JP5879657B1 - 人工芝生清掃車 - Google Patents

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【課題】簡易な構成で、人工芝生においてクッションの役割を果たすゴムチップを回収することなく、人工芝生上の塵埃だけを集めて清掃できる人工芝生清掃車の提供。【解決手段】人工芝生清掃車1は、人工芝生5上の塵埃を掻き上げるブラシ部材7と、ブラシ部材7が回転可能に保持されるブラシケース8と、掻き上げられた塵埃を吸い上げる気流を発生させる送風部27と、送風部27が回転可能に保持される送風部ケース28とを備える。ブラシケース8は、ブラシ部材7を覆う中空状で、掻き上げられた塵埃を内部へ導入する入口20と、塵埃を外部へ導出する出口21とを有する。送風部ケース28は、送風部27を覆う中空状で、ケース8出口21からの塵埃を内部へ導入する吸込口31と、塵埃を外部へ導出する吐出口32とを有する。送風部ケース28には、外気の取込穴33が形成されるが、ブラシケース8には、その取込穴が形成されない。【選択図】図1

Description

本発明は、人工芝生上を走行しつつ、その人工芝生を清掃することができる人工芝生清掃車に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、回転ブラシにて地面上の刈芝やゴミを掻き上げ、掻き上げられた刈芝やゴミをブロワにて吸い上げて集草容器に回収することができるスイーパが知られている。
特開平6−316910号公報
しかしながら、従来のスイーパは、本来回収すべき回収物と回収してはいけない物とを区別する点について全く考慮されていない。具体的には、従来のスイーパでは、清掃対象が人工芝生の場合、回収すべき落葉や刈芝などの塵埃と共に、人工芝生においてクッションの役割を果たすゴムチップも回収されてしまっていた。そのため、回収されたゴムチップの量によっては、清掃後、人工芝生上にゴムチップを撒かなければならない手数を要している。
また、下面がメッシュ状に形成された容器内に、ゴミなどと共にゴムチップを回収し、塵埃やゴムチップが収容された前記容器を振動させることで、ゴムチップを人工芝生上に戻すことができるスイーパが知られている。しかしながら、このスイーパは、容器を振動させる機構が必要とされ、スイーパの全体構造が複雑となり、製造コストが高くなるものであった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、簡易な構成で、人工芝生においてクッションの役割を果たすゴムチップを回収することなく、塵埃などのみを回収することができる人工芝生清掃車を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る人工芝生清掃車は、塵埃を掻き上げ、その掻き上げられた前記塵埃を吸い上げて清掃する人工芝生清掃車であって、車輌本体の下部に回転可能に設けられるブラシ部材と、このブラシ部材を覆うブラシケースと、前記ブラシ部材の回転により掻き上げられた前記塵埃を吸い上げる気流を発生させる送風部と、この送風部を覆う送風部ケースとを備え、前記ブラシケースは、中空状に形成され、前記ブラシ部材により掻き上げられた前記塵埃を内部へ導入する入口と、導入された前記塵埃を外部へ導出する出口とを有し、前記送風部ケースは、中空状に形成され、前記出口からの前記塵埃を内部へ導入する吸込口と、導入された前記塵埃を外部へ導出する吐出口とを有しており、前記送風部ケースの壁面には外気の取込穴が形成される一方、前記ブラシケースの壁面には前記取込穴が形成されておらず、前記ブラシ部材は、前記ブラシケースに軸受される軸部材と、この軸部材の軸線と交差する方向へ延出して前記軸部材に設けられるブラシと、前記軸部材の軸線と交差する方向へ延出しつつ前記軸部材の軸線方向へ沿って前記軸部材に設けられる板状の羽根とを有し、且つ前記軸部材から前記ブラシの先端までの長さが、前記軸部材から前記羽根の先端までの長さより長い、ことを特徴とする。
また、本発明に係る人工芝生清掃車のブラシケースは、前記入口が、下方へ開口して形成されており、該入口の周囲に、前記ブラシケースと被清掃体である人工芝生面との間の隙間を小さくするよう下方へ突出してカバー部材が設けられることを特徴とする。
