JP5258362B2 - パリティロジックを使用する慣性測定装置の故障検出、分離、再構成 - Google Patents

パリティロジックを使用する慣性測定装置の故障検出、分離、再構成 Download PDF

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Description

本発明は慣性測定装置に関し、詳細にはビークル(vehicle)において耐故障性アビオニクスアーキテクチャを実装する方法に関する。
慣性測定装置が航空機又は誘導ミサイル等のビークルの追跡に使用される場合、慣性測定装置のうちの1つが故障すると、ビークルが軌道から外れる場合がある。任務の成功が極めて重要である場合、故障に対する許容性はゼロにまで下げられる。耐故障性の(fault tolerant)慣性測定装置は非常に高価であるため、耐故障性慣性測定装置を必要とするシステムのコストは、特に、ミサイル等の一度しか使用できないビークルにおいて法外に高くなり得る。
したがって、耐故障性の慣性測定をより低いコストで実現することが求められている。
第1の実施の形態では、耐故障性アビオニクス(航空電子工学)アーキテクチャをビークルにおいて実装する方法が提供される。この方法は、パリティロジックを使用して、パリティチェック中に少なくとも3つの耐故障性でない慣性測定装置の機能を監視すること、及びパリティチェック中に、期待される慣性測定装置の性能から閾値を計算することを含む。計算された閾値に基づいて、慣性測定装置の故障が検出される場合、パリティ空間内のパリティベクトルの方向に基づいて、故障した慣性測定装置を識別する。各慣性測定装置は、少なくとも1つの3つ組センサを備える。
慣行に従い、説明される各種の特徴は一定の縮尺で描かれず、本発明に関連する特徴を強調するように描かれている。参照符号は、図及びテキストを通して同様の要素を示す。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部をなし、本発明を実施し得る特定の例示的な実施形態を例として示す添付図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分に詳細に説明されており、他の実施形態を利用してもよく、本発明の範囲から逸脱することなく論理的変更、機械的変更、及び電気的変更を行ってもよいことを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明を制限の意味で解釈すべきではない。
図1〜図3は、ビークルの二重耐故障性アビオニクス(航空電子工学、avionics)システムの実施形態を表すブロック図である。ビークルの二重耐故障性アビオニクスシステムの二重耐故障性アビオニクスアーキテクチャによって、4つの慣性測定装置100(A〜D)のうちの1つの慣性測定装置100−iが故障した後でも二重耐故障性アビオニクスシステムを使用することが可能である。二重耐故障性アビオニクスシステムは、4つの慣性測定装置のうちの2番目の装置が故障した場合のみ機能停止する。本実施形態の一実施態様では、バックアップ慣性測定装置を使用して、二重耐故障性アビオニクスシステムを引き続き使用することが可能である。
図1は、ビークル20の二重耐故障性アビオニクスシステム50の一実施形態を表すブロック図である。ビークル20の二重耐故障性アビオニクスシステム50の二重耐故障性アビオニクスアーキテクチャによって、4つの慣性測定装置100(A〜D)のうちの1つの慣性測定装置100−iが故障した後でも二重耐故障性アビオニクスシステム50を使用することが可能である。
二重耐故障性アビオニクスシステム50は、ビークル・マスタ・コンピュータ200、4つの非耐故障性慣性測定装置100(A〜D)、及びバックアップ非耐故障性慣性測定装置115−Aを含む。非耐故障性慣性測定装置100(A〜D)は、本明細書では、「慣性測定装置100(A〜D)」とも呼ばれる。非耐故障性慣性測定装置100(A〜D)及びバックアップ慣性測定装置115−Aは、単連の(single-string)非耐故障性ユニットである。単連の慣性測定装置における単一の故障は、その慣性測定装置全体の故障に繋がる。
各非耐故障性慣性測定装置100(A〜D)はそれぞれ、3つ組の加速度計110(A〜D)を含む。3つ組加速度計110はそれぞれ、3つの加速度センサを備える。1つの3つ組を形成する加速度センサは互いに直交するように位置合わせされて、ベクトルX、Y、及びZで表される軸又はベクトルX’、Y’、及びZ’で表される軸等の、3つの直交する各方向での加速度を測定する。3つ組を形成する加速度センサは、ビークル20と同じ加速度を受けるように、ビークル20の取付枠に取り付けられる。
3つ組加速度計110−iは、3つ組加速度計110−jと異なる向きであってもよく、又は同じ向きであってもよい。例えば、3つ組加速度計110−A及び110−Bは、ベクトルX、Y、及びZに並んでよく、3つ組加速度計110−CはベクトルX’、Y’、及びZ’に並んでよく、3つ組加速度計110−D及び110−Eは他の組の直交ベクトルに並んでよい。本実施形態の別の実施態様では、3つ組加速度計110(A〜E)はすべて、ベクトルX、Y、及びZに平行する軸等の同じ軸に並ぶ。
ビークル20は、衛星、ミサイル、ジェット機、航空機、ヘリコプター、及び他の任意の種類の航空車両であってもよい。非耐故障性加速度計110は、民生用(commercial off the shelf)(COTS)装置、Honeywell BG1930 MEMS 慣性測定装置(Inertial Measurement Unit)(IMU)等の微小電気機械システム(MEMS)加速度計、QA−2000振子式質量加速度計(pendulous mass accelerometer)及びQA−3000振子式質量加速度計、SFIR振子式積分ジャイロ加速度計及びPIGA振子式積分ジャイロ加速度計、並びに他の種類の加速度計であってもよい。
本実施形態の一実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム50は、5つ以上の非耐故障性慣性測定装置100(A〜N)を備える。本実施形態の別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム50は、2つ以上のバックアップ非耐故障性慣性測定装置115(A〜M)を備える。本実施形態のさらに別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム50は、バックアップ非耐故障性慣性測定装置115−Aを備えない。
