JP3884422B2 - 給紙カセット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に装着可能な給紙カセット及び画像形成装置に関する。
従来の複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置は、装置本体に挿脱自在に設けられた給紙カセットを備えている。しかしながら、画像形成装置本体から給紙カセットを挿脱するには、ある程度のスペースを必要とし、狭い場所に配置された画像形成装置本体から給紙カセットを挿脱するのは容易ではない、という問題点があった。これに対し、画像形成装置本体から給紙カセットを挿脱するためのスペースを確保し易くするものとして、特許文献1は、装置本体に対し前後及び左右の2方向に引き出し可能な給紙カセットの収納構造を開示している。
特開平7−117868号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術によれば、装置本体を配置する向きや場所の自由度は高められるものの、装置本体から給紙カセットを引き出し、記録紙を補給するための煩雑な作業及びそのスペースは依然必要であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、用紙の給紙作業の軽減及び省スペース化を実現する給紙カセット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、画像形成装置に装着して用いられ、用紙を収納するための給紙カセットであって、底面部及び複数の側面部を備え、前記複数の側面部のうちの少なくとも一つの側面部が、開閉カバーとして開閉自在であり、かつ、当該開閉カバーの全体または一部が、前記開閉カバーが開いた口を通じて用紙を挿入する方向である用紙挿入方向に移動可能に取り付けられることにより内部へ後退可能であり、前記開閉カバーは、その内側面に取り付けられ、前記開閉カバーの前記用紙挿入方向の移動に伴い同一方向に移動する第1の規制部材を備え、前記底面部は、前記開閉カバーを内部へ最大限移動させた時の前記第1の規制部材に近接して配設され、前記用紙挿入方向に垂直かつ前記底面部に沿った方向に移動可能な第2の規制部材を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の給紙カセットであって、前記底面部に設けられ、用紙を載置するための用紙載置部と、前記用紙載置部を昇降させる昇降機構とを更に備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の給紙カセットであって、前記開閉カバーは、前記用紙挿入方向に移動可能であり、かつ、回動可能に取り付けられた第1の板部材と、前記第1の板部材の一部に接触する部位を有し、前記第1の板部材の開閉動作に連動して回動可能に取り付けられた第2の板部材とを備え、前記第1の板部材の内部への移動によって前記第1の板部材が前記第2の板部材と非接触状態になることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の給紙カセットを前記開閉カバーが外部に露出する形態で装着可能な画像形成装置であって、前記給紙カセットが装着されたときに前記開閉カバーの開閉状態を検知するカバー開閉検知部と、前記給紙カセットが装着されたときに前記第1の規制部材が前記用紙載置部に載置された用紙に当接しているか否かを検知する用紙規制検知部と、前記給紙カセットが装着されたときに前記昇降機構を駆動する駆動部と、前記給紙カセットが装着されたときであって前記開閉カバーが閉状態であり、かつ、前記第1の規制部材が用紙に当接しているときは前記用紙載置部を上昇させ、前記給紙カセットが装着されたときであって前記開閉カバーが開状態であるとき、または前記第1の規制部材が用紙に当接していないときは前記用紙載置部を下降させるべく前記駆動部を制御する昇降制御部と、前記給紙カセットから給紙された用紙に画像形成処理を行う画像形成部とを備えたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、画像形成装置であって、請求項1〜3のいずれかに記載の給紙カセットと、前記給紙カセットから給紙された用紙に画像形成処理を行う画像形成部とを備え、前記開閉カバーが外部に露出する形態で前記給紙カセットが装着されていることを特徴とする。
