上させるようにした点が開示されている。しかしながら、この従来例のパワーステアリング装置は、トーションバーで連結された入力軸と出力軸との間にロータリ式油圧制御弁が備えられていて、このロータリ式油圧制御弁において操舵トルク(トーションバーの捻じれ)量に応じた油圧を油圧パワーシリンダに供給するようにしたものであったため、電動モータを一時的に最高速度で回転させても、操舵アシスト力が発生すると油圧パワーシリンダが駆動することで、トーションバーの捻じれが小さくなるというフィードバック作動が自動的に行われるため、電動モータの回転速度を最高速度にする時間が長くてもオーバアシスト状態になる虞はないが、電動モータの駆動により可逆式ポンプから吐出される吐出油圧を油圧パワーシリンダに供給する方式のパワーステアリング装置にあっては、可逆式ポンプが駆動した分だけ油圧が油圧回路に吐出されるため、一時的にオーバアシストとなって、ハンドルが軽くなり過ぎるという問題がある。また、電動モータの回転速度を最高速度にする時間が短すぎると、操舵アシストの応答遅れを十分に解消させることができなくなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、可逆式ポンプから吐出される吐出油圧を油圧パワーシリンダに供給する方式のパワーステアリング装置において、オーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制しつつ、操舵アシストの応答遅れを改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載のパワーステアリング装置は、操舵機構に連係された操舵軸と、前記操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、該油圧パワーシリンダの両各油圧室に対し第1通路および第2通路を介して油圧を供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポンプと、該可逆式ポンプを正・逆回転駆動させる電動機と、前記操舵軸の回転方向を検出する操舵方向検出手段と、前記操舵軸に作用する操舵力を検出する操舵力検出手段と、該操舵力検出手段で検出された操舵力信号および前記操舵方向検出手段で検出された操舵軸の回転方向信号に基づき前記油圧パワーシリンダに所望の油圧を発生させるために前記電動機に与える基本駆動電流指令値を演算する基本制御手段と、操舵開始時に前記電動機に最初に与えられる駆動電流指令値として前記操舵力検出手段で検出された操舵力信号とは無関係でかつ該操舵力信号に基づいて前記基本制御手段で演算される基本駆動電流指令値よりも大きな所定の初期駆動電流指令値を出力する初期制御手段と、を備えたパワーステアリング装置において、前記油圧パワーシリンダ内の油圧を検出または推定するシリンダ油圧検出手段と、該シリンダ油圧検出手段で検出された油圧パワーシリンダ内の油圧に応じて前記初期駆動電流指令値を変更するフィードバック制御手段と、を備えている手段とした。
【0007】
請求項2記載のパワーステアリング装置は、請求項1記載のパワーステアリング装置において、前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧が所定圧力に達したことを検出または推定した時は前記電動機に与えられる電流指令値を前記基本制御手段で演算された基本駆動電流指令値に戻すように構成されている手段とした。
【0008】
請求項3記載のパワーステアリング装置は、請求項2記載のパワーステアリング装置において、前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値が前記電動機を駆動する駆動回路における許容最大電流値である手段とした。
【0009】
請求項4記載のパワーステアリング装置は、請求項1記載のパワーステアリング装置において、前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧の上昇に応じて前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値の値および/または出力時間を最大値から減少方向へ可変制御するように構成されている手段とした。
【0010】
請求項5記載のパワーステアリング装置は、請求項〜4のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記シリンダ油圧検出手段が前記油圧パワーシリンダまたは第1通路および第2通路等で構成される油圧回路に設けられた圧力センサで構成されている手段とした。
【0011】
請求項6記載のパワーステアリング装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記シリンダ油圧検出手段が前記電流検出手段で検出された電動機に流れる電流から前記油圧パワーシリンダ内の油圧を推定するように構成されている手段とした。
【0012】
【作用】
