JP3888078B2 - コイル部品の製造方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に使用されるコイル部品の製造方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における、コイル部品とその製造方法について図面を用いて説明する。図12は従来のコイル部品の要部斜視図、図13は同コイル部品の断面図、そして図14は同コイル部品の製造工程の一部を示す要部工程断面図である。
【0003】
図12〜図14において、従来のコイル部品は、コイル部1と、このコイル部1を内包した磁性体よりなる外装部2と、コイル部1の各端部に接続し一端が外装部2から突出して外部回路と接続する端子3を備え、外装部2はコイル部1を被覆するように磁性粉末4を加圧成形して形成した構成となっている。
【0004】
外装部2を形成する際には、図14に示すように金型5における下パンチ6と下ダイ8で形成される箇所へ所定量の一部(例えば半分)の磁性粉体4を供給した後、コイル部1を挿入し設定する。
【0005】
金型5の上型を降下させてコイル部1を上ダイ9と下ダイ8で挟持した後、残る磁性粉体4を供給するとともに、金型5における上型の上パンチ7を降下させることにより、金型5において磁性粉末4を加圧成形して所定形状の外装部2を形成するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成および方法では外装部2がコイル部1を被覆するように磁性粉末4を加圧成形して形成したものであり、上下の金型5とコイル部1との間に充填される磁性粉末4の量が加圧成形時に金型5の動作によって変動したりする。
【0007】
そのため、外装部2の被覆厚みがコイル部1の周囲全体に均一とならず、成形密度を制御することが困難で、電気的および機械的バラツキを発生したり、また、磁性粉末4自体は全体として流動性を有するため、コイル部1を保持することができずに、コイル部1を傾斜させたり所定位置よりずれて外装部2が不良成形されるという問題点を有していた。
【0008】
本発明は、前記課題を解決しようとするものであり、外装部の被覆厚みをコイル部全体に均一として、特性バラツキを制御するとともに、コイル部の位置決めを的確にして外装部の成形不良を防止するコイル部品の製造方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
【0010】
本発明の請求項1に記載の発明は、特に、空芯部を有したコイル部と、前記コイル部を内包した磁性体からなる外装部と、前記コイル部に接続されるとともに、前記外装部から突出した端子を備えるコイル部品において、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末を前記熱硬化性樹脂が熱硬化しない非加熱状態で混合した後に加圧成形して圧粉体を形成する工程と、前記コイル部に前記圧粉体を搭載させて前記圧粉体を再加圧する一対のパンチを設けた一対のダイ内へ同時に供給し、前記一対のダイにて前記端子を把持するとともに前記一対のパンチで前記圧粉体の一部を粉砕した後に前記コイル部を被覆するように前記圧粉体を再加圧成形する工程と、前記圧粉体を再加圧成形した後に前記熱硬化性樹脂を熱硬化させる工程を設けてなるコイル部品の製造方法であって、前記圧粉体を粉砕する1個あるいは複数個の突起を少なくとも一方のパンチの先端に設けてなる構成を有しており、これにより、外装部を形成する圧粉体が固形物なのでコイル部と一体で搬送または供給できて取扱いを容易にすることができ、成形機構である金型(ダイあるいはパンチ)とコイル部との間で圧粉体の量が再加圧成形時に変動が少なく、外装部の被覆厚みがコイル部の周囲全体に均一となり、電気的および機械的特性のばらつきを抑制できるという作用効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明は、外装部を形成する熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末を前記熱硬化性樹脂が熱硬化しない非加熱状態で混合し、