JP3890056B2 - 慣性航法装置および慣性センサ故障判定方法 - Google Patents

慣性航法装置および慣性センサ故障判定方法 Download PDF

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本発明は、慣性航法装置および慣性センサ故障判定方法に関し、特に航空機等の移動体の3次元的位置を計測する場合に使用される慣性航法装置および慣性センサ故障判定方法に関する。
一般に航空機などの移動体においては、自己の飛行位置を計測するために慣性航法装置が用いられている。慣性航法装置にはジャイロおよび加速度計を含む慣性センサが具備されており、ジャイロから出力される角速度を積分することにより、移動体の姿勢角を演算出力し、加速度から出力される加速度を積分することにより、移動体の速度と位置を演算出力している。この慣性航法装置に対して、慣性センサが一組だけ使用されている場合には、慣性センサのジャイロまたは加速度計の何れかに故障障害が発生した場合に、移動体の姿勢角の演算処理、または速度、位置等の演算処理等の航法計算に誤差が生じて、移動体の正常な位置計測が不可能となる。
この慣性航法装置を航空機等の移動体のフライトコントロールなどの制御用として使用しない場合には、慣性センサの故障により航法計算に誤差が発生しても、致命的な故障にはならないが、フライトコントロールなどの制御用として使用される場合には、例えば航空機の事故などの原因となり重大な問題となる。このような問題を未然に防止するために、冗長系として複数の慣性航法装置を用いたり、ジャイロや加速度計などの慣性センサを複数個備えて冗長系を組み、故障した慣性航法装置または慣性センサを検出し、或いは故障した慣性航法装置または慣性センサを分離除外して、航空機などの事故を防止するようにしている。
上記の慣性センサに対応する冗長系の組み方としては、一般に、慣性センサを設定するセンサ軸として、直交3軸系を2組使用する方法(図10(a)参照)、直交3軸系を3組使用する方法(図10(b)参照)、直交3軸系プラス1軸スキューを使用する方法(図10(c)参照)、4軸スキューを使用する方法(図11(a)参照)および6軸スキューを使用する方法(図11(b)参照)などが知られている。
また、1軸故障を許容する慣性航法システムを構成する場合には、少なくとも3つの慣性航法装置を必要としているが、これに対して、3つよりも少ない慣性航法装置で1故障を許容することができるシステムとしての初期のものが、特許文献1[米国特許3,489,004号(1970年1月13日)]に示されている。この慣性航法装置は、少なくとも4個のセンサ機械的ジャイロスコープの内の1個が不完全な状態となった場合に、残りのジャイロスコープを、一つの慣性航法装置としての機能に利用できるとしているが現用としては好ましくない。また、特許文献2(特開平06−102053)には、3軸に設定されるジャイロと加速度計を含む慣性センサを2系統用いて構成される故障許容慣性システムが示されている。この故障許容慣性システムは、ジャイロおよび加速度計を含む慣性センサを、それぞれ3個備えて構成される慣性航法装置を2組備えて1組の冗長系システムとして構成されており、1軸の慣性センサに性能劣化が生じた場合には、人間により双方の慣性航法装置の航法出力を比較照合して、その慣性センサの故障を識別できるものとしている。
米国特許3,489,004 特開平06−102053
上述した従来の慣性センサに対応する冗長系の組み方において、図10(a)のセンサ軸として、直交3軸系を2組使用する場合には、冗長系の組み方として、複数の慣性航法装置により冗長系が構成されるが、それぞれ直交3軸系の慣性センサーを2組使用しており、センサ数が6個に増大することによってコストアップになるという欠点がある。図10(b)の直交3軸系を3組使用する場合においても、複数の慣性航法装置により冗長系が構成されており、図10(a)の場合よりも更にセンサ数が9個に増大してコストアップになるという欠点がある。また図10(c)の直交3軸系プラス1軸スキューを使用する場合には、故障軸の検出は可能ではあるが、その故障軸を特定することが出来ないという欠点がある。図11(a)の4軸スキューを使用する場合においても、同様に故障軸の検出は可能ではあるが、その故障軸を特定することが出来ないという欠点がある。また、図11(b)の6軸スキューを使用する場合においては、慣性センサを6個設けることが必要となり、コストアップになるという欠点がある。特許文献2に示される故障許容慣性システムにおいては、2系統の慣性航法装置による故障許容システムとして構成されているが、それぞれの慣性航法装置において、少なくとも3個以上の慣性センサが設けられており、2系統の慣性航法装置に合わせて6個以上の慣性センサを必要とするためにコストアップとなり、高価になるという欠点がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、センサ軸を最小数の場合に5軸スキューにより構成し、性能劣化を含む慣性センサの故障を分離して識別するために求められる慣性センサの数量を5個に低減させて、5つの慣性センサのみを使用することにより、安価な1軸故障を許容する慣性センサ故障分離システムを実現し、且つ、5つの慣性センサの内より、1つの慣性センサの故障分離に必要な航法計算量を従来の半分の5通りに低減することより、安価にして、情報処理負荷の軽減を図ることのできる慣性航法装置および慣性センサ故障判定方法を提供することにある。
