JP3894988B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP3894988B2 JP24868496A JP24868496A JP3894988B2 JP 3894988 B2 JP3894988 B2 JP 3894988B2 JP 24868496 A JP24868496 A JP 24868496A JP 24868496 A JP24868496 A JP 24868496A JP 3894988 B2 JP3894988 B2 JP 3894988B2
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邦夫 松元
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレンジボール機、パチンコ機等の弾球遊技機、取り分けその発射手段の打撃槌に連動して発射レール上に遊技球を送る球送り手段の連動構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾球遊技機では、特開平7−204323号公報に記載のように、前枠に開閉自在に枢着された前面板の裏面に球送り手段を装着すると共に、この球送り手段の下側に連動部材を配置し、発射手段の打撃槌に、金属線材からなる作動杆の基部側を固定し、この作動杆の先端部側に、連動部材に対応する係合部を折り曲げ形成して、打撃槌が発射レール上の球送り手段を打撃すべく後退した時に、作動杆の係合部により連動部材を介して球送り手段を作動させて、打撃槌により発射レール上の遊技球を打撃し発射した後に、次の遊技球を発射レール上に供給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、金属線材からなる作動杆を用い、この作動杆により連動部材を介して球送り手段を作動させる構造を採用して、前面板の開閉に伴って球送り手段の位置が上下に変化した場合、或いは球送り手段側に遊技球の詰まり、夾雑物の噛み込み等が生じて作動不能になった場合にも、作動杆を弾性変形させることにより、発射手段側の動作を可能にすると共に、発射手段の動作に伴う連動部材及び球送り手段側の損傷を防止するようにしている。
【0004】
しかし、従来の構造では、金属線材を折り曲げて構成した作動杆を用い、作動杆の全体が弾性変形するようにしているため、金属線材にどの程度の弾性力のものを用いるかの決定が非常に困難である。
【0005】
そして、作動杆に弾性変形し難い金属線材を使用すれば、球送り手段の上下位置が適正であり、また球送り手段に球詰まり等がない正常時には、打撃槌に連動して球送り手段を確実に作動させることができるが、球送り手段の位置が下がるか、又は球送り手段に遊技球が詰まる等の異常時に、作動杆が十分に弾性変形せずに、連動部材を介して球送り手段側を無理に操作するため、連動部材が折損したり、球送り手段の可動部分が破損して復旧不能になる等の問題がある。
【0006】
本発明は、かかる従来の課題に鑑み、正常時には打撃槌に連動して球送り手段を円滑且つ確実に作動でき、異常時には球送り手段側等の損傷を未然に防止でき、しかも構造が簡単で容易且つ安価に実施できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発射手段8 の打撃槌10に作動アーム30を設け、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を打撃して発射すべく揺動する時に、作動アーム30により球送り手段12を作動させて、打撃槌10により発射レール11上の遊技球を打撃し発射した後に、次の遊技球を発射レール11上に供給するようにした弾球遊技機において、球送り手段12を操作可能な操作位置B と球送り手段12から後退する後退位置C との間で作動アーム30を移動可能に設け、球送り手段12側の異常時に作動アーム30が後退位置C に後退するように、この作動アーム30を操作位置B 側に付勢するつる巻きバネ33を設け、支持アーム 29 の先端部に、周壁 43 の一部に操作位置 B 用のストッパー部 44 を有する嵌合凹部 40 と、この嵌合凹部 40 と反対側に突出する軸受筒部 41 とを支持壁 39 の両側に設け、軸受筒部 41 の外周につる巻きバネ 33 を遊嵌し、このつる巻きバネ 33 の支持壁 39 側の一端部を支持アーム 29 に、支持壁 39 と反対側の他端部を作動アーム 30 に夫々係合させ、つる巻きバネ 33 の前記他端部側の中途部を案内するバネ案内部 42 を支持壁 39 に設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1はパチンコ機等の弾球遊技機を示し、1 は前枠で、外枠を含むパチンコ機本体2 の前側に上下一対のヒンジを介して開閉自在に枢着されている。