JP3892681B2 - 高温排ガスの処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温排ガスの処理方法の改善に関し、より詳しくは、還元鉄を製造する還元炉から排出される高温排ガスを調温塔により調温し、高温排ガス中に含まれている固形ダストや揮発・溶融成分を効果的に分離・回収することを可能ならしめるようにした高温排ガスの処理方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、調温塔は、焼却炉や溶融炉等の高温ガス発生源から排出される高温排ガスを、後工程のボイラ用の熱源として活用するのに、またバグフィルタで処理するのに適した温度となるように、冷却水の噴霧やスクラバーによる湿式処理法により冷却して調温する働きをするものである。
【0003】
しかしながら、例えば焼却炉や溶融炉から排出される高温排ガスには、亜鉛、鉛等の揮発成分やアルカリ金属、酸化物、塩化物等の溶融成分を含む飛灰や固形ダスト等が混入しており、このような飛灰や固形ダスト等を含む高温排ガスを冷却水の噴霧だけで調温すると、調温塔の内壁に揮発成分の液化物や溶融成分が固化した固形ダストが付着するという問題がある。また、湿式処理法では、揮発成分や溶融成分の中に水溶性成分が含まれているために、水処理設備を必要とする等、設備費に関して不利になるという問題があった。
【0004】
そのため、上記のような問題を解決するようにした種々の調温システムが提案されている。例えば、特開平5−231633号公報(従来例1)には、排ガス導入ダクトから分岐させたパージガス吹ダクトから、調温塔の水平断面がなす円の接線方向、かつ斜め下方に高温排ガスを噴射してパージガスを旋回させるか、または調温塔内の上部に溢流堰を設け、この溢流堰からオーバーフローさせた水を内壁に沿って流下させることによって、調温塔の内壁への付着物の付着を防止する技術が提案されている。また、特開平7−133919号公報(従来例2)には、燃焼排ガス冷却室(調温塔に相当する。)の管壁に複数の高圧液体噴射ノズルを設け、これら高圧液体噴射ノズルから燃焼排ガス冷却室の管内壁に高圧流体を噴出させることによって付着ダストを除去する技術が提案されている。
【0005】
また、鉄や揮発成分である亜鉛、鉛等を含む廃棄物を処理する技術が、例えば特開平10−1724号公報(従来例3)、特開平9−53129号公報(従来例4)、および特開平11−302750号公報(従来例5)において提案されている。これら従来例3乃至5に係る技術は、何れも製鉄・製鋼ダストの処理時における排ガス処理方法に係るものであり、それぞれ、排ガスを単に冷却油によって冷却するもの、排ガスをコークス充填層に通すもの、排ガスをサイクロンに通してダストを回収するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例1乃至5に係る技術は何れもそれなりに有用であると考えられる。
しかしながら、高温排ガスをパージガスとして吹込んで旋回させる従来例1の場合は、高温排ガスに含まれている揮発・溶融成分を十分冷却することができないため、調温塔の内壁への揮発・溶融成分の付着防止効果は必ずしも十分であるとはいえない。また、調温塔の内壁に沿って水を流下させることは、湿式処理法と同様に、水溶性成分を処理する水処理設備が必要になってくる。さらに、高圧流体を噴射する従来例2の場合には、単なる対症療法に過ぎず、高温排ガスに含まれている揮発・溶融成分そのものの調温塔の内壁への付着を防止するものではない。しかも、高温排ガスの単なる冷却に関する技術であり、固化させた固形ダストの分離・回収し、リサイクルする等の有効活用を目的としたものではない。
【0007】
ところで、近年、産業廃棄物の直接溶融炉等、金属を含むような廃棄物を焼却・溶融処理する設備が研究されている。このような設備の場合には、鉛、亜鉛やNa、K等のアルカリ金属等の揮発性の低融点物質が多く含まれているので、低融点物質の付着という問題がより顕著になる。また、石炭等の炭素還元剤と鉄鉱石等の酸化金属や酸化金属を含む廃棄物を原料として、1000℃以上の高温で還元し、または還元・溶融して還元鉄等を得る技術が注目されているが、これらの原料は、大量の揮発・溶融成分を含むと共に、極めて高温のガスが発生するため、ガスの冷却と付着防止との両立が難しく、現時点においては有効な調温塔は提供されていない。
【0008】