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
(1)センサ軸が、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューにより、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn個の慣性センサと、
前記n軸スキューにおいて、連続して隣接配置されることのないn通りの3軸スキューの組合わせに対応し、各3軸スキューの慣性センサからの慣性データ入力を受けて航法計算を行い、それぞれシャーシ座標系に対応する航法計算値を出力する第1〜第nの航法計算回路と、
第1〜第nの航法計算回路より出力されるn通りの航法計算値の内より、n通りの航法計算値ペアを選択する条件として、該航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを、任意の4軸スキューのみに限定することにより得られるn通りの航法計算値ペアの配分出力を受けて、それぞれに該航法計算値ペア間の相互差を抽出して出力するn個の航法計算値比較回路を備え、これらの航法計算値比較回路によるn通りの航法計算値ペア間の相互差を入力とする判定回路であって、全ての航法計算値ペア間の相互差が所定の上限値以内に収まる場合には、n軸スキューに故障軸が無いものと判定し、(n−4)通りの航法計算値ペア間の相互差のみが所定の上限値以内に収まり、且つ他の4通りの航法計算値ペア間の相互差が所定の上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対し共通して関与している1センサ軸を故障軸であるものと判定して、これらの判定結果に対応する正常性判定信号を出力する正常性判定回路と、
前記正常性判定信号の入力を受けて、前記第1〜第nの航法計算回路より出力されるn通りの航法計算値の内より、正常性判定信号により指定される正常センサ軸に対応する航法計算値のみを選択して平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力する航法計算出力回路と
を備えることを特徴とする慣性航法装置。
(2)センサ軸が、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューに設置されて、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn個の慣性センサ故障判定方法において、
前記n軸スキューの軸配置関係が、連続して隣接配置されることのない3軸スキューの組み合わせを、センサ出力配分線路によりn通り選択する第1のステップと、
第1のステップにおいて選択されたn通りの3軸スキューの各組み合わせに対応して、航法計算回路により、それぞれ3軸スキューの慣性センサからの慣性データを用いて航法計算を行い、シャーシ座標系に対応するn通りの航法計算値を出力する第2のステップと、
前記n通りの航法計算値の内より航法計算値ペアを選択する条件として、該航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを任意の4軸スキューのセンサ軸に限定して、計算出力配分線路により航法計算値ペアを選択する第3のステップと、
航法計算値比較回路により、前記n通りの航法計算値ペアごとにペア相互間の航法計算値を比較照合して、該航法計算値ペアの相互差をn通り抽出する第4のステップと、
前記航法計算値ペアの相互差が全ての航法計算値ペアについて所定の上限値以内に収まる場合には、n軸スキューの全センサ軸に故障軸が無いものとして判定し、そのペア相互間の相互差が(n−4)通りの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値以内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアにおいては所定の上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障ありと、判定回路により判定する第5のステップと
を有することを特徴とする慣性センサ故障判定方法。