請求項1に係る給紙カセットによれば、開閉自在であり、かつ、その全部または一部が用紙挿入方向に移動可能に取り付けられることにより内部へ後退可能な開閉カバーと、開閉カバーの内側面に設けられた第1の規制部材と、用紙挿入方向に垂直かつ前記底面部に沿った方向に移動可能な第2の規制部材とが備わるので、当該給紙カセットを画像形成装置に装着したときに、開閉カバーを開いた状態で用紙補給を行い、第1の規制部材が付属された開閉カバー及び第2の規制部材を内部へ後退するように移動させることによって用紙の位置規制が可能となり、従来のように給紙カセットを着脱することなく給紙作業を行なうことができ、作業者の手間を軽減し、省スペース化を実現することができる。
請求項2に係る給紙カセットによれば、用紙を載置するための用紙載置部と、この用紙載置部を昇降させる昇降機構とが備わるので、給紙カセットが画像形成装置に装着されたときに、前記開閉カバーが閉状態であり、かつ、前記第1の規制部材が用紙に当接し、用紙位置規制を行なっているときは前記用紙載置部を上昇させ、一方、前記開閉カバーが開状態であるとき、または前記第1の規制部材が用紙に当接していないときは前記用紙載置部を下降させるように駆動することにより、開閉カバーが開かれた際の用紙補給を容易化し、用紙補給の際の安全性を保障することができる。
請求項3に係る給紙カセットによれば、開閉カバーは、第1の規制部材が付属された第1の板部材及び第2の板部材を備え、第1の板部材の開閉動作に連動して第2の板部材は開閉し、第1の板部材の内部への移動によって第1の板部材が第2の板部材と非接触状態になるので、第1の板部材及び第2の板部材を開いた状態で用紙を容易に補給することができ、用紙補給終了後、第1の板部材を用紙挿入方向に押圧すると第1の板部材のみが給紙カセット内部に挿入され、用紙載置板等と接触することなく、用紙の位置規制を行なうことができる。
請求項4に係る画像形成装置によれば、開閉カバーが外部に露出する形態で請求項3記載の給紙カセットが装着可能であって、カバー開閉検知部と用紙規制検知部と駆動部と昇降制御部とが備わり、給紙カセットが装着されたときに、前記開閉カバーが閉状態であり、かつ、前記第1の規制部材が用紙に当接し、用紙の位置規制を行なっているときは前記用紙載置部を上昇させ、一方、前記開閉カバーが開状態であるとき、または前記第1の規制部材が用紙に当接していないときは前記用紙載置部を下降させるため、給紙カセットの開閉カバーが開かれた際の用紙補給を容易化し、用紙補給の際の安全性を保障することができる。
請求項5に係る画像形成装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の給紙カセットと、この給紙カセットから給紙された用紙に画像形成処理を行う画像形成部とが備わり、開閉カバーが外部に露出する形態で給紙カセットが装着されているので、画像形成処理に用いる用紙を補給する際の給紙カセットの着脱作業が不要となると共に給紙カセットを着脱するためのスペースが不要となり、作業者の手間を軽減し、省スペース化を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る給紙装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す模式図である。
図に示すように、複写機1は、複写機本体2内部において、帯電部3により図中のA方向に回転する感光体ドラム4が一様に帯電され、原稿読取部5で読み取られた原稿画像に基づくレーザ走査ユニット(図示省略)からのレーザビームにより感光体ドラム4上に静電潜像が形成され、現像部6により静電潜像にトナーが付着してトナー像が形成される。7はクリーニング部であり、感光体ドラム4上の残留トナー等を除去するものである。8は原稿画像を読み取るために原稿を原稿読取部5に搬送する原稿搬送部である。