この発明請求項1記載のパワーステアリング装置では、上述のように、操舵開始時に電動機に最初に与えられる駆動電流指令値として、初期制御手段において、操舵力検出手段で検出された操舵力信号とは無関係でかつ該操舵力信号に基づいて基本制御手段で演算される基本駆動電流指令値よりも大きな所定の初期駆動電流指令値を出力することにより、油圧回路内の油圧を一気に立ち上げることができ、これにより、操舵アシストの応答遅れを改善できるようになる。
また、フィードバック制御手段において、シリンダ油圧検出手段で検出された油圧パワーシリンダ内の油圧に応じて前記初期駆動電流指令値を変更することにより、可逆式ポンプから吐出される吐出油圧を油圧パワーシリンダに供給する方式のパワーステアリング装置において、オーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制することができるようになる。
【0013】
請求項2記載のパワーステアリング装置は、請求項1記載のパワーステアリング装置において、油圧パワーシリンダ内の油圧が所定圧力に達したことを検出または推定した時は、前記フィードバック制御手段において電動機に与えられる電流指令値を基本制御手段で演算された基本駆動電流指令値に戻すようにしたことで、簡単な制御内容でオーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制することができるようになる。
【0014】
請求項3記載のパワーステアリング装置は、請求項2記載のパワーステアリング装置において、前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値として電動機を駆動する駆動回路における許容最大電流値とすることにより、最短時間で油圧を上昇させ、これにより、操舵アシストの応答遅れを最大限に改善できるようになる。
【0015】
請求項4記載のパワーステアリング装置は、請求項1記載のパワーステアリング装置において、油圧パワーシリンダ内の油圧の上昇に応じて初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値の値および/または出力時間を最大値から減少方向へ可変制御することにより、油圧に応じて変化する応答速度を平均化することができ、これにより、操舵アシストの違和感を軽減できるようになる。
【0016】
請求項5記載のパワーステアリング装置は、請求項1〜4のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記シリンダ油圧検出手段が前記油圧パワーシリンダまたは油圧回路に設けられた圧力センサで構成されることで、正確な操舵アシスト力を付与できるようになる。
【0017】
請求項6記載のパワーステアリング装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記シリンダ油圧検出手段が電流検出手段で検出された電動機に流れる電流から油圧パワーシリンダ内の油圧を推定するようにしたことで、圧力センサの省略によりコストの低減化が図れるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(発明の実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1のパワーステアリング装置の構成を図1の概略構成図に基づいて説明する。
【0019】
この発明の実施の形態1のパワーステアリング装置は、図1に示すように、操舵入力手段であるステアリングホイール20が連結された操舵軸21と、該操舵軸21の下端部の出力軸22に設けられたラック・ピニオン23、24と、出力軸22の下端側に設けられてステアリングホイール20の操舵トルクを検出する操舵力センサ26と、前記ラックに連係された油圧パワーシリンダ27と、該油圧パワーシリンダ27に油圧を給排する油圧回路28と、を備えている。
【0020】
前記油圧パワーシリンダ27は、車体幅方向に延設された筒状シリンダ部29内を前記ラックに連係したピストンロッド30が貫通していると共に、該ピストンロッド30に筒状シリンダ部29内を摺動するピストン31が固定されている。また、筒状シリンダ部29内にはピストン31によって左右の第1油圧室32と第2油圧室33が隔成されている。なお、25a、25bは、ピストンロッド30の両端部にリンクを介して連係された左右前輪である。
【0021】
前記油圧回路28は、各一端部が前記各油圧室32、33に接続された一対の第1通路34および第2通路35と該両通路34、35の他端部に接続されて電動モータ(電動機)36によって正逆回転可能であり、一対の吐出口34a、35aから選択的に第1油圧室32および第2油圧室33への油圧の供給を行う1つの可逆式ポンプ37と、該可逆式ポンプ37に接続されていて、内部に作動油を貯留したリザーバ39とから構成されている。
【0022】
前記第1通路34には、第1油圧室32の左シリンダ圧力PLを検出する左シリンダ圧力センサ(シリンダ油圧検出手段)40が設けられ、また、前記第2通路35には、第2油圧室33の右シリンダ圧力PRを検出する右シリンダ圧力センサ41(シリンダ油圧検出手段)が設けられている。
