JP3892434B2 - 眼科装置 - Google Patents

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この発明は、被検眼角膜形状を測定可能な眼科装置に関する。
従来の眼科装置には、例えば、眼屈折力を他覚的に測定するオートレフラクトメータ(眼屈折計)や被検眼角膜の曲率を測定するオートケラトメータ(角膜曲率測定装置)がある。この両装置とも眼科医が適切な診断を行うために必要なデータを提供するものである。
近年、装置の設置面積の縮小,検査時間の短縮,及び装置コストの削減等の為に、異なる測定を行う複数の装置を組み合わせることが試みられている。例えば、上述したオートレフラクトメータとオートケラトメータの組み合せが試みられている。この組み合せでは眼屈折力の測定と角膜曲率を一つの装置で測定できるので、検査が容易となる。
しかし、白内障手術やその他の角膜にメスを入れる手術を行う前には、精密に角膜の形状を測定する必要がある。このため、角膜曲率を測定するオートケラトに比べてより広範囲に角膜の形状を測定することが求められている。
この角膜形状を精密に測定するための装置としては、被検眼の角膜に向けて可視光によるプラチドパターン即ち同心円状パターンを投影し、この同心円状パターンの被検眼角膜からの反射形状が投影パターン形状と比較してどの程度変化しているか否かを認識させて、この形状変化から角膜の形状を判断する角膜形状測定装置が知られている。
また、この様な角膜形状測定装置としては、被検眼にピントが合ったことをモニタの観察で確認して、このピントが合ったとき、即ち装置本体と被検眼角膜との作動距離が設定距離となってアライメントが完了したとき、被検眼の角膜の形状を測定すると共に、角膜の曲率半径によって変わる作動距離情報を求めて、これを用いて曲率値を補正するようにした装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−174639号公報
ところで、角膜形状測定装置を被検眼の角膜に対してアライメントして、角膜形状測定装置と被検眼の角膜との作動距離を設定距離にするためには時間がかかるものである。
従って、アライメント時の角膜形状測定装置と被検眼の角膜との作動距離が完全に設定距離と一致していなくても、この作動距離が設定距離の所定範囲内にあるときには測定できるようにすることにより、角膜形状の測定ができるようにするのが望ましい。
そこで、この発明目的は、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも、アライメントの誤差が求められてその誤差に基づいて角膜形状が補正されて正確な角膜形状が求められる眼科装置を提供することを目的とするものである。
眼科装置を提供することにある。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、多重リングパターンを被検眼の角膜に投影するパターン投影光学系と、前記被検眼からの反射光束を受光させる受光手段と、前記角膜における多重リングパターンの反射光を前記受光手段に導いて前記多重リングパターンのリング反射像を受光手段に結像させる観察光学系と、前記受光手段に結像された多重リングパターンのリング反射像を記憶するメモリと、前記受光手段の出力から前記被検眼の角膜形状を求める演算手段を備え、前記演算手段は、前記眼屈折力測定時に、前記メモリの多重リングパターンのリング反射像から前記被検眼の角膜形状を求めるように設定されている眼科装置であって、前記演算制御手段は、前記パターン投影光学系と異なった距離から前記角膜に投影した少なくとも一対のマークのマーク反射像の間隔と前記多重リングパターンのリング反射像の径との比からZ方向におけるアライメント誤差を演算して、このアライメント誤差が所定範囲内である場合に、前記アライメント誤差を用いて前記リング反射像から求められた角膜形状を補正するように設定されている眼科装置としたことを特徴とする。
更に、上述した目的を達成するため、請求項の発明は、多重リングパターンを被検眼の角膜に投影するパターン投影光学系と、前記被検眼からの反射光束を受光させる受光手段と、前記角膜における多重リングパターンの反射光を前記受光手段に導いて前記多重リングパターンのリング反射像を受光手段に結像させる観察光学系と、前記受光手段に結像された多重リングパターンのリング反射像を記憶するメモリと、前記受光手段の出力から前記被検眼の角膜形状を求める演算手段を備え、前記演算手段は、前記眼屈折力測定時に、前記メモリの多重リングパターンのリング反射像から前記被検眼の角膜形状を求めるように設定されている眼科装置であって、前記演算制御手段は、前記パターン投影光学系と異なった距離から前記角膜に投影した少なくとも一対のマークのマーク反射像の間隔と前記リング反射像の径との比から前記被検眼に対する作動距離を求めると共に、前記求めた作動距離が予め設定されている設定作動距離との差が所定範囲内の誤差である場合に、前記誤差を用いて前記リング反射像から求められた角膜形状を補正するように設定されている眼科装置としたことを特徴とする。