トナー像が形成された感光体ドラム4に向けて、用紙が給紙装置9,10から用紙搬送路11を経由して搬送され、感光体ドラム4表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム4から分離されて熱ローラ121及び圧ローラ122を有する定着装置12に搬送されてトナー像が定着される。熱ローラ121及び圧ローラ122のニップ部を通過した用紙は、そのまま排出ローラ対13によって排出部14に排出されるか、又は用紙搬送路15の分岐点に備えられた分岐部材16によって用紙の搬送方向が切り換えられてスイッチバック部17に搬送され、用紙が反転された後、再び感光体ドラム4の転写位置で裏面側にトナー像が転写されて両面コピーされて排出部14に排出される。
また、給紙装置9は、用紙を収納する給紙カセット91と、給紙カセット91に収納された用紙束Sの最上位紙に当接され、回転することによって用紙搬送路11に順次用紙を搬送するピックアップローラ92とを備えている。同様に給紙装置10は、用紙を収納する給紙カセット101と、給紙カセット101に収納された用紙束Sの最上位紙に当接され、回転することによって用紙搬送路11に順次用紙を搬送するピックアップローラ102とを備える。給紙カセット91、101に収納された用紙は、それぞれピックアップローラ92,102によって順次用紙搬送路11に搬送され、用紙搬送路11上に設けられた搬送ローラ対によって用紙搬送路11を通過し、現像部7及び感光体ドラム4等から構成される画像形成部に供給される。
図2〜図7は、図1に示す給紙装置9の構成図であり、図2は給紙カセット91の前カバー(開閉カバー)が閉じた状態を示す斜視図、図3は給紙カセット91の前カバーが開いた状態を示す斜視図、図4は給紙カセット91の正面図である。図5は給紙カセット91のX−X線断面図であり、(a)は全体図、(b)は前カバーの部分拡大図である。図6は給紙カセット91の平面図である。図7は給紙カセット91のY−Y線断面図である。
給紙カセット91の前カバー911の構造について図2〜図6を用いて説明する。なお、給紙装置10は、給紙装置9と同一の構成を有するので、ここでは説明を省略する。図2に示すように、給紙カセット91は、左右側面部910a,910b、後側面部910c及び底面部910dを有する給紙カセット本体910と、給紙カセット本体910前面に開閉可能に取り付けられた前カバー911とを備える。給紙カセット91は、前カバー911が複写機本体2の外側面に露出するように、給紙装置9に装着される。それにより、図3に示すように、前カバー911を開いた状態の開口部を通じて、給紙カセット91に用紙束Sを挿入することが可能となっている。
前カバー911は、2つの板部材951,952がそれぞれの係合部951a,952aによって係合された状態で立設されている。図4及び図5に示すように、板部材951の下端は、回転軸953及びその直線上に設けられた支持部材955を貫通する回転軸958によって回動自在に軸支されており、各回転軸953,958には給紙カセット本体910内部である奥方向に板部材951を付勢するスプリング963、959がそれぞれ取り付けられている。板部材951の下端部には突起951bが設けられており、この突起951bが支持部材955に当接することにより、スプリング963,959で付勢された板部材951は直立した姿勢を保つことができる。板部材952の下端は、右側面部910bの軸受け960にその一端が挿入された回転軸961によって回動自在に軸支されており、回転軸961には板部材952を奥方向に付勢するスプリング962が取り付けられている。右側面部910bの上端付近には突起910eが設けられており、スプリング962で付勢された板部材952はこの突起910eに当接することにより、直立した姿勢を保つことができる。これにより、2つの板部材951,952は、奥方向に付勢された状態でそれぞれの回転軸963,959,962を中心に開閉自在である。
また、図4及び図6に示すように、支持部材955の底部には、用紙搬送方向に直交する用紙の幅方向、言い換えると前カバー911が開いた口から用紙を挿入する方向である用紙挿入方向に延びて形成されたガイド溝957に係合する係合部位955bが設けられ、支持部材955はガイド溝957に沿って摺動可能に保持される。左側面部910aの内側面には、前縁部から後方に延び、回転軸953を摺動可能に保持するレール部954が形成されている。これにより、板部材951は、給紙カセット本体910内部に後退するようにスライド可能である。板部材951の内側面には用紙の幅方向の端部位置を規制する位置規制部材953(第1の規制部材)が設けられており、板部材951のスライド移動によって位置規制部材953は同一方向に移動する。
