JP3889592B2 - 可変容量型斜板式液圧回転機 - Google Patents

可変容量型斜板式液圧回転機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械において可変容量型の油圧ポンプまたは油圧モータ等として好適に用いられる可変容量型斜板式液圧回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、斜板式液圧回転機には、傾転アクチュエータで斜板を傾転駆動することにより、油圧ポンプの場合には吐出容量を可変とし、油圧モータの場合には回転速度やトルクを可変に制御する可変容量型斜板式液圧回転機がある。
【0003】
ここで、可変容量型斜板式液圧回転機は、一側が閉塞された有底筒状のケーシング本体および該ケーシング本体の他側に取付けられた蓋体からなるケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けられた回転軸と、周方向に間隔をもって複数のシリンダが軸方向に穿設され、前記ケーシング内で該回転軸と一体的に回転するシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピストンの突出側の端部に装着されたシューと、表面側が該各シューを摺動可能に案内する平滑面となり、裏面側に凸湾曲面をなす一対の脚部が設けられた斜板と、該斜板の裏面側に位置して前記ケーシングの蓋体に取付けられ、該斜板を傾転可能に支持するため前記各脚部の凸湾曲面に対応する一対の凹湾曲面を有する傾転支持部材と、前記斜板を傾転駆動する傾転アクチュエータとによって大略構成されている。
【0004】
また、前記ケーシングを構成する蓋体には、傾転支持部材が嵌合する支持部材嵌合凹部と、該支持部材嵌合凹部の奥部に位置して回転軸を支持する軸受が嵌合する軸受嵌合凹部とが段付状に形成されている。
【0005】
一方、前記斜板は、各脚部が凸湾曲面を介して傾転支持部材の各凹湾曲面に摺動可能に嵌合され、これにより傾転動作が補償されている。しかし、斜板には各ピストンから高い油圧力が作用するから、斜板の各凸湾曲面と傾転支持部材の各凹湾曲面との間の傾転摺動面には、潤滑用の油液を供給するようにしている。
【0006】
ところで、このように傾転摺動面に潤滑用の油液を供給する構成を有した可変容量型斜板式液圧回転機としては、例えば特開2000−73940号公報等が知られている。
【0007】
この特開2000−73940号公報による可変容量型斜板式液圧回転機では、傾転支持部材に各凹湾曲面から裏面側に貫通して延びる油孔を設け、前記蓋体の底面と傾転支持部材の裏面との間に一対の油孔を互いに連通させる油溝を設け、かつ前記ケーシングには該油溝に向けて高圧油を導く圧油導入路を設ける構成としている。
【0008】
ここで、ケーシングに設けられた圧油導入路は、傾転支持部材の裏面側に開口した油孔、油溝に連通するために、支持部材嵌合凹部の底面から軸方向に延びるように形成され、この圧油導入路は全体としてコ字状に折れ曲がって圧油供給部側に延びている。
【0009】
このように構成された従来技術による可変容量型斜板式液圧回転機は、例えば油圧ポンプとして用いた場合には、原動機により回転軸を回転駆動すると、シリンダブロックが回転軸と一体に回転することより、各ピストンがそれぞれのシリンダ内を往復動し、各ピストンは吸込行程と吐出行程とを順次繰返すことになる。そして、この間に各シューは斜板の平滑面上を、リング状軌跡を描くように滑動し、各シリンダ内でのピストンの往復動を補償する。
【0010】
また、圧油の吐出容量(ポンプ容量)を変化させる場合には、傾転アクチュエータにより斜板を傾転駆動し、斜板の傾転角を変化させる。これにより、各シリンダ内の各ピストンは、斜板の傾転角に応じてストローク量が増減するから、このときの吐出容量を可変に制御することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特開2000−73940号公報によるものは、圧油導入路は、傾転支持部材の裏面側に開口した油孔、油溝に連通するために、嵌合凹部の底面に開口して軸方向に延びた油路をもったコ字状に形成されている。このため、蓋体の厚さ寸法は、圧油導入路を軸方向の油路をもった形状としている分だけ大きな寸法となってしまい、小型化、軽量化の妨げになるという問題がある。