このような眼科装置によれば、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも、アライメントの誤差が求められてその誤差に基づいて角膜形状が補正されて正確な角膜形状が求められるので、作動距離が短くてもアライメントの許容範囲を広く設定することができ、しかも、正確な角膜形状を求めることができる。
以下、この発明に係わる、プラチドパターン(プラチドリングパターン)即ち多重リングパターンを投影して角膜形状を測定する角膜形状測定装置を一体化した眼科装置の実施例を図面に基づいて説明する。
この図4(c)は、この発明にかかる眼科装置1と被検者2との関係を示したものである。この眼科装置1は、ベース3と、ベース3上に前後・左右動可能に装着された装置本体4と、この装置本体4に装着されて装置本体4を前後・左右動操作するジョイステックレバー5(操作レバー)と、ベース3の前端部に装着されたフレーム6と、フレーム6に上下動可能に設けられた顎受け7と、フレーム6に保持されて顎受け7を上下動操作する操作ノブ8を有する。
この装置本体1は、図1に示すように、被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系10と、被検眼Eに固視標を投影する固視標投影光学系50と、被検眼Eの眼底Erに眼屈折力を測定するための測定光を投影する測定投影光学系70と、眼底Erで反射される測定光を受光する受光光学系90と、被検眼Eの角膜Ecに角膜形状を測定するためのプラチドパターンを投影するプラチドパターン投影系100と、作動距離検出用のマークを角膜Ecに向けて投影するマーク投影光学系120とを備えている。
前眼部観察光学系10は、対物レンズ11と、ダイクロイックミラー60と、ミラー13と、リレーレンズ14と、ダイクロイックミラー15と、リレーレンズ16と、結像レンズ17と、受光手段としてのCCDからなるエリアセンサ(撮像素子)18とを備えている。
また、前眼部観察光学系10には、エリアセンサ18上に十字状のスケール像P(図7参照)を形成するスケール投影系20が設けられている。スケール投影系20は、光源21と、コンデンサレンズ22と、スケール(図示せず)が形成されたスケール板23とを備え、光源21から射出された光はコンデンサレンズ22に集光されてスケール板23を照射し、これによりスケール板23から十字形状の光束がダイクロイックミラー15,92(後述する)を介して結像レンズ17に達し、この結像レンズ17 よりエリアセンサ18上にスケール像Pが結像される。そして、このスケール像Pが前眼部とともにモニタ202(図7参照)に表示される。
固視標投影光学系50は、光源51と、赤外をカットするフィルタFと、コンデンサレンズ52と、固視標板53と、リレーレンズ54と、ミラーM1と、ダイクロイックミラー55と、リレーレンズ56と、ミラーM2と、リレーレンズ57と、ミラーM3と、ダイクロイックミラー60と、対物レンズ11とを備えている。固視標板53は眼底Erと共役位置にあり、固視標板53には固視標となるマーク(図示せず)が形成され、このマークが眼底Erに投影されるものである。このマークの投影により被検眼Eを所定方向に向けるとともに雲霧視させる。
測定投影光学系70(測定光束投影系)は、光源71と、コンデンサレンズ72と、円錐プリズム73と、リング開口(図示せず)が形成されたリング開口板74と、リレーレンズ75と、ミラー76と、リレーレンズ77と、ダイクロイックミラー78と、ミラー79と、ダイクロイックミラー80と、ダイクロイックミラー60と、対物レンズ11とを備えている。
円錐プリズム73は、コンデンサレンズ72によって集光された光源71から光をリング開口板74のリング開口に集光させるものである。リング開口板74と眼底Erとは共役位置にあり、リング開口板74のリング開口を透過する光束によりリング像(図示せず)が眼底Erに投影される。
この眼底Erに投影されたリング像の反射光束は、対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ダイクロイックミラー80,ミラー79,ダイクロイックミラー78,ダイクロイックミラー91,リレーレンズ57,ミラーM2,リレーレンズ56,ダイクロイックミラー55,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に結像してリング像が形成される。このリング像から眼屈折力を後述する演算制御装置203が演算して求める。