3 はガラス扉、4 は前面板で、これらは前枠1 の窓孔に対応して上下に配置され、且つヒンジにより開閉自在に枢着されている。5 は遊技盤で、前枠1 の窓孔に対応するように、前枠1 の遊技盤保持枠に裏側から着脱自在に装着されている。
【0013】
6 は上皿で、発射用の遊技球を貯留すべく前面板4 に装着されている。7 は下皿で、上皿6 から溢流した遊技球を受けるように、前面板4 の下側で前枠1 に装着されている。8 は発射手段で、発射ハンドル9 、打撃槌10等を備え、発射ハンドル9 を操作した時に、打撃槌10により発射レール11上の遊技球を打撃して遊技盤5 のガイドレール側に発射するようになっている。
【0014】
12は球送り手段で、発射手段8 の打撃槌10の動作に連動して作動し、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を打撃して発射した後に、上皿6 内の遊技球を1個づつ発射レール11上の発射位置A に供給するようになっている。
【0015】
発射レール11は、図2に示すように、遊技盤5 を下側から支承する支承板13の前面側に装着されている。支承板13の前側に所定の間隔を置いて前面板4 が配置され、この前面板4 の前側に上皿6 が、裏側に球送り手段12が夫々装着されている。
【0016】
球送り手段12は、図2及び図3に示すように、前面板4 に装着された球送りケース14と、この球送りケース14内に上下動自在に設けられた球送り部材15と、この球送り部材15から送り出された遊技球を受けて発射レール11側に案内する受け部材16とを備え、発射レール11の発射位置A 側に対応してその上側近傍に配置されている。
【0017】
球送り部材15は、下降位置の時に規制部15a で上皿6 からの遊技球を規制し、上昇した時にその規制を解除して受け部材16側に送るようになっている。受け部材16は下降用のウエイトを兼用するものであって、上昇時に上側に遊技球を受け止めておき、下降した時に、その遊技球を発射レール11上に案内するように、支軸17により球送りケース14に上下揺動自在に枢支されている。受け部材16の先端側にはウエイト兼用の被操作部18が設けられ、この被操作部18と支軸との間に、ピン19を介して球送り部材15の下端部が連結されている。
【0018】
発射手段8 は、図2及び図3に示すように、発射レール11の発射位置A 上の遊技球をガイドレール側に打撃する打撃槌10と、この打撃槌10を打撃方向に付勢する引張りバネ20と、発射モータ21と、この発射モータ21の作動により打撃槌10を引張りバネ20に抗して反打撃方向に間欠的に駆動するカム体22と、発射モータ21を作動させかつ引張りバネ20のバネ圧を任意に調整する発射ハンドル9 とを備え、球送り手段12の下方に配置されている。
【0019】
打撃槌10は、前枠1 の裏面の取り付けベース23に前後方向の枢支軸24を介して左右方向に揺動自在に枢支されている。発射モータ21は取り付けベース25に装着され、この発射モータ21の回転軸26にカム体22が固定されている。カム体22は打撃槌10の基部側のブラケット27に枢着されたカムローラ28を介して、打撃槌10を引張りバネ20に抗して回動させるように構成されている。取り付けベース25はボス部を介して取り付けベース23に固定されている。
【0020】
発射ハンドル9 は下皿7 の側方で前枠1 の下部に前側から装着されており、この発射ハンドル9 を遊技者が把持した時に発射モータ21が作動するようになっている。
打撃槌10には支持アーム29を介して作動アーム30が着脱自在に固定され、この作動アーム30により、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を発射すべく揺動する時に、連動部材31を介して球送り手段12を作動させるようになっている。
