JP3886555B2 - 車両動特性制御システム - Google Patents

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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の動特性制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の動特性を制御するためのシステムは、多くの異なる種類の修正における従来技術から公知である。かかる修正技術においては、所要の変数は一般に測定された変数と推定された変数から決定され、また運転特性を安定化することに寄与する車輪のブレーキにおける個々に設定可能な制動トルクを用いるそれらの調整から決定される。この修正技術においては、一般に車両の車輪速度、片揺れ(ヨー)速度および操向角度が、測定変数として用いられる。
【0003】
ドイツ国特許出願公開明細書第43 05 155号は、階層的に構成され、従属ブレーキ制御モジュールにより、また更に繊細な方法では後部車軸操向システムにより車両の動特性コンピュータへ分割されるモジュラー車両動特性制御システムを開示している。車輪コントローラおよび流体圧作動後車軸操向アクチュエータ・システムが、これらモジュールに従属させられる。とりわけ、未熟なドライバは、きわどい運転状況においてこのような車両動特性制御システムによって補佐される。車両は、極限の状況においても安定化させられ、きわどい状況で制動を自動的に、即ち、ドライバがブレーキ・ペダルを操作することなく実施することができる。前記ドイツ国特許出願公開第43 05 155号では、片揺れ即ち車両の垂直軸周囲の車両運動が制御される。道路の低い摩擦係数が検出されても、片揺れ速度に対する所定値が簡単に低減される。制御の相違が大きくても、活発な制動の介入が生じる。
【0004】
ドイツ国特許出願公開明細書第42 22 958号の主題においては、車両それ自体が即時に見出す4つの車両の動的状況、即ちスプリット摩擦係数を伴う制動、コーナーリング、車線の変更、直進走行が検知される。下記の4つの測定信号、即ち、前輪操向角度、車両速度、左側および右側の前輪制動圧力が、これら4つの走行状況の検出に対して存在する。前記の状況を弁別するための基準点を得る様々な変数が、これらの4つの測定信号から得られる。検出された走行状況に従って、異なる独立的な制御方針が種々のコントローラによって選択される。
【0005】
同様に、ドイツ国特許出願公開明細書第42 21 030号は、車両において得られる可能な限り少数の測定信号を評価することによりその時の走行状況がオンラインで検出される車両における走行状況を検出する方法を開示している。これは、ファジー論理を用いることにより起生する。この場合でも、独立的な制御方針が、(制動、μスプリットをコーナーリングで)検出された状況に応じて種々のコントローラによりその状況に適用される。
【0006】
ドイツ国特許出願公開明細書第41 21 954号は、片揺れ速度および(または)横方向速度を取得する方法を開示している。
【0007】
この目的のため、車両の操向角度および横方向加速度が測定される。
【0008】
車両の動特性制御システム内部の外滑り(skidding)の検出方法は、例えば、ドイツ国特許出願公開明細書第38 27 883号およびドイツ国特許出願公開明細書第42 19 750号から公知である。
【0009】
乗用車あるいは実用車に対する従来のアンチ・ロック制動システムは、例えば、」自動車ハンドブック(Kraftfahrtechnisches Taschenbuch)」の1991年第21版、610乃至619ページおよび639乃至643ページ、および「自動車ハンドブック」の1993年第3版、610乃至619および639乃至643ページから公知である。自動車の駆動系統の制御および調整のための異なるシステムもまた、かかる従来技術(536乃至559ページ)から公知である。これらは、例えば、公知の牽引制御システムおよびギア・ボックス制御システムを含んでいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、非常に多岐にわたる車両に対して柔軟な方法で適用が可能である車両動特性制御システムの設計することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両動特性制御システムにおいては、車両の運動を表わす運動変数が制御される。この目的のため、少なくとも車輪に対して制動力を加えるためのアクチュエータが作動される。制御変数を制御する作用でアクチュエータに影響を及ぼすための信号がコントローラ内部変数を用いて形成されるコントローラ手段が提供される。このコントローラ内部変数は、ここでは種々の選択可能なセンサ形態からのセンサ信号の関数として検出することができる。