そして、受光光学系90は、対物レンズ11と、ダイクロイックミラー60と、ダイクロイックミラー80と、ミラー79と、ダイクロイックミラー78,91と、リレーレンズ57と、ミラーM2と、リレーレンズ56と、ダイクロイックミラー55,92と、結像レンズ17と、エリアセンサ18とから構成されている。
プラチドパターン投影系100は、図2に示すように、円板状のパターン板101(プラチドパターン板)と、複数の赤外発光ダイオード102(光源(光投影手段))と、可視カットフィルタ103等とから構成されている。この複数の発光ダイオード102は、後述するリングC1〜C9(透光リングパターン)に沿ってPC板104(プリント基板)に取り付けられている。
しかも、この赤外発光ダイオード102によりパターン板101のプラチドパターン(即ち、径の異なる複数の同心リング(同心円)状の透光リングパターン)が被検眼に投影されても、プラチドパターンは赤外光で投影されるため、被検眼の注意を換気するようなことはなくなる。
また、このPC板104の赤外発光ダイオード102が設けられた面(パターン板101に対向する側の面)には、白色の反射層(図示略)が設けられている。この反射層は、PC板104(プリント基板)に部品説明用の白色のシルク印刷を行う印刷手段を用いて、PC板104(プリント基板)に白色の塗装を施すことにより簡易に形成できる。
尚、可視カットフィルタ103は、可視透過率の低いフィルタに代えてもよい。また、可視カットフィルタ103の被検眼E側の面には、反射防止コーティング層103aが施されている。しかも、この様な可視カットフィルタ103は、被検眼Eとパターン板101との間に配設されていて、室内照明光等の外光によりパターン板101のプラチドパターンが見えるのを防止していると共に、反射防止コーティング層103aにより被検者自信が可視カットフィルタ103に映って反射するのを防止している。
これにより、眼屈折測定に際して、プラチドパターンや被検者の像が被検眼の注意を惹いて、被検眼の調節作用が発生するようなことはなくなり、正確な眼屈折測定が可能となる。
パターン板101のベースには光を透過拡散可能な拡散板が用いられている。このパターン板101は、図4(c)に示した様に装置本体4の前端部の円筒部4aに装着されていると共に、図1,図2及びから分かるように、被検眼EC(一方の眼)を装置光軸Oに合わせた状態で、縁部近傍の部分が他方の眼(反対眼)EC´に臨む大きさに形成されている。これにより、被検者2の両方の眼(両眼)EC,EC´がパターン板101に臨んでいる。
しかも、このパターン板101には、図3に示すように、中心部に円形の孔101aが開いていると共に、この孔101aの周囲に同心に設けた9つの同心円状のリングC1〜C9(透光リングパターンまたは多重リングパターン)が形成されている。
このリングC1〜C9は、図4(a),(b)に示すように、白色塗料層101c(白色反射層)と黒色塗料層101d(黒色層)とからなる遮光部D1〜D9をパターン板101の表面101bに同心に間隔をおいて複数形成することにより、この遮光部D1〜D9の隣接するもの同士間(すなわち塗料101c,101dが塗られていない部分)に形成されたものである。
これにより、複数の赤外発光ダイオード102から出た光のうちリングC1〜C9に向かう光は、遮光部D1〜D9とPC板104の作用により図4(a),(b)のL,L1,L2に示した様に拡散と反射を繰り返す。即ち、この拡散と反射の作用をリングC1と一つの赤外発光ダイオード102を用いて説明すると、赤外発光ダイオード102からリング(透光リングパターン)C1に向かう光束Lは、大半が拡散板であるパターン板101を透過する際に拡散光L1としてリングC1を透過し、残りが反射光L2としてPC板104側に反射する。この反射光L2及び赤外発光ダイオード102から直接に遮光部D1〜D9に向かう光は、PC板104で反射光L3として反射した後、白色塗料層(白色反射層)101cの部分とPC板104との間で多数回反射した後にリングC1〜C9のいずれかから被検眼E側に投影される。これにより、赤外発光ダイオード102から出た光は無駄なくプラチドパターン(プラチドリングパターン)投影のために利用されると共に、このプラチドパターンに均一な照明光を投影できる。
尚、本実施例では、パターン板101を拡散板から形成しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、パターン板と拡散板(図示せず)を別体に形成して重ねあわせると共に、上述した遮光部D1〜D9をパターン板と拡散板との間に形成してもよい。
