JP3891293B2 - トンネル埋め戻し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道、道路、下水道、土地区画整理事業等の都市土木分野において不要になったトンネルを埋め戻す際に用いて好適なトンネル埋め戻し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市部における社会基盤整備の進展に伴い、大都市の地下には様々な用途のトンネルが計画、建設され、幹線道路の地下は地下構造物で過密状態となっている。地下利用が進むその一方で、高機能、大容量のライフラインの新設やルート変更等により、既設トンネルが支障となるケースも発生している。また、耐用年数を超えたライフラインの老朽化等に伴い、使用が停止されたり廃棄されたりするトンネルも急増している。
【0003】
これらの不要な、或いは障害となるトンネルは、埋設物が輻輳した幹線道路下に敷設されていることが多いため、浅層部であっても地上から開削工法で撤去することは極めて困難である。また開削工法による撤去では、広範囲な掘削や埋め戻しに伴う周辺地盤の不同沈下や地上の交通障害等の問題が発生する虞もある。
【0004】
そこで、本出願人は、上記問題を解消するために、不要となったトンネルを、非開削により撤去して埋め戻し材で置換するバックフィルシールド(BF)工法を開発して実用化している。このバックフィルシールド工法は、「外殻によってトンネルの外側を包囲しつつトンネル周囲の地山を掘進して前進し、トンネル内の既設管を撤去した後、外殻後方に埋め戻し材を充填する」という技術内容を骨子とした、非開削によるトンネル撤去埋め戻し技術であり、シールド工法で構築されたトンネルを対象として開発が進められてきている。
【0005】
ところで、上記バックフィルシールド工法を用いてヒューム管等の管渠を撤去する際、その内径が比較的小さい場合には、以下のような問題を招くことがある。即ち、管渠の内部空間が狭く、人手を介した解体作業が困難となり、覆工体や解体ガラ等の搬出が困難となる。また管渠を解体するために、余掘りに当たる掘削が必要となり、これにより掘削量や埋め戻し量が必要以上に多くなってしまう。
【0006】
そこで、トンネルの埋め戻しを容易に行なうための既設トンネル撤去シールド機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。当該シールド機は、殻体をその外周部に備えたグリッパで既設管内壁に固定し、またシールド機本体の殻体より大きく既設管の外径と略々同径で円板状の回転カッタヘッドを既設管端面に対向させた形で、回転状態の該回転カッタヘッドをスライドジャッキの動作で掘進させつつ、既設管を端部側から切削するように構成されている。
【0007】
そして、上記シールド機は、掘進で生じたトンネルの空洞部に埋め戻し材を注入管から注入し、これにより既設管の切削片と混合した形で上記空洞部を埋め戻す。このような掘進・埋め戻し工程では、スライドジャッキの伸長動作で所定距離掘進する都度に、グリッパを一旦解除して殻体を既設管内で所定距離前進させた後、該殻体をグリッパで再び固定する処理を繰り返し行ない、既設管を順次解体しながらトンネルを埋め戻す。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−10599号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記既設トンネル撤去シールド機によると、埋め戻し材注入用の注入管を支持する上記回転カッタヘッドの背面を、埋め戻し材や破砕片に接触させた形で該カッタヘッドを回転させつつ掘進するため、カッタヘッド回転時に作用する負荷が大きく、その結果より大きな回転力が必要となって、駆動効率が悪くなる不都合があった。また回転カッタヘッドは、その中心位置の前部を、軸心方向に沿ってスライド可能な回転軸のみでシールド機本体側に支持されているため、既設管破砕時の安定性が不充分であった。
【0010】
また、回転カッタヘッドに備えたビットが、既設管の後方端面に略々平行に対面する形で当該既設管を切削するため、既設管の破砕効率が良好であるとは言い難かった。このため、回転カッタヘッドを牽引するスライドジャッキに、より大きな力が必要となる結果、ジャッキサイズが大型化して装置のコンパクト化を損なう等の虞があった。更に、回転カッタヘッドで切削した既設管の破片と埋め戻し材とを混合した形で埋め戻しを行なうため、既設管を構成しているコンクリートや鉄材等による環境への影響も懸念される。