また、排ガスを冷却油によって冷却する従来例3の場合、調温後の排ガスに油分が含まれているから、排ガスの後処理のために別の設備設ける必要があり、排ガスをコークス充填層に通す従来例4の場合、排ガスに固形の酸化鉄分や亜鉛、鉛等の揮発成分が含まれていると、これらが容易にコークスに付着するので閉塞し易く、連続運転が困難になるという問題があった。さらに、排ガスをサイクロンに通す従来例5の場合、冷却をしないので、サイズの大きな固形ダストを分離することができるものの、排ガスに固形の酸化鉄分や揮発成分が含まれていると、これらが容易にサイクロンの内部に付着するので閉塞し易く、連続運転が困難になるという問題があった。これら従来例3乃至5は、何れもダストの回収に重きをおいたものであるが、高温排ガスを十分に冷却し得る冷却性能を備えているとはいえず、高温排ガスの冷却と固形ダスト、それもダスト成分毎の分離・回収とを両立させことを可能ならしめる処理方法は未だ提供されるに至っていない。しかも、これら従来例では、ダスト成分が回収されたとしても成分毎に分離されていないため、リサイクルは勿論有効利用することができず処分するしかない状況であった。
【0009】
さらに、従来のような冷却水の噴霧だけで冷却する場合、冷却水の噴霧量を多くする必要があり、酸等による腐食トラブルを招き易くなると共に、揮発・溶融成分が冷却され過ぎて、固化した揮発・溶融成分ダストの粒径が大きくなり、固形ダストと揮発・溶融成分ダストとが共に調温塔2の下部に沈降してしまい、これらを分離して回収することができない等の問題があった。
【0010】
従って、本発明の目的は、調温塔の内壁への揮発・溶融成分の付着を効果的に防止しながら、高温排ガスを効果的に冷却すると共に、揮発・溶融成分を固化させて、固形ダストと揮発・溶融成分ダストとを効果的に分離・回収し、回収されたダストのリサイクルの促進を可能ならしめる高温排ガスの処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、高温ガス発生源から排出される高温排ガスを、高温排ガスの流れに対して下流側に向かってその内径が拡大する拡大段部を備えた調温塔内に吹込み、吹込まれる高温排ガスの流れに対して斜め下流方向に冷却水を噴霧すると共に前記拡大段部に設けた冷却ガス噴射手段から冷却ガスをこの調温塔の内壁に沿って噴射して、吹込まれた高温排ガスを調温し、調温により高温排ガスから分離した固形ダストを前記調温塔外に排出して回収し、この調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている揮発・溶融成分ダストをバグフィルタにより回収することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、請求項1に記載の高温排ガスの処理方法において、前記拡大段部に設けた冷却ガス噴射手段から、冷却ガスを前記高温排ガスの流れに対して斜め下流方向に噴射することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法において、前記拡大段部の高温排ガスの流れに対して上段側に設けた冷却ガス噴射手段から、前記高温排ガスの流れに対し下流側に設けた冷却ガス噴射手段よりも多量の冷却ガスを噴射することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項4に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法において、前記調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている未回収の固形ダストを、前記揮発・溶融成分ダストを前記バグフィルタにより回収する前に、サイクロンにより回収することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項5に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、請求項1乃至のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法において、前記調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている未回収の固形ダストを、前記揮発・溶融成分ダストを前記バグフィルタにより回収する前に、高温バグフィルタにより回収することを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項6に係る高温排ガス処理方法が採用した手段は、請求項1乃至のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法において、前記高温ガス発生源が、石炭等の炭素還元剤と鉄鉱石等の酸化金属含有物質を含む原料を高温で還元し、または還元・溶融して還元金属を製造する還元炉であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の高温排ガスの処理方法を実現する実施の形態1に係る調温システムを、その模式的系統説明図の図1と、その調温塔の断面図の図2とを参照しながら説明する。
