JP2000086460A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2000086460A
JP2000086460A JP10280545A JP28054598A JP2000086460A JP 2000086460 A JP2000086460 A JP 2000086460A JP 10280545 A JP10280545 A JP 10280545A JP 28054598 A JP28054598 A JP 28054598A JP 2000086460 A JP2000086460 A JP 2000086460A
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Japan
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hair
carbon atoms
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polymerizable unsaturated
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JP10280545A
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English (en)
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Takayuki Omura
孝之 大村
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に対し、優れた光沢を与え、なめらかな
感触を付与しながら、かつ良好なセット保持力を有し、
さらには毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させることが
できる毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】 特定のカチオン性樹脂(例えば、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレートとラウリル(メ
タ)アクリレートとセチル(メタ)アクリレートとの共
重合体を硫酸ジエチルのようなカチオン化剤で変性させ
たもの)と、下記一般式(1)で表されるポリシロキサ
ン−オキシアルキレンブロック共重合体とを配合する。 【化1】 (式中、R1,R2=炭素数2〜4の2価の炭化水素基、
a=1〜1000、b,c=0〜1000。ただし、b
=c=0ではない。x=1〜100。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関し、
更に詳細には、毛髪に対し、優れた光沢を与え、なめら
かな感触を付与しながら、かつ良好なセット保持力を有
し、さらには毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させるこ
とができる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、毛髪化粧料には毛髪に光沢や滑らかさを与える目的
で、シリコーン油、高分子量のジメチルポリシロキサ
ン、高分子量のメチルフェニルポリシロキサン、エステ
ル油、炭化水素油などの油分が、可溶化、乳化、溶解し
て用いられている。特にシリコーン油は、表面張力が低
く、毛髪のなじみに優れ、良い光沢が得られ、近年多用
されているものである。しかし、油分のもつ限界があ
り、多量に用いたり、消費者が長い間用いたりすると、
頭髪が脂ぎる欠点があった。また滑らかさを付与する目
的でカチオン活性剤も多用されているが、十分に満足で
きる光沢を与えるものではなく、多量に配合すると安全
性上も好ましくないという欠点があった。
【0003】また、一般に毛髪は、洗髪、ブラッシン
グ、ドライヤーによる熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等に
よる美容処理を頻繁に繰り返し行うと著しく劣化し、そ
の結果、ぱさついたり、枝毛、切れ毛、抜け毛等の増加
および強度低下を引き起こすことはよく知られたことで
ある。
【0004】一方、従来広く使用されている毛髪セット
剤は、被膜形成性の高分子化合物を、水、低級アルコー
ルあるいはそれらの混合溶媒等に溶解したものである。
ここに配合される高分子化合物は毛髪同士を固着してセ
ットを保持させる作用を有するものであるが、従来用い
られてきたものは、毛髪に塗布し、乾燥仕上げするまで
の過程でべたつきがあり、なめらかではなかった。かか
る欠点を解消するため、高分子化合物に化粧品用油脂
類、界面活性剤等を添加して使用感触を改善する試みが
なされてきた。しかし、未だ十分満足すべきセット保持
力と使用感触を併せ有する毛髪セット剤は得られていな
かった。
【0005】また、近年、両性高分子化合物と陽イオン
性ポリマーを配合した毛髪処理剤(特公平2−4444
6号公報、特公平3−14805号公報)や、両性高分
子化合物と陰イオン性ポリマーを配合した毛髪処理剤
(特公平3−21524号公報)が開発されている。し
かし、これらの処理剤も、塗布後乾燥までのべたつきの