上記の構成または方法によれば、選択された3軸スキューの組み合わせより計算された航法計算値の内より、任意の4軸スキューのみに限定して航法計算値ペアが選択され、それぞれに該航法計算値ペアの相互差が抽出されて、全ての航法計算値ペアの相互差が所定の上限値以内に収まる場合には、故障軸が存在しないものと判定され、4通りの航法計算値ペアの相互差が該上限値以内に収まることなく、該4通りの航法計算値ペア以外の(n−4)通りの航法計算値ペアの相互差のみが所定の上限値以内に収まる場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸が故障軸であるものとして分離判定され、正常軸に対する航法計算値の平均値がシャーシ軸に対応する航法計算値として出力される。
以上説明したように、本発明は、冗長系システムを形成するセンサ軸を最小数の場合に5軸スキューにより形成し、1軸故障許容システムの構成に対応して搭載する慣性センサの数量を5個に低減するとともに、性能劣化を含む慣性センサの故障という事態に対して、該慣性センサの故障を分離して識別するために必要とする航法計算量を従来に対比して半減することを可能とし、コストおよび価格の低減を図ることができるとともに、情報処理負荷の軽減を図ることができるという効果がある。
先ず本発明の慣性航法装置の実施形態について説明する。図1は本実施形態の主要部を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態は、センサ軸が円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューに設置されて、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn通りの慣性センサ1−1,1−2,………,1−nと、センサ出力配分線路7を介して配分出力される慣性データの入力を受けて、それぞれ所定の航法計算を行うn通りの航法計算回路2−1,2−2,………,2−nと、計算出力配分線路8を介して配分出力される航法計算値ペアの入力を受けて、それぞれ航法計算値ペアの相互差を抽出して出力するn通りの航法計算値比較回路4−1,4−2,………,4−nと、n通りの航法計算値ペアの相互差を受けて、n軸スキューにおけるセンサ軸の正常性を判定し、正常なセンサ軸を指定する正常性判定信号を出力する判定回路5と、該正常性判定信号により、正常なセンサ軸による航法計算値を選択して出力する航法計算出力回路6とを備えており、この内、航法計算値比較回路4−1,4−2,………,4−nと判定回路5は、正常性判定回路3の内部構成要素として構成される。
図1において、慣性センサ1−1,1−2,………,1−nより出力される角速度および加速度を含む慣性データは、センサ出力配分線路7を介して配分出力されて、航法計算回路2−1,2−2,………,2−nに入力される。その場合に、配分出力される慣性データは、連続して隣接配置されることのないセンサ軸に対応するn通りの3軸スキューからの慣性データに区分されて、それぞれ対応する航法計算回路2−1,2−2,………,2−nに入力される。これらの航法計算回路においては、それぞれ3軸スキューからの慣性データの配分出力を受けて航法計算が行われ、シャーシ座標系に対応するn通りの航法計算値が出力される。このn通りの航法計算値は、計算出力配分線路8を介して直接航法計算出力回路6に送出されるとともに、これらのn通りの航法計算値の内より、任意の4軸スキューのみに設置された慣性センサが関与するn通りの航法計算値ペアが選択されて、それぞれ計算出力配分線路8を介して、正常性判定回路3の内部に含まれる航法計算値比較回路4−1,4−2,………,4−nに入力される。これらの航法計算値比較回路においては、航法計算値ペアの配分入力を受けて、それぞれにおいて該航法計算値ペアの相互差が抽出され、抽出された航法計算値ペアの相互差は判定回路5に入力される。判定回路5においては、航法計算値比較回路4−1,4−2,………,4−nより入力される各航法計算値ペアの相互差が、所定の上限値以内に収まっているか否かの判定処理が行われて、これらの相互差が全て所定の上限値以内に収まっている場合には、n軸スキューの全てのセンサ軸に故障が無いものと判定され、また(n−4)通りの航法計算値ペアの相互差のみが所定の上限値以内に収まり、且つ他の4通りの航法計算値ペアの相互差が該上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸が故障軸であるものと判定されて、これらの判定結果を受けて、正常なセンサ軸を指定する正常性判定信号が出力されて航法計算出力回路6に入力される。航法計算出力回路6においては、該正常性判定信号の入力を受けて、計算出力配分線路8を介して、航法計算回路2−1,2−2,………,2−nより入力されるn通りの航法計算値の内より、正常性判定信号により指定された正常なセンサ軸に対応する航法計算値のみが選択され、該航法計算値に対する平均化処理が行われてシャーシ座標系に対応する航法計算値として出力される。本実施形態においては、1センサ軸に性能劣化を含む故障慣性センサが存在する場合には、該故障センサ軸は、航法計算値ペアの相互差が前記上限値を上回る(n−4)通りの航法計算値ペアに対し、共通して関与するセンサ軸として明確に分離識別される。
