JP3899172B2 - 信号入力回路およびそれを用いた光電センサ入力回路 - Google Patents

信号入力回路およびそれを用いた光電センサ入力回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の駆動制御に用いられる光電センサ(光学センサ)の信号入力回路に関する。
【0002】
【従来技術】
一般的に、カメラ等のフィルム巻き上げ制御や、レンズくり出し制御時には、ギアやレバーの位置をモニタし、その切り換え状態を精度よく電気的に検出するために、フォトインタラプタ(PI)やフォトリフレクタ(PR)等の赤外光を用いた非接触型の光電センサが使われることが多い。
【0003】
これらのセンサは、微弱な光を発光・受光して、受光した光電変換信号を処理し出力するものであり、その出力電流がマイクロアンペアオーダーで微弱であるため、特別な処理回路を必要としている。
【0004】
しかし、機械的な動作が複雑になるに従って、その制御も複雑になるため、これらのセンサは、数多く用いられる。それに連れて必要な上記処理回路数も増え、システム全体の大型化を招くと共にコストもアップし、スペース的なデメリットを生じてしいる。
【0005】
そこで、各センサの出力をワイアードオア回路で処理回路に入力する構成により、同一の端子に検出信号を入力して処理を行い、回路規模の増加を抑制するという技術が以前から知られており、例えば米国特許5481331号公報の図面にも、この方式が図示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方式ではワイアードオアの構成をとるため、電流形式の出力をとる光電センサしか用いることができなかった。
このため電流出力センサと電圧出力センサを用いようとした場合には、別々の入力端子、つまり少なくとも2個以上の端子を必要が必要となってしまう。
【0007】
実際に機器等へ用いた場合には、機械的な構成やセンサ取り付けのスペースによって、電流信号による出力形式をとる光電センサの他にも、電圧信号で出力形式で出力する光電センサを使用せざるを得ない場合も少なくなく、結果的にこれらを混在させたシステムとして構成し、それぞれに入力端子を設けなければならなかった。
【0008】
そこで本発明は、電圧信号の出力形式で出力する光電センサと電流信号の出力形式で出力する光電センサを混在させても使用可能な信号入力回路およびそれを用いた光電センサ入力回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、光電センサから出力される電圧信号を入力する電圧入力回路と、光電センサから出力される電流信号を入力する電流入力回路と、上記電圧入力回路および電流入力回路の入力端子を共通接続した単一の入力端子とを備え、上記電圧入力回路と電流入力回路とを排他的に作動させ、上記入力端子に入力される電圧信号および電流信号を処理する信号入力回路を提供する。
【0010】
以上のような構成の信号入力回路は、電圧信号で検出する光電センサと、電流信号で検出する光電センサとを1つの入力端子に共通接続させて、切換手段により1つの光電センサの検出信号を担当する処理部に、それぞれ入力されるように時系列的に切り換えて、排他的に入力させることにより、2つのモード(電圧入力若しくは電流入力)を1つの入力端子に入力させて、複数の検出モードの光電センサを駆動させる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず図1には、本発明による信号入力回路の概念的な構成を示し説明する。
この信号入力回路においては、構成部位25の変位状態等をモニタするために、投光部で所定光を投光し、受光部でその反射光若しくは通過した光を受光し、電流信号として出力する光電センサ1と、同様に構成部材21の変位状態をモニタするための電圧信号を出力する光電センサ2と、これらのセンサ出力を入力して、それぞれの電流信号及び電圧信号に処理を施すセンサ制御部4と、センサ制御部4からの出力信号の波形等に基づき、上記構成部位の位置や動作状態を判別する演算処理回路(CPU)10とで構成される。
【0012】
上記センサ制御部4は、CPU10の制御により、光電センサ1と光電センサ2とを切り換えて、いずれか動作させるセンサ切り換え部9と、センサ切り換え部9の切り換え指示により、いずれか一方の光電センサを駆動させるドライバ部11,12と、共通接続された同一端子で光電センサ1と光電センサ2の出力信号のいずれかを入力する入力端子3と、センサ切り換え部9の切り換え指示により、入力端子3を経て入力された光電センサからの電流信号に所定の処理を施す電流信号処理部6と、同様に電圧信号に所定の処理を施す電圧信号処理部7と、それぞれの処理回路で処理信号を増幅やその他の処理を施し、共通接続された同一の出力端子5を経てCPU10に出力する出力部8とで構成され、さらに、ドライバ部13,14から光電センサ1,2にそれぞれの駆動制御信号を出力するための端子13,14と、CPU10からの切り換え信号を入力する端子15と備えている。