また、パターン板101には、水平方向に並んだ2つの円形のマークQ1,Q2が形成されている。このマークQ1,Q2も上記と同様に塗料101c,101dが塗られていない部分である。
赤外発光ダイオード102は、各リングC1〜C9に対向するとともに各リングC1〜C9に沿って、図5に示すように所定間隔毎にPC板104に取り付けられている。PC板104はユニットベース105に固定され、その表面104aは白色となって赤外光を前方へ反射するようになっている。ユニットベース105は対物レンズ11を保持した鏡筒部106に固定されている。107はPC板104と可視カットフィルタ103との間に配置した反射鏡である。
マーク投影光学系120は、パターン板101に形成されたマークQ1,Q2と、同一水平面に配設された一対の平行投影ユニット121,131(図1参照)とから構成され、各平行投影ユニット121,131は赤外発光ダイオード122,132と、この赤外発光ダイオード122,132から射出された赤外光を平行光束にしてマークQ1,Q2に向けて射出する投影レンズ123,133とを鏡筒125,135にそれぞれ備えている。
平行投影ユニット121,131の光軸121a,131aはマークQ1,Q2を通って被検眼角膜Ecに向けられており、投影レンズ123,133による平行光束によってマークQ1,Q2を無限遠の距離から被検眼角膜Ecに向けて投影する状態となっている。すなわち、パターン板101と異なる距離からマークQ1,Q2を被検眼角膜Ecに向けて投影するものである。
平行投影ユニット121のケース125は、PC板104(プリント基板)の中心部に形成した孔104bの凹部104cに挿入されているとともに鏡筒部106にネジNにより固定されている。平行投影ユニット131も上記と同様に鏡筒部106に固定されている。
図6はこの眼科装置の制御系の構成を示したブロック図である。図6において201はエリアセンサ18が受光する画像を記憶するフレームメモリ、202はエリアセンサ18が受光する画像を表示するモニタ、203はフレームメモリ201に記憶された画像の各リング像Ca〜Ci(図7参照)から角膜形状を演算して求めるとともに、リング像Cbの径L1とマーク像Qa,Qb間の距離L2との比から装置本体の作動距離を検出したり、この作動距離を基にして上記角膜形状を補正したりする演算制御装置(演算手段)である。そして、演算制御装置203は角膜形状演算手段と作動距離検出手段と補正手段としての機能を有している。
そして、プラチドパターン投影系100と、マーク投影光学系120と、前眼部観察光学系10と、演算制御装置203とで角膜の形状を測定する角膜形状測定装置が構成される。
また、この演算制御装置203は、操作部205の操作に基づいてプリンタ206,記録装置207,光源21,51,71,102,122,132等の制御を行ったりする。また、演算制御装置203は眼底Erに投影されたリング像から眼屈折力を演算するようになっている。図6中、206は演算結果等を表示するモニタ(表示手段)である。
更に、演算制御装置203にはモード設定手段300が接続されていて、演算制御装置203はモード設定手段300の操作によりプラチドモード,レフプラチドモード,レフモード,ケラトモード,レフケラモードの切換を行うようになっている。
このプラチドモードはプラチドパターン像から角膜形状を広範囲に測定するモードであり、レフプラチドモードはプラチド画像を一度取り込んだ後に操作部205の測定スイッチ(図示せず)をON操作する毎に眼屈折力を測定演算するモードであり、レフモードは眼屈折力の計算のみを行うモードであり、ケラトモードは角膜中心の曲率のみの計算を行うモードであり、レフケラモードであれば眼屈折力と角膜中心部の曲率の計算を行うモードである。
次に、上記実施例の動作につて説明する。
(1)プラチドモード(角膜形状のみの測定)
プラチドモードにおいて、操作部205の操作によりプラチドパターン投影系100の赤外発光ダイオード102と、マーク投影光学系120の赤外発光ダイオード122,132を点灯する。また、スケール投影系20の光源21を点灯する。
赤外発光ダイオード102の点灯によりパターン板101のリングC1〜C9から可視カットフィルタ103を介して赤外光によるリング光束が射出され、このリング光束が被検眼角膜Ecに投影されてリングC1〜C9(図7,図10参照)による反射像が形成されることとなる。
