JP3886782B2 - 動物型ロボットの視覚センサ配置構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動物型ロボットなどに用いられる視覚センサ配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
動物型ロボットにおいて視覚センサは、回動可能な頭部が向いた方向を見ることができるように頭部の前面付近に配置される。通常、視覚センサはCCDあるいはC−MOSなどの撮像素子とレンズとを備えた鏡筒で構成されるが、視覚センサの外界を見るという機能上、視覚の画角に対して遮蔽物を配置することになるため、従来は視覚センサの前に部品を配置することができないか、あるいは、透明な部品しか配置できないという制限があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば本物に近い外観を備えた動物型ロボットなどの場合、視覚センサを剥き出しで配置したり、あるいは、透明部品で覆った構成とすることは、その部分について外観を損ねることになるという問題が生じる。
【0004】
そこで、考えられるのは、眼球の内側に視覚センサを配置するという構成である。しかし、眼球であれば透明な部品で構成可能であることから視覚センサの配置が可能とも思えるが、この場合には以下の要因により視覚センサの機能が阻害される。
(1)眼球は球面をなすため眼球を通過して視覚センサに届く光が歪む、あるいは、眼球表面での反射により視覚センサまで光が届かず、センシングできない。
(2)本物に近い外観および機能を備える場合、開閉する目蓋があるために、目蓋が閉じているときには視覚センサを使用できず、機能を有効に利用することがきない。
(3)一般に、目蓋の開閉機能を備えた構成の場合、眼球周辺の空間は開閉機構によって占められるため、視覚センサを配置して配線するに足る十分な空間を確保しにくい。
【0005】
そこで、前記問題を解決するために本発明の目的は、本物の動物を模した動物型ロボットの外観を損ねることなく、かつ、視覚センサの画角を狭めることのない視覚センサ配置構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の動物型ロボットの視覚センサ配置構造は、全身にぬいぐるみを着せた動物型ロボットの頭部に設けられた段付き円筒状をなす視覚センサの先端部に動物の小鼻を模した小鼻形状部材を設け、この小鼻形状部材に少なくとも左右いずれか1つの鼻孔を貫通孔として形成するとともに、前記小鼻形状部材の裏面に円形状凹部を前記貫通孔に連通して形成し、前記頭部の骨格部材および前記ぬいぐるみを貫通して外部に突出する前記視覚センサの先端部に前記円形状凹部を嵌合させて前記視覚センサが取り付けられ、前記貫通孔を介して前記視覚センサで外界を見るようにしたものである。
【0007】
この構成によれば、視覚センサは小鼻形状部材で隠れるため、本物の動物を模した動物型ロボットの外観を損ねることがない。
また、頭部の骨格部材およびぬいぐるみを貫通して外部に突出する視覚センサの先端部に小鼻形状部材裏面の円形状凹部を嵌合させて前記小鼻形状部材を取り付けていることで、視覚センサを小鼻形状部材に対して容易且つ正確に位置決めして取り付けることができ、これにより視覚センサで小鼻形状部材の貫通孔を介して外界を見る際に画角が妨げられることがない。
【0008】
本発明の動物型ロボットの視覚センサ配置構造では、前記貫通孔が、外部に向かって拡張するすり鉢状に形成されてもよい。
この構成によれば、視覚センサの画角が鼻孔によって妨げられないことがより確実になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した猫型ロボット1の全体図である。この猫型ロボット1は、プラスチック製のロボット本体2に人工毛皮のぬいぐるみ3を全身に着せて構成されている。
【0010】
図2,3に示すように、ロボット本体2の頭部4は、開閉する目蓋12,14、開閉する下あご16、回動する耳18などの動作についての駆動系および制御系を備えた頭部アセンブリ10と、目蓋12,14および眼球13などを前頭部カバー20に組み付けた顔部アセンブリ22と、前頭部カバー20に取り付けられる鼻骨格部材(骨格部材)24とを一体に組み合わせて構成される。
【0011】
視覚センサ30は、フィルム状フレキシブル配線32が接続された回路基板34上に固定された状態で、頭部アセンブリ10から前方に突出した取付部19の先端に接着などの方法により固定される。
