JP3882908B2 - ネットワーク画像形成装置システムおよびネットワークへの画像形成装置の登録方法 - Google Patents

ネットワーク画像形成装置システムおよびネットワークへの画像形成装置の登録方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のネットワークと通信を行うことのできる画像形成装置を含むネットワーク画像形成装置システム、および当該システムにおけるネットワークへの画像形成装置の登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続された画像形成装置において、電子メールは、遠隔管理、エラー通知、状態通知、動作開始指示など様々な用途で用いられてきている。
画像形成装置の遠隔管理に関するものとして、特開平8−331267号公報には、デジタル複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの被モニター装置が、コンピュータなどのモニター装置によって、インターネットを介した診断や制御を受ける遠隔管理方法、その通信システムが開示されている。
【0003】
また、画像形成装置のエラー通知に関するものとして、特開平10−17202号公報には、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの出力機器の用紙切れ、修理依頼、さらにエラー情報を、コンピュータなどの外部機器により通知する情報通知方法および装置が開示されている。
さらに、画像形成装置の状態通知に関するものとして、特開平10−207304号公報には、画像形成装置の不具合を自己診断する自己診断手段と、通知先を予め登録する登録手段と、その診断結果を登録されている通知先に通知する通知手段とを備えている画像形成装置が開示されている。
【0004】
またさらに、画像形成装置の動作開始指示に関するものとして、特開2001−177672号公報には、自動読み取りモードによるスキャンを開始するように画像形成装置に指示する画像読取システムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来の画像形成装置においては、電子メールを利用する場合、メールサーバに関する情報(IPアドレス、ユーザ認証)など多くの接続に関するパラメータの設定が必要である。さらに、これらパラメータの設定時において、画像形成装置が正常に電子メールの送受信を行えるかどうか確かめる手段がなく、接続に関するパラメータの設定が正しいのか、間違っているのか、また、そのパラメータの設定を間違えた場合に、どこを間違えているのか分からなかった。仮に、接続パラメータの設定が間違っていることが看過されている場合、画像形成装置は、設定されたパラメータが正しいと仮定して動作するのだが、実際は、電子メールを正常に送信または受信することができず、メールの機能によっては、延々と送信または受信しようとし、メールサーバ、画像形成装置、さらにはネットワークに悪影響を及ぼすこととなっていた。
【0006】
また、従来の、電子メールを自己送受信する機能を有する画像形成装置においては、電子メールパラメータチェック機能や自己状態確認機能が用いられているが、電子メールを受信してから送信するまで、電子メールは、送信メールサーバと受信メールサーバとの間、インタネット上で様々なルートを通り配信される。そのため、ネットワーク環境によっては、受信メールサーバに電子メールが配信されることがあり、電子メールの受信確認が取れない場合、これが遅延によるものなのか、パラメータ設定に誤りがあったのかが不明であるという問題があった。
【0007】
さらに、従来の画像形成装置においては、接続に関するパラメータの設定を変更する場合、その変更を有効なものとするためには、画像形成装置の再起動が必要な場合が多く、その場合、ユーザの判別が必要とされる。しかしながら、変更されたパラメータを有効なものとするために、画像形成装置の再起動が必要かどうかは、マニュアルなどに記載されているものであり、ユーザは通常そのような知識は有していない。そのため、画像形成装置の接続パラメータ(IPアドレス等)を変更する必要がある場合、ユーザは、画像形成装置の再起動が必要であるかどうかを容易に知ることはできなかった。
【0008】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置が正常に電子メールを送受信することができるかどうか確認する手段を設け、その結果を表示し、接続パラメータ設定を間違えていた場合には、どの設定項目で間違えたか、およびその対処方法なども表示し、さらに、メールサーバへの電子メールの配信遅延に影響されることなく自己送受信が可能であり、またさらに、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータを変更した場合に、再起動が必要な旨のメッセージをユーザに表示する手段を有するネットワーク画像形成装置システム、および該システムを用いたネットワークへの画像形成装置の登録方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るネットワーク画像形成装置システムは、所定のネットワークと通信を行うための送受信手段、および前記送受信手段により受信した通信データを処理するデータ処理手段を備えた画像形成装置と、
前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置の送受信手段の両方に接続するとともに、当該送受信手段から当該ネットワークに送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部、および当該ネットワークから当該送受信手段に送信される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部を備えた電子メールサーバとを備えたシステムにおいて、
前記画像形成装置は、
前記送受信手段を前記電子メールサーバの両格納部に接続させるための所定の接続パラメータを設定入力させるための操作手段と、
前記操作手段で設定入力された接続パラメータを記憶するための記憶手段と、
前記操作手段による設定入力状況を表示する表示手段とを有し、
前記データ処理手段は、前記操作手段からの設定入力がなされたときに、
当該設定入力にしたがった接続パラメータを生成して前記メモリに送り、
当該接続パラメータを用いて、前記送受信手段および前記送信メール格納部の接続状態、および/または前記送受信手段および前記受信メール格納部の接続状態を監視して、設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別し、
前記判別結果の表示を行うための判別結果表示データ、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作手段に接続パラメータの再入力を促す表示を行うための入力催促用表示データを前記表示手段に送り、
前記表示手段は、当該判別結果表示データおよび必要に応じて入力催促用表示データに基づいた表示を行う
ことを特徴とする。
【0010】
前記データ処理手段は、
前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせて、当該確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するデータ処理手段であることが好ましい。
【0011】
さらに、前記データ処理手段は、
前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせて、このアクセス動作が成功しなかったときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するデータ処理手段であることが好ましい。
【0012】
またさらに、前記データ処理手段は、
前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせて、当該確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、または、
前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせて、このアクセス動作が成功しなかったときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、アクセス動作が成功したときには、前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを確認して、受信されていなかった場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、
さらに、電子メールの送受信が正常に行われない旨の表示を行うための確認用表示データを前記表示手段に送る
データ処理手段であることが好ましい。
【0013】
前記データ処理手段は、前記確認電子メールが前記受信メール格納部で受信されていないと確認された場合に、
前記送受信手段に、所定の時間間隔で所定回数だけ、当該受信メール格納部にアクセスさせて当該確認電子メールの受信を確認させ、それでもなお受信が確認されなかった場合に、前記確認用表示データを前記表示手段に送るデータ処理手段であることが好ましい。
【0014】
前記データ処理手段は、一度設定入力された接続パラメータを変更して、新たな接続パラメータを再入力させる場合において、
前記操作手段にて再設定入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別し、
当該再設定入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動が必要である旨の表示を行うための再起動表示データを前記表示手段に送るデータ処理手段であることが好ましい。
【0015】
前記データ処理手段は、一度設定入力された接続パラメータを変更して、新たな接続パラメータを再入力させる場合において、
前記操作手段にて再設定入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別し、
当該再設定入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動を自動的に行う
データ処理手段であることが好ましい。
【0016】
本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法は、所定のネットワークと通信を行うための送受信手段、および前記送受信手段により受信した通信データを処理するデータ処理手段を備えた画像形成装置と、
前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置の送受信手段の両方に接続するとともに、当該送受信手段から当該ネットワークに送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部、および当該ネットワークから当該送受信手段に送信される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部を備えた電子メールサーバとを備えたシステムにおけるネットワークへの画像形成装置の登録方法において、
前記送受信手段を、前記電子メールサーバの両格納部に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階と、
前記入力段階での設定入力がなされたときに、当該接続パラメータを用いて、前記送受信手段および前記送信メール格納部の接続状態、および/または前記送受信手段および前記受信メール格納部の接続状態を監視して、前記入力段階で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別するパラメータ判別段階と、
前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作手段に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階と
を有することを特徴とする。
【0017】
また、前記パラメータ判別段階では、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたか否かを判別する拒絶確認判別段階とを有し、
前記拒絶確認判別段階にて、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別することが好ましい。
【0018】
さらに、前記パラメータ判別段階では、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別するアクセス確認判別段階とを有し、
前記アクセス確認判別段階にて、前記アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別することが好ましい。
【0019】
またさらに、前記パラメータ判別段階では、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたか否かを判別する拒絶確認判別段階と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別するアクセス確認判別段階と、
前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを判別する受信確認判別手段とを有し、
前記拒絶確認判別段階にて、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別され、
前記アクセス確認判別段階にて、前記アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別され、
前記受信確認判別段階にて、受信の確認が取れなかった場合に、電子メールの送受信が正常に行われない旨判別されることが好ましい。
【0020】
前記受信確認判別段階において、前記確認電子メールが前記受信メール格納部で受信されていないと確認された場合に、
前記送受信手段に対して、再度受信メール格納部へアクセスさせる再受信を行うか否かを判別する再受信確認判別段階と、
前記再受信確認判別段階にて再受信を行う旨判別された場合に、すでに所定回数だけ再受信を行った否かを判別する回数判別段階とを有し、
前記回数判別段階で、すでに所定回数だけ再受信動作を行ったと判別された場合に、電子メールの受信が正常に行われなかったと判別されることが好ましい。
【0021】
一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階と
を有することが好ましい。
【0022】
また、一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動を自動的に行う再起動段階と
を有することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の態様】
以下、本発明に係るネットワーク画像形成装置システムおよびネットワークへの画像形成装置の登録方法の実施態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<ネットワーク画像形成装置システム>
本発明に係るネットワーク画像形成装置システムの実施態様は、図1に示したように、所定のネットワークと通信を行うための送受信手段である送受信部21、および前記送受信手段により受信した通信データから画像データを得るためのデータ処理手段であるデータ処理部(CPU;Central Processing Unit)22を備える画像形成装置20と、
前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置の送受信手段の両方に接続するとともに、当該送受信手段から当該ネットワークに送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部31、および当該ネットワークから当該送受信手段に送信される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部32を備えた電子メールサーバ30と
を基本的に備えるネットワーク画像形成装置システム10である。
【0024】
また、ネットワーク画像形成装置システム10は、図1に示したように、適当なネットワーク40、例えば、インターネットを通じて、管理者50と接続している。管理者50は、図示しない情報端末装置、例えばパソコンや携帯電話などを用いて、ネットワーク40と接続している。この情報端末装置と、ネットワーク40との接続は、有線、無線を問わない。管理者50としては、特に限定されないが、後述するパラメータ設定者(以下、単に「設定者」とも言う。)、画像形成装置20の保守管理者などの管理者が挙げられる。
【0025】