【0012】
本発明の特徴は、コントローラ手段が2つの領域を有するという事実に存在し、第1の領域は、コントローラ内部変数がセンサ信号に基いて形成される如き方法で各々の選択されたセンサ形態に適当するよう構成される。コントローラ内部変数を処理するためのセンサ領域は、センサ形態の選択とは独立的に構成される。
【0013】
センサ形態とは独立的な成分とセンサ形態に依存する成分とに分けることにより、非常に広範囲の車両に対する低い開発経費および適応経費の簡単な適応が可能になる。本発明によるコントローラ構造が異なるセンサ形態を持つ車両に対して適合されるならば、コントローラのセンサ形態に依存する領域のみが変更されねばならないが、コントローラの中枢であるセンサ形態に依存しない要素は変更しないで済む。
【0014】
1つの望ましい実施例においては、
車両の操向運動を検出する手段と、第1のセンサ形態として選択されるべき片揺れ運動を検出する手段、あるいは
車両の操向運動を検出する手段と、第2のセンサ形態として選択されるべき車両の1地点における横方向運動を検出する手段、あるいは
車両の操向運動を検出する手段と、片揺れ運動を検出する手段と、第3のセンサ形態として選択されるべき車両の1地点における横方向運動を検出する手段、あるいは
車両の操向運動を検出する手段と、第4のセンサ形態として選択されるべき車両の少なくとも2つの地点における横方向運動を検出する手段
が提供される。
【0015】
特に、
操向角度センサとして構成されるべき操向運動検出手段と、
片揺れ角度速度センサとして構成されるべき片揺れ運動を検出する手段と、
車両上に適当に搭載される加速度センサとして構成されるべき横方向運動を検出する手段と
を提供することもできる。
【0016】
第1のセンサ形態に依存する領域は、車両の片揺れ運動あるいは横方向運動を表わす変数が、選択されたセンサ形態とは独立的に、センサ信号に基く制御変数として識別されるような方法で構成されることが望ましい。本発明の望ましい一実施例においては、モジュラー設計でありかつ少なくとも2つのサブモジュールを持つコントローラ手段が提供され、
基準変数は、制御変数を調整するために、車両の横方向運動あるいは片揺れ運動を表わす少なくとも検出された変数の関数として第1のサブモジュールにおいて識別され、
制御変数は、第2のサブモジュールで形成され、アクチュエータの作動信号に影響を及ぼす信号を形成するために検出された基準変数と比較される。
【0017】
その時の運転状況を表わす変数、あるいは車両の横方向運動あるいは片揺れ運動を表わす変数が車輪の少なくとも検出された回転運転の関数として識別され、かつこの変数が第1あるいは第2のサブモジュールの少なくとも一方へ送られる、第3のサブモジュールをも有するコントローラ手段を提供することもできる。
【0018】
それ自体が、選択される各センサ形態に適応される第1の領域と、センサ形態の選択には依存しないで構成される第2の領域とを含むサブモジュールが提供されることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明については、図面を用いて実施例に関して更に詳細に記述することにする。
【0020】
この目的のため、図1は、第1のコントローラ手段102と第2のコントローラ手段101とを示している。操向角度センサの信号δvは第2のコントローラ手段へ送られる。更に、センサ104からの信号は、第2のコントローラ手段101へ送られる。センサ104は、横方向加速度センサとして、車両の特定の場所における車両の横方向加速度ayおよび(または)片揺れ(ヨー)角速度ω、即ち車両の垂直軸周囲の角速度を検出することができる。更に、車両の縦方向速度Vxおよび信号Tijは、第2のコントローラ手段101へ送られる。信号Tijは、ここでは後で述べるアクチュエータ106ijの動作時間を表わす。指標iは、各変数、各アクチュエータあるいは各センサが後車軸または前車軸のどちらに配置されるかを示す。指標jは、車両の右側または左側に対する割当てを示す。
【0021】