【0020】
図1に示す符号1は、調温システムであって、この調温システム1は、主として高温ガス発生源、つまり石炭等の炭素還元剤と鉄鉱石等の酸化金属や酸化金属を含む原料を高温で還元し、または還元・溶融して還元鉄等を製造する高温ガス発生源である還元炉13から排出される高温排ガスを冷却して調温することにより、この高温排ガスに含まれている主原料粉である固形ダストを沈降させて分離・回収すると共に、亜鉛、鉛、アルカリ金属等の揮発・溶融成分を固化させる、後述する構成になる調温塔2と、この調温塔2で調温されて排出された排ガスに随伴して排出された揮発・溶融成分が固化した揮発・溶融成分ダストを分離・回収するバグフィルタ10とから構成されている。
【0021】
ところで、前記固形ダストは、主に原料である石炭、鉄、鉱石等の粉状のものがそのまま、または還元された状態で排出されたものであり、酸化鉄粉、鉄粉が多いものである。また、前記揮発・溶融成分ダストは、主として亜鉛、鉛、NaやK等のアルカリ金属等であり、一部、これらの酸化物、硫化物、塩化物などを含むものである。なお、前記バグフィルタ10の前後工程に、ボイラ、空気予熱器等の熱交換器を配設して、熱回収する構成にすることができる。また、原料としては、石炭、コークス、鉄鉱石、高炉ダスト、電炉ダスト、ステンレスダスト等の廃棄物を利用することができる。
【0022】
前記調温塔2は、図2に示すように、その内径が下方に、すなわち高温排ガスの流れに対して下流側(以下、単に下方と略記する)に向かって拡大する拡大段部を有する上下に長い段付き円胴状を成しており、この調温塔2の上部に設けられたガス吹込み口2aには、前記還元炉13から排出された高温排ガスを、この調温塔2内に流入させる、後述する排ガス導入ダクト3が連通している。また、この調温塔2の底部から前記バグフィルタ10には、この調温塔2の底面側に開口し、この調温塔2の胴壁を貫通して斜め上方に延び、適切な温度になるように調温された排ガスを前記バグフィルタ10に導く下部排出ダクト4が連通している。
【0023】
前記調温塔2は、上記のとおり、段付き円胴状に形成されているが、上端部より若干下側に、第1拡大段部21が形成されると共に、この第1拡大段部21の下方であって、かつ上下方向の中程よりも上方位置に、第1拡大段部21よりも大径の第2拡大段部22が形成されている。前記第1拡大段部21の上側の小径部の外周部には、斜め下方に向かって延び、この小径部を貫通して、前記ガス吹込み口2aから吹込まれる高温排ガスのガス流に向かって、好ましくはガス流のほぼ中心に向かって冷却水を噴霧する複数の冷却水噴霧ノズル5が設けられている。これら冷却水噴霧ノズル5の噴霧口を高温排ガスのガス流に向け、好ましくは同ガス流のほぼ中心に向け、かつ斜め下方に向けたのは、後述する冷却ガス噴射ノズルから噴射される冷却ガスの旋回ガス流を乱さないようにすることを狙いとしたものである。なお、本実施の形態1においては、これら冷却水噴霧ノズル5の噴霧口の向きは、斜め下方約45度に設定されている。
【0024】
前記第1拡大段部21の環状平面には、調温塔2の内壁に沿い、下方向きの旋回ガス流になる接線方向から冷却ガスを噴射する複数の第1段冷却ガス噴射ノズル6が設けられると共に、前記第2拡大段部22の環状平面には、調温塔2の内壁に沿い、下方向きの旋回ガス流になる接線方向から冷却ガスを噴射する前記第1段冷却ガス噴射ノズル6と同構成になる複数の第2段冷却ガス噴射ノズル7が設けられている。
【0025】
つまり、冷却ガスを調温塔2の内壁に沿う下向きの旋回ガス流とし、調温塔2の内壁への高温排ガスの直接接触を防止すると、調温塔2の内壁へ揮発・溶融成分ダストが付着・肥大化しない。そのため、揮発・溶融成分は、この冷却ガスの旋回ガス流および冷却水によって冷却・固化されるが、粒径が過度に大きくならず微小なままで存在するため、調温塔2で沈降することなく排ガスに随伴する。一方、固形ダストは粒径が大きいので調温塔2で沈降し易い。従って、粒径が大きな固形ダストが主に調温塔2の下部に沈降して分離・回収され、粒径が小さな揮発・溶融成分ダストが主にバグフィルタ10により分離・回収される。