前記リザーバ39は、内部に貯留された作動油を供給路38を介して前記可逆式ポンプ37に供給補充するようになっていると共に、該可逆式ポンプ37の各構成部材からリークした作動油を回収するようになっている。
【0023】
前記電動モータ36は、コントロールユニット(基本制御手段、初期制御手段、フィードバック制御手段)ECUから出力される駆動電流によって正逆回転制御されるようになっており、このコントロールユニットECUは、前記操舵力センサ(操舵力検出手段、操舵方向検出手段)26からの操舵力信号Tに基づいて演算により操舵アシスト制御を実行するための前記駆動電流を出力する。
【0024】
次に、このコントロールユニットECUにおける電動モータ駆動制御の内容を図2の制御ブロック図、図3のフローチャート、および、図4のタイムチャートに基づいて説明する。
まず、図2の制御ブロック図において、E1はアシスト圧力算出部、E2は電流指令値算出部、E3は初期駆動電流値設定部、E4は加算処理部、E5は最大電流値規制部、E6は電動モータ駆動部を示す。
【0025】
次に、上記図2の制御ブロック図における各ブロックの制御内容を図3のフローチャートに基づいて説明すると、まず、ステップS101では、操舵力センサ26で検出された操舵力信号Tを読み込み、ステップS102では、右シリンダ圧力センサ41で検出された右シリンダ圧力PR信号を読み込み、ステップS103では、左シリンダ圧力センサ40で検出された左シリンダ圧力PL信号を読み込む。
【0026】
また、ステップS104では、アシスト圧力算出部E1において図中に模試的に示すように、前記ステップS101で読み込まれた操舵力信号Tから、目標操舵アシスト方向および目標操舵アシスト力の油圧相当値Pを算出する。即ち、前記操舵力センサ26の操舵力信号Tは、操舵軸21の中立位置を零とし、右転舵方向が正の値で、左転舵方向が負の値として出力され、この操舵力信号Tに基づき、操舵力センサ出力値(操舵力信号T)に対するアシスト圧力(油圧相当値P)特性図に示すように、目標操舵アシスト方向および目標操舵アシスト力の油圧相当値Pが算出される。なお、この油圧相当値Pは、右転舵アシスト方向が正の値で、左転舵アシスト方向が負の値として算出される。また、操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある場合(−Ts≦T≦Ts)は、油圧相当値Pを零とする不感帯処理がなされる。
【0027】
続くステップS105では、電流指令値算出部E2において、前記アシスト圧力算出部E1で算出された油圧相当値Pを基に、電流指令値I(基本駆動電流指令値)を演算する処理が行われる。この電流指令値算出部E2には、図中にグラフで模式的に示すように、油圧相当値Pに対応する電流指令値Iを演算するためのメモリとデジタル演算回路とを備えている。
【0028】
続くステップS106では、初期駆動電流値設定部E3において、非アシスト時初期駆動電流値I’の設定が行われる。即ち、前記ステップS101で読み込まれた操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある(−Ts≦T≦Ts)か否か、および、前記ステップS102、S103でそれぞれ読み込まれた右シリンダ圧力PR、または、左シリンダ圧力PLが所定の圧力しきい値−Ps〜Psの範囲を越えているか否かの判定が行われ、その結果に応じ、以下のような処理のもとに非アシスト時初期駆動電流値I’の設定が行われる。
【0029】
(a)操舵力信号Tが正の値(右操舵方向)で不感帯しきい値Tsを越えており(T>Ts)、かつ、右シリンダ圧力PRが所定の圧力しきい値Ps以下(PR≦Ps)である時は、初期駆動電流値設定部E3において、非アシスト時初期駆動電流値I’を、予め設定された所定の加算電流係数kに設定した後、ステップS107に進む。このステップS107では、加算処理部E4において、前記ステップS105で算出された電流指令値Iに非アシスト時初期駆動電流値I’(k)を加算する処理がなされる。即ち、この右操舵時においては、電流指令値I(正の値)に非アシスト時初期駆動電流値I’(正の値=k)を加算することにより、非アシスト時初期駆動電流値I’の分だけ加算された入力指令電流値Ic(正の値)(初期駆動電流指令値)が出力される。そして、その後ステップS108に進む。
【0030】
(b)操舵力信号Tが負の値(左操舵方向)で不感帯しきい値−Ts未満であり(T<−Ts)、かつ、左シリンダ圧力PLが所定の圧力しきい値−Ps以上(PL≧−Ps)である時は、初期駆動電流値設定部E3において、非アシスト時初期駆動電流値I’を、予め設定された所定の加算電流係数−kに設定した後、ステップS107に進む。このステップS107では、加算処理部E4において、前記ステップS105で算出された電流指令値Iに非アシスト時初期駆動電流値I’(−k)を加算する処理がなされる。即ち、この左操舵時においては、電流指令値I(負の値)に非アシスト時初期駆動電流値I’(負の加算電流係数=−k)を加算することにより、非アシスト時初期駆動電流値I’の分だけ加算された入力指令電流値Ic(負の値)(初期駆動電流指令値)が出力される。そして、その後ステップS108に進む。
【0031】