なさや、なめらかさの点では不十分であり、また、仕上
がった髪のゴワゴワ感もあり、満足できるものではなか
った。
【0006】さらに最近では、毛髪の枝毛部分をコート
することを目的として、ポリシロキサン−オキシアルキ
レン共重合体の一種と、シリコーン誘導体とを併用した
毛髪化粧料が開発され、このものが、感触が良好で枝毛
部分の接着に優れているという報告がなされている(特
開平6−157247号公報)。しかしながら、この方
法でも、セット保持力および毛髪のべたつきのなさの点
ではいまだ不完全であった。
【0007】従って、毛髪同士の固着力が十分であり、
形成被膜が弾力に富んでゴワゴワせず、優れたスタイル
保持力を有し、かつ塗布後乾燥仕上げまでの過程で、べ
たつかず、なめらかで、くせづけし易い毛髪化粧料の開
発が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のポリシロキサ
ン−オキシアルキレンブロック共重合体と、特定のカチ
オン性樹脂とを配合することにより、優れたセット保持
力と良好な感触とを有し、枝毛の修復効果も有する毛髪
化粧料が得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、次の成分(A)および
成分(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料であ
る。
【0010】(A)一般式(1)で表されるポリシロキ
サン−オキシアルキレンブロック共重合体の一種又は二
種以上。
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1およびR2は、それぞれ炭素数
2〜4の2価の炭化水素基を示し、aは1〜1000の
数を示し、b,cはそれぞれ0〜1000の数を示す。
ただし、b=c=0ではない。xは1〜100の数を示
す。)
【0013】(B)下記の一般式(2)で示される重合
性不飽和単量体50〜90重量%、下記の一般式(3)
で示される重合性不飽和単量体10〜50重量%、およ
び前記の各重合性不飽和単量体と共重合可能な他の重合
性単量体0〜25重量%を共重合させて得られた共重合
体を、一般式YE[式中、Yは臭素原子、塩素原子、ヨ
ウ素原子または硫酸アルキル残基(そのアルキル基の炭
素数は1〜4個である。)であり、Eは炭素数1〜12
個のアルキル基、ベンジル基または炭素数1〜3個の脂
肪酸のアルキルエステル残基(そのアルキル基の炭素数
は1〜4個である。)である。]で示されるカチオン化
剤で変性させてなるカチオン性樹脂の一種又は二種以
上。
【0014】
【化5】
【0015】(式中、R3は水素原子またはメチル基で
あり、R4は炭素数1〜4のアルキレン基であり、R5
よびR6はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基であり、
Xは酸素原子またはNH基である。)
【0016】
【化6】
【0017】(式中、R7は水素原子またはメチル基で
あり、R8は炭素数12〜24個のアルキル基であ
る。)
【0018】本発明で用いられる(A)成分のポリシロ
キサン−オキシアルキレンブロック共重合体は、前記一
般式(1)で表されるものであり、これらのうち、特
に、式中、aおよびb+cがそれぞれ10〜500、x
が1〜50のものが好ましい。
【0019】これら(A)成分は、全組成中に0.05
〜10.0重量%、特に0.1〜8.0重量%配合する
のが好ましい。0.05重量%未満では充分な効果が得
られず、10.0重量%を超えると使用感に劣り、安定
性も悪くなるので好ましくない。
【0020】本発明のポリシロキサン−オキシアルキレ
ンブロック共重合体は、反応性末端基を有するポリオキ
シアルキレン化合物と、このポリオキシアルキレン化合
物の反応性末端基と反応する末端基を有するジヒドロカ
ルビルシロキサン液体とを反応せしめることによって製
造することができる。本発明のポリシロキサン−オキシ
アルキレンブロック共重合体としては、例えば、日本ユ
ニカー株式会社製の商品名Silwet F-178シリーズとして
市販されているものが挙げられる。
【0021】次に、本発明で用いられる成分(B)のカ
チオン性樹脂について述べる。カチオン性樹脂を得るた
めの原料の共重合体は、前記の一般式(2)で示される
重合性不飽和単量体50〜90重量%、好ましくは55
〜85重量%、前記の一般式(3)で示される重合性不
飽和単量体10〜50重量%、好ましくは15〜45重
量%、および前記の各重合性不飽和単量体と共重合可能
な他の重合性不飽和単量体0〜25重量%を共重合させ
て得られるものである。
【0022】前記の一般式(2)で示される重合性不飽
和単量体のうちでも特に好ましいものは、R3がメチル
基、R4が炭素数2〜3のアルキレン基、R5およびR6
がメチル基またはエチル基、そしてXが酸素原子である
単量体である。前記の重合性不飽和単量体(2)の具体
例としては、たとえばジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル
アミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどがあげられ
る。なお、本明細書に記載の「(メタ)アクリレート」