【0026】
ところで、この実施の形態1においては、上記のとおり、上下位置関係を有する第1段冷却ガス噴射ノズル6と、第2段冷却ガス噴射ノズル7とが設けられている。しかしながら、この第2段冷却ガス噴射ノズル7の下方位置に第3拡大段部を設け、この第3拡大段部の環状平面に複数の第3段冷却ガス噴射ノズルを設けることができるので、冷却ガス噴射ノズルの配設段数に限定されるものではない。また、高温排ガスの吹込み方向と同方向に冷却ガスを噴射する方が旋回ガス流が減速されないので好ましい。この点に関連し、同実施形態1の場合は、高温排ガスを図2の通り、調温塔2の上方より吹き込み、下方より排出させる形式であることから排ガスの流れは下向きとなるため、冷却ガスの噴射方向も下向きとしているが、同排ガスを調温塔2の下方より吹き込み、上方より排出させる形式を採る場合には、当然ながら冷却ガスの噴射方向はやはり排ガスの流れの向きに合わせて上向きにすれば良いということになる。この場合、冷却水も下部から上部に向けて吹き込んでも良く、更に、拡大段部も調温塔の下部から上部に向かって径が拡大するものでも良い。調温塔に対する排ガスの流れが何れの方向であっても、冷却ガスの噴射方向は、要するに、排ガスの流れに対して下流側にすることを意味している。すなわち、上述の「上方」は排ガスの流れに対して上流側、「下流」は同排ガスの流れに対して下流側と読みかえれば、排ガスの流れの方向がどの方向であっても対応可能である。
また、本実施の形態1では、冷却水及び冷却ガスを両方吹き込むものを説明したが、高温排ガスの量や温度、冷却後の目標温度などの各種操業条件によっては冷却水のみを吹き込むものでも良い。この場合でも拡大段部やバグフィルターなどによって、本発明の効果を奏することが可能である。
更に、本実施の形態1では、拡大段部が急激に広がったもので説明したが、徐々に広がった構成のものでも良い。
【0027】
前記調温塔2の底部には、固形ダストを回収するために、沈降したサイズの大きな固形ダストを調温塔2の外部に排出するダスト排出装置が設けられている。このダスト排出装置は、周知のサイクロ減速機8と、このサイクロ減速機8の作動によって、この調温塔2の底部の径中心を回転中心として回転して、この底部に沈降し付着したり、溜まったりしている固形ダストを掻き取ると共に掻き寄せて、この底部に開口するダスト排出口2bからこの調温塔2の外部に排出させるためのダストスクレーパ9とから構成されている。
【0028】
以下、本発明の高温排ガスの処理方法を実現する実施の形態1に係る作用態様を説明すると、還元炉13から排出され、固形ダストや揮発・溶融成分を含む高温排ガスが排ガス導入ダクト3を介してガス吹込み口2aから調温塔2内に吹込まれる。そして、調温塔2内に吹込まれた高温排ガスは、この調温塔2の上部に設けられた複数の冷却水噴霧ノズル5から噴霧される冷却水の気化により熱が奪われ、温度を低下させながら下降してこの調温塔2の底部に到達し、調温された排ガスが前記下部排出ダクト4から排出される。
【0029】
これと同時に、冷却水噴霧ノズル5からの冷却水の噴霧と平行して第1段・2段冷却ガス噴射ノズル6,7から冷却ガスが噴射されるが、冷却水は吹込まれた高温排ガスのガス流のほぼ中心に向かって噴霧されるから、噴射された冷却ガスは噴霧される冷却水により影響を受けることなく下向き旋回ガス流になって、調温塔2の内壁を覆うこととなる。高温排ガスのガス流の温度は調温塔2を下降するにつれて低下し、この高温ガス中の揮発・溶融成分が固化し、冷却ガスの下向き旋回ガス流により、高温排ガスと調温塔2の内壁との直接接触が阻まれるから、固形ダストや揮発・溶融成分ダストが調温塔2の内壁に付着するようなことがない。これによって、固形ダストは調温塔2の底部に沈降すると共に、揮発・溶融成分が固化して揮発・溶融成分ダストとなるが、その殆どは排ガスと共に前記下部排出ダクト4から排出される。
【0030】
上記のとおり、第1段・2段冷却ガス噴射ノズル6,7が設けられており、大量の高温排ガスを調温処理する場合でも、固形ダストおよび揮発・溶融成分が固化した揮発・溶融成分ダストの調温塔2の内壁への付着を防止しながら、効果的に高温排ガスを冷却することができる。そして、上段側の第1段冷却ガス噴射ノズル6から、第段冷却ガス噴射ノズル7よりも多量の冷却ガスを噴射することにより、一番高温であって、かつ固形ダストおよび揮発・溶融成分が多く含まれている吹込まれた高温排ガスのガス流が流れる調温塔2の上部内壁部分が大量の冷却ガスの旋回ガス流によって覆われるため、この上部内壁部分への固形ダストおよび揮発・溶融成分ダストの付着が確実に防止されるので排ガス中の固形ダスト、揮発・溶融成分ダストの殆どを効率的に分離・回収することができる。