本実施例において一般にアンチ・ロック・ブレーキ・システムとして構成される第1のコントローラ手段102は、車輪速度センサ103ijの信号Nijを処理する。車輪の滑りおよび(または)車輪の減速度を表わす変数は、第1のコントローラ手段102において車輪速度の関数として形成される。これら変数を調整即ち制御するためには、車輪ブレーキ106ijは、動作信号Aijにより操作される。既に述べた信号Tijは、個々の車輪ブレーキの動作時間を示す。これらの動作時間Tijおよび車両の縦方向速度Vxは、第1のコントローラ手段102において形成され、既に述べたように、第2のコントローラ手段101へ送られる。動作時間信号Tijの代わりに、個々の車輪ブレーキにおける制動圧力もまた、測定することができる。しかし、これは拡張されたセンサ・システムを必要とする。
【0022】
更に、図1において、センサ104およびセンサ105の入力信号を監視し、適当であれば第2のコントローラ手段101の出力信号Sijについて動作し得る監視装置110は、第2のコントローラ手段101内部に示される。
【0023】
第1のコントローラ手段102、即ち第1のモジュールの機能については、これが従来技術から充分に知られるアンチ・ロック・ブレーキ・システムであるから、本文ではこれ以上詳細には記述しない。このため、例えば記述を進める上で述べられる関連する従来技術を参照することができる。車両の縦方向速度Vxもまた、既知の方法で車輪速度Nijから形成される。この目的のため、例えば、車輪速度Nijを加重法で論理的に接続することができる。本発明によれば、記述の必要な全ては、車輪ブレーキ106ijが、車輪の滑りおよび(または)車輪の減速度を制御する作用により第1のコントローラ手段によって車輪速度Nijの関数として操作されることである。第2のコントローラ手段101は、必要な時に出力信号Sijによってこれらの操作に介入する。更に説明する目的のために、図2へ進むことにする。
【0024】
図2は、第2のコントローラ手段、即ち第2のモジュール101を更に詳細に示す。ここで、モジュール101の第1のサブモジュール201、第2のサブモジュール202および第3のサブモジュール203への分割を知ることができる。車両の縦方向速度Vxは、センサ105の操向角度δv、およびセンサ104の車両の横方向加速度ayおよび(または)センサの片揺れ角速度ωのように、第1のコントローラ手段102から第1のサブモジュールに対して送られる。更に、後で述べる第3のサブモジュール203の出力信号fzstab、wsplitおよびμが第1のサブモジュール201へ与えられる。限度値fzminおよびfzmaxにより特徴付けられる基準変数または制御変数に対する所要の範囲が、入力信号の関数として第1のサブモジュール201において形成される。第1のサブモジュール201の更に正確な機能については、図5および図6を参照しなければならない。要約すれば、この時点で基準変数または制御変数の所要の範囲が本発明による制御の目的のために第1のサブモジュール201によって形成されると言うことができる。
【0025】
車両の縦方向速度(第1のコントローラ手段102の出力信号)と、車両の横方向加速度ayおよび(または)片揺れ角速度ω(センサ104の出力信号)が、第2のサブモジュール202へ与えられる。更にまた、更に述べる第3のサブモジュール203の既に述べた出力信号は、第2のサブモジュール202に存在する。この第2のサブモジュールについては、図3に関して更に正確に述べるが、この時点で、制御変数fzactがここでは車両の検出される動特性の関数として形成されると要約して言うことができる。この制御変数は、第1のサブモジュール201で形成される基準変数、あるいは制御変数の所要の範囲(fzmin,fzmax)と比較され、信号Sijは、制御変数を対応する基準変数に近似化する作用、あるいは制御変数が基準変数または制御変数の所要の範囲内に止まる作用により、車輪ブレーキ106ijに影響を及ぼすために形成される。従って、第2のサブモジュール202は、コントローラの実際の中枢部を構成する。更に正確な機能は、図3に関して記述する。
【0026】
既に述べたブレーキ動作時間Tijは、車両の縦方向速度Vx、操向角度δv、および車両の横方向加速度ayまたは片揺れ角速度ωのように、第1のコントローラ手段102から第3のサブモジュール203へ送られる。第3のサブモジュール203により、車両が受けるその時の走行状況即ち環境の影響を記述する出力変数fzstab、wsplitおよびμが形成される。第3のサブモジュール203の更に正確な機能については、図4が参照される。
【0027】
要約すれば、図2は第2のコントローラ手段101のモジュラー設計を示す。
【0028】