(c)操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある時(−Ts≦T≦Ts)か、右シリンダ圧力PRが所定の圧力しきい値Psを越えており(PR>Ps)、または、左シリンダ圧力PLが所定の圧力しきい値−Ps未満(PL<−Ps)である時は、初期駆動電流値設定部E3において、非アシスト時初期駆動電流値I’を零に設定した後、ステップS107に進む。このステップS107では、加算処理部E4において、前記ステップS105で算出された電流指令値Iに非アシスト時初期駆動電流値I’(零)を加算する処理がなされる。即ち、電流指令値Iがそのまま入力指令電流値Ic(基本駆動電流指令値)として出力される。そして、その後ステップS108に進む。
【0032】
このステップS108では、最大電流値規制部E5において、前記加算処理部E4で算出された入力電流指令値Icに対し、電動モータ36を駆動する電動モータ駆動部E6における許容最大電流値Imax (−Imax )でリミットをかけたリミット処理駆動電流Icmd を出力する最大電流値規制処理が行われる。
【0033】
そして、電動モータ駆動部E6では、前記最大電流値規制部E5から出力されたリミット処理駆動電流Icmd に基づき電動モータ36の駆動が行われる。この電動モータ駆動部E6は、パワーMOSFET等から構成されていて、リミット処理駆動電流Icmd を図示を省略したD/A変換器を介して電圧として受け取り、電動モータ36を駆動制御する。
即ち、前記アシスト圧力算出部E1、電流指令値算出部E2および最大電流値規制部E5が請求の範囲の基本制御手段を構成し、初期駆動電流値設定部E3および加算処理部E4が請求の範囲の初期制御手段およびフィードバック制御手段を構成している。
【0034】
次に、この発明の実施の形態1の作用・効果を、図4の右操舵時の状態を示すタイムチャートに基づいて説明する。
まず、操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある時(−Ts≦T≦Ts)は、アシスト圧力算出部E1(ステップS104)において、油圧相当値Pを零(電流指令値算出部E2(ステップS105)における電流指令値Iの出力を零)とすると共に、初期駆動電流値設定部E3(ステップS106)において、非アシスト時初期駆動電流値I’を零に設定することにより、電動モータ36の駆動を停止した操舵アシスト力を発生させない状態、即ち、不感帯処理がなされるもので、これにより、操舵軸21の中立位置において、小刻みに行われる操舵の切り返しによる制御の煩雑さを解消することができると共に、電動モータ36の耐久性向上と、電力消費量の低減が可能となる。
【0035】
次に、操舵力信号Tが正の値(右操舵方向)で不感帯しきい値Tsを越えた時(T>Ts)は、アシスト圧力算出部E1(ステップS104)で算出された油圧相当値Pに基づいて電流指令値算出部E2(ステップS105)で算出された電流指令値Iに対し、加算処理部E4(ステップS107)において非アシスト時初期駆動電流値I’(=k)を加算した入力指令電流値Icに応じた初期操舵アシスト力(アシスト圧力)を発生させる。このように、電流指令値Iよりも大きな所定の初期駆動用の入力指令電流値Icを出力することにより、油圧回路28内の油圧を一気に立ち上げることができ、これにより、操舵アシストの応答遅れを改善できるようになる。
【0036】
そして、その後、右シリンダ圧力センサ41で検出された右シリンダ圧力PRが所定の圧力しきい値Psを越えた時(PR>Ps)は、初期駆動電流値設定部E3(ステップS106)において、それまで電流指令値Iに加算されていた非アシスト時初期駆動電流値I’(=k)を零に設定する復帰処理を行うもので、これにより、可逆式ポンプ37から吐出される吐出油圧を油圧パワーシリンダ27に供給する方式のパワーステアリング装置において、オーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制することができるようになる。
また、シリンダ圧力PR、PLを検出する手段として、油圧回路28に設けられた圧力センサ40、41で構成することで、正確な操舵アシスト力を付与できるようになる。
【0037】
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。なお、この他の発明の実施の形態の説明にあたっては、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分は図示および説明を省略し、または同一の符号を付してその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0038】
(発明の実施の形態2)
この発明の実施の形態2のパワーステアリング装置は、図5の制御ブロック図に示すように、前記発明の実施の形態1とは、初期駆動電流値設定部E3における処理内容の一部が相違したものである。