加圧成形してなる圧粉体を端子を接続したコイル部に装着する装着機構と、前記圧粉体を装着したコイル部を移送し次工程に供給する搬送機構と、前記端子を把持するとともに前記圧粉体の再成形時に前記圧粉体の外形を規制する一対のダイ、および前記圧粉体を加圧する一対のパンチを有し、搬送機構により供給された前記圧粉体がコイル部を内包するように再成形する成形金型とを備え、前記一対のパンチの少なくとも一方には、圧粉体を粉砕する突起を設けたコイル部品の製造装置であって、請求項1と同様の効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態1におけるコイル部品成形装置の要部構成斜視図、図2は同コイル部品の粉体成形方法を説明する概要工程断面図、図3は本発明の実施の形態におけるコイル部品の要部断面図、図4は同コイル部品の斜視図、図5(a)は同コイル部品の圧粉体の斜視図、図5(b)はコイル部品へ搭載した圧粉体の要部断面図、図6は同他形状の圧粉体の斜視図、そして図7は同他の圧粉体の斜視図および断面図である。
【0020】
なお、以下従来の技術で説明した構成部材については同一の符号を付与し、詳細な説明は省略する。
【0021】
本発明の実施の形態におけるコイル部品の構造は、図3、図4に示すように、空芯部11を有するコイル部12と、このコイル部12を内包した主として磁性体でなる外装部13と、コイル部12の巻始めと巻終りにそれぞれ一端を接続するとともに、他端を外装部13から突出させ、かつ曲げ加工してなる金属導体でなる端子14を備える構造となっている。
【0022】
また、外装部13は熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性体粉末を、熱硬化性樹脂が熱硬化しないように非加熱状態で混合するとともに、所定形状に加圧成形した1個あるいは2個の圧粉体15を、コイル部12を被覆するように再加圧成形するとともに、熱硬化性樹脂が熱硬化するように加熱成形して、コイル部品10を形成するのである。
【0023】
そして、圧粉体15は図5(a)に示すように、四角形の背面部16の中央部に突出する円柱状の中脚部17を設けた凸形状の断面であり、図5(b)に示すようにコイル部12の空芯部に中脚部17を挿入して、コイル部12と一体となって搬送され加圧成形されるのである。
【0024】
なお、圧粉体15は加圧成形が確実かつ高精度に行えるように、形状が崩れにくい強硬度部分(例えば背面部16中央部分)と、再加圧成形する際に容易に形状が崩れる弱硬度部分(例えば中脚部17の先端部分)にて構成している。
【0025】
次に図1、図2を用い成形方法について説明する。図1、図2において18は端子14を所定間隔の中心部に設けた板状の金属導体材でなるリードフレームである。20は超硬材でなる上下移動自在な上パンチ、21は上パンチ20に対応する同じく下パンチである。下パンチ21は、圧粉体15の中脚部17の一端を崩すため、ならびに、外装部13の外形形状の一部を設定するために、上端中央に円錐状の突起21bを、また四隅には角錐状の突起21aを設けている。
【0026】
22は鋼材でなる上下移動自在な上ダイであり、中央部に上パンチ20が摺動し挿通する孔を設け超硬材でなる上キャビティ24を嵌入して固着しており、四隅には上下移動をガイドするガイドブッシュ25を嵌入している。
【0027】
23は上ダイ22に対応した同じく下ダイであり、中央部に上キャビティ24に対応するように、下パンチ21が摺動し挿通する孔を設けた下キャビティ24aを嵌入しており、そして四隅の上面にはガイドブッシュ25を挿通するガイドポスト26を設置している。以上により成形金型の要部を構成している。
【0028】
なお、コイル部品10の外装部13の外形は、前記で説明した上・下ダイ22,23における上・下キャビティ24,24aに設けた孔と、上・下パンチ20,21の設定動作位置にて決定される。また成形後のコイル部品10の取出しなどをスムーズに行うために、上・下パンチ20,21が挿通する上・下キャビティ24,24aにおける各々孔の先端部にはテーパ加工がなされている。
【0029】