さらに、画像形成装置20は、前記画像データに基づいて画像形成を行い、さらに画像出力を行うための画像出力手段である画像出力部23と、 送受信部21を電子メールサーバ30の両格納部に接続させるための所定の接続パラメータを設定入力するための操作手段である操作部25と、操作部で設定入力された接続パラメータを記憶するための記憶手段であるメモリ26と、操作部24による設定入力状況を表示する表示手段である表示部27とを備える。
【0026】
この画像形成装置20は、これら構成部分、具体的には、送受信部21、データ処理部(CPU)22、画像出力部23、さらに操作部25、メモリ26、表示部27を備える装置であれば特に限定されない。具体的には、コピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機など(以下、本体ともいう。)に、上記の構成部分を備えていてもよく、また、上記構成部分を備える情報端末装置と、本体とが、相互にデータの送受信が可能なように接続されていてもよい。具体的には、情報端末装置と、本体とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の情報通信網で接続される。この情報端末装置と、本体との接続は、有線、無線を問わず、例えば、ブラウザでもよい。
【0027】
また、送受信部21は、操作部25の操作によって作成され、データ処理部(CPU)22から送られる電子メールを後述する電子メールサーバ30の送信メール格納部31に送ると共に、受信メール格納部32に格納される電子メールを取り込む。特に、後述するように、接続パラメータ設定時には、この設定入力された接続パラメータからデータ処理部(CPU)22によって作製された確認電子メールを、電子メールサーバ30に送信する。さらに、この送信された確認電子メールを再受信する場合には、当該返信された確認電子メールを電子メールサーバ30から受信する。
【0028】
データ処理部(CPU)22は、後述するメモリ26に記憶した所定のプログラム、すなわち図2、8〜12、14〜18のフローチャートに示す制御プログラムに基づき、各部21,23,24,25,26,27の制御を行う。
画像出力部23は、一般の画像データから画像形成を行うほか、データ処理部(CPU)22の制御において、設定者に表示することが必要となった情報を画像として形成し、当該画像をデータ処理部(CPU)22の要求に従い出力する。具体的には、紙への印刷などが挙げられる。
【0029】
操作部25は、情報を入力することができるものであれば何でもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどが挙げられる。操作部25は、本体と一体となって形成された操作部、および/または、本体と接続された上記情報端末装置の操作部であってもよい。
メモリ26は、電子メールの作成を誘導する情報を記憶するほか、後述の接続パラメータ設定を誘導する画面、すなわち図3〜7、13に示した確認画面に係る情報を記憶している。
【0030】
表示部27は、上記本体の画面、および/または本体と接続された情報端末装置の画面であり、図3〜7、13に示した確認画面を表示する。なお、画像出力部23と表示部27とは一体化してもよい。
電子メールサーバ30は、送信メールサーバとしても受信メールサーバとしても機能するものであって、それぞれの機能に対応して送信メール格納部31および受信メール格納部32を備えている。
【0031】
電子メールサーバ30は、画像形成装置20と相互に電子メールを送受信が可能なように接続されており、具体的には、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の情報通信網で接続されている。また、画像形成装置20は直接ネットワーク40に接続され、ネットワーク40に存在する電子メールサーバ30と相互に電子メールを送受信することもできる。
【0032】
送信メール格納部31は、画像形成装置20で作成され、送受信部21を介して電子メールサーバ30に送られた電子メール(確認電子メールを含む)を一時的に格納した後に送信する。一方、受信メール格納部32は、好ましくは各画面形成装置に対応して設けられ、電子メールサーバ30にネットワーク40を通じて送信された電子メールおよび確認電子メールの再受信時には当該確認電子メールを受信し、該電子メールを一時的に格納し、データ処理部(CPU)22の要求により送受信部21に送る。
【0033】
また、確認電子メールは、管理者50に送信することも可能である。その場合、確認電子メールは、ネットワーク40を介して、管理者50が有する図示しない情報端末装置、例えばパソコンや携帯電話などに送信される。
<ネットワークへの画像形成装置の登録方法>
本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法は、
所定のネットワークと通信を行うための送受信部21、前記送受信部21により受信した通信データを処理するデータ処理部22とを備えた画像形成装置20と、
前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置20の送受信部21の両方に接続するとともに、送受信部21からネットワーク40に送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部31、および当該ネットワークから当該送受信部21に送信される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部32を備えた上記電子メールサーバ30とを備えたシステム10における、ネットワークへの画像形成装置20の登録方法である。
【0034】
以下、各実施の態様について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第1の実施態様は、図2に示したように、
送受信部21を、電子メールサーバ30の両格納部(31,32)に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階(ステップS110)と、
前記入力段階での設定入力がなされたときに、当該接続パラメータを用いて、送受信部21および送信メール格納部31の接続状態、および/または、送受信部21および受信メール格納部32の接続状態を監視して、前記入力段階で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別するパラメータ判別段階(ステップS120)と、
前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作手段に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階(ステップS130、S140)とを有する。
【0035】
図2において、ステップS110では、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、まず、図3に示したデータ入力画面300を、表示部27に表示させる。図3に示したデータ入力画面300には、送信設定入力窓310、受信設定入力窓320、選択カーソル330、確認テスト開始ボタン340、HELPボタン350が表示されている。
【0036】
送信設定入力窓310は、電子メールサーバ30内の送信メールサーバ部分のアドレスを入力するためのIPアドレス入力窓312、および当該送信メールサーバ内の送信メール格納部31を特定するアドレスを入力するための送信メールアドレス入力窓314からなっている。
一方、受信設定入力窓320は、電子メールサーバ30内の受信メールサーバ部分のアドレスを入力するためのIPアドレス入力窓322、および当該受信メールサーバ内の受信メール格納部32を特定するメールボックス名を入力するためのメールボックス名入力窓324、および当該受信メール格納部32にアクセスする際にアクセス権限を有する者のアクセスであるか否かを認証するためのパスワードを入力するためのパスワード入力窓326からなっている。
【0037】
設定者には、データ入力画面300に表示された選択カーソル330により、所望の入力窓を選択させ、その入力窓上でクリックさせる。これにより、入力窓は入力状態になり、設定者に所定のパラメータを操作部25から入力させる。このようにして、上記全ての入力窓に所定のパラメータを操作部25から入力させる。
【0038】
上記接続パラメータの入力が完了したときには、設定者に確認テスト開始ボタン340をクリックさせる。なお、操作などに不明な点がある場合には、HELPボタン350をクリックさせる。
確認テスト開始ボタン340がクリックされると、ステップS120に進む。ステップS120では、ステップS110で設定入力された接続パラメータを用いて、送受信部21および送信メール格納部31の接続状態、および/または、送受信部21および受信メール格納部32の接続状態を監視して、前記入力段階で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別する。具体的には、確認電子メールを自己の受信メール格納部32または管理者50に送信し、確認電子メールが拒絶されたか否かを判別する。
【0039】
ここで、「確認電子メールが拒絶された」とは、
送信メールサーバのIPアドレスの設定ミスにより接続することができない場合、
送信メールサーバから送信を拒否された場合、
送信パラメータ(送信先のメールアドレス、送信者のメールアドレスなど)が不正である場合、
受信メールサーバのIPアドレスの設定ミスにより接続することができない場合、
受信メールサーバから受信を拒否された場合、
受信パラメータ(ユーザ名、そのパスワードなど)が不正である場合、
送信した確認電子メールが、受信メール格納部32に着信していない、または確認電子メールの内容が異なっている等の原因により受信手段によって受信できない場合、を意味する。
【0040】
この判別結果がYES、すなわち、接続パラメータが有効であると判別された場合には、ステップS130に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、ステップS140に進む。
ステップS130では、接続状態が良好(OK)である旨を示したOK画面を表示部27に表示させる。具体的には、図4(a)〜(c)の確認画面410、420、430を表示部27に表示させる。
【0041】
図4(a)に示した確認画面410は、確認電子メールを、自己の受信メール格納部32または管理者50に送信することで接続を確認した場合でのOKの表示画面である。すなわち、図3に示した送信設定入力窓310に入力された接続パラメータが有効であると判別されたときに表示される。なお、確認画面410には、他に、終了ボタン412、HELPボタン414が表示されている。
【0042】
図4(b)に示した確認画面420は、画像形成装置20が自己の受信メール格納部32に、アクセスできるか否か、確認電子メールによらずに確認した場合でのOKの表示画面である。すなわち、図3に示した受信設定入力窓320に入力された接続パラメータが有効であると判別されたときに表示される。なお、確認画面420には、他に終了ボタン412、HELPボタン414が表示されている。
【0043】
図4(c)に示した確認画面430は、確認電子メールを自己の受信メール格納部32に送信し、この確認電子メールを受信することで接続を確認した場合でのOKの表示画面である。すなわち、図3に示した送信設定入力窓310に入力された接続パラメータが有効であると判別され、かつ、図3に示した受信設定入力窓320に入力された接続パラメータが有効であると判別されたときに表示される。なお、確認画面430には、他に終了ボタン412、HELPボタン414が表示されている。
【0044】
このように、表示部27に上記確認画面410,420,430を表示し、設定者に上記接続状態が良好(OK)である旨の確認画面を確認させ、終了ボタン412をクリックさせる。これによって、画像形成装置のネットワークへの登録作業は完了し、終了する。なお、設定者が操作などに不明な点がある場合には、設定者にHELPボタン414をクリックさせる。
【0045】
一方、ステップS120における判別結果がNO、すなわち、接続パラメータが有効ではないと判別された場合にはステップS140に進む。
ステップS140においては、接続状態が不良(NG)である旨を示すNG画面を表示部27に表示させる。具体的には、図5(a)〜(c)または図6(a)〜(c)の確認画面510,520,530,610,620,630を表示部27に表示させる。
【0046】
図5(a)に示した確認画面510は、確認電子メールを前記管理者50または自己の受信メール格納部32に送信することで接続状態を確認する場合に、当該確認電子メールが送信メール格納部31に送られなかったときのNG表示画面である。すなわち、図3に示した送信設定入力窓310に入力された接続パラメータが有効でないと判別されたときに表示部27に表示される。なお、この確認画面510には、終了ボタン512、HELPボタン514が表示されており、さらに、接続パラメータが有効でないと判別された原因が表示されることが好ましい。
【0047】
例えば、図5(a)に示した確認画面510には、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」との表示が例示されているが、この他にも、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」、
「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」、
「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」
などのエラー原因に関する表示が挙げられる。
【0048】
さらに、図5(b)に示した確認画面520は、画像形成装置20が自己の受信メール格納部にアクセスできるか否かを、確認電子メールによらずに確認した場合でのNG表示画面である。すなわち、図3に示した受信設定入力窓320に入力された接続パラメータが有効でないと判別された原因が表示部27に表示される。なお、この確認画面520には、終了ボタン512、HELPボタン514が表示されており、さらに、接続パラメータが有効でないと判別された原因が表示されることが好ましい。
【0049】
例えば、図5(b)に示した確認画面520には、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」との表示が例示されているが、この他にも「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、
「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、
「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」、
「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」
などのエラー原因に関する表示が挙げられる。
【0050】
またさらに、図5(c)に示した確認画面530は、確認電子メールを自己の受診メール格納部32に送信し、この確認電子メールを受信することで接続を確認する場合において、送信動作は良好であったが、当該確認電子メールを自己の受診メール格納部で受信できなかったときのNG表示画面である。すなわち、図3に示した送信設定入力窓310に入力された接続パラメータが有効であると判別され、かつ受信設定入力窓320に入力された接続パラメータが有効でないと判別されたときに表示部27に表示される。なお、この確認画面530には、終了ボタン512、HELPボタン514が表示されており、さらに、接続パラメータが有効でないと判別された原因が表示されることが好ましい。
【0051】
例えば、図5(c)に示した確認画面530には、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」との表示が例示されているが、この他にも「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、
「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、
「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」、
「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」
などのエラー原因に関する表示が挙げられる。
【0052】
このように、表示部27に上記確認画面510、520,530を表示し、設定者にエラー原因を確認させ、終了ボタン512をクリックさせる。これによって、画像形成装置20のネットワークへの登録は、未登録の状態で終了する。また、設定者が操作などに不明な点がある場合には、設定者にHELPボタン514をクリックさせる。
