JP3892329B2 - 同軸コネクタ - Google Patents
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- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、同軸コネクタに係り、とくに装着操作が容易な同軸コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
たとえばＴＶ共聴設備等に使用される同軸線路では、同軸ケーブルを同軸コネクタで接続する。そして、最も一般的な同軸コネクタは、高周波Ｃ１５形コネクタと呼ばれる、レセプタクルにプラグをネジ込む方式のものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このようなネジ込み方式のものでは、接続作業としてコネクタに設けられたナットを何回も回す作業をコネクタ１個毎に繰り返すため、作業能率が悪い。作業個所が多数に上る場合には多大の時間を要し、また直列ユニットのような狭い場所で作業を要する場合には、作業者の負担が大である。
【０００４】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、装着作業が簡便な同軸コネクタを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、
同軸ケーブルの端部に該同軸ケーブルの芯線を中心にして回動自在に取り付けられた筒型シェルであって、反同軸ケーブル側端に同軸フィメールコネクタ挿入用の開口を有し、内周面は端部に軸方向に垂直な平坦面が設けられ、この平坦面に連なって前記開口寄り位置が小径でかつ同軸ケーブル側端に向って大径になるテーパ面が設けられ、このテーパ面の一部には径方向内側に突出しかつ軸方向に延びた少なくとも２つの凸条を有するシェルと、
それぞれがほぼ弧状をなし、内周面に前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合するネジ溝が形成され、一端面が前記シェルにおける前記平坦面に当接し、また外周面が前記シェルにおける前記凸条相互間の内周面に当接するように形成されて前記シェル内に配される少なくとも２つの可動係合片と、
前記シェルの同軸ケーブル側端部に装着され、前記可動係合片を前記シェルの内周面に設けられた前記平坦面に向けて押圧するように作用力を与える伸長バネとをそなえ、
前記同軸フィメールコネクタに装着される際に、前記２つの可動係合片が前記伸長バネの作用力を受けて前記シェル内で前記同軸フィメールコネクタのネジ山を乗り越えつつ移動した上で前記ネジ溝が前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合し、次いで前記シェルを回動させることにより前記同軸フィメールコネクタに固定接続するように構成されたことを特徴とする同軸コネクタ、
を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の一実施例の外観形状を示したものである。図１に示すように、同軸メールコネクタＭＣの外側導体としてのシェル１の内周面には、２つの可動係合片２が、相互間にシェル１の内周面に形成された凸条３を挟むように装着されている。そして、シェル１の中心位置には同軸コネクタの中心導体４が配されているが、これは同軸ケーブル５の芯線をそのまま引き出して用いる。
【０００７】
同軸ケーブル５の端部には、後述するコネクタ取り付け金具にかしめリング１０および組合せ金具７が組み付けられてシェル１が取り付けられる。
【０００８】
この同軸コネクタは、図示しない同軸フィメールコネクタＦＣに接続されるが、その接続は、作業者がシェル１を保持して同軸フィメールコネクタにある程度挿し込んだ後、シェル１を１回程度回転して可動係合片２を同軸フィメールコネクタのネジ山に強く係止させることにより行う。つまり、挿し込みおよび回転の一連の動作で同軸コネクタの接続作業が完了する。
【０００９】
同軸コネクタを抜き取る場合は、シェル１を反対方向に回転させて可動係合片２のネジ溝と同軸フィメールコネクタのネジ山との係止状態から係合状態に移し、さらにシェル１を回転し続けて同軸フィメールコネクタＦＣから外すようにする。
【００１０】
図２(a),（b)および(c)は、図１に示した実施例の同軸フィメールコネクタへの装着直前、装着中および装着完了時の各状態を示す図である。
【００１１】