板部材951の上端部には複写機本体2に設けられた係止孔913(図3)に係止されるフック912が設けられており、フック912が係止孔913に係止されることによって板部材951が閉状態でロックされるようになっている。当該フック912はカセット引き出し用の把手914に連設し、フック912及びカセット引出し用の把手914は、戻しスプリング915(図2)により常に奥方向に付勢されている。
この構成によれば、把手914に手を引っ掛けて、戻しスプリング915の付勢力に抗する力を把手914に加えると、フック912の係止孔913への係止が解除され、板部材951が外側に倒れると同時に、板部材952が板部材951の係合部951aによって押し出され、外側に倒れる。一方、板部材951を立ち上げた状態で奥方向へ押し込むと、フック912が下方に揺動してその後にフック912が係止孔913に係入することで、板部材951が閉状態に戻ることとなる。この時、板部材952もスプリング962の付勢力によって起立し、閉状態に戻る。また、把手914に手を引っ掛けて手前側に力を加え、フック912の係止孔913への係止が解除された状態で板部材951を奥方向に押圧することによって、支持部材955の係合部位955bがガイド溝957に沿って摺動すると共に回転軸953がレール部954に沿って摺動し、板部材951が給紙カセット本体910内部にスライド移動するようになっている。
次に、給紙カセット91の用紙位置規制機構について図3及び図6を用いて説明する。給紙カセット本体910の底面部910dには、収納する用紙サイズに対応して用紙位置を規制する2つの位置規制部材921,922が設けられている。位置規制部材921(第2の規制部材)は、底面部910dに立設された長尺部材であり、ピックアップローラ92によって用紙が搬送される方向である用紙搬送方向の用紙上流側であり、かつ、板部材951を給紙カセット本体910内部に最大限スライドさせた時の板部材951の位置付近に配置される。位置規制部材921の底部には、用紙搬送方向(用紙挿入方向に対する垂直方向であって、しかも底面部920dに沿った方向)に沿って形成されたガイド溝923に係合する図略の係合部位を有し、位置規制部材921はガイド溝923に沿って摺動可能に保持される。位置規制部材922は、同様に底面部910dに立設された長尺部材であり、用紙搬送方向の下流側であり、かつ、後側面部910c側に固定されている。
この構成によれば、用紙束Sを給紙カセット本体910に挿入する際に手動で位置規制部材921を移動させ、用紙束Sの長さ方向の端部に当接させることによって用紙束Sの長さ方向の端部位置が規制される。また、用紙束Sの幅方向の一方の端部を位置規制部材922に当接させた後、板部材951を給紙カセット91内部にスライド移動させ、位置規制部材953を用紙束Sの幅方向の他方の端部に当接させることによって、用紙束Sの幅方向の端部位置が規制される。
次に、給紙カセット91に収納される用紙束Sを画像形成部へ搬送するための用紙搬送機構について図6〜図8を用いて説明する。図8は給紙カセット91に収納される用紙を昇降させるための機構を示すブロック図である。
用紙載置板925は用紙搬送方向下流側に配置される板部材951であり、用紙載置板925の端部は、底面部910dに対して回転軸926で回転自在に結合されており、用紙載置板925は回転軸926を中心に上下に揺動可能に構成されている。また、用紙載置板925の裏面には、底面部910dに回転軸928を中心に上下に揺動可能に取り付けられた作動板927が接触している。回転軸928の端部は、後側面部910cから突出しており、この突出部分に複写機本体2が備える駆動モータ54(駆動部)に連結する連結部材929が設けられている。複写機本体2が備える昇降制御部50からの駆動指令信号S4によって駆動モータ54が正方向に回転駆動されると、作動板927は回転軸928を中心に上方に揺動され、それに連動して用紙載置板925は上方に持ち上げられる。この状態で、昇降制御部50からの駆動指令信号S4によって駆動モータ54が逆方向に回転駆動されると、作動板927は回転軸928を中心に下降し、それに伴い用紙載置板925は自重によって下降するように構成されている。
