JP3890137B2 - 清掃装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は刈草や落葉等を清掃する清掃装置に関するものである。更に詳しくは、刈草や落葉等を低風量で効率良く清掃することができ、小型化を可能とした清掃装置に関する。
【0002】
【従来技術】
草刈機で刈り取った芝草や雑草、あるいは路面の落葉を清掃するために清掃装置が使用されている。清掃装置は、走行装置に羽根の先端部にブラシを有するブラシファンを設け、このブラシファンにより刈草や落葉等の被清掃物を撥ね上げて収容部に収容する構造が一般的である。
【0003】
図10、図11に清掃装置の導風ケーシングとブラシファンの構造を示す。
図10に示した第1の例のものは、導風ケーシングの前壁の形状がブラシファンの羽根先端部の軌跡とは異なる形状であり、ブラシファンが収容されている部分の前壁は、湾曲の曲率が上方側へ次第に大きくなるように、かつブラシファンと離れるようにしてある。また、ブラシファンを作業面に追従させるガイドローラーがブラシファンの進行方向における前方側に設けてある。
図11に示した第2の例のものは、ガイドローラーがブラシファンの進行方向における後方側に設けられたものである。
【0004】
図12は従来の清掃装置の収容部の構造を示す概略説明図である。従来の清掃装置は風量が多いために、収容部からの排気を効率よく行う必要があり、収容部の後部だけでなく天井部にも被清掃物と風流を分離するための排気構造を有していた。
【0005】
更に、図13は従来のサッチ掻き出し具の構造を示す説明図である。サッチ掻き出し具は、芝地の芝に入り込んだサッチ(生きている芝草と土の間に蓄積した枯れた葉、茎、根等の総称)を掻き出し、清掃を容易にするために使用されるものである。
従来のサッチ掻き出し具は、羽根の先端部に多数の掻き出し部材(スプリングタイン)を取り付けた構造である。この掻き出し部材は、コイルバネの一端側を直線状に延ばした形状で、コイルバネをその長手方向と交差する方向に弾性変形させるようにして羽根の先端部に固定されている。
そして、サッチ掻き出し作業を行う場合には、サッチ掻き出し具を備えた専用機が清掃装置のブラシファンの前方に取り付けられていた。
なお、バーチカルモーイング作業(芝の地上部の更新作業で、垂直刃の回転により、芝を縦にカットする作業)に使用する専用機もサッチ掻き出し作業用の専用機と同様にブラシファンの前方に取り付けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の清掃装置には、次のような課題があった。
(a)導風ケーシングのうちブラシファンが収容されている部分の前壁が湾曲の曲率が上方側へ次第に大きくなるように形成してあるのは、導風ケーシング内におけるブラシファンのいわゆる風放れをよくするためであり、この構造にしない場合、導風ケーシングの排出口部分に乱流が起こり、これによって被清掃物の一部がブラシファンから放れないで導風ケーシングの後部に送られて落ち、清掃もれを生じる。しかし、この構造にすることにより、導風ケーシングが大型化してしまう課題があった。
【0007】
(b)被清掃物を確実に清掃するためには大風量が必要とされる。その理由は導風ケーシングの前壁の形状にある。上記したように、前壁は、湾曲の曲率が上方側へ次第に大きくなるように、かつブラシファンと離れるようになっている(図10、図11参照)。このため、撥ね上げ時、被清掃物はブラシで弾かれてすぐに離れるので、被清掃物がブラシファンのブラシで保持されている時間はごく短く、被清掃物に対してブラシファンの回転力を効果的に伝えることができない。また、ブラシから離れた被清掃物は前壁に沿って上昇するが、前壁に当たって速度が落ちてしまう。従って、被清掃物を収容部まで確実に送るには、ブラシファンの回転による大風量が必要であった。
【0008】
なお、風量は回転数が同一である場合、理論上、ブラシファンの直径の3乗に比例し、例えば、直径が二倍になると風量は八倍になる。すなわち、ブラシファンの直径を大きくすることにより容易に風量を大きくすることができるので、その手段を採用することにより大風量としたものが一般的であった。
この結果、
▲1▼風量が大きいために巻き上げる埃の量も多くなり、収容部や導風ケーシングの前部開口部から多量の埃が排出されることになるので、作業環境が悪かった。
▲2▼導風ケーシング内に導入する風量を確保するため、導風ケーシング後部の空気導入口を大きく形成する必要があり、このため導風ケーシングの補強が必要でコストアップとなっていた。
▲3▼ブラシファンとそれを収容する導風ケーシングが大きいため清掃装置も大型化し、重量も重くなっていた。
▲4▼ブラシファンの周速が速いため、ブラシの摩耗が激しく、頻繁に交換する必要があった。
▲5▼大きいブラシファンを高速で駆動するには大きな動力が必要であり(回転数が同一である場合、所要動力はブラシファンの直径の5乗に比例する)、このため、動力伝達部等の駆動系統に無理が生じやすく、装置の耐久性に難点があった。
▲6▼ブラシファンを小さくすると風量が著しく少なくなり(例えば、ブラシファンの直径を1/2にすると風量は1/8になる)、その減少率は単純に回転数で補完できるレベルではないため、清掃装置の小型化が困難であった。
▲7▼風量が大きいために、収容部の後部だけでなく天井部にも被清掃物と風流を分離する排気構造が必要であり(図12参照)、構造が複雑化してコストアップにつながっていた、
等の課題を生じていた。
【0009】
(c)ガイドローラーがブラシファンの前方側にあるものは、刈草や落葉等の被清掃物がブラシファンで導風ケーシング内に取り込まれる前に、堆積した被清掃物にガイドローラーが乗り上げてしまう。このため、作業面とブラシファンのブラシ先端部の軌跡との間隔すなわち作業高が変動し、被清掃物の撥ね上げが安定して行われず、被清掃物の清掃もれが起こりやすかった。
【0010】
(d)ガイドローラーがブラシファンの後方側にあるものは、ブラシファンの回転による漏風が導風ケーシングの下側前部からそのまま前方へ排出される。この漏風によって、軽い刈草や落葉等の被清掃物が前方へ吹き飛ばされ、前方側で次第に堆積して盛り上がり、導風ケーシングの開口部の前部を塞いでしまう。そして、清掃装置が走行しても盛り上がった被清掃物を押すだけになり、ついには清掃ができなくなる。このため、清掃作業中、盛り上がった刈草や落葉をほぐして導風ケーシングに導入されやすくする作業を頻繁に行わなければならず、作業効率が甚だしく低下していた。
【0011】
(e)従来のサッチ掻き出し具は、構造的に羽根先端部に多数設けてある掻き出し部材がコイルバネの本来の変形方向とは違う方向かつ一方向へのみ弾性変形するようになっているので、耐久性に乏しく折れやすい。また、掻き出し部材は突き出し量の調整ができる構造とはなっていないので、先端部が摩耗した場合、掻き出し性能を維持するためには掻き出し部材を交換するしか方法がなく、不経済であった。
