JP3881075B2 - 緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等のシート装置に取り付けられ、シートクッションに対するシートバックの傾斜角を適宜調節でき、かつ、ロックオフ時に衝突等により衝撃を受けても緊急ロックすることのできる緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公昭42−7950号公報に開示されているシートリクライニング装置においては、セクタギヤがシートバックに固定される一方、セクタギヤと嵌脱自在のウォームギヤをシートクッションに回動自在に取り付けている。ウォームギヤは作動軸に連結されており、この作動軸を軸方向に引っ張り、更に持ち上げることにより、ウォームギヤのセクタギヤとの噛合は解除される。この状態で、シートバックに負荷を加えると、シートバックは傾倒しその傾斜角を迅速に変更することが可能となり、作動軸より手を放すと、ウォームギヤはセクタギヤと再び噛合し、シートバックはその位置に保持される。また、シートバックの傾斜角の微調節が必要な場合には、作動軸を回転させてウォームギヤを回転させると、ウォームギヤと噛合するセクタギヤが徐々に回転し、シートバックを任意の傾斜角に無段階に変更することができる。
【0003】
特公昭52−9892号公報に開示されているシートリクライニング装置においては、シートクッションにウォームホイールを固定する一方、シートバックにウォームギヤを回動自在に取り付けウォームホイールと噛合せしめている。ウォームギヤの軸方向には、ウォームホイールの端縁を遊嵌しうる幅の溝が刻設されており、ウォームギヤと連結されたハンドルを回転させることにより、ウォームホイールの端縁を溝に嵌入せしめると、ウォームギヤとウォームホイールとの噛合は解除され、シートバックを任意の位置まで迅速に傾倒可能となる。シートバックの傾斜角を変更後、ハンドルから手を放すと、ウォームギヤはスプリングにより90度回転せしめられ、ウォームホイールと再び噛合しロック状態となる。尚、ハンドルを徐々に回転することにより、ウォームギヤが一体的に回転し、ウォームギヤと噛合するウォームホイールもまた徐々に回転することになるので、シートバックの傾斜角を微調節することもできる。
【0004】
米国特許第4,685,735号公報に開示されているシートリクライニング装置は、シート取付台に枢着されたシートバックブラケットと、該シートバックブラケットに固定され平歯を有するセクタギヤと、シート取付台に回動自在に取り付けられ、セクタギヤと噛合するウォームギヤを備えている。セクタギヤの平歯と噛合するウォームギヤは、その螺旋角に相当する角度だけセクタギヤに対し傾斜せしめられており、ウォームギヤに連結されたノブを回転することにより、シートバックの傾斜角を適宜調節する構成となっている。
【0005】
また、シートバックフレームにセクタギヤを固定し、該セクタギヤと噛合するロックギヤを設け、セクタギヤとロックギヤの噛合を手動解除することにより、シートバックの傾斜角を適宜調節するようにした、シートリクライニング装置も公知である。
【0006】
更に、外歯車と内歯車の噛合を利用したタウメル式シートリクライニング装置もよく知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち、実公昭42−7950号公報あるいは特公昭52−9892号公報に開示されているシートリクライニング装置にあっては、ウォームギヤとセクタギヤあるいはウォームホイールとの噛合を解除することにより、シートバックの傾斜角を迅速に変更しうる構成ではあるが、いずれの構成においても、シートバックはスプリングにより直立位置に常時付勢されているので、上記噛合を解除すると、シートバックが急速に前倒し、着座している乗員に不快感を与えるという問題点があった。
【0008】
また、ウォームギヤとセクタギヤあるいはウォームホイールとの噛合を解除した所謂ロックオフ時に、衝突等により衝撃を受けるとシートバックは急激に傾倒し、乗員が怪我をする虞れがあった。
【0009】
さらに、シートバックに固定されたセクタギヤの回転をロックギヤでロックする構成のものでは、セクタギヤとロックギヤに形成された歯は所定のピッチで形成されており、シートバックを微調節できないという問題点があった。
【0010】
また、米国特許第4,685,735号公報に開示されているものや、タウメル式シートリクライニング装置にあっては、セクタギヤとウォームギヤ、あるいは、外歯車と内歯車が常時噛合しており、シートバックの傾斜角を迅速に変更することができず、傾斜角の変更に時間を要するという問題点があった。