駆動モータ54の回転駆動は、前カバー911の開閉動作及び挿脱動作に連動している。即ち、板部材951は、左側面部910aとの接触位置にリミットスイッチ,マイクロスイッチ等のカバー開閉検知スイッチ51(カバー開閉検知部)を備える。カバー開閉検知スイッチ51は、板部材951が閉状態の際に板部材951の押圧によってオンされ、検知信号S1を昇降制御部50に出力するものである。板部材952は、右側面部910bとの接触位置に、同様にリミットスイッチ,マイクロスイッチ等のカバー開閉検知スイッチ52を備える。カバー開閉検知スイッチ52は、板部材952が閉状態の際に板部材952の押圧によってオンされ、検知信号S2を昇降制御部50に出力するものである。また、位置規制部材953は、板部材951との接触面の反対側側面に、リミットスイッチ,マイクロスイッチ等の用紙規制検知スイッチ53(用紙規制検知部)を備える。用紙規制検知スイッチ53は、位置規制部材953により給紙カセット本体910に収納された用紙束Sの位置規制が行なわれているか否かを検知するための手段であり、板部材951のスライド移動によって位置規制部材953が用紙束Sと接触した際にオンされ、検知信号S3を昇降制御部50に出力するものである。なお、ここでは、前カバー911の開閉状態及び位置規制部材953が用紙束Sに接触しているか否かを検知する手段としてスイッチを用いているが、スイッチの代わりに光センサ等を備えた非接触型の検知部を設けてもよい。
昇降制御部50は、カバー開閉検知スイッチ51からの検知信号S1の有無によって板部材951の開閉状態を検知すると共に、カバー開閉検知スイッチ52からの検知信号S2の有無によって板部材952の開閉状態を検知する。また、昇降制御部50は、用紙規制検知スイッチ53からの検知信号S3の有無によって位置規制部材953が用紙束Sに接触し、用紙の位置規制が行なわれているか否かを検知する。昇降制御部50は、2つの板部材951,952の両方またはいずれかが外側に倒れることによってカバー開閉検知スイッチ51、52の両方またはいずれかがオフに切り替わる、或いは位置規制部材953が用紙束Sから離れ、用紙規制検知スイッチ53がオフになると、駆動モータ54に対し逆方向に回転させる駆動指令信号S4を出力する。昇降制御部50は、給紙カセット本体910への用紙挿入後に、板部材951の閉動作に連動して板部材952が立ち上がることによってカバー開閉検知スイッチ51,52がオンされ、更に板部材951の押圧によるスライド移動によって板部材951が用紙束Sに接触し、用紙規制検知スイッチ53がオンされると、駆動モータ54に対し正方向に回転させる駆動指令信号S4を出力する。なお、カバー開閉検知スイッチ52を設けずに、昇降制御部50がカバー開閉検知スイッチ51の出力信号S1のみに基づいて前カバー911の開閉状態を検知するようにしてもよい。
昇降制御部50は、例えばコンピュータを備えており、例えば図示しないROM(Read Only Memory)に格納されたプログラムに従って動作する。昇降制御部50は、複写機1の全体を制御する制御部(不図示)が備えるコンピュータの一部として構成されていても良い。昇降制御部50がコンピュータを備える場合、当該コンピュータの動作を規定するプログラムは、ROM、CD−ROM等の記録媒体を通じて供給することも、通信回線等の伝送媒体を通じて供給することも可能である。
次に、図2〜図8を用いて給紙カセット91への用紙の給紙方法の一例を説明する。
板部材951及び板部材952が閉状態であり、かつ、板部材951が給紙カセット本体内部に挿入され、位置規制部材953が用紙束に接触している場合、図7に示すように用紙載置板925が作動板927の端部により持ち上げられており、用紙載置板925に積載された用紙束Sの最上位紙がピックアップローラ92に当接している。板部材951の把手914に手を掛け、手前側に引き出すことにより、位置規制部材953が用紙束Sから離れ、用紙規制検知スイッチ53がオフになる。この時、昇降制御部50により駆動モータ54が逆方向に回転駆動され、作動板927は回転軸928を中心に下方に揺動し、用紙載置板925は自重によって下降する。これにより、用紙載置板925に載置された用紙束Sの上面がピックアップローラ92から離れ、給紙カセット本体910への用紙挿入が可能となる。さらに、把手914に対し手前側に力を加えながら複写機本体2外側に引き出すと、板部材951の開動作に連動して板部材952も外側に倒れ、カバー開閉検知スイッチ51、52がオフになる。