ビークル・マスタ・コンピュータ200は、プログラマブルプロセッサ210、メモリ215、及び少なくとも1つの記憶媒体220を備える。ビークル・マスタ・コンピュータ200のプログラマブルプロセッサ210は、接続111を介して慣性測定装置100(A〜D)から入力を受け取る。特に、プログラマブルプロセッサ210は、少なくとも各慣性測定装置100(A〜D)の各々における3つ組加速度計110(A〜D)からビークル20の加速度を示す情報を受け取る。
ビークル・マスタ・コンピュータ200は、接続112を介してバックアップ慣性測定装置115−Aに通信可能に結合される。接続112を必要に応じて使用して、慣性測定装置100(A〜D)のうちの1つが故障した場合に、入力をバックアップ慣性測定装置115−Aからプログラマブルプロセッサ210に送ることができる。接続111及び112は、トレース線、ワイヤ、光学通信リンク、又は無線周波数リンクであってもよい。
プログラマブルプロセッサ210は、記憶媒体220に記憶されているコンピュータ実行可能命令230を実行する。コンピュータ実行可能命令230は、ビークル・マスタ・コンピュータ200が慣性測定装置100及び115と対話できるようにするコンピュータコード、変数記憶装置、制御ロジック、並びにソフトウェアインタフェースをそれぞれ含むソフトウェアの各種要素を含む。プログラマブルプロセッサ210は、本明細書においてビークル・マスタ・コンピュータ200及び/又はプログラマブルプロセッサ210によって実行されるものとして述べられている処理のうちの少なくともいくつかをプログラマブルプロセッサ210に実行させるソフトウェア及び/又はファームウェアを実行する。プログラマブルプロセッサ210によって実行されるこのようなソフトウェア及び/又はファームウェアの少なくとも一部並びに関連する任意のデータ構造は、実行中にメモリ215に記憶される。メモリ215は、現在既知の、又は後に開発される任意の適したメモリ、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、及び/又はプログラマブルプロセッサ210内のレジスタ等を含む。
一実施態様では、プログラマブルプロセッサ210は、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。さらに、プログラマブルプロセッサ210及びメモリ215は、図1では別個の要素として示されるが、一実施態様では、プログラマブルプロセッサ210及びメモリ215は単一の装置(例えば、単一の集積回路素子)に実装される。プログラマブルプロセッサ210によって実行されるソフトウェア及び/又はファームウェアは、記憶媒体220に記憶されるか、又は別の様式で具現される複数のプログラム命令を含み、記憶媒体220から、このようなプログラム命令の少なくとも一部が読み出されて、プログラマブルプロセッサ210によって実行される。一実施態様では、プログラマブルプロセッサ210は、特定用途向け集積回路(ASIC)等のプロセッサ・サポート・チップ及び/又はシステム・サポート・チップを含む。
コンピュータプログラム命令及びデータを実体的に具体化するのに適した記憶装置としては、例として、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリ装置等の半導体メモリ装置を含むすべての形態の不揮発性メモリ、内部ハードディスク及びリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、並びにDVDディスクが挙げられる。上記のいずれも、特に設計されているASICによって補足されてもよく、又はそれに組み込んでもよい。
プログラマブルプロセッサ210で実行されるコンピュータ実行可能命令230及び/又はファームウェアは、慣性測定装置100(A〜D)から受け取った加速度情報を処理し、受け取った情報を使用して、パリティロジックを使用して非耐故障性慣性測定装置100(A〜D)の機能を監視する。
プログラマブルプロセッサ210は、パリティチェック中に慣性測定装置の期待性能から計算される閾値に基づいて、慣性測定装置100(A〜D)のいずれか1つのあらゆる故障を検出することが可能である。プログラマブルプロセッサ210は、パリティ空間内のパリティベクトルの方向に基づいて、故障した慣性測定装置100−iを識別することが可能である。故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、故障した慣性測定装置100−iの動作を一時停止させる。
本実施形態の一実施態様では、故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム50のバックアップ慣性測定装置115−Aを動作させてビークル20を追跡すると共に、パリティロジックを引き続き使用し、完全に機能している慣性測定装置100(j〜l)及びバックアップ慣性測定装置を使用して動作中の測定装置の機能を監視する。
本実施形態の別の実施態様では、プログラマブルプロセッサは、パリティロジックを引き続き使用して、完全に機能している残りの3つの測定装置100の健康状態及び機能を監視する(バックアップ慣性測定装置115−Aは使用されず、そのため、上記故障後、完全に機能している3つの慣性測定装置100(j〜l)がビークル20の追跡に使用される)。この場合、もう1つの慣性測定装置が故障すれば、その2番目の故障はプログラマブルプロセッサ210によって検出される。次に、2番目の故障後に、完全に機能している2つの慣性測定装置100(j、k)及びこれもまた完全に機能しているバックアップ慣性測定装置115−Aを使用してビークル20を追跡するように、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム50のバックアップ慣性測定装置115−Aを動作させて、パリティロジックを引き続き使用して動作中の測定装置の機能を監視することが求められる。追加のバックアップ慣性測定装置115がある場合、二重耐故障性アビオニクスシステム50はなお動作することが可能であり、プログラマブルプロセッサ210は、完全に機能している慣性測定装置100及び完全に機能しているバックアップ慣性測定装置115の機能を監視する。
プログラマブルプロセッサが機能する基となるソフトウェア及び方法について、図5の方法500及び図6の方法600をそれぞれ参照して後述する。
図2は、ビークル20の二重耐故障性アビオニクスシステム51の一実施形態を表すブロック図である。ビークル20内に示す二重耐故障性アビオニクスシステム51は、ビークル・マスタ・コンピュータ201、4つの非耐故障性慣性測定装置300(A〜D)、及びバックアップ非耐故障性慣性測定装置315−Aを備える。非耐故障性慣性測定装置300(A〜D)は、本明細書において、「慣性測定装置300(A〜D)」とも呼ばれる。
