JP3886684B2 - セラミックヒータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用酸素センサ、石油ファンヒータの燃料気化用ヒータ、温水加熱ヒータ、半田ごて等の一般家庭用、電子部品用、産業機器用等の各種加熱用ヒータに利用されるセラミックヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】
セラミックヒータは、セラミックスの特徴である耐熱性、耐薬品性、高絶縁性を利用して、自動車用酸素センサ、石油ファンヒータの燃料気化用ヒータ、温水加熱ヒータ、半田ごて等の一般家庭用、電子部品用、産業機器用等の各種加熱用ヒータに利用されている。特に、アルミナを主成分とするセラミックス中に、W、Mo、Re等の金属からなる発熱抵抗体を備えたアルミナセラミックヒータが一般的に用いられている(特開昭63−9860号公報、特開昭63−58479号公報参照)。
【0003】
例えば、円柱状のセラミックヒータを製造する場合は、図1および図2に示すようにセラミック芯材2とセラミックグリーンシート3を用意し、セラミックグリーンシート3の一方面にW、Mo等の高融点金属のペーストを印刷して発熱抵抗体4とリード引出部5を形成した後、これらを形成した面が内側となるようにセラミックグリーンシート3を上記セラミック芯材2の周囲に巻付け、全体を焼成一体化することによりセラミックヒータ1を得ることができる。
【0004】
近年、自動車用酸素センサにおいて、自動車の排気ガス規制の強化により、自動車の冷始動時におけるセンサ作動までの時間について、10秒以下の時間で作動することが要求されるようになってきた。当然、自動車用酸素センサ加熱用に使用されるセラミックヒータ1に対する要求も厳しくなり、セラミックヒータ1の表面温度が1000℃になるまでの昇温時間が5秒以下という厳しい要求が出てくるようになってきた。
【0005】
そして、このような急激な昇温は、セラミックヒータ1の表面に大きな温度分布を発生させる。そして、この温度分布による引張り応力がセラミックヒータの表面にクラックを発生させ、発熱抵抗体4が劣化し断線するという耐熱衝撃性の課題が生じるようになってきた。
【0006】
セラミックヒータ1の断線メカニズムについては、一般に次の様に考えられている。直流電圧を印加して加熱するセラミックヒータは、発熱部の温度が上昇すると含有している金属イオンが移動し易くなり、アルカリ金属、あるいはアルカリ土類金属のような陽イオンが印加される電界により陽極側から陰極側に、またSiO3 2-イオンが陰極側から陽極側に移動するようになる。しかし、SiO3 2-イオンはイオン半径が大きいため易動度が小さく、耐久性に影響するのは主に陽イオンの移動となる。即ち、アルカリ金属イオンおよびアルカリ土類金属イオンのような陽イオンが、陽極から陰極側に移動することにより陽極付近のセラミックス基材が疎になり、陽極付近のセラミックスの強度および緻密度が低下し、大気中の酸素が拡散してきて発熱抵抗体4を構成する金属を酸化してしまう。そして、その際の体積膨張によりセラミックヒータ1を構成するセラミックスにクラックが発生する。そして、クラックを通じて浸入する外気酸素により前記金属の酸化がさらに加速され、その結果、発熱抵抗体4を含む発熱パターンの剥離、断線を生じる。
【0007】
上記のような問題を解決するために、従来よりセラミックス基部の組成の改良が試みられてきた。上記のような陽イオンの移動を防止するためには、アルカリ金属やアルカリ土類金属の含有量を低減するすることが最も効果的である。しかしながら、これらの含有量を減少させると、セラミックス基部と表面の電極取出部や抵抗発熱体との密着性が低下する。この課題を解決するため、例えば、特開平5−51275号公報、特開平3−223157号公報などに記載された改良が行われていた。
【0008】
しかしながら、これらの方法では、発熱抵抗体4を構成する金属にセラミック基部と同種の材料を分散させるため、金属粒子間の接続が疎になり発熱抵抗体4の抵抗が上昇するという問題があった。また、耐熱衝撃を向上させるためには、▲1▼破壊強度を上げる、▲2▼熱膨張係数を下げる等の方法があるが、いずれの場合も、セラミック基材に他の不純物を添加することになるため、マイグレーションによる絶縁性の劣化や、密着強度の劣化の要因となるので好ましくなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、セラミックヒータを自動車の酸素センサ加熱用ヒータのように高温で使用した場合、焼結助剤として添加されている、あるいは不純物等としてアルミナ中に含有されているアルカリ金属やアルカリ土類金属等の陽イオンが陽極側から陰極側へ移動し、セラミックヒータの耐久性が劣化するという課題があった。
【0010】