【0012】
また、蓋体には、傾転支持部材の他に軸受を取付けているから、支持部材嵌合凹部と軸受嵌合凹部によって蓋体の軸方向に大きくなってしまい、この点でも蓋体が厚肉になるという問題がある。
【0013】
さらに、圧油導入路は、コ字状に折曲げて形成しているから、ドリル等の工具を用いて3回穴あけ加工を施さなくてはならず、加工工数が多く、また位置合わせ等の面で難しい作業となってしまう。これにより、製造コストの上昇を招くという問題がある。
【0014】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ケーシングの軸方向寸法を小さくして小型化、軽量化を図ると共に、潤滑用油液を供給するための油通路の穴加工を簡略化して、作業性を向上できるようにした可変容量型斜板式液圧回転機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による可変容量型斜板式液圧回転機は、軸方向の一側が閉塞された筒状のケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けられた回転軸と、周方向に間隔をもって複数のシリンダが軸方向に穿設され、前記ケーシング内で該回転軸と一体的に回転するシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピストンの突出側の端部に装着されたシューと、表面側が該各シューを摺動可能に案内する平滑面となり、裏面側に凸湾曲面をなす一対の脚部が設けられた斜板と、該斜板の裏面側に位置して前記ケーシングの閉塞部に取付けられ、該斜板を傾転可能に支持するため前記各脚部の凸湾曲面に対応する一対の凹湾曲面を有する傾転支持部材と、前記斜板を傾転駆動する傾転アクチュエータとからなる。
【0016】
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、ケーシングの閉塞部には、傾転支持部材が嵌合する嵌合凹部と、一側が高圧側に接続され他側が該嵌合凹部の内周面側に開口する閉塞部側油通路とを設け、傾転支持部材には、一側が当該傾転支持部材の外周面側に開口して前記閉塞部側油通路に連通すると共に他側が凹湾曲面に開口して傾転摺動面に潤滑用の油液を供給する支持部材側油通路を設けたことにある。
【0017】
このように構成したことにより、閉塞部側油通路から支持部材側油通路へと潤滑用の油液を供給することができ、斜板の各脚部の凸湾曲面と傾転支持部材の各凹湾曲面との間の傾転摺動面を油液によって潤滑することができる。しかも、閉塞部側油通路は嵌合凹部の内周面側に開口させ、支持部材側油通路は傾転支持部材の外周面側に開口させているから、閉塞部側油通路は傾転支持部材の厚さ寸法内に収まるように閉塞部に形成することができ、該閉塞部の厚さ寸法(軸方向寸法)を小さくすることができる。
【0018】
請求項2の発明によると、ケーシングの嵌合凹部の内周面と傾転支持部材の外周面のうち少なくともいずれか一方の面には、閉塞部側油通路と支持部材側油通路とを連通させる油溝を設けたことにある。
【0019】
このように構成したことにより、閉塞部側油通路と支持部材側油通路はそれぞれ油溝に連通するように形成すればよいから、この油溝によって閉塞部側油通路と支持部材側油通路との位置ずれを許容することができる。
【0020】
請求項3の発明によると、ケーシングには、シリンダブロックを挟んで傾転支持部材とは反対側に位置して一対の給排ポートを有する切換弁板を設けると共に、該切換弁板の各給排ポートに連通する一対の給排通路を設け、閉塞部側油通路はケーシングに形成した油通路を介して該各給排通路のうち高圧側の給排通路に接続する構成としたことにある。
【0021】
このように構成したことにより、ケーシングに形成された給排通路を流通する高圧な油液を潤滑油として利用し、閉塞部側油通路、支持部材側油通路を介して傾転摺動面に供給することができる。
【0022】
請求項4の発明によると、傾転支持部材の内周面には、回転軸を回転可能に支持する軸受を収容する軸受収容凹溝を設けたことにある。
【0023】