【0012】
(f)サッチ掻き出し作業やバーチカルモーイング作業を行うには、清掃装置のブラシファンの前方にサッチ掻き出し作業専用機やバーチカルモーイング作業専用機を取り付ける必要があった。このため、構造が複雑になり、重量が増すので、運転や取り扱いもしにくかった。
【0013】
本発明は上記課題を解消するもので、第1の目的は清掃装置のブラシファンによる被清掃物の撥ね上げ効率を向上させて、ブラシファンの風放れを良くするための導風ケーシングの上記構造を不要にして導風ケーシングを小型化することである。
第2の目的は、被清掃物を低風量で清掃できるようにしてブラシファンの回転直径を小さくし、必要な動力も小さくできるようにし、更に収容部の構造も簡略化できるようにして、清掃装置の小型化とコストダウンを図ることである。
第3の目的は、清掃作業中に導風ケーシングの前部に被清掃物が堆積して清掃不能になることを防止し、かつブラシファンの作業高の変動を小さくして被清掃物の清掃もれを防止し、作業効率を向上させることである。
第4の目的は、清掃装置に使用されるサッチ掻き出し具の耐久性を向上させ、掻き出し部材が摩耗した場合も調整により継続使用ができるようにすることである。
第5の目的は、ブラシファンの前方にサッチ掻き出し作業またはバーチカルモーイング作業を行うための専用機を取り付けることなく、それらの作業と清掃作業を同時に行うことができるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
走行装置と、
被清掃物を撥ね上げる撥ね上げ装置と、
撥ね上げられた被清掃物を収容するための収容装置と、
を備えた清掃装置において、
上記撥ね上げ装置は、
下部側が開口し、上部側には吹き出し口が設けてある導風ケーシングと、
当該導風ケーシングの内部に収容されているブラシファンと、
を備えており、
上記導風ケーシングの前壁内面であって被清掃物の取込位置と放出位置との間には、ブラシファンの先端部と近接して当該ブラシファンで送られた被清掃物をブラシファンと前壁内面とで形成される空間で保持できるように形成された曲面を有し、
上記導風ケーシングの後壁側には上記ブラシファンの回転による空気流をブラシファン側へ誘導するための誘導手段が設けてあることを特徴とする、
清掃装置である。
【0015】
第2の発明にあっては、
誘導手段は、実質的に水平な誘導板を含むことを特徴とする、
第1の発明に係る清掃装置である。
【0016】
第3の発明にあっては、
導風ケーシングの後壁側には空気導入口を有し、当該空気導入口の大きさを調整するための開口調整手段を備えていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る清掃装置である。
【0017】
第4の発明にあっては、
導風ケーシングはブラシファンと共に走行装置とは独立して上下動可能であり、上記導風ケーシングの後部側下部には作業高を実質的に一定にするための転動手段を備えており、導風ケーシングの前部側には被清掃物を押さえる押さえローラを備えていることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る清掃装置である。
【0022】
開口調整手段は、例えば、誘導板を上下させて所要位置で固定し開口調整を行う構造の他、誘導板等とは別に上下動する開閉板等を採用した構造でもよい。
捻りコイルバネの巻成方向とは、コイル部が伸縮したり、長手方向と交差する方向へ変形する方向ではなく、捻りコイルバネの機能を十分に発揮させるための本来の変形方向、すなわちコイル部を捻るように(コイル部を絞る方向に捻るだけでなく逆方向も含む)変形する方向のことである。
【0023】
(作用)
本発明によれば、低風量で刈草や落葉等の被清掃物を効率よく撥ね上げ収容装置に収容することができる。
すなわち、導風ケーシングの前壁内面であって被清掃物の取込位置と放出位置との間には、ブラシファンの先端部と近接して当該ブラシファンで送られた被清掃物をブラシファンと前壁内面とで形成される空間で保持できるように形成された曲面を有しているので、被清掃物が取込位置から放出位置まで送られる間、ブラシファンで保持され、その回転力が被清掃物に確実に伝えられる。これにより、被清掃物はブラシファンの回転力により十分な加速度が与えられて放出位置で撥ね上げられ、収容装置へ送られる。
従って、従来の清掃装置の導風ケーシングのように前壁の曲率が次第に大きくなるようにかつブラシファンから離れるように湾曲させてあるものと相違して、大風量は必要でなくなり、被清掃物に十分な加速度を与えることができるようにブラシファンの周速を設定すれば、ブラシファンの直径が小さく低風量であっても、被清掃物を効率よく撥ね上げることができる。
【0024】
なお、本来、上記構造だけでは、従来の導風ケーシングに比べて内部の左右端で乱流が発生しやすいため放出位置での風放れがやや悪くなり、微少、軽量な被清掃物(乾燥した芝、草屑など)の一部は導風ケーシング後部に送られて落下する傾向にあるが、本発明は、更に下部の後壁側に設けてある誘導板等を備えた誘導手段により、ブラシファンの回転による空気流をブラシファン側へ誘導するようにしており、導風ケーシング後部に送られた被清掃物は誘導空気流及び空気導入口よりの吸入空気流と共にブラシファンの中央方向へと導かれ、再度ブラシファンで撥ね上げられるので、清掃が確実にできる。
【0025】
上記理由により、被清掃物を清掃する性能を基準にすれば、ブラシファンの回転直径を小さくすることができ、原動機等の動力も小さいものを採用することができる。
従って、
▲1▼低風量にすることにより巻き上げる埃の量も少なくなり、収容部や導風ケーシングの前部開口部からの埃の排出量も少なくなるので、作業環境が良好になる。
▲2▼導風ケーシングの空気導入口を小さくできるので、強度が向上し、補強が不要になり、コストダウンが図れる。
▲3▼ブラシファンとそれを収容する導風ケーシングを小さくできるので、清掃装置も小型化できる。
▲4▼ブラシファンの周速を遅くすることができるので、ブラシが摩耗しにくくなり、交換する手間も低減される。
▲5▼動力を小さくすることができるので、動力伝達部等の駆動系統に無理がかからず、装置の耐久性が向上する。
▲6▼低風量にすることにより、収容部からの排気も少なくなり、排気手段の構造を簡略化することができコストダウンが図れる、
等の作用効果がある。
【0026】
空気導入口の大きさを調整するための調整手段を備えているものにあっては、導風ケーシング下部の開口部と共に空気導入口から導入される空気量すなわち風量を調整することが可能になるので、被清掃物の種類、あるいは作業面の条件に合わせた設定ができる。
