JP3898326B2 - 生産工程管理方法、およびid付基板 - Google Patents

生産工程管理方法、およびid付基板 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられるガラス基板等の基板の生産工程管理方法に関するもので、特に、基板の生産工程管理用に付与したIDコードの情報が外部への流出するのを防止できる生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラズマディスプレイパネル(以下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量であること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体とするガスを封入した構造となっている。そして、これらの電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を行うようにしている。特に情報表示をするためには、規則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
【0003】
ここで、PDPの構成を、図6に示すAC型PDPの1例を挙げて説明しておく。
図6はPDP構成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス基板610)、背面板(ガラス基板620)とを実際より離して示してある。
図6に示すように、2枚のガラス基板610、620が互いに平行に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガラス基板620上に互いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)630により、一定の間隔に保持されている。
前面板となるガラス基板610の背面側には、放電維持電極である透明電極640とバス電極である金属電極650とで構成される複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、誘電体層660が形成されており、更にその上に保護層(MgO層)670が形成されている。
また、背面板となるガラス基板620の前面側には前記複合電極と直交するように障壁630間に位置してアドレス電極680が互いに平行に形成されており、更に障壁630の壁面とセル底面を覆うように螢光面690が設けられている。
障壁630は放電空間を区画するためのもので、区画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合電極間に交流電圧を印加し、で放電させる構造である。この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫外線により螢光体690を発光させ、前面板を透過する光を観察者が視認できるものである。
なお、DC型PDPにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同じである。
また、図6に示すものは、ガラス基板620の一面に下地層667を設けその上に誘電体層665を設けた構造となっているが、下地層667、誘電体層665は必ずしも必要としない。
【0004】
そして、AC型のプラズマディスプレイ(PDP)は、例えば、図5に示すようにして、作製されていた。
図5はAC型のPDP作製工程を示したもので、背面板、前面板をそれぞれ別個の工程で作製し、両者を用いてPDPをアセンブリするものである。
尚、図5中、S51〜S55、S61〜S65、S71〜S74は処理ステップを示す。
先ず、背面板の作製工程を説明する。
はじめに、ガラス基板を用意し(S51)、ガラス基板に厚膜印刷法により陰極用(電極配線用)ペーストを所定パターンで印刷し、これを乾燥、焼成し、電極配線を形成する。(S52)
次いで、このガラス基板の電極配線形成側上に障壁(バリアリブとも言う)を、印刷法ないしサンドブラスト法により形成する。(S53)
印刷法の場合、ガラス基板に厚膜印刷法により障壁(バリアリブ)形成用ペーストを所定のパターンに印刷し、これを乾燥する。障壁の層厚は厚く(例えば160り200μmの厚さ)1回の厚膜印刷ではこの膜厚が得られないため、障壁形成用ペーストの印刷および乾燥は複数回行う。所定の膜厚が得られた後、ペーストの焼成がなされる。
サンドブラスト法の場合は、障壁形成材料をガラス基板上に塗布し、更にこの上に所定のレシストパターンを形成した後、研磨砂を吹きかけレジストパターンに対応した形状に障壁形成材料を加工して、これを焼成して障壁を形成する。
更に、障壁が形成された基板に厚膜印刷法により蛍光体用ペースト(例えば、酸化インジウム含有の螢光体用ペースト)を所定パターンに印刷し、次いでその乾燥及び焼成を行い(S54)、背面板を形成する。(S55)
【0005】
次に、前面板の作製工程を説明する。
先ず、ガラス基板を用意し(S61)、ガラス基板に例えばITO(Indium Tin Oxide)の蒸着層をパターニングする。(S61)
パターニングは通常のフォトリソ工程(リソグラフィー技術)により行う。
次いで、Cr−Cu−Cr(クロム、銅、クロム)の3層を蒸着やスパッタリングにより成膜し、同様にフォトリソ工程(リソグラフィー技術)によりパターニングして、あるいは電極配線用ペーストを所定パターンで印刷して、パターニングされたITO膜とともに、放電用の電極配線を形成する。(S63)