【0021】
即ち、打撃槌10には、図2及び図3に示すように支持アーム29が着脱自在に固定され、この支持アーム29の先端側に作動アーム30が屈折可能に枢着されている。作動アーム30は、球送り手段12を操作可能な操作位置B (図3参照)と、球送り手段12から後退する後退位置C (図9参照)との間で枢軸32廻りに屈折可能であって、球送り手段12側の異常時に作動アーム30が後退位置C に後退するように、つる巻きバネ33により操作位置B 側に付勢されている。
【0022】
支持アーム29は、図4乃至図7に示す如く、打撃槌10に相対回動しないように嵌合する取り付け凹部34が基部側に設けられ、この取り付け凹部34に打撃槌10が嵌合した状態で、ネジ35により打撃槌10に着脱自在に結合されている。取り付け凹部34は一対の当接部37,38 を有し、この一対の当接部37,38 は打撃槌10の幅方向の両側に当接して、打撃槌10を幅方向の両側から相対回動不能に挟むようになっている。
【0023】
支持アーム29の先端部には、図4乃至図8に示す如く、その板厚方向の中間の支持壁39と、この支持壁39の一側に一体形成された嵌合凹部40と、支持壁39の他側に一体形成された軸受筒部41と、支持壁39の他側に軸受筒部41を中心として円弧状に一体形成されたバネ案内部42とを備えている。支持壁39は支持アーム29の基部側と段違い状であって、打撃槌10と反対側が軸受筒部41を中心とする円弧状に形成されている。
【0024】
嵌合凹部40は支持壁39から突出する周壁43内に形成され、その周壁43には操作位置B 用のストッパー部44と屈折限界用のストッパー部45とが周方向の両端に設けられている。軸受筒部41は支持壁39を嵌合凹部40側に貫通する貫通孔41a を有し、この軸受筒部41に枢軸32が回動自在に挿入されている。
【0025】
作動アーム30は、図5乃至図7に示すように、中心にネジ孔46が形成された枢軸32を基部側に一体に備え、枢軸32が軸受筒部41に挿入された枢軸32廻りに回動した時に、一部が各ストッパー部44,45 に当接するように、作動アーム30の基部側が嵌合凹部40内に嵌め込まれている。枢軸32の先端には、軸受筒部41の先端に当接する抜け止め用の平座金47が、ネジ孔46に螺合するネジ48によって着脱自在に固定されている。作動アーム30の先端には、連動部材31を操作する操作ピン49が固定されている。
【0026】
つる巻きバネ33は付勢手段を構成するためのもので、コイル部50が軸受筒部41の外周に遊嵌され、支持壁39側一端の折り曲げ係合部51が支持アーム29の係合溝52に、支持壁39と反対側他端の直線部53が作動アーム30の係合溝54に夫々係合されている。そして、つる巻きバネ33は、直線部53の中途部分が係合溝54と軸受筒部41との間でバネ案内部42により案内されている。バネ案内部42は、軸受筒部41の突出高さよりも若干低くなっている。
【0027】
連動部材31は、球送り手段12と発射手段8 との間に配置され、支承板13の下端部に固定された支軸55により左右方向に揺動自在に枢支されている。連動部材31は、支軸55から下方に円弧状に延び且つ操作ピン49により操作されるアーム部56と、このアーム部56の上端側から水平方向に延びる操作部57とを備え、その操作部57で受け部材16の被操作部18を下側から押し上げるようになっている。
【0028】
上記構成の弾球遊技機において、発射ハンドル9 を操作して発射モータ21が作動すると、カム体22が回転軸26廻りに図3のa矢示方向に回動して、引張バネに抗して打撃槌10を支軸廻りにb矢示方向に回動させる。そして、カム体22が打撃槌10のカムローラ28から外れると、引張りバネ20により付勢された打撃槌10が支軸廻りに反b矢示方向に回動し、発射レール11の発射位置A 上にある遊技球を打撃してガイドレール側に発射させる。
【0029】
一方、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を打撃して発射する毎に、その打撃槌10に連動して球送り手段12が作動し、この球送り手段12が上皿6 からの遊技球を1個づつ発射レール11上の発射位置A へと供給して行く。