まず図２(a)に示す未装着状態では、シェル１の内部で可動係合片２がコイルバネ８の伸長力により図示左方向に押されて、可動係合片２の外周面がシェル１の内面に当接している。
【００１２】
シェル１の内面には、開口端に軸方向に垂直な平坦面およびこの平坦面に連なったテーパ状の内周面が形成されている。これにより、可動係合片２の外周面および図示左側端面がシェル１の開口部平坦面およびテーパ状の内周面に当接している。
【００１３】
ここで、シェル１の同軸ケーブル５への取り付け構造を説明しておく。同軸ケーブル５の端部に対して、一端にフランジが設けられ反フランジ側が同軸ケーブルの編組と誘電体層との間に差し込み易いように、端部厚みが薄く徐々に厚みを増し円筒状に形成された取り付け金具６を、組合せ金具７、シェル支持金具９とともに挿入し、かしめリング１０により同軸ケーブル５の外被の上から取り付け金具６を締め付けて固定する。
【００１４】
次いで、シェル支持金具９に設けられた軸方向を向く環状溝にコイルバネ８を当ててから、可動係合片２を内部に入れてこの可動係合片によりコイルバネ８を押圧するようにシェル１を図示右方向に押し込み、シェル１の図示右端内周のネジ溝をシェル支持金具９の外周に設けられたネジ山に係合させて固定する。
【００１５】
工場生産するには、かしめなどより大量生産に向いた構造によりシェル１をシェル支持金具９に取り付ける方法を採ることができる。
【００１６】
この結果、シェル１は、シェル支持金具９とともに取り付け金具６、組合せ金具７に対して回転自在に取り付けられている。
【００１７】
次に、図２(b)に示す同軸コネクタの装着途中の状態では、同軸フィメールコネクタＦＣの図示右端が可動係合片２の図示左端に当接して図示右方向に押圧するため、可動係合片２がシェル１の内部に押し込まれている。このとき、２つの可動係合片２は、シェル１の内周のテーパ面に沿って移動する結果、相互間が離れていき、その間に同軸フィメールコネクタＦＣが入り込んできて、そのいくつかのネジ山に可動係合片２の内周に設けられたネジ溝が係合する。この際、可動係合片２が同軸フィメールコネクタＦＣのネジ山を順次超えていき、超える度に可動係合片２が図示左方向に進んでいく。そして、コイルバネ８は、可動係合片２に対し図示左方向に推し進める力を与える。
【００１８】
そして、シェル１を１回程度回転させると、図２(c)に示す同軸コネクタの装着完了状態となる。すなわち、図２(b)の状態でシェル１を回転させると、コイルバネ８の伸長力により図示左方向に作用力を受けて、シェル１の内周面に押圧されている可動係合片２が一緒に回転する。この結果、可動係合片２を、その内周に設けられたネジ溝が同軸フィメールコネクタＦＣのネジ山に係合する方向に回転させると、可動係合片２は、シェル１内を開口に向って進んでいき、シェル１の内周壁と同軸フィメールコネクタＦＣの外周壁との間に介挿された状態まで進んで停止する。
【００１９】
これにより、同軸メールコネクタＭＣと同軸フィメールコネクタＦＣとが強固に固定、接続された状態となる。
【００２０】
図３(a)，(b)，(c)は、シェル１の詳細構造を示したものである。シェル１は、一端１ａがすぼまった形状をしており、このすぼまった端部に開口が設けられており、開口の周りの内周面は軸方向に垂直な平坦面１ｅを形成している。また、シェル１の他端１ｂの外周が６角ナット状をなしている。
【００２１】
そして、一端１ａの内周に、軸方向に延びる一対の凸条１ｃ（図1における符号３に相当）が設けられており、この凸条１ｃが設けられていない内周面にテーパ面１ｄが設けられている。また、シェル１の他端１ｂの内周にネジ溝が設けられている。
【００２２】
図４(a)，（b)，（c)は、可動係合片２の詳細構造を示すものである。可動係合片２は、半円に近い弧状に形成された一対の部材からなり、各部材は外周がほぼ円筒状で一端寄りの部分がテーパ状に形成されている。また内周面には、同軸フィメールコネクタのネジ山と係合するネジ溝が設けられている。
【００２３】
そして、可動係合片２がシェル１に装着されると、図４(a)，（b)に示すように、相互間にシェル１の内周に設けられた凸条１ｃが介挿された状態となる。
【００２４】
【発明の効果】
本発明は上述のように、同軸メールコネクタのシェルの内周面を内部に向って拡がるテーパ状とし、内周面に同軸フィメールコネクタのネジ山に係合するネジ溝を有する可動係合片を、シェルに内蔵されたバネの伸長力によってシェルの内周面に押圧するようにしたため、シェルを少量回転させることにより可動係合片を移動させて同軸メールコネクタと同軸フィメールコネクタとの相互間に介挿された状態とし、両者を強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の外観を示す説明図。