図3は、第2のサブモジュール202の更に正確な機能を示す。装置302においては、制御変数fzactがここでは車両の縦方向速度Vxの関数として、車両の横方向加速度ayの関数として、および(または)片揺れ角速度ωの関数として形成される。車両モデル(即ち、車両の形状に基く簡単な計算ルール)が装置302に記憶されるこの状態が起生する。制御変数の瞬時値fzactは、車両の検出された縦方向速度、車両の横方向速度および車両の瞬時動特性を表わす片揺れ速度変数の関数として既知の方法で車両モデルによって識別することができる。この制御変数は、制御エラーを識別するために装置301へ送られる。更に、所要の制御変数範囲の限度fzminおよびfzmaxは、装置301に存在する。更に、変数wsplit(第3のサブモジュール203の出力変数)もまた、装置301へ送られる。装置301においては、制御変数fzactが限度fzminおよびfzmaxにより決定される所要の制御変数範囲と比較される。制御変数fzactが所要の制御変数範囲内になければ、対応する制御エラー信号efzが装置301の出力側に存在する。第3のサブモジュール203の信号wsplitは、制御エラー信号efzの形成中に更に用いることができる。図4に関して更に述べるように、この信号は、車両がいわゆるμスプリット状態にあるかどうか、即ち車両の右側と左側において道路の摩擦係数がある程度異なるかどうかを示す。制御エラー信号efzは、一方では後車軸303のコントローラと前車軸304のコントローラへ送られる。ここで、後車軸または前車軸の車輪ブレーキを動作させる信号が、識別された摩擦係数μを勘定に入れて制御エラーefzから形成される。車両が過剰操向されるか過小操向されるかに従って、個々の車輪が過剰制動あるいは過小制動される。このように、制御変数fzactは制御変数の所要の範囲へ戻される。車輪ブレーキに対する動作信号は、別のコントローラ310により修正することができる。この別のコントローラ310によるこのような修正は、特に既に述べたμスプリット条件が第3のサブモジュール203により検出されるならば、即ち、車両の右側と左側の道路の摩擦係数が非常に異なるかどうかが検出されるならば、用いられる。この目的のため、第3のサブモジュール203の対応する信号wsplitが別のコントローラ310において送られる。横方向加速度ayおよび(または)片揺れ角速度ωを表わす信号は、この別のコントローラ310へ任意に送ることができる。より高い摩擦係数を持つ道路上で走行する後車輪は、この別のコントローラ310によって選択的に過小制動される。適当ならば、破線で示されるように、前車軸制動の更なる介入が行われる。
【0029】
車両の運転者がブレーキ・ペダルを操作しなくとも、別の実制動コントローラ311によっても制動の介入が実行できる。別の実制動コントローラ311がなくとも、車輪ブレーキに対する第1のコントローラ手段102から生じる動作信号のみが、第2のサブモジュール202あるいは第2のコントローラ手段101の出力信号Sijによって修正される。これは、第1のコントローラ手段102により加えられる制動圧力が出力信号Sijによって車輪において増加されるか減少される状態で起生する。車両の運転者が制動処理を実施することを欲しない(ブレーキ・ペダルの操作がない)場合でも、一般にアンチ・ロック・ブレーキ・システム102によって制動圧力は形成されない。第2のコントローラ手段101によるか、あるいは第2のサブモジュール202における先に述べたコントローラのエラーによって車輪の過剰制動あるいは過小制動が操作安定性を維持するために要求されるならば、この場合、これはアンチ・ロック・ブレーキ・システム102の動作信号Aijを修正することによって起生し得ない。信号S1により、アンチ・ロック・ブレーキ・システム102は、別のコントローラ311に対して運転者が制動の要求を行わないことを通知し、これにより対応する圧力は形成されない。別のコントローラ311が信号Sijをタップすることにより、個々の車輪ブレーキが操作されるべきであるということが確立されると、別のコントローラ311からの信号S2によって、アンチ・ロック・ブレーキ・システム102に対して対応する制動圧力が得られるようになる。例えば、前車輪は、運転者がブレーキ・ペダルを作動しなくとも、別の実制動コントローラ311によって選択的に過剰制動することができる。無論、他の車輪を必要に応じて付加的に制動することができる。
【0030】
第3のサブモジュール203の動作モードについては、図4に関して記述する。このサブモジュールは、外滑り(skid)検出装置401、μスプリット検出装置402および摩擦係数検出装置403を含んでいる。
【0031】