次に、本発明の慣性航法装置の1実施例について、n=5の場合を例として説明する。図4は本実施例の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、本実施例は、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置された5軸スキューに設置され、冗長系システムを形成する5つの慣性センサ1−1,1−2,1−3,1−4および1−5と、連続して隣接配置されることのないセンサ軸に対応する3軸スキューからの慣性データを、センサ出力配分線路7を介して配分入力し、航法計算を行ってシャーシ座標に対応する航法計算値を出力する航法計算回路2−1,2−2,2−3,2−4および2−5と、これらの航法計算回路より出力される5通りの航法計算値の内より、任意の4軸スキューのみに設置されている慣性センサが関与する5通りの航法計算値ペアを、計算出力配分線路8を介して配分入力し、それぞれにおいて航法計算値ペアの相互差を抽出して出力する航法計算値比較回路4−1,4−2,4−3,4−4および4−5と、これらの航法計算値比較回路より出力される5通りの航法計算値ペアの相互差を入力して、全ての航法計算値ペアの相互差が所定の上限値以内に収まる場合には、5軸スキューのセンサ軸に故障軸が無いものと判定し、1つの航法計算値ペアの相互差のみが所定の上限値以内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアの相互差が所定の上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対し共通して関与する1センサ軸を故障軸と判定して、判定結果に対応する正常性判定信号を出力する判定回路5と、計算出力配分回路8を介して入力される航法計算回路2−1,2−2,2−3,2−4および2−5による航法計算値の内より、正常性判定信号により指定される正常な航法計算値を選択し、平均化処理してシャーシ座標系に対応する航法計算値として出力する航法計算出力回路6とを備えて構成される。
なお航法計算値比較回路4−1〜4−5と判定回路5は、正常性判定回路3の内部構成要素として構成されている。
ここにおいて、本実施例において、慣性センサ1−1〜1−5より出力される5通りの慣性データが、航法計算回路2−1〜2−5において計算されて航法計算値として出力され、そして航法計算値比較回路4−1〜4−5において航法計算値ペアの相互差が抽出されて、判定回路5においてセンサ軸(または慣性センサ:以下においてはセンサ軸にて記載)の正常性が判定されるまでの過程において、該センサ軸が、どのように関与しているかについて説明する。図5は、センサ軸が関与する経過状態を模式的に示した図である。図5においては、慣性センサ1−1,1−2,1−3,1−4および1−5が設置されるセンサ軸を、それぞれS1,S2,S3,S4およびS5の記号により示しており、航法計算回路2−1,2−2,2−3,2−4および2−5において、航法計算する際の3センサ軸の組み合わせを、それぞれN1(S1,S2,S4)、N2(S1,S3,S4)、N3(S1,S3,S5)、N4(S2,S3,S5)およびN5(S2,S4,S5)として示し、航法計算値比較回路4−1,4−2,4−3,4−4および4−5において、航法計算値ペアの相互差を抽出する際の4通りのセンサ軸の組み合わせについては、C1(S1,S2,S3,S4)、C2(S1,S2,S3,S5)、C3(S1,S2,S4,S5), C4(S1,S3,S4,S5)および
C5(S2,S3,S4,S5)として示している。また、図6の表1には、図5に示されている航法計算値比較回路4−1,4−2,4−3,4−4および4−5における4通りのセンサ軸の組み合わせC1(S1,S2,S3,S4)、C2(S1,S2,S3,S5)、C3(S1,S2,S4,S5), C4(S1,S3,S4,S5)およびC5(S2,S3,S4,S5)に対応して、センサ軸S1,S2,S3,S4およびS5の何れかに故障が生じた場合の判定の様子が○●(○は故障なし、●は故障あり)により表示されている。この表1より明らかなように、センサ軸S1,S2,S3,S4およびS5の全てにおいて故障無しの場合には、各組み合わせC1、C2、C3、C4およびC5の全てに対応して○が示されており、1例としてセンサ軸S1が故障している場合には、該センサ軸S1が関与しているC1、C2、C3およびC4の各組み合わせには、全てにわたり●が示されており、故障センサS1が関与していないC5(S2,S3,S4,S5)の組み合わせにのみ故障なし○が示されている。このことは、他のセンサ軸S2,S3,S4またはS5等が、それぞれ故障している場合においても同様である。前述の判定回路5においては、例えばセンサ軸S1が故障している場合には、図6の表1に示される故障判定基準に沿う形で、故障軸としてのセンサ軸S1が分離識別され、C5(S2,S3,S4,S5)の組み合わせに含まれる4通りのセンサ軸S2,S3,S4およびS5が、故障のないセンサ軸として判定されている。
