JP3885653B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池装置に係り、特に燃料電池の排水を改良した燃料電池装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーフルオロスルフォン酸膜などのイオン交換膜を固定高分子膜として用いる燃料電池では、発電により水が発生する。最適な湿度は発電のために不可欠であるが過剰となった水分はそのままではセル内に結露し、発電の障害となる。
【0003】
従来の装置では、このような過剰な水は外部に排出除去し、また一部は燃料ガスとともにセル内の湿度維持のために再利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パソコンや携帯端末は取り扱う情報量の増大に伴って消費電力が増加の一途をたどり、従来の一次電池や二次電池では十分な時間使用することが困難になりつつある。これを解決できる電池として、特開平9−213359号公報に開示されているように携帯用の小型燃料電池が期待されている。
【0005】
しかし、現在の燃料電池は、上述のように排水の必要がある。携帯用では燃料電池外への排水は一般には不可能で良好な発電をするためには、適度な湿度を維持する必要もある。このため、原料の中に水分を混ぜて供給しているが、この方法では原料の消費とともに過剰な水分を残してしまうため、これも除去しなければならない。単に水を除去するだけであれば、ドレインタンクなどを設ければよいが、携帯用の燃料電池などでは天地を転倒させて使用することも想定する必要がある。液体となった水がセル部分に戻ると発電効率を低下させてしまうため、確実に水を取り除く方法が求められる。
【0006】
また、一般の燃料電池では、特開2000−331699号公報に開示されるように、酸化ガスとカソード排ガスを水凝縮器で熱交換させてカソード排ガス中の水分を凝集させ、その排ガスを吸水部材を通して排気するとともに酸化ガスを吸水部材を通して加湿するようにしているが、装置が大きく携帯用に適さない問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、上記の排水の問題を解決し、安定して良好な発電が可能な燃料電池装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、燃料電池ケース内に設けた燃料電池セルの両側にアノード室とカソード室を形成した燃料電池において、上記アノード室とカソード室に繋がるように吸水性高分子材を収容したカートリッジを設けた燃料電池装置である。
【0009】
請求項2の発明は、燃料電池ケースに、アノード室とカソード室にそれぞれ繋がるように吸収性高分子材を充填したカートリッジを着脱自在に設けた請求項1記載の燃料電池装置である。
【0010】
請求項3の発明は、アノード室とカソード室の各排出口に吸収性高分子材を充填したカートリッジを着脱自在に設けた請求項1記載の燃料電池装置である。
【0011】
請求項4の発明は、高分子吸収材がカルボキシルメチルセルロース系高分子からなる請求項1〜3いずれかに記載の燃料電池装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】
図1において、10は燃料電池ケースで、中央に、固体高分子膜11をアノード極12とカソード極13で挟んで形成した燃料電池セル(MEA)14を設けて、その両側にアノード室15とカソード室16とを区画形成し、そのアノード室15にアノードガスを供給する水素カートリッジ17とアノード排ガスを排出する排出口18が接続され、カソード室16に空気導入口19とカソード排ガス排出口20が接続され、さらにアノード極12とカソード極13にリード線21.22が接続されて燃料電池23が構成される。
【0014】
アノード室15とカソード室16には、それぞれメッシュ24,25が設けられ、そのメッシュ24,25で仕切られた室26、27と繋がるように、カルボキシルメチルセルロース系などの吸水性高分子材28,29が充填されたカートリッジ30,31が着脱可能に取付られる。
【0015】
図2は、本発明の他の実施形態(2)を示したもので、図1の実施形態(1)との相違は、カートリッジ30,31の取付位置を変更した点にある。
【0016】
すなわち、図1の形態では、燃料電池セル14と平行になるよう燃料電池ケース11にカートリッジ30,31を設けたが、本実施形態においては、燃料電池ケース11とは別個に、アノード室15の排出口18とカソード室16の排出口20に、吸水性高分子材28,29が充填されたカートリッジ30a、31cをそれぞれ着脱可能に接続し、さらにそのカートリッジ30a、31cに排出口32,32をそれぞれ接続した点にある。
【0017】
次に本発明の作用を説明する。
【0018】
先ず、燃料電池セル(MEA)14の面積は、約80cm2 であり、水素カートリッジ17から水素を、空気導入口19からカソード室16に空気を導入し、0.8Aの電流を得た。また吸収性高分子材28,29は、発生する水分に対して十分な10gを使用した。
【0019】
この時、1分間で約6ccの水素ガスを消費した。発電により生じたと推定される水分は、すべて吸水性高分子材28,29により除去されたと思われる。またアノード側の吸水性高分子材28には、あらかじめある程度吸水させておき、燃料電池セル14の乾燥を防止した。
【0020】
以上において、水素と酸素の電池反応により発生した水は、アノード室15及びカソード室16に繋がって接続した吸収性高分子材28,29が充填されたカートリッジ30,31内に吸収除去される。このカートリッジ30,31は、水素カートリッジ17内の水素量に見合って十分な保水力があり、また燃料電池装置自体天地を逆にしても、保水した水が漏れ出すこともない。
【0021】
この実施形態1,2と、従来の燃料電池の電流値の経時変化を図3に示した。
【0022】
図3において、aは図1に示した実施の形態1の電流値の経時変化を、bは実施の形態2の電流値の経時変化を、cは従来の燃料電池の電流の経時変化を示している。
【0023】
図3から分かるように、cの従来例においては10分過ぎからは電流値が低下し発電能力が低下してしまうが、a,bに示すように水分を除去した場合には経時変化はほとんどみられず、長時間800mAの電流値を維持している。
【0024】
上述の実施形態においては、吸収性高分子材28,29は、約10gとしたが、セットする吸収性高分子材28,29の量は、同時にセットされる燃料の量に応じて決定される。また、本実施の形態では、有効性を示すため水素を燃料として用いたが、水素ボンベのカートリッジはコンパクトと言えないが、燃料電池の改質器の性能が向上すれば、メタンやプロパンなど液化が可能なガスを使用できる状況となれば、ライター同様のコンパクトなサイズとすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、アノードやカソード排ガス中の水分を吸水性高分子吸収材で吸収除去するようにしたので、長時間発電性能を維持するこことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す概略図である。
【図3】本発明と従来例における発電性能の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
10 燃料電池ケース
11 燃料電池セル
15 アノード室
16 カソード室
28,29 吸水性高分子材
30,31 カートリッジ

Claims (4)

  1. 燃料電池ケース内に設けた燃料電池セルの両側にアノード室とカソード室を形成した燃料電池装置において、上記アノード室とカソード室に繋がるように吸水性高分子材を収容したカートリッジを設けたことを特徴とする燃料電池装置。
  2. 燃料電池ケースに、アノード室とカソード室にそれぞれ繋がるように吸収性高分子材を充填したカートリッジを着脱自在に設けた請求項1記載の燃料電池装置。
  3. アノード室とカソード室の各排出口に吸収性高分子材を充填したカートリッジを着脱自在に設けた請求項1記載の燃料電池装置。
  4. 高分子吸収材がカルボキシルメチルセルロース系高分子からなる請求項1〜3いずれかに記載の燃料電池装置。
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