本発明は、上記の様な従来のセラミックヒータが持つ問題点を解決するものであり、セラミックス基部を構成する組成を特定することによって、セラミックス基部と発熱抵抗体およびセラミックス表面に形成される電極取出部の密着性を改良し、耐久性良好なセラミックスヒータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意検討の結果、無機導電材からなる発熱抵抗体を埋設したセラミックヒータにおいて、該セラミックヒータの基材となるセラミックスが、90〜99重量%のAl23、0.5〜4重量%のSiO2、0.5〜6重量%の希土類元素酸化物を含有し、前記セラミックヒータは、さらにMgOとCaOを含有し、前記合計100重量部に対する前記MgO、CaOの合計量が0.4重量部以下であり、前記結晶相の(420)面のX線回折によるピーク高さがアルミナの(113)面のピーク高さに対し5/1000〜50/1000の範囲にあることにより、耐久性良好なセラミックヒータを得ることができることを見出した。
【0012】
【作用】
セラミックス基材の組成をAl23−SiO2−希土類元素酸化物系とすることにより、結晶相にY23−Al23ガーネット系の結晶が生成され、これによりセラミックスの抗折強度が向上し、その結果、急速昇温に対する耐熱衝撃性とセラミックヒータの耐久性を向上させることができる。また、同時にセラミック基材と発熱抵抗体間の密着性も向上し、これにより、耐久性良好なセラミックヒータとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1、2を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
本発明のセラミックヒータ1は、表面に発熱抵抗体4とリード引出部5が形成され、裏面には電極取出部6が形成されたセラミックシート3をセラミック芯材2に周回密着させた後、一体焼成した構造となっている。前記リード引出部5と電極取出部6は、スルーホール7により電気的に導通する構造となっている。また、電極取出部6の表面には、焼成後Niメッキが施され、Ni等の耐熱性の金属からなるリード線8がAgロウ、Au−Cuロウ等のロウ材によりロウ付けされている。発熱抵抗体4とリード引出部5は、図2に示すように、セラミックグリーンシート3が発熱抵抗体4を内側に巻き込むようにセラミック芯材2の周囲に周回密着されている。
【0015】
ここで、Ni線等の耐熱性の金属からなるリード線8は、必ずしも形成される必要はなく、電極取出部6の表面にNiメッキやAuメッキ等を形成したまま使用しても構わない。この場合は、電極取出部6の表面に導電性端子を圧接し電圧を印加することによりセラミックヒータ1を加熱する。
【0016】
本発明のセラミックヒータは、上記の様にして作製されるアルミナセラミックヒータ1において、該セラミックヒータの基材となるセラミックスが、90〜99重量%のAl23、0.5〜4重量%のSiO2、0.5〜6重量%の希土類元素酸化物を含有し、これらの合計100重量部に対し、さらに含有するMgO、CaOの合計量が0.4重量部未満であるセラミックヒータとすることを特徴とする。
【0017】
Al23の含有量が90重量%未満では、相対的に助剤成分の割合が高くなり、ヒーターの耐久性が低下して断線寿命が短くなる。また、99重量%を超える場合は、耐久性には優れるものの相対的に助剤成分の割合が低くなって、発熱抵抗体との密着強度が低下し耐久性が悪くなる。
【0018】
発熱抵抗体との密着強度を向上させ耐久性良好なセラミックヒータ1とするためには、一定量のSiO2及び希土類元素酸化物を含有していなければならない。SiO2が0.5重量%未満、または希土類元素酸化物が0.5重量%未満では発熱抵抗体4との密着強度が低下し、SiO2が4重量%を超えるか、または希土類元素酸化物が6重量%を超えると焼結に悪影響を及ぼし耐久性が低下するので好ましくない。
【0019】
上記希土類元素酸化物として例えばY23を添加したものは、焼結が進む際はY23−SiO2−Al23系の液層が生成することにより焼結を促進し、降温中には前記液層がY23−Al23ガーネットの結晶を生成する。このため、セラミックヒータ加熱時にYイオンの易動度が低くなるので、電界によるイオン移動が抑制されるものと推定している。希土類元素酸化物としてここではY23の例を示したが、他にYb23、Er23、La23、Dy23等を用いることも可能である。
【0020】
また上記セラミックヒータ1において、Al23、SiO2、希土類元素酸化物の合計量を100重量部としたときに、MgO、CaOの合計量を0.4重量部より多くすると電界によるイオン移動により耐久性が低下してしまうので好ましくない。
【0021】
本発明では、MgO、CaOの添加量を制御し、Y23を添加して粒界相をAl23−SiO2−Y23系とすることにより粒界の耐熱性を向上させて、助剤成分の電界によるイオン移動を抑え、且つ強度を向上させることにより耐熱衝撃性を向上させ、総合的にセラミックヒータ1の耐久性を向上させた。
