JP3889449B2 - 歯のコーティング剤組成物 - Google Patents
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Description
本発明は歯のコーティング剤組成物、特に歯のマニキュア用に用いるコーティング剤組成物に関する。
背景技術
手や足の爪に化粧を施すマニキュアまたはペディキュアは従来より女性の間で盛んに行われているが、近年歯に化粧を施すことが流行しつつある。歯への化粧は一般に、染料または顔料を含んだ組成物を歯に付着させることにより行われる。
ところで歯に組成物を付着させる技術としては例えば歯科用の接着剤等が知られている。これはモノマー等を歯に塗布し、紫外線照明または加熱等により、短時間で重合させるものである(例えば、特開昭53−69494号公報、特開昭52−113089号公報)。
上記歯科用の接着剤はその性質上、長期間歯から剥離しないように付着強度を大きくしている。一方、歯の化粧については、飲食によっては容易に剥離しないが、必要な場合には容易に除去できるよう付着強度が適切なものでなければならない。しかしながら上記歯科用の接着剤は紫外線等を用いて短時間で重合させることから付着強度や塗布の程度をコントロールすることは困難である。
さらに前記モノマーは安全性の点で問題があるものがあり、個人が自由に家庭等において歯の化粧に用いるには適切でない場合が多い。
したがって本発明は、飲食によっては容易に剥離しないが、必要な場合には容易に除去できるよう付着強度が適切なものであり、さらに安全性の高い歯のコーティング剤組成物を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明者らは上記実状に鑑み鋭意研究した結果、分子内にリン酸等のリン系酸残基を有し、特定の重量平均分子量であるポリマーと、特定の溶媒とを含有した歯のコーティング剤組成物が、歯に付着させた場合に適切な付着強度を有し、歯につや等の美しさを付与し、かつ安全性にも優れていることを見出し本発明を完成させた。
すなわち本発明は、(a)次の一般式(11)
(式中R1は水素原子またはフッ素原子が置換していてもよい炭化水素基を示し、Xはアルキレン、COOR3−、CON(R2)R3−、または
(R2は水素原子または炭素数1〜5の炭化水素基を示し、mは1〜10、nは1〜30の数を示し、R3はヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはアリールオキシ基が置換していてもよい炭素数1〜20の二価の炭化水素基を示す)を示し、Yはリン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸から選ばれるリン系酸残基を示す。)
で表わされる構成単位を有し、重量平均分子量が1万〜500万であるポリマー、並びに(b)水または炭素数1〜5のアルコールを含有し、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、スズ、カルシウム及び鉄からなる群より選ばれた少くとも1種の金属アルコキサイドを含まない、歯のマニキュア用コーティング剤組成物を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態
本発明に用いられるポリマー(a)は、分子内にリン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、これらのハロゲン化物及びこれらの塩からなる群より選ばれる1または2以上のリン系酸残基を有し、重量平均分子量が1万〜500万である。
ここでポリマー(a)に含まれるリン酸残基としては、リン酸残基(1)、リン酸モノエステル残基(2)、ジリン酸残基、ジリン酸モノエステル残基(3)、ジリン酸ジエステル残基(4)等の少なくとも1個の水酸基を有するホスフェート基またはジホスフェート基が挙げられる(下記式(1)〜(10)中の結合手は酸素以外の原子、好ましくは炭素原子、窒素原子またはイオウ原子、より好ましくは炭素原子に結合している。)
また、ホスホン酸残基としては、ホスホン酸残基(6)、ホスホン酸モノエステル残基(7)、ジホスホン酸残基(8)、ジホスホン酸モノエステル残基(9)等の少なくとも1個の水酸基を有するホスホネート基またはジホスホネート基が挙げられる。
またホスフィン酸残基としては、ホスフィン酸残基(ホスフィネート基)(10)が挙げられる。
さらに、これらの残基の塩としては、ナトリウム、カリウム塩のアルカリ金属塩が好ましい。
また、これらの残基のハロゲン化物としては、前記式(1)〜(10)で示される基中の水酸基の1または2以上が塩素原子、臭素原子、フッ素原子等で置換された基が挙げられる。
上記式(1)〜(10)で示される基のうち、付着強度の適切さ及び安全性の点からリン酸残基〔(1)〜(5)〕またはその塩がより好ましく、式(1)のリン酸残基またはその塩が特に好ましい。
また、ポリマー(a)においては、重合性ビニル基が重合してなる鎖を主鎖とし、側鎖に前記のリン系酸残基を有するものが特に好ましい。
またポリマー(a)の側鎖には前記リン酸残基以外の基を有していてもよい。すなわち、例えばカルボキシル基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、水酸基、アミド基、フッ素で置換されていてもよい飽和または不飽和の炭化水素基等の1種または2種以上の側鎖を有していてもよい。
前記ポリマー(a)中のリン原子含有量は、0.0001〜35重量%、特には0.1〜10重量%であることが好ましい。ポリマー(a)中のリン原子含有量が0.0001〜35重量%となるように、前記リン系酸残基を有することにより、付着強度がさらに適切な歯のコーティング剤組成物を得ることができる。0.0001重量%未満では接着強度が十分ではなく、35重量%より多いと口腔内で軟化することがある。
本発明に用いるポリマー(a)としては、次の一般式(11)