即ち、球送り手段12側では、通常、受け部材16側の重量により球送り部材15が下降して、その規制部15a で上皿6 側の遊技球を規制している。また支持アーム29の先端部の作動アーム30はつる巻きバネ33により付勢されて、操作位置B 用のストッパー部44に当接した状態となっている。
【0030】
そこで、打撃槌10がカム体22により駆動されて枢支軸24廻りにb矢示方向に回動する時に、支持アーム29を介して打撃槌10と一体に作動アーム30がb矢示方向に回動すると、この作動アーム30の操作ピン49が、図3に示すように連動部材31のアーム部56に当接し、打撃槌10のb矢示方向への回動に伴って連動部材31を支軸廻りにc矢示方向へと回動させて行く。
【0031】
そして連動部材31がc矢示方向に回動すると、その操作部57が球送り手段12の被操作部18を押し上げるので、受け部材16が支軸17廻りに上側に回動して球送り部材15を押し上げる。このため、球送り部材15が上昇して、その規制部15a が遊技球から上側に外れるので、規制部15a により規制されていた遊技球が球送り部材15から受け部材16上に落下する。
【0032】
しかし、この時点では、連動部材31がc矢示方向に回動して受け部材16を押し上げた状態にあり、この受け部材16が球送りケース14内で遊技球を受け止めるので、遊技球は発射レール11上には供給されない。
【0033】
カム体22が打撃槌10のカムローラ28から外れると、引張りバネ20により打撃槌10が、図8に示すよう枢支軸24廻りに反b矢示方向に回動して、発射レール11上の遊技球をガイドレール側に発射させると共に、作動アーム30が打撃槌10と一体に反b矢示方向に急激に復帰し、連動部材31が支軸55廻りに反c矢示方向に回動して、操作部57による受け部材16の押し上げを解除する。
このため、受け部材16が支軸17廻りに下降方向に回動し、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を打撃した後に、この受け部材16上の遊技球を発射レール11上に供給する。
【0034】
以下、同様にして遊技者が発射ハンドル9 を把持している限り、発射モータ21が作動しカム体22が回転する毎に、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を順次発射する発射動作と、その遊技球の発射後に発射レール11上に次の遊技球を供給する供給動作とを順次繰り返して行く。
【0035】
球送り手段12の上下位置が多少低い場合にも、打撃槌10が枢支軸24廻りにb矢示方向に回動すると、支持アーム29を介して作動アーム30が打撃槌10と一体に回動し、連動部材31を介して球送り手段12の受け部材16を押し上げるので、前述と同様に受け部材16及び球送り部材15が上昇する。そして、作動アーム30による連動部材31の操作中に受け部材16が上限まで上昇して、連動部材31及び球送り手段12側がロック状態になるため、連動部材31は支軸55廻りにc矢示方向に回動できなくなる。
【0036】
しかし、この時には、作動アーム30がつる巻きバネ33に抗して枢軸32廻りに図3のd矢示方向に回動して、支持アーム29に対して作動アーム30が後退側に屈曲する。そして、その後、カム体22がカムローラ28を通過すると、前述と同様に球送り手段12の受け部材16等が下降して、次の球送り手段12を発射レール11上に供給する。
【0037】
従って、球送り手段12の位置が下がる位置的異常が生じた場合にも、連動部材31、受け部材16等を含む球送り手段12側の損傷を未然に防止できると共に、球送り手段12を確実に作動させることができる。
何等かの原因により球送り手段12内に遊技球が噛み込んだり、夾雑物が詰まったりする等の異常が発生すると、受け部材16が図9の下降位置に下がったままとなり、受け部材16を連動部材31により押し上げても下降位置から上昇し難くなる。
【0038】
この状態で打撃槌10が枢支軸24廻りにb矢示方向に回動すると、支持アーム29を介して作動アーム30が打撃槌10と一体に回動しようとする。しかし、受け部材16が図9の下降位置でロックされ、連動部材31が支軸55廻りにc矢示方向に回動できないので、作動アーム30が枢軸32廻りに後退方向に回動して打撃槌10の回動を許容し、連動部材31から球送り手段12側の損傷を未然に防止する。
【0039】
