JP3878815B2 - 電子メールシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールシステム並びに当該電子メールシステムに用いられるメール配信装置及び情報端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子メールシステムを用いてメール配信装置から定期的に送信される画像や音声等のデータを情報端末において更新する方法としては、メール配信装置側で、電子メールに新しいデータを添付して情報端末に送信すると共に、電子メールに添付したデータを旧データに置き換えて保存するよう依頼し、情報端末側で、メール配信装置からの依頼に応じて、受信した電子メールに添付されたデータを旧データに置き換えて保存する方法があり、又情報端末側でのデータの置き換えの手間を軽減するものとして、携帯電話サービスにおける画像配信システムが提供されている。
【0003】
この携帯電話サービスにおける画像配信システムは、情報端末側が、WWW(World Wide Web)接続によって取得した画像のファイル名が待ち受け画面に表示している画像のファイル名と一致した場合に、待ち受け画面の画像を、新たに取得した画像に置き換える機能を備える一方、待ち受け画面用の画像を提供する側が、WWWサーバ上のディレクトリに画像を配置し、日替わりで画像を更新する(但し、このとき画像のファイル名は変更しない)と共に、この画像のURL(Uniform Resource Location)を電子メールの本文に記述して情報端末に送信する構成となっており、情報端末が、受信した電子メールに記述されたURLにWWW接続を行うだけで、待ち受け画面の画像を日替わりで更新することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような画像配信システムでは、提供されたデータを情報端末にて更新する際において情報端末側のデータの置き換えの手間を軽減することができるものの、データを提供する側において、データ更新用にWWWサーバを所有・運営しなくてはならないといった問題点や、異なるデータを同じファイル名で保存しておく必要があるため、ファイル名から内容を識別することができなくなってしまい、データを管理する上での不便が生じるといった問題点があり、又情報端末側において、データを提供する側が用意したWWWサーバとは無関係な別のWWWサーバに接続した場合であって、当該WWWサーバから受信したデータのファイル名が待ち受け画面のファイル名と偶然一致したときに、ユーザが所望しない画像が待ち受け画面として更新されてしまうといった問題点があった。
【0005】
本発明は、情報端末側におけるデータ置き換えの手間を軽減することができつつ、データを提供する側での運営の簡易化や、情報端末側での不具合の改善を図ることができる電子メールシステム並びに当該電子メールシステムに用いられるメール配信装置及び情報端末を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、添付データを含む電子メールを送信可能なメール配信装置と、該メール配信装置から送信された添付データを含む電子メールを受信可能な情報端末とからなる電子メールシステムであって、記メール配信装置が、記情報端末に対して添付データを含む電子メールを送信するとき、当該電子メールに、添付データのフォーマット種別を含める一方、記情報端末が、添付データ及びフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて添付データを記憶可能なデータ記憶手段と、該受信したとき該データ記憶手段に記憶しているデータのうちで受信した当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、該受信したとき前記データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えているよう構成したものである。
【0008】
又、本発明は、電子メールに含める添付データを記憶する添付データ記憶手段と、添付データを含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて当該電子メールの添付データを記憶可能なデータ記憶手段を備えた情報端末のメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶手段と、該メールアドレス記憶手段に記憶されたメールアドレスを用いて記添付データ記憶手段に記憶された添付データを含む電子メールを定期的に送信するメール送信手段とを備えてメール配信装置を構成し、前記メール送信手段は、添付データを含む電子メールを送信するとき、当該電子メールに、添付データのフォーマット種別を含め、前記情報端末は、前記データ記憶手段に記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、該受信したとき前記データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えているものである。
【0010】
又、本発明は、データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、電子メールを受信する受信手段と、該受信手段が、添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、前記データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定する判定手段と、該判定手段が有ると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、該データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えて情報端末を構成したものである。
【0012】
又、本発明の情報端末は、上述の構成に加え、ユーザによる操作が可能な指示手段を、さらにえ、前記データ記憶手段が、前記受信手段によって添付データを含む電子メール受信され、且つ記指示手段によって所定の指示が成された場合であって、前記判定手段によって当該電子メールの送信元メールアドレスに一致するデータが記データ記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、当該電子メールに含まれる添付データを当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記るよう構成したものである。
【0013】
又、本発明の情報端末は、上述の構成に加え、前記受信手段が添付データを含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容を表示する表示手段を、さらに備える構成としたものである。
【0014】
又、本発明の情報端末は、上述の構成に加え、ユーザによる操作が可能な指示手段を、さらにえ、前記判定手段は、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行ない、前記データ更新手段は、前記判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換え、前判定手段は、前記表示手段によって電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容表示されている状態において、記指示手段によって所定の指示が成されたとき、該所定の指示が成されたデータを前記ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識するよう構成したものである。