【0022】
さらに、アルカリ金属酸化物は0.1重量部以下、MgOとCaO以外のアルカリ土類金属酸化物に関してはMgOとCaOとの合計量が0.4重量部を越えない範囲で、さらに他の不可避不純物に関してはその合計量が0.5重量%以下であることが望ましい。
【0023】
また、発熱抵抗体4の材質としては、タングステン、モリブデン、レニウム等の少なくとも1種以上からなる高融点金属を用いることが好ましい。始動時の突入電流を低減するためには発熱抵抗体4の組成を合金系にし、発熱抵抗体4の抵抗温度係数を小さくする。また、発熱抵抗体4に抵抗温度係数の大きなタングステンを用いると、昇温と共に発熱抵抗体4の抵抗が大きく増加し、過昇温を防止することが可能となる。さらに、急昇温および過昇温防止が同時に必要な場合は、発熱抵抗体4の近傍に発熱抵抗体4より抵抗温度係数の大きな材質からなるブレーキングパターンを設けることにより、この目的を達成することも可能である。該発熱抵抗体4は、セラミック基材中に気密に接合されている。
【0024】
また、セラミック芯材3は、円柱状や円筒状のものを使用することができる。
【0025】
本発明は、セラミックヒータ1のセラミック基材組成に関するものであって、セラミックヒータ1の構造は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、セラミックグリーンシートの一方の面に発熱抵抗体およびリード引出部を形成し、これらを内蔵するように別のセラミックグリーンシートを重ねて密着し、任意の形状に切断した後焼成した積層型のセラミックヒータ等にも適用可能である。
【0026】
【実施例】
まず、セラミックグリーンシート2の製造について説明する。
【0027】
所定量のAl23粉末(純度99.9%、平均粒径0.60μm)と焼結助剤であるSiO2 粉末(純度99.9%以上、平均粒径0.60μm)とY23粉末(純度99.9%、平均粒径1.0μm)、及び必要に応じて添加されるMgO、CaOの微量成分粉末からなる所定割合で配合された混合粉末に、バインダー及び溶媒を添加し、ボールミルで混合してスラリー状にした後ドクターブレード法によって厚さ約0.35mmのセラミックグリーンシート3を作製した。
【0028】
上記のようにして得られたセラミックグリーンシート3の表面に、あらかじめ調整されたタングステンペーストを厚膜印刷法により約10〜40μmの厚さにスクリーン印刷し、抵抗発熱体4を形成した。同様に、リード引出部5、裏面に電極取出部6を印刷形成した。このリード引出部5と電極取出部6は、スルーホール7で電気的に導通するように形成されている。このセラミックグリーンシート3をセラミック芯材2の周囲に密着してセラミックヒータ1の生成形体を得た。その後、該生成形体を約300℃で脱脂し、さらに水素含有の還元雰囲気中1500〜1600℃で焼成し、セラミックス基部に抵抗発熱体4が機密に一体化された棒状のセラミックスヒータ1を得た。
【0029】
焼成後、電極取出部6の表面にはニッケルメッキを施し、さらにその表面にAu−Cu、Ag−Cu等のロー材を用いて0.5〜0.8mmのNiからなるリード線8を接合した。なお、セラミックヒータの寸法は、直径3mm、長さ60mm、発熱抵抗体の長さ3mmとした。
【0030】
このようにして作製したセラミックヒータ1の耐久性は、以下の2つの試験により評価した。
【0031】
1.特定の抵抗を有する抵抗発熱体4を内蔵したセラミックヒータ1に対し、セラミックヒータ1の温度を1200℃に維持するために特定電圧の直流電流を連続的に通電して、セラミックヒータが断線に至るまでの時間を評価した(連続通電試験)。
【0032】
2.特定の抵抗を有する抵抗発熱体4を使用したセラミックヒータ1に対し、所定の電力を印加し、1250℃まで1分間で急速昇温させ、その後1分間強制空冷する断続通電を繰り返して、セラミックヒータ1が断線するまでのサイクル回数を評価した(断続通電試験)。
【0033】
抵抗変化の判断基準としては、耐久テスト後の抵抗変化率が±10%以内のものはOKとし、抵抗変化率が10%を超えるものをNGとした。
【0034】
まず、表1にはAl23、SiO2、希土類元素酸化物、MgOとCaOの合計量をそれぞれ変量したサンプルの評価結果を示した。表1に示したように、SiO2もしくは希土類元素酸化物の添加量が本発明の範囲より少ないNo.1および2は、断続通電試験において3000サイクルでクラックが発生した。また、SiO2の添加量が本発明の範囲を越える4.5重量%としたNo.5は、断続通電試験において5000サイクルでクラックが発生した。また、MgO、CaOの合計量が本発明の請求範囲を越えるNo.9は、連続通電試験において300時間でクラックが発生し、断続通電試験3000サイクルでクラックが発生した。また、希土類元素酸化物量が本発明の請求範囲を越えるNo.12は、断続耐久テスト8000サイクルでクラックが発生した。また、Al23量が本発明の範囲より少ないNo.14は、連続通電試験500時間でNGとなり、また、断続通電試験5000サイクルでクラックが発生した。さらに、No.15は、断続通電試験5000サイクルでクラックが発生した。