用紙束Sの幅方向の端部が位置規制部材922に当接するまで用紙束Sを給紙トレイ本体910内部に挿入し、同時に位置規制部材921をスライド移動させ、用紙の長さ方向の端部に当接させる。更に、板部材951を立ち上げた状態で、フック912が係止部913に係止されないように把手914に対し手前側に力を加えながら板部材951を押し込み、給紙カセット本体910内部へスライド移動させることによって、位置規制部材953を用紙束Sの幅方向の端部に当接させる。この時、板部材952は板部材951によって外側に押し出される力を失うため、スプリング962の付勢力によって閉状態に戻ることとなる。このように、2つの位置規制部材922、953間の距離、及び位置規制部材921、右側面部910b間の距離を調整することによって用紙サイズに応じた用紙の位置規制が可能となる。
2つの板部材951,952の閉動作によってカバー開閉検知スイッチ51,52がオンされ、それぞれ検知信号S1,S2が出力される。また、板部材951のスライド移動によって移動規制部材953が用紙束Sに当接すると、用紙規制検知スイッチ53がオンされ、検知信号S3が出力される。昇降制御部50は、検知信号S1,S2,S3を受信すると、駆動モータ54を正方向に回転させる駆動指令信号S4を出力する。そして、駆動モータ54が正方向に回転することにより作動板927は回転軸928を中心に上方に揺動し、用紙載置板925を押し上げることによって、用紙載置板925に載置される用紙束Sの上面がピックアップローラ92に当接する。
本実施形態によれば、給紙カセット91は、複写機本体2に装着された時に開閉可能であり、かつ、用紙挿入方向にスライド可能な位置規制部材953が付属した板部材951を備えているので、前カバー911を開いた状態で用紙補給を行ない、前カバー911を奥方向へスライド移動させることによって用紙の幅方向の位置規制が可能となり、従来のような給紙カセット91の着脱作業が不要となると共に給紙カセット91を複写機本体2から着脱するためのスペースが不要となり、作業者の手間を軽減し、省スペース化を実現することができる。
さらに、板部材951,952の開閉状態を検知するカバー開閉検知スイッチ51,52及び位置規制部材953が用紙束Sへ当接しているか否かを検知する用紙規制検知スイッチ53を設け、昇降制御部50は、2つの板部材951,952が閉状態であり、位置規制部材953が用紙束Sに当接していることを検知すると作動板927を上昇させ、板部材951,952のいずれかまたは両方が開状態、若しくは位置規制部材953が用紙束Sに非接触状態であることを検知すると作動板927を下降させるので、両方の板部材951,952からなる前カバー911が開かれた際の用紙補給を容易化し、用紙補給の際の安全性を保障することができる。
なお、本実施形態では、用紙が載置された用紙載置板925を作動板927によって昇降させているが、その代わりに給紙カセット91の底面部910dの一部を用紙載置板としてその他の部分に上下に揺動可能に取り付け、用紙載置板の下部に設けられた昇降機構によって昇降させる構成にしてもよい。
また、本実施形態では、位置規制部材922が底面部910dに固定されており、位置規制部材953の移動によって用紙の幅方向の位置規制を行なっているが、位置規制部材953の移動に連動して位置規制部材922が移動するような連動機構を設け、両方の位置規制部材922,953が用紙に当接した際に用紙載置板925を上昇させる構成にしてもよい。
画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す模式図である。 給紙カセットの前カバーが閉じた状態を示す斜視図である。 給紙カセットの前カバーが開いた状態を示す斜視図である。 給紙カセットの正面図である。 給紙カセットのX−X線断面図である。 給紙カセットの平面図である。 給紙カセットのY−Y線断面図である。 用紙の昇降機構を示すブロック図である。