【0015】
更に、本発明の情報端末は、上述の構成に加え、記データ記憶手段が、データを送信元メールアドレスと自動更新の可否を示すデータとに関連付けて記憶する一方、前記判定手段は、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行ない、前記データ更新手段は、前記判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換え、前判定手段が、前記受信手段によって添付データを含む電子メール受信された場合であって、当該電子メールの送信元メールアドレスに一致する送信元メールアドレスのデータが、自動更新可を示すデータとして前記データ記憶手段に記憶されているとき、データを前記ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識するよう構成したものである。
【0016】
従って、本発明によれば、メール配信装置と情報端末とからなる電子メールシステムにおいて、メール配信装置が、情報端末に対して添付データを含む電子メールを送信するとき、当該電子メールに、添付データのフォーマット種別を含める一方、情報端末が、添付データ及びフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて添付データを記憶可能なデータ記憶手段と、受信したときデータ記憶手段に記憶しているデータのうちで受信した当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段とを備えることにより、メール配信装置は、情報端末に添付データを含む電子メールを送信する毎に、情報端末に記憶されているデータを更新することができ、又情報端末は、メール配信装置から添付データを含む電子メールを受信する毎に、記憶済みデータを更新することができる。さらに、受信したときデータ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のままデータ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段を備えている。
【0017】
、メール配信装置は、情報端末に記憶されている異なるフォーマットのデータを、単一のメールアドレスを用いて更新することができ、又情報端末は、異なるフォーマットで記憶されたデータをそれぞれ個別に更新することができる。
【0018】
又、本発明によれば、情報端末に、データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、受信手段が、添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定する判定手段と、該判定手段が有ると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、さらに、ユーザによる操作が可能な指示手段とを備え、受信手段によって添付データを含む電子メールを受信し、且つ指示手段によって所定の指示が成された場合であって、当該電子メールの送信元メールアドレスに一致するデータがデータ記憶手段に記憶されていないと判定手段によって判定されたとき、データ記憶手段が、当該電子メールに含まれる添付データを当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記ることにより、送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とデータとの関連付けを、ユーザによる指示により簡単に行うことができる。また、データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のままデータ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えている。
【0019】
又、本発明によれば、情報端末に、データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、受信手段が添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定する判定手段と、判定手段が有ると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、さらに添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容を表示する表示手段備えることにより、更新によって消去されるデータをユーザにおいて確認することができる。また、データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のままデータ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えている。
【0020】
又、本発明によれば、情報端末に、データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、受信手段が添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定し、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行なう判定手段と、判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、さらに受信手段によって添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容を表示する表示手段とユーザによる操作が可能な指示手段とを備え、表示手段によって電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容表示されている状態において、指示手段によって所定の指示が成されたとき、判定手段が、該所定の指示が成されたデータをユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識し、データ更新手段が、該データを添付データに置き換えることにより、更新によって消去されるデータをユーザにおいて確認した後、ユーザの指示によってデータを更新することができる。また、データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のままデータ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えている。
【0021】