【0053】
また、前記パラメータ判別段階(ステップS120)で、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作部25に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階を有していることも好ましい。
具体的には、図6(a)〜(c)に示した確認画面610,620,630を表示部27に表示させる。
【0054】
これら確認画面610,620,630は、図5(a)〜(c)に記載の確認画面510,520,530中に再入力ボタン614をさらに設けたものである。
設定者が接続パラメータの再入力を行うと判断したときは、設定者に上記確認画面610,620,630上で、再入力ボタン614をクリックさせて、一方、画像形成装置のネットワークへの登録を中止する場合には終了ボタン512をクリックさせる。また、設定者が操作などに不明な点がある場合には、設定者にHELPボタン514をクリックさせる。
【0055】
これらの確認画面610,620,630において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、図7に示した「再入力しますか?」という旨を示す、設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
確認画面710には、OKボタン712、戻るボタン714、およびHELPボタン716が表示されている。
【0056】
設定者により接続パラメータの再入力を行うと判断されたときは、設定者に確認画面710のOKボタン712をクリックさせる。OKボタン712がクリックされると、図3に示したデータ入力画面300に戻り、再入力を行わせる。なお、設定者が操作などに不明な点がある場合には、設定者にHELPボタン716をクリックさせる。
【0057】
なお、後述するように、設定者が再入力をしたときは、画像形成装置20を必要に応じて再起動し、再度「パラメータ判別段階」(ステップS120)に進む。
また、設定者が、確認画面710にて、再入力を行わないと判断したときは、設定者に戻るボタン714をクリックさせ、図6(a)〜(c)に示した確認画面610,620,630を表示部27に表示させる。この確認画面から設定者に、さらに終了ボタン512をクリックさせることで、画像形成装置のネットワークへの登録はされることなく終了する。
【0058】
なお、この態様において、所定の確認画面を表示部27に表示させて、これらの確認画面に表示されている各ボタンをクリック操作させる実施態様を例にとって説明したが、画像出力部23にて、当該確認画面についての画像データに基づいて画像形成を行い、さらに画像が印刷等された媒体を出力し、この媒体を設定者に確認させて、次いで、操作部25から所定の操作をさせてもよい。以下の各態様においても同様である。
【0059】
さらに、この態様において、送信状態および受信状態を一度に確認する方法として、自己の受信メール格納部32に確認電子メールを送信し、この確認電子メールの受信を確認する方法を説明したが、これに限定されることなく、例えば管理者50に確認電子メールを送信した後、当該管理者50が当該確認電子メールの受信後に、所定の電子メールを返信し、この返信された電子メールが受信されたか否かを判別する方法であってもよい。以下の各態様においても同様である。
【0060】
<第2の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第2の実施態様は、上述の第1の実施態様におけるパラメータ判別段階(ステップS120)の好ましい態様である。
そのような、本発明の第2の実施態様は、図8に示したように、
入力段階での設定入力にしたがって確認電子メールを作成し、送受信部21に当該確認電子メールを送る電子メール作成段階(ステップS220)と、
前記入力段階にて設定入力された、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータを用いて、送受信部21に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階(ステップS230〜250)と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信部で拒絶されたか否かを判別し、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別する拒絶確認判別段階(ステップS260)とを有する。
【0061】
図8において、ステップS210では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせ、ステップS220に進む。
【0062】
ステップS220では、ステップS210において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS230に進む。
ステップS230では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータがチェックされる。具体的には、接続パラメータが入力されているか否か、また、接続パラメータに用いられない記号等が入力されているか否か等の文法的なチェックを行う。以下に用いる「文法的に問題がある」とは、パラメータ自体が入力されていない、例えばIPアドレスの入力に際し、ドットの入力がされていない、ドットで区切られた4つの記号群が揃っていないなどの体をなさないエラーをいう。
【0063】
上記チェックの結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合はステップS240に進み、チェックの結果がNO、すなわち、問題ある場合はステップS280に進む。
ステップS240では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0064】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS250に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS280に進む。
【0065】
ステップS250では、送受信部21が送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS260に進む。
ステップS260では、送信メール格納部31が確認電子メールを所定の相手に送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信できない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。所定の相手とは、画像形成装置20、または管理者50である。
【0066】
ステップS260において、この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが送信された場合はステップS270に進み、この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS280に進む。ステップS270では、図4(a)に示したOKを示す確認画面410を表示部27に表示させる。
【0067】
ステップS280では、図5(a)に示したNGを示す確認画面510を表示部27に表示させる。
ステップS230における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0068】
ステップS240における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS260における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラーの原因が表示される。
【0069】
<第3の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第3の実施態様は、上述の第1の実施態様におけるパラメータ判別段階(ステップS120)の好ましい態様である。
そのような、本発明の第3の実施態様は、図9に示したように、
入力段階(ステップS310)にて設定入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータを用いて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせるアクセス段階(ステップS320)と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別し、アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するアクセス確認判別段階(ステップS330、340)とを有する。
【0070】
図9において、ステップS310では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせ、ステップS320に進む。
【0071】
ステップS320では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS330に進む。
ステップS330では、ステップS310において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
【0072】
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち、当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS340に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS360に進む。
【0073】
ステップS340では、ステップS310において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かを判別する。
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、および、パスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、および、パスワードよって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かが判別される。
【0074】
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合はステップS350に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合はステップS360に進む。
ステップS350では、図4(b)に示したOKを示す確認画面420を表示部27に表示させる。
【0075】
ステップS360では、図5(b)に示したNGを示す確認画面520を表示部27に表示させる。
ステップS330における判別結果がNOである場合に表示される確認画面520には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0076】
ステップS340における判別結果がNOである場合に表示される確認画面520には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0077】
<第4の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第4の実施態様は、上述の第1の実施態様におけるパラメータ判別段階(ステップS120)の好ましい態様である。
そのような、本発明の第4の実施態様は、図10に示したように、
入力段階(ステップS411)での設定入力にしたがって、前記入力段階にて設定入力された接続パラメータで特定される受信メール格納部32を送信先に設定した確認電子メールを作成し、送受信部21に当該確認電子メールを送る電子メール作成段階(ステップS412)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階(ステップS413〜415)と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信部で拒絶されたか否かを判別し、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別する拒絶確認判別段階(ステップS416)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階(ステップS417)と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別し、アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するアクセス確認判別段階(ステップS418,419)と、
前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを判別し、受信の確認が取れなかった場合に、確認電子メールの送受信が正常に行われない旨判別する受信確認判別段階(ステップS420)とを有する。
【0078】
図10において、ステップS411では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせステップS412に進む。
【0079】
ステップS412では、ステップS411において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS413に進む。
ステップS413では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータが文法的にチェックされる。
【0080】
このチェック結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合は、ステップS414に進み、このチェック結果がNO、すなわち、問題ある場合は、ステップS422に進む。
ステップS414では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0081】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS415に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS422に進む。
【0082】
ステップS415では、送受信部21が送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS416に進む。
ステップS416では、送信メール格納部31が確認電子メールを送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信ができない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。
【0083】
ステップS416において、この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが送信された場合はステップS417に進み、この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS422に進む。ステップS417では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS418に進む。
【0084】
ステップS418では、ステップS411において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が、予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
【0085】
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS419に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS422に進む。
ステップS419では、ステップS411において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かを判別する。
【0086】
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、および、パスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、およびパスワードよって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合は、ステップS420に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合には、ステップS422に進む。