即ち、この発明の実施の形態2では、操舵力信号Tが不感帯しきい値(−Ts〜Ts)の範囲を越えており(−Ts>T>Ts)、かつ、シリンダ圧力PR、PLが所定の圧力しきい値(−Ps〜Ps)の範囲内(PL≧−Ps、PR≦Ps)である時は、初期駆動電流値設定部E3(前記発明の実施の形態1における図3のステップS106)において、非アシスト時初期駆動電流値I’を、電動モータ36を駆動する電動モータ駆動部E6における許容最大電流値Imax に設定するようにしたものである。
【0039】
この発明の実施の形態2では、以上のように、非アシスト時初期駆動電流値I’を許容最大電流値Imax に設定するようにしたことで、最短時間でシリンダ圧力PR、PLを上昇させ、これにより、操舵アシストの応答遅れを最大限に改善できるようになるという追加の効果が得られる。
【0040】
(発明の実施の形態3)
この発明の実施の形態3のパワーステアリング装置は、シリンダ圧力PR、PLが所定の圧力しきい値(−Ps〜Ps)の範囲内(PL≧−Ps、PR≦Ps)であるか否かで非アシスト時初期駆動電流値I’を所定の加算電流係数kまたは許容最大電流値Imax に設定するか零に設定するかの二者択一処理に代えて、図6の制御ブロック図および図7のフローチャートに示すように、シリンダ圧力PR、PLの値に応じて加算電流係数kを可変設定するようにした点が前記発明の実施の形態1、2とは相違したものである。
【0041】
即ち、図6の制御ブロック図に示すように、初期駆動電流値設定部E3(図7のステップS307)の前に、圧力状態加算電流係数算出部E7が追加され、図7のステップS306では、この圧力状態加算電流係数算出部E7において、同図中に模試的に示すマップ(図8のマップ)に基づいて、右シリンダ圧力センサ41から入力される右シリンダ圧力PR、または、左シリンダ圧力センサ40から入力される左シリンダ圧力PLの絶対値が上昇するにつれて加算電流係数k、−kの絶対値kが最大値から減少して行くような可変設定が行われる。
【0042】
そして、続く図7のステップS307では、初期駆動電流値設定部E3において、非アシスト時初期駆動電流値I’の設定が行われる。即ち、ステップS301で読み込まれた操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある(−Ts≦T≦Ts)か否かの判定のみが行われ、両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲を越えている(T≦−Ts、T≧Ts)時は、非アシスト時初期駆動電流値I’を、前記圧力状態加算電流係数算出部E7(ステップS306)においてシリンダ圧力PR、PLに応じて可変設定された加算電流係数k、−kに設定する一方、操舵力信号Tが両不感帯しきい値−Ts〜Tsの範囲内にある時は、非アシスト時初期駆動電流値I’を零に設定する。
【0043】
なお、図7のステップS301〜S305、S308、S309は、前記発明の実施の形態1における図3のステップS101〜S105、S107、S108とそれぞれ同一内容であるため、その説明を省略する。
【0044】
この発明の実施の形態3では、以上のように、非アシスト時初期駆動電流値I’の値を、右シリンダ圧力センサ41から入力される右シリンダ圧力PR、または、左シリンダ圧力センサ40から入力される左シリンダ圧力PLの絶対値が上昇するにつれて加算電流係数k、−kの絶対値が最大値から減少して行くような可変設定を行うようにしたことで、シリンダ圧力PR、PLに応じて変化する応答速度を平均化することができ、これにより、操舵アシストの違和感を軽減できるようになるという追加の効果が得られる。
【0045】
(発明の実施の形態4)
この発明の実施の形態4のパワーステアリング装置は、図9の制御ブロック図および図10のフローチャートに示すように、シリンダ圧力センサ40、41に代えて、シリンダ油圧検出手段がモータ電流センサ(電流検出手段)42と、油圧推定部E8とで構成されている点で前記発明の実施の形態1とは相違したものである。
【0046】
即ち、この発明の実施の形態4では、図10のステップS402でモータ電流センサ42で検出された電動モータ36に流れる電流I’を読み込み、ステップS405で油圧推定部E8において、読み込まれた電流I’から、シリンダ圧力−P’、P’を推定する処理がなされる。
なお、図10のステップS401、S403、S404、S406〜S408は、前記発明の実施の形態1における図3のステップS101、S104、S105、S106〜S108とそれぞれ同一内容であるため、その説明を省略する。
【0047】
以上説明したように、この発明の実施の形態4では、油圧推定部E8においてモータ電流センサ42で検出された電動モータ36に流れる電流I’からシリンダ圧力−P’、P’を推定するようにしたことで、前記発明の実施の形態1に比べ、シリンダ圧力センサ40、41の省略によりコストを低減できるようになるという追加の効果が得られる。
【0048】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0049】
例えば、発明の実施の形態3では、シリンダ圧力PR、PLの絶対値が上昇するにつれて電流指令値Iに加算される非アシスト時初期駆動電流値I’を決定する加算電流係数−k、kの絶対値を最大値から減少させるように可変設定したが、非アシスト時初期駆動電流値I’の出力時間を可変設定するようにしてもよい。