【0013】
このような構成により、光電センサ1,2のいずれかの出力信号を1つの入力端子3から時系列的に入力してそれぞれに処理することができ、構成部位25の変位をモニタする時には、光電センサ1の投光部を発光させ、その出力を電流処理回路6で処理し、構成部位21の変位をモニタする時には、光電センサ2の投光部を発光させ、その出力を電圧信号処理回路7で処理することができる。
【0014】
これらの処理回路6,7で処理され波形整形した出力信号は、1つの出力端子5から出力され、CPU10によりその出力信号の波形等に基づき、変位する構成部位の位置や動作状態を判別することができる。
【0015】
次に図2には、第1の実施形態として、本発明による信号入力回路を光電センサ入力回路として、カメラに搭載した具体的な構成例を示し説明する。本実施形態は、装填されたフィルムを自動的に巻き上げ・巻き戻しする機構の制御に用いた一例である。尚、本実施形態の図2(a)に示す構成部位で前述した図1に示した構成部位と同等のものには、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0016】
本実施形態において、光電センサ1としてフォトインタラプタ(PI)1を用いて、モータ22の軸に取り付けられた回転部材25の周辺に開いた複数の穴を透過した光を検出し、モータ22の回転状態をモニタする。また光電センサ2として、フォトリフレクタ(PR)2aを用いて、フィルムのパーフォレーションを検出して、フィルムの巻き上げ若しくは巻き戻し状態をモニタする。
【0017】
このPR2aに接続する抵抗2bの電圧出力は、PI1の電流出力と同様にセンサ制御部4の入力端子3から入力される。
また入力端子3は、センサ制御部4内の信号処理部16に接続される。この信号処理部16は、前述した電流信号処理部6と電圧信号処理部7と出力部8とで構成されている。
【0018】
そしてCPU10の選択信号に基づき、センサ切り換え部9がPI1,PR2のいずれの発光部に通電するか切り換えられ(センサドライバ部11,12のいずれかに切り換えられる)、その選択の状態によって、出力端子5からCPU10に入力されるモニタ信号がPI側かPR側かに変化する。
【0019】
この構成例では、CPU10の制御によりモータドライバ部27がモータ22を駆動させると、図2(b)に示すような切り換え機構23a,23bの状態に応じてギア30、又はギア31が連動し、フィルムの巻き上げ、又は巻き戻し動作となる。
【0020】
上記ギア30の回転によりスプール24が回転し、フィルム21を巻き上げるが、その巻き上げ状態は、フィルム21のパーフォレーションの通過数を検出するフォトリフレクタ(PR)2aの出力によってモニタすることができる。
【0021】
このPR2aの出力信号は、通常、投光した対象物の反射率に依存するため、非常に微弱となり、適当な抵抗2bを取り付け、検出信号を大きな電圧信号に変換して出力することとなる。また、切り換え機構23が、モータ22の回転動力をギア31に伝えた場合には、フィルム21をフィルムパトローネ20内へ巻き戻す動作となる。
【0022】
またPI1は、検出に透過光を用いるため、比較的大きな光電流が発生しており、PR2aのような抵抗を取り付ける必要はない。
この切り換え機構23は、モータ22の軸に固定されたギア23bと噛み合う遊星ギア23aによって、ギア30若しくはギア31に動力切り換えて、スプール24若しくはフィルムパトローネ20の軸を回転させている。
【0023】
上記ギア23bがモータ22で回転すると、その回転方向によって、ギア23aの位置が変化し、ギア30若しくはギア31のいずれかに切り換えることができる。このような切り換え機構の場合、ギアの歯先が上手く噛み合わない場合には、正しく動力が伝達しなくなる。
【0024】
そこで本実施形態では、図3に示すフローチャートを参照して、1つのモータにより複数のギアを選択的に駆動するカメラの駆動機構において、例えば、2つの駆動部に切り換えて駆動させる場合に、2つの光電センサを適切に切り換えて、切り換え不良を検出し対策する例について説明する。
【0025】
まず、モータ22を通電し、フィルム巻き上げを開始する(ステップS1)。この時、正しくフィルムが移動しているかを判定するために、フィルムのパーフォーレーションをPR2aでモニタする(ステップS2)。