【0087】
ステップS420では、画像形成装置20が自機宛に送信した確認電子メールが、当該受信メール格納部32で受信されているか否かを判別する。
この判別結果がYES、すなわち、上記確認電子メールが当該受信メール格納部32で受信されている場合は、ステップS421に進み、この判別結果がNO、すなわち、受信されていない場合には、ステップS422に進む。
【0088】
ステップS421では、図4(c)に示したOKを示す確認画面430を表示部27に表示させる。なお、画像形成装置20が、設定者の任意または自動的に受信メール格納部32から確認電子メールを受け取るようにしてもよい。
ステップS422では、上記のように図5(a)、(c)に示したNGを示す確認画面510、530を表示部27に表示させる。
【0089】
ステップS413における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0090】
ステップS414における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS416における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0091】
ステップS418における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS419における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0092】
ステップS420における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
<第5の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第5の実施態様は、上述の第4の実施態様における、受信確認判別段階(ステップS420)において、前記確認電子メールが受信メール格納部32で受信されていないと確認された場合の好ましい態様である。
【0093】
そのような、本発明の第5の実施態様は、図11に示したように、
前記確認電子メールが受信メール格納部32で受信されていないと確認された場合には、
前記送受信部に対して、再度受信メール格納部へアクセスさせる再受信を行うか否かを判別する再受信確認判別段階(ステップS522)と、
前記再受信確認判別段階にて再受信を行う旨判別された場合に、すでに所定回数だけ再受信を行ったか否かを判別し、すでに所定回数だけ再受信動作を行ったと判別された場合に、確認電子メールの受信が正常に行われなかったと判別する回数判別段階(ステップS523)とを有することが好ましい。
【0094】
図11において、ステップS511では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせステップS512に進む。
【0095】
ステップS512では、ステップS511において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS513に進む。
ステップS513では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータが文法的にチェックされる。
【0096】
このチェック結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合は、ステップS514に進み、このチェック結果がNO、すなわち、問題ある場合は、ステップS525に進む。
ステップS514では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0097】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS515に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS525に進む。
【0098】
ステップS515では、送受信部21が、送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS516に進む。
ステップS516では、送信メール格納部31が確認電子メールを送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信ができない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。
【0099】
ステップS516において、この判別結果がYES、すなわち確認電子メールが送信された場合はステップS517に進み、この判別結果がNO、すなわち確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS525に進む。
ステップS517では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS518に進む。
【0100】
ステップS518では、ステップS511において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が、予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
【0101】
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS519に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合にはステップS525に進む。
ステップS519では、ステップS511において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
【0102】
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、およびパスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、およびパスワードよって、送受信部21が受信メール格納部32に認証されるか否か判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合は、ステップS520に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合にはステップS525に進む。
【0103】
ステップS520では、画像形成装置20が自機宛に送信した確認電子メールが、受信メール格納部32で受信されているか否かを判別する。
この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが当該受信メール格納部32で受信されている場合はステップS521に進み、この判別結果がNO、すなわち、受信されていない場合にはステップS522に進む。
【0104】
ステップS521では、図4(c)に示した確認画面430を表示部27に表示させる。なお、画像形成装置20が、設定者の任意または自動的に受信メール格納部32から確認電子メールを受け取るようにしてもよい。
ステップS522では、送受信部21に、再度受信メール格納部32へアクセスさせ、確認電子メールを再度受信するか否かを判別する。
【0105】
この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールを再受信する場合には、ステップS523に進み、この判別結果がNO、すなわち、再受信しない場合には、ステップS525に進む。
ステップS523では、確認電子メールの再受信動作が、設定されている所定の回数以下であるか否かを判別する。この所定回数は、特に限定されず、設定された任意の回数を指す。
【0106】
また、ステップS523では、確認電子メールの受信動作(ステップS520)を行ってから再受信動作を行うまでに、所定の時間が経過したか否かを判別することも好ましい。この所定の時間は、特に限定されず、設定された任意の時間を指す。さらに、ステップS523では、確認電子メールの再受信動作を、上述の「所定回数」と「所定の時間」とを組み合わせることにより、判別することも好ましい。
【0107】
このようなステップS523における判別結果がYES、すなわち、確認電子メールの再受信回数が所定回数以下のときは、ステップS524に進み、確認電子メールの再受信を行い、そして、ステップS520に戻る。
この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールの再受信回数が所定回数以上のときは、ステップS525に進む。
【0108】
ステップS525では、上記のように図5(a)、(c)に示したNGを示す画面510、530を表示部27に表示させる。
ステップS513における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0109】
ステップS514における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS516における判別結果がNOである場合に表示される確認画面510には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0110】
ステップS518における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS519における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0111】
ステップS522における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
ステップS523における判別結果がNOである場合に表示される確認画面530には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0112】
<第6の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第6の実施態様は、上述の第1の実施態様におけるパラメータ判別段階(ステップS120)で、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合の好ましい態様である。
そのような、本発明の第6の実施態様は、図12に示したように、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階(ステップS616)と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階(ステップS617)と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階(ステップS618)とを有することが好ましい。
【0113】
図12において、ステップS611では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせ、ステップS612に進む。
【0114】
ステップS612では、前記入力段階ステップS611で設定入力された接続パラメータを用いて、送受信部21および送信メール格納部31の接続状態、および/または、送受信部21および受信メール格納部32の接続状態を監視して、前記入力段階ステップS611で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別する。
【0115】
この判別結果がYES、すなわち、接続パラメータが有効であると判別された場合には、OKの表示段階(ステップS613)に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、NGの表示段階(ステップS614)に進む。
ステップS613では、ステップS130と同様に、図4(a)〜(c)に示した接続状態が良好(OK)である旨を示すOK画面としての確認画面410、420、430を表示部27に表示させ、これら確認画面に表示された終了ボタン412がクリックされると、画像形成装置のネットワークへの登録は更新されて終了する。
【0116】
ステップS614では、ステップS140と同様に、図6(a)〜(c)に示した接続状態が不良(NG)である旨を示すNG画面としての確認画面610、620、630を表示部27に表示させる。
これらの確認画面において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS615に進む。
【0117】
ステップS615では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712がクリックされ、ステップS616に進む。
ステップS616では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS614において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
【0118】
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS617に進む。
ステップS617では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
【0119】
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS612に進み、再入力された接続パラメータが再度チェックされる。
この判別結果がYES、すなわち、再起動が必要であると判別された場合には、ステップS618に進み、図13に示した、設定者に画像形成装置20の再起動を促す確認画面810を表示部27に表示させると共に、設定者には画像形成装置20の再起動を行うか否かを判断させる。
【0120】
確認画面810には、OKボタン812、戻るボタン814、およびHELPボタン816が表示されている。
設定者が画像形成装置20の再起動を行わないと判断するときは、設定者に確認画面810の戻るボタン814をクリックさせ、再度、図6(a)〜(c)の確認画面610,620,630を表示させてもよい。
【0121】
さらに、これらの確認画面610,620,630において、設定者に終了ボタン512をクリックされると、画像形成装置20のネットワークへの登録はされることなく終了する。なお、設定者が確認画面810における操作などに不明な点がある場合には、設定者にHELPボタン816をクリックさせる。一方、OKボタン812がクリックされると、ステップS619に進む。
【0122】
ステップS619では、画像形成装置20が使用中であるか否か判別する。具体的には、前述したようなコピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機などの本体が作動中であるか否かが判別される。また、当該本体が使用中の場合だけでなく、本体の動作が予約されている否かを判別することも好ましい。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20が作動中である場合には、ステップS620に進み、この判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20が作動していない場合にはステップS621に進む。
【0123】
ステップS620では、画像形成装置20の再起動を一定時間行わずに待機する。この一定時間は、任意に設定することができる。
設定された時間(一定時間)待機した後、再度、ステップS619に戻る。
ステップS621では、画像形成装置20の再起動が行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動が行われた後、再度ステップS612に戻り、再入力された接続パラメータのチェックがされる。
【0124】
<第7の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第7の実施態様は、上記の再起動確認段階(ステップS617)おいて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合の好ましい態様である。
【0125】
そのような、本発明の第4の実施態様は、図14に示したように、
さらに、当該画像形成装置の再起動を自動的に行う再起動段階(ステップS718)とを有することも好ましい。
図14において、ステップS711では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
【0126】
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせるとステップS712に進む。