とは、アクリレートとメタクリレートの総称であり、
「(メタ)アクリルアミド」とは、アクリルアミドとメ
タクリルアミドとの総称である(その他これに準じ
る。)。
【0023】これらの重合性不飽和単量体(2)の使用
量は、前記したとおり、共重合させる全単量体量に対し
て50〜90重量%、好ましくは55〜85重量%であ
る。その使用量が少なすぎると、最終的に得られるカチ
オン性樹脂が水に難溶性となり、洗髪の際の洗浄除去性
が悪くなるし、またカチオン性能の低下に起因して、毛
髪に対してすべり性、櫛通し性およびコンディショニン
グ効果を付与する効果が低下してくる。逆に、その使用
量が多くなりすぎると、得られるカチオン性樹脂がベタ
ツキ感を示したり、整髪効果の低下をきたすなどの問題
が生じる。
【0024】前記の一般式(3)で示される重合性不飽
和単量体のうちでも特に好ましいものは、R7がメチル
基、R8が炭素数13〜20のアルキル基である単量体
である。前記の重合性不飽和単量体(3)の具体例とし
ては、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
ベヘニル(メタ)アクリレートなどがあげられる。
【0025】これらの重合性不飽和単量体(3)の使用
量は、前記したとおり、共重合させる全単量体量に対し
て10〜50重量%、好ましくは15〜45重量%であ
る。その使用量が少なすぎると、最終的に得られるカチ
オン性樹脂がベタツキ感を示したり、柔軟性に乏しいも
のとなる。また、その使用量が多くなりすぎると、得ら
れるカチオン性樹脂が水に難溶性となり、洗髪の際の洗
浄除去性が悪くなるし、毛髪のコンディショニング効果
の低下をきたすなどの問題が生じる。
【0026】共重合用の重合性不飽和単量体としては、
前記の重合性不飽和単量体(2)および(3)のほか
に、必須成分ではないが、他の重合性不飽和単量体を使
用することができる。使用する他の重合性不飽和単量体
を適宜に選定することにより、最終的に得られるカチオ
ン性樹脂に、適度の柔軟性や硬度を付与して感触等を調
節することができる。
【0027】その使用することのできる他の重合性不飽
和単量体の具体例としては、たとえばメチル(メタ)ア
クリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレートなどの(メタ)アクリルアルキルエステ
ル;アクリロニトリル、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル
(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、プロピレングリコール(メタ)アクリレート、
1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ダイアセトンアクリルアミドなどの(メタ)アクリル系
誘導体;スチレン、クロロスチレン、ビニルトルエンな
どの芳香族系不飽和単量体;N−ビニルピロリドン、酢
酸ビニルなどのビニル系不飽和単量体等があげられる。
【0028】これらの他の単量体は、前記したとおり、
必須成分ではなく、その使用量は、共重合させる全単量
体量に対して0〜25重量%である。他の単量体の使用
量が多くなりすぎると、重合性不飽和単量体(2)や
(3)の使用量が低下し、支障をきたすことになる。
【0029】前記の重合性不飽和単量体(2)と
(3)、および必要に応じて用いる他の重合性不飽和単
量体の共重合は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合
法、乳化重合法等の種々のラジカル重合法により行わせ
ることができる。好ましい重合法は溶液重合法であり、
前記の重合性不飽和単量体を適当な溶媒に溶解し、重合
開始剤を添加し、窒素気流下で加熱攪拌して重合させ
る。
【0030】その場合の使用溶媒としては、水;メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコ
ール、ブチルセロソルブなどのアルコール類;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類;ヘキサン、ト
ルエンなどの炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチルなど
の酢酸エステル類が好ましく使用される。これらの溶媒
は、適宜に2種以上を混合して使用することができる。
重合開始剤としては、たとえば過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイルなどの過酸化物、アゾビスイソブチロニト
リルなどのアゾ化合物があげられる。
【0031】重合に際して、単量体および重合開始剤
は、その全種類および全量を重合開始当初から重合系に
存在させるのが一般的であるが、それらの種類および/
または量について分割添加方法を用いることもできる。
溶媒の使用量は、生成共重合体溶液のポリマー濃度が1
0〜65重量%になるような量であるのが好ましい。
【0032】得られる共重合体の分子量は、重量平均分
子量で5,000〜500,000の範囲が好ましい。
分子量の制御は、重合温度、重合開始剤の種類と使用
量、エタノールやイソプロパノールなどの連鎖移動性の