このように構成したことにより、軸受を傾転支持部材の軸受収容凹溝に一体的に組込むことができるから、これらが取付けられるケーシングの閉塞部の厚さ寸法をさらに小さくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による可変容量型斜板式液圧回転機としてタンデム型斜板式油圧ポンプを例に挙げ、図1ないし図3に従って詳細に説明する。
【0025】
1はタンデム型斜板式油圧ポンプの外形をなす筒状のケーシングで、該ケーシング1は、後述するポンプケーシング2、リヤケーシング5、フロントケーシング7から大略構成されている。
【0026】
2はケーシング1の本体部分を構成する段付円筒状のポンプケーシングで、該ポンプケーシング2は、その形状が軸方向の両側でほぼ対称に形成されている。そして、ポンプケーシング2の両端側は大径円筒部2A,2Aとなり、該大径円筒部2A,2Aの奥部は小径円筒部2B,2Bとなっている。また、小径円筒部2B,2B間はポンプケーシング2内を隔てる隔壁部2Cとなっている。
【0027】
ここで、前記隔壁部2Cには、吸込通路3と高圧な吐出通路4A,4Bとが設けられ、該吸込通路3は後述するポンプユニット15,31の作動時に作動油タンク(図示せず)から作動油を吸込み、吐出通路4A,4Bはポンプユニット15,31から吐出された高圧な圧油を別々の油圧機器(図示せず)に供給するものである。さらに、隔壁部2Cには、その中心部に軸穴2Dが形成され、該軸穴2Dにはポンプケーシング2の中心部を軸方向に伸長する後述の回転軸9,12が挿通されている。
【0028】
5はポンプケーシング2の後側に設けられた閉塞部としてのリヤケーシングで、該リヤケーシング5は、ポンプケーシング2の後側を施蓋するように大径円筒部2Aに取付けられている。
【0029】
6はリヤケーシング5の内面側に形成された嵌合凹部で、該嵌合凹部6は後述の傾転支持部材24を嵌合状態に保持するものである。そして、嵌合凹部6は、図2に示す如く、第1の回転軸9の先端部を避けるために中央部が深くなるように形成されている。また、嵌合凹部6の内周面6Aには、リヤケーシング5に形成された後述のリヤケーシング側油通路28が開口している。
【0030】
7はポンプケーシング2の前側を施蓋するように大径円筒部2Aに取付けられた閉塞部としてのフロントケーシングで、該フロントケーシング7は、エンジン等の駆動源側に位置した減速歯車機構(いずれも図示せず)に固定されるものである。また、フロントケーシング7の中心部には、第2の回転軸12が挿通される軸穴7Aが形成されている。
【0031】
8はフロントケーシング7の内面側に形成された嵌合凹部で、該嵌合凹部8は、リヤケーシング5に形成された嵌合凹部6とほぼ同様に、後述の傾転支持部材40を嵌合状態に保持するもので、その内周面8Aには後述のフロントケーシング側油通路44が開口している。
【0032】
なお、リヤケーシング5、フロントケーシング7は、後述する油通路28,30,44等の形状の変更に伴って厚さ寸法が小さく形成され、小型化と軽量化が図られている。
【0033】
9はケーシング1内の後側に位置し、該ケーシング1の中心部を軸方向に伸長して設けられた第1の回転軸で、該第1の回転軸9は、その軸方向中間部が後述するシリンダブロック17にスプライン結合されている。そして、第1の回転軸9は、一端側が軸受10によってリヤケーシング5側に回転可能に支持され、他端側が軸受11によってポンプケーシング2の軸穴2Dに回転可能に支持されている。
【0034】
また、12はケーシング1内の前側に位置し、第1の回転軸9と同軸に伸長して設けられた第2の回転軸で、該第2の回転軸12は、その軸方向中間部が後述するシリンダブロック33にスプライン結合されている。そして、第2の回転軸12は、一端側が軸受13によってポンプケーシング2の軸穴2Dに回転可能に支持され、他端側が軸受14によってフロントケーシング7側に回転可能に支持されている。
【0035】
このように、第1の回転軸9と第2の回転軸12とは一体的に連結され、これにより、第2の回転軸12を駆動源によって回転駆動することにより、該第2の回転軸12と一緒に第1の回転軸9を回転させ、2個のシリンダブロック17,33を同期して回転させる。
【0036】
15はケーシング1内のリヤケーシング5側に設けられた第1のポンプユニットで、該ポンプユニット15は、後述する弁板16、シリンダブロック17、ピストン19、シュー20、斜板23、傾転支持部材24等によって大略構成されている。