本発明に係る人工芝生清掃車によれば、回収される塵埃の流路であるブラシケースおよび送風部ケースにおいて、ブラシケースの壁面には外気を取り込むための取込穴が形成されていないため、回収時においてブラシケース内の静圧を増加させることができる。これにより、比較的重量の軽い芝カスなどのゴミは、送風部側へ運ばれるが、比較的重量の重いゴムチップは舞い上がらず、送風部側へ運ばれることがなく、清掃することができる。一方、送風部ケースの壁面には、外気を取り込むための取込穴が形成されているため、回収時において送風部ケース内の動圧を増加させることができ、風量をより多くすることができ、送風部ケースから回収した芝カスなどのゴミを吐出させることができる。このように、本発明に係る人工芝生清掃車によれば、簡易な構成で、芝カスなどのゴミの円滑な掻き上げと吸い上げ、および送風部ケースからのゴミの吐出が良好に維持される点を満足しつつ、ゴムチップを回収することなく、被清掃体である人工芝生を清掃することができる。
また、本発明に係る人工芝生清掃車によれば、ブラシケースの下方へ開口した入口の周囲に、ブラシケースと被清掃体との隙間を小さくするカバー部材を設けることで、回収時において前記隙間からブラシケース内へ導入される外気を少なくすることができる。これにより、回収時におけるブラシケース内の静圧をより増加させることができる。従って、より確実に、ゴムチップを回収することなく清掃することができる。又、ブラシケースの入口近辺の開口部において、人工芝生面に凹凸面があっても、このカバー部材が柔軟に干渉するために、ブラシケースや人工芝生面を傷付けることがない。
さらに、本発明に係る人工芝生清掃車によれば、ブラシで人工芝生面上の塵埃をほうきで掃くようにして飛散させ、羽根で風量を増やし、より確実に芝カスなどの塵埃を舞い上げることができる。このとき、ブラシの長さの方が羽根の長さよりも長いので、羽根で人工芝生面を傷付けることがない。
本発明の人工芝生清掃車の一実施例を示す概略右側面図であり、一部を拡大して示している。 図1の人工芝生清掃車の主要部を示す概略右側面図であり、一部を断面にして示している。 図1の人工芝生清掃車の主要部を示す概略分解斜視図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の人工芝生清掃車の一実施例を示す概略右側面図であり、主要部を拡大して示すと共に、その拡大図において一部を断面にして示している。図2および図3は、図1の人工芝生清掃車の主要部を示す図であり、図2は一部を断面にして示す概略右側面図、図3は後方から見た概略分解斜視図である。以下の説明では、本実施例の人工芝生清掃車1の前側が前方とされ、後側が後方とされる。すなわち、図1の紙面における左右方向が前後方向とされ、図1の紙面における垂直方向が左右方向とされる。
本実施例の人工芝生清掃車1は、車輌本体2の前方に設けられた運転席3に作業者が座ってハンドル4を握り、人工芝生5上を走行して清掃するものである。人工芝生清掃車1の車輌本体2の前方下部には、芝ほぐし装置6が上下動可能に設けられており、下方に移動させて作動しているこの芝ほぐし装置6で表面をほぐされて、塵埃が表面上に浮き出た状態で人工芝生5を清掃することができる。人工芝生清掃車1は、車輌本体2の下部に回転可能に設けられるブラシ部材7と、ブラシ部材7を覆うように設けられるブラシケース8と、ブラシケース8の上方に配置される送風手段9とを備える。
ブラシ部材7は、軸線が左右方向へ沿うようにして配置される軸部材10と、軸部材10に設けられるブラシ11と、軸部材10に設けられる羽根12とを有している。本実施例では、軸部材10は、軸線が左右方向へ沿って配置される丸棒状の軸部13と、ブラシ11や羽根12の保持部14とから構成される。保持部14は、図2および図3に示されるように、略八角形の板状に形成され、板面が軸部13の軸線と直交するように配置される。周囲に8面を有する保持部14の1つおきの面、すなわち図2における上面、下面、前面および後面にはそれぞれ、内方へ凹んで段部15が形成される。本実施例では、保持部14は、3枚が左右方向へ互いに離隔して配置され、それらの板面を軸部13が貫通した状態で、軸部13に固定される。
ブラシ11は、直毛状に形成されており、長方形の板状に形成された基材16の幅方向略中央部に長手方向に配置される。本実施例の羽根12は、長方形の板材が屈曲形成されたものであり、その縦断面は、柄が外方へ傾斜して延出した略柄杓形状に形成される。具体的には、羽根12は、断面略凹形状の第1板部17と、第1板部17の一方の側壁上端部から外方へ傾斜して延出する第2板部18とから構成される。
図2および図3に示されるように、羽根12は、各保持部14の周囲の8面のうちの上面、下面、前面および後面に形成された段部15に、第1板部17が軸部13方向である左右方向へ沿って固定される。この際、第2板部18が設けられる一方の側壁は、他方の側壁に対して、ブラシ部材7の回転方向(図1および図2の矢印Aの方向)の前側に配置される。これにより、第2板部18は、ブラシ部材7の回転方向の前側に傾斜して延出していることになる。また、直毛状のブラシ11は、基材16を介して羽根12に固定される。具体的には、ブラシ11が立設された基材16が、第1板部17の溝部19に固定される。軸部材10からブラシ11の先端までの長さは、羽根12の先端までの長さより長くして、人工芝生5面を傷付けないように清掃することができるようにしている。