ある溶媒の使用量、ブチルメルカプタンやラウリルメル
カプタンなどの連鎖移動剤の使用量等の重合条件の選定
および調節等によって行わせることができる。
【0033】以上のような共重合によって得られた共重
合体を、前記した一般式YEで示されるカチオン化剤で
変性反応させると、本発明で用いるカチオン性樹脂が得
られる。そのカチオン化剤の具体例としては、たとえば
塩化メチル、塩化ブチル、ヨウ化エチルなどのハロゲン
化アルキル類;塩化ベンジル、臭化ベンジルなどのハロ
ゲン化ベンジル類;硫酸ジメチル、硫酸ジエチルなどの
硫酸エステル類;モノクロル酢酸エチル、モノ臭化プロ
ピオン酸プロピル、モノクロル酢酸ブチルなどのモノハ
ロゲン化脂肪酸エステルなどがあげられる。
【0034】共重合体のカチオン化剤による変性、すな
わちカチオン化反応は、共重合体溶液にカチオン化剤を
添加し、不活性雰囲気下、たとえば窒素気流下で攪拌し
ながら、40〜100℃の温度で4〜30時間加熱する
ことにより行わせる。
【0035】カチオン化剤による変性は、前記したよう
に、共重合後に行わせるのが一般的であり、好ましい
が、別法として、単量体の段階で、すなわち前記の一般
式(2)で表される重合性単量体を、その重合前に予め
カチオン化剤を反応させてカチオン化したのち、そのカ
チオン化された重合性単量体を用いて共重合させてカチ
オン性樹脂とすることもできる。そして、本発明は、こ
の別法による実施態様も含まれるものである。得られた
カチオン性樹脂は、製造されたカチオン性樹脂の溶液を
そのまま用いてもよいし、製造された溶液状態のカチオ
ン性樹脂溶液から一旦、溶媒を蒸発させて除いたのちの
固形状のカチオン性樹脂を用いてもよいし、さらにその
固形状のカチオン性樹脂を他の溶媒に再溶解させて用い
てもよい。
【0036】本発明のカチオン性樹脂としては、例え
ば、特開平5−310538号公報に開示されているも
のが挙げられる。
【0037】本発明の毛髪化粧料中におけるカチオン性
樹脂の含有量は、乾燥固型分として0.05〜10.0
重量%、好ましくは0.1〜8.0重量%である。カチ
オン性樹脂が0.05重量%未満では、セット剤として
の効果が得られず、10.0重量%を超えると、頭髪に
多量に塗布されることとなり、洗髪上の問題があり、好
ましくない。また、(A)成分である一般式(1)で表
されるポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重
合体とカチオン性樹脂との配合比は、ポリシロキサン−
オキシアルキレンブロック共重合体:カチオン性樹脂=
1:9〜9:1(重量比)であることが望ましい。
【0038】本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成
分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲内で、さらに流動パラフィン,スクワラ
ン,ラノリン誘導体,高級アルコール,各種エステル
油,アボガド油,パーム油,牛脂,ホホバ油,シリコー
ン油,ポリアルキレングリコールポリエーテルおよびそ
のカルボン酸オリゴエステル化合物,テルペン系炭化水
素油などの油分、エチレングリコール,プロピレングリ
コール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ソ
ルビトール,ポリエチレングリコール等の水溶性多価ア
ルコール、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,ピロリ
ドンカルボン酸塩等の保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線散
乱剤、アクリル系樹脂,シリコーン樹脂,ポリビニルピ
ロリドン等の樹脂類、大豆蛋白,ゼラチン,コラーゲ
ン,絹フィブロイン,エラスチン等の蛋白または蛋白分
解物、エチルパラベン,ブチルパラベン等の防腐剤、各
種アミノ酸,ビオチン,パントテン酸誘導体等の賦活
剤、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、
ビタミンE誘導体、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤、
硫黄,チアントール等の抗脂漏剤、エタノール,イソプ
ロパノール,テトラクロロジフルオロエタン等の希釈
剤、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香
料、色剤等を必要に応じて適宜配合してもよい。
【0039】本発明の毛髪化粧料の剤型は、液状のも
の、クリーム状のもの、水性エマルジョン状のもの、ゲ
ル状のものなど種々の剤型状にすることができる。
【0040】本発明の毛髪化粧料の特に好ましい使用態
様は、エアゾール形式ヘアスプレー、ポンプ方式ヘアス
プレー、フォーム状エアゾール、ヘアミスト、セットロ
ーション、ヘアスタイリングジェル、ヘアリキッド、ヘ
アクリーム、ヘアオイルなどの整髪料が含まれ、これら
は可溶化系、乳化系、粉末分散系、油−水の2層系、油
−水−粉末の3層系等のいずれでも構わない。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。本発明はこれらによって限定されるものではな