(式中、R1は、水素原子またはフッ素原子が置換していてもよい炭化水酸基を示し、Xはアルキレン、COOR3−、CON(R2)R3−、または
(R2は水素原子または炭素数1〜5の炭化水素基を示し、mは1〜10、nは1〜30の数を示し、R3はヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはアリールオキシ基が置換していてもよい炭素数1〜20の二価の炭化水素基を示す)を示し、Yは前記リン系酸残基を示す。)
で表わされる構造単位を有するホモポリマーまたはコポリマーが好ましい。
上記一般式(1)中、XとしてはCOOR3−または
が好ましい。またR3で示される二価の炭化水素基としては直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基、二価のシクロアルキル基、フェニレン基及びこれらの基が結合した基等が挙げられる。
また、上記一般式(1)中のYで示されるリン系酸残基は、炭素数1〜20の炭化水素基(例えば、アルキル基、フェニル基等)でエステル化されていてもよい。
さらにポリマー(a)としては次の一般式(12)
(式中R4は水素原子またはメチルであり、lは1〜15の整数を示す。)
で表わされる構造単位を有するホモポリマーまたはコポリマーが特に好ましい。
本発明に用いるポリマー(a)の重量平均分子量は、1万〜500万、好ましくは1万〜200万、より好ましくは1.5万〜100万、特に好ましくは2万〜100万である。重量平均分子量が1万未満であると形成された膜の強度が低く、500万より大きいと溶媒に溶けにくく、または粘度が高すぎるため用いることが困難である。
さらに前記ポリマー(a)の、20℃における無水エタノール100gに溶解する量が1g以上、より好ましくは5g以上、特には10g以上であることが好ましい。ポリマーの、20℃における無水エタノール100gに溶解する量が1g以上であることにより、容易に塗布できる組成物を作ることが可能となる。
ポリマー(a)は、前記リン系酸残基含有モノマーの1種もしくは2種以上、または該モノマーとこれらリン系酸残基を含ませないモノマー(以下、「非リン系モノマー」という)とを重合させることにより得られる。
重合方法は用いるモノマーによって異なるが、通常のラジカル重合を採用することができる。
前記リン系酸残基含有モノマーとしては、重合性ビニル基を主鎖とし、側鎖に前記リン系酸残基を有するモノマーであれば特に制限されないが、前記一般式(11)の構造単位を形成するモノマー[CH2=C(R1)-X-Y]がより好ましく、前記リン系酸残基を側鎖に有する(メタ)アクリレートが特に好ましい。
特に好ましい前記リン系酸残基含有モノマーを以下に列挙する。
(式中、R4は水素原子またはメチル基を示し、aは2〜40の整数を示し、Zはハロゲン原子を示す)
これらのモノマーのうち、次の一般式(13)
(式中R2は水素原子またはメチル基を示し、lは1〜15の整数を示す。)で表されるものが最も好ましい。
また、これらのリン系酸残基含有モノマーと共重合させることができる非リン系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、カルボン酸ビニル、スチレン系モノマー、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、マレイミド系モノマー、不飽和脂肪酸系モノマー等が挙げられる。
また、2−メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、2−アクリロイルオキシプロピルハイドロジェンフタレート等も挙げることができる。
これら非リン系モノマーの中でも、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチレングリコールエトキシレート、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸3−メトキシブチル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、ジメチルアクリルアミド、N−〔3−(ジメチルアミノ)プロピル〕アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、酢酸ビニル(ビニルアセテート)、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、オクチル酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ネオデカン酸ビニル、スチレン、2−メチルスチレン、α−メチルスチレンダイマー、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−フェニルマレイミド、N−(2−クロロフェニル)マレイミド、N−ラウリンマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドの1種または2種以上が好ましく用いられる。
本発明に用いるコポリマーにおけるリン系酸残基含有モノマーと非リン系モノマーとの配合割合は、特に制限はないが、リン系酸残基含有モノマーが好ましくは0.01〜40mol%、特に0.1〜20mol%となるのが好ましい。
本発明の組成物に配合される水または炭素数1〜5のアルコール(b)は、前記ポリマーとの親和性が良好な溶媒である。上記アルコールは、炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖の飽和アルコールであり、なかでもエタノール、イソプロピルアルコールが好ましく、エタノールが特に好ましい。また、水及び炭素数1〜5のアルコールから選ばれる2種以上を組合わせて用いることもできる。これらの溶媒は、全組成中に30〜98重量%、特に50〜95重量%配合するのが好ましい。