ステップS712では、前記入力段階ステップS711で設定入力された接続パラメータを用いて、送受信部21および送信メール格納部31の接続状態、および/または、送受信部21および受信メール格納部32の接続状態を監視して、前記入力段階ステップS711で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別する。
【0127】
この判別結果がYES、すなわち、接続パラメータが有効であると判別された場合には、OKの表示段階(ステップS713)に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、NGの表示段階(ステップS714)に進む。
ステップS713では、ステップS130と同様に、図4(a)〜(c)に示した接続状態が良好(OK)である旨を示すOK画面としての確認画面410、420、430を表示部27に表示させ、これら確認画面に表示された終了ボタン412がクリックされると、画像形成装置のネットワークへの登録は更新されて終了する。
【0128】
ステップS714では、ステップS140と同様に、図6(a)〜(c)に示した接続状態が不良(NG)である旨を示すNG画面としての確認画面610、620、630を表示部27に表示させる。
これらの確認画面において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS715に進む。
【0129】
ステップS715では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712がクリックされ、ステップS716に進む。
ステップS716では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS714において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
【0130】
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS717に進む。
ステップS717では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
【0131】
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS712に進み、再入力された接続パラメータが再度チェックされる。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20の再起動を行う必要であると判別された場合には、ステップS718に進む。
ステップS718では、画像形成装置20の再起動が自動的に行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動後、ステップS712に戻り、再入力された接続パラメータが再度チェックされる。
【0132】
このような第7の実施態様において、ステップS712での動作は、具体的には以下の第8〜第11の実施態様が挙げられる。
さらに、図面を参照しながら以下に説明する。
<第8の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第8の実施態様は、図15に示したように、
送受信部21を、電子メールサーバ30の両格納部(31,32)に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階(ステップS811)と、
前記入力段階での設定入力にしたがって確認電子メールを作成し、送受信部21に当該確認電子メールを送る電子メール作成段階(ステップS812)と、
前記入力段階にて設定入力された、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータを用いて、送受信部21に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階(ステップS813〜815)と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信部21で拒絶されたか否かを判別し、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別する拒絶確認判別段階(ステップS816)と
前記パラメータ判別結果の表示を行う表示段階(ステップS817、S818)と、
前記パラメータ判別を行った結果、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合に、一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階(ステップS820)と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバ30により認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階(ステップS821)と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置20の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、画像形成装置20の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階(ステップS823)と、当該画像形成装置20の再起動を自動的に行う再起動段階(ステップS827)とを有する。
【0133】
図15において、ステップS811では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせ、ステップS812に進む。
【0134】
ステップS812では、ステップS811において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS813に進む。
ステップS813では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータがチェックされる。
【0135】
上記チェックの結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合はステップS814に進み、チェックの結果がNO、すなわち、問題ある場合はステップS818に進む。
ステップS814では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0136】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS815に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS818に進む。
【0137】
ステップS815では、送受信部21が送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS816に進む。
ステップS816では、送信メール格納部31が確認電子メールを所定の相手に送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信できない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。所定の相手とは、画像形成装置20、または管理者50である。
【0138】
ステップS816において、この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが送信された場合はステップS817に進み、この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS818に進む。
ステップS817では、図4(a)に示したOKを示す確認画面410を表示部27に表示させる。
【0139】
ステップS818では、図6(a)に示したNGを示す確認画面610を表示部27に表示させる。
ステップS813における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0140】
ステップS814における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS816における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラーの原因が表示される。
【0141】
これら確認画面610において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS819に進む。
ステップS819では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712をクリックさせ、ステップS820に進む。
【0142】
ステップS820では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS818において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS821に進む。
【0143】
ステップS821では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS812に進み、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0144】
この判別結果がYES、すなわち、再起動が必要であると判別された場合には、ステップS822に進む。
ステップS822では、画像形成装置20の再起動を自動的に行うか否かを判別させる。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要があると判別された場合、ステップS827に進む。
【0145】
ステップS827では、画像形成装置20の再起動が自動的に行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動後、ステップS812に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
ステップS822における判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要がないと判別された場合、ステップS823に進み、図13に示した、設定者に画像形成装置20の再起動を促す確認画面810を表示部27に表示させると共に、設定者には画像形成装置20の再起動を行うか否かを判断させる。
【0146】
設定者が画像形成装置20の再起動を行わないと判断するときは、設定者に確認画面810の戻るボタン814をクリックさせ、再度、図6(a)の確認画面610を表示させてもよい。
さらに、確認画面610において、設定者に終了ボタン512がクリックされると、画像形成装置20のネットワークへの登録はされることなく終了する。一方、OKボタン812がクリックされると、ステップS824に進む。
【0147】
ステップS824では、画像形成装置20が使用中であるか否か判別する。具体的には、前述したようなコピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機などの本体が作動中であるか否かが判別される。また、当該本体が使用中の場合だけでなく、本体の動作が予約されている否かが判別されることも好ましい。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20が作動中である場合には、ステップS825に進み、この判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20が作動していない場合にはステップS826に進む。
【0148】
ステップS825では、画像形成装置20の再起動を一定時間行わずに待機する。この一定時間は、任意に設定することができる。
設定された時間(一定時間)待機した後、再度、ステップS824に戻る。
ステップS826では、画像形成装置20の再起動を行い、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動が行われた後、ステップS812に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0149】
<第9の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第9の実施態様は、図16に示したように、
送受信部21を、電子メールサーバ30の両格納部(31,32)に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階(ステップS911)と、
入力段階(ステップS911)にて設定入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータを用いて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせるアクセス段階(ステップS912)と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別し、アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するアクセス確認判別段階(ステップS913、914)と、
前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、前記操作部25に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階(ステップS917)と、
前記パラメータ判別を行った結果、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合に、一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階(ステップS918)と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置20の再起動を行わなければ、画像形成装置20が前記電子メールサーバ30により認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階(ステップS919)と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置20の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、画像形成装置20の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階(ステップS921)と、当該画像形成装置20の再起動を自動的に行う再起動段階(ステップS925)とを有する。
【0150】
図16において、ステップS911では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせ、ステップS912に進む。
【0151】
ステップS912では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS913に進む。
ステップS913では、ステップS911において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
【0152】
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち、当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS914に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS916に進む。
【0153】
ステップS914では、ステップS911において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かを判別する。
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、および、パスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、および、パスワードよって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かが判別される。
【0154】
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合はステップS915に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合はステップS916に進む。
ステップS915では、図4(b)に示したOKを示す確認画面420を表示部27に表示させる。
【0155】
ステップS916では、では、図6(b)に示したNGを示す確認画面620を表示部27に表示させる。