各非耐故障性慣性測定装置300(A〜D)はそれぞれ、本明細書では「ジャイロ120(A〜D)」とも呼ばれる3つ組のジャイロスコープ120(A〜D)を備える。各三つ組ジャイロ120は、3つの角速度(angular rate)センサ(本明細書では「角速度(angular velocity)センサ」とも呼ばれる)を含む。1つの3つ組を形成する速度センサは互いに直交するように位置合わせされて、ベクトルX、Y、及びZで表される軸又はベクトルX’、Y’、及びZ’で表される軸等の3つの直交する各方向でのビークル20の角速度を測定する。3つ組を形成する角速度センサは、ビークル20と同じ角速度で動くように、ビークル20の取付枠に取り付けられる。
3つ組ジャイロ120−iは、3つ組ジャイロ120−jと異なる向きであってもよく、又は同じ向きであってもよい。例えば、3つ組ジャイロ120−A及び120−Bは、ベクトルX、Y、及びZに並んでよく、3つ組ジャイロ120−CはベクトルX’、Y’、及びZ’に並んでよく、3つ組ジャイロ120−D及び120−Eは他の組の直交ベクトルに並んでよい。本実施形態の別の実施態様では、3つ組ジャイロ120(A〜E)はすべて、ベクトルX、Y、及びZに平行する軸等の同じ軸に並ぶ。
非耐故障性ジャイロスコープ120は、民生用(COTS)装置、微小電気機械システム(MEMS)ジャイロ、レーザジャイロ、光ファイバジャイロ、1自由度若しくは2自由度の回転型ジャイロ、又は他の種類のジャイロであってもよい。
本実施形態の一実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム51は、5つ以上の非耐故障性慣性測定装置300(A〜N)を備える。本実施形態の別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム51は、2つ以上のバックアップ非耐故障性慣性測定装置315(A〜M)を備える。本実施形態のさらに別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム51は、バックアップ非耐故障性慣性測定装置315−Aを備えない。
ビークル・マスタ・コンピュータ201は、コンピュータ実行可能命令230ではなくコンピュータ実行可能命令231を含むことを除き、図1を参照して上述したビークル・マスタ・コンピュータ200と同じ構造及び機能を有する。ビークル・マスタ・コンピュータ201のプログラマブルプロセッサ210は、接続113を介して慣性測定装置300(A〜D)から入力を受け取る。特に、プログラマブルプロセッサ210は、少なくとも慣性測定装置300(A〜D)の各々におけるの3つ組ジャイロ120(A〜D)からビークル20のコンピュータ実行可能命令231を受け取る。
ビークル・マスタ・コンピュータ201は、接続114を介してバックアップ慣性測定装置315−Aに通信可能に結合される。接続114を必要に応じて使用して、慣性測定装置300(A〜D)のうちの1つが故障した場合に、入力をバックアップ慣性測定装置315−Aからプログラマブルプロセッサ210に送ることができる。接続113及び114は、トレース線、ワイヤ、光学通信リンク、又は無線周波数リンクであってもよい。
プログラマブルプロセッサ210は、記憶媒体220に記憶されているコンピュータ実行可能命令231を実行する。コンピュータ実行可能命令231は、ビークル・マスタ・コンピュータ201が慣性測定装置300及び315と対話できるようにするコンピュータコード、変数記憶装置、制御ロジック、並びにソフトウェアインタフェースをそれぞれ含むソフトウェアの各種要素を含む。プログラマブルプロセッサ210は、本明細書においてビークル・マスタ・コンピュータ201及び/又はプログラマブルプロセッサ210によって実行されるものとして述べられている処理のうちの少なくともいくつかをプログラマブルプロセッサ210に実行させるソフトウェア及び/又はファームウェアを実行する。プログラマブルプロセッサ210によって実行されるこのようなソフトウェア及び/又はファームウェアの少なくとも一部並びに関連する任意のデータ構造は、実行中にメモリ215に記憶される。
プログラマブルプロセッサ210で実行されるコンピュータ実行可能命令231及び/又はファームウェアは、慣性測定装置300(A〜D)から受け取った角速度情報を処理し、受け取った情報を使用して、パリティロジックを使用して非耐故障性慣性測定装置300(A〜D)の機能を監視する。プログラマブルプロセッサ210は、パリティチェック中に慣性測定装置の期待性能から計算される閾値に基づいて、慣性測定装置300(A〜D)のいずれか1つのあらゆる故障を検出することが可能である。プログラマブルプロセッサ210は、パリティ空間内のパリティベクトルの方向に基づいて、故障した慣性測定装置300−iを識別することが可能である。故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、故障した慣性測定装置300−iの動作を一時停止させる。
本実施形態の一実施態様では、故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム51のバックアップ慣性測定装置115−Aを動作させてビークル20を追跡すると共に、パリティロジックを引き続き使用して、完全に機能している慣性測定装置300(j〜l)及びバックアップ慣性測定装置315−Aを使用して動作中の慣性測定装置300(j〜l)の機能を監視する。
本実施形態の別の実施態様では、プログラマブルプロセッサ210は、パリティロジックを引き続き使用して、完全に機能している残りの3つの測定装置300の機能を監視する(バックアップ慣性測定装置315−Aは使用されず、そのため、上記故障後、完全に機能している3つの慣性測定装置300(j〜l)がビークル20の追跡に使用される)。この場合、もう1つの慣性測定装置が故障すれば、その2番目の故障はプログラマブルプロセッサ210によって検出される。次に、2番目の故障後に、完全に機能している2つの慣性測定装置300(j、k)及びこれもまた完全に機能しているバックアップ慣性測定装置315−Aを使用してビークル20を追跡するように、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム51のバックアップ慣性測定装置315−Aを動作させて、パリティロジックを引き続き使用して動作中の測定装置の機能を監視することが求められる。追加のバックアップ慣性測定装置315がある場合、二重耐故障性航空電子光学システム51は依然として動作することが可能であり、プログラマブルプロセッサ210は、完全に機能している慣性測定装置300の機能及び完全に機能しているバックアップ慣性測定装置315の機能を監視する。
プログラマブルプロセッサが機能する基となるソフトウェア及び方法について、図5の方法500及び図6の方法600をそれぞれ参照して後述する。