【0011】
本発明は、上記した事情に鑑み、既設管を破砕する破砕手段の支持構造を改善し、当該破砕手段の回転部分を埋め戻し材から遮断した形で埋め戻し出来るようにすることにより、破砕手段駆動時の負荷を大幅に低減して駆動効率を高め、また既設管破砕時における破砕手段の安定性も充分に確保出来るように構成したトンネル埋め戻し装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、管渠列(2)からなる既設のトンネル(1)を埋め戻す際に使用するトンネル埋め戻し装置(9)において、
前記管渠列(2)の管渠(3)内に摺動自在に嵌合し得る筒状の本体部材(11)と、該本体部材を前記管渠の軸心方向に牽引する牽引手段(20)と、前記本体部材(11)の軸心(C1)と略々平行な軸心(C2)を中心として回転駆動される筒状の支持部材(25、62〜64)、及び該支持部材に支持されると共に前記牽引方向の前方側に向かって前記本体部材(11)の内径方向に傾斜した破砕面(CP)を有するカッタ部材(50)からなり、前記本体部材の牽引方向後方側に位置して前記管渠を破砕することの出来る破砕手段(15)と、該破砕手段の牽引方向後方側に配置され、管渠破砕により形成される空間(10)を閉塞して前記破砕手段から遮断する閉塞部材(16)と、前記破砕手段から遮断した状態となるように閉塞された空間(10)に埋め戻し材を充填する充填手段(39)とを備えて構成される。
【0013】
請求項2の発明は、前記カッタ部材が、前記牽引方向前方側に向かって内径方向に傾斜した支軸(75)により前記支持部材(25、62〜64)に支持された略々テーパ状の複数のローラカッタ(50)で構成される。
【0014】
請求項3の発明は、前記破砕手段(15)が、前記カッタ部材(50)で破砕した前記管渠(3)の破砕片を更に粉砕する粉砕刃(45)を前記支持部材(25、62〜64)の外周面に備えて構成される。
【0015】
請求項4の発明は、前記閉塞部材(16)が、前記カッタ部材(50)の外周側で前記空間(10)の内周面に接触した形で移動させられる円筒状の止水フード(70)を更に備えて構成される。
【0016】
請求項5の発明は、前記充填手段が、前記閉塞部材(16)の牽引方向後方側に突出して前記空間(10)に埋め戻し材(76)を吐出することの出来る第1の位置と、前記支持部材(25)側に退避した第2の位置と、に移動可能に支持される充填管(39)を備え、
前記トンネル埋め戻し装置(9)が、前記充填管(39)を前記第2の位置に移動させた形で、前記充填管に備えた吐出口(39a)から洗浄液を注入して前記充填管内部を洗浄する洗浄装置(42、42a、43、43a)を備えて構成される。
【0017】
請求項6の発明は、前記支持部材(25、62〜64)が、前記本体部材(11)の軸心(C1)から所定量偏心した軸心(C2)を中心として回転するように支持されて構成される。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、閉塞部材(16)によって、破砕手段(15)を空間(10)内の埋め戻し材(76)から遮断した形で支持部材(25、62〜64)等を回転させることが出来るので、破砕手段の駆動時の負荷を大幅に低減して、駆動効率を大きく向上させることが出来る。またカッタ部材(50)が、軸心(C2)を中心として回転駆動される筒状の支持部材(25、62〜64)に支持されるので、スライド可能な回転軸のみで中心位置前部がシールド機本体側に支持されていた従来の回転カッタヘッドに比して、破砕時に多様な方向の力を受けるカッタ部材(50)の安定性を充分に確保することが出来る。更に該カッタ部材が、支持部材に支持されると共に牽引方向の前方側に向かって本体部材(11)の内径方向に傾斜した破砕面(CP)を有するので、本体部材(11)の牽引移動時に、破砕面(CP)を管渠(3)の内周側に食い込ませつつ破砕することが出来、管渠の破砕処理を効率的に実施することが出来る。
【0019】
請求項2の発明によれば、本体部材(11)の牽引移動時に、牽引方向前方側に向かって内径方向に傾斜する略々テーパ状の複数のローラカッタ(50)が、管渠(3)の内周側に食い込む形で該管渠を破砕するので、管渠内周側に食い込む際の所謂くさび効果と相俟って、管渠(3)の破砕を極めて効率的に進めることが出来る。
【0020】