次いで、ペースト状にした低融点ガラスのベタ印刷により、透明誘電体層を形成して(S64)、前面板が得られる。(S65)
【0006】
次いで、このようにして得られた、背面板、前面板を用い、以下のようにしてPDPを作製する。
先ず、前面板及び背面板の位置合わせを行い、その状態で両基板の縁部分にシール用鉛ガラスを塗布し、次いでシールが行われる。(S71)
次に、両基板(背面板と前面板)及びシール部で囲われる空隙内が排気管を介して排気された後、この排気管を介して上述の空隙に放電ガスが封入される。(S72)
その後、排気管の焼きちぎり(チップオフ)を行い、ドライバIC取付けを行い(S73)、PDP(プラズマディスプレイうパネル)が得られる。(S74)
【0007】
上記のように、PDPの作製に際し、これに使用する背面板、前面板は、それぞれ、各種工程を経て、電極配線部、障壁部、螢光体部、誘電体層部等が形成され、併せてPDPとなるが、各工程においては、更に検査、修正等が加わるため、背面板、前面板形成用の各ガラス基板毎に品質や履歴が異なることも多かった。
これ故、通常、各ガラス基板毎の履歴確認、品質確認等のため、各基板の表面または裏面に、生産工程管理用のIDを付与する方法が採られていた。
しかし、このようにして各ガラス基板に付与されたIDが、ガラス基板ないしPDPとともに、出荷先へ流出された場合、ガラス基板ないしPDP生産過程での内部情報が外部へ流出されることとなり、不具合が発生する場合が多々ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、プラズマディスプレイパネルの作製においては、これに使用する背面板、前面板の、生産工程管理用にIDコードを付与した場合、ID情報が外部に流出する不具合が生じるため、できるだけ簡単にこれに対応できる方法が求められていた。
本発明は、これに対応するもので、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられる基板等の基板に、生産工程管理用にIDコードの情報を付与して用い、且つ、ID情報が外部に流出するのを防止できる生産工程管理方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の生産工程管理方法は、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられるガラス基板等の基板の端面に、生産工程管理用の情報として、読み取りの切り出しシンボルを持つQRコードを付与し、適時、付与されたQRコードを、QRコードの情報が読み取りできないように破壊し、QRコードの情報の外部への流出を防止することを特徴とするものである。
そして、上記の生産工程管理方法であって、前記破壊が、レーザ光の照射により行われることを特徴とするものである。
【0010】
本発明のID付基板は、生産工程管理用に、読み取りの切り出しシンボルを持つ、QRコードを、その端面に設けたことを特徴とするものである。
そして、上記のID付基板であって、プラズマディスプレイ用の背面板あるいは前面板の作製に用いられる基板であることを特徴とするものである。
【0011】
尚、ここでは、IDとは個々の基板に付けられた個別情報のことを意味し、IDコードとは該個別情報を個々の基板に付けるためのコードのことで、二次元IDコードとは該個別情報を個々の基板に付けるための二次元コードのことである。
また、マトリックス式の二次元IDコードは、図4(a)(ロ)に示すような、スキャナー420により、縦、横に走査して、IDコード410の情報を捉えるもので、読みとりのスキャナ420はCCDエリアセンサのタイプのものが多い。読み取り時にIDコード410を縦、横の面でとらえて認識するが、各IDコードには、それぞれ得られた画像データから、データコード411(図4(a)(イ))の位置(角度)を認識をするためのしくみを持っているので、360°全方向からの読み取りが可能となっている。
通常、二次元コードは、図4(a)(イ)に示すようなデータコード411が一般的で、白黒(有無)の並びで情報(コード)を表現している。そして、L型ガイドセル415により、スキャナーにより取り込まれた画像データからコードの並びが認識される。
図4(a)(イ)に示すような、データコード411については、書き込みパターンとネガポジ反転したパターンを上書きすることで読出不能とすることができるが、書き込みの位置決めに精度が要求される。
これに対し、図4(b)に示すQRコード430は、通常、情報をドット表現するデータコード部431と、スキャナーで読み取った画像からコード部を認識するための切り出し用シンボル435からなる。
切り出し用シンボル435は、スキャナーで読み取った画像データから、データコード部431の位置(角度)やデータコード部431の構造(ドットのサイズ、ピッチ等)を認識をするための情報をもつシンボルマークである。3個の切り出し用シンボル435を設けていることにより、スキャナーで読み取った画像データから、データコード部431の位置(角度)を認識し、例えば、切り出し用シンボル435の中心間距離により、データコード部431のドットのサイズを認識させ、切り出し用シンボル435の矩形の、外周と内周とのサイズ比により、データコード部431のドットのピッチを認識させている。