い。配合量は全て重量%である。実施例に先立ち、本実
施例で用いられるカチオン性樹脂の製造例を示す。
【0042】カチオン性樹脂製造例1 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス
管、および攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコに、ジ
メチルアミノエチルメタクリレート55部、ラウリルア
クリレート15部、セチルメタクリレート20部、ベヘ
ニルメタクリレート10部、及び無水エタノール100
部を入れ、アゾビスイソブチロニトリル(以下、「AI
BN」と略記する。)0.3部を加え、窒素気流下80
℃で還流加熱し、さらに2時間後にAIBNを0.6部
追加して、同温度で6時間重合を行わせた。次に、これ
に硫酸ジエチル53.9部(ジメチルアミノエチルメタ
クリレートに対し等モル量)、及び無水エタノール10
0部を添加し、さらに窒素気流下50℃で10時間変性
化反応を行わせた。次いで、エタノール含量を調整し
て、ポリマー含量30%のカチオン性樹脂溶液を得た。
この樹脂の変性前の重量平均分子量は120,000で
あった。
【0043】カチオン性樹脂製造例2 製造例1と同様のフラスコに、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート85部、ステアリルメタクリレート15
部、および無水エタノール54部を入れ、AIBNを
0.1部添加し、窒素気流下80℃で還流加熱し、さら
に2時間後にAIBNを0.6部追加し、同温度で6時
間重合を行わせた。次いで、これにモノクロロ酢酸エチ
ル72.8部(ジメチルアミノエチルメタクリレートに
対し1.1倍モル量)、および無水エタノール100部
を添加し、さらに窒素気流下80℃の還流加熱で12時
間変性化反応させた。次いで、エタノール含量を調整し
て、ポリマー含量25%のカチオン性樹脂溶液を得た。
この樹脂の変性前の重量平均分子量は200,000で
あった。
【0044】カチオン性樹脂製造例3 製造例1と同様のフラスコに、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート80部、トリデシルメタクリレート12
部、ステアリルアクリレート8部、および無水エタノー
ル400部を入れ、AIBN2.0部を加え、窒素気流
下80℃で還流加熱し、さらに2時間後にAIBNを
0.6部追加して6時間同温度で重合させた。次いで、
塩化ブチル32.9部(ジメチルアミノエチルメタクリ
レートに対して0.7モル倍量)を添加し、窒素気流下
80℃の還流加熱をして30時間変性化反応をさせた。
次いで、エタノール含量を調整して、ポリマー含量30
%にしたのち、予め活性炭を充填したカラムに通して脱
臭処理をした。さらに、その処理液をフラスコに入れ、
エタノールを留去しながら水を添加してポリマー含有量
35%のカチオン性樹脂水溶液を得た。このカチオン性
樹脂の変性前の重量平均分子量は6,000であった。
【0045】カチオン性樹脂製造例4 製造例1と同様のフラスコに、ジエチルアミノエチルメ
タクリレート70部、セチルアクリレート5部、ステア
リルメタクリレート10部、N−ビニルピロリドン10
部、ブチルメタアクリレート5部、およびアセトン10
0部を入れ、AIBNを0.3部加え、窒素気流下60
℃で還流加熱し、さらに2時間後にAIBNを0.1部
追加して窒素気流下同温度で15時間重合反応させた。
次いで、硫酸ジエチル68.6部(ジエチルアミノエチ
ルメタクリレートに対して等モル量)、および無水エタ
ノール100部を添加し、さらに窒素気流下50℃で1
0時間還流加熱して変性化反応を行わせた。得られた粘
稠液体を、減圧下70℃で溶媒のエタノールを除去し固
形物を得た。この固形物を粉砕した後、ジエチルエーテ
ルでよく洗浄し、再び減圧下70℃でよく乾燥して固形
のカチオン性樹脂を得た。この樹脂の変性前の重量平均
分子量は400,000であった。
【0046】 実施例1 ヘアブロー (1) デカメチルシクロぺンタシロキサン 15.0 重量% (2) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 3.0 (一般式(1)中、R1=R2=C3H6,a=60,b=40,c=40,x=10の化合物) (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) 製造例1で得られたカチオン性樹脂溶液 1.0(実分) (6) エタノール 15.0 (7) イオン交換水 バランス (8) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5)〜(8)と混合する。
【0047】 実施例2 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 2.0 (一般式(1)中、R1=R2=C4H8,a=10,b=30,c=30,x=10の化合物) (3) ジグリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) 製造例2で得られたカチオン性樹脂溶液 3.0(実分) (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) n−ブタン 7.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)を(3),(4)の混合物に加えて乳化して、(2),