【0037】
16はポンプケーシング2内に位置して小径円筒部2Bの底面に固定された円板状の弁板で、該弁板16には、ポンプケーシング2に設けられた吸込通路3、吐出通路4Aと連通する一対のまゆ形状の切換ポート16A,16Bが形成されている。
【0038】
17はポンプケーシング2の小径円筒部2B内に配設されたシリンダブロックで、該シリンダブロック17は、第1の回転軸9とスプライン結合して一体的に回転する。また、シリンダブロック17の他端面は弁板16に摺動可能に密着している。
【0039】
18,18,…はシリンダブロック17の周方向に均等な間隔をもって軸方向に穿設された複数のシリンダ(1個のみ図示)で、該各シリンダ18は、シリンダブロック17の他端面に開口する連通ポート18Aを介して弁板16の切換ポート16A,16Bに連通することができる。
【0040】
また、19,19,…は各シリンダ18内に往復動可能に挿嵌されたピストン、20,20,…は該各ピストン19の突出端側にそれぞれ揺動自在に連結されたシューで、該各シュー20は、各ピストン19がシリンダ18内を往復動するときに、後述する斜板23上を環状軌道を描くように滑動するものである。
【0041】
21は各シュー20を摺動可能に保持する環状のリテーナ、22はシリンダブロック17と該リテーナ21との間に付勢状態で設けられた球状の外周面を有する押圧部材で、該押圧部材22は、その外周面に嵌合したリテーナ21を揺動可能に支持し、該リテーナ21を介して各シュー20を斜板23の平滑面23Aに常時押付けている。
【0042】
23はポンプケーシング2の大径円筒部2A内に傾転可能に設けられた斜板で、該斜板23は、傾転角を変化させることにより、各ピストン19のストローク量を適宜調整して圧油の吐出容量(ポンプ容量)を可変に制御するものである。そして、斜板23は、図3に示す如く、表面側が各シュー20を摺動可能に案内する平滑面23Aとなり、その中央部には軸挿通穴23Bが穿設されている。
【0043】
そして、斜板23には軸挿通穴23Bの左,右両側に一対の脚部23C,23Cが一体形成され、該各脚部23Cの表面側は平滑面23Aの一部を構成している。また、各脚部23Cの裏面側は後述の傾転支持部材24側に向けて突出する凸湾曲面23Dとなり、該各凸湾曲面23Dは一定の曲率半径をもって形成されている。また、各凸湾曲面23Dには、油通路30等から供給される油液を一時的に貯える油溜め部23Eが形成されている。さらに、斜板23には、後述する傾転ピストン25の先端に当接するピストン当接部23F,23Gが一体形成されている。
【0044】
24は斜板23の裏面側に位置してリヤケーシング5の嵌合凹部6に嵌合して取付けられた傾転支持部材で、該傾転支持部材24は、斜板23を傾転可能に支持するものである。そして、傾転支持部材24は円板状をなし、その中心部には、第1の回転軸9を挿通する軸挿通穴24Aと、軸受10を収容する軸受収容凹溝24Bとが同軸に形成されている。また、傾転支持部材24の表面側には、軸挿通穴24Aの左,右両側に位置して一対の凹湾曲面24C,24Cが設けられ、該各凹湾曲面24Cは斜板23の凸湾曲面23Dに対応して一定の曲率半径をもった円弧面として形成されている。さらに、傾転支持部材24には、各凹湾曲面24Cと外周面24D側に開口するように後述の支持部材側油通路30が形成されている。
【0045】
ここで、傾転支持部材24は、各凹湾曲面24Cに斜板23の各脚部23Cに形成された凸湾曲面23Dが摺動可能に嵌合することにより、該斜板23を図1中の矢示A,B方向に傾転可能に支持している。そして、斜板23は、矢示A方向に傾転駆動されるときに傾転角が大きくなり、これによって各シリンダ18に対する各ピストン19のストローク量を長くし、圧油の吐出容量を増大させる。また、斜板23の傾転角を小さくするために矢示B方向に傾転駆動したときには、各シリンダ18に対する各ピストン19のストローク量が短くなることによって、吐出容量は減少される。
【0046】
25,25は斜板23のピストン当接部23F,23Gに対向してポンプケーシング2に設けられた傾転アクチュエータとしての一対の傾転ピストンで、該各傾転ピストン25は、前記ピストン当接部23F,23Gを押動することにより、斜板23を傾転させるものである。