次に図2を用いて成形動作について説明する。まず図1、図2(a)に示すようにリードフレーム18の下面側で端子14に電気的かつ機械的に接続されたコイル部12の空芯部に、所定方向及び所定位置となるように圧粉体15の中脚部17を挿入して整列させる。
【0030】
そして、図1の矢印方向にリードフレーム18を定間隔で搬送して、圧粉体15を挿入したコイル部12を下ダイ23における下キャビティ24aの所定位置に載置する。
【0031】
続いて、上ダイ22を降下させて上キャビティ24と下ダイ23における下キャビティ24aの上・下面にて、端子14、リードフレーム18を挟持して位置決めする。
【0032】
次に図2(b)に示すように上パンチ20を降下、および下パンチ21を上昇させる。そして、図2(c)に示すようにさらに上パンチ20を降下、および下パンチ21を上昇させて、上パンチ20は先端が圧粉体15の背面部16の上面に当接する所定位置に停止させる。それとともに、下パンチ21は上昇してその先端が圧粉体15を加圧することにより、圧粉体15の中脚部17下端より崩し始めて粉砕体37となり、その粉砕体37をコイル部12の周囲に充填する。
【0033】
そして、図2(d)に示すように、さらに上パンチ20、下パンチ21を降下および上昇させ所定位置(コイル部品10における外装部13の形状設定位置)で停止させて、圧粉体15における粉砕体37をリードフレーム18、端子14、およびコイル部12の周囲(空間)に充填させ、加圧成形を完了する。
【0034】
加圧成形終了後図2(e)に示すように、上パンチ20と下パンチ21によりコイル部品10の外装部13を保持したまま、上キャビティ24および下キャビティ24aをそれぞれ上昇および降下させて元の位置に復帰させる。
【0035】
その後、図2(f)に示すように、上パンチ20、下パンチ21をそれぞれ上昇および降下させて元の位置に復帰させる。続いて、リードフレーム18を所定距離移動させて所定温度および時間で加熱硬化し、硬化完了したコイル部品10を取出す(次工程へ移送する)のである。
【0036】
そして、リードフレーム18より端子14部を切断分離(図示せず)した後、端子14に曲げ加工を行い、図3、図4に示すコイル部品10を完成させるのである。
【0037】
なお、圧粉体15は前記で説明した背面部16が四角形のみではなく、全体の形状やコイル部12の構成により、図6に示すように、背面部16を円状としたもの、あるいは図7に示すように、背面部16の周端に中脚部17より長さが短い外脚部17aを有する断面形状がE字形の圧粉体15を使用してもよい。
【0038】
なおまた、圧粉体15の形状における背面部16の厚み、あるいは中脚部17の長さの変更および、上パンチ20、下パンチ21の最終位置の変更設定により、外装部13におけるコイル部12の位置あるいは充填密度を、任意の所定特性に設定することができる。なお、前記実施の形態では、加圧成形後に圧粉体15を加熱硬化したが、加圧成形時に所定温度および時間で加熱硬化させることも可能である。
【0039】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2を説明する。
【0040】
図8は本発明の実施の形態2におけるコイル部品成形装置の要部構成斜視図、図9は同コイル部品の粉体成形方法を説明する概要工程断面図、図10は同他の形状圧粉体を使用するコイル部品成形装置の一部を示す構成斜視図、そして図11は同コイル部をリードフレームの上面に装着したコイル部品成形装置の一部を示す構成斜視図である。
【0041】
図8、図9において、27は鋼材でなり上下移動自在な上ダイであり、中央部に上パンチ20が摺動し挿通する孔を設け超硬材でなる上キャビティ24を嵌入して固着しており、四隅には上下移動をガイドするガイドブッシュ25を嵌入している。
【0042】
33は鋼材でなり上ダイ27の一端に連接した挿入保持ステージ、29は片端に四角体形状の上圧粉体35を挿入して保持する挿入孔31を設けた上スライダーであり、上ダイ27、上キャビティ24に挿通し、また挿入保持ステージ33の上面を摺動するように水平方向に移動自在に配設されている。
【0043】