請求項3の発明によれば、カッタ部材(50)で破砕した管渠(3)の破砕片を更に粉砕する粉砕刃(45)を支持部材(25)の外周面に備えるので、複数のカッタ部材(50)で破砕した管渠(3)の破砕片を、粉砕刃(45)で更に細かく粉砕することによって、破砕片の搬出処理をより容易化することが出来る。
【0021】
請求項4の発明によれば、止水フード(70)を空間内周面に接触させた形で埋め戻し装置(1)を移動駆動させることが出来るので、カッタ部材(50)によって管渠(3)を粉砕した後の空間を内面から止水フード(70)で担持しながら、カッタ部材(50)による粉砕を安定して行なうことが出来る。
【0022】
請求項5の発明によれば、第2の位置に充填管(39)を移動させた形で、吐出口(39a)から洗浄液を注入して充填管内部を簡単に洗浄することが出来るので、充填管内部で埋め戻し材が硬化して詰まりを生じるような不具合を、確実に防止することが出来る。
【0023】
請求項6の発明によれば、支持部材(25、62〜64)が、本体部材(11)の軸心(C1)から所定量偏心した軸心(C2)を中心として回転するように支持されるので、特別のローリング防止装置を別途装備することなく、カッタ部材(50)回転時の反力によるローリングを、確実に防止することが出来る。
【0024】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明に係る実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態におけるトンネル埋め戻し装置で埋め戻しする前のトンネルを模式的に示す側面断面図、図2は、埋め戻し作業中のトンネル埋め戻し装置を示す側面断面図、図3は、本トンネル埋め戻し装置の前部側を拡大して示す側面断面図、図4は、本トンネル埋め戻し装置の後部側を拡大して示す側面断面図、図5は、図2のV−V線に沿って見た状態を概略的に示す正面断面図、図6は、図2のVI−VI線に沿って見た状態を概略的に示す正面断面図である。また図7は、本トンネル埋め戻し装置に備えた洗浄装置の側面断面図であり、(a)は埋め戻し材を吐出可能な状態、(b)は洗浄位置への移行途中の状態、(c)は洗浄位置での状態をそれぞれ示している。
【0026】
図1に示すように、撤去対象となる既設のトンネル1は、互いに直列に接続されて管渠列2を形成する複数の管渠3により構成されている。なお、図中の符号5は地盤、6は発進立坑、7は到達立坑である。
【0027】
本トンネル埋め戻し装置9(図2参照)は、トンネル1が埋設された地盤5の発進側と到達側とにそれぞれ発進立坑6及び到達立坑7を掘削した形で、発進立坑6側から管渠列2内に挿通されて到達立坑7側に牽引移動させられる際に、各管渠3を順次破砕しその破砕片を泥状にしてトンネル1から外部に搬出する。更にトンネル埋め戻し装置9は、管渠破砕後に残る円筒状空間のトンネル空洞部10(図2参照)の内方に、モルタル等の埋め戻し材を吐出・充填して、トンネル1を埋め戻しする。
【0028】
すなわち、本トンネル埋め戻し装置9は、図2乃至図4に示すように、1本の管渠3と略々同じ軸方向長さを有し、かつ管渠3内に摺動自在に嵌合した形で一方向に牽引移動させられる円筒状の本体部材11を備えている。該本体部材11の外方前部にカッタ回転駆動部12が配置され、かつ該本体部材11の内方後部に支持部13が配置されている。また本体部材11の後部には、該本体部材11の牽引方向後方側に位置して管渠3を破砕することの出来る破砕部(破砕手段)15が設けられている。更に破砕部15の後方には、該破砕部15の後方側で管渠破砕後に残る上記トンネル空洞部10を該破砕部15側から閉塞する閉塞部材16が設けられている。
【0029】
そして、本体部材11の前方下部側には、ブラケット17及びピン19を介して、牽引手段を構成するPC鋼棒20が連結されており、該PC鋼棒20が不図示の牽引装置によって到達立坑7側から矢印a方向に牽引されることにより、トンネル埋め戻し装置9全体が到達立坑7側に移動(前進)する。なお、図2中の符号3aは、管渠3の一方の端部に形成された連結用鍔部、21は底板コンクリート、22は基礎砕石の層、23はCCDカメラ用パイプ、C1は本体部材11の軸心、及びC2は、後に詳述する略々円筒状の(筒状の)支持部材の軸心である。また、上記底板コンクリート21及び基礎砕石の層22は、図1では図示を省略している。
【0030】
本体部材11は、外径が管渠3の内径より若干小さく(つまり管渠3と略々同径)なるように構成されており、牽引方向前方(図2及び図3の左方)側の開口部が蓋体26で閉塞されると共に、牽引方向後方(図2及び図4右方)側の開口部が開放された形で、その端部に円筒状枠体27が同軸状に接合されている。該円筒状枠体27は、後方に向かって徐々に拡径するテーパ面を内周に有しており、該テーパ面と上記円筒部材25の前部外周面とにより粉砕空間29を区画形成している。
