JP3898429B2 - ロール紙繰出し容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は薄紙状のロール紙繰出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばティッシュ或いはあぶら取り紙等の薄紙を収納するケースとして、可撓性を有する袋状のケースにスリット状の取出し口を形成し、折り畳んだ多数の紙を収納し、一枚取り出すと次の紙の端部が取出し口から突出するよう構成したケースが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では一枚宛折り畳んだ紙を引出し出来るよう設けているが、これをロール紙にすれば、メーカーにとっては一枚宛に切断したり、折畳みする手数がなく、又消費者にとっても必要なだけ取出した後に切断できるから必要な大きさの紙を得ることが出来る便利がある。
【0004】
本発明はそのような点を考慮して、使用上便利なロール紙繰出し容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として左右両端に内向きフランジを有する水平筒体を上下方向中間部で切断した形状の筒体下半と上半とを設けて、筒体下半を容器体2に、上半を蓋体3となし、それ等容器体と蓋体との各後端縁相互を肉薄ヒンジ4で連結すると共に、各前端縁から前下方へガイド板5, 6を上下に重ねて突出して上方ガイド板の外側下端縁をカッター7に形成し、
又容器体側の下半内向きフランジ8,8の一方半フランジ孔底面部分からは弾性保持板9を起立して該保持板上部内面から内方へ円錐形状の第1突部10を突出させると共に、他方半フランジ孔底部上へは、破断用薄肉部 15 を介し連結させて、軸筒11先端から外向きフランジ12を介して円錐形状の第2突部13を突出する摘み14の軸筒11を、第2突部13は内方へ、かつ軸筒基端部は外方へ、それぞれ位置させた状態に載置させ、又それ等第1突部10および摘み14の軸線を容器中心軸線上に位置させて設け、
蓋体側の上半内向きフランジ16,16 の上半フランジ孔部分で上記弾性保持板9および破断用薄肉部上方の軸筒部分上面をそれぞれ覆合させた。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記容器体2又は蓋体3の半内向きフランジ内面の一方からフック17を突出させて他方半内向きフランジ内面に設けた係合突部18へ、強制着脱が可能に係合させた。
【0007】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に上記水平筒体を円筒とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明すると、1は繰出し容器の全体を示す。該容器は、左右両端に内向きフランジを有する円筒状水平筒体を、上下方向中間部で切断した形状の筒体下半と上半とを設けて筒体下半を容器体2に、かつ上半を蓋体3とし、その容器体と蓋体との各後端縁相互を肉薄ヒンジ4で連結すると共に、各前端縁から前下方へガイド板5,6を上下に重ねて突出し、かつ上方ガイド板5の外側下端縁を鋭角状とすることでカッター7に形成している。
【0009】
又容器体側の下半内向きフランジ8,8一方の半フランジ孔底面部分からは弾性保持板9を起立して該保持板上部内面から円錐形状の第1突部10を内方へ突出している。又他方下半内向きフランジ8の半フランジ孔の底部上へは、軸筒11先端から外向きフランジ12を介して、円錐形状の第2突部13を突出する摘み14の軸筒11を、第2突部は内方へ、かつ軸筒基端部は外方へ、それぞれ位置させた状態に載置させて、その載置部分を破断用薄肉部15を介して連結させている。それ等第1突部10および摘み14の各軸線は容器、つまり既述水平筒体の中心軸線上に位置させて設ける。
【0010】
又蓋体3の上半内向きフランジ16,16 の上半フランジ孔部分で、上記弾性保持板9および破断用薄肉部15上方の軸筒部分上面をそれぞれ覆合させる。
【0011】
更に容器体2又は蓋体3の下半および上半内向きフランジ8,16 内面の一方からは、図2が示すようにフック17を突出させ、他方半内向きフランジ内面に設けた係合突部18へ、強制着脱が自在に係合させている。
【0012】