操向角度信号δv(センサ105)、横方向加速度ayおよび(または)片揺れ角速度ω(センサ104)、および車両の縦方向速度Vxは、外滑り検出装置401へ送られる。測定された車両動特性データが、外滑り検出装置401において既知の方法で車両の基準モデルと比較される。この基準モデルは、どの車両動特性データで車両がまだ制御できるか、即ちまだ安定であるかを示す。この比較の関数として、変数fzstabが外滑り検出装置401の出力変数として形成される。この変数は、2つ以上の離散値をとるか、あるいは車両がどの程度まだ安定であるかを連続的に表示する。
【0032】
μスプリット検出装置402では、変数wsplitが、操向角度センサ、車両の横方向加速度センサおよび(または)片揺れ速度センサの信号、個々の車輪ブレーキの動作時間Tijおよび車両速度Vxに基いて獲得される。この変数wsplitは、車両の右側と左側の道路の摩擦係数が異なるかどうかを表示する。個々の車輪ブレーキ間の圧力差は、アンチ・ロック・ブレーキ・システム102から得ることができる弁動作時間Tijから計算することができる。これらの制動圧力基準値が瞬時操向角度と瞬時横方向加速度(あるいは、任意に瞬時片揺れ角速度)と比較されるならば、車両の右側と左側における道路の摩擦係数が異なる程度について測定が得られる。無論、弁動作時間Tijの代わりに、個々の車輪ブレーキの制動圧力もまた直接検出することができるが、これには拡張されたセンサ・システムを必要とする。μスプリット検出装置402の出力信号wsplitは、ディジタル(μスプリット条件yesまたはno)、多重レベル信号、あるいは連続的信号のいずれかに構成することができる。
【0033】
操向角度、車両の横方向加速度、および(または)片揺れ角速度、および車両の縦方向速度の信号が、摩擦係数検出装置403へ送られる。車両の基準モデルとの比較もまた、摩擦係数検出装置403において行われ、摩擦係数信号μもまたこの比較の結果として出力側に存在する。
【0034】
状況を検出する先に述べた装置203(第3のサブモジュール)により、コントローラ手段101全体を、各走行状況と、車両が受けるその時の環境的状況とに非常に正確に適合させることができる。
【0035】
図5は、第1のサブモジュール201の更に正確な動作モードを示す。特に、操向角度δvおよび車両の縦方向速度Vxが、装置502へ送られる。基準変数は、車両モデルによって形成される。当該実施例のこの部分の1つの特徴は、既に述べた制御変数の所要範囲が計算される事実にある。これは、第3のサブモジュール203の出力信号の関数として、ならびに操向角度δvおよび車両の縦方向速度Vxの関数として生じることができる。これについて、図6に関して更に正確な説明を行う。
【0036】
図6の装置601では、第1の上限fzlmaxと下限fz1minとが、検出された操向角度δv、車両の縦方向速度Vxおよびμスプリット検出装置(第3のサブモジュール203)の出力信号の関数として識別される。従って、高い摩擦係数を持つ道路の所要範囲は、最初に、車両モデルを用いて装置601による運転者の操向運動から得られる。この最初の所要範囲は、車両の平滑な道路における外滑りを防止するため、摩擦係数の適合(605、602)によって補正される。この目的のため、車両の縦方向速度Vx、基準変数fzdesおよび第3のサブモジュールにおいて識別された道路の摩擦係数μが、摩擦係数リミッタ605へ送られる。リミッタ605において識別された限度値を補正する変数fzμは、これらから識別される。これらの補正された限度値は、図6においてfzμmaxおよびfzμminによって示される。
【0037】
それにも拘わらず、外滑りの傾向が生じるならば、所要範囲は車両を安定化するために更に別の適合(606、603)を受ける。この目的のため、車両の縦方向速度Vx、計算された基準変数fzdes、識別された道路の摩擦係数μ、および安定性変数fzstabが安定化装置606へ送られる。限度値を補正するために、変数fβが安定化装置606の出力側に形成され、限度値の形成中にロジック接続603に乗算的に含まれる。
【0038】
このように決定される安定状態の所要範囲(乗算段603の出力)は、最後には装置607または604によって所要の動特性が与えられる。この目的のため、車両の縦方向速度Vxおよび安定性変数fzstab(第3のサブモジュール203の出力信号)が、動的適合装置607へ送られる。安定状態の所要範囲が装置604により動的にされる動特性信号Tが、装置607の出力側に見出される。動的にされたこの所要範囲は、既に述べた限度値fzmaxおよびfzminを持つ。
【0039】
その時の各走行状況(μスプリット、外滑り、未制動、全制動状態の車両)の個々の計算ステップは、装置502において適合される。更に、ファジー論理法を各計算ステップにおいて用いることができる。
【0040】