(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエアゾール容器
に入れて、弁を取りつけたのちに(8)を充填する。
【0048】 実施例3 ヘアクリーム (1) デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 重量% (2) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 6.0 (一般式(1)中、R1=R2=C3H6,a=60,b=80,c=0,x=10の化合物) (3) グリセリン 3.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 3.0 (5) 製造例3で得られたカチオン性樹脂水溶液 5.0(実分) (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) ポリビニルアルコール 1.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5)〜(9)と混合する。
【0049】 実施例4 ヘアオイル (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 57.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 14.0 (3) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 6.0 (一般式(1)中、R1=R2=C4H8,a=60,b=0,c=80,x=10の化合物) (4) アミノ変性高分子シリコーン 5.0 (商品名:トーレシリコーンSM8702C) (5) 製造例4で得られたカチオン性樹脂溶液 3.0(実分) (6) エタノール 15.0 (7) 香料 適量 (製法)(1)〜(7)を70〜80℃で攪拌、溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘ
アオイルを得た。
【0050】 実施例5 ヘアブロー (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=3,000) 5.0 (3) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 6.0 (一般式(1)中、R1=R2=C4H8,a=60,b=0,c=80,x=20の化合物) (4) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (5) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (6) 製造例2で得られたカチオン性樹脂溶液 1.0(実分) (7) エタノール 15.0 (8) イオン交換水 バランス (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2),(3)を溶解し、(4),(5)の混合物に加
えて乳化して、(6)〜(9)と混合する。
【0051】 比較例1 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) 製造例1で得られたカチオン性樹脂水溶液 2.0(実分) (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) n−ブタン 7.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエア
ゾール容器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填す
る。
【0052】 比較例2 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) エタノール 10.0 (6) イオン交換水 バランス (7) n−プロパン 7.0 (8) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(8)と混合してなる溶液をエアゾー
ル容器に入れて弁を取りつけたのちに(7)を充填する。
【0053】 比較例3 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノ アルキルアクリレート共重合体 1.5(実分) (商品名:ユカフォーマーSM、三菱化学(株)製) (6) ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノ エチルメタクリレート共重合体 0.5(実分) (7) エタノール 10.0 (8) イオン交換水 バランス (9) n−ブタン 7.0 (10) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液を
エアゾール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充