28は上ダイ22に対応した同じく下ダイであり、中央部に上キャビティ24に対応させて、下パンチ21が摺動し挿通する孔を設けた下キャビティ24aを嵌入している。そして、下ダイ28の四隅の上面にはガイドブッシュ25を挿通するガイドポスト26が設置されている。
【0044】
34は鋼材でなり下ダイ28の一端に連接した挿入保持ステージ、30は片端に四角体形状の下圧粉体36を挿入して保持する挿入孔32を設けた下スライダーであり、下ダイ28、下キャビティ24aに挿通し、また挿入保持ステージ34の上面を摺動するように水平方向に移動自在に配設されている。以上により成形金型の要部を構成している。
【0045】
次に図9を用いて成形動作について説明する。まず図8、図9(a)に示すようにリードフレーム18の下面側で端子14に電気的かつ機械的に接続されたコイル部12を、図8の矢印(ア)方向にリードフレーム18を定間隔で搬送して、コイル部12を下ダイ28における下キャビティ24aの所定位置に載置する。
【0046】
続いて、上ダイ27を降下させて上キャビティ24と下ダイ28における下キャビティ24aの上・下面にて、端子14、リードフレーム18を挟持して位置決めする。
【0047】
同時あるいは続いて上圧粉体35を上スライダー29の挿入孔31に挿入し、挿入保持ステージ33の上面に、そして下圧粉体36を下スライダー30の挿入孔32に挿入(以上の挿入機構は図示せず)し、挿入保持ステージ34の上面に保持する。
【0048】
次に図9(b)に示すように、上スライダー29および下スライダー30を矢印の左方向にスライド(摺動)して、上キャビティ24と下キャビティ24aの内部であり、上圧粉体35をリードフレーム18のコイル部12が装着された所定箇所に載置し、また、下圧粉体36は下パンチ21の上面の所定箇所に載置する。
【0049】
続いて、上スライダー29、下スライダー30を元の位置にスライドして復帰させた後、図9(c)に示すように、上パンチ20、下パンチ21を降下および上昇させる。その時特に、下パンチ21の先端がその加圧により下圧粉体36を崩し始めて粉砕体となし、コイル部12の周囲に充填させるとともに、所定位置(コイル部品10における外装部13の形状設定位置)で上パンチ20、下パンチ21を停止させ、その状態を保持しながら所定温度および時間で加熱する。
【0050】
上・下圧粉体35,36を硬化終了後、図9(d)に示すように、上パンチ20と下パンチ21によりコイル部品10の外装部13を保持したまま、上キャビティ24および下キャビティ24aをそれぞれ上昇および降下させて元の位置に復帰させる。
【0051】
その後、図9(e)に示すように、上パンチ20、下パンチ21をそれぞれ上昇および降下させて元の位置に復帰させ、続いてリードフレーム18を所定距離移動させて、硬化完了したコイル部品10を取出す(次工程へ移送する)のである。
【0052】
そして、リードフレーム18より端子14部を切断分離(図示せず)した後、端子14に曲げ加工を行い、図3、図4に示すコイル部品10を完成させるのである。
【0053】
なお、上圧粉体35、下圧粉体36は前記で説明した四角形状のみではなく、全体の形状、コイル部12の構成により、図10に示すようにリング状の凹部を有する上圧粉体35a、下圧粉体36aを使用すれば、コイル部12と下圧粉体36aのはめあいと位置決めがさらに確実にできる。
【0054】
また、上パンチ20の降下による圧力と、前記で説明した突起21aと同様の上パンチ20の下面に設けた突起20aにより、上圧粉体35aは容易に崩されて、その粉体がコイル部12や端子14の周辺に確実に充填されることになる。
【0055】
なおまた、図11に示すようにコイル部12のリードフレーム18への装着およびその搬送が容易となるように、リードフレーム18におけるコイル部12が上面となる設定にて外装部を成形する方法としてもよい。
【0056】