【図２】図１に示した実施例の、同軸フィメールコネクタへの装着直前の状態、装着中の状態および装着完了後の状態を示す断面図。
【図３】図３(a)は図１に示した実施例に用いるシェルの構造を示す平面図、図３（b)および（c)は９０度角度を変えた２つの側断面図。
【図４】図４(a)は、図１に示した実施例に用いる可動係合片の平面図、図４(ｂ)は、同じく側面図、図４(ｃ)は、同じく側断面図。
【符号の説明】
１ シェル
１ｃ 凸条
１ｄ テーパ面
１ｅ 平坦面
２ 可動係合片
３（１ｃ） 凸条
４ 中心導体
５ 同軸ケーブル
６ 取り付け金具
７ 組合せ金具
８ コイルバネ
９ シェル支持金具
１０ かしめリング
ＭＣ 同軸メールコネクタ
ＦＣ 同軸フィメールコネクタ
【産業上の利用分野】
本発明は、同軸コネクタに係り、とくに装着操作が容易な同軸コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
たとえばＴＶ共聴設備等に使用される同軸線路では、同軸ケーブルを同軸コネクタで接続する。そして、最も一般的な同軸コネクタは、高周波Ｃ１５形コネクタと呼ばれる、レセプタクルにプラグをネジ込む方式のものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このようなネジ込み方式のものでは、接続作業としてコネクタに設けられたナットを何回も回す作業をコネクタ１個毎に繰り返すため、作業能率が悪い。作業個所が多数に上る場合には多大の時間を要し、また直列ユニットのような狭い場所で作業を要する場合には、作業者の負担が大である。
【０００４】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、装着作業が簡便な同軸コネクタを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、
同軸ケーブルの端部に該同軸ケーブルの芯線を中心にして回動自在に取り付けられた筒型シェルであって、反同軸ケーブル側端に同軸フィメールコネクタ挿入用の開口を有し、内周面は端部に軸方向に垂直な平坦面が設けられ、この平坦面に連なって前記開口寄り位置が小径でかつ同軸ケーブル側端に向って大径になるテーパ面が設けられ、このテーパ面の一部には径方向内側に突出しかつ軸方向に延びた少なくとも２つの凸条を有するシェルと、
それぞれがほぼ弧状をなし、内周面に前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合するネジ溝が形成され、一端面が前記シェルにおける前記平坦面に当接し、また外周面が前記シェルにおける前記凸条相互間の内周面に当接するように形成されて前記シェル内に配される少なくとも２つの可動係合片と、
前記シェルの同軸ケーブル側端部に装着され、前記可動係合片を前記シェルの内周面に設けられた前記平坦面に向けて押圧するように作用力を与える伸長バネとをそなえ、
前記同軸フィメールコネクタに装着される際に、前記２つの可動係合片が前記伸長バネの作用力を受けて前記シェル内で前記同軸フィメールコネクタのネジ山を乗り越えつつ移動した上で前記ネジ溝が前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合し、次いで前記シェルを回動させることにより前記同軸フィメールコネクタに固定接続するように構成されたことを特徴とする同軸コネクタ、
を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の一実施例の外観形状を示したものである。図１に示すように、同軸メールコネクタＭＣの外側導体としてのシェル１の内周面には、２つの可動係合片２が、相互間にシェル１の内周面に形成された凸条３を挟むように装着されている。そして、シェル１の中心位置には同軸コネクタの中心導体４が配されているが、これは同軸ケーブル５の芯線をそのまま引き出して用いる。
【０００７】
同軸ケーブル５の端部には、後述するコネクタ取り付け金具にかしめリング１０および組合せ金具７が組み付けられてシェル１が取り付けられる。
【０００８】