【0031】
また、本体部材11の前部及び後部の各外周面にはそれぞれ、本体部材11の管渠内面に対する接触抵抗を低減するための滑り部材30が設けられている。そして本体部材11の内方には、軸心方向(図3の左右方向)に沿って、埋め戻し材供給管32、洗浄水供給管33、埋め戻し材供給管32の外周に相対回転自在に被嵌した中空状の駆動力伝達軸35、泥水管36、及び排泥管37が互いに平行に延設されている。
【0032】
上記埋め戻し材供給管32は、本体部材11の前方側にスイベルジョイント31が介在された形で延設されており、トンネル埋め戻し装置9の最後部に設けられた充填管39にモルタル等の埋め戻し材を供給することが出来る。また洗浄水供給管33は、図3に示すように、連結部材40及び給水路41を介して、埋め戻し材供給管32の外周側に同心状に延設された洗浄管42に洗浄水(洗浄液)を供給する。該洗浄水は、該洗浄管42の先端に形成された注水口42aと、該洗浄管42に分岐する形で形成された洗浄管43の先端の注水口43a(図4及び図7参照)とから吐出される。また泥水管36は、PC鋼棒20の牽引方向前方側から、破砕部15による破砕を行なう破砕空間29に泥水を注入することが出来る。排泥管37は、破砕部15で破砕された管渠3の破砕片を、泥水管36から注入される泥水と混合した泥状にして、本体部材11の前方側に搬出する。
【0033】
カッタ回転駆動部12は、上記蓋体26に形成された貫通孔26aに後部が嵌合支持された駆動モータ46を有している。該蓋体26には更に、貫通孔26b、26cが形成されている。該貫通孔26bには埋め戻し材供給管32が貫通しており、貫通孔26cには排泥管37が貫通している。また本体部材11内で、駆動モータ46の回転軸46a(図3)には主動ギヤ47が連結されており、埋め戻し材供給管32に相対回転自在に被嵌した駆動力伝達軸35の前端部には、主動ギヤ47に噛合する従動ギヤ49が連結されている。従って、駆動モータ46回転時の駆動力は、主動ギヤ47、従動ギヤ49、及び駆動力伝達軸35を介して破砕部15に伝達されて、該破砕部15に備えたローラカッタ(カッタ部材)50を回転駆動させる。
【0034】
上記駆動力伝達軸35の略々中間位置には、連絡部材51が配置されており、該連絡部材51には、図3に示すように、連結部材40を介して上記洗浄水供給管33が連通されている。更に連絡部材51には、不図示のグリース供給手段からグリースを供給されるグリース供給管52、53が連通しており、該供給管52、53を介してグリースが、埋め戻し材供給管32の外周側に延設されたグリース供給管55、56に供給される。なお、図2及び図3における本体部材11の軸心C1及び円筒部材25の軸心C2は、装置正面側から見た場合、図5に示す位置関係となっている。図5中の符号Aは、管渠破砕後のトンネル空洞部10の内径を示し、Bは管渠3の内径を示している。同図の記載から、軸心C2を中心に回転するローラカッタ50によって形成されるトンネル空洞部10が管渠3の下方側に偏心した形で現出することが分かる。
【0035】
また図4に示すように、支持部13における本体部材11の後部内方には、2枚の円板部材57、59が、その外周面を本体部材11の内周面に接触させた形で設けられている。該円板部材57には、貫通孔57a、57bが、それぞれに径方向位置を異ならせて形成されており、上記円板部材59には、貫通孔59a、59b、59c、59dが、それぞれに径方向位置を異ならせて形成されている。そして、円板部材57の不図示の貫通孔と円板部材59の貫通孔59aとに泥水管36が挿通され、上記貫通孔57aと貫通孔59bとにCCDカメラ用パイプ23が挿通され、更に貫通孔57bと貫通孔59cとに支持管60が挿通されている。上記泥水管36及び排泥管37の各後端は、円板部材59後方側の粉砕空間29を臨むように開口している。
【0036】
破砕部15は、上記支持管60の後端側で駆動力伝達軸35に被嵌して該伝達軸35に一体的に結合した円筒状の回転伝達部材61と、該伝達部材61と一体的に回転するように該伝達部材61に被嵌した円筒部材25と、環状連結部材62を介して該円筒部材25と一体的に回転するように配置された環状部材63、64と、を有している。これら円筒部材25、環状連結部材62、及び環状部材63、64により、本体部材11の軸心C1と平行で所定量図3下方に偏心した軸心C2を中心として回転する、略々円筒状の(筒状の)支持部材が構成されている。