同様に、赤外発光ダイオード122,132から射出された赤外光は投影レンズにより平行光束となってマークQ1,Q2を照射し、このマークQ1,Q2により円形の平行光束となって被検眼角膜Ecに投影されてマークQ1,Q2による反射像が形成される。
そして、被検眼角膜Ecの反射によるリング反射像およびマーク反射像の光束は、対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ミラー13,リレーレンズ14,ダイクロイックミラー15,リレーレンズ16,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に前眼部像とともに結像される。そして、モニタ202には、図7に示すように前眼部像Eaとともにリング反射像Ca〜Ciおよびマーク反射像Qa,Qbが表示される。
また、スケール投影系20の光源21の点灯によりエリアセンサ18上にスケール像が結像されるので、モニタ202にスケール像Pも表示される。
検者はモニタ202に表示されるスケール像Pとリング反射像Caとを見ながら、スケール像Pの交点Paがリング反射像Caの中心に位置するように装置本体を上下左右に移動させてXY方向のアライメントを行う。また、マーク反射像Qa,Qbがリング反射像Cbとがほぼ一致するように装置本体を前後方向に移動させてZ方向のアライメントを行う。
これは、マークQ1,Q2が無限遠から投影されていることにより、装置本体のZ方向の距離に拘らずマーク反射像Qa,Qb間の距離L2は一定であり、他方、リング反射像Cbの径L1がZ方向の距離によって変化するので、図7に示したマーク反射像Qa,Qb間の距離L2とリング反射像Cbの径L1の大きさとを比較することにより、Z方向のアライメントを調整することができ、作動距離を求めることができる。
このように、モニタ202にスケール像Pが表示されているので、アライメントはそのスケール像Pを見て行えばよいので大変行い易いものとなる。
これらアライメントが完了したら、操作部205の測定スイッチ(図示せず)を押すと、図8に示すステップ2では図7に示す画像がフレームメモリ201に記憶される。
演算制御部203は、フレームメモリ201に記憶されたリング反射像Cbの径L1とマーク反射像Qa,Qb間の距離L2との比を求め、この比から装置本体の作動距離を演算する。そして、この作動距離と予め設定されている設定作動距離との差、すなわちZ方向におけるアライメントの誤差を演算する(ステップ3)。この誤差が所定範囲内であるか否かがステップ4で判断され、イエスであれば、フレームメモリ201に記憶されたリング反射像Ca〜Ciから角膜形状を求め、さらに、上記誤差に応じてその角膜形状を補正する(ステップ5)。この補正により、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも正確な角膜形状が求められることとなる。
補正前の角膜形状と補正後の角膜形状と作動距離とがモニタ202に表示されるとともに、これらデータはプリンタ206によってプリントアウトされ、記録装置207に図7に示す画像とともに記録される(ステップ6)。
このように、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも、アライメントの誤差が求められてその誤差に基づいて角膜形状が補正されて正確な角膜形状が求められるので、作動距離が短くてもアライメントの許容範囲を広く設定することができ、しかも、正確な角膜形状を求めることができる。
このようにして、図10(b)に示したトポグラフィが求められ、図10(b)中、T1〜t6等は角膜Cにおける等高線である。
(2)レフプラチドモード(画像取り込みと眼屈折力の複数測定平均値算出)
このレフプラチドモードにおいて、操作部205の測定スイッチ(図示せず)を1回目にONさせると、演算制御装置203は、最初にプラチドパターン像を取り込んでフレームメモリ206に記憶し、フレームメモリ206のプラチドパターン像を基に被検眼角膜の曲率形状を求める演算を開始する。尚、2回目以降の測定スイッチのON操作ではレフ測定(眼屈折力の測定)のみを行う。
従って、プラチドパターン像の取り込み後に、測定スイッチをON操作すると、レフ測定(眼屈折力の測定)が行われるので、このレフ測定(眼屈折力の測定)を複数回行わせる。この複数回のレフ測定時のアライメント等のときに、演算制御装置203はプラチドパターン像を基に被検眼角膜の曲率形状をもとめる。
そして、このレフ測定を数回行った後に、操作部205の図示しないプリントスイッチを押すと、演算制御装置203により求められた各レフ測定の値とその平均値及びプラチドパターン像による被検眼角膜の曲率形状の演算結果がプリントアウトされると同時に、フレームメモリ206がリセット(初期化)されて次の測定に備えられる。