図7に示される表2は、本実施例において、センサ軸S1,S2,S3,S4およびS5の各センサ軸が、それぞれ個別に故障軸になっている場合について、航法計算回路2−1,2−2,2−3,2−4および2−5より出力される5通りの航法計算値X,Y,Zの数値例を示した表である。表2においては、それぞれのセンサ軸の故障に対応して、航法計算における3軸の組み合わせN1(S1,S2,S4)、N2(S1,S3,S4)、N3(S1,S3,S5)、N4(S2,S3,S5)およびN5(S2,S4,S5)に対応する航法計算値に対する影響度が示される。なお本表における航法計算値は、移動体に搭載される慣性航法装置の正常センサ軸により得られる航法計算値のXおよびYが、それぞれ0となるように仮設定して求められている。表2より明らかなように、例えば、センサ軸S1の故障時には、3軸の組み合わせ内に、センサ軸S1の関与が除去されているN4(S2,S3,S5)およびN5(S2,S4,S5)の各組み合わせにおいて航法計算値がX=0,Y=0およびZ=0となり、センサ軸S1が関与しているN1(S1,S2,S4)、N2(S1,S3,S4)およびN3(S1,S3,S5)の各組み合わせにおいては、航法計算値が正常値となっていない。このことは、他のS2,S3,S4およびS5の各センサ軸が故障している場合についても同様である。
次に、本発明の慣性センサ故障判定方法の実施形態について説明する。図2および図3は本実施形態の処理手順のフローチャートを示す図である。本実施形態は、前記慣性航法装置の実施形態において、センサ軸が、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューに設置されて、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn個の慣性センサについて、その不具合の発生または故障の有無を判定し、且つ、その不具合/故障による不良慣性センサを分離識別することのできる慣性センサ故障判定方法である。
図2および図3において、先ずステップS1において、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn軸スキューに設置され、冗長系システムを形成するn個の慣性センサに対応して、該n軸スキューの軸配置として連続して隣接配置されることのない3軸スキューのセンサ軸の組み合わせを、航法計算を行うための対象軸としてn通り選択する。このステップS1において選択されたn通りの3軸スキューのセンサ軸の組み合わせに対応し、ステップS2においては、それぞれの3軸スキューの慣性センサからの慣性データを用いて航法計算を行い、n通りのシャーシ座標系に対応する航法計算値を出力する。ステップS3においては、前記n通りのシャーシ座標系に対応する航法計算値の内より、一対の航法計算値より成る航法計算値ペアを選択する。この選択においては、航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを、任意の4軸スキューのセンサ軸のみに限定してn通りの航法計算値ペアを選択する。次いでステップS4においては、該n通りの航法計算値ペアについて、それぞれ航法計算値ペア間の相互の計算値の差をとり、航法計算値ペアの相互差としてn通りの相互差を抽出する。ステップS5においては、ステップS4において抽出されたn通りの航法計算値ペアの相互差が、全ての航法計算値ペアについて所定の上限値以内に収まる場合には、n軸スキューの全センサ軸に故障軸が無いものとして判定し、また航法計算値ペアの相互差が(n−4)通りの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアにおいては所定の上限値内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障があるものとして判定する。次いで第6のステップにおいては、前記第5のステップにおいて、n軸スキューの全センサ軸に故障軸が存在しないと判定される場合には、前記n通りの全ての航法計算値に対する平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力し、また1センサ軸に故障があるものと判定される場合には、前記n通りの航法計算値の内より、故障センサ軸を除く正常なセンサ軸に対応する(n−3)通りの航法計算値のみを選択して平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力する。