【0037】
また破砕部15は、円筒状枠体27の後方側において、円筒部材25の前方側(図4左方)に向かって内径方向に傾斜した支軸75を介して該円筒部材25に支持された3個のローラカッタ50を有している。各ローラカッタ50は、前部側から後部側に向かって次第に拡径する略々テーパ状に形成されるものであり、牽引方向(矢印a(図2参照))の前方側(図2左方)に向かって本体部材11の内径方向に傾斜した破砕面CPを有している。更に破砕部15は、円筒状枠体27のテーパ面と対向するように、円筒部材25の周方向に亘る複数箇所に各2個ずつ設けられた粉砕刃45を有している。上記各ローラカッタ50は、軸方向において互いに所定距離ずれた形で配置されており、各粉砕刃45も同様に、軸方向において互いに所定距離ずれた形で配置されている。
【0038】
上記粉砕刃45後部における円筒部材25の外周面には、等角度間隔(例えば120度間隔)でブラケット73(図6を併せて参照)が設けられている。各ブラケット73には上記ローラカッタ50が、上記中心軸C2を中心として公転し、かつ各ブラケット73に設けられた上記支軸75を中心として自転することが出来るように配置される。各ローラカッタ50は、上記ブラケット73を介して、上記円筒部材25、環状連結部材62及び環状部材63、64からなる筒状の支持部材に、前部側及び後部側を含み全体的に安定した形で支持されている。なお、上記粉砕刃45も、ローラカッタ50と同様に、円周方向に等角度間隔で配置しても良いが、これに限らず、細かい角度間隔でより多く配置することも、粉砕効率を向上させる上で好ましい。
【0039】
一方、閉塞部材16は、円筒部材25との相対回転を許容される形で該円筒部材25に嵌合した円筒部材66と、該円筒部材66との相対回転を規制される形で該円筒部材66の後部側外周に被嵌した環状部材67、69と、該環状部材69との相対回転を規制される形で該環状部材69の外周に被嵌した環状部材65と、環状部材63、64、65に対する相対回転を許容された形でこれら環状部材63〜65の外周に被嵌した止水フード70と、から構成されている。なお、上記円筒部材66及び環状部材65、67、69は、図示しない手段を介して、本体部材11に対する相対回転を規制されている。
【0040】
上記止水フード70の内周面と環状部材63、65の各外周面との間には、スラストベアリング71a、71bがそれぞれ介在されている。また、前述したグリース供給管55、56が、回転伝達部材61の内径側の中空部61aを貫通し、更に円筒部材66の内壁を貫通した形で、環状部材67の外周側の異なる位置に開口している。これにより、環状部材63、64の内周面と環状部材67の外周面との間の間隙に、グリース供給管55、56からグリースが供給される。
【0041】
また、図7(a)、(b)、(c)に示すように、円筒部材66の中心部分には、軸心方向に沿って挿通孔66aが貫通形成されており、該挿通孔66aには、先端に2つの吐出口39aを有する充填管39が進退可能に挿通されている。該充填管39は、閉塞部材16によるトンネル空洞部10(図2参照)の閉塞状態で該空洞部10に埋め戻し材76を吐出・充填する充填手段を構成するもので、上記空洞部10に吐出口39aから埋め戻し材を吐出する第1の位置(図7(a))と、円筒部材25側に退避した(図7(b))後に軸心を中心として90度回動した第2の位置(図7(c))と、に移動自在に支持されている。該第2の位置(洗浄位置)では、吐出口39aを洗浄管42、43の各注水口42a、43aにそれぞれ連通させた洗浄状態となる。これら洗浄管42、43及び注水口42a、43aにより、洗浄装置が構成されている。
【0042】
本トンネル埋め戻し装置9は以上の構成を有するので、当該トンネル埋め戻し装置9を用いたトンネル1の撤去・埋め戻しは、次のように行なうことが出来る。まず、図1に示すように、撤去すべきトンネル1の両端に発進立坑6及び到達立坑7を掘削形成する。なお、発進立坑6及び到達立坑7には、トンネル1の敷設時に形成された後、メンテナンス用のマンホールとして使用されていた立坑を利用することも出来る。
【0043】