このようにして、軸部材10の軸線と交差する方向へ延出して軸部材10にブラシ11が設けられると共に、軸部材10の軸線と交差する方向へ延出しつつ軸部材10の軸線方向へ沿って軸部材10に羽根12が設けられて、ブラシ部材7が構成される。図2に示されるように、本実施例のブラシ部材7は、軸部13まわりに回転可能とされており、その羽根12の第2板部18は、ブラシ11に対して、ブラシ部材7の回転方向(図示例では時計方向)の前側に配置される。また、ブラシ11は、軸部材10の軸線と交差する方向へ、羽根12よりも延出している。すなわち、ブラシ11は、軸部13の径方向において、羽根12の第2板部18よりも外方へ延出している。
ブラシケース8は、下方へ開口した矩形ボックス状に形成されており、その下方への開口部が入口20とされ、上方に、導入された塵埃を外部へ導出する出口21とを有している。出口21は、長手方向が左右方向へ沿う長方形状に形成される。この出口21は、幅広に形成されており、本実施例では、出口21の前後幅がブラシケース8の中空部の前後幅の約1/4である。
図1に示されるように、ブラシケース8は、前後の車輪22,22間において、車輌本体2の下部に設けられる。この際、ブラシケース8は、入口20が下方へ開口すると共に、出口21が上方へ開口するように設けられる。なお、ブラシケース8には、その上下高さを調整することで、後述するように内部に配置されるブラシ部材7の上下高さを調整することができるブラシ高さ調整装置23が設けられる。
ブラシケース8には、入口20の周囲にカバー部材24(24a,24b,24c)が設けられる。本実施例では、ブラシケース8の前側の壁面、左側の壁面および右側の壁面の下端部に、長方形の板状に形成されたゴム製のカバー部材24が設けられる。ブラシケース8の前側の壁面に設けられるカバー部材24aは、長手方向の長さがブラシケース8の前側の壁面の左右長さに対応している。このカバー部材24aは、長手方向が左右方向へ沿うようにして、ブラシケース8の前側の壁面の下端部に、ブラシケース8から下方へ突出するよう設けられる。また、ブラシケース8の左側の壁面に設けられるカバー部材24b、および右側の壁面に設けられるカバー部材24cはそれぞれ、長手方向の長さが設けられる壁面の前後長さに対応している。両カバー部材24b,24cは、長手方向が前後方向へ沿うようにして、各壁面の下端部に、ブラシケース8から下方へ突出するよう設けられる。この下方への突出長さは、ブラシ高さ調整装置23の最大上下動の範囲内でよい。
送風手段9は、ブラシ部材7により掻き上げられた塵埃を吸い上げてタンク36へ送る手段である。本実施例の送風手段9は、図1および図2に示すように、塵埃を吸い上げる気流を発生させる送風部27と、送風部27を覆う送風部ケース28とを備える。送風部27は、その構成を特に問わないが、本実施例では、軸29の周方向等間隔四箇所に、板片30が径方向外側へ延出しつつ軸線方向へ沿って設けられて構成される。送風部ケース28は、中空状に形成されており、塵埃をブラシケース8の出口21から内部へ導入する吸込口31と、導入された塵埃をタンク36へ導出する吐出口32とを有している。
送風部ケース28は、下方へ開口した矩形ボックス状に形成されており、その下方への開口部が前記吸込口31とされ、上部には上方へ開口して吐出口32が形成されている。送風部ケース28には、その内部へ外気を取り込むための取込穴33が貫通して形成される。取込穴33は、略扇形状に形成されており、送風部ケース28の左側の壁面の上部および右側の壁面の上部に、前後方向へ離隔して形成される。
図1に示されるように、送風部ケース28は、吸込口31が下方へ開口すると共に、吐出口32が上方へ開口するようにして、車輌本体2の上部に設けられる。車輌本体2の上部には、左右方向へ離隔して板材34,34が立設され、この板材34,34間に送風部ケース28が配置される。各板材34には、複数のスリット35が板面を貫通して形成されている。送風部ケース28およびブラシケース8が車輌本体2に設けられた状態では、送風部ケース28とブラシケース8とは、出口21および吸込口31を介して、互いに連通されている。