例えば、乾いた芝草の刈草を清掃する場合や乾燥した路面上の落葉を清掃する場合は、空気導入口を小さくして風量を減らし、清掃効率を確保しながら埃の飛散を抑えて作業環境を向上させることができる。また、湿って重くなった刈草や落葉を清掃する場合は、空気導入口を大きくして風量を多めにすれば、清掃がより確実にできるようになる。
【0027】
導風ケーシングはブラシファンと共に走行装置とは独立して上下動可能であり、導風ケーシングの後部側下部には作業高を実質的に一定にするための転動手段を備えており、導風ケーシングの前部側には作業面上の被清掃物を押さえる押さえローラを備えているものにあっては、転動手段によって、ブラシファンによる所要の作業高さを維持することができるので、刈草や落葉等の被清掃物の清掃もれを防止することができる。
また、ブラシファンの回転による導風ケーシングの下側前部からの漏風が押さえローラにより遮られるので、被清掃物が前方へ吹き飛ばされて堆積することによる導風ケーシングの開口部の閉塞は生じない。従って、清掃作業中、作業を中断して刈草や落葉をほぐして導風ケーシングに導入されやすくするというような面倒な作業が不要になり、作業効率が向上する。
【0028】
清掃装置に使用されるサッチ掻き出し具にあっては、掻き出し部材は捻りコイルバネで構成されており、掻き出し部材は線材基端側を固着し、線材先端側を実質的に取付基体の先端方向へ突出させ、回転軸の回転により線材先端側に負荷が掛かったときの変形方向が捻りコイルバネの巻成方向と同じになるようにして取付基体に取り付けてあるので、作動中、掻き出し部材は構造的に無理がある方向へ変形させるような負荷が掛かりにくく、従来のものと比べて耐久性が向上し、折れにくい。
【0029】
取付基体から突出する掻き出し部材の線材先端側の突出長を調整するための突出調整手段を備えているものにあっては、掻き出し部材が摩耗した場合でも、線材先端側を突出調整することにより所要の期間は継続使用ができるようになる。これにより、摩耗の都度交換する場合に比べて手間が軽減される。
【0030】
清掃装置のブラシファンの回転軸にサッチ掻き出し具またはバーチカルモーイング用の芝刈り具の一方又は双方を取り付けたものにあっては、サッチ掻き出し作業またはバーチカルモーイング作業あるいはその双方の作業と清掃装置作業を同時に行うことができる。
従って、従来の清掃装置のように、ブラシファンの前方にサッチ掻き出し作業専用機またはバーチカルモーイング作業専用機を取り付ける必要がなく、構造が簡易になり、重量もそれ程増加することはないので、運転や取り扱いもしやすい。また、これにより上記機能を有する清掃装置のコストダウンが図れる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る清掃装置の一実施の形態を示す側面図、
図2は清掃装置の導風ケーシングとブラシファンの構造を示す説明図、
図3は清掃装置の回転軸に取り付けられるサッチ掻き出し具の説明図で、(a)、(b)、(c)は取り付けられる三枚のそれぞれに設けられるスプリングタインの取付位置の相違を説明する正面視説明図、
図4は撥ね上げ装置を昇降させる昇降装置の構造を示す要部説明図、
図5は収容部の開閉蓋の構造を示す分解斜視図、
図6は操作ハンドルと操作レバーの構造を示す正面図である。
【0032】
符号Sは、ゴルフ場の芝地上の刈草を清掃するための清掃装置で、走行装置1、撥ね上げ装置2、撥ね上げ装置2を昇降させる昇降装置3及び刈草等の清掃物を収容する収容装置4を備えている。
走行装置1は、フレーム10を備えている。フレーム10の前部下側には操舵輪11が設けられており、後部下側には駆動輪12が設けてある。また、フレーム1の前部上側には操舵輪11を操舵するハンドル13が設けてある。ハンドル13の後部側には座席14が設けてある。座席の下部には原動機Eが設けてある。
原動機Eは上記駆動輪12と後述するブラシファンの回転軸を駆動する。原動機Eの下方に設けてあり原動機Eにより駆動される駆動プーリー15は、フレーム10後部に設けてある従動プーリー16をベルト17を介し駆動する。従動プーリー16はベルトやトランスミッション(いずれも図示省略)を介し駆動輪12を回転させる構造である。
【0033】
フレーム10のうち座席14の後部側には撥ね上げ装置2が一定の範囲で昇降調整可能に設けてある。
図2に示すように、撥ね上げ装置2は、導風ケーシング20と、導風ケーシング20の内部に収容されるブラシファン21を備えている。
導風ケーシング20の幅は、上記フレーム10の幅より若干狭く設定されている。導風ケーシング20は、前壁201、後壁202、側壁203、204を備えている。側壁203、204のうち後述する回転軸210の軸支部の近傍には、それぞれ四箇所に通気孔217が設けてある。また、導風ケーシング20の上部は筒状に設けられ、吹き出し口200が設けてある。なお、吹き出し口200下方が放出位置Bとなる(図2参照)。
【0034】
前壁201は、回転するブラシファン21(後述)のブラシ先端部の回転軌跡rに実質的に沿う(やや曲率半径が大きく、隙間がある:図2参照)曲板部aと、その上部側に曲面の接線方向に設けてある直板部bを備えている。直板部bは上部側が若干後方へ傾斜している。なお、直板部bは湾曲させて形成することもできる。また、曲板部aの下側には、同じく曲面の接線方向に設けてある直板部cが設けてある。直板部cの前面側には、その下端部より下部側をやや突出させてゴム製で柔軟性を有する幕板205が取り付けてある。この幕板205の内部側が被清掃物の取込位置Aとなる。
【0035】
後壁202は、ブラシファン21のブラシ先端部の回転軌跡rに実質的に沿う(やや曲率半径が大きく、隙間がある:図2参照)曲板部dと、その上部側に上記直板部bと平行に設けてある直板部eを備えている。
曲板部dの下側の後面側には、開口調整板206が固定ボルト207により昇降調整可能に設けてある。開口調整板206の下端部には、前方側へ水平に突出した誘導板208が設けてある。誘導板208はブラシファン21の回転による空気流をブラシファン21側へ向ける機能を有している。また、開口調整板206の昇降調整により、導風ケーシング20の後部側の空気導入口209の大きさを調整することができる。
【0036】
導風ケーシング20の下部には、上記ブラシファン21が設けてある。ブラシファン21は回転軸210を備えている。回転軸210は導風ケーシング20の側壁203、204間に軸受22(後述する従動プーリー26より内側)により水平に軸支してある。回転軸210には周方向へ六カ所に取着ブラケット211、212、213、214、215、216が設けてある。取着ブラケット211、212、213、214、215、216は、それぞれ回転軸210の長さ方向に沿って等間隔で三箇所に設けてあるブラケットで構成されている(図3(a)参照)。