填する。
【0054】 比較例4 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノ アルキルアクリレート共重合体 1.5(実分) (商品名:ユカフォーマーAM75 R205S、三菱化学(株)製) (6) アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 3.0(実分) (商品名:プラスサイズL-53P、互応化学(株)製) (7) エタノール 10.0 (8) イオン交換水 バランス (9) n−ブタン 7.0 (10) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液を
エアゾール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充
填する。
【0055】 比較例5 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 1.0 (5) ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 8.0 (商品名:PVP/VA・S−630,ISP社製) (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) n−ブタン 7.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエア
ゾール容器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填す
る。
【0056】 比較例6 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10,000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) アクリル酸オクチルアクリルアミド・ アクリル酸ヒドロキシプロピル・ メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体 3.0 (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) n−ブタン 7.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエア
ゾール容器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填す
る。
【0057】 比較例7 ヘアブロー (1) デカメチルシクロぺンタシロキサン 15.0 重量% (2) ポリシロキサン−オキシアルキレンブロック共重合体 3.0 (一般式(1)中、R1=R2=C3H6,a=60,b=40,c=40,x=10の化合物) (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 1.0(実分) (商品名:プラスサイズL-53P、互応化学(株)製) (6) エタノール 15.0 (7) イオン交換水 バランス (8) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5)〜(8)と混合する。
【0058】以上、実施例1〜5で得られたものと、比
較例1〜7で得られたものについて、(1)塗布後、乾
燥までのべたつきの少なさ、(2)塗布後、乾燥までの
なめらかさ、(3)セット保持力、(4)仕上がった髪
のゴワゴワ感の少なさ、(5)枝毛の修復・接着効果に
ついて評価した。その結果を表1に示す。評価方法は次
のとおりである。
【0059】[評価方法] (1)塗布後、乾燥までのべたつきの少なさ 20名の被験者によって、毛髪ストランド(4g)に試
料3gを塗布し、くしで形を整え、乾燥するまでのべた
つきを官能評価した。評価基準は、以下の通りである。 ◎:非常に良好(良いと答えた被験者の数が18人以
上) ○:良好(良いと答えた被験者の数が8人以上、18人
未満) △:やや悪い(良いと答えた被験者の数が5人以上、8
人未満) ×:悪い(良いと答えた被験者の数が5人未満)
【0060】(2)塗布後、乾燥までのなめらかさ 20名の被験者によって、毛髪ストランド(4g)に試
料3gを塗布し、くしで形を整え、乾燥するまでのなめ
らかさを官能評価した。評価基準は、上記(1)と同様
である。
【0061】(3)セット保持力 長さ15cm、重さ1gの毛束に試料0.5gを均等に
塗布し、直径2cmのロッドに巻き、45℃の高温室内
に6時間放置して、完全に乾燥させた。乾燥後、ロッド
をはずして、毛束の見かけの長さ(L1)を測定した。
次に温度25℃、湿度90%の恒温恒室内に毛束を吊
し、30分後に取り出し、再び毛束の見かけの長さ(L
2)を測定し、セット保持効果を次式にて求めた。
【0062】
【数1】セット保持力={(15−L2)/(15−
1)}×100(%)
【0063】従って、この値が100に近いほどセット
保持効果が高い。 ◎:非常に良好(セット保持力80%以上) ○:良好(セット保持力50%以上、80%未満) △:やや悪い(セット保持力30%以上、50%未満) ×:悪い(セット保持力30%未満)