【0031】
つまり、本実施の形態1によれば、冷却水を噴霧すると共に、冷却ガスを吹込んで旋回させるため、調温塔2の内壁への揮発・溶融成分自体の付着防止効果が優れている。このため、調温塔2での冷却性能を維持して内壁への付着によるトラブルを回避し、かつ調温塔2で固形ダストを回収し、バグフィルタ10で揮発・溶融成分ダストを回収するという分離・回収ができるから、これらダストを成分毎に回収することができる。従って、分離・回収されたそれぞれのダストはその成分が高純度であることから成分別に有効活用することができる。
【0032】
さらに、本実施の形態1によれば、従来例3のように、調温後の排ガスに油分が含まれるようなことがないから、排ガスの後処理のために別の設備を設ける必要がなく、また従来例4のように、排ガスをコークス充填層に通す構成でないから、排ガスに含まれている固形ダストと揮発・溶融成分ダストとを効果的に分離・回収しながら調温システム1を連続運転することができ、また従来例5と異なり、サイクロンに通す場合には、冷却して調温した排ガスを通すのであるから、未回収の固形ダストを分離・回収することができ、揮発・溶融成分の付着等のトラブルなしに固形ダストと揮発・溶融成分ダストとをより精度良く分離・回収することができる。
【0033】
従って、本実施の形態1に係る高温排ガスの処理方法によれば、高温排ガスの冷却および固形ダストと揮発・溶融成分ダストとの分離・回収に対して大いに寄与することができ、しかも回収されたダストの純度が高いので、リサイクル等の有効活用ができるという優れた効果がある。
【0034】
【実施例】
以下、本実施の形態1により、還元鉄を製造する還元炉13から排出される高温排ガスを冷却して調温した実施例を、その調温塔の温度分布説明図の図3を参照しながら説明する。
【0035】
還元炉13から排出される高温排ガスには、段落番号〔0019〕において説明したとおり、大量の揮発・溶融成分(鉛、亜鉛、アルカリ金属とその酸化物)が含まれている。この高温排ガスの温度は、通常700〜1400℃である。
また、高温排ガスの成分はCO2 ;20容積%、N2 ;67.3容積%、H2 O;11.8容積%、O2 ;0.9容積%である。
【0036】
このような高温排ガスは、後工程側の機器の種類によって350〜600℃に調温されるが、熱回収量が少なくて良い場合やダストの融点・軟化点が低い場合であって、下部排出ダクト4から排出される排ガスを通常のバグフィルタ10で処理する場合には350℃の低温側の温度になるように調温される。ところで、多量の熱回収が必要な場合やダストの融点・軟化点が高い場合、ボイラへの供給や高温バグフィルタで処理する場合等では600℃の高温側の温度になるように調温されるものである。
【0037】
調温塔2内に噴射する冷却ガスは、調温塔2の壁面温度を600℃以下、望ましくは550℃以下の温度に保持することができる温度であれば良く、下部排出ダクト4から排出される調温された排ガスの温度以下、または揮発・溶融成分の軟化点・溶融点以下の温度であって、かつ揮発・溶融成分を含まないものであれば良い。例えば、空気、窒素、不活性ガスや、前記下部排出ダクト4から排出され、バグフィルタで処理されたガスを用いることができ、また高温ガス発生源が還元炉や廃棄物処理炉であれば原料乾燥工程から排出されるガスを冷却ガスとして用いることができ、さらに焼却炉、溶融炉や還元炉、廃棄物処理炉等に用いられる燃焼用空気や2次燃焼用空気等を冷却ガスとして用いることができる。
【0038】
この実施例の場合には、冷却ガスとして常温の空気を用い、第1段冷却ガス噴射ノズル6から370m3 /minの空気を20m/sの流速で、また第2段冷却ガス噴射ノズル7から350m3 /minの空気を20m/sの流速で噴射すると共に、冷却水噴霧ノズル5から65dm3 /minの冷却水を噴霧した。
その結果、排ガス導入ダクト3に流入する1133℃の高温排ガスが効果的に調温されて、下部排出ダクト4から450℃の調温された排ガスが排出された。
第1段冷却ガス噴射ノズル6や第2段冷却ガス噴射ノズル7から噴射されて旋回ガス流になっている調温塔2の内壁に近接した部分は上下にわたり高温排ガスがそれぞれ効果的に冷却されて、400〜420℃になっており、しかも冷却空気の下向きの旋回ガス流が乱れていないことが示されている。なお、冷却ガスの噴射速度は18m/s以上が好ましく、より好ましくは20m/s以上である。
