JP6747708B2 - ビニール袋 - Google Patents

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本発明は、開口部を容易に開口させることができるビニール袋に関するものである。
例えば、ビニール袋として、一袋間隔にミシン目を設けた連結ビニール袋をロール巻き状態にしたものが知られている。このロール巻きのビニール袋は、ホルダーに回転可能に支持され、使用者がロール巻きから先頭のビニール袋を引張り出して、ミシン目を切り離して一袋分ずつ取り出される。取り出したビニール袋は、食品等を入れるために、袋の開口部を指でこすり合わせて開口させるようにしている。
特開2011−178557号公報 特開2011−131912号公報
しかしながら、取り出したビニール袋は、シート状であり、一面側のシート体と他面側のシート体とが密着しており、ミシン目の切り離しで形成される開口部も密着して塞がった状態にある。そのため、ビニール袋の開口部を簡単に開口させることができず、非常に煩わしく手間がかかっていた。なお、この問題は、ロール巻きから取り出したビニール袋に限らず、ティッシュペーパーのように交互に折り畳んだ積層状態とするものから取り出した単体のビニール袋でも、同様に開口部を開口させ難いという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、余分な手間をかけずに、簡単且つ確実に開口部を開口させることができるビニール袋を提供することを目的とする。
本発明に係るビニール袋は、
ロール巻きにされた連結ビニール袋からミシン目を切り離して一袋分ずつ取り出し可能としたビニール袋であって、
一面側及び他面側のシート体が重なり合って構成されて一袋間隔でミシン目と袋底シール部とが隣接して設けられ、
ビニール袋の開口部となるミシン目の近傍に連結ビニール袋からビニール袋を取り出すための指掛けとなる指掛け孔が貫通して設けられ、
指掛け孔は、一面側及び他面側のシート体のそれぞれの貫通孔が重なって構成され、
各貫通孔は、ミシン目側の部分において一面側又は他面側のシート体の一部が露出した引張り代が形成されるように設けられ
上記引張り代は、一方の貫通孔を他方の貫通孔よりも小さくするか又は一方の貫通孔と他方の貫通孔とを異なる形状とし且つ一方の貫通孔全体を他方の貫通孔内に配置することにより形成され、上記指掛け孔に指を掛けて連結ビニール袋をロール巻きから引き出すと上記引張り代の形成された側のシート体が引っ張られて各貫通孔が引張り方向側で揃うように構成されたものである。
上記ミシン目は、切れ目の長さと結合部の長さの比が7:0.8〜1.0の範囲であり、且つ結合部の長さが1mm以下とすることにより、ミシン目の破断を容易にすることができる。
また、本発明に係るビニール袋は、
箱体の内部に多数枚積層状態にして収納されて当該箱体の取出し口から1枚ずつ取り出し可能としたビニール袋であって、
一辺を開口部とする四角形状をなし、
一面側及び他面側のシート体が重なり合って構成され、
開口部近傍にビニール袋を取り出すための指掛けとなる指掛け孔が貫通して設けられ、
指掛け孔は、一面側及び他面側のシート体のそれぞれの貫通孔が重なって構成され、
各貫通孔は、開口部側の部分において一面側又は他面側のシート体の一部が露出した引張り代が形成されるように設けられ
上記引張り代は、一方の貫通孔を他方の貫通孔よりも小さくするか又は一方の貫通孔と他方の貫通孔とを異なる形状とし且つ一方の貫通孔全体を他方の貫通孔内に配置することにより形成され、上記箱体の取出し口から1枚のビニール袋を上記指掛け孔に指を掛けて引っ張り出すと上記引張り代の形成された側のシート体が引っ張られて各貫通孔が引張り方向側で揃うように構成されたものである。
また、上記指掛け孔の外周には、全周又は一部に指掛け孔の目印となる印刷が施されることにより、使用者に対して指掛け孔の存在を容易に且つ確実に発見させることができる。
本発明によれば、ロール巻き又は積層状態等にしたビニール袋を指掛け孔に指を掛けて取り出すと、引張り代が形成されている片方のシート体が強く引っ張られ、一面側のシート体と他面側のシート体とが横ずれして密着した重なりが引き離され、さらに両シート体間の横ずれに伴って当該ビニール袋の開口部が開口される。従って、ビニール袋を取り出す度に、開口部を指でこすり合わせる等の余分な手間をかけず、簡単且つ確実にビニール袋の開口部を開口させることができる。その結果、ビニール袋の開口部を開口させるという煩わしい手間が省け、取り出したビニール袋に直ちに物品を袋内に入れることができる。