そして、到達立坑7側に牽引装置(図示せず)を配置すると共に、発進立坑6内にトンネル埋め戻し装置9を降ろし、更に発進立坑6と到達立坑7とに亘るように、PC鋼棒20及び埋め戻し材供給管32をトンネル1内に通しておく。更に、発進立坑6側で、トンネル埋め戻し装置9の前端部に埋め戻し材供給管32の一端を連結すると共に、該供給管32の他端を、到達立坑7側で埋め戻し材供給装置(図示せず)に連通させる。更に発進立坑6側で、トンネル埋め戻し装置9の前端部にPC鋼棒20の一端を連結すると共に、該PC鋼棒20の他端を、到達立坑7側で牽引装置(図示せず)に連結する。また、駆動モータ46の駆動に必要な油圧配管(図示せず)などを所定の状態に接続し、更に泥水管36及び排泥管37もそれぞれ、到達立坑7側の所定の送泥装置(図示せず)及び排泥装置(図示せず)に連通させる。更にグリース供給管55、56も、到達立坑7側に配置されたグリース供給装置に連通させる。
【0044】
こうして、カッタ回転駆動部12を到達立坑7側に向け、かつ破砕部15を発進立坑6側に向けた形で、トンネル埋め戻し装置9を発進立坑6側からトンネル1内に挿通すると共に、本体部材11と管渠3との間の空隙に、該本体部材11と一体的に移動出来るような止水用シール材(図示せず)を設ける。この状態で駆動モータ46に油圧を供給すると、該駆動モータ46が回転駆動しその回転力が、主動ギヤ47から従動ギヤ49、駆動力伝達軸35、及び回転伝達部材61を介して、円筒部材25、環状連結部材62、及び環状部材63、64からなる支持部材に伝達される。
【0045】
これにより、上記支持部材外周の各ローラカッタ50が、軸心C2を中心に公転する。同時に、各ローラカッタ50は、不図示の機構による回転力の付与により、支軸75を中心として自転する。この状態において、不図示の牽引装置でPC鋼棒20を到達立坑7側に牽引することにより、トンネル埋め戻し装置9が、トンネル1の管渠3内を徐々に移動しつつ、その後部側の3個のローラカッタ50を管渠3の外周端部に接触させながら、該管渠3を破砕する。この際、各ローラカッタ50は、牽引方向前方側に向かって内径方向に傾斜するように支軸75で支持されて、破砕面CPを管渠3の内周側に食い込ませつつ該管渠3を破砕するので、管渠内周側に食い込むときの所謂くさび効果と相俟って、管渠3の破砕が極めて効率的に進められる。
【0046】
また上記牽引移動時、円筒部材25を含む上記支持部材が、本体部材11の軸心C1に対して偏心する軸心C2を中心として回転するので、特別のローリング防止装置の装備を不要としながらも、ローラカッタ回転時の反力によるローリングを確実に防止することが出来る。更に、本体部材11を牽引するPC鋼棒20が、軸心C1から下方に偏心した位置を牽引するので、該軸心C1より下方側の軸心C2、つまりローラカッタ50の回転中心に近い位置に牽引力が加えられることにより、上記ローリング防止効果やローラカッタ50による破砕性が一層向上する。
【0047】
また、円筒部材25に接続された形で充填管39に埋め戻し材76を供給する埋め戻し材供給管32に、本体部材11の移動方向前方側にてスイベルジョイント31が介在されているので、移動するトンネル埋め戻し装置9が揺動した場合でも、その動きをスイベルジョイント31で吸収することが出来る。これにより、破砕作業しながら埋め戻し材を良好に注入することが出来、撤去埋め戻し工程が円滑に実施される。
【0048】
こうして破砕された管渠3の破砕片は、各ローラカッタ50が円筒部材25の前側に傾斜していることと相俟って、少なくとも上側では粉砕空間29側に特に効果的に移動させられ、円筒部材25に伴って回転する粉砕刃45により更に細かく粉砕される。この際、当該粉砕空間29には泥水管36から泥水が絶えず注入されるので、上記粉砕された管渠3の破砕片は、泥水と混合された形で排泥管37から円滑に吸引され、トンネル1の外方に搬出される。このように、破砕片の回収処理が極めて簡単になるので、管渠3の破砕片を用いることない埋め戻し処理が簡便に実施される。
【0049】
そして、トンネル埋め戻し装置9がトンネル1内を或る程度進んだ時点で、発進立坑6側のトンネル1の開口部を不図示の手段で閉塞した後、埋め戻し材供給管32から埋め戻し材を注入する。この際、トンネル埋め戻し装置9の後方の管渠破砕・撤去後のトンネル空洞部10は、閉塞部材16によって破砕部15側から閉塞された状態にある。従って、円筒部材66から突出した充填管39の吐出口39aから埋め戻し材76が吐出されると、閉塞部材16と発進立坑6側の閉塞部材分との間で、トンネル空洞部10が埋め戻し材76によって次第に埋め戻されていく。
【0050】
