JP3881556B2 - 墓の灯火用石碑 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、墓の周りに配置される灯籠、墓碑あるいは板塔婆収納の役目をする石柱からなる墓の灯火用石碑に関する。
【0002】
【従来の技術】
墓は、図4の従来の墓の配置図に示すように、墓石14の周りに、墓碑15、灯籠16、板塔婆立て17等が配置されている。墓碑15には個人の位階勲、没年月日、事跡等の墓誌を刻む、灯籠16には火を灯す、板塔婆立て17には板塔婆11を立てるというそれぞれに役目をもっている。
【0003】
なお、ろうそくが消えないようにした墓前用燭台が特開平11−111011号公報に、墓前用灯籠が特開平10−25927号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の通常の墓は、場所が狭く、墓石の周りに、墓碑、灯籠、ろうそく立て、板塔婆立てなどを配置するものが多いために墓を造るのに費用が掛かかり、また場所が狭いので、配置が複雑になり掃除しにくく、清潔に保ちにくいという欠点があった。
【0005】
また、墓前の灯籠は、ろうそくを入れるようにはなっているが、手間がかかり風雨で火が消えるので、殆どの人は墓石の正面の狭い場所にろうそくを灯すため、流油して墓を汚しており、火を灯すことなくただ型式的に建立しているものに過ぎず、灯明の役目を果たしていない。
【0006】
また、法要などで板塔婆立てに立てた板塔婆が風で墓石回りに散乱して墓の周りを汚しているという欠点もある。
【0007】
また、前記公報に記載のものは、単にろうそくが消えないようにしただけのものである。
【0008】
そこで、本発明は、灯籠、墓碑あるいは板塔婆立ての役目をすることができる墓の灯火用石碑を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の灯火用石碑は、石柱の側面あるいは裏面部分に墓誌が刻まれ、石柱縦方向にくり抜き加工して上部が開口し底部が閉じられた空洞の正面部分に開口が形成され、この開口に開閉自在で光を透過する扉が取り付けられ、空洞の底部にろうそく立てが配置され、ろうそく立ての後に熱遮蔽板が立設され、熱遮蔽板の背部に板塔婆を収納する板塔婆収納部が形成され、石柱の底部が基台に結合され、石柱上部に嵌合自在の石蓋が設けられ、石柱の上部に排気口が形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明の灯火用石碑の石蓋の正面図、(b)は灯火用石碑の石柱の平面図、(c)は石柱の縦断面図、(d)は石柱の扉を開いた状態を示す正面図、図2は石柱に石蓋を被せた状態を示す断面図、(b)は灯火用石碑の斜視図である。
【0011】
御影石などの石柱1を縦方向にくり抜き加工して上部が開口し、底部が閉じられた空洞2を形成する。さらに、空洞2の正面部分に縦方向に開口2aを形成する。石柱1の側面あるいは裏面部分1aには従来の墓碑に刻んでいる戒名・俗名・年月日、事跡等の墓誌を刻むことができる。
【0012】
なお、本実施例では、石柱1は四角柱であるが、円柱や多角形柱あるいはその他の形状に形成してもよく、また空洞2の断面は、円形であるが、丸形あるいは多角形に形成してもよい。
【0013】
空洞2の底部にはろうそく立て10が配置される。ろうそく立て10は、後ろに熱遮蔽板10aが立設され、熱遮蔽板10aの背部に板塔婆11を収納できるように板塔婆収納部2aの空間を形成する。熱遮蔽板10aにより、ろうそく立て10の背後に形成された板塔婆収納部2aにろうそくの熱が伝達するのを防止することができる。ろうそく立て10にはろうそく12が流油しないように廃物皿を設置するとよい。また、空洞2の上部には、ろうそくによる空洞内の熱気を外に逃がすために排気口9を設ける。
【0014】
石柱1の正面部分の開口2aには、ろうそく12に点火するためと風雨からろうそく12を守るため扉5を設置する。扉枠はステンレスなどの錆びにくい材質とし、扉12の扉板壁7には光を透過する透明ガラス板、すりガラス板あるいはアクリル板などを使用し、扉5には取手6を設ける。本実施例では、扉5は片開きであるが、両開きにしてもよい。
【0015】
石柱1はその底部が基台3とボルト・ナット4で結合される。この結合により安定性を高めて固定することができるので、石柱1が強風などにより転倒するのを防止することができる。
【0016】
石柱1の上部は空洞2から風雨が入るのを防ぐため石蓋8を被せる。石蓋8の底部は石柱1の上部の開口内にはまり込むように形成する。
【0017】
図3は本発明の灯火用石碑を配置した墓の全体図である。本発明を適用した墓では、従来の墓に配置されている灯籠、墓碑に代えて本発明の灯火用石碑13を任意の位置に配置する。この配置により墓が簡素化され、掃除もし易くなり、墓を清潔に保つことができる。板塔婆11は使用後に板塔婆収納部2bに収納するので、従来のように風などで散乱することもない。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の灯籠、墓碑、板塔婆の収納を一つにまとめたので、整理された且つローコストの墓となる。また、石造物内を空洞にし正面に扉、上部に石蓋を被せることで、ろうそくの火を風雨から守ることができ、また、板塔婆の収納もでき、側面等には戒名などの墓誌を入れて墓碑としても使用できるので、整理された墓にすることができる。
【0019】
本発明の灯火用石碑により、灯籠、墓碑を一つにまとめ、更に散乱しやすい板塔婆を収納できるようにしたので、狭い場所の複雑さがなくなって墓回りが簡素になり、清潔にまとまりのある整った墓に仕上げることができるとともに、墓全体を美しく保つことができ、また、墓回りが簡素になって掃除がしやすくなり、板塔婆が散乱することもないので清潔に保つことができる。
【0020】
従来の墓誌は、戒名等の追加の場合に工場へ持ち帰る際、重量があるため、運搬作業に手間が掛かっていたが、本発明では、石造物内を空洞にすることで軽量化され運搬作業が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の灯火用石碑の石蓋の正面図、(b)は灯火用石碑の石柱の平面図、(c)は石柱の縦断面図、(d)は石柱の扉を開いた状態を示す正面図
【図2】 本発明の灯火用石碑の石柱に石蓋を被せた状態を示す断面図、(b)は灯火用石碑の斜視図である。
【図3】 本発明の灯火用石碑を配置した墓の全体図である。
【図4】 従来の墓の全体図である。
【符号の説明】
1:石柱 1a:側面、裏面部分 2:空洞 2a:開口 2b:板塔婆収納部3:基台 4:ボルト・ナット 5:扉 6:取手 7:扉板壁 8:石蓋 9:排気口 10:ろうそく立て 10a:熱遮蔽板 11:板塔婆 12:ろうそく 13:灯火用石碑 14:墓石 15:墓碑 16:灯籠 17:板塔婆立て

Claims (1)

  1. 石柱の側面あるいは裏面部分に墓誌が刻まれ、石柱縦方向にくり抜き加工して上部が開口し底部が閉じられた空洞の正面部分に開口が形成され、この開口に開閉自在で光を透過する扉が取り付けられ、空洞の底部にろうそく立てが配置され、ろうそく立ての後に熱遮蔽板が立設され、熱遮蔽板の背部に板塔婆を収納する板塔婆収納部が形成され、石柱の底部が基台に結合され、石柱上部に嵌合自在の石蓋が設けられ、石柱の上部に排気口が形成されていることを特徴とする墓の灯火用石碑。
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