図3は、ビークル20の二重耐故障性アビオニクスシステム52の一実施形態を表すブロック図である。ビークル20内に示す二重耐故障性アビオニクスシステム52は、ビークル・マスタ・コンピュータ202、4つの非耐故障性慣性測定装置400(A〜D)、及びバックアップ非耐故障性慣性測定装置415−Aを備える。非耐故障性慣性測定装置400(A〜D)は、本明細書において、「慣性測定装置400(A〜D)」とも呼ばれる。
各非耐故障性慣性測定装置400(A〜D)はそれぞれ、3つ組加速度計110(A〜D)及び3つ組ジャイロスコープ120(A〜D)を含む。各慣性測定装置400内の3つ組ジャイロスコープ120及び3つ組加速度計110のそれぞれは、ベクトルX、Y、及びZで表される軸及び/又はベクトルX’、Y’、及びZ’で表される軸等の同じ組又は異なる組の直交する軸に位置合わせしてもよい。3つ組センサを形成する角速度センサ及び加速度計は、ビークル20と同じ角速度及び同じ加速度で動くように、ビークル20の取付枠に取り付けられる。
本実施形態の一実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム52は、5つ以上の非耐故障性慣性測定装置400(A〜N)を備える。本実施形態の別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム52は、2つ以上のバックアップ非耐故障性慣性測定装置415(A〜M)を備える。本実施形態のさらに別の実施態様では、二重耐故障性アビオニクスシステム52は、バックアップ非耐故障性慣性測定装置415−Aを備えない。
ビークル・マスタ・コンピュータ202は、ビークル・マスタ・コンピュータ202のコンピュータ実行可能命令230がコンピュータ実行可能命令232に置き換えられることを除き、図1を参照して上述したビークル・マスタ・コンピュータ200と同じ構造及び機能を有する。ビークル・マスタ・コンピュータ201のプログラマブルプロセッサ210は、接続111及び113を介して慣性測定装置400(A〜D)から入力を受け取る。特に、プログラマブルプロセッサ210は、少なくとも各慣性測定装置400(A〜D)内の3つ組加速度計110(A〜D)からビークル20の加速度を示す情報を受け取ると共に、少なくとも各慣性測定装置400(A〜D)内の3つ組ジャイロ120(A〜D)からビークル20の角速度を示す情報を受け取る。
ビークル・マスタ・コンピュータ202は、接続112及び114を介してバックアップ慣性測定装置415−Aに通信可能に結合される。接続112及び114を必要に応じて使用して、慣性測定装置400(A〜D)のうちの1つが故障した場合に、入力をバックアップ慣性測定装置415−Aからプログラマブルプロセッサ210に送ることができる。慣性測定装置400−i内の加速度計又はジャイロのいずれか一方が故障した場合、慣性測定装置400−iは故障しているとみなされ、ビークルの加速度及び速度の両方を示す情報は、バックアップ慣性測定装置415−Aから受け取られる。
プログラマブルプロセッサ210で実行されるコンピュータ実行可能命令232及び/又はファームウェアは、慣性測定装置400(A〜D)から受け取った加速度及び速度情報を処理すると共に、受け取った情報を使用して、パリティロジックを使用して非耐故障性慣性測定装置400(A〜D)の機能を監視する。プログラマブルプロセッサ210は、パリティチェック中に慣性測定装置の期待性能から計算される閾値に基づいて、慣性測定装置400(A〜D)のいずれか1つのあらゆる故障を検出することが可能である。プログラマブルプロセッサ210は、パリティ空間内のパリティベクトルの方向に基づいて、故障した慣性測定装置400−iを識別することが可能である。故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、故障した慣性測定装置400−iの動作を一時停止させる。
本実施形態の一実施態様では、故障が検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム52のバックアップ慣性測定装置115−Aを動作させて、ビークル20を追跡すると共に、パリティロジックを引き続き使用して、完全に機能している慣性測定装置400(j〜l)及びバックアップ慣性測定装置415−Aを使用して動作中の測定装置の機能を監視する。
本実施形態の別の実施態様では、プログラマブルプロセッサは、パリティロジックを引き続き使用して、残りの3つの動作中の測定装置400の機能を監視する(バックアップ慣性測定装置415−Aは使用されず、そのため、故障後、完全に機能している3つの慣性測定装置400(j〜l)がビークル20の追跡に使用される)。この場合、もう1つの慣性測定装置が故障すれば、その2番目の故障はプログラマブルプロセッサ210によって検出される。次に、2番目の故障後に、完全に機能している2つの慣性測定装置400(j、k)及びバックアップ慣性測定装置415−Aを使用してビークル20を追跡するように、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステム52のバックアップ慣性測定装置415−Aを動作させて、パリティロジックを引き続き使用して動作中の測定装置の機能を監視することを求められる。追加のバックアップ慣性測定装置415がある場合、二重耐故障性航空電子光学システム52は依然として動作することが可能であり、プログラマブルプロセッサ210は、完全に機能している慣性測定装置400の機能及び完全に機能しているバックアップ慣性測定装置415の機能を監視する。
プログラマブルプロセッサが機能する基となるソフトウェア及び方法について、図5の方法500及び図6の方法600をそれぞれ参照して後述する。
図4は、ビークル20の単一耐故障性アビオニクスシステム55の一実施形態を表すブロック図である。単一耐故障性アビオニクスシステム55は、3つの非耐故障性慣性測定装置400しかないという点で、図3の二重耐故障性アビオニクスシステム52と異なる。コンピュータ実行可能命令235は、プログラマブルプロセッサ210によって実施されて、慣性測定装置400(A〜C)の故障を判断する。故障が、単一耐故障性アビオニクスシステム55の慣性測定装置400のうちの1つで検出されると、プログラマブルプロセッサ210は、バックアップ慣性測定装置415−Aを自動的に使用して、慣性測定装置400の上記説明から理解されるように、慣性測定装置400の機能を監視する。
耐故障性アビオニクスアーキテクチャを使用してビークル20のIMU機能を監視するために、プログラマブルプロセッサ210が実行するコンピュータ実行可能命令についての詳細をこれより説明する。アルゴリズムカバレッジ(パリティロジック)が使用されて、故障した慣性測定装置100が検出及び分離されると共に、慣性測定装置100(A〜D)(図1)がランク付けられる。ロジックは、ビークル・マスタ・コンピュータ200内で慣性測定装置100(A〜D)の下流で実施される。本方法は、測定値として、慣性測定装置100(A〜D)の取付枠の感知される加速度(及び/又は感知される速度)の大きさを二乗した値を使用する。測定値として大きさを二乗した値を使用することによって、慣性測定装置取付枠の相対的な向きを任意とすることができる。また、測定値として大きさを二乗した値を使用することによって、パリティ計算の誤差原因としての慣性測定装置取付軸間のあらゆる直交回転誤差が除去される。