【0064】(4)仕上がった髪のゴワゴワ感の少なさ (1)で乾燥した毛髪ストランドのゴワゴワ感の少なさ
を20名の被験者によって官能評価した。評価基準は、
上記(1)と同様である。
【0065】(5)枝毛の修復・接着効果 ブラシを10回通した後の剥離程度より評価を行った。 ◎:接着していてはがれない。 ○:接着しているが、わずかにはがれる。 △:接着しているが、ほとんどはがれる。 ×:接着していない。
【0066】
【表1】 ─────────────────────────────── (1) (2) (3) (4) (5) ─────────────────────────────── 実施例1 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例2 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例3 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例4 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例5 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ─────────────────────────────── 比較例1 ○ ◎ △ ◎ ◎ 比較例2 ○ ◎ × △ △ 比較例3 ○ ◎ △ ○ ○ 比較例4 △ × △ × × 比較例5 ○ △ △ × × 比較例6 △ × ○ × △ 比較例7 △ △ × ○ ○ ───────────────────────────────
【0067】表1の結果から明らかなように、本発明の
毛髪化粧料は、セット保持力に優れ、しかもべたつか
ず、なめらかで良好な感触を有し、枝毛修復効果にも優
れたものであった。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪化粧
料は、塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつかず、くせ
づけし易く、また仕上った髪がなめらかでゴワゴワしな
い等良好な感触を有し、しかもセット保持力に優れ、枝
毛修復効果も優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC012 AC072 AC122 AC432 AD071 AD072 AD112 AD161 AD162 AD172 BB53 CC32 CC33 DD08 DD30 DD31 EE28 EE29 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)および成分(B)を含有
    することを特徴とする毛髪化粧料。 (A)一般式(1)で表されるポリシロキサン−オキシ
    アルキレンブロック共重合体の一種又は二種以上。 【化1】 (式中、R1およびR2は、それぞれ炭素数2〜4の2価
    の炭化水素基を示し、aは1〜1000の数を示し、
    b,cはそれぞれ0〜1000の数を示す。ただし、b
    =c=0ではない。xは1〜100の数を示す。) (B)下記の一般式(2)で示される重合性不飽和単量
    体50〜90重量%、下記の一般式(3)で示される重
    合性不飽和単量体10〜50重量%、および前記の各重
    合性不飽和単量体と共重合可能な他の重合性単量体0〜
    25重量%を共重合させて得られた共重合体を、一般式
    YE[式中、Yは臭素原子、塩素原子、ヨウ素原子また
    は硫酸アルキル残基(そのアルキル基の炭素数は1〜4
    個である。)であり、Eは炭素数1〜12個のアルキル
    基、ベンジル基または炭素数1〜3個の脂肪酸のアルキ
    ルエステル残基(そのアルキル基の炭素数は1〜4個で
    ある。)である。]で示されるカチオン化剤で変性させ
    てなるカチオン性樹脂の一種又は二種以上。 【化2】 (式中、R3は水素原子またはメチル基であり、R4は炭
    素数1〜4のアルキレン基であり、R5およびR6はそれ
    ぞれ炭素数1〜4のアルキル基であり、Xは酸素原子ま
    たはNH基である。) 【化3】 (式中、R7は水素原子またはメチル基であり、R8は炭
    素数12〜24個のアルキル基である。)
  2. 【請求項2】 成分(A)の配合量が0.05〜10.
    0重量%であり、成分(B)の配合量が0.05〜1
    0.0重量%である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 カチオン性樹脂の重量平均分子量が、カ
    チオン化剤で変性する前の共重合体の分子量で5000
    〜500000である請求項1または2記載の毛髪化粧
    料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007533831A (ja) * 2004-04-20 2007-11-22 ダウ・コーニング・コーポレイション シリコーンポリエーテルブロック共重合体の水性分散液

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