この慣性センサ故障判定方法によれば、1センサ軸に性能劣化を含む慣性センサの故障が生じた場合には、第5のステップにおいて、航法計算値ペアの相互差が(n−4)通りの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアにおいては所定の上限値内に収まらない場合に対応して、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障があるものとして、明確に故障慣性センサを分離識別することができる。
次に、本発明の慣性センサ故障判定方法の1実施例について、n=5の場合を例として説明する。図8および図9は、本実施例の処理手順のフローチャートを示す図である。図8および図9において、ステップS11において、5軸スキューの軸配置として連続して隣接配置されることのない3軸スキューのセンサ軸の組み合わせを、航法計算を行うための対象軸として5通り選択する。この場合における3軸の組み合わせは、N1(S1,S2,S4)、N2(S1,S3,S4)、N3(S1,S3,S5)、N4(S2,S3,S5)およびN5(S2,S4,S5)となる(図5を参照)。ステップS12においては、これらの3軸スキューの組み合わせN1、N2、N3、N4およびN5のそれぞれに対応する慣性センサの慣性データを用いて航法計算を行い、5通りのシャーシ座標系に対応する航法計算値を出力する。ステップS13においては、前記5通りのシャーシ座標系に対応する航法計算値の内より、一対の航法計算値より成る航法計算値ペアを選択する。この航法計算値ペアの選択においては、航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを、任意の4軸スキューのセンサ軸のみに限定して5通りの航法計算値ペアを選択する。この場合における4通りのセンサ軸の組み合わせは、C1(S1,S2,S3,S4)、C2(S1,S2,S3,S5)、C3(S1,S2,S4,S5), C4(S1,S3,S4,S5)およびC5(S2,S3,S4,S5)となる(図5を参照)。次いでステップS14においては、該5通りの航法計算値ペアについて、それぞれ航法計算値ペア間の相互の計算値の差をとり、航法計算値ペアの相互差として5通りの相互差を抽出する。ステップS15においては、ステップS14において抽出された5通りの航法計算値ペアの相互差が、全ての航法計算値ペアについて所定の上限値以内に収まる場合には、5軸スキューの全センサ軸に故障軸が無いものとして判定し、また航法計算値ペアの相互差が、1つの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアにおいては所定の上限値内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障があるものとして判定する。この判定結果については、図6に示される表1を参照することにより明らかである。次いで第6のステップにおいては、前記第5のステップにおいて、5軸スキューの全センサ軸に故障軸が存在しないと判定される場合には、前記5通りの全ての航法計算値に対する平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力し、また1センサ軸に故障があるものと判定される場合には、前記5通りの航法計算値の内より、故障センサ軸を除く正常なセンサ軸に対応する2通りの航法計算値のみを選択して平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力する。
この慣性センサ故障判定方法によれば、1センサ軸に性能劣化を含む慣性センサの故障が生じた場合には、ステップS15において、航法計算値ペアの相互差が1つの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値内に収まる場合には、上限値内に収まらない他の4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障があるものとして、明確に故障慣性センサを分離識別することができる。また、本実施の形態の慣性センサ故障判定方法は、センサ軸の数nが5のときに適用したが、本発明の方法はセンサ軸の数nが6又はそれ以上であっても適用できる。