実施形態1におけるロール巻きのビニール袋を示す斜視図である。 実施形態1におけるビニール袋を示す平面図であり、同図(a)は平常状態を示す図であり、同図(b)は指掛け孔が引っ張られているときの状態を示す図である。 指掛け孔を形成する2つの貫通孔の変形例を示す平面図であり、同図(a)は同径の2つの貫通孔をずらした場合を示す図であり、同図(b)は異形の2つの貫通孔の場合を示す図である。 ロール巻きビニール袋をホルダーに収納したロール巻きビニール袋から一袋分のビニール袋を取り出す過程を示す図であり、同図(a)はロール巻きビニール袋からビニール袋を引き出す前の状態を示す上面図及び断面図であり、同図(b)はロール巻きビニール袋から先頭の一袋分のビニール袋を引き出した状態を示す上面図及び断面図であり、同図(c)は一袋分のビニール袋を取り出したときの状態を示すビニール袋の斜視図である。 ロール巻きビニール袋を箱タイプのホルダーに収納した状態を示す斜視図である。 実施形態2における単体のビニール袋を示す平面図である。 実施形態2の単体のビニール袋が積層状態にして収納された箱体の外観を示す斜視図である。 実施形態2の単体のビニール袋が積層状態にして収納された箱体内部の状態を示す断面図である。
(実施形態1)
実施形態1のビニール袋は、ロール巻きにしたものである。
このロール巻きビニール袋5は、図1に示すように、ミシン目52を切り離して一袋分のビニール袋50とするシート状の連結ビニール袋51をロール巻きにしたものである。連結ビニール袋51は、ビニール袋50を形成するように重なり合う上シート体(一面側のシート体)6と下シート体(他面側のシート体)7とにより構成されて一袋間隔でミシン目52と袋底シール部53とが隣接して設けられている。ミシン目52は、切れ目の長さと結合部の長さの比が7:0.8〜1.0の範囲であり、且つ結合部の長さが1mm以下とすることにより、ミシン目52の破断を容易にすることができる。ビニール袋50は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の透明又は半透明の樹脂から形成されているが、不透明の樹脂から形成されてもよい。
このロール巻きのビニール袋5は、ビニール袋50の開口部54となるミシン目52の近傍に連結ビニール袋51からビニール袋50を取り出すための指掛けとなる円形の指掛け孔55が貫通して設けられている。指掛け孔55は、ミシン目52近傍の幅方向中央位置に設けられているのが好ましいが、幅方向左右位置のいずれか側に設けられていてもよい。
指掛け孔55は、図2(a)に示すように、上シート体6及び下シート体7のそれぞれに貫通形成した円形の貫通孔61,71が重なって形成されている。各貫通孔61,71は、上シート体6の貫通孔61が下シート体7の貫通孔71よりも小径に形成され、且つこの小径の貫通孔61が袋底方向に寄せて配置され、ミシン目52側の部分において上シート体6の一部が下シート体7の貫通孔71から露出した引張り代62が形成されている。なお、上シート体6の小径の貫通孔61と、下シート体7の大径の貫通孔71とは、同心状に設けて、小径の貫通孔61まわりの上シート体6の部分が下シート体7の大径の貫通孔71から露出させるようにしてもよく、この場合、上シート体6におけるミシン目52側寄りの露出部分が引張り代62の機能を担うこととなる。他に、例えば、図3に示すように、各貫通孔61,71が同径でも一方の貫通孔61を他方の貫通孔71に対して位置ずれさせたり(図3(a)参照)、また、一方の貫通孔61と他方の貫通孔71とを異なる形状とすることにより(図3(b)参照)、引張り代62を形成してもよい。
再び図1を参照して、指掛け孔55の外周には、指掛け孔55の目印73となる印刷がリング状に施されている。これにより、使用者に対して、ロール巻きビニール袋5から連結ビニール袋51を引き出すために指を引っ掛ける指掛け孔55の存在、さらにロール巻きビニール袋5における連結ビニール袋51の最先端位置を容易に且つ確実に発見させることができる。ゆえに、この目印73となる印刷は、ビニール袋50の引き出し時に使用者が外観できるように施されていればよいので、指掛け孔55のまわりに部分的に施してもよいし、上シート体6と下シート体7の一方又は両方に施すようにしてもよい。