このプリントスイッチを押したときにレフ測定の回数が少なく、プラチドパターン像による被検眼角膜の曲率形状の演算が終っていないときには、演算制御装置203はモニタ202の画面に演算中と表示させる。尚、レフ測定中にプラチドパターン像による被検眼角膜の曲率形状の演算が先に終ると、モニタ202の画面にプラチドパターン像による被検眼角膜の曲率形状の演算終了(プラチド終了)の表示が演算制御装置203によりなされると共に、演算結果が表示されるが、レフ測定ための前眼部像は表示されている状態となっている。この様な制御は演算制御装置203により行われる。
(3)レフモード(眼屈折力の測定)
レフモードにおいて眼屈折力を測定する場合に演算制御装置203は、固視標投影光学系50の光源51を点灯させて被検眼Eを所定方向に向けさせるとともに雲霧視させる。そして、測定投影光学系70の光源71を点灯して眼底Erにリング像(図示せず)を投影し、このリング像を対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ダイクロイックミラー80,ミラー79,ダイクロイックミラー78,ダイクロイックミラー91,リレーレンズ57,ミラーM2,リレーレンズ56,ダイクロイックミラー55,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に結像させ、このリング像から眼屈折力を演算制御装置203が演算して求める。
(4)ケラトモード(角膜中心部の曲率測定)
ケラトモードにおいて演算制御装置203は、操作部205の測定スイッチ(図示せず)をONすると、被検眼角膜cに投影されているプラチドパターン像を取り込んでフレームメモリ206に記憶させた後、図9に示した様に、被検眼の瞳の輪郭線P1内プラチドパターン像のうちのリングCa〜Ciの内側から2本目と3本目(所定のリングパターン)から角膜Cの曲率形状を演算して求める。図中、P2は非検眼の虹彩の外側輪郭を示す。
(5)レフケラモード(角膜中心部の曲率形状及び眼屈折力の測定)
レフケラモードにおいて演算制御装置203は、角膜中心部の曲率形状及び眼屈折力の測定する。即ち、演算制御装置203は、図9に示した様に、ステップS10で操作部205の測定スイッチ(図示せず)を押す(ONする)と、ステップS11で被検眼角膜cに投影されているプラチドパターン像を取り込んでフレームメモリ206に記憶させ、次にステップS12で(2)の眼屈折力測定を行う。
そして、演算制御装置203は、この眼屈折力測定と並行して、フレームメモリ206に記憶されたプラチドパターン像を用い、図10に示した様に、被検眼の瞳の輪郭線P1内プラチドパターン像のうちのリングCa〜Ciの内側から2本目と3本目(所定のリングパターン)から角膜Cの曲率形状を演算して求める。
したがって、このレフケラモードにおいては、角膜の中心部における曲率形状を求める時間と眼屈折力を求めるための時間を単純に加算した場合に比べて、より少ない時間で角膜の中心部における曲率形状と眼屈折力を求めることができる。
そして、この様にして所定のリングパターンから求められた被検眼角膜の曲率形状は、即ちケラトの数値をフレームメモリ201に記憶させて、この記憶された演算結果すなわちケラトの数値をステップS13でモニタ202に表示させた後、ステップS14でプリンタ206によりプリントアウトされステップS15に移行する。
また、ステップS15では、既にレフケラモードによる測定の演算結果、即ちケラトの数値がモニタ202に表示されているので、このモニタ202に表示された演算結果から被検眼角膜の形状が正常あるか否か(即ちケラトの数値が所定値を越えているか否かを)判断して、再度被検眼角膜を広範囲に精密に測定する必要があるか否かを決定する。この判断決定は、測定者が行ってもよいし、演算制御装置203が判断してもよい。
そして、正常である場合には終了し、異常であり広範囲に測定する必要がある場合には、ステップS16に移行して、測定者が操作部205の測定スイッチとは異なる図示しないプラチド演算スイッチを押すことにより、或は演算制御装置が広範囲な演算を開始させ、ステップS17に移行する。このステップS17では、演算制御装置203は、既にフレームメモリ201に記憶されているプラチドパターン像のリングCa〜Ciの内、レフケラモードで用いたリングを除いたものを用いて、角膜Cの曲率形状を演算により求め、この演算結果とレフケラモードで求めた角膜の中心部における曲率形状とから図10(b)に示した様なトポグラフィを求める。