要約すれば、装置502によって、曖昧でない所要値の代わりに車両の運動変数fzに対する所要範囲(fzmin,fzmax)が予め規定され、この所要範囲(fzmin,fzmax)が車両の最大許容横方向動特性と最小要求横方向動特性とを示す。所要範囲の上限fzmaxは、動特性および絶対的大きさに照らして車両の自然運動より僅かに大きい車両の挙動を記述し、かつ安定性限度を示す。下限fzminは、望ましくない条件下(車両の自然運動より下方)において要求される操向運動に対する最小車両応答を示す。前記範囲限度の個々の特定の結果として、諸問題に適応される計算が可能であり、例えば、上限(安定性)および下限(操向性)に対する異なる車両モデルおよび動特性の使用が可能である。第2のコントローラ手段は、車両運動変数fzが所要の帯域により記述される受入れ得る範囲を外れるまで介入してはならない。
【0041】
その結果として不必要な介入は避けられ、全制動の場合に従属アンチ・ロック・ブレーキ・システム102が相対的に長い位相にわたって乱されることなく制御することができる。特に、制御変数が所要範囲外になるまで動作を生じない。正しく調時された介入を保証するため、制御変数が所要範囲を外れるか外れようとすることが明瞭である時は常に動作が起生する。この目的のため、例えば、時間にわたる制御変数fzの挙動を推定することができる。
【0042】
図7に関して、先に述べたアンチ・ロック・ブレーキ・システム102に加えて、更に他のサブシステムへの実施例の拡張について記述する。既に述べ、先に述べた方法でセンサ信号の関数として非常に広範囲のアクチュエータに対する動作信号を供給する第2のコントローラ手段は、参照番号101によって弁別される。先に述べた実施例では、アンチ・ロック・ブレーキ・システム102の範囲内の制動信号の修正が示された。しかし、本発明によれば、更に他のサブシステムもまた、第2のコントローラ手段101によって影響を受けることが可能である。特にこの点において、公知の牽引制御装置111が考えられており、この牽引制御装置111によって、車輪駆動トルクを低減するためアクチュエータを動作させるために、車輪の滑りが動作信号を形成することにより制御される。更にまた、ギア・ボックス制御装置112がサブシステムとして提供され、このギア・ボックス制御装置112により、車両の機関と車輪間の伝達比がアクチュエータの操作のための動作信号を形成することによって調整即ち制御される。その結果、現存する標準的なコントローラ102、111および112と「上位互換性のある」モジュラー車両動特性制御装置が得られる。このように、車両の運動のための従属コントローラ101および制動処理のための従属コントローラ102、あるいは駆動系統111、112を備えた階層的に構成されるモジュラー車両動特性制御装置が得られる。この文脈において、従属コントローラ102、111、112は1つのインターフェースが別に設けられるだけでよい従来の標準的コントローラでよい。
【0043】
特に、第2のコントローラ手段101および(または)センサ104、105、特にその信号が専らコントローラ手段101へ送られるセンサの正しい機能を監視する監視装置110が提供される。コントローラ手段101および(または)センサ104、105の不当な機能が監視装置110により確立されると、第2のコントローラ手段101の出力信号は、最も簡単な場合には抑制される。従って、従属コントローラ101、111、112は各個の直列状態に対応する緊急動作モードへ進む。
【0044】
本発明の更に特殊な特徴について、図8に関して次に触れることにする。第2のコントローラ手段101において用いられるコントローラ内部変数、即ち、基準変数fzdes、制御変数fzactおよび走行状況変数fzstab、wsplitおよびμは、先に述べたように、センサによって識別されるデータから得られる。しかし、これらのコントローラ内部変数は、異なるセンサ形態により検出することができる。この目的のため、図8において、操向角度センサ105および片揺れ速度センサ104aが、第1のセンサ形態801として示される。コントローラ内部変数を識別するための第2のセンサ形態は、ブロック802によって弁別され、更に操向角度センサ105と横方向加速度センサ104bとを含んでいる。第3のセンサ形態803もまた、操向角度センサ105、片揺れ速度センサ104aおよび横方向加速度センサ104bを含んでいる。更に、図8において、操向角度センサ105および複数の横方向加速度センサ104b、104b′が第4のセンサ形態として示され、横方向加速度センサ104b、104b′は車両の色々な地点に設けられる。ここで述べたコントローラ内部変数は、4つ全てのセンサ形態の信号から得ることができる。本発明によれば、第2のコントローラ手段101は、2つの領域、即ちそれぞれ選択されたセンサ形態801、802、803または804へ適合される第1の領域101bと、各センサ形態の選択の如何に拘わらずセンサ形態とは独立的であるコントローラ内部変数のみを処理して動作信号Sijを出力する第2の領域101aとに分けられる。この目的のため、第1の領域101bは、コントローラ内部変数が1つのセンサ形態のセンサ信号に基いて形成されるように構成される。