本発明の歯のコーティング剤組成物を、歯に塗布する際の該組成物の粘度は、2〜200cp、特には5〜50cpであることが好ましい。粘度が2cp未満であると、口中あるいは口外に組成物がたれてしまう可能性があり、また200cp以上であると、組成物ののびが悪く、歯の表面に剤を均一に塗布することが困難となる。ここで組成物の粘度とは、20℃にてB型粘度計にて測定したものである。
また歯を白く見せたり、歯を着色したり、光沢を付与する等のため、本発明の歯のコーティング剤組成物は顔料を添加することができる。かかる顔料としては例えば、マイカチタン、魚鱗箔、貝の粉末等が挙げられる。このなかでマイカチタンが審美性、光沢、塗りムラをなくすことができる点で、またマイカ上のチタンの被膜の厚さの調節により色彩を変化させることができる点で好ましい。
かかる顔料は、容易に歯のコーティング剤組成物に均一に分散させることができるように、粉体として添加することが好ましい。顔料の歯のコーティング剤組成物への添加量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜5重量%である。
本発明の組成物には、さらに必要に応じて様々な粉体を加えることができる、例としてα−石英、シリカ、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、炭酸カルシウム、フルオロアルミノシリケートガラス、硫酸バリウム、酸化チタン、ジルコニア、ガラス、超微粒子シリカ及び有機成分と無機成分を含有する有機複合粉体などを用いることができる。かかるガラスとしては、シリカガラス、ソーダ石英ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムガラス、ストロンチウムガラス、亜鉛ガラス、ランタンガラス、イットリアガラス、バリウムボロアルミノシリケートガラス、アルミナケイ酸ガラス、ストロンチウムボロアルミノシリケートガラス、合成シリカ、チタニウムシリケートガラスなどが挙げられる。また、ポリメチルメタクリレート、メチルメタクリレートと架橋性モノマーとの共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のポリマー粉末なども必要に応じて添加される。
本発明の歯のコーティング剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で口腔用に使用できる各種成分を配合することができる。このような成分としては、モノフルオルリン酸ナトリウム、フッ化スズ、フッ化ナトリウム等の歯質強化剤;クロルヘキシジン及びその塩類、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤;リン酸ナトリウム、KOH、NaOH等のpH調整剤;デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リゾチーム、ムタナーゼ等の酵素剤;塩化ナトリウム、ヒノキチオール、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アラントイン類、トコフェロール類、オクチルフタリド、ニコチン酸エステル類、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸及びその塩類、グリセロホスフェート、クロロフィル、水溶性無機リン酸化合物、アズレン類、カミツレ、センブリ、トウキ、センキュウ、その他の生薬類等の抗炎症剤・血行促進剤;サッカリンナトリウム、ステビオサイド、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル等の甘味剤;p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、安息香酸ナトリウム等の防腐剤;二酸化チタン等の着色剤・色素類;ペパーミント油、スペアミント油、メントール、カルボン、アネトール、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、メチルアセテート、シトロネリルアセテート、メチルオイゲノール、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、アニス油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油等の香料などが挙げられる。
本発明の歯のコーティング剤組成物は、例えば前記ポリマー(a)及び溶媒(b)と、必要に応じてエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤やマイカチタン、魚鱗箔、貝の粉末等の顔料等を混合することにより得ることができる。また増粘剤、顔料等は嚥下しても安全なものを選択する必要がある。
本発明の歯のコーティング剤組成物は歯に塗布し、溶媒成分を蒸発させることにより、歯に付着させることができる。歯に付着した歯のコーティング剤組成物はエタノール等を用いて容易に除去することができる。
実施例
次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
攪拌機、冷却管、滴下ロート、及び窒素導入管を接続した500mlの4つ口セパラブルフラスコにアセトニトリル150g、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート2.5g、メタクリル酸エチル47.5gを仕込んだ後、窒素ガスを1.5リットル/分の流量で30分間バブリングし、モノマー溶液を脱気した。次にこのモノマー溶液を攪拌下湯浴中で60℃に昇温した後、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.11gをアセトニトリル50gに溶解した溶液を滴下ロートより、上記モノマー溶液中に30分間で滴下した。その後60℃で4時間、80℃で4時間重合させた。次に再沈溶媒にメタノール/水=1/1、2リットルを用い、2回再沈澱精製を行い、リン酸含有コポリマーを得た。このコポリマーの重量平均分子量は6.3万(ポリスチレン換算、以下同様)であった。このコポリマー20gと、酸化チタン1gと、雲母チタン1gと、エタノール78gとを混合して歯のコーティング剤組成物1を得た。