前述したブラシケース8に、ブラシ部材7を回転させるための駆動手段が設けられる。本実施例の駆動手段としては、図外の油圧モータが用いられ、ブラシケース8の右側の壁面に設けられている。油圧モータの出力軸には、ブラシ部材7の軸部13の軸方向一端部(本実施例では軸部13の右端部)が接続される。また、ブラシケース8には、軸受が設けられ、この軸受を介してブラシ部材7の軸部13が回転可能に保持される。この際、図2に示されるように、ブラシ部材7は、その軸線が左右方向へ沿うようにして、ブラシケース8内に配置される。このようにして、ブラシケース8には、ブラシ部材7がその軸線まわりに回転可能に保持され、油圧モータにより、図2における時計方向へブラシ部材7を回転させることができる。
また、前述した送風部ケース28内には、送風部27が回転可能に設けられる。本実施例では、送風部ケース28の右壁面に送風部27の駆動手段である油圧モータが設けられ、この油圧モータの出力軸に、送風部27の軸29の軸方向一端部が接続される。送風部27は、送風部ケース28内において軸線が左右方向へ沿うよう配置され、軸受を介して送風部ケース28に回転可能に保持される。このようにして、送風部27は、送風部ケース28内に、軸29まわりに回転可能に保持され、油圧モータにより、図2における時計方向(図2の矢印Bの方向)へ回転可能とされている。この際、送風部ケース28の取込穴33は、送風部27の軸29よりも上方において、送風部ケース28の左右の壁面に形成される。
次に、本実施例の人工芝生清掃車1の清掃動作について説明する。人工芝生清掃車1は、被清掃体である人工芝生5上を前方へ走行しつつ、人工芝生5を清掃することができる。人工芝生5の清掃は、ブラシケース8に覆われたブラシ部材7、および送風部ケース28に覆われた送風部27を回転させることでなされる。
油圧モータによりブラシ部材7を図1および図2における時計方向へ回転させることで、つまり、車輪22とは逆方向へ回転させることにより、人工芝生5上の塵埃をブラシ部材7のブラシ11により掻き上げることができる。掻き上げられた塵埃は、ブラシケース8に形成された入口20を介してブラシケース8内部に導入された後、ブラシケース8に形成された出口21を介して外部へ導出される。なお、ブラシ部材7のブラシ11が下方へ垂直に延出した状態(図2の状態)において、ブラシ11の先端部と最も長い人工芝生5の先端部とが約10〜15mm離れるように、ブラシ高さ調整装置23によってブラシ部材7の高さが調整される。
導出された塵埃は、出口21から送風部ケース28に形成された吸込口31を介して、送風部ケース28内部に導入される。送風部ケース28内部に導入された塵埃は、図1および図2における時計方向へ、油圧モータにより送風部27を回転させることで、板片30によりケース28内に塵埃を吸い上げる気流を発生させることができ、これにより、送風部ケース28に形成された吐出口32を介して外部へ導出される。導出された塵埃は、吐出口32を介して送風部ケース28と互いに連通される、荷台に設けられている中空状のタンク36内に収容される。タンク36には、内部に収容された塵埃を取り出すための扉36aが設けられている。
被清掃体である人工芝生5には、クッションの役割を果たすゴムチップが撒かれている。本実施例の人工芝生清掃車1によれば、ブラシケース8の壁面に、ブラシケース8内に外気を取り込むための取込穴が形成されていないため、ブラシ部材7の回転時においてブラシケース8内の静圧を増加させることができる。従って、比較的重量の軽い芝カスなどの塵埃は、送風部ケース28内に送り込まれるが、塵埃よりも重く、比較的重量の重いゴムチップは、舞い上がることがない。すなわち、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、人工芝生5に必要なゴムチップを回収することなく、塵埃を回収して清掃することができる。
また、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、ブラシケース8の壁面に、下方へ突出するようにカバー部材24が設けられるため、ブラシケース8と人工芝生5との間の隙間を小さくすることができる。これにより、ブラシ部材7の回転時に、ブラシケース8と人工芝生5との間の隙間を介して、ケース8内に導入される外気を減少させることができ、ケース8内の静圧を増加させることができる。従って、より確実に、ゴムチップを回収することなく塵埃を回収することができる。さらに、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、従来と比較して、ブラシケース8の出口21が幅広に形成されているため、ブラシ部材7の回転時において、ケース8内の静圧を増加させることができる。従って、ゴムチップを回収することなく塵埃の回収を、さらに確実に行うことができる。