慣性測定装置の期待性能から閾値が計算され、測定値はその閾値と比較される。測定値が閾値を超える場合、慣性測定装置のうちの1つが故障している。パリティ空間において、測定値から形成されるベクトルの向きは、パリティ空間において故障した慣性測定装置を指す。そして、それによって、ビークル・マスタ・コンピュータ200のプログラマブルプロセッサ210は、慣性測定装置100(A〜D)のうちいずれが故障したかを判断することができる。
以下の仮定を、コンピュータ実行可能命令によって実行される計算において用いる。すなわち、4つの慣性測定装置からのデータは、完全に補償され、時間的にコヒーレントであり、感知される加速度のデータは、適切な応力中心距離補正を用いて共通点に解決され、ビークル20の本体は、ビークルの屈曲によって各種慣性測定装置の位置で感知される速度に有意差を発生させないように十分な剛性を呈する。後者の仮定が有効ではない場合、速度差が速度パリティ故障検出閾値に計上される。本明細書において説明される故障のアルゴリズムカバレッジは、最初の慣性測定装置110−Dの故障後に正常に動作していた3つの慣性測定装置100(A〜C)での2番目の故障の検出及び分離に拡張可能である。2番目の慣性測定装置が故障した後、パリティロジックは一時停止される。
本実施形態の一実施態様では、最初の慣性測定装置110−Dの故障後に、バックアップ慣性測定装置115−Aが実施される。本実施形態の別の実施態様では、2番目の慣性測定装置の2番目の故障後に、バックアップ慣性測定装置115−Aが実施され、それによって、2番目の慣性測定装置の故障後でもパリティロジックは一時停止しない。
図5は、パリティロジックを使用して、少なくとも1つの3つ組センサをそれぞれ備える少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する、本発明による方法500の一実施形態の流れ図である。方法500について、図1〜図4の二重耐故障性アビオニクスシステム50〜55を参照して説明する。本明細書において説明される方法を実行する、ソフトウェア、ファームウェア、又は他のプログラムコード等のコンピュータ実行可能命令230は、ビークル・マスタ・コンピュータ200のプログラマブルプロセッサ210によって実行される。
ステップ502において、プログラマブルプロセッサは、接続111及び/又は113を介して、ビークル20の加速度及び/又は角速度等の測定値を示す情報を受け取る。二重耐故障性アビオニクスシステムが図1の二重耐故障性アビオニクスシステム50である場合、プログラマブルプロセッサ210はビークル20の加速度を示す情報を受け取る。二重耐故障性アビオニクスシステムが図2の二重耐故障性アビオニクスシステム51である場合、プログラマブルプロセッサ210はビークル20の角速度を示す情報を受け取る。二重耐故障性アビオニクスシステムが図3の二重耐故障性アビオニクスシステム52である場合、各慣性測定装置400(A〜D)の3つ組ジャイロスコープ120(A〜D)から、感知され、完全に補償された取付枠増分速度が読み取られ、3つ組加速度計110(A〜D)から、感知され、完全に補償された取付枠加速度が読み取られる。
ステップ504において、測定値を示す情報がフィルタリングされるか否かが判断される。フィルタリングは、データの雑音レベルを低減するために使用される。低域通過フィルタが長い時間定数と共に使用される場合、フィルタは重いフィルタリングであり、雑音は大幅に低減される。重いフィルタリングを施されたデータは、慣性測定装置の性能が徐々に低化する「軟故障(soft failure)」の判断に使用される。フィルタが使用されない場合、プログラマブルプロセッサ210は、慣性測定装置の性能が急激且つ大幅に低下する「硬故障(hard failure)」又は「破滅的故障(catastrophic failure)」を検出することができる。本実施形態の破滅的故障の一実施態様では、慣性測定装置は機能停止する。本実施形態の一実施態様では、フィルタリングは、プログラマブルプロセッサ210によって実施されると共に、受け取った測定値を示す情報をフィルタリングする一次有限インパルス応答(FIR)フィルタアルゴリズムである。
フィルタリングアルゴリズムを式(1A)及び式(1B)として以下に示す。
Figure 0005258362
これは、以下の式(1B)に挿入される。
Figure 0005258362
情報がフィルタリングされない場合、フローはステップ506に進む。ステップ506において、測定値ベクトルは、少なくとも3つの慣性測定装置から受け取った測定値を示す、フィルタリングされていない情報の大きさの二乗に基づいて形成される。本明細書に示す式は、式39を除き、加速度測定について示されるが、本明細書を読むこと及び当該技術分野での技能に基づいて理解されるように、角速度を含むように拡張することが可能である。
加速度を示す情報をプログラマブルプロセッサ210で受け取る場合、プログラマブルプロセッサ210は、各加速度計から各方向(X、Y、及びZ等)で感知された加速度を二乗して合算する。このようにして、式(1C)に示すように、各慣性測定装置に対して加速度測定値mが形成される。
Figure 0005258362
測定値ベクトルは各加速度計からの測定値である。測定値ベクトルは、3つ組の加速度計をそれぞれ有する4つの慣性測定装置がある場合、m、m、m、及びmを含む(4×1)ベクトルである。測定値ベクトルは、3つ組の加速度計をそれぞれ有する3つの慣性測定装置がある場合、m、m、及びmを含む(3×1)ベクトルである。
角速度を示す情報をプログラマブルプロセッサ210で受け取る場合、プログラマブルプロセッサ210は、各方向(X、Y、及びZ等)で感知された速度を二乗して合算して、速度測定値mを形成する。測定値ベクトルは、3つ組のジャイロを有する4つの慣性測定装置がある場合、(4×1)ベクトルである。測定値ベクトルは、3つ組のジャイロをそれぞれ有する3つの慣性測定装置がある場合、(3×1)ベクトルである。
同様に、加速度及び角速度の両方を示す情報をプログラマブルプロセッサ210で受け取る場合、プログラマブルプロセッサ210は、各方向(X、Y、及びZ等)で感知された加速度を二乗して合算し、且つ各方向(X、Y、及びZ等)で角速度を二乗して合算し、測定値を形成する。使用中のIMUが4つの場合、2つの4×1測定値ベクトルがある。使用中のIMUが3つの場合、2つの3×1測定値ベクトルがある。