ステップS913における判別結果がNOである場合に表示される確認画面620には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0156】
ステップS914における判別結果がNOである場合に表示される確認画面620には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0157】
これら確認画面620において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS917に進む。
ステップS917では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712がクリックされ、ステップS918に進む。
【0158】
ステップS918では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS916において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS919に進む。
【0159】
ステップS919では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS912に進み、データ処理部(CPU)22にて、再入力された接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせる。
【0160】
この判別結果がYES、すなわち、再起動が必要であると判別された場合には、ステップS920に進む。
ステップS920では、画像形成装置20の再起動を自動的に行うか否かを判別させる。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要があると判別された場合、ステップS925に進む。
【0161】
ステップS925では、画像形成装置20の再起動が自動的に行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動後、ステップS912に戻り、データ処理部(CPU)22にて、再入力された接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせる。
【0162】
ステップS920における判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要がないと判別された場合、ステップS921に進み、図13に示した、設定者に画像形成装置20の再起動を促す確認画面810を表示部27に表示させると共に、設定者には画像形成装置20の再起動を行うか否かを判断させる。
【0163】
設定者が画像形成装置20の再起動を行わないと判断するときは、設定者に確認画面810の戻るボタン814をクリックさせ、再度、図6(a)の確認画面610を表示させてもよい。
さらに、確認画面610において、設定者に終了ボタン512がクリックされると、画像形成装置20のネットワークへの登録はされることなく終了する。一方、OKボタン812がクリックされると、ステップS922に進む。
【0164】
ステップS922では、画像形成装置20が使用中であるか否か判別する。具体的には、前述したようなコピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機などの本体が作動中であるか否かが判別される。また、当該本体が使用中の場合だけでなく、本体の動作が予約されている否かが判別されることも好ましい。この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20が作動中である場合には、ステップS923に進み、この判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20が作動していない場合にはステップS924に進む。
【0165】
ステップS923では、画像形成装置20の再起動を一定時間行わずに待機する。この一定時間は、任意に設定することができる。
設定された時間(一定時間)待機した後、再度、ステップS922に戻る。
ステップS924では、画像形成装置20の再起動を行い、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。
【0166】
画像形成装置20の再起動後、ステップS912に戻り、データ処理部(CPU)22にて、再入力された接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせる。
<第10の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第10の実施態様は、図17に示したように、
送受信部21を、電子メールサーバ30の両格納部(31,32)に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階(ステップS1011)と、
入力段階(ステップS1011)での設定入力にしたがって、前記入力段階にて設定入力された接続パラメータで特定される受信メール格納部32を送信先に設定した確認電子メールを作成し、送受信部21に当該確認電子メールを送る電子メール作成段階(ステップS1012)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階(ステップS1013〜1015)と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信部で拒絶されたか否かを判別し、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別する拒絶確認判別段階(ステップS1016)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階(ステップS1017)と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別し、アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するアクセス確認判別段階(ステップS1018,1019)と、
前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを判別し、受信の確認が取れなかった場合に、確認電子メールの送受信が正常に行われない旨判別する受信確認判別段階(ステップS1020)と、
前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、前記操作部25に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階(ステップS1023)と、
前記パラメータ判別を行った結果、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合に、一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階(ステップS1024)と、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置20の再起動を行わなければ、画像形成装置20が前記電子メールサーバ30により認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階(ステップS1025)と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置20の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、画像形成装置20の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階(ステップS1027)と、当該画像形成装置20の再起動を自動的に行う再起動段階(ステップS1031)とを有する。
【0167】
図17において、ステップS1011では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせステップS1012に進む。
【0168】
ステップS1012では、ステップS1011において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS1013に進む。
ステップS1013では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータが文法的にチェックされる。
【0169】
このチェック結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合は、ステップS1014に進み、このチェック結果がNO、すなわち、問題ある場合は、ステップS1022に進む。
ステップS1014では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0170】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS1015に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS1022に進む。
【0171】
ステップS1015では、送受信部21が送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS1016に進む。
ステップS1016では、送信メール格納部31が確認電子メールを送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信ができない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。
【0172】
ステップS1016において、この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが送信された場合はステップS1017に進み、この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS1022に進む。
ステップS1017では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS1018に進む。
【0173】
ステップS1018では、ステップS1011において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が、予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
【0174】
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS1019に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS1022に進む。
ステップS1019では、ステップS1011において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かを判別する。
【0175】
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、および、パスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、およびパスワードよって、送受信部21が、受信メール格納部32に認証されるか否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合は、ステップS1020に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合には、ステップS1022に進む。
【0176】
ステップS1020では、画像形成装置20が自機宛に送信した確認電子メールが、当該受信メール格納部32で受信されているか否かを判別する。
この判別結果がYES、すなわち、上記確認電子メールが当該受信メール格納部32で受信されている場合は、ステップS1021に進み、この判別結果がNO、すなわち、受信されていない場合には、ステップS1022に進む。
【0177】
ステップS1021では、図4(c)に示したOKを示す確認画面430を表示部27に表示させる。なお、画像形成装置20が、設定者の任意または自動的に受信メール格納部32から確認電子メールを受け取るようにしてもよい。
ステップS1022では、上記のように図6(a)、(c)に示したNGを示す確認画面610、630を表示部27に表示させる。
【0178】
ステップS1013における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0179】
ステップS1014における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS1016における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0180】
ステップS1018における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS1019における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0181】
ステップS1020における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
これら確認画面610、630において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS1023に進む。
【0182】
ステップS1023では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712がクリックされ、ステップS1024に進む。
ステップS1024では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS1011において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
【0183】
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS1025に進む。
ステップS1025では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
【0184】
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS1012に進み、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
この判別結果がYES、すなわち、再起動が必要であると判別された場合には、ステップS1026に進む。
【0185】
ステップS1026では、画像形成装置20の再起動を自動的に行うか否かを判別させる。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要があると判別された場合、ステップS1031に進む。
ステップS1031では、画像形成装置20の再起動が自動的に行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動後、ステップS1012に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0186】
ステップS1026における判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要がないと判別された場合、ステップS1027に進み、図13に示した、設定者に画像形成装置20の再起動を促す確認画面810を表示部27に表示させると共に、設定者には画像形成装置20の再起動を行うか否かを判断させる。
【0187】
設定者が画像形成装置20の再起動を行わないと判断するときは、設定者に確認画面810の戻るボタン814をクリックさせ、再度、図6(a)、(c)の確認画面610、630を表示させてもよい。
さらに、確認画面610、630において、設定者に終了ボタン512がクリックされると、画像形成装置20のネットワークへの登録はされることなく終了する。一方、OKボタン812がクリックされると、ステップS1028に進む。
【0188】
ステップS1028では、画像形成装置20が使用中であるか否か判別する。具体的には、前述したようなコピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機などの本体が作動中であるか否かが判別される。また、当該本体が使用中の場合だけでなく、本体の動作が予約されている否かが判別されることも好ましい。
【0189】