また、発明の実施の形態4におけるシリンダ圧力の推定は、他の発明の実施の形態1〜3にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明請求項1記載のパワーステアリング装置では、上述のように、操舵力検出手段で検出された操舵力信号および操舵方向検出手段で検出された操舵軸の回転方向信号に基づき油圧パワーシリンダに所望の油圧を発生させるために電動機に与える基本駆動電流指令値を演算する基本制御手段と、操舵開始時に電動機に最初に与えられる駆動電流指令値を操舵力検出手段で検出された操舵力信号とは無関係でかつ該操舵力信号に基づいて前記基本制御手段で演算される基本駆動電流指令値よりも大きな所定の初期駆動電流指令値を出力する初期制御手段と、を備えたパワーステアリング装置において、油圧パワーシリンダ内の油圧を検出または推定するシリンダ油圧検出手段と、該シリンダ油圧検出手段で検出された油圧パワーシリンダ内の油圧に応じて前記初期駆動電流指令値を変更するフィードバック制御手段と、を備えている手段としたことで、可逆式ポンプから吐出される吐出油圧を油圧パワーシリンダに供給する方式のパワーステアリング装置において、オーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制しつつ、操舵アシストの応答遅れを改善することができるようになるという効果が得られる。
【0051】
請求項2記載のパワーステアリング装置では、請求項1記載のパワーステアリング装置において、前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧が所定圧力に達したことを検出または推定した時は前記電動機に与えられる電流指令値を前記基本制御手段で演算された基本駆動電流指令値に戻すように構成されている手段としたことで、簡単な制御内容でオーバアシストやアシスト不足を最小限に抑制することができるようになる。
【0052】
請求項3記載のパワーステアリング装置では、請求項2記載のパワーステアリング装置において、前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値が前記電動機を駆動する駆動回路における許容最大電流値である手段としたことで、最短時間で油圧を上昇させ、これにより、操舵アシストの応答遅れを最大限に改善できるようになる。
【0053】
請求項4記載のパワーステアリング装置では、請求項1記載のパワーステアリング装置において、前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧の上昇に応じて前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値の値および/または出力時間を最大値から減少方向へ可変制御するように構成されている手段としたことで、油圧に応じて変化する応答速度を平均化することができ、これにより、操舵アシストの違和感を軽減できるようになる。
【0054】
請求項5記載のパワーステアリング装置では、請求項1〜4のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記シリンダ油圧検出手段が前記油圧パワーシリンダまたは前記第1通路および第2通路等で構成される油圧回路に設けられた圧力センサで構成されている手段としたことで、正確な操舵アシスト力を付与できるようになる。
【0055】
請求項6記載のパワーステアリング装置では、請求項1〜5のいずれかに記載のパワーステアリング装置において、前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記シリンダ油圧検出手段が前記電流検出手段で検出された電動機に流れる電流から前記油圧パワーシリンダ内の油圧を推定するように構成されている手段としたことで、圧力センサの省略によりコストの低減化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のパワーステアリング装置を示す概略構成図である。
【図2】発明の実施の形態1のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示す制御ブロック図である。
【図3】発明の実施の形態1のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示すフローチャートである。
【図4】発明の実施の形態1のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示すタイムチャートである。
【図5】発明の実施の形態2のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示す制御ブロック図である。
【図6】発明の実施の形態3のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示す制御ブロック図である。