この場合も、既にフレームメモリ201に取り込まれたプラチドパターン像と既にレフケラモードで求めた角膜の中心部の曲率形状を用いているので、新たにプラチドパターン像を取り込むための測定を行わなくてもよく、又、プラチドモードによる角膜形状の広範囲な測定に要する時間は新たに(1)の測定を行う場合に比べて大きく短縮できる。尚、角膜形状の広範囲な測定を行う場合、既にフレームメモリ201に取り込まれたプラチドパターン像のリングCa〜Ciの全てについて演算を行わせてもよい。この場合でも、新たにプラチドパターン像を取り込むための測定を行わなくてもよいので、新たにプラチドパターン像を取り込んだ後に演算を行うときと比較して、プラチドモードによる角膜形状の広範囲な測定に要する時間を短縮できる。
(1)のプラチドモードによる角膜形状の広範囲な測定と(2)のレフモードによる眼屈折力の測定をこの順に行って、フレームメモリ201に取り込んだリングCa〜Ciから角膜形状を眼屈折力の測定と並行して演算により求めるように演算制御装置203を設定することもできる。この場合にも、角膜形状の広範囲な測定に要する時間と眼屈折力に要する時間を単に加算した場合に比べて、角膜形状の広範囲な測定と眼屈折力に要する時間を非常に短くできる。
この発明に係わる眼科装置の光学系の配置を示した光学配置図である。 プラチドパターン投影系の構成を示した断面図である。 図2のプラチドパターン投影系のパターン板を示した正面図である。 (a)は図3のパターン板の構成の一部を示した拡大断面図、(b)はパターン板とPC板との関係を示す説明図、(c)はこの発明にかかる眼科装置と被検者との関係を示す斜視図である。 赤外発光ダイオードの配置を示したPC板の正面図である。 眼科装置の制御系の構成を示したブロック図である。 モニタに表示された画像を示した説明図である。 眼科装置の動作の一例を示したフロー図である。 眼科装置の動作の他の例を示したフロー図である。 (a)は被検眼角膜からのプラチドパターン像の説明図、(b)はプラチドパターン像から求めた被検眼角膜のトポグラフィである。
符号の説明
10…前眼部観察光学系
18…エリアセンサ(受光手段)
30…アライメント投影光学系(投影光学系)
70…測定投影光学系(測定光束投影光学系)
90…受光光学系
100…プラチドパターン投影系
101…パターン板(プラチドパターン板)
120…マーク投影光学系
202…モニタ
203…演算制御装置(演算手段)
Ca〜Ci…リング(リングパターン)
E…被検眼
Ec…角膜
Q1,Q2…マーク

Claims (2)

  1. 多重リングパターンを被検眼の角膜に投影するパターン投影光学系と、前記被検眼からの反射光束を受光させる受光手段と、前記角膜における多重リングパターンの反射光を前記受光手段に導いて前記多重リングパターンのリング反射像を受光手段に結像させる観察光学系と、前記受光手段に結像された多重リングパターンのリング反射像を記憶するメモリと、前記受光手段の出力から前記被検眼の角膜形状を求める演算手段を備え、前記演算手段は、前記眼屈折力測定時に、前記メモリの多重リングパターンのリング反射像から前記被検眼の角膜形状を求めるように設定されている眼科装置であって、
    前記演算制御手段は、前記パターン投影光学系と異なった距離から前記角膜に投影した少なくとも一対のマークのマーク反射像の間隔と前記多重リングパターンのリング反射像の径との比からZ方向におけるアライメント誤差を演算して、このアライメント誤差が所定範囲内である場合に、前記アライメント誤差を用いて前記リング反射像から求められた角膜形状を補正するように設定されていることを特徴とする眼科装置。
  2. 多重リングパターンを被検眼の角膜に投影するパターン投影光学系と、前記被検眼からの反射光束を受光させる受光手段と、前記角膜における多重リングパターンの反射光を前記受光手段に導いて前記多重リングパターンのリング反射像を受光手段に結像させる観察光学系と、前記受光手段に結像された多重リングパターンのリング反射像を記憶するメモリと、前記受光手段の出力から前記被検眼の角膜形状を求める演算手段を備え、前記演算手段は、前記眼屈折力測定時に、前記メモリの多重リングパターンのリング反射像から前記被検眼の角膜形状を求めるように設定されている眼科装置であって、
    前記演算制御手段は、前記パターン投影光学系と異なった距離から前記角膜に投影した少なくとも一対のマークのマーク反射像の間隔と前記リング反射像の径との比から前記被検眼に対する作動距離を求めると共に、前記求めた作動距離が予め設定されている設定作動距離との差が所定範囲内の誤差である場合に、前記誤差を用いて前記リング反射像から求められた角膜形状を補正するように設定されていることを特徴とする眼科装置。
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