【0011】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、シートバックの傾斜角を迅速かつ無段階に調節可能で、傾斜角の調節に際しシートバックが急速に前倒することもなく、かつ、ロックオフ時に衝撃を受けても緊急ロックすることのできる緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートバックに固定されたセクタギヤと、該セクタギヤと常時噛合しシートクッションに回動自在に取り付けられ、かつ、上記セクタギヤとの摩擦角以上のリード角を有するウォームギヤと、該ウォームギヤと摩擦係合してウォームギヤの回転を阻止する制動手段とを備え、該制動手段の上記ウォームギヤに対する制動を解除するとともに、上記シートバックを傾倒することにより上記セクタギヤを介して上記ウォームギヤを回転せしめ、上記シートバックの傾斜角を適宜変更できるようにしたシートリクライニング装置において、上記シートクッションに取り付けられた圧電素子と、該圧電素子の寸法変化により揺動して上記ウォームギヤの回転を阻止する緊急制動部材と、上記セクタギヤの回転により起電力を発生する起電力発生手段とを有する緊急ロック機構を設け、上記起電力発生手段が発生した起電力を上記圧電素子に送電するとともに、所定値以上の起電力が上記圧電素子に送電されると、上記圧電素子の寸法変化を介して上記緊急制動部材が上記ウォームギヤの回転を阻止することにより上記シートバックの前方あるいは後方への傾倒を阻止するようにしたことを特徴とする緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置である。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、上記起電力発生手段を、上記ウォームギヤに一体的に取り付けられた永久磁石と、該永久磁石に近接配置されたコイルとにより構成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
一般に、本発明のシートリクライニング装置が適用されるシート装置は大略、シートクッションと、シートクッションに傾倒自在に取り付けられるシートバックから構成され、シートクッションとシートバックにはそれぞれ、シートクッションフレームとシートバックフレームが収容されている。
【0015】
図1に示されるように、互いに常時噛合するセクタギヤ2とウォームギヤ4のうち、セクタギヤ2はシートバックフレーム40に固着されたブラケット42に螺着される一方、ウォームギヤ4はシートクッションフレーム(図示せず)に螺着されたブラケット6に一対の調心軸受8を介して回動自在に取り付けられている。ブラケット6には一本のピン10が植設せしめられており、このピン10を介してセクタギヤ2はブラケット6に回動自在に取り付けられている。ピン10の周囲には、コイルスプリング12が巻回されており、その両端はそれぞれピン10及びセクタギヤ2に係止せしめられ、シートバックフレーム40をシート前方(A方向)に常時付勢している。
【0016】
また、図2に示されるように、ウォームギヤ4の一端はテーパー状に形成され、制動部材14の内部に形成されたテーパー状制動面14aと摩擦接触する被制動面4aを構成している。制動部材14は、その一端14bがブラケット6に枢着せしめられる一方、その他端14cは、スプリング(図示せず)により矢印B方向に付勢され、かつ、カム16により常時押圧されている。このカム16はレバー18の一端に一体的に固定されるとともに、ピン20を介してブラケット6に揺動自在に取り付けられている。レバー18の他端には、操作ノブ22が取り付けられており、操作ノブ22の上下動を介して、カム16を揺動せしめる構成となっている。尚、レバー18はスプリング24で常時下向きに付勢され、所定位置で保持されている。
【0017】
図3は、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4に形成された被制動面4aとの係合状態を示している。図中、一点鎖線は操作ノブ22を操作しない通常時を示しており、かかる状態では、カム16により押圧された制動部材14の制動面14aはウォームギヤ4の被制動面4aと摩擦係合しており、従って、ウォームギヤ4の回転は阻止されている。一方、操作ノブ22を上方に持ち上げると、カム16は図中反時計方向に回転するとともに、制動部材14はスプリングの付勢力により矢印B方向に移動し、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4の被制動面4aとの摩擦係合は解除され、ウォームギヤ4は自由に回転しうる状態となる(二点鎖線で示した状態)。
【0018】