尚上半および下半両内向きフランジ16,8が形成するフランジ孔は第2突部13基端の外向きフランジ12外径よりも小として、摘み14の外方抜出しを防止している。
【0013】
上記容器は合成樹脂材により一体成形させている。尚図示例にあっては図3が示すように容器体底部の左右両端には透孔19,19 を穿設しているが、これ等透孔は第1および第2突部成形のための型抜き孔である。
【0014】
上記構成において、図2が示すように蓋体3を開き、容器体2内へ図3が示すようにロール紙21を、該ロール紙が有する芯筒22の軸孔23両端内へ第1、第2突部10,13 先端を嵌合させて装着させ、かつ該ロール紙の紙端部24を図1が示すようにガイド板5,6内を通り外方へ繰出しておく。
【0015】
ロール紙繰出しに際しては、摘み14の軸筒外方突出部分を回すことで破断用肉薄部15を破断し、上記軸筒の外方突出部分をロール紙繰出し方向へ回し乍ら、紙端部24を引けば繰出し出来、所定長さ繰出した後、上方側ガイド板5を押下げることで上下両ガイド板でそれ等両ガイド板間に位置するロール紙部分を挟み、該状態からロール紙紙端部24を上方へ引きあげることでカッター7で所定長さのロール紙を切取ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、請求項1記載のようにすることで、ロール紙を必要な長さだけ引出した後に切断でき、又ロール紙としたから従来のように所定長さに切断したり、折畳む手数が不要となる。更に第1、第2突部10,13 は円錐形状とし、かつ保持板を弾性保持板9としたから、ロール紙の長さが多少異なっても第1、第2突部10,13 をロール紙の軸孔両端へ嵌合でき又摘み14の軸筒外方突出部分で回してロール紙を繰出しできる。その摘みは下半内向きフランジ8の半フランジ孔底部上へ、破断用薄肉部15を介して一体に連結させ、又容器体と蓋体3とは各後縁を肉薄ヒンジ4で連結したから、容器全体を合成樹脂材で一体成形できる。
【0017】
請求項2のようにすることで、蓋体3閉塞状態を保持して、ロール紙取替え時等特別の際にだけ蓋体を開くことが出来る。
【0018】
請求項3のようにすることで、ロール紙と容器の形状とをほぼ一致させることが出来、又容器からはガイド板5,6を突出するから、容器の転動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の斜視図である。
【図2】 開蓋状態で示す、容器の斜視図である。
【図3】 容器の縦断面図である。
【図4】 容器の軸線と直交する方向での縦断面図である。
【符号の説明】
2…容器体 3…蓋体
7…カッター 8…下半内向きフランジ
9…弾性保持板 10…第1突部
13…第2突部 14…摘み
15…破断用薄肉部 16…上半内向きフランジ
17…フック 21…ロール紙
Claims (3)
- 左右両端に内向きフランジを有する水平筒体を上下方向中間部で切断した形状の筒体下半と上半とを設けて、筒体下半を容器体2に、上半を蓋体3となし、それ等容器体と蓋体との各後端縁相互を肉薄ヒンジ4で連結すると共に、各前端縁から前下方へガイド板5, 6を上下に重ねて突出して上方ガイド板の外側下端縁をカッター7に形成し、
又容器体側の下半内向きフランジ8,8の一方半フランジ孔底面部分からは弾性保持板9を起立して該保持板上部内面から内方へ円錐形状の第1突部10を突出させると共に、他方半フランジ孔底部上へは、破断用薄肉部 15 を介し連結させて、軸筒11先端から外向きフランジ12を介して円錐形状の第2突部13を突出する摘み14の軸筒11を、第2突部13は内方へ、かつ軸筒基端部は外方へ、それぞれ位置させた状態に載置させ、又それ等第1突部10および摘み14の軸線を容器中心軸線上に位置させて設け、
蓋体側の上半内向きフランジ16,16 の上半フランジ孔部分で上記弾性保持板9および破断用薄肉部上方の軸筒部分上面をそれぞれ覆合させた
ことを特徴とするロール紙繰出し容器。 - 上記容器体2又は蓋体3の半内向きフランジ内面の一方からフック17を突出させて他方半内向きフランジ内面に設けた係合突部18へ、強制着脱が可能に係合させた
ことを特徴とする、請求項1記載のロール紙繰出し容器。 - 上記水平筒体を円筒とした
ことを特徴とする請求項1又は2記載のロール紙繰出し容器。
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