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20が作動中である場合には、ステップS1029に進み、この判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20が作動していない場合にはステップS1030に進む。
ステップS1029では、画像形成装置20の再起動を一定時間行わずに待機する。この一定時間は、任意に設定することができる。
【0190】
設定された時間(一定時間)待機した後、再度、ステップS1028に戻る。ステップS1030では、画像形成装置20の再起動を行い、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動が行われた後、ステップS1012に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0191】
<第11の実施態様>
本発明に係る「ネットワークへの画像形成装置の登録方法」の第11の実施態様は、図18に示したように、
送受信部21を、電子メールサーバ30の両格納部(31,32)に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階(ステップS1111)と、
入力段階(ステップS1111)での設定入力にしたがって、前記入力段階にて設定入力された接続パラメータで特定される受信メール格納部32を送信先に設定した確認電子メールを作成し、送受信部21に当該確認電子メールを送る電子メール作成段階(ステップS1112)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階(ステップS1113〜1115)と、
前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信部で拒絶されたか否かを判別し、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別する拒絶確認判別段階(ステップS1116)と、
前記入力段階にて設定入力された、前記送受信部と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信部に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階(ステップS1117)と、
前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別し、アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するアクセス確認判別段階(ステップS1118,1119)と、
前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを判別し、受信の確認が取れなかった場合に、確認電子メールの送受信が正常に行われない旨判別する受信確認判別段階(ステップS1120)と、
上記受信確認判別段階において、前記確認電子メールが受信メール格納部32で受信されていないと確認された場合に、
前記送受信部に対して、再度受信メール格納部へアクセスさせる再受信を行うか否かを判別する再受信確認判別段階(ステップS1122)と、
前記再受信確認判別段階にて再受信を行う旨判別された場合に、すでに所定回数だけ再受信を行ったか否かを判別し、すでに所定回数だけ再受信動作を行ったと判別された場合に、確認電子メールの受信が正常に行われなかったと判別する回数判別段階(ステップS1123)と
前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、前記操作部25に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階(ステップS1126)と、
前記パラメータ判別を行った結果、当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合に、一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階(ステップS1127)と、
前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置20の再起動を行わなければ、画像形成装置20が前記電子メールサーバ30により認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階(ステップS1128)と、
前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置20の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、画像形成装置20の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階(ステップS1130)と、当該画像形成装置20の再起動を自動的に行う再起動段階(ステップS1133)とを有する。
【0192】
図18において、ステップS1111では、上記ステップS110と同様に、設定者に操作部25を使用させて、接続パラメータのデータ入力をさせる。
具体的には、図3に示したデータ入力画面300において、設定者に、上記ステップS110と同様に接続パラメータを入力させ、さらに、確認テスト開始ボタン340をクリックさせステップS1112に進む。
【0193】
ステップS1112では、ステップS1111において入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成され、ステップS1113に進む。
ステップS1113では、データ処理部(CPU)22にて、入力された接続パラメータが文法的にチェックされる。
【0194】
このチェック結果がYES、すなわち、入力された接続パラメータが文法的に問題ない場合は、ステップS1114に進み、このチェック結果がNO、すなわち、問題ある場合は、ステップS1125に進む。
ステップS1114では、送受信部21と送信メール格納部31との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かを判別する。
【0195】
具体的には、図3に示した、送信メールサーバのIPアドレス入力窓312に入力された送信メールサーバのIPアドレスによって、送受信部21が、送信メール格納部31に接続可能か否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が送信メール格納部31に接続できた場合は、ステップS1115に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合には、ステップS1125に進む。
【0196】
ステップS1115では、送受信部21が、送信メール格納部31に確認電子メールを送り、ステップS1116に進む。
ステップS1116では、送信メール格納部31が確認電子メールを送信することができるか否かを判別する。すなわち、送受信部21から送信メール格納部31に確認電子メールを送る際に、当該確認電子メールが送信メール格納部31へ送られることなく、送受信部21に戻されたか否かが判別される。確認電子メールが送受信部21に戻された場合に、送信ができない、すなわち当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別される。
【0197】
ステップS1116において、この判別結果がYES、すなわち確認電子メールが送信された場合はステップS1117に進み、この判別結果がNO、すなわち確認電子メールが送受信部21に戻された場合は、ステップS1125に進む。
ステップS1117では、データ処理部(CPU)22にて、上記接続パラメータに基づいて、送受信部21に受信メール格納部32へのアクセス動作を行わせ、ステップS1118に進む。
【0198】
ステップS1118では、ステップS1111において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
具体的には、図3に示した、受信メールサーバのIPアドレス入力窓322に入力されたIPアドレスに対応する受信メールサーバが存在するか否か、すなわち当該IPアドレスに基づいて、送受信部21が、予め割り当てられた受信メール格納部32に接続可能か否かが判別される。
【0199】
この判別結果がYES、すなわち、所定の受信メール格納部に接続できた場合には、ステップS1119に進み、この判別結果がNO、すなわち、接続できない場合にはステップS1125に進む。
ステップS1119では、ステップS1111において入力された、送受信部21と受信メール格納部32との接続に関する接続パラメータによって、送受信部21が、受信メール格納部32に接続可能か否かを判別する。
【0200】
具体的には、図3に示した、メールボックス名入力窓324、およびパスワード入力窓326に入力された、メールボックス名、およびパスワードよって、送受信部21が受信メール格納部32に認証されるか否かが判別される。
この判別結果がYES、すなわち、送受信部21が受信メール格納部32に認証された場合は、ステップS1120に進み、この判別結果がNO、すなわち、認証されない場合にはステップS1125に進む。
【0201】
ステップS1120では、画像形成装置20が自機宛に送信した確認電子メールが、受信メール格納部32で受信されているか否かを判別する。
この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールが当該受信メール格納部32で受信されている場合はステップS1121に進み、この判別結果がNO、すなわち、受信されていない場合にはステップS1122に進む。
【0202】
ステップS1121では、図4(c)に示した確認画面430を表示部27に表示させる。なお、画像形成装置20が、設定者の任意または自動的に受信メール格納部32から確認電子メールを受け取るようにしてもよい。
ステップS1122では、送受信部21に、再度受信メール格納部32へアクセスさせ、確認電子メールを再度受信するか否かを判別する。
【0203】
この判別結果がYES、すなわち、確認電子メールを再受信する場合には、ステップS1123に進み、この判別結果がNO、すなわち、再受信しない場合には、ステップS1125に進む。
ステップS1123では、確認電子メールの再受信動作が、設定されている所定の回数以下であるか否かを判別する。この所定回数は、特に限定されず、設定された任意の回数を指す。
【0204】
また、ステップS1123では、確認電子メールの受信動作(ステップS1120)を行ってから再受信動作を行うまでに、所定の時間が経過したか否かを判別することも好ましい。この所定の時間は、特に限定されず、設定された任意の時間を指す。さらに、ステップS1123では、確認電子メールの再受信動作を、上述の「所定回数」と「所定の時間」とを組み合わせることにより、判別することも好ましい。
【0205】
このようなステップS1123における判別結果がYES、すなわち、確認電子メールの再受信回数が所定回数以下のときは、ステップS1124に進み、確認電子メールの再受信を行い、そして、ステップS1120に戻る。
この判別結果がNO、すなわち、確認電子メールの再受信回数が所定回数以上のときは、ステップS1125に進む。
【0206】
ステップS1125では、上記のように図6(a)、(c)に示したNGを示す画面610、630を表示部27に表示させる。
ステップS1113における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「入力パラメータエラー:パラメータが間違っています。パラメータを確認して下さい。」、「入力パラメータエラー:パラメータが入力されていません。パラメータを入力して下さい。」などの入力パラメータのエラー原因が表示される。
【0207】
ステップS1114における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:送信メールサーバのIPアドレス確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS1116における判別結果がNOである場合に表示される確認画面610には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「送信エラー:送信メールサーバによって送信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0208】
ステップS1118における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「接続エラー:受信メールサーバのIPアドレスを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
ステップS1119における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名を確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:パスワードを確認して下さい。」、「受信メールボックス認証エラー:メールボックス名とパスワードを確認して下さい。」などのエラー原因が表示される。
【0209】
ステップS1122における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
ステップS1123における判別結果がNOである場合に表示される確認画面630には、接続パラメータが有効でないと判別された原因として、例えば、「受信エラー:受信メールサーバによって受信を拒否されました。」などのエラー原因が表示される。
【0210】
これら確認画面610、630において、再入力ボタン614がクリックされた場合には、接続パラメータの再入力を促すステップS1126に進む。
ステップS1126では、図7に示した設定者に接続パラメータの再入力を促す確認画面710を表示部27に表示させる。
設定者により、再入力を行うと判断されたときは、確認画面710のOKボタン712がクリックされ、ステップS1127に進む。
【0211】
ステップS1127では、図3に記載のデータ入力画面300を表示部27に再度表示させ、ステップS1011において示された接続パラメータのエラー原因に従って、設定者に、変更が必要な接続パラメータの再入力をさせる。
設定者による接続パラメータの再入力が終了したときは、設定者にデータ入力画面300の図示しない「OK」ボタンをクリックさせる。「OK」ボタンがクリックされると、ステップS1128に進む。
【0212】
ステップS1128では、再入力された接続パラメータが、画像形成装置20を電子メールサーバ30に認識させるために、当該画像形成装置20の再起動を必要とするか否かを判別する。
この判別結果がNO、すなわち、再起動が必要でないと判別された場合、再度ステップS1112に進み、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0213】
この判別結果がYES、すなわち、再起動が必要であると判別された場合には、ステップS1129に進む。
ステップS1129では、画像形成装置20の再起動を自動的に行うか否かを判別させる。
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要があると判別された場合、ステップS1134に進む。
【0214】
ステップS1134では、画像形成装置20の再起動が自動的に行われ、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動後、ステップS1112に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
ステップS1129における判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20の再起動を自動的に行う必要がないと判別された場合、ステップS1130に進み、図13に示した、設定者に画像形成装置20の再起動を促す確認画面810を表示部27に表示させると共に、設定者には画像形成装置20の再起動を行うか否かを判断させる。
【0215】
設定者が画像形成装置20の再起動を行わないと判断するときは、設定者に確認画面810の戻るボタン814をクリックさせ、再度、図6(a)、(c)の確認画面610、630を表示させてもよい。
さらに、確認画面610、630において、設定者に終了ボタン512がクリックされると、画像形成装置20のネットワークへの登録はされることなく終了する。一方、OKボタン812がクリックされると、ステップS1131に進む。
【0216】
ステップS1131では、画像形成装置20が使用中であるか否か判別する。具体的には、前述したようなコピー機、FAX、スキャナー、さらにこれらの複合機などの本体が作動中であるか否かが判別される。また、当該本体が使用中の場合だけでなく、本体の動作が予約されている否かが判別されることも好ましい。