【0047】
次に、26はケーシング1の後側に設けられた圧油導入路で、該圧油導入路26は、図1に示す如く、ポンプケーシング2を軸方向に延びて吐出通路4Aに連通したポンプケーシング側油通路27と、後述するリヤケーシング側油通路28、油溝29、支持部材側油通路30とによって構成されている。
【0048】
ここで、28はリヤケーシング5に形成された閉塞部側油通路としてのリヤケーシング側油通路で、該油通路28は、L字状に屈曲して形成され、その一側がポンプケーシング2の油通路27に連通するように内面側に開口している。また、油通路28の他側は、図3に示すように、後述の油溝29に連通する位置で嵌合凹部6の内周面6Aに開口している。
【0049】
29は傾転支持部材24の外周面24Dに形成された環状の油溝で、該油溝29は、傾転支持部材24の外周面24Dを全周に亘って延びている。そして、油溝29は、離れた位置にある2本の支持部材側油通路30,30をリヤケーシング側油通路28に連通させるための連絡通路をなしている。また、油通路28,30の位置ずれを許容し、加工精度の緩和、組立性の向上を図る働きも有している。
【0050】
30,30は傾転支持部材24に設けられた2本の支持部材側油通路で、該各油通路30は、L字状に屈曲した通路をなし、その一側が外周面24D側で油溝29に開口している。また、各油通路30の他側は凹湾曲面24Cの表面側に開口している。
【0051】
そして、ポンプケーシング側油通路27、リヤケーシング側油通路28、油溝29、支持部材側油通路30は、吐出通路4Aからの圧油を斜板23の凸湾曲面23Dに形成された油溜め部23Eに向け供給することにより、該斜板23の凸湾曲面23Dと傾転支持部材24の凹湾曲面24Cとの間の傾転摺動面を潤滑するものである。
【0052】
ここで、リヤケーシング側油通路28と支持部材側油通路30は、それぞれL字状に折曲げて形成し、傾転支持部材24の外周面24Dに形成された油溝29を介して連通させる構成としている。これにより、各油通路28,30は、軸方向の寸法が傾転支持部材24の厚さ寸法(嵌合凹部6の深さ寸法)内に収まっている。この結果、リヤケーシング5は、厚さ寸法(軸方向寸法)を小さくすることができる。
【0053】
次に、31はケーシング1内のフロントケーシング7側に設けられた第2のポンプユニットで、該ポンプユニット31は、後述する弁板32、シリンダブロック33、ピストン35、シュー36、斜板39、傾転支持部材40等によって大略構成されている。
【0054】
32は弁板で、該弁板32には、ポンプケーシング2に設けられた吸込通路3、吐出通路4Bと連通する一対のまゆ形状の切換ポート32A,32Bが形成されている。
【0055】
33は第1の回転軸9とスプライン結合したシリンダブロックで、該シリンダブロック33には、連通ポート34Aを介して弁板32の切換ポート32A,32Bに連通する複数のシリンダ34,34,…(1個のみ図示)が軸方向に穿設されている。また、各シリンダ34内にはピストン35が往復動可能に挿嵌され、該各ピストン35の突出端側にはシュー36が取付けられている。さらに、各シュー36はリテーナ37によって摺動可能に保持され、該リテーナ37は各シュー36と共に押圧部材38により斜板23の平滑面23Aに常時押付けられている。
【0056】
39はポンプケーシング2の大径円筒部2A内に傾転可能に設けられた斜板で、該斜板39は、前述した斜板23と同様に、平滑面39A、軸挿通穴39B、脚部、凸湾曲面、油溜め部(いずれも図示せず)、ピストン当接部39C,39Dによって構成されている。
【0057】
また、40は斜板39の裏面側に位置してフロントケーシング7の嵌合凹部8に嵌合して取付けられた傾転支持部材で、該傾転支持部材40は、前述した傾転支持部材24と同様に、円板状をなし、その中心部には、第2の回転軸12を挿通する軸挿通穴40Aと、軸受14を収容する軸受収容凹溝40Bとが同軸に形成されている。また、傾転支持部材40の表面側には、一対の凹湾曲面(図示せず)が設けられている。さらに、41,41は斜板39を傾転駆動する傾転アクチュエータとしての一対の傾転ピストンを示している。
【0058】
