JP3897546B2 - 余長吸収コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器等の電線を接続するコネクタに関し、詳しくは電線の余長を吸収することができる余長吸収コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の余長吸収コネクタは、雄コネクタが前部と後部のハウジング体からなり、前後のハウジング体がヒンジ機構によって連結され、後部ハウジング体が回転移動することで電線の余長の配索方向を所定方向に規制するものである。以下にその概要を説明する。
【0003】
図7に示したように、後部ハウジング体3を前部ハウジング体2に対して直角になる位置まで回転させた状態の雄コネクタ1の斜視図である。後部ハウジング体3が回転支持部4の挿通孔4aを中心に上方に90度回転することで後部ハウジング体3内を挿通する電線5も上方向を向くことになり、この立ち上がった高さ分だけ余長を吸収することができる。
この時、前部ハウジング体2内に嵌挿された雌ターミナル6の係止爪部6aに後部ハウジング体3の係止片7が回転移動して嵌挿されると共に、係止片7の両側面に設けた一対の係止突起8が前部ハウジング体2の係止面9に係止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来のコネクタによれば、電線の配索方向を規制することで電線の余長吸収を行うことができるが、余長吸収長さはコネクタの形状によって一定の長さに限られるため、余長の微調整ができず、吸収長さが長すぎたり又は短すぎたりして、電気機器等の取り付け時の作業性が悪くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、一組の雌雄コネクタハウジング相互が嵌合した状態で、電線の余長を微調整して取り付け時の作業性の向上を図ることができる余長吸収コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係る余長吸収コネクタは、一組の雌雄コネクタハウジング相互が嵌合することで雌雄端子が接続されるコネクタであって、前記雌雄端子が電気的に接続された状態を維持したまま、前記雌雄コネクタハウジング相互の嵌合長さが伸縮可能であり、前記コネクタハウジング相互の嵌合長さは、一方のコネクタハウジングに設けられたスライド用突起が他方のコネクタハウジングに設けられたスライド溝にスライド可能な状態で嵌合されることで伸縮し、前記雌雄端子の雌雄タブの長さがスライドストローク以上であることを特徴とする。
【0007】
前記構成の余長吸収コネクタによれば、雌雄端子が電気的に接続された状態を維持したまま雌雄コネクタハウジング相互の嵌合長さが伸縮することで、その伸縮長さによって電線の余長を微調整することができ、取り付け時の作業性を向上させることができる。
【0009】
前記構成の余長吸収コネクタによれば、一方のコネクタハウジングに設けられたスライド用突起が他方のコネクタハウジングに設けられたスライド溝にスライド可能な状態で嵌合されることで、前記コネクタハウジング相互を余長に対応させてスライドさせ、該コネクタハウジング相互の嵌合長さを伸縮させることで電線の余長を容易に微調整することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコネクタの嵌合構造の一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1(a)は本発明の余長吸収コネクタの一実施形態に係る雌雄コネクタハウジングの斜視図、図1(b)は本発明の余長吸収コネクタの一実施形態に係る雌雄端子の斜視図、図2は図1における雌雄端子を嵌挿した雌雄コネクタの縦断面図、図3は雌雄コネクタ相互が嵌合し、コネクタ全長が最長の状態を示す斜視図、図4は図3における縦断面図、図5は雌雄コネクタ相互が嵌合し、コネクタ全長が最短の状態を示す斜視図、図6は図5における縦断面図である。
【0011】
図1(a)及び図2に示すように、本実施形態の雄コネクタ10のコネクタハウジング11は、内部に後述する相手のコネクタハウジング21を嵌合するための嵌合室12が形成され、嵌合室12より後方には後述する雄端子16を収容する端子収容室13が設けられている。また、前記コネクタハウジング11の両側面には嵌合方向に延びたスライド溝14が形成されている。また、スライド溝14の前方にはスライド溝14前端をコネクタハウジング11前端より前方に張り出すための張り出し部15が形成されている。
【0012】
また、雌コネクタ20のコネクタハウジング21は、内部に後述する雌端子25を収容する端子収容室22を備え、前端から雄端子16を嵌挿するための挿入孔23が設けられている。また、ハウジング21の両側面にはスライド溝14にスライド可能に係合するスライド用突起24が突設されている。なお、スライド用突起24は嵌合方向前端にテーパ部を形成し、スライド溝14への係合を容易にしている。
【0013】
また、前記雄コネクタ10の端子収容室13内には、図1(b)に示すような雄端子16が収容されており、その雄タブ17が嵌合室12内に突出している。この雄端子16はターミナルランスがハウジング11に設けられた凹部に係止することで雄コネクタハウジング11に固定されている。
また、前記雌コネクタ20の端子収容室22内には、雌端子25が収容されている。この雌端子25は、ターミナルランスがハウジング21に設けられた凹部に係止することで雌コネクタハウジング21に固定されている。
【0014】
前記雄端子16の雄タブ17は、接続方向に平板状に伸延されている。また、雌端子25の雌タブ26は、接続方向に略平板状に伸延されており、雄タブ17を収容するために側端部が立ち上がるように形成され、先端部には雄タブ17を把持するための押さえ部27が備えられている。
【0015】