QRコード430はこのような構造であるため、切り出しシンボル435の構成セルを上書き等、破壊することによって、容易に書き込み内容の読み出しを不可能にすることができる。
また、蒸着膜もしくは耐熱セラミックシートを用いたIDコードであれば、レーザ照射により容易に書込み内容の破壊が可能である。
IDコードが読み取れなくなるように、上書きしたり、機械的な破壊を行うことをここではIDコードの破壊と言う。
【0012】
【作用】
本発明の生産工程管理方法は、このような構成にすることにより、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられる基板等の基板に、生産工程管理用にIDコードの情報を付与して用い、且つ、ID情報が外部に流出するのを防止できる生産工程管理方法の提供を可能としている。
具体的には、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられるガラス基板等の基板に、生産工程管理用の情報としてIDコードを付与し、適時、付与されたIDコードを、IDコードの情報が読み取りできないように破壊し、IDコードの情報の外部への流出を防止することにより、これを達成している。
IDコードとしては、読み取りの切り出しシンボルを持つ、二次元バーコードが好ましい。この理由は、工程管理用に用いる場合には読み取りが、360°全方向について行え、情報の読み取りができないようにするには、その読み取りのシンボルを破壊することだけでも効果があるためである。
読み取りの切り出しシンボルを持つ、二次元バーコードとしては、QRコードが挙げられる。
読み取りができないようにするための破壊は、バーコードをレーザ光の照射により行うのが簡単で実用的である。
【0013】
本発明のID付基板は、このような構成にすることにより、IDコードの情報により生産工程管理ができ、且つ、基板を外部へ出荷する前にIDコードを破壊することによりIDコードの情報の外部流出を防止できるものとしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明を、実施の形態を挙げて更に説明する。
まず、本発明の生産工程管理方法の実施の形態の第1の例、第2の例を図1に基づいて説明する。
図1は本発明の生産工程管理方法の実施の形態の第1の例、第2の例を説明するためのPDP用の背面板の製造工程図で、図2は本発明の基板の実施の形態の1例を示した図である。
図1中のS110〜160は処理(工程)ステップを示す。
尚、図2(b)はQRコードを用いた場合のIDコード部120の拡大図で、図3は、図2(b)に示すQRコード120Aの切り出しシンボル125等をレーザ照射により破壊した図を示したものである。
【0015】
はじめに、第1の例を説明する。
第1の例は、各ガラス基板に対し、端面に、工程管理用のQRコードを設け、データコードの中に、各工程における処理方法や処理条件等のデータを書き込んでおくものである。
即ち、品種が多種にわたる場合等、基板により処理方法、処理条件が異なる場合に、各ガラス基板に合った処理、条件等の情報をQRコード内に書き込み、IDコードとして利用し、QRコードの内容を読み取ることにより、各ガラス基板毎の処理方法や処理条件を決めるものである。
尚、QRコードは、図2(b)に示すように、各ガラス基板の端面に設けておくのが作業上好ましい。
第1の例の場合は、ガラス基板が用意され(S110)、各ガラス基板毎に、処理方法、処理条件等、生産工程管理用の情報が付与されたQRコードが設けられる(S111)と、このQRコードの内容を各工程(S120〜S144)の前段階で読み取り(図は省略)、QRコードの内容に従った処理方法、条件にて各工程を実施する。
そして、書かれたQRコードが外部に流出しないように、最終工程の後に、QRコードをレーザ光により破壊する。(S150)
QRコードの破壊は、図3に示すように、切り出しシンボルやデータコード部を機械的にレーザ光により消去するものである。
図3(a)に示すように切り出しシンボル125のみをレーザ照射により破壊しても良いし、図3(b)に示すように、切り出しシホンボル125とデータコード123の一部を破壊しても良い。尚、QRコードを全て破壊しても良いことは言うまでもない。
QRコードが破壊されたガラス基板は、背面板としてPDPのアセンブリ工程へと供給される。
【0016】
次いで第2の例を説明する。
第2の例は、図1に示すPDP用の背面板の作製工程において、主に検査、修正の(品質管理を含む)工程管理方法として、各背面板用の各ガラス基板の端面に図2(b)に示すようなQRコード120Aを設けたもので、且つ、書かれたQRコード120Aの情報が外部に流出しないように、最終工程の後に、QRコード120Aの切り出しシンボル125をCO2 レーザーマーカーにより上書きして、実質的にQRコード120Aを破壊するものである。
先ず、背面板用のガラス基板を用意する。(S110)
次いで、ガラス基板に厚膜印刷法により陰極用(電極配線用)ペーストを所定パターンで印刷し、これを乾燥、焼成し、電極配線を形成する。(S120)
電極配線を形成した後、画像処理を伴う欠陥検査や、プローブにより電気的な導通検査を行い、配線の断線や、短絡、他の形状不良を抽出する。
検査後、各ガラス基板の端面にその検査結果に対応した情報をQRコードで書き込む。(S122)