この同軸コネクタは、図示しない同軸フィメールコネクタＦＣに接続されるが、その接続は、作業者がシェル１を保持して同軸フィメールコネクタにある程度挿し込んだ後、シェル１を１回程度回転して可動係合片２を同軸フィメールコネクタのネジ山に強く係止させることにより行う。つまり、挿し込みおよび回転の一連の動作で同軸コネクタの接続作業が完了する。
【０００９】
同軸コネクタを抜き取る場合は、シェル１を反対方向に回転させて可動係合片２のネジ溝と同軸フィメールコネクタのネジ山との係止状態から係合状態に移し、さらにシェル１を回転し続けて同軸フィメールコネクタＦＣから外すようにする。
【００１０】
図２(a),（b)および(c)は、図１に示した実施例の同軸フィメールコネクタへの装着直前、装着中および装着完了時の各状態を示す図である。
【００１１】
まず図２(a)に示す未装着状態では、シェル１の内部で可動係合片２がコイルバネ８の伸長力により図示左方向に押されて、可動係合片２の外周面がシェル１の内面に当接している。
【００１２】
シェル１の内面には、開口端に軸方向に垂直な平坦面およびこの平坦面に連なったテーパ状の内周面が形成されている。これにより、可動係合片２の外周面および図示左側端面がシェル１の開口部平坦面およびテーパ状の内周面に当接している。
【００１３】
ここで、シェル１の同軸ケーブル５への取り付け構造を説明しておく。同軸ケーブル５の端部に対して、一端にフランジが設けられ反フランジ側が同軸ケーブルの編組と誘電体層との間に差し込み易いように、端部厚みが薄く徐々に厚みを増し円筒状に形成された取り付け金具６を、組合せ金具７、シェル支持金具９とともに挿入し、かしめリング１０により同軸ケーブル５の外被の上から取り付け金具６を締め付けて固定する。
【００１４】
次いで、シェル支持金具９に設けられた軸方向を向く環状溝にコイルバネ８を当ててから、可動係合片２を内部に入れてこの可動係合片によりコイルバネ８を押圧するようにシェル１を図示右方向に押し込み、シェル１の図示右端内周のネジ溝をシェル支持金具９の外周に設けられたネジ山に係合させて固定する。
【００１５】
工場生産するには、かしめなどより大量生産に向いた構造によりシェル１をシェル支持金具９に取り付ける方法を採ることができる。
【００１６】
この結果、シェル１は、シェル支持金具９とともに取り付け金具６、組合せ金具７に対して回転自在に取り付けられている。
【００１７】
次に、図２(b)に示す同軸コネクタの装着途中の状態では、同軸フィメールコネクタＦＣの図示右端が可動係合片２の図示左端に当接して図示右方向に押圧するため、可動係合片２がシェル１の内部に押し込まれている。このとき、２つの可動係合片２は、シェル１の内周のテーパ面に沿って移動する結果、相互間が離れていき、その間に同軸フィメールコネクタＦＣが入り込んできて、そのいくつかのネジ山に可動係合片２の内周に設けられたネジ溝が係合する。この際、可動係合片２が同軸フィメールコネクタＦＣのネジ山を順次超えていき、超える度に可動係合片２が図示左方向に進んでいく。そして、コイルバネ８は、可動係合片２に対し図示左方向に推し進める力を与える。
【００１８】
そして、シェル１を１回程度回転させると、図２(c)に示す同軸コネクタの装着完了状態となる。すなわち、図２(b)の状態でシェル１を回転させると、コイルバネ８の伸長力により図示左方向に作用力を受けて、シェル１の内周面に押圧されている可動係合片２が一緒に回転する。この結果、可動係合片２を、その内周に設けられたネジ溝が同軸フィメールコネクタＦＣのネジ山に係合する方向に回転させると、可動係合片２は、シェル１内を開口に向って進んでいき、シェル１の内周壁と同軸フィメールコネクタＦＣの外周壁との間に介挿された状態まで進んで停止する。
【００１９】
これにより、同軸メールコネクタＭＣと同軸フィメールコネクタＦＣとが強固に固定、接続された状態となる。
【００２０】
図３(a)，(b)，(c)は、シェル１の詳細構造を示したものである。シェル１は、一端１ａがすぼまった形状をしており、このすぼまった端部に開口が設けられており、開口の周りの内周面は軸方向に垂直な平坦面１ｅを形成している。また、シェル１の他端１ｂの外周が６角ナット状をなしている。
【００２１】
そして、一端１ａの内周に、軸方向に延びる一対の凸条１ｃ（図1における符号３に相当）が設けられており、この凸条１ｃが設けられていない内周面にテーパ面１ｄが設けられている。また、シェル１の他端１ｂの内周にネジ溝が設けられている。
【００２２】
図４(a)，（b)，（c)は、可動係合片２の詳細構造を示すものである。可動係合片２は、半円に近い弧状に形成された一対の部材からなり、各部材は外周がほぼ円筒状で一端寄りの部分がテーパ状に形成されている。また内周面には、同軸フィメールコネクタのネジ山と係合するネジ溝が設けられている。