また、連結ビニール袋51には、ミシン目52の目印74となる印刷がミシン目52に沿って指掛け孔55の近くに施されているが、このような目印74を設けないようにしてもよい。なお、ミシン目52の目印74は、ミシン目52を切り離したときに開口部54側に残る位置に設けられているが、開口部54側に残らず袋底側に残る位置に設けるようにしてもよいし、ミシン目52を含むように設けてもよい。また、この目印74は、ミシン目52の全長にわたって設けてもよい。
さらに、ミシン目52の中央部分は、ミシン目52の破断の起点となるように、連続して切り離したスリット状の切り抜き部72が設けられているが、この切り抜き部72を設けないようにしてもよい。
以上のロール巻きのビニール袋5は、所定のホルダーに収容されて使用される。
ホルダー10の例として、図4を参照して、上方を開放口21としロール巻きビニール袋5を回動自在に収納する略円筒半割状の支持体2と、支持体2の後側上部に軸部11により回動自在に取り付けられて支持体2の開放口21を開閉自在とする長方形蓋状のカバー体3とを備える。支持体2とカバー体3との前側の合わせ部は、所定の隙間を有してロール巻きビニール袋5から連結ビニール袋51を引き出す引き出し口25が設けられている。
また、支持体2は、連結ビニール袋51の引き出し口25から前方へ張り出したガイド部26が設けられている。ガイド部26は、支持体2の長手方向の左右にそれぞれ設けられており、これら左右のガイド部26の間に引き出された連結ビニール袋51の指掛け孔55が配置されるように間隔を空けて設けられている。各ガイド部26の先端部には、連結ビニール袋51を引き出したときにミシン目52の破断起点となるように上方へ突出するピン状の突部27が設けられている。
次に、ロール巻きビニール袋用ホルダー10におけるビニール袋50の取り出しについて説明する。
上述のとおり、ロール巻きビニール袋5の連結ビニール袋51としては、最先端部分では、ミシン目52が破断されて開口部54となっており、この開口部54の近くに指掛け孔55が配置されている。そして、使用者は、このホルダー10からビニール袋50を取り出すにあたり、図4(a)に示すように、指掛け孔55に指を掛けて連結ビニール袋51を引き出すと、この引っ張り力は、引張り代62が形成されている上シート体6の貫通孔61に強く作用して、上シート体6が強く引っ張られる。また、下シート体7は、後側でロール巻きの保持力により抵抗を受ける。すると、図4(b)、図2(b)に示すように、上シート体6の小径の貫通孔61が下シート体7の大径の貫通孔71と前側(引張り方向側)で揃い、上シート体6と下シート体7とが横ずれして両者の密着した重なりが引き離され、さらに両シート体6,7間の横ずれに伴ってビニール袋50の袋開口部54が開口される。この状態で、さらに連結ビニール袋51を引っ張ると、ミシン目52が破断され、先頭の一袋分のビニール袋50が切り離されて取り出される(図4(c))。
このように、連結ビニール袋51を引っ張り出すと、同時に、先頭のビニール袋50の袋開口部54が開口された状態となる。すなわち、ロール巻きビニール袋5から連結ビニール袋51を指掛け孔55に指を掛けて引っ張り出すだけで、袋開口部54が開口された状態となった一袋分のビニール袋50が取り出される(図4(c))。従って、ロール巻きビニール袋5からミシン目52を切り離して一袋分のビニール袋50を取り出す度に開口部54をこすり合わせる等の余分な手間をかけず、簡単且つ確実にビニール袋50の袋開口部54を開口させることができる。その結果、ビニール袋50の袋開口部54を開口させるという煩わしい手間が省け、取り出したビニール袋50に直ちに物品を袋内に入れることができる。
また、ロール巻きのビニール袋5は、箱タイプのホルダー10Aに収容して使用することができる。図5に示すように、箱タイプのホルダー10Aは、全体的に細長い長方形箱型に構成し、各々が長方形状を有する、上面板81、前面板82、底面板83、後面板84及びフラップ板85がそれぞれ長辺側で連設され、長手方向左右に四角形状を有する側面板86(図5中、手前の側面板は省略)を有するものである。フラップ板85は、上面板81の上に配置される。