さらに、上圧粉体35と下圧粉体36の厚みを相違させるとともに、上パンチ20、下パンチ21の最終位置の変更設定により、外装部13におけるコイル部12の位置あるいは充填密度を、任意の所定特性に設定することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明によるコイル部品の製造方法によれば、圧粉体が固形物の状態であり、定量かつ取扱いが容易であり、金型とコイル部との間で圧粉体の量が再加圧成形時に変動しにくく、また再加圧成形直前にパンチに設けた突起により圧粉体を粉砕するため、再加圧成形時に外装部の被覆状態がコイル部の周囲全体に規定どおりに緻密にかつ均一に形成できるため、コイル部品の電気的および機械的特性のばらつきを抑制するとともに磁気効率を向上できるという効果を有する。さらに少なくとも一方のパンチの圧粉体との当接面に突起を設けることにより、効率的にかつ確実に圧粉体を粉砕できるという効果も同時に有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコイル部品成形装置の要部構成斜視図
【図2】(a)〜(f)同コイル部品の粉体成形方法を説明する概要工程断面図
【図3】本発明の実施の形態におけるコイル部品の要部断面図
【図4】同コイル部品の斜視図
【図5】(a)同コイル部品の圧粉体の斜視図
(b)コイル部品へ搭載した圧粉体の要部断面図
【図6】同他形状の圧粉体の斜視図
【図7】(a)、(b)同他の圧粉体の斜視図および断面図
【図8】本発明の実施の形態2におけるコイル部品成形装置の要部構成斜視図
【図9】(a)〜(e)同コイル部品の粉体成形方法を説明する概要工程断面図
【図10】同他の形状圧粉体を使用するコイル部品成形装置の一部を示す構成斜視図
【図11】同コイル部をリードフレームの上面に装着したコイル部品成形装置の一部を示す構成斜視図
【図12】従来のコイル部品の要部斜視図
【図13】同コイル部品の断面図
【図14】同コイル部品の製造工程の一部を示す要部工程断面図
【符号の説明】
1,12 コイル部
2,13 外装部
3,14 端子
4 磁性粉末
5 金型
6 下パンチ
7 上パンチ
8 下ダイ
9 上ダイ
10 コイル部品
11 空芯部
15 圧粉体
16 背面部
17 中脚部
17a 外脚部
18 リードフレーム
20 上パンチ
20a 突起
21 下パンチ
21a,21b 突起
22 上ダイ
23 下ダイ
24 上キャビティ
24a 下キャビティ
25 ガイドブッシュ
26 ガイドポスト
27 上ダイ
28 下ダイ
29 上スライダー
30 下スライダー
31,32 挿入孔
33,34 挿入保持ステージ
35 上圧粉体
36 下圧粉体
37 粉砕体
Claims (2)
- 空芯部を有したコイル部と、前記コイル部を内包した磁性体からなる外装部と、前記コイル部に接続されるとともに、前記外装部から突出した端子を備えるコイル部品において、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末を前記熱硬化性樹脂が熱硬化しない非加熱状態で混合した後に加圧成形して圧粉体を形成する工程と、前記コイル部に前記圧粉体を搭載させて前記圧粉体を再加圧する一対のパンチを設けた一対のダイ内へ同時に供給し、前記一対のダイにて前記端子を把持するとともに前記一対のパンチで前記圧粉体の一部を粉砕した後に前記コイル部を被覆するように前記圧粉体を再加圧成形する工程と、前記圧粉体を再加圧成形した後に前記熱硬化性樹脂を熱硬化させる工程を設けてなるコイル部品の製造方法であって、前記圧粉体を粉砕する1個あるいは複数個の突起を少なくとも一方のパンチの先端に設けてなるコイル部品の製造方法。
- 外装部を形成する熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末を前記熱硬化性樹脂が熱硬化しない非加熱状態で混合し、加圧成形してなる圧粉体を端子を接続したコイル部に装着する装着機構と、前記圧粉体を装着したコイル部を移送し次工程に供給する搬送機構と、前記端子を把持するとともに前記圧粉体の再成形時に前記圧粉体の外形を規制する一対のダイ、および前記圧粉体を加圧する一対のパンチを有し、搬送機構により供給された前記圧粉体がコイル部を内包するように再成形する成形金型とを備え、前記一対のパンチの少なくとも一方には、圧粉体を粉砕する突起を設けたコイル部品の製造装置。
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