このようにトンネル埋め戻し装置9は、管渠3を順次破砕しつつその破砕片を外部に搬出し、これと同時進行的に、後方のトンネル空洞部10を順次埋め戻しながら作業を続行するので、撤去・埋め戻し作業が極めて円滑に進行すると共に、地山の崩落防止にも有効となる。そして、トンネル1の全体から管渠3が撤去されて、トンネル空洞部10の全体に埋め戻し材76が充填された時点で作業が終了する。このような作業によると、管渠3の内方空間が狭い場合でも、破砕・粉砕による破砕片の搬出を機械的に実行出来るので、作業環境や、管渠3の解体や埋め戻し作業効率が大幅に改善される。また、既設の管渠3の断面積に対して必要最小限の掘削断面積で済むので、余分な掘削や充填が不要となり、極めて経済的である。
【0051】
そして、埋め戻し作業の終了後、又は埋め戻し作業中の適宜な時点でトンネル埋め戻し装置9を洗浄する際には、まず図7(a)に示すように、閉塞部材16の後方側に突出して埋め戻し材76を吐出可能な位置(第1の位置)にある充填管39を、図7(b)に示すように挿通孔66a内に退避させる。更に、不図示の手段により充填管39を90度回動させ、図7(c)に示すように、充填管39の2つの吐出口39aを洗浄管42、43の注水口42a、43aにそれぞれ連通させた位置(第2の位置)にする。この状態において、不図示の注水装置から洗浄水供給管33を介して洗浄管42、43に注水される洗浄水(図7(c)の矢印b)が、注水口42a、43aから吐出口39aを介して中空部39b内に注ぎ込まれ、更に矢印c方向に送られて、該中空部39b内を洗浄しながら排出される。こうして、使用後の充填管39を極めて容易に洗浄出来るので、中空部39b内や吐出口39aで埋め戻し材76が硬化して詰まりを生じるような不都合を確実に防止出来る。
【0052】
以上のように本実施の形態によると、止水フード70、環状部材65、69、及び、中心の中空部である挿通孔66aを充填管39で塞がれた円筒部材66からなる閉塞部材16を介して、トンネル空洞部10内の埋め戻し材76から破砕部15を遮断した形で複数のローラカッタ50を回転させて、管渠3をその端部内径側から破砕しつつ埋め戻しすることが出来るので、破砕部15の駆動時の負荷を大幅に低減して、駆動効率を大きく向上させることが出来る。また、止水フード70をトンネル空洞部10の内周面に接触させた形で埋め戻し装置1を移動駆動出来るので、ローラカッタ50によって管渠3を粉砕した後のトンネル空洞部10を内面から止水フード70で担持しつつ、ローラカッタ50による粉砕を安定して行なうことが出来る。そして、各ローラカッタ50が、円筒部材25、環状連結部材62及び環状部材63、64からなる支持部材で全体的に支持されるので、破砕時に多様な方向の力を受ける各ローラカッタ50の安定性が充分に確保される。更に、ローラカッタ50で破砕した管渠3の破砕片を粉砕刃45で更に細かく粉砕するので、破砕片の搬出処理が極めて容易になる。
【0053】
また、ローラカッタ50の回転駆動時には、グリース供給管55、56から、環状部材63、64の内周面と環状部材67の外周面との間にグリースが供給されるので、双方の間での円滑な回転が得られる。更に、ローラカッタ50の後部側を支持する環状部材63、64が、トンネル空洞部10の内周面に接している止水フード70の内周面に対し、スラストベアリング71aを介して接しているので、上記ローラカッタ50は、円筒部材25を含む上記支持部材により全体を安定に支持された形で、円滑に回転することが出来る。
【0054】
また、本実施の形態におけるトンネル埋め戻し装置9は、例えば従来の既設トンネル撤去シールド機(特開平6−10599号公報)に比して、以下の特徴を有している。即ち、上記既設トンネル撤去シールド機では、既設管を所定距離粉砕する都度に、いちいちグリッパを解除して本体(殻体)の位置を変え、その後再びグリッパ固定を施してから既設管を粉砕する工程を繰り返していた。このため、連続的な埋め戻し作業を行うことが出来ず、効率的でなかった。これに比して、本トンネル埋め戻し装置9では、ローラカッタ50及び粉砕刃45を回転させつつ単に牽引するだけで、管渠3を破砕しその破砕片をトンネル外部に搬出しながらトンネル1を埋め戻す工程を連続的に実行出来、作業効率が大幅に向上する。
【0055】
また、本トンネル埋め戻し装置9は、上記従来のシールド機のように、既設管の破砕片に埋め戻し材を混ぜて埋め戻すのでなく、管渠3の破砕片をトンネル1の外部に搬出した上で、地上プラントで製造した埋め戻し材76のみをトンネル空洞部10に充填して埋め戻すので、コンクリートガラや鉄筋等の鋼材を含まない良好な埋め戻し環境が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本実施の形態におけるトンネル埋め戻し装置で埋め戻しする前のトンネルを模式的に示す側面断面図である。