次に、42はケーシング1の前側に設けられた圧油導入路で、該圧油導入路42は、前述した圧油導入路26と同様に、ポンプケーシング2を軸方向に延びて吐出通路4Bに連通したポンプケーシング側油通路43と、後述するフロントケーシング側油通路44、油溝45、支持部材側油通路(図示せず)とによって構成されている。
【0059】
ここで、44はフロントケーシング7に形成された閉塞部側油通路としてのフロントケーシング側油通路で、該油通路44はL字状に屈曲し、一側がポンプケーシング側油通路43に連通するようにフロントケーシング7の内面側に開口し、他側は油溝45に連通する位置で嵌合凹部8の内周面8Aに開口している。
【0060】
45は傾転支持部材40の外周面40Cに形成された環状の油溝で、該油溝45は、前述した油溝29と同様に、傾転支持部材40の外周面40Cを全周に亘って延びている。そして、油溝45は、2本の支持部材側油通路(図示せず)を介して傾転支持部材40の凹湾曲面に開口している。
【0061】
そして、ポンプケーシング側油通路43、フロントケーシング側油通路44、油溝45、支持部材側油通路は、前述した第1のポンプユニット15のポンプケーシング側油通路27、リヤケーシング側油通路28、油溝29、支持部材側油通路30と同様に、吐出通路4Bからの圧油を斜板39の凸湾曲面と傾転支持部材40の凹湾曲面との間の傾転摺動面に供給し潤滑するものである。また、油通路44等は、傾転支持部材40の厚さ寸法(嵌合凹部8の深さ寸法)内に収まっているから、フロントケーシング7は、リヤケーシング5と同様に、厚さ寸法を小さくすることができる。
【0062】
本実施例によるタンデム型斜板式油圧ポンプは、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
【0063】
まず、エンジン等の駆動源によって第1、第2の回転軸9,12を回転駆動すると、第1、第2のポンプユニット15,31を構成するシリンダブロック17,33が同期して回転する。
【0064】
これにより、斜板23,39に摺接する各シュー20,36を備えた各ピストン19,35がシリンダブロック17,33のシリンダ18,34内で往復動し、このピストン19,35の往復動により、吸込通路3から吸込んだ作動油を圧油として吐出通路4A,4Bに吐出し、この圧油を該吐出通路4A,4Bに接続された別々の油圧機器に供給する。
【0065】
また、ポンプ容量(圧油の吐出量)を変化させる場合には、傾転ピストン25,41により斜板23,39を図1中の矢示A,B方向に傾転駆動し、斜板23,39の傾転角を変化させる。これにより、各シリンダ18,34内の各ピストン25,41は、斜板23,39の傾転角に応じてストローク量が増,減するから、これによって吐出容量(ポンプ容量)を可変に制御することができる。
【0066】
この場合、斜板23,39の各脚部23Cに形成された凸湾曲面23Dは、傾転支持部材24,40の各凹湾曲面24Cに高い油圧力で押付けられた状態で摺動するから、これらの間の傾転摺動面に潤滑用の油液を供給する必要がある。
【0067】
そこで、吐出通路4A,4Bに吐出される高圧な油液を利用し、この油液を潤滑油として斜板23,39と傾転支持部材24,40との間の傾転摺動面(油溜め部23E)に供給する。例えば吐出通路4Aに吐出された油液は、ポンプケーシング側油通路27、リヤケーシング側油通路28を通って油溝29に流入し、2箇所の傾転摺動面毎に設けられた支持部材側油通路30,30を通って傾転摺動面に供給することができる。
【0068】
以上のように、本実施の形態によれば、リヤケーシング5には、傾転支持部材24が嵌合する嵌合凹部6と、一側が吐出通路4Aに接続され他側が該嵌合凹部6の内周面6Aに開口するリヤケーシング側油通路28とを設け、傾転支持部材24には、一側が外周面24D側の油溝29に開口して前記油通路28に連通し、他側が各凹湾曲面24Cに開口する支持部材側油通路30,30を設ける構成としている。従って、吐出通路4Aに吐出される高圧な油液を利用し、この油液を潤滑油として斜板23の凸湾曲面23Dと傾転支持部材24の凹湾曲面24Cとの間の傾転摺動面に供給し、潤滑することができる。
【0069】
しかも、リヤケーシング側油通路28をL字状に屈曲して嵌合凹部6の内周面6Aに開口させ、支持部材側油通路30もL字状に屈曲して傾転支持部材24の外周面24D側に開口させているから、各油通路28,30を径方向に接続して傾転支持部材24の厚さ寸法内に収めることができる。これにより、リヤケーシング5を軸方向に短尺(薄肉)に形成することができる。同様にフロントケーシング7も軸方向に短尺に形成することができる。