【0217】
この判別結果がYES、すなわち、画像形成装置20が作動中である場合には、ステップS1132に進み、この判別結果がNO、すなわち、画像形成装置20が作動していない場合にはステップS1133に進む。
ステップS1132では、画像形成装置20の再起動を一定時間行わずに待機する。この一定時間は、任意に設定することができる。
【0218】
設定された時間(一定時間)待機した後、再度、ステップS1028に戻る。
ステップS1133では、画像形成装置20の再起動を行い、再入力された接続パラメータが有効なものとされる。画像形成装置20の再起動が行われた後、ステップS1112に戻り、再入力された接続パラメータを用いて、データ処理部(CPU)22にて確認電子メールが作成される。
【0219】
なお、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更した構成も、本発明の範囲に属するものと理解される。
【0220】
【発明の効果】
本発明によれば、パラメータ設定者は、画像形成装置が正常に電子メールを送受信することができるかどうか確認することができ、接続パラメータ設定を間違えていた場合には、どの設定項目で間違えたか、およびその対処方法を確認することができる。さらに、画像形成装置は、メールサーバへの電子メールの配信遅延に影響されることなく自己送受信が可能であり、またさらに、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータを変更された場合には、再起動が必要な旨のメッセージをパラメータ設定者に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係るネットワーク画像形成装置システムの一実施態様を示すブロック図である。
【図2】 図2は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第1の実施態様を示すフローチャートである。
【図3】 図3は、表示部に表示させる接続パラメータ入力画面の一態様を示す図である。
【図4】 図4は、表示部に表示させる、確認テストOK画面の一態様を示す図である。
【図5】 図5は、表示部に表示させる、確認テストNG画面の一態様を示す図である。
【図6】 図6は、表示部に表示させる、確認テストNG画面の一態様を示す図である。
【図7】 図7は、表示部に表示させる、接続パラメータの再入力を促す画面の一態様を示す図である。
【図8】 図8は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第2の実施態様を示すフローチャートである。
【図9】 図9は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第3の実施態様を示すフローチャートである。
【図10】 図10は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第4の実施態様を示すフローチャートである。
【図11】 図11は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第5の実施態様を示すフローチャートである。
【図12】 図12は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第6の実施態様を示すフローチャートである。
【図13】 図13は、表示部に表示させる、画像形成装置の再起動を促す画面の一態様を示す図である
【図14】 図14は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第7の実施態様を示すフローチャートである。
【図15】 図15は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第8の実施態様を示すフローチャートである。
【図16】 図16は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第9の実施態様を示すフローチャートである。
【図17】 図17は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第10の実施態様を示すフローチャートである。
【図18】 図18は、本発明に係るネットワークへの画像形成装置の登録方法の第11の実施態様を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネットワーク画像形成装置システム
20 画像形成装置
30 電子メールサーバ
40 ネットワーク
50 管理者
21 送受信部
22 データ処理部(CPU)
23 画像出力部
25 操作部
26 メモリ
27 表示部
31 送信メール格納部
32 受信メール格納部

Claims (12)

  1. 所定のネットワークと通信を行うための送受信手段、および前記送受信手段により受信した通信データを処理するデータ処理手段を備えた画像形成装置と、
    前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置の送受信手段の両方に接続するとともに、当該送受信手段から当該ネットワークに送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部、および当該ネットワークから当該送受信手段に送信される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部を備えた電子メールサーバとを備えたシステムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    前記送受信手段を前記電子メールサーバの両格納部に接続させるための所定の接続パラメータを設定入力させるための操作手段と、
    前記操作手段で設定入力された接続パラメータを記憶するための記憶手段と、
    前記操作手段による設定入力状況を表示する表示手段とを有し、
    前記データ処理手段は、前記操作手段からの設定入力がなされたときに、
    当該設定入力にしたがった接続パラメータを生成して前記メモリに送り、
    当該接続パラメータを用いて、前記送受信手段および前記送信メール格納部の接続状態、および/または前記送受信手段および前記受信メール格納部の接続状態を監視して、設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別し、
    前記判別結果の表示を行うための判別結果表示データ、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作手段に接続パラメータの再入力を促す表示を行うための入力催促用表示データを前記表示手段に送り、
    前記表示手段は、当該判別結果表示データおよび必要に応じて入力催促用表示データに基づいた表示を行うように構成され、
    前記データ処理手段は、
    前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせて、当該確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別するように構成されていることを特徴とするネットワーク画像形成装置システム。
  2. 前記データ処理手段は、前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メー
    ル格納部へのアクセス動作を行わせて、このアクセス動作が成功しなかったときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク画像形成装置システム。
  3. 前記データ処理手段は、
    前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせて、当該確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、または、
    前記操作手段にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせて、このアクセス動作が成功しなかったときに、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、アクセス動作が成功したときには、前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを確認して、受信されていなかった場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別し、
    さらに、電子メールの送受信が正常に行われない旨の表示を行うための確認用表示データを前記表示手段に送る
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク画像形成装置システム。
  4. 前記データ処理手段は、前記確認電子メールが前記受信メール格納部で受信されていないと確認された場合に、
    前記送受信手段に、所定の時間間隔で所定回数だけ、当該受信メール格納部にアクセスさせて当該確認電子メールの受信を確認させ、それでもなお受信が確認されなかった場合に、前記確認用表示データを前記表示手段に送ることを特徴とする請求項3に記載のネットワーク画像形成装置システム。
  5. 一度設定入力された接続パラメータを変更して、新たな接続パラメータを再入力させる場合において、前記データ処理手段は、
    前記操作手段にて再設定入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別し、
    当該再設定入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動が必要である旨の表示を行うための再起動表示データを前記表示手段に送ることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク画像形成装置システム。
  6. 一度設定入力された接続パラメータを変更して、新たな接続パラメータを再入力させる場合において、前記データ処理手段は、
    前記操作手段にて再設定入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別し、
    当該再設定入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動を自動的に行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク画像形成装置システム。
  7. 所定のネットワークと通信を行うための送受信手段、および前記送受信手段により受信した通信データを処理するデータ処理手段を備えた画像形成装置と、
    前記ネットワークおよび当該ネットワークと通信を行う画像形成装置の送受信手段の両方に接続するとともに、当該送受信手段から当該ネットワークに送信される電子メールが一時的に格納される送信メール格納部、および当該ネットワークから当該送受信手段に送信
    される電子メールが一時的に格納される受信メール格納部を備えた電子メールサーバとを備えたシステムにおけるネットワークへの画像形成装置の登録方法において、
    前記送受信手段を、前記電子メールサーバの両格納部に接続させるための所定の接続パラメータの設定入力を促す入力段階と、
    前記入力段階での設定入力がなされたときに、当該接続パラメータを用いて、前記送受信手段および前記送信メール格納部の接続状態、および/または前記送受信手段および前記受信メール格納部の接続状態を監視して、前記入力段階で設定入力された接続パラメータが有効であるか否かを判別するパラメータ判別段階と、
    前記パラメータ判別段階での判別結果の表示、および当該接続パラメータが有効ではないと判別された場合には、必要に応じて、前記操作手段に接続パラメータの再入力を促す表示を行う表示段階とを有し、
    前記パラメータ判別段階では、
    前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階と、
    前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたか否かを判別する拒絶確認判別段階とを有し、
    前記拒絶確認判別段階にて、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別することを特徴とするネットワークへの画像形成装置の登録方法。
  8. 前記パラメータ判別段階では、
    前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階と、
    前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別するアクセス確認判別段階とを有し、
    前記アクセス確認判別段階にて、前記アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記パラメータ判別段階では、
    前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と前記送信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記確認電子メールの送信動作を行わせる送信段階と、
    前記送信段階で送信された確認電子メールが当該送受信手段で拒絶されたか否かを判別する拒絶確認判別段階と、
    前記入力段階にて設定入力された、前記送受信手段と当該受信メール格納部との接続に関する接続パラメータを用いて、当該送受信手段に前記受信メール格納部へのアクセス動作を行わせるアクセス段階と、
    前記アクセス段階でのアクセス動作が成功するか否かを判別するアクセス確認判別段階と、
    前記確認電子メールが当該受信メール格納部で受信されているか否かを判別する受信確認判別手段とを有し、
    前記拒絶確認判別段階にて、確認電子メールが拒絶されたことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別され、
    前記アクセス確認判別段階にて、前記アクセス動作が成功しなかったことが確認された場合に、当該接続に係る接続パラメータが有効でないと判別され、
    前記受信確認判別段階にて、受信の確認が取れなかった場合に、電子メールの送受信が正常に行われない旨判別されること
    を特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 前記受信確認判別段階において、前記確認電子メールが前記受信メール格納部で受信されていないと確認された場合に、
    前記送受信手段に対して、再度受信メール格納部へアクセスさせる再受信を行うか否かを判別する再受信確認判別段階と、
    前記再受信確認判別段階にて再受信を行う旨判別された場合に、すでに所定回数だけ再受信を行った否かを判別する回数判別段階とを有し、
    前記回数判別段階で、すでに所定回数だけ再受信動作を行ったと判別された場合に、電子メールの受信が正常に行われなかったと判別されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
    新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階と、
    前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階と、
    前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動が必要である旨の表示を行う再起動催促表示段階と
    を有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 一度設定入力された接続パラメータを変更する場合において、
    新たな接続パラメータの再入力を促す再入力段階と、
    前記再入力段階で入力された接続パラメータが、自機である画像形成装置の再起動を行わなければ、当該画像形成装置が前記電子メールサーバにより認識されないものであるか否かを判別する再起動確認段階と、
    前記再起動確認段階にて、前記再入力段階で入力された接続パラメータが、画像形成装置の再起動が必要な接続パラメータであると判別された場合には、当該画像形成装置の再起動を自動的に行う再起動段階と
    を有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
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