【0012】
図4(b)に示すように、段付き円筒状をなす視覚センサ30は、その内部に例えばC−MOSからなる撮像素子31とこれに対向配置された楕円状断面のレンズ33とを備えている。
【0013】
例えばABSなどの樹脂またはCRゴムなどのエラストマで形成された小鼻形状部材40は、図4(a)に示すように、視覚センサ30の先端部に設けられる。視覚センサ30の先端部は、ロボット頭部4が組み立てられてぬいぐるみ3で覆われたとき、図4(b)に示すように、鼻骨格部材24およびぬいぐるみ3にそれぞれ形成した穴を貫通して前方に突出する。小鼻形状部材40の裏面には、円形状凹部が形成されており、その凹部に視覚センサ30の突出した先端部が嵌合することにより小鼻形状部材40が視覚センサ30に対して位置決めされて取り付けられる。
【0014】
また、小鼻形状部材40には、視覚センサ30に対応して前記凹部に連通する貫通孔42が形成されている。この貫通孔42は、ロボット正面から見て左側の鼻孔に相当し、外部(すなわち視覚センサ30とは反対側)に向かって拡張するすり鉢状に形成されている。なお、本実施形態では、ロボット正面から見て右側の鼻孔44は単なるすり鉢状の凹部として形成されているが、右側の鼻孔44に視覚センサを配置する場合には当然に貫通孔として形成される。
【0015】
以上に説明したように構成される本実施形態の視覚センサ配置構造では、視覚センサ30の先端部に小鼻形状部材40が設けられており、この小鼻形状部材40の一方の鼻孔42を介して視覚センサ30で外界を見るようにしてある。これより、視覚センサ30は小鼻形状部材40で隠れるため、本物の猫を模したロボット1の外観を損ねることがない。
【0016】
また、視覚センサ30に対応する鼻孔42を外部に向かって拡張するすり鉢状に形成したことで、視覚センサ30の画角が妨げられることがない。
【0017】
さらに、視覚センサ30は、小鼻形状部材40に加えて鼻骨格部材24やぬいぐるみ3によって完全に隠されるので、視覚センサ30の搭載により本物の猫を模したロボット1の外観を損なうことがない。
【0018】
なお、本実施形態では、視覚センサ30を向かって左側の鼻孔42に配置するようにしたが、視覚センサは向かって右側の鼻孔に配置されてもよいし、あるいは、両方の鼻孔に配置されてもよい。
【0019】
また、本実施形態では、ぬいぐるみを着たロボット1について説明したが、本発明はぬいぐるみや外皮を有しないロボットについても適用可能である。
【0020】
さらに、本発明は、猫以外の動物を模したロボットにも適用可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の視覚センサ配置構造によれば、視覚センサの搭載によって本物の動物を模したロボットの外観が損なわれることがなく、また、視覚センサの画角が妨げられることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 猫型ロボットの全体図。
【図2】 ロボット本体の頭部を正面側から見た斜視図。
【図3】 ロボット本体頭部の分解斜視図。
【図4】 視覚センサに小鼻形状部材を取り付けた状態を示す斜視図および断面図。
【符号の説明】
1…猫型ロボット、2…ロボット本体、3…ぬいぐるみ(外皮部材)、4…頭部、10…頭部アセンブリ、22…顔部アセンブリ、24…鼻骨格部材(骨格部材)、30…視覚センサ、40…小鼻形状部材、42…鼻孔。
Claims (2)
- 全身にぬいぐるみを着せた動物型ロボットの頭部に設けられた段付き円筒状をなす視覚センサの先端部に動物の小鼻を模した小鼻形状部材を設け、この小鼻形状部材に少なくとも左右いずれか1つの鼻孔を貫通孔として形成するとともに、前記小鼻形状部材の裏面に円形状凹部を前記貫通孔に連通して形成し、前記頭部の骨格部材および前記ぬいぐるみを貫通して外部に突出する前記視覚センサの先端部に前記円形状凹部を嵌合させて前記小鼻形状部材を取り付けて、前記貫通孔を介して前記視覚センサで外界を見るようにした動物型ロボットの視覚センサ配置構造。
- 前記鼻孔は、外部に向かって拡張するすり鉢状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の動物型ロボットの視覚センサ配置構造。
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