符号の説明
1 複写機 2 複写機本体 9,10 給紙装置 11 用紙搬送路 50 昇降制御部 51,52 カバー開閉検知スイッチ(カバー開閉検知部) 53 用紙規制検知スイッチ(用紙規制検知部) 54 駆動モータ(駆動部) 91,101 給紙カセット 92,102 ピックアップローラ 910 給紙カセット本体 911 前カバー(開閉カバー)
912 フック 913 係止孔 914 把手 915 戻しスプリング 916,928,953,958,960 回転軸 921,922位置規制部材 923,957 ガイド溝 925 用紙載置板
926 回転軸 927 作動板 929 連結部材 951,952 板部材 954レール部 961 軸受け 955 支持部材
959,962,963 スプリング

Claims (5)

  1. 画像形成装置に装着して用いられ、用紙を収納するための給紙カセットであって、
    底面部及び複数の側面部を備え、前記複数の側面部のうちの少なくとも一つの側面部が、開閉カバーとして開閉自在であり、かつ、当該開閉カバーの全体または一部が、前記開閉カバーが開いた口を通じて用紙を挿入する方向である用紙挿入方向に移動可能に取り付けられることにより内部へ後退可能であり、
    前記開閉カバーは、その内側面に取り付けられ、前記開閉カバーの前記用紙挿入方向の移動に伴い同一方向に移動する第1の規制部材を備え、
    前記底面部は、前記開閉カバーを内部へ最大限移動させた時の前記開閉カバーに近接して配設され、前記用紙挿入方向に垂直かつ前記底面部に沿った方向に移動可能な第2の規制部材を備えたことを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記底面部に設けられ、用紙を載置するための用紙載置部と、
    前記用紙載置部を昇降させる昇降機構とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
  3. 前記開閉カバーは、
    前記用紙挿入方向に移動可能であり、かつ、回動可能に取り付けられた第1の板部材と、
    前記第1の板部材の一部に接触する部位を有し、前記第1の板部材の開閉動作に連動して回動可能に取り付けられた第2の板部材とを備え、
    前記第1の規制部材は、前記第1の板部材の内側面に取り付けられており、
    前記第1の板部材の開閉動作に連動して第2の板部材は開閉され、前記第1の板部材の内部への移動によって前記第1の板部材が前記第2の板部材と非接触状態になることを特徴とする請求項2記載の給紙カセット。
  4. 請求項2記載の給紙カセットを前記開閉カバーが外部に露出する形態で装着可能な画像形成装置であって、
    前記給紙カセットが装着されたときに前記開閉カバーの開閉状態を検知するカバー開閉検知部と、
    前記給紙カセットが装着されたときに前記第1の規制部材が前記用紙載置部に載置された用紙に当接しているか否かを検知する用紙規制検知部と、
    前記給紙カセットが装着されたときに前記昇降機構を駆動する駆動部と、
    前記給紙カセットが装着されたときであって前記開閉カバーが閉状態であり、かつ、前記第1の規制部材が用紙に当接しているときは前記用紙載置部を上昇させ、前記給紙カセットが装着されたときであって前記開閉カバーが開状態であるとき、または前記第1の規制部材が用紙に当接していないときは前記用紙載置部を下降させるべく前記駆動部を制御する昇降制御部と、
    前記給紙カセットから給紙された用紙に画像形成処理を行う画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の給紙カセットと、
    前記給紙カセットから給紙された用紙に画像形成処理を行う画像形成部とを備え、
    前記開閉カバーが外部に露出する形態で前記給紙カセットが装着されていることを特徴とする画像形成装置。
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