本発明の慣性航法装置の実施形態を示すブロック図である。 本発明の慣性センサ故障判定方法の実施形態のフローチャート(1)を示す図である。 前記慣性センサ故障判定方法の実施形態のフローチャート(2)を示す図である。 前記慣性航法装置の1実施例の構成を示すブロック図である。 慣性航法装置の1実施例における、センサ軸(慣性データ)の関与の流れを示す模式図である。 故障軸と航法計算値ペア内のセンサ軸(慣性データ)組み合わせとの対応表(表1)を示す図である。 故障軸と航法計算時のセンサ軸(慣性データ)組み合わせとの対応表(表2)を示す図である。 本発明の慣性センサ故障判定方法の1実施例のフローチャート(1)を示す図である。 前記慣性センサ故障判定方法の1実施例のフローチャート(2)を示す図である。 従来のセンサ軸の冗長系を組む形態を示す斜視図(1)である。 従来のセンサ軸の冗長系を組む形態を示す斜視図(2)である。
符号の説明
1−1〜1−n 慣性センサ
2−1〜2−n 航法計算回路
3 正常性判定回路
4−1〜4−n 航法計算値比較回路
5 判定回路
6 航法計算出力回路
7 センサ出力配分線路
8 計算出力配分線路

Claims (2)

  1. センサ軸が、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューにより、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn個の慣性センサと、
    前記n軸スキューにおいて、連続して隣接配置されることのないn通りの3軸スキューの組合わせに対応し、各3軸スキューの慣性センサからの慣性データ入力を受けて航法計算を行い、それぞれシャーシ座標系に対応する航法計算値を出力する第1〜第nの航法計算回路と、
    第1〜第nの航法計算回路より出力されるn通りの航法計算値の内より、n通りの航法計算値ペアを選択する条件として、該航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを、任意の4軸スキューのみに限定することにより得られるn通りの航法計算値ペアの配分出力を受けて、それぞれに該航法計算値ペア間の相互差を抽出して出力するn個の航法計算値比較回路を備え、これらの航法計算値比較回路によるn通りの航法計算値ペア間の相互差を入力とする判定回路であって、全ての航法計算値ペア間の相互差が所定の上限値以内に収まる場合には、n軸スキューに故障軸が無いものと判定し、(n−4)通りの航法計算値ペア間の相互差のみが所定の上限値以内に収まり、且つ他の4通りの航法計算値ペア間の相互差が所定の上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対し共通して関与している1センサ軸を故障軸であるものと判定して、これらの判定結果に対応する正常性判定信号を出力する正常性判定回路と、
    前記正常性判定信号の入力を受けて、前記第1〜第nの航法計算回路より出力されるn通りの航法計算値の内より、正常性判定信号により指定される正常センサ軸に対応する航法計算値のみを選択して平均化処理を行い、シャーシ座標系に対応する航法計算値として出力する航法計算出力回路と
    を備えることを特徴とする慣性航法装置。
  2. センサ軸が、円錐の母線に沿う形態にて等間隔に配置されたn(n≧5)軸スキューに設置されて、冗長系システムを形成するジャイロと加速度計を含むn個の慣性センサ故障判定方法において、
    前記n軸スキューの軸配置関係が、連続して隣接配置されることのない3軸スキューの組み合わせを、センサ出力配分線路によりn通り選択する第1のステップと、
    第1のステップにおいて選択されたn通りの3軸スキューの各組み合わせに対応して、航法計算回路により、それぞれ3軸スキューの慣性センサからの慣性データを用いて航法計算を行い、シャーシ座標系に対応するn通りの航法計算値を出力する第2のステップと、
    前記n通りの航法計算値の内より航法計算値ペアを選択する条件として、該航法計算値ペアに関与するセンサ軸の組み合わせを任意の4軸スキューのセンサ軸に限定して、計算出力配分線路により航法計算値ペアを選択する第3のステップと、
    航法計算値比較回路により、前記n通りの航法計算値ペアごとにペア相互間の航法計算値を比較照合して、該航法計算値ペアの相互差をn通り抽出する第4のステップと、
    前記航法計算値ペアの相互差が全ての航法計算値ペアについて所定の上限値以内に収まる場合には、n軸スキューの全センサ軸に故障軸が無いものとして判定し、そのペア相互間の相互差が(n−4)通りの航法計算値ペアにおいてのみ所定の上限値以内に収まり、他の4通りの航法計算値ペアにおいては所定の上限値以内に収まらない場合には、該4通りの航法計算値ペアに対して共通して関与している1センサ軸に故障ありと、判定回路により判定する第5のステップと
    を有することを特徴とする慣性センサ故障判定方法。
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