【0026】
この時、パーフォレーションの移動を検出したか判断し(ステップS3)、移動して信号が変化していれば(YES)、正しくフィルムに動力が伝わり給送されているものと考えられるので、PR2aを通過したパーフォレーションの数をカウントする(ステップS10)。
【0027】
この時、8コのパーフォレーション(1コマ分に相当する)が検出されたか判断し(ステップS11)、8コのパーフォレーション検出されたならば(YES)、1コマ巻き上げを検出したものとして、モータ22への通電を停止して、巻き上げを終了させ(ステップS12)、リターンする。この判断で8コのパーフォレーションが検出されるまでは(NO)、ステップS3およびステップS10のルーチンを繰り返し行う。
【0028】
また、ステップS3の判断で、PR2aでパーフォレーションの移動を検出しなかった場合には(NO)、モニタする光電センサをPR2aからPI1に切り換えて、モータ22が回転しているか否かを検出する(ステップS4)。
【0029】
この時、モータ22の回転の有無を判断し(ステップS5)、回転板の穴の透過光によりPI1からパルスが出力されなければ(NO)、モータ2の回転が停止しており、フィルム21がすべて巻き上げられて負荷がかかっている状態を考えられるため、これ以上の撮影はできないとして、巻き戻し動作を行う(ステップS13)。具体的には、モータ22を逆転させて遊星ギア23aをギア31側に切り換えて、フィルムパトローネ20の軸を巻き戻し方向に回転させる。
【0030】
そして巻き戻しが終了すれば、モータ22への通電を停止させ(ステップS14)、リターンする。
しかし、ステップS5の判断で、PI1のパルスが検出された場合には(YES)、フィルム21が給送されていないにも関わらず、モータ22が回転しているものと見なし、例えば、ギア23aとギア30が噛み合っておらず、正しくモータ22の動力がギア30に伝達されていないと考えられるので、モータ22の回転方向を一時的に反転させる等のギアの切り換えのやり直しを行い(ステップS6)、ギア30とギア23aとを噛み合わせてから、再度、PR2の出力をモニタする(ステップS7)。
【0031】
この時、パーフォレーションの移動を検出させて移動の有無を判断し(ステップS8)、パーフォレーションの移動が検出されていれば(YES)、ギアが正しく噛み合って動力が伝わりフィルムが巻き上げられているものとして、ステップS10に移行し、PR2aを通過したパーフォレーションの数をカウントする。
【0032】
しかし、ステップS8にて、パーフォレーションの移動が検出されなければ(NO)、センサ切り換え部9等にトラブルが生じたと考え、所定の警告を発するようにする。
【0033】
このように本発明の光電センサ入力回路を適用した実施形態は、コストの高いモータを1つ搭載しただけで、巻き上げ巻き戻しが、適正に実行されるカメラ用のフィルム巻き上げ装置が実現できる。
【0034】
次に、前述した図1に示した光電センサ1,2を含むセンサ制御部4の具体的な構成例を示し説明する。
このセンサ制御部4は、大別して、電圧検出回路部41と電流検出回路部42と、これらの回路部を切り換えるためのスイッチSW1,SW2,SW3と、出力部43とで構成される。また、それぞれの回路部には、電流源I1,I2,I3が設けられている。このセンサ制御部4の入力端子3には、光電センサとしてPI44とPR45とが接続されている。
【0035】
本実施形態は、図1に示した構成で説明したように、入力端子3に入力する光電センサ1,2からの電流信号若しくは電圧信号をCPU10によって切り換えることができ、切り換え部9の切り換え動作により、どちらでも検出し波形成形可能な回路構成である。
【0036】
先ず、光電センサPI44による電流検出モードについて説明する。
この状態では、図示しないCPUの制御により、スイッチSW1、SW2、SW3を閉じる。また、電流源I4をオンさせて、PI44を選択し、電流源I5をオフして、PR45を非選択にする。この時、トランジスタQ8のベースの電位はGNDであるため、同トランジスタQ8のコレクタは、オープンになる。また、トランジスタQ9及びトランジスタQ10は、オンしており、入力端子3は、約0.7Vの電位にクランプされている。これは、PI44の出力端子を定電圧にして、寄生容量の影響を抑制し、周波数特性を向上させることが目的である。
【0037】