左右の側面板86は、例えば、底面板83、後面板84及びフラップ板85に連設されることによりこれら底面板83、後面板84、フラップ板85及び左右の側面板86がロール巻きビニール袋5を収納する支持体(2)を構成し、一方、上面板81及び前面板82が左右の側面板86とは分離されて前面板82と底面板83の間で屈曲自在となって支持体(2)の前面を開口させるように開閉自在とするカバー体(3)を構成することができる。
また、左右の側面板86は、例えば、上面板81、前面板82及び底面板83に連設されることによりこれら上面板81、前面板82、底面板83及び左右の側面板86がロール巻きビニール袋5を収納する支持体(2)を構成し、一方、後面板84及びフラップ板85が左右の側面板86とは分離されて底面板83と後面板84の間で屈曲自在となって支持体(2)の後面を開口させるように開閉自在とするカバー体(3)を構成することができる。
この箱タイプのホルダー10Aでは、上面板81の表面を連結ビニール袋51の載置面とし、フラップ板85の裏面を対向面とし、上面板81とフラップ板85との間から内部に収納するロール巻きビニール袋5の連結ビニール袋51を引き出すように構成される。
フラップ板85の前端には、フラップ板85と面一に前方へ突出する突部27が設けられる。この突部27は、連結ビニール袋51においてミシン目52上に切り離し部72を設けるものでは切り離し部72に入り込むこととなり、また、切り離し部72を設けない連結ビニール袋51に対してはミシン目52を押圧して破断起点となるように作用する。突部27は、先端が前面板82よりも前に突出せず上面板81の範囲内に収まる長さに設定される。
連結ビニール袋5の指掛け孔55に指を通しやすくするため、指掛け孔55と対向する位置となるように、前面板82と上面板81とに連続する切り抜き87が設けられ、また、フラップ板85の前端にも切り抜き87と重畳する切り欠き88が設けられている。また、上面板81の後部は、への字状に内側に折り曲げられた折り曲げ部81aを有し、この折り曲げ部81aにより、連結ビニール袋51の引き出し時に上面板81の後端が連結ビニール袋51を引っ張って箱内でミシン目52が破断することを防止している。
以上の箱タイプのホルダー10Aにおいても、連結ビニール袋51の指掛け孔55に指を掛けて引き出すと、引張り代62を有する上シート体6に対して強い引っ張り力が作用し、下シート体7は後側でロール巻きの保持力により抵抗を受けるので、貫通孔61が貫通孔71と前側で揃い(図2(b)参照)、上シート体6と下シート体7とが横ずれして両者の重なりが引き離されてビニール袋50の袋開口部54が開口される。
そして、ミシン目52がフラップ板85の突部27の押圧により破断され、先頭の一袋分のビニール袋50が取り出される。従って、このホルダー10Aによっても、連結ビニール袋51を引っ張り出すと、同時に、先頭のビニール袋50の袋開口部54が開口された状態とすることができ、一袋分のビニール袋50を取り出す度に余分な手間をかけず、簡単且つ確実にビニール袋50の袋開口部54を開口させた状態で一袋分のビニール袋50を取り出すことができる。
(実施形態2)
実施形態2のビニール袋は、図6に示すように、単体(枚葉)のビニール袋50として構成したものである。
この単体のビニール袋50は、一辺を開口部54とする長方形形状をなし、一面側及び他面側のシート体6,7が重なり合って構成され、開口部54近傍にビニール袋50を取り出すための指掛けとなる指掛け孔55が貫通して設けられ、指掛け孔55は、一面側及び他面側のシート体6,7のそれぞれの貫通孔61,71が重なって構成され、各貫通孔61,71は、一面側シート体6の貫通孔61が他面側シート体7の貫通孔71よりも小径に形成され、且つこの小径の貫通孔61が袋底方向に寄せて配置され、開口部54側の部分において一面側シート体6の一部が他面側シート体7の貫通孔71から露出した引張り代62が形成されている。また、このビニール袋50は、上述の連結ビニール袋51と同様に、指掛け孔55の目印73となる印刷がリング状に施されている。なお、この単体のビニール袋50のその他の構成(変形例も含む。)は、上述の連結ビニール袋51の一袋分のビニール袋50と同様の構成とすることができる。