本実施例の人工芝生清掃車1によれば、送風部ケース28の壁面に、ケース28内に外気を取り込むための取込穴33が形成されているため、送風部27の回転時においてケース28内の動圧を増加させることができる。従って、風量を多くすることができ、ブラシケース8からの塵埃を吸い込んで、確実にタンク36に送ることができる。
また、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、ブラシ部材7が板状の羽根12を有しているため、ブラシ部材7の回転時において風量を増加させることができる。従って、人工芝生5上の塵埃をより確実に舞い上げることができ、塵埃の回収率を向上させることができる。また、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、羽根12は、ブラシ11に対して、ブラシ部材7の回転方向の前側に配置され、ブラシ11は、羽根12よりも外方へ延出している。従って、ブラシ11にて塵埃を掻き出す際に、羽根12が邪魔になることがなく、羽根12にて塵埃をより確実に舞い上がらせることができる。また、第2板部18がブラシ部材7の回転方向の前側に傾斜していることで、塵埃をさらに確実に舞い上がらせることができる。さらに、本実施例の人工芝生清掃車1によれば、カバー部材24がゴム製とされているため、清掃時にカバー部材24が人工芝生5に接触した場合に、人工芝生5を傷付けるおそれがない。また、人工芝生5面に凹凸があっても、カバー部材24で緩衝でき、ブラシケース8の破損を防止できる。
本発明の人工芝生清掃車は、前記実施例の構成に限らず適宜に変更可能である。たとえば、前記実施例では、ブラシケース8と送風部ケース28とを別体に形成したが、両者を一体形成してもよい。また、前記実施例では、ブラシケース8および送風部ケース28は、下方へ開口した矩形ボックス状に形成されたが、これに限定されるものではなく、その形状は適宜に変更可能である。また、ブラシ部材7や送風部27の構成は、ブラシ部材7の場合には塵埃を掻き上げることができる構成であればよく、送風部27の場合には塵埃を吸い上げて吐出できる構成であればよく、それらの構成は適宜に変更可能である。また、前記実施例では、羽根12は、縦断面略柄杓形状とされたが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。この際、羽根12は、ブラシ11に対して、ブラシ部材7の回転方向の前側に配置される。また、ブラシ11は、羽根12よりも外方へ延出される。さらに、取込穴33の数や形状は、適宜変更可能である。
1 人工芝生清掃車
2 車輌本体
5 人工芝生(被清掃体)
7 ブラシ部材
8 ブラシケース
10 軸部材
11 ブラシ
12 羽根
20 入口
21 出口
24 カバー部材
27 送風部
28 送風部ケース
31 吸込口
32 吐出口
33 取込穴

Claims (2)

  1. 塵埃を掻き上げ、その掻き上げられた前記塵埃を吸い上げて清掃する人工芝生清掃車であって、
    車輌本体の下部に回転可能に設けられるブラシ部材と、
    このブラシ部材を覆うブラシケースと、
    前記ブラシ部材の回転により掻き上げられた前記塵埃を吸い上げる気流を発生させる送風部と、
    この送風部を覆う送風部ケースとを備え、
    前記ブラシケースは、中空状に形成され、前記ブラシ部材により掻き上げられた前記塵埃を内部へ導入する入口と、導入された前記塵埃を外部へ導出する出口とを有し、
    前記送風部ケースは、中空状に形成され、前記出口からの前記塵埃を内部へ導入する吸込口と、導入された前記塵埃を外部へ導出する吐出口とを有しており、
    前記送風部ケースの壁面には外気の取込穴が形成される一方、前記ブラシケースの壁面には前記取込穴が形成されておらず、
    前記ブラシ部材は、前記ブラシケースに軸受される軸部材と、この軸部材の軸線と交差する方向へ延出して前記軸部材に設けられるブラシと、前記軸部材の軸線と交差する方向へ延出しつつ前記軸部材の軸線方向へ沿って前記軸部材に設けられる板状の羽根とを有し、且つ前記軸部材から前記ブラシの先端までの長さが、前記軸部材から前記羽根の先端までの長さより長い、
    ことを特徴とする人工芝生清掃車。
  2. 前記入口は、下方へ開口して形成されており、
    前記ブラシケースには、前記入口の周囲に、前記ブラシケースと被清掃体との間の隙間を小さくするよう下方へ突出してカバー部材が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の人工芝生清掃車。
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