このPI44は、発光部と受光部を有する素子であり、その間におかれた遮蔽物の有無を検出する素子である。遮蔽されていると、発光部の光は受光部には届かない。上記Pl44が遮蔽されていない時は、発光部の光が受光部に入射し、上記PI44の出力として、光電流が流れているが、これと同等の電流がトランジスタQ11とトランジスタQ12のカレントミラー回路構成の働きによって、トランジスタQ12のコレクタに流れる。
【0038】
この時、電流源I3は、可変電流源であるが、所定の定電流を流すと、トランジスタQ16、トランジスタQ17のカレントミラー回路構成と、トランジスタQ13、トランジスタQ14のカレントミラー回路構成の働きによって、トランジスタQ13のコレクタ電流と同等の電流を流せることになる。
【0039】
即ち、上記PI44の出力電流が上記電流源I3の所定電流よりも、多いときは、トランジスタQ12のコレクタ電流が、トランジスタQ13のコレクタ電流よりも増加する為、トランジスタQ18がオンし、バッファ43の出力端つまり、端子5からCPUに、Lレベルの出力信号が出力される。
【0040】
逆に、上記PI44による電流出力信号が、上記電流源I3の所定電流よりも、少ないときは、トランジスタQ18がオフし、バッファ43の出力として、出力端子5からHレベルの信号が出力される。
【0041】
このことより、上記電流源I3が供給する電流を変化させることによって、任意の閾値を設定して、PI44の光電流の大小、つまり、PI44に遮蔽物が掛かっているか否かを検出することができる。
【0042】
次に、電圧検出モードについて説明する。
この状態では、スイッチSW1、SW2、SW3を開くように制御する。
また電流源I4をオフさせて、これまで使用した光電センサPI44を非選択にして、電流源I5をオンし、もう一方の光電センサPR45を選択する。
【0043】
この時、トランジスタQ8のベースは、オープンの為、同コレクタは、動作可能である。又、トランジスタQ9、トランジスタQ10は、オフしており、入力端子(IN)は、抵抗PR2bによって決定される。
【0044】
上記PR45は、発光部と受光部を有する素子であり、発光部の光を何らかの反射物によって受光部に入射しその光の大小を検出する。ここでは、説明をしやすくする為に、前記反射物の反射率を100%と仮定した時には、上記PR45の出力として、光電流が流れる。逆に、前記反射物の反射率を0%と仮定した時には、前記光電流は流れないとする。
PR45が前記反射物の反射率を100%と仮定した時、光電流が流れているが、この光電流と抵抗PR2bによって、入力端子(IN)の電圧が決定される。この時、電流源I3は、可変電流源であるが、所定の定電流を流していると、トランジスタQ16、トランジスタQ15のカレントミラー回路の働きによって、抵抗R1に同等の電流を流せることになる。これによって、トランジスタQ4のベースの電位が決定される。
【0045】
即ち、上記PR45の出力電流が抵抗PR2bによって、電圧に変換された値と、上記電流源I3の所定電流と抵抗R1によって決定される電圧の値よりも、大きい時は、トランジスタQ8がオンし、バッファ43の出力として出力端子5からLレベル信号が出力される。
【0046】
逆に、上記PR45の出力電流が抵抗PR2bによって、電圧に変換された値と、上記電流源I3の所定電流と抵抗R1によって決定される電圧の値よりも、小さい時は、トランジスタQ8がオフし、バッファ43の出力として出力端子5からHレベル信号が出力される。
【0047】
よって、上記電流源I3の電流を変化させて任意の閾値を設定し、PR45の光電流の大小、つまり、反射物の有無、若しくは、反射物の反射率の大小を検出することによって、対象物の移動状態、または位置を判定することができる。
【0048】
以上のように、スイッチSW1,SW2,SW3を開閉させることによって、同一の入力端子で、光電センサにより出力された電圧信号若しくは電流信号のいずれであっても入力し所定の処理を施すことが可能となる。
【0049】
また図4に示したように、電圧信号で検出出力する光電センサ若しくは、電流信号で検出出力する光電センサを混在させて複数接続した場合、電圧検出の時には、いずれの光電センサに切り換えても影響はない。
【0050】
また電流検出の時には、トランジスタQ10のベースエミッタ電圧Vbe(〓0.7V)/抵抗PR2bの電流値分が多くトランジスタQ11に流れるが、発生した電位差を電流源I3を変化させて、閾値をオフセットさせることにより対応することができる。
【0051】
勿論、前述したように、混在させなくとも電圧信号で検出する光電センサを複数接続しても良いし、電流信号で検出する光電センサを複数接続してもよい。