【0045】
本発明による制御システムの柔軟性は、センサ形態に依存しない領域(手段)101aとセンサ形態に依存する領域(手段)101bとにこのように分けることによって更に増大される。本発明による制御が車両に適応されるならば、必要なことの全ては、コントローラ手段101aは変更しないままで各々の現センサ形態に手段101bを適応することである。その結果、開発と適用における小さな経費が可能になる。
【0046】
本発明のこの部分について更に詳細を知るため、図2、図3、図4および図5をもう一度参照する。これらの図面において既に述べたブロックは、それぞれ記号aと記号bを持つ2つの領域へ分けられる。これは、それぞれセンサ形態には依存しない先に述べた手段(文字aで示される)と、センサ形態に依存する手段(付属語bで示される)とに対応している。例えば、所要の値を規定し車両を制御する状況を検出する車両動特性モジュールは、センサ形態に依存しない領域とセンサ形態に依存する領域とに分割される。常に(例えば、横方向加速度または片揺れ速度に)即時正規化される車両の運動変数fzactまたはfzdesは、センサ形態に依存しない領域(例えば、車両モデル、コントローラの中枢部)において使用される。これらの領域は、別のセンサ形態が選択される時には変化しない。可能なセンサ形態に依存する領域は、以下の通りである。
【0047】
−各センサ変数からの車両運動変数の計算(ブロック302および501)
−異なるセンサ形態により異なるように実現される機能(例えば、外滑り検出装置401)
−基本的機能のセンサ形態に依存する改善(例えば、別のコントローラ310の構成要素)
要約すれば、以下のことが本文に述べた実施例において妥当する。即ち、
実施例に示された車両動特性制御システムは、種々の独立的な標準的コントローラ(アンチ・ロック・ブレーキ・システム、牽引制御装置、ギア・ボックス制御装置)に基くものである。例えば、アンチ・ロック・ブレーキ・システムまたは牽引制御装置の場合は、標準的センサ・システムは、主として車輪速度センサを含んでいる。ギア・ボックス制御装置の場合は、一般に、機関速度および(または)ギア・ボックスの入力速度、ならびにギア・ボックスの出力速度および機関負荷もまた測定される。この標準的センサ・システムに加えて、車両の操向角度および片揺れ速度および(または)車両の横方向加速度がセンサを用いて検出される。要求される他の変数が、現在あるセンサ・システムに基いて推定される。本文に述べた実施例の主な目的は、厳しい走行状況にある車両を安定化させることにある。しかし、厳しい走行状況における安定化の改善は、特に厳密な制動操作の場合にのみ向けられるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両動的特性制御システムの第2のコントローラ手段101と第1のコントローラ手段102とを示す図である。
【図2】図1の第2のコントローラ手段、即ち第2のモジュール101を更に詳細に示す図である。
【図3】第2のサブモジュール202の更に正確な機能を示す図である。
【図4】第3のサブモジュール203の更に正確な機能を示す図である。
【図5】第1のサブモジュール201の更に正確な動作モードを示す図である。
【図6】補正された上限値fzlmaxと下限値fz1minとを出力信号の関数として識別する装置を示す図である。
【図7】階層的に構成されるモジュラー車両動特性制御装置への本発明の拡張実施例を示す図である。
【図8】コントローラ手段を第1の領域と第2の領域とに分けて制御システムの柔軟性を高める本発明の拡張実施例を示す図である。
【符号の説明】
101 第2のコントローラ手段
102 第1のコントローラ手段(アンチ・ロック・ブレーキ・システム)
103ij 車輪速度センサ
104a 片揺れ速度センサ
104b 横方向加速度センサ
105 操向角度センサ
106ij 車輪ブレーキ
110 監視装置
111 走行制御装置
112 ギア・ボックス制御装置
201 第1のサブモジュール
202 第2のサブモジュール
203 第3のサブモジュール
301 装置(制御エラー)
302 装置(制御変数)
303 後車軸