即ち、連動部材31が図9の位置で回動不能であれば、打撃槌10がb矢示方向へと回動して作動アーム30の操作ピン49が連動部材31のアーム部56に当接した時に、作動アーム30がつる巻きバネ33に抗して枢軸32廻りにd矢示方向に回動して、支持アーム29に対して作動アーム30が後退側に屈曲する。このため、操作ピン49が連動部材31のアーム部56に当接しても、この連動部材31を無理にc矢示方向に回動させることがない。
【0040】
従って、発射手段8 の打撃槌10に連動して球送り手段12を作動させているにも拘わらず、球送り手段12側で遊技球の噛み込み等の異常が生じた場合には、連動部材31、受け部材16等を含む球送り手段12側の損傷を未然に防止できる。
【0041】
構造的には、打撃槌10に固定した支持アーム29の先端側に作動アーム30を枢支しているため、打撃槌10に直接作動アーム30を設ける場合に比較して、作動アーム30の長さを短くできると共に、異常時に作動アーム30がつる巻きバネ33に抗して円滑に後退でき、球送り手段12側の付加を軽減しその損傷を確実に防止できる。またつる巻きバネ33を使用し、支持アーム29に枢支した作動アーム30をつる巻きバネ33で付勢するようにしているため、支持アーム29の先端側の構造が簡単であり小型化できる。
【0042】
作動アーム30の基部側を支持アーム29の嵌合凹部40に嵌め込み、その枢軸32を支持アーム29の軸受筒部41に挿入しているので、支持アーム29の先端側に作動アーム30を安定良く確実に枢支できる。しかも、嵌合凹部40と軸受筒部41との間に支持壁39があるため、支持アーム29の先端側の厚さを小さくした場合でも、支持アーム29により作動アーム30を確実に支持できる。
また支持壁39の一側に嵌合凹部40を形成し、この嵌合凹部40の周壁43の一部を操作位置B 用のストッパー部44としているため、支持アーム29側の先端部側の構造が簡単であり、ストッパー部44の強度を大にできる。
【0043】
作動アーム30と軸受筒部41の外周に遊嵌したつる巻きバネ33との間に支持壁39があり、つる巻きバネ33と作動アーム30とが干渉することもない。つる巻きバネ33は、支持壁39側の一端部を支持アーム29に、他端部を作動アーム30に夫々係合させ、この他端部側の中途部をバネ案内部42で案内しているため、軸受筒部41の外周でのつる巻きバネ33の倒れの有無に関係なく、つる巻きバネ33により作動アーム30を確実に枢軸32廻りに付勢でき、作動アーム30の拗れ等を防止できる。
【0044】
支持アーム29の取り付け凹部34に打撃槌10を嵌合させてネジ35で固定しているので、支持アーム29を打撃槌10に容易且つ確実に固定でき、組み立て時の作業性が非常に良好であり、また支持アーム29の交換等も容易である。
なお、本発明は、実施形態に限定されるものではない。
【0045】
例えば、実施形態では、支持アーム29の先端側に作動アーム30を設けているが、支持アーム29を介することなく作動アーム30を打撃槌10に直接枢支することも可能である。
また作動アーム30は、操作位置B と後退位置C との間で移動可能であれば良く、必ずしも枢軸32廻りに揺動自在に枢支する必要はない。
更に付勢手段には、つる巻きバネ33に変えて引張りバネを使用しても良い。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、発射手段8 の打撃槌10に作動アーム30を設け、打撃槌10が発射レール11上の遊技球を打撃して発射すべく揺動する時に、作動アーム30により球送り手段12を作動させて、打撃槌10により発射レール11上の遊技球を打撃し発射した後に、次の遊技球を発射レール11上に供給するようにした弾球遊技機において、球送り手段12を操作可能な操作位置B と球送り手段12から後退する後退位置C との間で作動アーム30を移動可能に設け、球送り手段12側の異常時に作動アーム30が後退位置C に後退するように、この作動アーム30を操作位置B 側に付勢するつる巻きバネ33を設け、支持アーム 29 の先端部に、周壁 43 の一部に操作位置 B 用のストッパー部 44 を有する嵌合凹部 40 と、この嵌合凹部 40 と反対側に突出する軸受筒部 41 とを支持壁 39 の両側に設け、軸受筒部 41 の外周につる巻きバネ 33 を遊嵌し、このつる巻きバネ 33 の支持壁 39 側の一端部を支持アーム 29 に、支持壁 39 と反対側の他端部を作動アーム 30 に夫々係合させ、つる巻きバネ 33 の他端部側の中途部を案内するバネ案内部 42 を支持壁 39 に設けているので、次のような顕著な効果を奏する。