【図2】 図2は、埋め戻し作業中のトンネル埋め戻し装置を示す側面断面図である。
【図3】 図3は、本トンネル埋め戻し装置の前部側を拡大して示す側面断面図である。
【図4】 図4は、本トンネル埋め戻し装置の後部側を拡大して示す側面断面図である。
【図5】 図5は、図2のV−V線に沿って見た状態を概略的に示す正面断面図である。
【図6】 図6は、図2のVI−VI線に沿って見た状態を概略的に示す正面断面図である。
【図7】 図7は、本トンネル埋め戻し装置に備えた洗浄装置の側面断面図であり、(a)は埋め戻し材を吐出可能な状態、(b)は洗浄位置への移行途中の状態、(c)は洗浄位置での状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1……トンネル
2……管渠列
3……管渠
5……地盤
9……トンネル埋め戻し装置
10……トンネル空洞部
11……円筒状の本体部材
15……破砕手段(破砕部)
16……閉塞部材
20……牽引手段(PC鋼棒)
25……支持部材(円筒部材)
29……粉砕空間
31……スイベルジョイント
32……埋め戻し材供給管
36……泥水管
37……排泥管
39……充填手段(充填管)
39a……吐出口
42、43……洗浄装置(洗浄管)
42a、43a……洗浄装置(注水口)
45……粉砕刃
50……カッタ部材(ローラカッタ)
62……支持部材(環状連結部材)
63、64……支持部材(環状部材)
65、69……閉塞部材(環状部材)
66……閉塞部材(円筒部材)
70……止水フード
76……埋め戻し材
C1……本体部材の軸心
C2……支持部材の軸心

Claims (6)

  1. 管渠列からなる既設のトンネルを埋め戻す際に使用するトンネル埋め戻し装置において、
    前記管渠列の管渠内に摺動自在に嵌合し得る筒状の本体部材と、
    該本体部材を前記管渠の軸心方向に牽引する牽引手段と、
    前記本体部材の軸心と略々平行な軸心を中心として回転駆動される筒状の支持部材、及び該支持部材に支持されると共に前記牽引方向の前方側に向かって前記本体部材の内径方向に傾斜した破砕面を有するカッタ部材からなり、前記本体部材の牽引方向後方側に位置して前記管渠を破砕することの出来る破砕手段と、
    該破砕手段の牽引方向後方側に配置され、管渠破砕により形成される空間閉塞して前記破砕手段から遮断する閉塞部材と、
    前記破砕手段から遮断した状態となるように閉塞された空間に埋め戻し材を充填する充填手段と
    を備えて構成されることを特徴とするトンネル埋め戻し装置。
  2. 前記カッタ部材は、前記牽引方向前方側に向かって内径方向に傾斜した支軸により前記支持部材に支持された略々テーパ状の複数のローラカッタであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル埋め戻し装置。
  3. 前記破砕手段は、前記カッタ部材で破砕した前記管渠の破砕片を更に粉砕する粉砕刃を前記支持部材の外周面に備えて構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル埋め戻し装置。
  4. 前記閉塞部材は、前記カッタ部材の外周側で前記空間の内周面に接触した形で移動させられる円筒状の止水フードを更に備えて構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトンネル埋め戻し装置。
  5. 前記充填手段は、前記閉塞部材の牽引方向後方側に突出して前記空間に埋め戻し材を吐出することの出来る第1の位置と、前記支持部材側に退避した第2の位置と、に移動可能に支持される充填管を備え、
    前記トンネル埋め戻し装置は、前記充填管を前記第2の位置に移動させた形で、前記充填管に備えた吐出口から洗浄液を注入して前記充填管内部を洗浄する洗浄装置を備えて構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトンネル埋め戻し装置。
  6. 前記支持部材は、前記本体部材の軸心から所定量偏心した軸心を中心として回転するように支持されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトンネル埋め戻し装置。
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