304 前車軸
310 別のコントローラ
311 別の実制動コントローラ
401 外滑り検出装置
402 μスプリット検出装置
403 摩擦係数検出装置
502 装置(車両モデル、所要範囲)
601 装置(運転者の要求)
605 摩擦係数リミッタ
606 安定化装置
607 動的適合装置

Claims (5)

  1. 車両の運動を表わす運動変数を制御する車両動特性制御システムであって、制御変数(fzact)を制御する作用により少なくとも車輪に対して制動力を加えるアクチュエータ(106ij)に影響を及ぼす信号(Sij)を、種々の選択可能なセンサ形態(801、802、803、804)からのセンサ信号(ay、ay′、ω、δv)の関数として検出することができるコントローラ内部変数(fzact、fzstab、wsplit、μ)を用いて形成するコントローラ手段(101)を含む車両動特性制御システムにおいて、
    コントローラ手段(101)が
    コントローラ内部変数(fzact、fzstab、wsplit、μ)がセンサ信号(ay、ay′、ω、δv)に基いて形成されるように、センサ形態(801、802、803、804)の各々に適合するよう構成され、前記コントローラ内部変数のうち、車両の片揺れ運動あるいは横方向運動を表わす変数(fzact)が、センサ信号に(ay、ay′、ω、δv)基きかつ選択されたセンサ形態(801、802、803、804)とは独立的に制御変数として識別されるように構成される第1の領域(101b)と、
    センサ形態の選択とは独立的にコントローラ内部変数(fzact、fzstab、wsplit、μ)を処理するように構成され、異なるモジュールとして設計されかつ少なくとも2つのサブモジュール(201、202)を備えるように構成される第2の領域(101a)と、
    の2つの領域を有し、
    第2の領域(101a)の第1のサブモジュール(201)において、基準変数(fzmin、fzmax)が、制御変数(fzact)を調整するために、車両の横方向運動あるいは片揺れ運動を表わす少なくとも検出された変数(ay、ω)の関数として識別され、第2のサブモジュール(202)において、制御変数(fzact)が形成され、かつアクチュエータ(106ij)の動作信号(Aij)に影響を及ぼす信号(Sij)を形成するために、識別された基準変数(fzmin、fzmax)と比較される
    車両動特性制御システム。
  2. 第1のセンサ形態(801)として選択される、車両の操向運動を検出する手段(105)と片揺れ運動を検出する手段(104a)、
    第2のセンサ形態(802)として選択される、車両の操向運動を検出する手段(105)と、車両の1つの地点における横方向運動を検出する手段(104b)、
    第3のセンサ形態(803)として選択される、車両の操向運動を検出する手段(105)と、片揺れ運動を検出する手段(104a)と、車両の1つの地点における横方向運動を検出する手段(104b)、
    第4のセンサ形態(804)として選択される、車両の操向運動を検出する手段(105)と、車両の少なくとも2つの地点における横方向運動を検出する手段(104b、104b′)
    のいずれかを備える請求項1記載の車両動特性制御システム。
  3. 操向運動を検出する手段(105)が操向角度センサとして構成され、片揺れ運動を検出する前記手段(104a)が片揺れ角速度センサとして構成され、横方向運動を検出する手段(104b、104b′)が車両上に適当に載置された加速度センサとして構成される請求項2記載の車両動特性制御システム。
  4. コントローラ手段(101)は、その時の走行状況を表わす変数(fzstab、wsplit、μ)が、車輪の少なくとも検出された回転運動(Nij)、あるいは車両の横方向運動または片揺れ運動を表わす変数(ay、ω)の関数として識別される第3のサブモジュール(203)をも有し、変数(fzstab、wsplit、μ)が第1のサブ モジュール(201)または第2のサブモジュール(202)の少なくとも一方へ送られる請求項1記載の車両動特性制御システム。
  5. サブモジュール(201、202、203)の各々が、選択されたセンサ形態(801、802、803、804)の各々に適応される第1の領域(201b、202b、203b)と、センサ形態(801、802、803、804)の選択とは独立的に構成される第2の領域(201a、202a、203a)とを含む請求項1または4に記載の車両動特性制御システム。
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