情報がフィルタリングされる場合、フローはステップ504からステップ508に進む。ステップ508において、測定ベクトルが、少なくとも3つの慣性測定装置から受け取った測定値を示す、フィルタリングされている情報の大きさの二乗に基づいて形成される。ステップ506を参照して行われた上記説明は、式(1C)での測定値がフィルタリングされている測定値であることを除き、このステップ508に当てはめることができる。
ステップ510において、測定値ベクトルは測定値空間からパリティ空間に転置される。式(2)〜式(9)は、測定値ベクトルをパリティ空間に転置するために使用される方法を示す。このステップ及び後続ステップは、フローがステップ506から進んだ場合、フィルタリングされていないデータから生成されたベクトルに対して実施される。同様に、このステップ及び後続ステップは、フローがステップ508から進んだ場合、フィルタリングされているデータから生成されたベクトルに対して実施される。
Figure 0005258362
は、最小二乗推定擬似逆行列である。
Figure 0005258362
「I(4)」項は、4×4恒等行列を表す。
Figure 0005258362
パリティ係数行列の要素は、式(12)中の行列Wから導出される。測定値空間内の測定値ベクトルは、式(12)のベクトルWを使用してパリティ内のパリティベクトルに転置されて、式(13)〜式(17)に示すようなベクトルVを生成する。iが1〜3の値を含み(パリティ空間方向が3つの場合)、jが1〜4の値を含み(測定値空間方向が4つの場合)、且つVi,j:=0の場合、Vは3×4行列である。
Figure 0005258362
1,1:=√(W1,1)とし、V2,2:=√((W2,2)−(V1,2)とし、且つjが2〜4の値のときに、
Figure 0005258362
である場合、
Figure 0005258362
である。
jが3〜4の値を含み、
Figure 0005258362
とすると、
Figure 0005258362
である。
ここで、V3,3:=√((W3,3)−(V1,3−(V2,3)であるため、
Figure 0005258362
である。
jが4に等しい場合、
Figure 0005258362
であるため、完成したパリティベクトル係数行列は、
Figure 0005258362
になる。定数を定義するパリティ係数が満たされる場合、式(18)及び式(19)に示すように、VとVの転置形(V)とのドット積は恒等行列に等しく、またVとHとのドット積は零行列である。本明細書に示すパリティ係数行列の形成は、加速度計からの測定値の場合及びジャイロからの測定値の場合で同一である。
Figure 0005258362
パリティベクトルは、
Figure 0005258362
と書かれる、V(式(17))とm(式(1C))とのドット積である。
ステップ512において、ビークル20が移動し、また慣性測定装置が連続監視される際に、パリティベクトルの大きさの二乗が動的に計算される。パリティチェック中、パリティベクトルの大きさの二乗が閾値と比較される。したがって、慣性測定装置がデータをプログラマブルプロセッサに送ると、プログラマブルプロセッサは計算を実行して、パリティベクトルの大きさの二乗及び測定値の大きさの二乗の閾値を求め、それから、これらを互いに比較して、慣性測定装置のうちの1つが故障したか否か又は性能低下しているか否かを判断する。
パリティベクトルの大きさの二乗を動的に計算するためにプログラマブルプロセッサによって実行されるアルゴリズムは、本明細書では、加速度計の場合で示される。ジャイロは、示されていないが、本明細書を読むことに基づいて当業者が理解可能な同様の展開を有する。
i番目の慣性測定装置の取付枠の感知加速度(スカリング後、サイズの影響及び応力中心距離補正は共通点へ)は、
Figure 0005258362
であり、式中、ηiは、速度読み出し雑音及び速度酔歩雑音を含む。i番目の慣性測定装置から測定された取付枠の感知加速度は、真の感知加速度に誤差を加えたものである。
Figure 0005258362
慣性測定装置100(A〜D)からの4つのスカラー測定感知加速度を使用して形成すべき測定値ベクトルは、
Figure 0005258362
である。
式(22)を式(23)に代入すると、
Figure 0005258362
になる。
式(24)を展開し、次元δの項を無視し、且つfMi ・δfMi=δfMi ・fMiであることに留意することによって、
Figure 0005258362
が得られる。
パリティベクトルは、系統的誤差(例えば、バイアス誤差、倍率誤差、及び非オーソオーソガリティ(non-orthothogality))がないと仮定し、且つパリティベクトルの要素がゼロ平均のランダム分散白色雑音を有すると仮定して形成される。
式(20)、p=V・mを想起し、式(25)を式(20)に代入すると、パリティベクトルは、
Figure 0005258362
である。
式(26)は、
Figure 0005258362
として展開される。
右側の第1項がゼロである(パリティ係数行列に真の(truth)感知加速度二乗を乗算したもの)ことに留意する。これは誤差:
Figure 0005258362
を残す。
表記をコンパクトにするために、式(28)は、右側の最後の項の数量が取付枠の座標で表現されることを理解して、式(29)として書き換えられる。4つの個々の3つ組(例えば、110(A〜D))があり、また各慣性測定装置100(A〜D)からのスカラー測定値(感知測定値二乗)を使用して作業すると、取付枠は、個々の各慣性測定装置に関連する取付枠であると解釈される。
Figure 0005258362
V行列(式17)の(2,1)成分、(3,1)成分、及び(3,2)成分がゼロであり、式(29)を成分に展開させて、
Figure 0005258362
が得られることに留意する。
故障検出関数は、パリティベクトルの内積である。
Figure 0005258362
式(31)はパリティベクトルの大きさの二乗であり、この値を測定値の大きさの二乗の閾値と比較すべきである。
ステップ514において、測定値の大きさの二乗の閾値は動的に計算されて、慣性測定装置が故障したか、又は性能低下しているか否かを判断する。閾値を動的に計算するためにプログラマブルプロセッサによって実行されるアルゴリズムは、本明細書では、加速度計の場合で示される。ジャイロも、示されていないが、本明細書を読むことに基づいて当業者が理解可能な同様の展開を有する。
閾値は、p個のベクトル要素が相関しないと仮定して、式(32):
Figure 0005258362
に示す故障検出関数の期待値を使用して計算される。
式(30)を式(32)に代入して展開し、且つ慣性測定装置100(A〜D)の誤差が相関しないと仮定すると、
Figure 0005258362