【図7】発明の実施の形態3のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示すフローチャートである。
【図8】発明の実施の形態3のパワーステアリング装置におけるシリンダ圧力に対する加算電流係数可変特性マップである。
【図9】発明の実施の形態4のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示す制御ブロック図である。
【図10】発明の実施の形態4のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示すフローチャート図である。
【図11】従来例のパワーステアリング装置における電動モータ駆動制御の内容を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
20 ステアリングホイール
21 操舵軸
22 出力軸
23 ラック
24 ピニオン
25a 左前輪
25b 右前輪
26 操舵力センサ(操舵力検出手段、操舵方向検出手段)
27 油圧パワーシリンダ
28 油圧回路
29 筒状シリンダ部
30 ピストンロッド
31 ピストン
32 第1油圧室
33 第2油圧室
34 第1通路(油圧回路)
34a 吐出口
35 第2通路(油圧回路)
35a 吐出口
36 電動モータ(電動機)
37 可逆式ポンプ
38 供給路
39 リザーバ
40 左シリンダ圧力センサ(シリンダ油圧検出手段)
41 右シリンダ圧力センサ(シリンダ油圧検出手段)
42 モータ電流センサ(電流検出手段、シリンダ油圧検出手段)
ECU コントロールユニット(基本制御手段、初期制御手段、フィードバック制御手段)

Claims (6)

  1. 操舵機構に連係された操舵軸と、
    前記操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、
    該油圧パワーシリンダの両各油圧室に対し第1通路および第2通路を介して油圧を供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポンプと、
    該可逆式ポンプを正・逆回転駆動させる電動機と、
    前記操舵軸の回転方向を検出する操舵方向検出手段と、
    前記操舵軸に作用する操舵力を検出する操舵力検出手段と、
    該操舵力検出手段で検出された操舵力信号および前記操舵方向検出手段で検出された操舵軸の回転方向信号に基づき前記油圧パワーシリンダに所望の油圧を発生させるために前記電動機に与える基本駆動電流指令値を演算する基本制御手段と、
    操舵開始時に前記電動機に最初に与えられる駆動電流指令値として前記操舵力検出手段で検出された操舵力信号とは無関係でかつ該操舵力信号に基づいて前記基本制御手段で演算される基本駆動電流指令値よりも大きな所定の初期駆動電流指令値を出力する初期制御手段と、
    を備えたパワーステアリング装置において、
    前記油圧パワーシリンダ内の油圧を検出または推定するシリンダ油圧検出手段と、
    該シリンダ油圧検出手段で検出された油圧パワーシリンダ内の油圧に応じて前記初期駆動電流指令値を変更するフィードバック制御手段と、
    を備えていること特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧が所定圧力に達したことを検出または推定した時は前記電動機に与えられる電流指令値を前記基本制御手段で演算された基本駆動電流指令値に戻すように構成されていることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置。
  3. 前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値が前記電動機を駆動する駆動回路における許容最大電流値であることを特徴とする請求項2に記載のパワーステアリング装置。
  4. 前記フィードバック制御手段が、前記シリンダ油圧検出手段で検出された前記油圧パワーシリンダ内の油圧の上昇に応じて前記初期制御手段から出力される初期駆動電流指令値の値および/または出力時間を最大値から減少方向へ可変制御するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置。
  5. 前記シリンダ油圧検出手段が前記油圧パワーシリンダまたは前記第1通路および第2通路等で構成される油圧回路に設けられた圧力センサで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワーステアリング装置。
  6. 前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記シリンダ油圧検出手段が前記電流検出手段で検出された電動機に流れる電流から前記油圧パワーシリンダ内の油圧を推定するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパワーステアリング装置。
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