【0037】
一つ置きに位置する取着ブラケット211、213、215には、ブラシ羽根22が取り付けてある。ブラシ羽根22は、取着ブラケット211、213、215にボルトで固定するための取着ブラケット220と結束部材221及び結束部材221に取り付けてあるブラシ222を備えている。なお、ブラシファン21の回転により、ブラシ222の先端部は回転軌跡rを描く。
【0038】
同じく一つ置きに位置する取着ブラケット212、214、216には、サッチ掻き出し具23が取り付けてある。
図3を参照してサッチ掻き出し具23の構造を説明する。
サッチ掻き出し具23は、取付基体である長方形状の羽根板230を備えている。羽根板230の基部寄りには、上記回転軸210の取着ブラケット212、214、216にボルト236により取り付けるための長孔237が三箇所に設けてある。
羽根板230の先端部には、等間隔で七箇所に軸挿通具231が設けてある。中央部の軸挿通具231は肉厚に形成されており、他の軸挿通具231は板状である。各軸挿通具231には挿通孔(図では見えない)が設けてあり、全挿通孔を貫通して基準部材であるバネ軸232が取り付けてある。
【0039】
上記中央部の軸挿通具231には側部を貫通して螺子233が螺合してある。上記バネ軸232は螺子233で締め付けて中央部の軸挿通具231に固定してある。
各軸挿通具231の間(合計六ヶ所)には、捻りコイルバネで形成された掻き出し部材であるスプリングタイン234を備えている。スプリングタイン234は二つの捻りコイルバネを繋いだ構造で、繋いだ部分の線材はU字状に形成されている。そして、スプリングタイン234は、コイル部をバネ軸232にはめ込み、線材のU字部分を固着して羽根板230にボルト235で固定してある。
【0040】
スプリングタイン234の線材先端側は羽根板230の先端方向へ突出させてあり、回転軸210の回転により線材先端側に負荷が掛かったときの変形方向が捻りコイルバネの巻成方向と同じになるようにしてある(図2参照)。なお、スプリングタイン234の線材先端部は、ブラシファン21の回転により、ブラシ222と同じ回転軌跡rを描く。
【0041】
なお、サッチ掻き出し具23は、上記したように三枚設けられるが、それぞれスプリングタイン234の取付位置がバネ軸232に沿ってずらしてある。すなわち、図3(a)に示したものでは、それぞれ軸挿通具231の間において中央部の軸挿通具231と遠い側に設けてあり、図3(b)に示したものでは、それぞれ軸挿通具231の間の中間部に設けてあり、図3(c)に示したものでは、それぞれ軸挿通具231の間において中央部の軸挿通具231に近い側に設けてある。
【0042】
これによって、清掃装置Sにおける作業部の全幅にわたり、芝内に入り込んでいるサッチ(芝屑)をほぼ万遍なく掻き出すことができる。
また、ボルト236を緩めて固定位置を長孔237に沿って調整することにより、スプリングタイン234の線材先端側の上記羽根板からの突出長を調整することができる。
【0043】
図1を参照する。
回転軸210の一端側には、上記駆動プーリー15に対応する従動プーリー26が取り付けてある。従動プーリー26と駆動プーリー15間にはベルト260が巻き掛けられている。回転軸210を有するブラシファン21は、上記駆動輪12と共に原動機Eにより駆動される。なお、ブラシファン21と駆動輪12は各々のテンションプーリーをベルト側またはその反対側へ移動させるクラッチ操作によって、駆動力の連結・切断が行われる。
【0044】
図1、図4を参照する。
上記導風ケーシング20の後部には、案内ローラ装置24が設けてある。案内ローラ装置24は導風ケーシング20の両側に設けてある回動アーム240を備えている。両回動アーム240は、導風ケーシング20の側壁203、204の下部前部寄りに設けてある軸241に基部側を回動可能に軸支して取り付けてある。両回動アーム240の先部の間には転動手段である案内ローラ242が取り付けてある。また、一方の側壁203には、回動アーム240を回動させて案内ローラ242を昇降させ、上記ブラシファン21の作業高を調整するための高さ調整装置243が設けてある。
【0045】
また、導風ケーシング20の前部には、押さえローラ装置25が設けてある。押さえローラ装置25には回動アーム250を備えている。回動アーム250は、上記軸241に基部側を回動可能に軸支して取り付けてある。両回動アーム250の基部には、下方へ突出し、端部が内側へ折り曲げられたストッパー253が設けてある。両回動アーム250の先部の間には押さえローラ251が取り付けてある。
押さえローラ装置25は自重で下方へ回動し、押さえローラ251が作業面に接面するようにしてある。なお、回動アーム250は、ストッパー253がローラ装置24の回動アーム240と当たることにより所要位置で停止し、必要以上下方へ回動することはない。
【0046】
図4を参照する。
上記撥ね上げ装置2は、昇降装置3により所要の範囲で昇降させることができる。撥ね上げ装置2の下部位置は、清掃作業を行う作業高さであり、上部位置は、清掃装置Sが単に移動する場合等、作業をしない場合に設定される。つまり、撥ね上げ装置2は、上部位置では固定され、下部位置では固定されずフリー状態である。
昇降装置3は、座席14下方のフレーム1に取り付けてあるL字状の上部リンク部材30を備えている。上部リンク部材30は、導風ケーシング20の側壁203、204に対応させて二箇所に設けてある。両上部リンク部材30の角部は軸31によりフレーム1に回動可能に軸支してある。上部リンク部材30の上部側には、上部リンク部材30を右回転方向に付勢する引っ張りバネ301が設けてある。
【0047】
上部リンク部材30の下部側先部は、側壁203、204に軸32により回動可能に取り付けてある。また、上部リンク部材30の上部側先部にはリンク部材33が一端部を回動可能に接続してある。座席14の下部にはアングル34が下方へ突出して設けてある。アングル34にはほぼL字状の回動部材35が角部を回動可能に軸支して取り付けてある。なお、アングル34は二片からなり、回動部材35を両側から挟む構造である。
【0048】
回動部材35の下部側先部には進退ロッド33の他端部が回動可能に接続してあり、上部側先部にはレバー36が取り付けてある。
また、上記上部リンク部材30の下方には、上部リンク部材30の下部側と平行に下部リンク部材37が設けてある。下部リンク部材37の先部は、上部リンク部材30と同様に側壁203、204に軸32aにより回動可能に取り付けてある。また、下部リンク部材37の基部は、駆動プーリー15の回転軸150に回動可能に取り付けてある。