になる。
式の形を見るために、式(33)の右側の期待値項のうちの1つを展開させる。式(34):
Figure 0005258362
において、下付きの1、2、及び3は、慣性測定装置100−Aである慣性測定装置の、X、Y、及びZ等の取付枠軸を指す。
式(34)を展開し、期待値をとり、直交取付枠誤差が互いに相関しないと仮定すると、
Figure 0005258362
が与えられる。
慣性測定装置100(B〜D)に対しても同様である。
Figure 0005258362
式(35)を式(33)に代入すると、検出関数の期待値の形になる。これは、故障検出閾値の計算のベースである。
Figure 0005258362
次のステップは、バイアス、倍率(SF)、非直交性(nonoth)、読み取り雑音(ro)、及び酔歩誤差(rw)を考慮して式(36)を展開することである。検出関数の複合期待値を次の段落に示す。
このような誤差を含めた後、検出関数の複合期待値は、
Figure 0005258362
になる。
式(37)は、感知加速度の誤差の実際の値が書き出されたときに、式(38)を形成するように展開される。式(38)は、感知加速度からの期待値であり、それぞれ(σVRO)/(Δt)及び(σVRW )/(Δt)と表される速度読み出し雑音及び速度酔歩を含む。
Figure 0005258362
式(37)は、感知速度の誤差の実際の値が書き出されたときに、式(39)を形成するように展開される。式(38)は、感知角速度の期待値であり、それぞれ(σARO)/(Δt)及び(σARW )/(Δt)と表される角度読み出し雑音及び角度酔歩を含む。
Figure 0005258362
式(38)及び式(39)は、加速度及び角速度のそれぞれの動的に計算される閾値である。ステップ518において、パリティベクトルの大きさが閾値よりも大きい場合、プログラマブルプロセッサ210は、慣性測定装置のうちの1つが故障したと判断する。慣性測定装置が加速度を測定した場合、パリティベクトルの大きさ(式(31))は加速度閾値(式38)と比較される。慣性測定装置が角速度を測定した場合、パリティベクトルの大きさ(式(31))は角速度閾値(式39)と比較される。
ステップ518において、慣性測定装置が故障したと判断された場合、プログラマブルプロセッサ210は、パリティベクトルの方向を求めて、いずれの慣性測定装置が故障したかを判断する。
パリティベクトルの方向は、
Figure 0005258362
と書かれる。
上記で示す式の展開は、フィルタリングされていないパリティベクトルデータ及びフィルタリングされているパリティベクトルデータに適用される。フィルタリングされているパリティデータの場合、対応する閾値は、時間的にコヒーレントであるように、パリティベクトルと同じようにフィルタリングされる。各慣性測定装置(例えば、100(1〜4)の性能が、式(40)に基づいてランク付けされる。最小シータ角度(θ)は、パリティベクトルがある方向を示す。この方向は、最低性能の慣性測定装置を識別する。逆に、最大角度は、最高性能の慣性測定装置の方向を示す。
図6は、パリティロジックを使用して、少なくとも1つの3つ組センサをそれぞれ備える少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する、本発明による方法600の一実施形態の流れ図である。方法600は、慣性測定装置が故障した場合に、プログラマブルプロセッサ210がどのように動作するかを説明する。
ステップ602において、プログラマブルプロセッサ210は、パリティロジックを使用して、少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する。ステップ604において、プログラマブルプロセッサは、方法500に関して上述したように実施されるパリティチェック中に、慣性測定装置の故障が検出されたか否かを判断する。慣性測定装置が故障していない場合、フローは602に戻り、またプログラマブルプロセッサは慣性測定装置の機能を引き続き監視する。
本実施形態の一実施態様では、プログラマブルプロセッサ210は、ビークル動作の極めて重大な操作段階中のみ、パリティロジックを使用して少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する。例えば、ビークルが衛星である場合、軌道に乗るまで、及び再突入は衛星動作の極めて重大な操作段階であると共に、耐故障性が不可欠であるため、軌道に乗るまでの間、及び再突入中に慣性測定装置はすべて動作し、且つ監視される。衛星が軌道に乗っている間は極めて重大な操作段階ではないため、例示的な衛星が軌道に乗っている間、慣性測定装置は常時オンであってもなくてもどちらでもよい。この場合の一実施形態では、慣性測定装置がオンの場合であっても、慣性測定装置を、オンである時間に必ずしも常時監視する必要はない。本実施形態の別の実施態様では、ビークルが軌道に乗っている間、又はビークルの他の非重大操作段階中、慣性測定装置の機能の査定が完了した後の時間の時々に、慣性測定装置のうちの1つのみがオンである。慣性測定装置のうちの1つのみがオンの場合、本明細書において述べるようにパリティチェックを使用して慣性測定装置の機能を監視するには3つ以上の慣性測定装置が必要であるため、慣性測定装置の機能のパリティチェックを実施することはできない。
慣性測定装置のうちの1つが故障した場合、フローはステップ606に進む。ステップ606において、プログラマブルプロセッサ210は、3つ又は4つの慣性測定装置のいずれが故障したのかを、図5の方法500のステップ518及び520を参照して上述したように、パリティ空間内のパリティベクトルの方向に基づいて識別する。プログラマブルプロセッサ210は、ステップ608において、故障した慣性測定装置の動作を一時停止させる。ステップ610において、プログラマブルプロセッサ210は、この故障が耐故障性アビオニクスシステムの最初の故障であるか否かを判断する。ステップ612において、プログラマブルプロセッサ210は、耐故障性アビオニクスシステムが二重耐故障性アビオニクスシステムであるか、それとも単一耐故障性アビオニクスシステムであるかを判断する。
故障が最初の故障であり、且つシステムが二重耐故障性アビオニクスシステムである場合、プログラマブルプロセッサは、ステップ614において、単一故障後にバックアップ慣性測定装置を使用すべきか否かを判断する。本実施形態の一実施態様では、使用すべきバックアップ慣性測定装置はない。本実施形態の別の実施態様では、バックアップ慣性測定装置は、ビークルが極めて重大な動作モードにある場合のみ使用される。
単一故障後にバックアップ慣性測定装置を使用すべき場合、フローはステップ616に進み、プログラマブルプロセッサ210は、バックアップ慣性測定装置を動作させて、ビークル20を追跡する。次に、フローはステップ618に進み、プログラマブルプロセッサ210は引き続きパリティロジックを使用して、残りの3つの動作中の慣性測定装置の機能を監視する。