次に、前記雌雄端子25,16の嵌合方向の長さについて説明する。前記雌雄端子25,16は、スライド溝14とスライド用突起24の係合によって起こる雌雄コネクタ20,10のスライド移動の際に、電気的な接続を維持するために必要な長さを有しなければならない。すなわち、雌雄コネクタ20,10のスライドストロークは、スライド用突起24の嵌合するスライド溝14の嵌合方向の長さによって決まり、雌雄端子25,16の導通可能な雌雄タブ26,17長さをストローク以上に設ける必要がある 。
【0016】
従って、雌端子25の前端から加締部までの雌タブ26の長さl1 をスライドのストローク以上に設定し、嵌合室12内に突出した雄タブ17の長さl0 は、雌タブ26の長さl1 にコネクタハウジング21の前端壁の厚さl2 を加えた長さに等しいか又はそれより短く設定されている。
【0017】
次に、上記雄コネクタ10と雌コネクタ20との嵌合作用について説明する。先ず、図1及び図2に示すように、雌雄コネクタ20,10を嵌合可能な位置に対峙させ、雌コネクタ20の一方のスライド用突起24を雄コネクタ10の同じ側のスライド溝14前端に嵌め込んでから、反対側にある他方のスライド用突起24をもう片方のスライド溝14前端に嵌め込む(図3参照)。
【0018】
または、雌雄コネクタ20,10を嵌合可能な位置に対峙させ、雌コネクタ20両側面のスライド用突起24,24を雄コネクタ10の双方の張り出し部15,15前端に当接させ、嵌合方向に押し込む。これにより、スライド用突起24前端のテーパ部によって張り出し部15が外側に撓んで広がり、スライド用突起24,24が双方のスライド溝14,14前端内に略同時に嵌り込む(図3参照)。
【0019】
この時、図4に示すように、雄コネクタ10内の雄端子16の雄タブ17が雌コネクタ20前端の挿入孔23を貫通して雌端子25前端の押さえ部27内に嵌挿され、双方の雌雄端子25,16が電気的に接続状態となる。
そして、雌コネクタ20は、図3に示したように、雄コネクタ10に対して図中矢印方向のみスライド可能であり、雌雄コネクタ20,10の長さが最大ハウジング長さL0 の状態にある。すなわち、この状態は、電線Wの余長吸収長さが最小状態であることを意味する。
【0020】
次に、図5及び図6に示すように、雌雄コネクタ20,10相互の嵌合を進めて行くと、雌雄コネクタ20,10の嵌合長さが増すと共に雌雄端子25,16の接触長さが徐々に増えて行く。そして、雌コネクタ20のスライド用突起24が雄コネクタ10のスライド溝14後端に当接すると、雄コネクタ10に対する雌コネクタ20のスライドが規制される。
【0021】
この時、雌コネクタ20のコネクタハウジング21前端が雄コネクタ10の嵌合室12奥部に当接すると共に、雌雄端子25,16の接触長さが最大となる。そして、雌コネクタ20は、雄コネクタ10に対して図中矢印方向のみスライド可能となり、雌雄コネクタ20,10の長さが最小ハウジング長さL1の状態にある。すなわち、この状態は、電線Wの余長吸収長さが最大状態であることを意味する。
【0022】
上述したように上記実施形態の余長吸収コネクタは、雌雄端子25,16が電気的に接続された状態を維持したままで、雌雄コネクタ20,10相互の嵌合長さが最小ハウジング長さL1乃至最大ハウジング長さL0の間で伸縮可能である。従って、この伸縮長さによって電線の余長を略自動的に微調整することができ、取り付け時の作業性を向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の余長吸収コネクタによれば、雌雄端子が電気的に接続された状態を維持したまま、雌雄コネクタ相互の嵌合長さが伸縮可能である。従って、伸縮長さによって電線の余長を微調整することができ、取り付け時の作業性を向上させることができる。
【0024】
また、前記余長吸収コネクタにおいて、雌雄コネクタ相互の嵌合長さが、一方のコネクタハウジングに設けられたスライド用突起が他方のコネクタハウジングに設けられたスライド溝にスライド可能な状態で嵌合されることで伸縮し、前記雌雄端子の雌雄タブの長さがスライドストローク以上である
従って、一方のコネクタハウジングに設けられたスライド用突起が他方のコネクタハウジングに設けられたスライド溝にスライド可能な状態で嵌合され、コネクタハウジング相互を余長に対応させてスライドさせ、該コネクタハウジング相互の嵌合長さを伸縮させることで電線の余長を容易に微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の余長吸収コネクタの一実施形態を示す斜視図であり、図1(a)は雌雄コネクタハウジングの斜視図、図1(b)は雌雄端子の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1における雌雄端子を嵌挿した雌雄コネクタの縦断面図である。
【図3】雌雄コネクタ相互が嵌合し、コネクタ全長が最長の状態を示す斜視図である。
【図4】図3における縦断面図である。
【図5】雌雄コネクタ相互が嵌合し、コネクタ全長が最短の状態を示す斜視図である。
【図6】図5における縦断面図である。
【図7】従来の余長吸収コネクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 雄コネクタ
11 雄コネクタハウジング
12 嵌合室
13 端子収容室
14 スライド溝
15 張り出し部
16 雄端子
17 雄タブ
20 雌コネクタ
21 雌コネクタハウジング
22 端子収容室
23 挿入孔
24 スライド用突起
25 雌端子
26 雌タブ
27 押さえ部

Claims (1)

  1. 一組の雌雄コネクタハウジング相互が嵌合することで雌雄端子が接続されるコネクタであって、前記雌雄端子が電気的に接続された状態を維持したまま、前記雌雄コネクタハウジング相互の嵌合長さが伸縮可能であり、前記コネクタハウジング相互の嵌合長さは、一方のコネクタハウジングに設けられたスライド用突起が他方のコネクタハウジングに設けられたスライド溝にスライド可能な状態で嵌合されることで伸縮し、前記雌雄端子の雌雄タブの長さがスライドストローク以上であることを特徴とする余長吸収コネクタ。
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