【0049】
この構造によれば、レバー36を上方へ引き上げることにより上部リンク部材30と下部リンク部材37が図1において右回り方向へ回転し、撥ね上げ装置2は、ほぼ作業時の方向を保ったまま上昇する(実際は、上部リンク部材30と下部リンク部材37は後部側の間隔がやや狭くなっており、撥ね上げ装置2が上昇するときは、収容ボックス40の挿入口41側の後方へやや傾いた形状に沿うよう後方斜め上方に移動する)。
なお、上部リンク部材30は引っ張りバネ301によって右回転方向に付勢されているので、レバー36を引き上げるときに補助的に作用し、軽い力で操作することができる。
【0050】
図1を参照する。
収容装置4は、フレーム1の後部に設けられている。収容装置4は収容ボックス40を備えている。収容ボックス40の前部下側には、上記導風ケーシング20の吹き出し口200が若干の遊びを持った状態で挿入される挿入口41が設けてある。挿入口41の内部側の口縁部には、ゴム板製のシーリング410が設けてある。また、収容ボックス40の後部には大きく開口した排出口42が設けてある。
【0051】
収容ボックス40は清掃作業時にはフレーム1に水平に固定される構造となっている。収容ボックス40の取付構造は次のとおりである。
収容ボックス40の底部のうち後部寄りには、台部材43が固定してある。また、フレーム1後部側には、回動台部材44が軸440により前部側を回動可能に取り付けてある。回動台部材44の後部には、上記台部材43の前部側を、軸430により回動可能に取り付けてある。なお、上記フレーム1の後部には、回動台部材44が後方へ傾斜したときに、回動台部材44を所定の傾斜角で停止させるストッパー190が設けてある。
【0052】
収容ボックス40の底部のうち前部寄りには、収容ボックス40を水平位置で固定するロック装置45が設けてある。ロック装置45は、収容ボックス前部側に設けてある操作レバー46によって、操作ワイヤ460を介し、ロック・解除を行うことができるようにしてある。操作レバー46は、後述する操作ハンドル48に取り付けてある。
【0053】
収容ボックス40の後部には、上記排出口42を開閉するための開閉蓋47が取り付けてある。開閉蓋47の上部側は軸470により回動可能に取り付けてある。また、その近傍にはアングル471が突出して設けてある。アングル471の先端部には、操作ワイヤ480の一端側が接続してある。操作ワイヤ480の他端側は収容ボックス40の前部に設けてある操作ハンドル48に接続されている。
操作ハンドル48は、横方向に設けられた握り部を有し、下方へ回動可能に取り付けてある。この操作ハンドル48を引いて下方へ回動させることにより、開閉蓋47を開く方向へ回動させることができる。また、操作ハンドル48は収容装置4を手動で押し上げ、後方へ傾斜させる際の取っ手となる。
【0054】
また、収容ボックス40底部の後端部左右にはアングル401が設けてあり、アングル401にはフック具49が取り付けてある。フック具49は、中間部よりやや後方側で上方へ曲がった形状で、後部側に係合凹部491が設けてある。フック具49は、曲がった部分を軸490でアングル401に回動可能に取り付けてある。フック具49は、前部側が重くなっており、常態では図1において右回動するようにしてある。
【0055】
開閉蓋47の下端部には、上記係合凹部491と係合する係合ピン472が設けてあり、収容ボックス40が水平状態にあるとき、フック具49と係合ピン472は係合する。
なお、フレーム1の後端部には、収容ボックス40を後方へ傾けたときに、上記フック具49の先部側と当接する当接具19が設けてある。当接具19は突出長さの調整ができ、これにより当接するタイミングの調整が可能である。
収容ボックス40を後方へ傾けると、フック具49は係合ピン472と係合した状態、つまり開閉蓋47が閉まった状態で当接具19に当たり、これによって係合が解除され、開閉蓋47が開くようになっている。
【0056】
開閉蓋47の構造を図5を参照して説明する。
開閉蓋47は、蓋フレーム473、フィルターシート474及び外部シート475を備えている。蓋フレーム473は金属製の角パイプで四角形に枠組みされた枠本体473aと、その後部側に「へ」状に湾曲させて並設してある三本の張り枠473bにより形成されている。
【0057】
蓋フレーム473にはフィルターシート474が張設してある。フィルターシート474は、下部側を空気をほとんど通さない遮風シート474aで形成し、上部側を通気性のよいネット474bで形成してある。
フィルターシート474の外部側には空気をほとんど通さない外部シート475が所要の隙間を設けて被せて取り付けてある。外部シート475の下部側は取付状態において排気口476を形成している。
【0058】
(作 用)
図7は清掃装置の収容部を傾斜させて被清掃物を排出する状態の説明図である。図1ないし図7を参照して本発明に係る清掃装置の作用を説明する。
清掃装置Sの原動機Eを作動させ、レバー36を下方へ操作して撥ね上げ装置2を作業位置まで下降させる。そして、クラッチ操作によりブラシファン21、駆動輪12を駆動して、芝地の刈草の清掃作業を開始する。なお、地面や舗装面上の落葉、紙屑等の清掃作業を行う場合は、サッチ掻き出し具23を外しておくようにする。
【0059】
(清掃作業)
導風ケーシング20は、前壁201内面をブラシファン21のブラシ222先端部の回転軌跡rと実質的に同じ曲率を有する曲板aと、曲板aと接線方向に交わり収容ボックス40に向かう直板bを含み構成してあるので、ブラシ222先端部が前壁201内面に沿うように回転する。
すなわち、導風ケーシング20の前壁201内面が、ブラシファン21による被清掃物の取込位置Aと放出位置Bとの間に、回転するブラシファン21の先端部が近接し、ブラシファン21で送られる被清掃物がブラシファン21と前壁201内面との間の空間で保持され、離れないようになっているので、被清掃物が取込位置Aから放出位置Bまで送られる間、その回転力が被清掃物に確実に伝えられる。
【0060】
これにより、被清掃物はブラシファン21の回転力により十分な加速度が与えられて放出位置Bで撥ね上げられ、収容装置4へ送られる。
従って、従来の清掃装置の導風ケーシングのように前壁の曲率が次第に大きくなるようにかつブラシファンから離れるように湾曲させてあるものと相違して、大風量は必要でなくなり、被清掃物に十分な加速度を与えることができるようにブラシファン21の周速を設定すれば、ブラシファン21の直径が小さく低風量であっても、被清掃物を効率よく撥ね上げることができる。
【0061】