単一故障後にバックアップ慣性測定装置を使用すべきではない場合、フローはステップ618に進み、プログラマブルプロセッサ210は引き続きパリティロジックを使用して、残りの3つの動作中の慣性測定装置の機能を監視する。本実施形態の一実施態様では、ビークル20が極めて重大な操作段階にあるというビークル・マスタ・コンピュータ200からの入力に基づいて、プログラマブルプロセッサ210は引き続きパリティロジックを使用して、少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する。
故障が最初の故障であり、且つシステムが単一耐故障性アビオニクスシステムである場合、フローはステップ616に進み、プログラマブルプロセッサ210は、バックアップ慣性測定装置を動作させてビークル20を追跡する。次に、フローはステップ618に進み、プログラマブルプロセッサ210は引き続きパリティロジックを使用して、残りの3つの動作中の慣性測定装置の機能を監視する。
故障が2番目の故障である場合、フローはステップ616に進み、プログラマブルプロセッサ210は、バックアップ慣性測定装置を動作させて、ビークル20を追跡する。次に、フローはステップ618に進み、プログラマブルプロセッサ210は引き続きパリティロジックを使用して、残りの3つの動作中の慣性測定装置の機能を監視する。
ステップ618から、フローはステップ604に戻り、また2度目に故障が検出された場合、プログラマブルプロセッサ210はステップ606〜618を経て進む。
本明細書において説明した方法及び技法は、デジタル電子回路に実装してもよく、又はプログラマブルプロセッサ(例えば、特定用途向けプロセッサ又はコンピュータ等の汎用プロセッサ)を使用してファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせで実施してもよい。これらの技法を具現する装置は、適切な入出力装置、プログラマブルプロセッサ、及びプログラマブルプロセッサが実行するプログラム命令を実体的に具現する記憶媒体を含み得る。これらの技法を具現するプロセスは、入力データに対して動作し、適切な出力を生成することによって、プログラムになった命令を実行して所望の機能を実行するプログラマブルプロセッサによって実行することができる。これらの技法は、データ及び命令をデータ記憶システムと送受信するように結合される少なくとも1つのプログラマブルプロセッサ、データ記憶システム、少なくとも1つの入力装置、並びに少なくとも1つの出力装置を備えるプログラマブルシステムで実行可能な1つ又は複数のプログラムで有利に実装することができる。一般に、プロセッサは、命令及びデータを読み取り専用メモリ及び/又はランダムアクセスメモリから受け取る。
特定の実施形態を本明細書に図示及び説明してきたが、図示した特定の実施形態を、同じ目的を達成するように計算される任意の構成で置き換えてもよいことが当業者に理解されるであろう。本願は、本発明のあらゆる適合形態又は変形形態の包含を意図する。したがって、本発明は特許請求の範囲及びその均等物によってのみ制限されることを明らかに意図する。
ビークルの二重耐故障性アビオニクスシステムの実施形態を表すブロック図である。 ビークルの二重耐故障性アビオニクスシステムの実施形態を表すブロック図である。 ビークルの二重耐故障性アビオニクスシステムの実施形態を表すブロック図である。 ビークルの単一耐故障性アビオニクスシステムの一実施形態を表すブロック図である。 パリティロジックを使用して、少なくとも1つの3つ組センサをそれぞれ備える少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置の機能を監視する、本発明による方法の一実施形態の流れ図である。 ビークルにおいて耐故障性アビオニクスアーキテクチャを実装する、本発明による方法の一実施形態の流れ図である。

Claims (3)

  1. ビークル(20)において耐故障性アビオニクスアーキテクチャを実装する方法であって、
    パリティチェック中に、少なくとも1つの3つ組センサ(110)をそれぞれ備える少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置(100)の機能を監視するためにパリティロジックを使用するステップ、
    パリティチェック中に、期待される慣性測定装置の性能から閾値を計算するステップ、及び
    前記計算された閾値に基づいて慣性測定装置の故障が検出される場合、パリティ空間でのパリティベクトルの方向に基づいて該故障している慣性測定装置を識別するステップ
    を含む、方法。
  2. 前記少なくとも3つの慣性測定装置(100)は4つの慣性測定装置を備え、該方法は、
    前記故障の検出に応答して、前記故障している慣性測定装置の動作を一時停止させるステップ、及び
    前記故障の検出に応答して、3つの完全に機能している動作中の慣性測定装置を動作させて、前記ビークルを追跡するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも3つの非耐故障性慣性測定装置(100)の機能を監視するためにパリティロジックを使用するステップは、
    前記慣性測定装置から加速度、速度、並びに速度及び加速度の両方のうちの1つの測定値を示す情報を受信するステップ、
    測定値を示す前記受信した情報の大きさの二乗に基づいて測定値ベクトルを形成するステップであって、該測定値ベクトルは、加速度ベクトル、速度ベクトル、並びに速度ベクトル及び加速度ベクトルの両方のうちの1つである、形成するステップ、
    測定値空間内の前記測定値ベクトルを、前記測定値空間に直交するパリティ空間内のパリティベクトルに転置するステップ、及び
    前記パリティベクトルの大きさの二乗を動的に計算するステップ、
    を含み、
    期待される慣性測定装置の性能から閾値を計算するステップは、前記測定値の大きさの二乗の閾値を動的に計算するステップを含み、前記方法は、
    前記パリティベクトルの大きさの二乗を前記閾値と比較するステップ、及び
    パリティベクトルの大きさが前記閾値よりも大きい場合、慣性測定装置の故障を決定するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
JP2008109037A 2007-04-18 2008-04-18 パリティロジックを使用する慣性測定装置の故障検出、分離、再構成 Expired - Fee Related JP5258362B2 (ja)

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