実施例2
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を6.5g、エチルメタクリレートを41.9g、さらに2−ヒドロキシエチルメタクリレートを1.6g用いた以外は実施例1と同様にして、歯のコーティング剤組成物2を得た。なお、ここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は10.5万であった。
実施例3
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を12.3g、エチルメタクリレートの代わりにメタクリル酸を0.79gとメタクリル酸メチルを37.0g用いた以外は実施例1と同様にしてリン酸含有コポリマーを得た。このコポリマー30gと、酸化チタン2gと、雲母チタン0.5gとエタノール67.5gとを混合して歯のコーティング剤組成物3を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は5.2万であった。
実施例4
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を19.4g、メタクリル酸エチルを28.7gとし、さらにスチレンスルホン酸ソーダを1.9gとした以外は実施例1と同様にしてリン酸含有コポリマーを得た。このコポリマーの重量平均分子量は15.1万であった。このコポリマー10gと、エチルセルロース5gと、酸化チタン1gと、雲母チタン2gと、石英粉末1gと、香料0.1gと、エタノール80.0gとを混合して歯のコーティング剤組成物4を得た。
実施例5
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を7.2g、メタクリル酸エチル47.5gを40.8gとし、さらにジメチルアクリルアミドを1.2g、スチレンを0.8gとした以外は実施例1と同様にしてリン酸含有コポリマーを得た。このコポリマーの重量平均分子量は7.7万であった。このコポリマー15gと、エチルセルロース2gと、雲母チタン1.5gと、メントール0.2gと、フッ化ナトリウム0.2gと、エタノール81.1gとを混合して歯のコーティング剤組成物5を得た。
実施例6
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を21g、メタクリル酸エチル47.5gを27.3gとし、さらにN−ビニル−2−ピロリドンを1.0g、酢酸ビニルを0.6gとした以外は実施例1と同様にしてリン酸含有コポリマーを得た。このコポリマーの重量平均分子量は21.5万であった。このコポリマー20gと、酸化チタン0.5gと、石英粉末5gとフッ化ナトリウム0.2gとエタノール74.3gとを混合して歯のコーティング剤組成物6を得た。
実施例7
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を10g、メタクリル酸エチル47.5gを38.5gとし、さらにN−t−ブチルアクリルアミドを1.5gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物7を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は5.6万であった。
実施例8
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を18.7g、メタクリル酸エチル47.5gを29.7gとし、さらにイタコン酸を1.6gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物8を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は11.6万であった。
実施例9
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を1.6g、メタクリル酸エチル47.5gを48.4gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物9を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は8.2万であった。
実施例10
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を、5.1g、メタクリル酸エチル47.5gを40.8gとし、さらにアクリル酸イソプロピルを2.1g、ジメチルアクリルアミドを2.0gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物10を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は12万であった。
実施例11
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を3.3g、メタクリル酸エチル47.5gを44.5gとし、さらに4−ヒドロキシブチルメタクリレートを1.3g、ビニルスルホン酸を1.0gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物11を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は10.4万であった。
実施例12
実施例1の2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートの代りに下記式のモノマー
を5.3g、メタクリル酸エチル47.5gを42.9gとし、さらにメタクリル酸を1.8gとした以外は実施例1と同様にして歯のコーティング剤組成物12を得た。なおここで精製されたコポリマーの重量平均分子量は7.2万であった。
実施例13