【0039】
以上では、調温塔2の後工程側に揮発・溶融成分ダストを分離するバグフィルタ10を備えた調温システム1を例として説明したが、例えば調温システム1を、実施の形態2に係るその模式的系統説明図の図4に示すように、還元炉13から排出される高温排ガスを冷却して調温する、上記実施の形態1に係る調温システムの調温塔と全く同構成になる調温塔2と、この調温塔2から排出される調温された排ガス中の未回収の固形ダストを分離・回収するサイクロン11と、このサイクロン11から排出された排ガスに含まれている揮発・溶融成分ダストを分離・回収するバグフィルタ10とからなる構成にすることができる。この実施の形態2に係る調温システム1のように、サイクロン11を設けることにより、調温塔2によって回収し得なかった固形ダストを分離・回収することができから、バグフィルタ10により回収される揮発・溶融成分ダストの純度が上がり、有効に利用することができるという効果が生じる。
【0040】
また、調温システム1を、実施の形態3に係るその模式的系統説明図の図5に示すように、還元炉13から排出される高温排ガスを冷却して調温する、上記実施の形態1に係る調温システムの調温塔と全く同構成になる調温塔2と、この調温塔2から排出される調温された排ガス中の未回収の固形ダストを分離・回収する高温バグフィルタ12と、この高温バグフィルタ12から排出された排ガスに含まれている揮発・溶融成分ダストを分離・回収するバグフィルタ10とからなる構成にすることができる。この実施の形態3に係る調温システム1のように、高温バグフィルタ12を設けることにより、調温塔2によって回収し得なかった固形ダストを分離・回収することができから、バグフィルタ10により回収される揮発・溶融成分ダストの純度が上がり、有効活用することができるという効果が生じる。
【0041】
さらに、調温システム1を、実施の形態4に係るその模式的系統説明図の図6に示すように、還元炉13から排出される高温排ガスを冷却して調温する調温塔2と、この調温塔2により調温されて排出された排ガスに含まれている揮発・溶融成分を分離・回収するバグフィルタ10とから構成すると共に、このバグフィルタ10の後工程側に、第2バグフィルタ10′(前記バグフィルタ10と同等の構成である。)を設け、この第2バグフィルタ10′に流入する、揮発・溶融成分ダストを前記バグフィルタ10により分離・回収した排ガスに、消石灰や活性炭を添加して流入させる構成にすることができる。このように、バグフィルタ10の後工程側に第2バグフィルタ10′を設けると、固形ダストや揮発・溶融成分ダストを含むHCl・ダイオキシン含有飛灰となるように、飛灰の量を増やすことなくHCl・ダイオキシン含有飛灰を除去することが可能になるという効果が生じる。
【0042】
ところで、調温塔2により高温排ガスから分離された固形ダストは、上記のとおり、ダスト排出口2bから調温塔2外に排出されて回収されるが、回収された固形ダストには鉄分が多量に含まれているため、この固形ダストを、実施の形態5に係るその模式的系統説明図の図7に示すように、還元炉13に酸化金属含有物質を供給する酸化金属含有物質供給ホッパ131に投入する。そして、この酸化金属含有物質供給ホッパ131から酸化金属含有物質を、炭素質含有物質供給ホッパ132から炭素質含有物質をそれぞれ造粒機133に切出して、この造粒機133で造粒したペレットを還元炉13に供給する構成にすることができる。
【0043】
このように、調温塔2から回収した固形ダストを酸化金属含有物質の一部として用いることによって、還元炉13での原料処理の歩留りが向上するから還元炉13の操業コストおよび回収した固形ダスト処理に係るコストの削減が可能になり、還元鉄製品のコスト低減に大いに寄与することができるという優れた効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1乃至に係る高温排ガスの処理方法によれば、調温塔に吹込まれる高温排ガスのガス流に向かって冷却水が噴霧されると共に、調温塔の内壁に沿って冷却ガスが噴射されるので、高温排ガス、固形ダスト、揮発・溶融成分が効果的に冷却されて、揮発・溶融成分が固化し過ぎるようなことがない。そして、冷却水の噴霧により乱されることなく調温塔の内壁に沿って流れる冷却ガスのガス流で調温塔の内壁が高温排ガスから遮られているので、固化した揮発・溶融成分ダストも調温塔の内壁に付着・肥大化するようなことがない。従って、調温塔の冷却性能を維持し、内壁への付着等のトラブルを回避し、かつ固形ダストと揮発・溶融成分ダストを成分毎に効率よく分離・回収することができるという優れた効果がある。