ここで、セクタギヤ2と噛合するウォームギヤ4のリード角は、セクタギヤ2との摩擦角以上に設定されており、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4の被制動面4aとの摩擦係合が解除された状態では、コイルスプリング12の付勢力によりシートバックフレーム40は容易に前傾方向(図1のA方向)に傾倒する一方、シートバックフレーム40に後方への負荷を加えると、逆方向に傾倒する。すなわち、セクタギヤ2の傾動により、ウォームギヤ4を回動せしめる構成となっている。
【0019】
また、図1及び図2に示されるように、本発明にかかるシートリクライニング装置は、緊急時にシートバックをロックする緊急ロック機構44を備えており、この緊急ロック機構44について図4を参照しながら説明する。
【0020】
緊急ロック機構44は、ウォームギヤ4の前端側に取り付けられた緊急制動部材46と、緊急制動部材46をウォームギヤ4に形成された被制動面4bに押圧してウォームギヤ4を緊急ロックする圧電アクチュエータ素子48(以下、圧電素子と称す)と、ウォームギヤ4の後端側に取り付けられた永久磁石50と、永久磁石50の両側に近接配置され永久磁石50の回転により起電力を誘導する一対のコイル52,52から構成されている。コイル52,52に誘導された起電力は電線54を介して圧電素子48に送電される一方、圧電素子48の寸法変化により被制動面4bに押圧される緊急制動部材46はブラケット6に立設された支軸56に揺動自在に取り付けられている。
【0021】
さらに詳述すると、緊急ロック機構44は、コイル52,52に誘導される起電力が永久磁石50の回転速度に比例することを利用して通常時と異常時の識別を行っており、セクタギヤ2の回転を阻止すべき速度に達した時に発生する電圧をロックメカニズムの作動電圧として設定している。セクタギヤ2が回転するとウォームギヤ4及び永久磁石50は増速されるので、誘導起電力が高くなりロックメカニズムは容易に作動する。
【0022】
また、その速度伝達比は、セクタギヤ2の歯数をZ1、ウォーム条数をZWとすると、Z1/ZWと表されるので、ウォームギヤ4及び永久磁石50の回転数(速度)n2は、セクタギヤ2の回転数(速度)をn1とすると、
【数1】
n2=n1×Z1/ZW … (1)
と表される。
【0023】
圧電素子48は、電圧の変化によりその寸法が変化する(大きくなる)ので、セクタギヤ2が所定速度に達し、所定電圧がコイル52,52に誘導されると、緊急制動部材46が圧電素子48により支軸56を介してウォームギヤ4の被制動面4bに押圧され、ウォームギヤ4を制動する。
【0024】
図5は、コイル52,52に誘導された電圧を検知し整流する回路を示しており、コイル52,52に誘導された電圧は、変圧器58により昇圧された後、複数の整流器60,…,60により整流されるとともにコンデンサ62により平滑され、圧電素子48に印加される。
【0025】
かかる構成のシートリクライニング装置の作用を説明する。
操作ノブ22を操作しない通常の状態では、カム16の押圧力により制動部材14の制動面14aがウォームギヤ4の被制動面4aと摩擦係合し、ウォームギヤ4の回転は阻止されている。かかる状態では、コイルスプリング12の付勢力により、シートバックフレーム40は前方に傾倒することはなく、逆に、シートバックフレーム40に後方への負荷を加えても、負荷の方向に傾倒することはない。
【0026】
他方、シートバックの傾斜角を変更したい場合、操作ノブ22を持ち上げると、カム16は図中反時計方向に回転する。その結果、制動部材14はスプリングの付勢力により矢印B方向(図2及び図3)に移動し、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4の被制動面4aとの摩擦係合は解除される。シートバックを前方に傾斜させたい場合には、着座している乗員が前傾姿勢を取ると、コイルスプリング12の付勢力によりセクタギヤ2を介してウォームギヤ4が徐々に回転し、シートバックは滑らかに前方に傾斜する。所望の位置で操作ノブ22から手を放せば、スプリング24の付勢力によりカム16が図中時計方向に回転し、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4の被制動面4aが再び摩擦係合することとなり、ウォームギヤ4の回転が阻止され、従って、シートバックの傾斜角が維持される。
【0027】
逆に、シートバックを後方に傾斜させたい場合には、操作ノブ22を持ち上げた状態でシートバックに後方への負荷を加えると、コイルスプリング12の付勢力に抗してウォームギヤ4がシートバック前傾時とは逆方向に回転し、その結果、セクタギヤ2も回転することになるので、シートバックが徐々に後方に傾斜する。所望の位置で操作ノブ22から手を放せば、上記同様、制動部材14の制動面14aとウォームギヤ4の被制動面4aが再び摩擦係合し、ウォームギヤ4の回転が阻止されるので、シートバックの傾斜角が維持される。