また、後壁202の下端部には誘導板208が設けてあるので、ブラシファン21の回転による空気流が誘導板208で誘導され、空気導入口209からの吸入空気流及び側壁203、204に設けてある通気孔217からの吸入空気と共にブラシファン21の中央方向側へ向かうので、導風ケーシング20後部に送られた刈草等は空気流と共に再度ブラシファンで撥ね上げられ、清掃が確実にできる。
【0062】
従って、刈草等を撥ね上げて収容ボックス40内へ撥ね上げるための大風量は必要でなくなり、低風量での清掃が可能になる。また、これにより、刈草等を清掃する性能を基準にすれば、ブラシファン21の回転直径を小さくすることができ、原動機Eの動力も小さいものを採用することができる。
【0063】
また、誘導板208を上下方向へ調整することにより、空気導入口209の大きさを調整することができるので、ブラシファン21の回転に伴い空気導入口209から導入される風量を調整することが可能になる。これにより、被清掃物の種類、あるいは作業面の条件に合わせた導風量の設定ができる。
【0064】
ブラシファン21の作業高は導風ケーシング20後部に設けられた案内ローラ装置24により調整可能で、これを適正に調整することにより、刈草や落葉等の被清掃物の清掃もれを防止することができる。
また、導風ケーシング20の前部側には押さえローラ装置25が設けられており、押さえローラ251によって作業面上の刈草(地面や舗装面上では落葉や紙屑)を押さえることができ、更に、ブラシファン21の回転による導風ケーシング20の下側前部からの漏風が押さえローラ251により遮られるので、刈草等が前方へ吹き飛ばされて堆積することによる導風ケーシング20の開口部の閉塞(特に、舗装面のような被清掃物に対して引っ掛かりの少ない作業面で起こりやすい)は生じない。
従って、清掃作業中、作業を中断して刈草等をほぐして導風ケーシング20に導入されやすくする面倒な作業が不要になり、作業効率が向上する。
【0065】
清掃装置Sでは、ブラシファン20にサッチ掻き出し具23が取り付けてあるので、刈草の撥ね上げと共に、芝草内に入り込んでいるサッチ(芝屑)を掻き出すことができ、この掻き出されたサッチも同時に撥ね上げて清掃することができる。
なお、サッチ掻き出し具23に設けてあるスプリングタイン234が捻りコイルバネで構成されており、回転軸210の回転により線材先端側に負荷が掛かったときの変形方向が捻りコイルバネの巻成方向と同じになるようにして羽根板230に取り付けてあるので、作動中、スプリングタイン234は構造的に無理がある方向へ変形させる負荷が掛かりにくく、折れにくい。
【0066】
また、スプリングタイン234の線材先端側の上記羽根板からの突出長は羽根板230の取付位置を調整することにより調整が可能である。従って、スプリングタイン234が摩耗した場合でも、線材先端側を突出調整することにより所要の期間は継続使用ができるようになる。これにより、摩耗の都度交換する場合に比べて手間が軽減される。
なお、サッチ掻き出し具23は必要に応じて使用されるもので、例えば、道路上の落葉の清掃作業等においては取り外しておくことができる。
【0067】
清掃装置Sは、風量を小さくすることにより巻き上げる埃の量も少なくなり、収容装置4や導風ケーシング20の前部開口部からの埃の排出量も少なくなるので、作業環境が良好になる。また、ブラシファン21とそれを収容する導風ケーシング20を小さくできるので、清掃装置Sも小型化できる。
更に、ブラシファン21の周速を遅くすることができるので、ブラシ222が摩耗しにくくなり、交換する手間も低減される。また、動力を小さくすることができるので、動力伝達部等の駆動系統に無理がかからず、装置の耐久性が向上する。また、導風ケーシング20の小型化、必要動力の低減(省力化)の両面でコストダウンを図ることができる。
【0068】
撥ね上げ装置2によって収容ボックス40内に撥ね上げられた刈草等は内部に堆積する。また、刈草等と共に導入された風は刈草等を収容ボックス40内に運んだ後、フィルターシート474のネット474bを通り抜けて排気口476から排出される。
なお、上記したように、風量を小さくしているので、排気も少なくなる。これにより、従来のように大風量で被清掃物と空気を確実に分離するために、従来のように収容ボックス40の天井部まで設けられるような大きな通風口及び複雑な構造を必要とせず、通風口(ネット474b)も狭くて済み、収容装置4の排気部の構造を簡略化することができ、コストダウンを図ることができる。
【0069】
(排出作業)
収容ボックス40内部に刈草等がいっぱいになったら、ブラシファン21を停止させて撥ね上げ装置2を上昇させ、刈草等を捨てる場所へ移動する。
排出作業は次のように行う。
まず、操作レバー46を操作してロック装置45のロック状態を解除する。次に、操作ハンドル48を持って収容ボックス40を後部に傾けるように押し上げる。これにより、収容ボックス40は、まず軸440を中心として図1において左回り方向へ回動する。この回動は、軸440が収容ボックス40底部のほぼ中間部に設けてあり前後のバランスがとれているために、収容ボックス40内に被清掃物が溜まっていても、比較的軽い力で簡単に動かすことができる。
【0070】
そして、回動台部材44がフレーム1に設けられたストッパー190に当たると、今度は台部材43に取り付けられた収容ボックス40が軸430を中心として回動を始める(図7参照)。このときは、被清掃物を収容した収容ボックス40は重心が後方へ移動しているので、回動中心が後方へ移っても(軸440から軸430)比較的容易に押し上げ操作ができる。
このように、収容ボックス40を後方へ大きく傾ける操作を段階的に行うようにしたので、手動でも操作が可能である。
【0071】
また、収容ボックス40が後方へ所定の角度で傾くと、収容ボックス40の後部に設けてあるフック具49の前部側がフレーム1の後部に設けてある当接具19に当たる。これにより、フック具49が左回り方向へ回動して係合がはずれ、開閉蓋47が自重で開く。そして、作業者が操作ハンドル48を引くことにより開閉蓋47が更に大きく開き、収容ボックス40内の刈草等の排出がスムーズに行われる。
【0072】
排出が終了したら、手動操作で収容ボックス40を水平に戻す。これにより、前部のロック装置45が自動でロックされ、また、後部のフック具49も自重で閉まった開閉蓋47の係合ピン472に自動的に係合する。なお、上記したようにフック具49は前部が重いので、この係合は常態では維持される。
【0073】
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、回転軸210にサッチ掻き出し具23を装着し、導風ケーシング20の前方に押さえローラ装置25を設けている構造を説明したが、これらは作業面の種類、状況により適宜使用されるものである。ケース▲1▼:芝地において清掃作業を行う場合