以上のような単体のビニール袋50は、図8に示すように、多数枚用意し、開口部54側を上にして交互に折り畳まれて積層状態にして使用される。例えば、この積層状態のビニール袋50は、上面部に取出し口9が開口形成された箱体10Bの内部に収納され、取出し口9からビニール袋50を1枚ずつ取り出されるようにして使用される。
そして、図7に示すように、使用者は、箱体10Bの取り出し口9から突出した一番上のビニール袋50をその指掛け孔55に指を引っ掛けて引張り出すと、この引っ張り力は、引張り代62が形成されている一面側シート体6の貫通孔61に強く作用して、一面側シート体6が強く引っ張られる。また、他面側シート体7は、積層状態に折り畳まれた後側での保持力により抵抗を受ける。すると、一面側シート体6の小径の貫通孔61が他面側シート体7の大径の貫通孔71と上側(引張り方向側)で揃い(図2(b)参照)、一面側シート体6と他面側シート体7とが横ずれして両者の密着した重なりが引き離され、さらに両シート体6,7間の横ずれに伴ってビニール袋50の袋開口部54が開口される。従って、取出し口9から取り出されたビニール袋50は、上部の開口部54が開口された状態となる。その結果、取出し口9から取り出す度にビニール袋50の開口部54を開口させるという煩わしい手間が省け、取り出し口9から取り出したビニール袋50に対して直ちに物品を袋内に入れることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で様々な変更を施すことが可能である。
5 ロール巻きビニール袋
6 上シート体、一面側のシート体
7 上シート体、他面側のシート体
50 ビニール袋
51 連結ビニール袋
52 ミシン目
53 袋底シール部
54 開口部
55 指掛け孔
61,71 貫通孔
62 引張り代
73 目印

Claims (4)

  1. ロール巻きにされた連結ビニール袋からミシン目を切り離して一袋分ずつ取り出し可能としたビニール袋であって、
    一面側及び他面側のシート体が重なり合って構成されて一袋間隔でミシン目と袋底シール部とが隣接して設けられ、
    ビニール袋の開口部となるミシン目の近傍に連結ビニール袋からビニール袋を取り出すための指掛けとなる指掛け孔が貫通して設けられ、
    指掛け孔は、一面側及び他面側のシート体のそれぞれの貫通孔が重なって構成され、
    各貫通孔は、ミシン目側の部分において一面側又は他面側のシート体の一部が露出した引張り代が形成されるように設けられ
    上記引張り代は、一方の貫通孔を他方の貫通孔よりも小さくするか又は一方の貫通孔と他方の貫通孔とを異なる形状とし且つ一方の貫通孔全体を他方の貫通孔内に配置することにより形成され、上記指掛け孔に指を掛けて連結ビニール袋をロール巻きから引き出すと上記引張り代の形成された側のシート体が引っ張られて各貫通孔が引張り方向側で揃うように構成されたビニール袋。
  2. 請求項1に記載のビニール袋において、
    上記ミシン目は、切れ目の長さと結合部の長さの比が7:0.8〜1.0の範囲であり、且つ結合部の長さが1mm以下とするビニール袋。
  3. 箱体の内部に多数枚積層状態にして収納されて当該箱体の取出し口から1枚ずつ取り出し可能としたビニール袋であって、
    一辺を開口部とする四角形状をなし、
    一面側及び他面側のシート体が重なり合って構成され、
    開口部近傍にビニール袋を取り出すための指掛けとなる指掛け孔が貫通して設けられ、
    指掛け孔は、一面側及び他面側のシート体のそれぞれの貫通孔が重なって構成され、
    各貫通孔は、開口部側の部分において一面側又は他面側のシート体の一部が露出した引張り代が形成されるように設けられ
    上記引張り代は、一方の貫通孔を他方の貫通孔よりも小さくするか又は一方の貫通孔と他方の貫通孔とを異なる形状とし且つ一方の貫通孔全体を他方の貫通孔内に配置することにより形成され、上記箱体の取出し口から1枚のビニール袋を上記指掛け孔に指を掛けて引っ張り出すと上記引張り代の形成された側のシート体が引っ張られて各貫通孔が引張り方向側で揃うように構成されたビニール袋。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のビニール袋において、
    上記指掛け孔の外周には、全周又は一部に指掛け孔の目印となる印刷が施されているビニール袋。
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