【００２３】
そして、可動係合片２がシェル１に装着されると、図４(a)，（b)に示すように、相互間にシェル１の内周に設けられた凸条１ｃが介挿された状態となる。
【００２４】
【発明の効果】
本発明は上述のように、同軸メールコネクタのシェルの内周面を内部に向って拡がるテーパ状とし、内周面に同軸フィメールコネクタのネジ山に係合するネジ溝を有する可動係合片を、シェルに内蔵されたバネの伸長力によってシェルの内周面に押圧するようにしたため、シェルを少量回転させることにより可動係合片を移動させて同軸メールコネクタと同軸フィメールコネクタとの相互間に介挿された状態とし、両者を強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の外観を示す説明図。
【図２】図１に示した実施例の、同軸フィメールコネクタへの装着直前の状態、装着中の状態および装着完了後の状態を示す断面図。
【図３】図３(a)は図１に示した実施例に用いるシェルの構造を示す平面図、図３（b)および（c)は９０度角度を変えた２つの側断面図。
【図４】図４(a)は、図１に示した実施例に用いる可動係合片の平面図、図４(ｂ)は、同じく側面図、図４(ｃ)は、同じく側断面図。
【符号の説明】
１ シェル
１ｃ 凸条
１ｄ テーパ面
１ｅ 平坦面
２ 可動係合片
３（１ｃ） 凸条
４ 中心導体
５ 同軸ケーブル
６ 取り付け金具
７ 組合せ金具
８ コイルバネ
９ シェル支持金具
１０ かしめリング
ＭＣ 同軸メールコネクタ
ＦＣ 同軸フィメールコネクタ
Claims (3)
- 同軸ケーブルの端部に該同軸ケーブルの芯線を中心にして回動自在に取り付けられた筒型シェルであって、反同軸ケーブル側端に同軸フィメールコネクタ挿入用の開口を有し、内周面は端部に軸方向に垂直な平坦面が設けられ、この平坦面に連なって前記開口寄り位置が小径でかつ同軸ケーブル側端に向って大径になるテーパ面が設けられ、このテーパ面の一部には径方向内側に突出しかつ軸方向に延びた少なくとも２つの凸条を有するシェルと、
それぞれがほぼ弧状をなし、内周面に前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合するネジ溝が形成され、一端面が前記シェルにおける前記平坦面に当接し、また外周面が前記シェルにおける前記凸条相互間の内周面に当接するように形成されて前記シェル内に配される少なくとも２つの可動係合片と、
前記シェルの同軸ケーブル側端部に装着され、前記可動係合片を前記シェルの内周面に設けられた前記平坦面に向けて押圧するように作用力を与える伸長バネとをそなえ、
前記同軸フィメールコネクタに装着される際に、前記２つの可動係合片が前記伸長バネの作用力を受けて前記シェル内で前記同軸フィメールコネクタのネジ山を乗り越えつつ移動した上で前記ネジ溝が前記同軸フィメールコネクタのネジ山に係合し、次いで前記シェルを回動させることにより前記同軸フィメールコネクタに固定接続するように構成されたことを特徴とする同軸コネクタ。 - 請求項1記載の同軸コネクタにおいて、
前記シェルは、前記開口近傍の内部に前記可動係合片が当接するとき、該可動係合片の軸方向作用力を受け止める軸方向にほぼ垂直な面を有する同軸コネクタ。 - 請求項1記載の同軸コネクタにおいて、
前記可動係合片は、外周面が円筒状部とテーパ部とにより構成された同軸コネクタ。
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| JP2002095948A JP3892329B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 同軸コネクタ |
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP2002095948A Expired - Fee Related JP3892329B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 同軸コネクタ |
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| JP (1) | JP3892329B2 (ja) |
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