サッチ掻き出し具23は使用せず、押さえローラ装置25も使用しない。
ケース▲2▼:芝地において清掃作業とサッチ掻き出し作業を行う場合
サッチ掻き出し具23は使用し、押さえローラ装置25は使用しない。
ケース▲3▼:草地において清掃作業を行う場合
サッチ掻き出し具23は使用せず、押さえローラ装置25も使用しない。
ケース▲4▼:舗装路や地面において清掃作業を行う場合
サッチ掻き出し具23は使用せず、押さえローラ装置25は使用する。
上記ケース▲1▼、▲2▼、▲3▼では、押さえローラ装置25を使用しないとしたが、これは刈草等が芝や草に引っ掛かって風の影響を受けにくいため必要がないからであり、使用してもそれぞれの作業に支障を来すものではない。
【0074】
図8は清掃装置の回転軸に取り付けられるバーチカルモーイング用の芝刈り具を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、
図9はブラシファンに芝刈り具を取り付けた状態を示す説明図である。
芝刈り具27は、細長の長方形状の取着板270を備えている。取着板270には、回転軸210の取着ブラケット212、214、216に対応する取着孔271が三箇所に設けてある。取着板270には、六枚の軸挿通具272が長手方向に対して直角に固着してある。軸挿通具272の間隔は、中央部が広く、端部側へ次第に狭くなるようにしてある。
【0075】
軸挿通具272には二箇所に挿通孔273が設けてある。各軸挿通具272には各挿通孔273に通して二本の軸274が挿通され固定されている。各軸274には、長方形の板状の垂直刃275とスペーサ276が交互に嵌め入れられ取り付けてある。
なお、軸挿通具272の間隔が最も広い中央部には、四枚の垂直刃275と五個のスペーサ276が取り付けてあり、その両側の軸挿通具272間には、四枚の垂直刃275と四個のスペーサ276が取り付けてあり、更にそれらの外側の軸挿通具272間には、四枚の垂直刃275と三個のスペーサ276が取り付けてある。
【0076】
芝刈り具27を回転軸210の取着ブラケット212、214、216に取り付けることにより、バーチカルモーイング作業を行うと同時にブラシファン21による清掃作業を行うことができる。
なお、芝刈り具27の垂直刃275は、使用に伴い、四つ(側面視で)の角部のうち、回転方向側の先端角部のみが摩耗するので、垂直刃275の取付方向を変えることにより、各角部を無駄なく使用することができる。
【0077】
本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、低風量で刈草や落葉等の被清掃物を効率よく撥ね上げ収容装置に収容することができる。
すなわち、導風ケーシングの前壁内面であって被清掃物の取込位置と放出位置との間には、ブラシファンの先端部と近接して当該ブラシファンで送られた被清掃物をブラシファンと前壁内面とで形成される空間で保持できるように形成された曲面を有しているので、被清掃物が取込位置から放出位置まで送られる間、ブラシファンで保持され、その回転力が被清掃物に確実に伝えられる。これにより、被清掃物はブラシファンの回転力により十分な加速度が与えられて放出位置で撥ね上げられ、収容装置へ送られる。
従って、従来の清掃装置の導風ケーシングのように前壁の曲率が次第に大きくなるようにかつブラシファンから離れるように湾曲させてあるものと相違して、大風量は必要でなくなり、被清掃物に十分な加速度を与えることができるようにブラシファンの周速を設定すれば、ブラシファンの直径が小さく低風量であっても、被清掃物を効率よく撥ね上げることができる。
なお、本来、上記構造だけでは、従来の導風ケーシングに比べて内部の左右端で乱流が発生しやすいため放出位置での風放れがやや悪くなり、微少、軽量な被清掃物(乾燥した芝、草屑など)の一部は導風ケーシング後部に送られて落下する傾向にあるが、本発明は、更に下部の後壁側に設けてある誘導板等を備えた誘導手段により、ブラシファンの回転による空気流をブラシファン側へ誘導するようにしており、導風ケーシング後部に送られた被清掃物は誘導空気流及び空気導入口よりの吸入空気流と共にブラシファンの中央方向へと導かれ、再度ブラシファンで撥ね上げられるので、清掃が確実にできる。
【0079】
(b)被清掃物を清掃する性能を基準にすれば、ブラシファンの回転直径を小さくすることができ、原動機等の動力も小さいものを採用することができる。
従って、
▲1▼低風量にすることにより巻き上げる埃の量も少なくなり、収容部や導風ケーシングの前部開口部からの埃の排出量も少なくなるので、作業環境が良好になる。
▲2▼導風ケーシングの空気導入口を小さくできるので、強度が向上し、補強が不要になり、コストダウンが図れる。
▲3▼ブラシファンとそれを収容する導風ケーシングを小さくできるので、清掃装置も小型化できる。
▲4▼ブラシファンの周速を遅くすることができるので、ブラシが摩耗しにくくなり、交換する手間も低減される。
▲5▼動力を小さくすることができるので、動力伝達部等の駆動系統に無理がかからず、装置の耐久性が向上する。
▲6▼低風量にすることにより、収容部からの排気も少なくなり、排気手段の構造を簡略化することができコストダウンが図れる、
等の作用効果がある。
【0080】
(c)空気導入口の大きさを調整するための調整手段を備えているものにあっては、導風ケーシング下部の開口部と共に空気導入口から導入される空気量すなわち風量を調整することが可能になるので、被清掃物の種類、あるいは作業面の条件に合わせた設定ができる。
例えば、乾いた芝草の刈草を清掃する場合や乾燥した路面上の落葉を清掃する場合は、空気導入口を小さくして風量を減らし、清掃効率を確保しながら埃の飛散を抑えて作業環境を向上させることができる。また、湿って重くなった刈草や落葉を清掃する場合は、空気導入口を大きくして風量を多めにすれば、清掃がより確実にできるようになる。
【0081】
(d)導風ケーシングはブラシファンと共に走行装置とは独立して上下動可能であり、導風ケーシングの後部側下部には作業高を実質的に一定にするための転動手段を備えており、導風ケーシングの前部側には作業面上の被清掃物を押さえる押さえローラを備えているものにあっては、転動手段によって、ブラシファンによる所要の作業高さを維持することができるので、刈草や落葉等の被清掃物の清掃もれを防止することができる。
また、ブラシファンの回転による導風ケーシングの下側前部からの漏風が押さえローラにより遮られるので、被清掃物が前方へ吹き飛ばされて堆積することによる導風ケーシングの開口部の閉塞は生じない。従って、清掃作業中、作業を中断して刈草や落葉をほぐして導風ケーシングに導入されやすくするというような面倒な作業が不要になり、作業効率が向上する。
【0082】