【0070】
この結果、リヤケーシング5とフロントケーシング7を軸方向に小型化することができるから、油圧ポンプ全体の小型化を図ることができ、また軽量化することもできる。
【0071】
また、各油通路28,30は、L字状に屈曲した通路として形成しているから、2回の穴あけ加工を施すだけで簡単に形成することができる。これにより、加工工数を削減でき、また作業自体も簡単なものにすることができ、製造コストを低減することができる。
【0072】
また、傾転支持部材24,40の外周面24D,40Cには、油通路28,44と油通路30とを連通させる油溝29,45を設けているから、油通路28,44と油通路30との位置ずれを許容することができ、加工を容易にし、作業性の向上、コストの低減を図ることができる。
【0073】
一方、圧油導入路26,42は高圧側の吐出通路4A,4Bに接続し、この吐出通路4A,4Bに吐出される圧油を潤滑油として利用し、斜板23の凸湾曲面23Dと傾転支持部材24の凹湾曲面24Cとの間の傾転摺動面に供給することができるから、別途潤滑油供給用のポンプ等を必要とせず、構成を簡略化することができる。
【0074】
さらに、傾転支持部材24,40には、軸受収容凹溝24B,40Bを設けて軸受10,14を収容する構成としているから、この点においてもリヤケーシング5とフロントケーシング7を軸方向に小型化することができる。
【0075】
なお、実施の形態では、油溝29,45は、傾転支持部材24,40の外周面24D,40Cに設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば油溝29,45をリヤケーシング5,フロントケーシング7に形成された嵌合凹部6,8の内周面6A,8Aに設ける構成としてもよい。また、油溝29,45を傾転支持部材24,40の外周面24D,40Cと嵌合凹部6,8の内周面6A,8Aとの両方に設ける構成としてもよい。
【0076】
また、実施の形態では、可変容量型斜板式液圧回転機としてタンデム型斜板式油圧ポンプを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばシングル型斜板式油圧ポンプ、油圧モータ等の他の液圧回転機にも広く適用することができる。
【0077】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、ケーシングの閉塞部には、傾転支持部材が嵌合する嵌合凹部と、一側が高圧側に接続され他側が該嵌合凹部の内周面側に開口する閉塞部側油通路とを設け、傾転支持部材には、一側が当該傾転支持部材の外周面側に開口して前記閉塞部側油通路に連通すると共に他側が凹湾曲面に開口して傾転摺動面に潤滑用の油液を供給する支持部材側油通路を設ける構成としている。従って、閉塞部側油通路は嵌合凹部の内周面側に開口させ、支持部材側油通路は傾転支持部材の外周面側に開口させているから、閉塞部側油通路は傾転支持部材の厚さ寸法内に収まるように閉塞部に形成することができ、該閉塞部の厚さ寸法(軸方向寸法)を小さくすることができる。この結果、ケーシングを軸方向に小型化することができるから、液圧回転機全体の小型化を図ることができ、また軽量化することもできる。
【0078】
請求項2の発明によれば、ケーシングの嵌合凹部の内周面と傾転支持部材の外周面のうち少なくともいずれか一方の面には、閉塞部側油通路と支持部材側油通路とを連通させる油溝を設けている。従って、閉塞部側油通路と支持部材側油通路はそれぞれ油溝に連通するように形成すればよく、この油溝によって閉塞部側油通路、支持部材側油通路の位置ずれを許容することができるから、各油通路の穴あけ加工を容易にし、作業性の向上、コストの低減を図ることができる。
【0079】
請求項3の発明によれば、ケーシングには、シリンダブロックを挟んで傾転支持部材とは反対側に位置して一対の給排ポートを有する切換弁板を設けると共に、該切換弁板の各給排ポートに連通する一対の給排通路を設け、閉塞部側油通路はケーシングに形成した油通路を介して該各給排通路のうち高圧側の給排通路に接続する構成としている。従って、ケーシングに形成された給排通路を流通する高圧な油液を潤滑油として利用し、閉塞部側油通路、支持部材側油通路を介して傾転摺動面に供給することができる。この結果、別途潤滑油供給用のポンプ等を必要としないから、構成を簡略化することができる。