【0047】
(1)正常時には打撃槌10に連動して球送り手段12を円滑且つ確実に作動でき、異常時には球送り手段12側等の損傷を未然に防止できる。
また球送り手段12の位置が多少上下に変動する等の位置的異常があっても、遊技球の詰まり等がない限り、球送り手段12を確実に作動させることができる。
(2)移動可能に設けた作動アーム30をつる巻きバネ33で付勢する構成であるため、構造が簡単で容易且つ安価に実施できる。
【0053】
(3)支持壁39に対して作動アーム30と反対側にある軸受筒部41の外周につる巻きバネ33を遊嵌しているので、軸受筒部41に遊嵌したつる巻きバネ33と作動アーム30とが干渉することがない。
(4)つる巻きバネ33の支持壁39側の一端部を支持アーム29に、他端部を作動アーム30に夫々係合させると共に、この他端部側の中途部をバネ案内部42で案内するようにしているため、軸受筒部41に遊嵌したつる巻きバネ33の倒れの有無に関係なく、つる巻きバネ33により作動アーム30を確実に枢軸32廻りに付勢でき、作動アーム30の拗れ等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技球供給部分の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技球供給部分の背面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す支持アーム側の正面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す支持アーム等の全体の分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す支持アームの先端側の分解斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す発射動作時における背面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す球送り手段の異常時における背面図である。
【符号の説明】
8 発射手段
10 打撃槌
11 発射レール
12 球送り手段
29 支持アーム
30 作動アーム
32 枢軸
33 つる巻きバネ
34 取り付け凹部
35 ネジ
39 支持壁
40 嵌合凹部
41 軸受筒部
42 バネ案内部
43 周壁
44 ストッパー部
B 操作位置
C 後退位置

Claims (1)

  1. 発射手段(8) の打撃槌(10)に作動アーム(30)を設け、打撃槌(10)が発射レール(11)上の遊技球を打撃して発射すべく揺動する時に、作動アーム(30)により球送り手段(12)を作動させて、打撃槌(10)により発射レール(11)上の遊技球を打撃し発射した後に、次の遊技球を発射レール(11)上に供給するようにした弾球遊技機において、球送り手段(12)を操作可能な操作位置(B) と球送り手段(12)から後退する後退位置(C) との間で作動アーム(30)を移動可能に設け、球送り手段(12)側の異常時に作動アーム(30)が後退位置(C) に後退するように、この作動アーム(30)を操作位置(B) 側に付勢するつる巻きバネ(33)を設け、支持アーム (29) の先端部に、周壁 (43) の一部に操作位置 (B) 用のストッパー部 (44) を有する嵌合凹部 (40) と、この嵌合凹部 (40) と反対側に突出する軸受筒部 (41) とを支持壁 (39) の両側に設け、軸受筒部 (41) の外周につる巻きバネ (33) を遊嵌し、このつる巻きバネ (33) の支持壁 (39) 側の一端部を支持アーム (29) に、支持壁 (39) と反対側の他端部を作動アーム (30) に夫々係合させ、つる巻きバネ (33) の前記他端部側の中途部を案内するバネ案内部 (42) を支持壁 (39) に設けたことを特徴とする弾球遊技機。
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