(e)清掃装置に使用されるサッチ掻き出し具にあっては、掻き出し部材は捻りコイルバネで構成されており、掻き出し部材は線材基端側を固着し、線材先端側を実質的に取付基体の先端方向へ突出させ、回転軸の回転により線材先端側に負荷が掛かったときの変形方向が捻りコイルバネの巻成方向と同じになるようにして取付基体に取り付けてあるので、作動中、掻き出し部材は構造的に無理がある方向へ変形させるような負荷が掛かりにくく、従来のものと比べて耐久性が向上し、折れにくい。
【0083】
(f)取付基体から突出する掻き出し部材の線材先端側の突出長を調整するための突出調整手段を備えているものにあっては、掻き出し部材が摩耗した場合でも、線材先端側を突出調整することにより所要の期間は継続使用ができるようになる。これにより、摩耗の都度交換する場合に比べて手間が軽減される。
【0084】
(g)清掃装置のブラシファンの回転軸にサッチ掻き出し具またはバーチカルモーイング用の芝刈り具の一方又は双方を取り付けたものにあっては、サッチ掻き出し作業またはバーチカルモーイング作業あるいはその双方の作業と清掃装置作業を同時に行うことができる。
従って、従来の清掃装置のように、ブラシファンの前方にサッチ掻き出し作業専用機またはバーチカルモーイング作業専用機を取り付ける必要がなく、構造が簡易になり、重量もそれ程増加することはないので、運転や取り扱いもしやすい。また、これにより上記機能を有する清掃装置のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃装置の一実施の形態を示す側面図。
【図2】清掃装置の導風ケーシングとブラシファンの構造を示す説明図。
【図3】清掃装置の回転軸に取り付けられるサッチ掻き出し具を示し、(a)、(b)、(c)は取り付けられる三枚のそれぞれに設けられるスプリングタインの取付位置の相違を説明する正面図。
【図4】撥ね上げ装置を昇降させる昇降装置の構造を示す要部説明図。
【図5】収容部の開閉蓋の構造を示す分解斜視図。
【図6】操作ハンドルと操作レバーの構造を示す正面視説明図。
【図7】清掃装置の収容装置を傾斜させて被清掃物を排出する状態の説明図。
【図8】清掃装置の回転軸に取り付けられるバーチカルモーイング用の芝刈り具を示し、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図9】ブラシファンに芝刈り具を取り付けた状態を示す説明図。
【図10】従来の清掃装置の導風ケーシングとブラシファンの構造の第1の例を示す説明図。
【図11】従来の清掃装置の導風ケーシングとブラシファンの構造の第2の例を示す説明図。
【図12】従来の清掃装置の収容部の構造を示す概略説明図。
【図13】従来のサッチ掻き出し具の構造を示す説明図。
【符号の説明】
S 清掃装置
1 走行装置
10 フレーム
11 操舵輪
12 駆動輪
13 ハンドル
14 座席
E 原動機
15 駆動プーリー
16 従動プーリー
17 ベルト
19 当接具
190 ストッパー
2 撥ね上げ装置
20 導風ケーシング
A 取込位置
B 放出位置
200 吹き出し口
201 前壁
202 後壁
203、204 側壁
217 通気孔
205 幕板
206 開口調整板
207 固定ボルト
208 誘導板
209 空気導入口
21 ブラシファン
210 回転軸
211、212、213、214、215、216 取着ブラケット
219 軸受
22 ブラシ羽根
220 取着ブラケット
221 結束部材
222 ブラシ
23 サッチ掻き出し具
230 羽根板
231 軸挿通具
232 バネ軸
233 螺子
234 スプリングタイン
235 ボルト
236 ボルト
237 長孔
24 案内ローラ装置
240 回動アーム
241 軸
242 案内ローラ
243 高さ調整装置
25 押さえローラ装置
250 回動アーム
251 押さえローラ
26 従動プーリー
260 ベルト
27 芝刈り具
270 取着板
271 取着孔
272 軸挿通具
273 挿通孔
274 軸
275 垂直刃
276 スペーサ
3 昇降装置
30 上部リンク部材
31 軸
32 軸
33 進退ロッド
34 アングル
35 回動部材
36 レバー
37 下部リンク部材
4 収容装置
40 収容ボックス
41 挿入口
410 シーリング
42 排出口
43 台部材
430 軸
44 回動台部材
440 軸
45 ロック装置
46 操作レバー
47 開閉蓋
470 軸
471 アングル
472 係合ピン
473 蓋フレーム
473a 枠本体
473b 張り枠
474 フィルターシート
474a 遮風シート
474b ネット
475 外部シート
476 排気口
48 操作ハンドル
480 操作ワイヤ
401 アングル
49 フック具
490 軸
491 係合凹部

Claims (4)

  1. 走行装置(1) と、
    被清掃物を撥ね上げる撥ね上げ装置(2) と、
    撥ね上げられた被清掃物を収容するための収容装置(4) と、
    を備えた清掃装置において、
    上記撥ね上げ装置(2) は、
    下部側が開口し、上部側には吹き出し口(200) が設けてある導風ケーシング(20)と、
    当該導風ケーシング(20)の内部に収容されているブラシファン(21)と、
    を備えており、
    上記導風ケーシング(20)の前壁(201) 内面であって被清掃物の取込位置(A) と放出位置(B) との間には、ブラシファン(21)の先端部と近接して当該ブラシファン(21)で送られた被清掃物をブラシファン(21)と前壁(201) 内面とで形成される空間で保持できるように形成された曲面を有し、
    上記導風ケーシング(20)の後壁(202) 側には上記ブラシファン(21)の回転による空気流をブラシファン(21)側へ誘導するための誘導手段が設けてあることを特徴とする、
    清掃装置。
  2. 誘導手段は、実質的に水平な誘導板(208) を含むことを特徴とする、
    請求項1記載の清掃装置。
  3. 導風ケーシング(20)の後壁(202) 側には空気導入口(209) を有し、当該空気導入口(209) の大きさを調整するための開口調整手段を備えていることを特徴とする、
    請求項1または2記載の清掃装置。
  4. 導風ケーシング(20)はブラシファン(21)と共に走行装置(1) とは独立して上下動可能であり、上記導風ケーシング(20)の後部側下部には作業高を実質的に一定にするための転動手段を備えており、導風ケーシング(20)の前部側には被清掃物を押さえる押さえローラ(251) を備えていることを特徴とする、
    請求項1、2または3記載の清掃装置。
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