【0045】
そして、水溶性成分を処理する水処理設備は不必要であり、調温後の排ガスに油分が含まれるようなことがないから、排ガスの後処理のために別の設備設ける必要がなく、排ガスをコークス充填層に通す構成でないから、排ガスに含まれている固形ダストである酸化金属や揮発・溶融成分である亜鉛等を効果的に分離・回収しながら調温システム1を連続運転がすることができる。また、本発明の請求項4乃至5に係る高温排ガスの処理方法によれば、サイクロンや高温バグフィルタに通すことによって未回収の固形ダストを分離・回収することができ、バグフィルタにより回収される揮発・溶融成分ダストの純度が上がるので、これを有効活用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る調温システムの模式的系統説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る調温システムの調温塔の断面図である。
【図3】本発明の実施例に係り、調温システムの調温塔の温度分布説明図である。
【図4】本発明の実施例2に係る調温システムの模式的系統説明図である。
【図5】本発明の実施例3に係る調温システムの模式的系統説明図である。
【図6】本発明の実施例4に係る調温システムの模式的系統説明図である。
【図7】本発明の実施例5に係る調温システムの模式的系統説明図である。
【符号の説明】
1…調温システム
2…調温塔,2a…ガス吹込み口,2b…ダスト排出口,21…第1拡大段部,22…第2拡大段部
3…排ガス導入ダクト
4…下部排出ダクト
5…冷却水噴霧ノズル
6…第1段冷却ガス噴射ノズル
7…第2段冷却ガス噴射ノズル
8…サイクロ減速機
9…ダストスクレーパ
10…バグフィルタ,10′…第2バグフィルタ
11…サイクロン
12…高温バグフィルタ
13…還元炉,131…酸化金属含有物質ホッパ,132…炭素質含有物質ホッパ,133…造粒機

Claims (6)

  1. 高温ガス発生源から排出される高温排ガスを、高温排ガスの流れに対して下流側に向かってその内径が拡大する拡大段部を備えた調温塔内に吹込み、吹込まれる高温排ガスの流れに対して斜め下流方向に冷却水を噴霧すると共に前記拡大段部に設けた冷却ガス噴射手段から冷却ガスをこの調温塔の内壁に沿って噴射して、吹込まれた高温排ガスを調温し、調温により高温排ガスから分離した固形ダストを前記調温塔外に排出して回収し、この調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている揮発・溶融成分ダストをバグフィルタにより回収することを特徴とする高温排ガスの処理方法。
  2. 前記拡大段部に設けた冷却ガス噴射手段から、冷却ガスを前記高温排ガスの流れに対して斜め下流方向に噴射することを特徴とする請求項1に記載の高温排ガスの処理方法。
  3. 前記拡大段部の高温排ガスの流れに対して上段側に設けた冷却ガス噴射手段から、前記高温排ガスの流れに対し下流側に設けた冷却ガス噴射手段よりも多量の冷却ガスを噴射することを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法。
  4. 前記調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている未回収の固形ダストを、前記揮発・溶融成分ダストを前記バグフィルタにより回収する前に、サイクロンにより回収することを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法。
  5. 前記調温塔から排出される調温後の排ガスに含まれている未回収の固形ダストを、前記揮発・溶融成分ダストを前記バグフィルタにより回収する前に、高温バグフィルタにより回収することを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法。
  6. 前記高温ガス発生源が、石炭等の炭素還元剤と鉄鉱石等の酸化金属含有物質を含む原料を高温で還元し、または還元・溶融して還元金属を製造する還元炉であることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一つの項に記載の高温排ガスの処理方法。
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