また、前述した電流検出モードと電圧検出モードは、時系列的切り換えて動作させることにより、同時に複数の光電センサの信号を入力させることはない。つまり、排他的な動作により、2つのモードが同時に動作しないため干渉することなく、2つの光センサを時系列で検出することが可能である。
【0052】
以上、本実施形態では内部回路の一例について説明したが、1つの入力端子に光電センサが発した電圧信号若しくは電流信号のいずれかを時系列的(排他的)に切り換えて入力することにより、電圧用と電流用の入力端子を区別せずに構成させる考え方による回路構成であれば、種々の応用が可能であることはいうまでもない。
【0053】
以上の実施形態について説明したが、本明細書には以下のような発明も含まれている。
(1) 光電変換信号を電圧出力する第1光電センサと、光電変換信号を電流出力する第2光電センサと、上記第1、第2光電センサ出力の変化を検出する処理回路とを具備し、上記第1、第2光電センサの出力信号を上記処理回路の共通の入力端子に接続したことを特徴とする光電センサ入力回路。
【0054】
(2) それぞれ発光部と受光部とを備えた複数の光電センサを用い、それぞれの発光部を選択的に発光させる発光回路と、
上記複数の光電センサの受光部出力を共通接続して上記複数の光電センサの受光部出力を共通の入力端子に接続し、信号処理する処理回路とを具備した光電センサ処理回路において、
上記光電センサは、電流モード出力と電圧モード出力とを含むことを特徴とする光電センサ入力回路。
【0055】
(3) 上記処理回路は、検出特性の異なる第1、第2の入力部を備え、それぞれの入力部は検出対象の光電センサ特性に応じて排他的に選択されることを特徴とする上記(2)項に記載の光電センサ入力回路。
【0056】
(4) それぞれ発光部と受光部とを備えた複数の光電センサを有し、複数の発光部を選択的に駆動すると共に、複数の受光部出力を共通接続して、単一の入力端子を介して処理回路に入力させる光電センサ処理回路において、
上記複数の光電センサの受光部出力信号は、電流モードと電圧モードとを含み、上記処理回路はそれぞれの信号モードに対応した入力回路を備え、それぞれが検出対象の光電センサに応じて排他的に選択されることを特徴とする光電センサ入力回路。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、光電変換信号を電圧信号形式で出力する光電センサと、電流信号形式で出力する光電センサを同一の入力端子に接続して処理できるようにしたので、コストアップのない省スペースの信号入力回路およびそれを用いた光電センサ入力回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号入力回路の概念的な構成を示す図である。
【図2】本発明の信号入力回路をセンサ入力回路としてカメラに適用した実施形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示したカメラシステムにおける動作を説明するための図である。
【図4】本実施形態のセンサ入力回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,2…光電センサ
3…入力端子
4…センサ制御部
5…出力端子
6…電流信号処理部
7…電圧信号処理部
8…出力部
9…センサ切り換え部
10…演算処理回路(CPU)
11,12…ドライバ部
13,14,15…端子

Claims (3)

  1. 電流信号を入力する第1入力回路と、
    電圧信号を入力する第2入力回路と、
    上記第1、第2入力回路の入力端子を共通接続した単一の入力端子と、
    上記第1入力回路と第2入力回路とを選択的に作動させ、上記入力端子に入力される電流信号および電圧信号を処理する信号処理回路と、
    を具備したことを特徴とする信号入力回路。
  2. 上記電流信号、電圧信号は、それぞれ発光部と受光部が対に設けられた複数の光電センサから出力される出力信号であり、これら光電センサの受光部出力端子が共通接続され、上記入力端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の信号入力回路。
  3. 光電センサから出力される電圧信号を入力する電圧入力回路と、
    光電センサから出力される電流信号を入力する電流入力回路と、
    上記電圧入力回路および電流入力回路の入力端子を共通接続した単一の入力端子と、を具備し、
    上記電圧入力回路と電流入力回路とを排他的に作動させ、上記入力端子に入力される電圧信号および電流信号を共に処理可能とすることを特徴とする光電センサ入力回路。
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