【0028】
ここで、操作ノブ22を持ち上げた所謂ロックオフ状態で、例えば他の車両等により衝撃を受けると、シートバックが前方あるいは後方に傾倒し、セクタギヤ2が回転する。その結果、ウォームギヤ4が、上記式(1)で表される速度で急激に回転するので、ウォームギヤ4に一体的に取り付けられた永久磁石50が回転し、コイル52,52に起電力が誘導される。本発明によれば、コイル52,52に誘導された起電力が所定値を超えると、圧電素子48は支軸56を介してウォームギヤ4の被制動面4bに押圧されるよう設定されているので、上記衝撃により圧電素子48は被制動面4bに押圧され、ウォームギヤ4の回転を停止させる。その結果、シートバックの前方あるいは後方への急激な傾倒が阻止され、乗員の安全が保証される。
【0029】
なお、上記実施形態において、制動部材14にテーパー状制動面14aを形成し、ウォームギヤ4に形成された対応する形状の被制動面4aに摩擦接触させることによりウォームギヤ4の回転を阻止する構成としたが、操作ノブ22を操作することにより所定形状の制動片をウォームギヤ4の歯面に押圧してウォームギヤ4の回転を阻止することもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、ウォームギヤのリード角をセクタギヤとの摩擦角以上に設定したので、制動手段のウォームギヤに対する制動を解除すれば、付勢手段の付勢力により、あるいは、シートバックに後方への負荷を加えることによりシートバックは前方あるいは後方に徐々に傾倒する。傾倒時、セクタギヤとウォームギヤとの歯面摩擦がダンパーの作用をするので、シートバックの傾倒が滑らかに行われる。また、圧電素子と緊急制動部材と起電力発生手段とを有する緊急ロック機構を設け、起電力発生手段が発生した起電力を圧電素子に送電するとともに、所定値以上の起電力が圧電素子に送電されると、圧電素子の寸法変化を介して緊急制動部材がウォームギヤの回転を阻止することによりシートバックの前方あるいは後方への傾倒を阻止するようにしたので、操作ノブを持ち上げた所謂ロックオフ状態において、他の車両等により衝撃を受けてもシートバックの急激な前倒あるいは後倒が阻止され、乗員の安全が保証される。
【0031】
また、請求項2に記載の発明によれば、起電力発生手段を、ウォームギヤに一体的に取り付けられた永久磁石と、該永久磁石に近接配置されたコイルとにより構成したので、簡素な安価な緊急ロック機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置の斜視図である。
【図2】 図1における線II−IIに沿った断面図である。
【図3】 図1のシートリクライニング装置に設けられた制動部材の作用を示す概略断面図である。
【図4】 図1のシートリクライニング装置に設けられた緊急ロック機構を示す斜視図である。
【図5】 図4の緊急ロック機構に設けられた電圧検知整流回路の配線図である。
【符号の説明】
2 セクタギヤ
4 ウォームギヤ
4a 被制動面
8 調心軸受
12 スプリング
14 制動部材
14a 制動面
16 カム
22 操作ノブ
44 緊急ロック機構
46 緊急制動部材
48 圧電素子
50 永久磁石
52 コイル
54 電線
Claims (2)
- シートバックに固定されたセクタギヤと、該セクタギヤと常時噛合しシートクッションに回動自在に取り付けられ、かつ、上記セクタギヤとの摩擦角以上のリード角を有するウォームギヤと、該ウォームギヤと摩擦係合してウォームギヤの回転を阻止する制動手段とを備え、該制動手段の上記ウォームギヤに対する制動を解除するとともに、上記シートバックを傾倒することにより上記セクタギヤを介して上記ウォームギヤを回転せしめ、上記シートバックの傾斜角を適宜変更できるようにしたシートリクライニング装置において、
上記シートクッションに取り付けられた圧電素子と、該圧電素子の寸法変化により揺動して上記ウォームギヤの回転を阻止する緊急制動部材と、上記セクタギヤの回転により起電力を発生する起電力発生手段とを有する緊急ロック機構を設け、上記起電力発生手段が発生した起電力を上記圧電素子に送電するとともに、所定値以上の起電力が上記圧電素子に送電されると、上記圧電素子の寸法変化を介して上記緊急制動部材が上記ウォームギヤの回転を阻止することにより上記シートバックの前方あるいは後方への傾倒を阻止するようにしたことを特徴とする緊急ロック機構を備えたシートリクライニング装置。 - 上記起電力発生手段を、上記ウォームギヤに一体的に取り付けられた永久磁石と、該永久磁石に近接配置されたコイルとにより構成した請求項1に記載のシートリクライニング装置。
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