エタノール80g、エチルメタクリレート60.9g、10−メタクリロイルオキシデシルアシッドホスフェート(実施例2と同じ)19.1g、V−65(アゾ系重合開始剤)0.15gの混合溶液を窒素ガスで30分間バブリングし、モノマー溶液を脱気する。このモノマー溶液の20wt%を、攪拌機、冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を接続した500mlの4つ口セパラブルフラスコに投入し、窒素雰囲気下、62℃で10分間重合した。その後、残りのモノマー溶液を2時間かけて重合槽に滴下し、滴下終了後さらに6時間、62℃で重合させた。重合後再沈澱溶剤としてメタノール/水=体積比1/2、3lを用い、2回精製した。得られたポリマーの分子量は96万であった。
比較例1
セラック(カイガラ虫抽出物、岐阜セラック社製)30重量部と、エタノール68重量部と、酸化チタン1重量部と、雲母チタン1重量部とを混合して比較品1を得た。
比較例2
ハニック(ハニックス社製)を用いた。
試験例1
飲食による剥離性の試験を行った。28名のパネラーを7名ずつ4群にわけ、午前9時に第一群の上顎の前歯6本の全面に歯のコーティング剤組成物1を塗布し該前歯の写真撮影を行った。同様に第二群には歯のコーティング剤組成物2を、第三群には比較品1を、第四群には比較品2をそれぞれ塗布し写真撮影を行った。午前10時に水200mlを摂取し、午後0時に市販のハンバーガー1個、市販のフライドチキン1個、レタスとトマトのサラダ100g、蒸したジャガイモ1個、及び市販のウーロン茶200mlを飲食し、さらに午後3時に水200mlを摂取した。次いで午後6時に該前歯の写真撮影を行い、午前9時に撮影した写真と比較することにより、歯のコーティング剤組成物、比較品の歯への残存の程度を以下の基準で判定した。結果を表1に示す。
評価基準
3点:全く剥離がなかった
2点:歯の先端部のみが剥離した
1点:1/4未満が剥離した
0点:1/4以上が剥離した
表1より、本発明の歯のコーティング剤組成物は、飲食しても剥離し難いことが判明した。
試験例2
牛歯牙に歯科用接着剤であるパナビアEX((株)クラレ製)を、リン酸エッチングの後、常法に従い塗布を行った。また実施例1、2、3の組成物も同様にして牛歯牙に塗布した。その後、人工唾液(サリベート、帝人(株)製)に36℃にて24時間浸漬した後、エタノールを含ませた脱脂綿にて除去試験を行った。歯科用接着剤はエタノールにより全く除去する事はできなかったが、本発明の歯のコーティング剤組成物1、2及び3はいずれもほぼ完全に除去することができた。
産業上の利用可能性
本発明により、飲食によっては容易に剥離しないが、必要な場合には容易に除去できる適切な付着強度を有し、かつ安全性に問題がない歯のコーティング剤組成物を得ることができる。さらに装飾目的のみならず、コーティングすることにより、歯の表面に強固な被膜が形成されるため虫歯、知覚過敏、歯石予防効果が期待できる。また歯垢の形成も抑制されるため、歯肉炎の予防も期待できる。
Claims (10)
- (a)次の一般式(11)
(式中R 1 は水素原子またはフッ素原子が置換していてもよい炭化水素基を示し、Xはアルキレン、COOR 3 −、CON(R 2 )R 3 −、または
(R 2 は水素原子または炭素数1〜5の炭化水素基を示し、mは1〜10、nは1〜30の数を示し、R 3 はヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはアリールオキシ基が置換していてもよい炭素数1〜20の二価の炭化水素基を示す)を示し、Yはリン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸から選ばれるリン系酸残基を示す。)
で表わされる構造単位を有し、重量平均分子量が1万〜500万であるポリマー、並びに(b)水または炭素数1〜5のアルコールを含有し、
チタン、ジルコニウム、アルミニウム、スズ、カルシウム及び鉄からなる群より選ばれた少くとも1種の金属アルコキサイドを含まない、歯のマニキュア用コーティング剤組成物。 - ポリマー(a)の、20℃における無水エタノール100gに溶解する量が1g以上である請求項1記載の組成物。
- ポリマー(a)が、リン酸またはその塩の残基を有するポリマーである請求項1または2記載の組成物。
- ポリマー(a)が、主鎖として重合性ビニル基が重合した鎖を有し、側鎖中にリン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸これらのハロゲン化物及びこれらの塩から選ばれる1または2以上のリン系酸残基を有するものである請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
- ポリマー(a)中のリン原子含有量が0.0001〜35重量%である請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
- 組成物の粘度が2〜200cpである請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
- ポリマー(a)が、分子内にリン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、これらのハロゲン化物及びこれらの塩より選ばれる1または2以上のリン系酸残基を含む重合性モノマーと、当該リン系酸残基を含まない重合性モノマーとのコポリマーである請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
- さらにマイカチタン、魚鱗箔及び貝類の粉末からなる群より選ばれる顔料を含有する請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。
- 顔料の含有量が0.01〜10重量%である請求項9記載の組成物。
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