検査後、各ガラス基板は、次の電極配線の欠陥の修正工程へと送られるが、先ず、各基板毎に、前の検査工程で書き込まれたQRコードの内容を読み取り(S123)、これに対応して処理する。
必要な場合は、修正結果についても、QRコードで書き込む。(S124)
次いで、このガラス基板の電極配線形成側上に障壁(バリアリブとも言う)を、サンドブラスト法により形成する。(S130)
障壁形成後、光学的な目視検査や画像処理を伴う欠陥検査より、障壁部の凹欠陥、凸欠陥を抽出する。
検査後、各ガラス基板の端面にその検査結果に対応した情報をQRコードで書き込む。(S132)
検査後、各ガラス基板は、次の障壁の欠陥修正工程へと送られるが、先ず、各基板毎に、前の検査工程で書き込まれたQRコードの内容を読み取り(S133)、これに対応して処理する。
必要な場合は、修正結果についても、QRコードで書き込む。(S134)
更に、障壁が形成されたガラス基板に、厚膜印刷法により蛍光体用ペースト(例えば、酸化インジウム含有の螢光体用ペースト)を所定パターンに印刷し、次いでその乾燥及び焼成を行う。(S140)
蛍光体用ペースト形成工程後も、必要に応じ、検査工程(S141)、修正工程(S144)を行うが、この場合も、検査工程(S141)の後に、QRコードの書き込み(S142)、修正工程(S144)の前にQRコードの読み取り(S143)を行う。
次いで、CO2 レーザーマーカーにより、全てのQRコード部に対し、QRコードの切り取りシンボルを上書きし、QRコードを破壊しておく。(S150)QRコードは、図3(b)に示すように、データコード123と切り出しシンボル125とからなるが、切り出しシンボル125をCO2 レーザーマーカーにより上書きすることにより、スキャナーによるデータコード123の内容の読出ができないようにする。
【0017】
図1は背面板の工程に本発明の生産管理方法を適用したものであるが、前面板の工程にも適用できることは言うまでもない。更には、PDP以外の基板を用いて加工するような工程全てに適用できる。
尚、図1に示す工程にて作製された背面板はQRコードが破壊されているから、その生産工程におけるQRコードで表された情報が外部に流出することはない。
【0018】
次に、本発明のID付基板の実施の形態の1例を図2に基づいて説明する。
図2、図3中、110は基板(ガラス基板)、120はIDコード部、120AはQRコード、123はデータコード、123Aは破壊されたデータコード、125切り出しシンボルである。
図2(a)に示すように、IDコード部120を基板110の端面に設けておくと、例えば、PDPのような大型のガラス基板をケース等に入れておいた場合にも、その端面のIDコード部120をスキャナーで読み取ることができる。
また、IDコード部120を基板110の端面に設けておくと、ガラス基板に対し、電極基板等を効率的に形成することもできる。
IDコード部120としては、二次元IDコードが、読み取りの際のスキャナーの角度の自由度という点で好ましいが、特に、図2(b)に示すようなQRコード120Aが、破壊しやすい点で好ましい。
IDコード部120の材質としては、各ガラス基板の処理に対応できるものを用いることが好ましい。
特に、レーザ光の照射により、IDコード部120の情報を破壊するためには、IDコード部120を蒸着膜もしくは耐熱セラミックシートにて形成しておくのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられる基板等の基板に、生産工程管理用にIDコードの情報を付与して用い、且つ、ID情報が外部に流出するのを防止できる生産工程管理方法の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産工程管理方法の実施の形態の第1の例および第2例を示したPDP用背面板の作製工程図
【図2】本発明の基板の実施の形態の1例を示した図
【図3】QRコードを破壊した図
【図4】二次元IDコードを説明するための図
【図5】PDPの製造工程を説明するための工程図
【図6】PDP基板を説明するための図
【符号の説明】
110 基板(ガラス基板)
120 IDコード部
120A QRコード
123 データコード
123A 破壊されたデータコード
125 切り出しシンボル
410 IDコード
411 データコード
415 L字ガイドセル
420 スキャナー
425 走査線
430 QRコード
431 データコード
435 切り出しシボル

Claims (4)

  1. プラズマディスプレイパネル用の背面板、前面板の作製に用いられるガラス基板等の基板の端面に、生産工程管理用の情報として、読み取りの切り出しシンボルを持つQRコードを付与し、適時、付与されたQRコードを、QRコードの情報が読み取りできないように破壊し、QRコードの情報の外部への流出を防止することを特徴とする生産工程管理方法。
  2. 請求項1に記載の生産工程管理方法であって、前記破壊が、レーザ光の照射により行われることを特徴とする生産工程管理方法。
  3. 生産工程管理用に、読み取りの切り出しシンボルを持つ、QRコードを、その端面に設けたことを特徴とするID付基板。
  4. 請求項3に記載のID付基板であって、プラズマディスプレイ用の背面板あるいは前面板の作製に用いられる基板であることを特徴とするID付基板。
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