【0080】
請求項4の発明によれば、傾転支持部材の内周面には、回転軸を回転可能に支持する軸受を収容する軸受収容凹溝を設けているので、軸受を傾転支持部材の軸受収容凹溝に一体的に組込むことができるから、これらが取付けられるケーシングの閉塞部の厚さ寸法をさらに小さくすることができ、この点においても小型化、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用されるタンデム型斜板式油圧ポンプを示す縦断面図である。
【図2】リヤケーシング、第1の回転軸、斜板、傾転支持部材、各油通路等を図1中の矢示II−II方向からみた拡大縦断面図である。
【図3】リヤケーシング、斜板、傾転支持部材、各油通路を拡大して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 ポンプケーシング
4A,4B 吐出通路
5 リヤケーシング(閉塞部)
6,8 嵌合凹部
6A,8A 内周面
7 フロントケーシング(閉塞部)
9 第1の回転軸
10,11,13,14 軸受
12 第2の回転軸
16,32 弁板
16A,16B,32A,32B 切換ポート
17,33 シリンダブロック
18,34 シリンダ
19,35 ピストン
20,36 シュー
23,39 斜板
23A,39A 平滑面
23C 脚部
23D 凸湾曲面
24,40 傾転支持部材
24B,40B 軸受収容凹溝
24C 凹湾曲面
24D,40C 外周面
25,41 傾転ピストン(傾転アクチュエータ)
27,43 ポンプケーシング側油通路
28 リヤケーシング側油通路(閉塞部側油通路)
29,45 油溝
30 支持部材側油通路
44 フロントケーシング側油通路(閉塞部側油通路)

Claims (4)

  1. 軸方向の一側が閉塞された筒状のケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けられた回転軸と、周方向に間隔をもって複数のシリンダが軸方向に穿設され、前記ケーシング内で該回転軸と一体的に回転するシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピストンの突出側の端部に装着されたシューと、表面側が該各シューを摺動可能に案内する平滑面となり、裏面側に凸湾曲面をなす一対の脚部が設けられた斜板と、該斜板の裏面側に位置して前記ケーシングの閉塞部に取付けられ、該斜板を傾転可能に支持するため前記各脚部の凸湾曲面に対応する一対の凹湾曲面を有する傾転支持部材と、前記斜板を傾転駆動する傾転アクチュエータとからなる可変容量型斜板式液圧回転機において、
    前記ケーシングの閉塞部には、前記傾転支持部材が嵌合する嵌合凹部と、一側が高圧側に接続され他側が該嵌合凹部の内周面側に開口する閉塞部側油通路とを設け、
    前記傾転支持部材には、一側が当該傾転支持部材の外周面側に開口して前記閉塞部側油通路に連通すると共に他側が前記凹湾曲面に開口して傾転摺動面に潤滑用の油液を供給する支持部材側油通路を設けたことを特徴とする可変容量型斜板式液圧回転機。
  2. 前記ケーシングの嵌合凹部の内周面と前記傾転支持部材の外周面のうち少なくともいずれか一方の面には、前記閉塞部側油通路と前記支持部材側油通路とを連通させる油溝を設けてなる請求項1に記載の可変容量型斜板式液圧回転機。
  3. 前記ケーシングには、前記シリンダブロックを挟んで前記傾転支持部材とは反対側に位置して一対の給排ポートを有する切換弁板を設けると共に、該切換弁板の各給排ポートに連通する一対の給排通路を設け、前記閉塞部側油通路は前記ケーシングに形成した油通路を介して該各給排通路のうち高圧側の給排通路に接続する構成としてなる請求項1または2に記載の可変容量型斜板式液圧回転機。
  4. 前記傾転支持部材の内周面には、前記回転軸を回転可能に支持する軸受を収容する軸受収容凹溝を設けてなる請求項1,2または3に記載の可変容量型斜板式液圧回転機。
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