【0035】
これに対し、Al23量、SiO2量、希土類元素酸化物量およびMgO、CaOの合計量が本発明の範囲内であるNo.3、4、6〜8、10、11、13は、連続通電試験、断続通電試験共に良好な耐久性を示した。
【0036】
【表1】
Figure 0003886684
【0037】
次に、表2には、Al23の(113)面のX線回折ピーク高さに対するY23−Al23ガーネットの(420)面のX線回折ピーク高さの比と、耐久性の関係を示した。それぞれの試料の組成は表2に併記した。
【0038】
表2から判るように、Y23−Al23ガーネットの結晶を含有し、その(420)面のピーク高さのがアルミナの(113)面のピーク高さに対する割合が、本発明の請求範囲外の3/1000となるNo.21は、断続通電試験3000サイクルでクラックが発生した。また、前記X線回折ピーク比が60/1000となるNo.26は、連続通電試験300時間でNGとなり、断続通電試験5000サイクルで断線した。
【0039】
これに対し、X線回折ピーク比が5/1000〜50/1000の請求範囲内であるNo.22〜25は、連続通電試験、断続通電試験共に良好な耐久性を示した。
【0040】
【表2】
Figure 0003886684
【0041】
また、表1には、800℃における抗折強度の室温における抗折強度に対する比率と、連続通電試験および断続通電試験との関係を示した。なお、抗折強度は、JISに定められた3mm*4mmのテストピースを作製し、恒温炉内の抗折試験器にて各条件5本評価し、上下2本のデータを削除した残り3本の平均値を採用した。
【0042】
表1に示すように、室温の抗折強度が400MPa未満であり、800℃における抗折強度が室温の抗折強度の80%に満たないNo.1、2、5、9は、連続通電試験は良好であるが、断続通電試験で10000サイクルに満たない回数でクラックが発生してしまうことが判った。これに対し、前記抗折強度の比が本請求項の範囲内であるNo.3、4、6〜8は、連続通電試験、断続通電試験共に良好な耐久性を示した。
【0043】
表1から判るように、800℃における抗折強度が室温における抗折強度の80%以上となる試料は、高温において強度維持されているので断続通電試験に対し良好な耐久性を示しているものと判断した。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、セラミックヒータの基材となるセラミックスが、90〜99重量%のAl23、0.5〜4重量%のSiO2、0.5〜6重量%の希土類元素酸化物を含有し、前記セラミックヒータは、さらにMgOとCaOを含有し、前記合計100重量部に対する前記MgO、CaOの合計量が0.4重量部以下であり、前記セラミックスがY 2 3 −Al 2 3 ガーネットからなる結晶相を含有しており、前記結晶相の(420)面のX線回折によるピーク高さがアルミナの(113)面のピーク高さに対し5/1000〜50/1000の範囲にあるので、耐久性の優れたセラミックヒータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックヒータを示す展開図である。
【図2】本発明のセラミックヒータの斜視図である。
【符号の説明】
1:セラミックヒータ
2:セラミックグリーンシート
3:セラミック芯材
4:発熱抵抗体
5:リード引出部
6:電極取出部
7:スルーホール
8:リード線

Claims (2)

  1. 無機導電材からなる発熱抵抗体を埋設したセラミックヒータにおいて、該セラミックヒータの基材となるセラミックスが、90〜99重量%のAl23、0.5〜4重量%のSiO2、0.5〜6重量%の希土類元素酸化物を含有し、
    前記セラミックヒータは、さらにMgOとCaOを含有し、前記合計100重量部に対する前記MgO、CaOの合計量が0.4重量部以下であり、
    前記セラミックスがY 2 3 −Al 2 3 ガーネットからなる結晶相を含有しており、
    前記結晶相の(420)面のX線回折によるピーク高さがアルミナの(113)面のピーク高さに対し5/1000〜50/1000の範囲にあることを特徴とするセラミックヒータ。
  2. 上記セラミックスの常温における抗折強度が400MPa以上であり、且つ800℃における抗折強度がその80%以上である請求項1に記載のセラミックヒータ。
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