更に、本発明によれば、情報端末に、データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別と自動更新の可否を示すデータとに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、受信手段によって添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メール受信されたとき、データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定し、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行なう判定手段と、判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段とを備える一方、受信手段によって添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信した場合であって、当該電子メールの送信元メールアドレスに一致する送信元メールアドレスのデータが、自動更新可を示すデータとしてデータ記憶手段に記憶されているとき、判定手段が、該データをユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識し、データ更新手段が、当該データを添付データに自動的に置き換えることにより、ユーザに更新の可否を問い合わせることなく、所望のデータを自動的に更新することができる。また、データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のままデータ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の電子メールシステムの構成例を示す説明図、図2は電子メールシステムに用いられるメール配信装置の構成を示す機能ブロック図、図3は電子メールシステムに用いられる情報端末の構成を示す機能ブロック図、図4はメール配信装置に記憶されるデータの構造を示す説明図であり、(a)は広告データの構造を、(b)は添付データの構造を、(c)はユーザデータの構造をそれぞれ示す。図5は電子メールシステムで用いられる電子メールの一例を示す説明図、図6は情報端末に記憶されるデータの構造を示す説明図、図7はユーザにデータ更新を行うか否かを問い合わせる際に表示する画面の一例を示す説明図、図8は添付データの保存処理が開始された際に表示する画面の一例を示す説明図、図9はデータ更新可否フィールド225を指定するための画面の一例を示す説明図、図10はメール配信装置におけるメール送信時の動作制御を示すフローチャート、図11及び図12は情報端末におけるメール受信時の動作制御を示すフローチャートである。
【0024】
以下、本発明の一実施の形態である電子メールシステムを図1乃至図12に基づいて説明する。
【0025】
図1乃至図3において、Aは添付データを含む電子メールを受信可能な情報端末、Bは情報端末Aと無線接続される基地局、Cは基地局BとメールサーバDとを接続する公衆回線(専用回線)、Dは情報端末Aにおいて送受信される電子メールを一時的に蓄えインターネットEとのやり取りを行うメールサーバ、Eはインターネット、FはインターネットEを通じて添付データを含む電子メールを送信可能なメール配信装置である。
【0026】
そして、メール配信装置Fは、インターネットEに接続して電子メールの送受信を行うための通信制御を行う通信制御部100と、企業から受け付けた広告データを記憶する広告データ記憶部110と、画像や音楽等のデータを記憶する添付データ記憶部120と、添付データ記憶部120に記憶された添付データを含む電子メールを送付する先のユーザの情報(メールアドレス・メディアタイプ情報・送信希望時刻等)を記憶するユーザデータ記憶部130と、広告データ記憶部110及び添付データ記憶部120並びにユーザデータ記憶部130に記憶されたデータ等に基づいてメール本文を作成するメール作成部140と、通信制御等に必要な時間の計測を行うタイマ150と、一時的な記憶領域となるRAM(Random Access Memory)160と、制御を行うためのプログラムやデータが格納されるROM(Read Only Memory)170と、全体の制御を行う制御部180とによって構成されている。
【0027】
又、情報端末Aは、基地局Bと接続して電子メールの送受信を行うための通信制御を行う通信制御部200と、電子メールのフォーマットを解析して送信元のメールアドレスや添付データの抽出を行うメール解析部210と、メール配信装置Fを含む他の端末から受信、若しくは自端末で作成した画像や音声等のデータを、メールアドレスと関連付けて記憶するデータ記憶部220と、データ記憶部220に保存されているデータを、受信した電子メールの添付データに置き換えるための制御を行うデータ更新部230と、データ記憶部220に保存されている画像データやその他の情報を表示する表示部240と、ユーザからの入力を受け付ける入力部250と、通信制御や表示制御等に必要な時間の計測を行うタイマ260と、一時的な記憶領域となるRAM270と、制御を行うためのプログラムやデータが格納されるROM280と、全体の制御を行う制御部290によって構成されている。
【0028】
尚、メール解析部210は、添付データのフォーマット種別を識別するデータ種別判定部211を備えており、又入力部250は、電話番号、メールアドレス、メール本文等を入力するためのキーボードの他に、データの自動更新を行うか否かをユーザに問い合わせて指示を受け付けるデータ更新確認部251と、電子メールの添付データをデータ記憶部220に保存するための入力を受け付けるデータ記憶指示部252と、データ記憶部220に保存されているデータの中からどのデータを自動更新するかをユーザに選択させる自動更新選択指定部253とを備えている。
【0029】
次に、上記のように構成された電子メールシステムについて、情報端末A及びメール配信装置Fを構成する主要部の具体的な構成及び動作を説明する。
【0030】
通信制御部100は、ルータ・モデム・TCP/IPプロトコル処理回路・WWWブラウジング処理回路等のインターネットに接続するための制御部と、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP3(Post Office Protocol Version 3)等の電子メールの送受信プロトコルを実行する制御部を備えており、インターネットEに接続されたメールサーバDと電子メールのやり取りを行うことができるようになっている。
【0031】
広告データ記憶部110、添付データ記憶部120、ユーザデータ記憶部130は、SRAM(Static Random Access Memory)やフラッシュ・メモリ等のメモリによって構成され、各種データが特定のデータ構造に従って保存するようになっている。図4は、ユーザデータ記憶部130に保存されているデータ構造の一例を示しており、各行は一データに関する各種情報の集合体(以下、レコードと称す)を表わし、各列は個々の情報要素(以下、フィールドと称す)を表わしている。
【0032】
尚、図4(a)において、フィールド111は広告の供給元を、フィールド112は広告文を、フィールド113〜119は広告内容のキーワードをそれぞれ示し、又図4(b)において、フィールド121はデータのファイル名を、フィールド122はデータのメディアタイプを、フィールド123は添付データをそれぞれ示し、更に図4(c)において、フィールド131はデータ配信を希望しているユーザのメールアドレスを、フィールド132はデータのメディアタイプを、フィールド133はデータ配信の希望送信時刻を、フィールド134〜139はユーザから提供されたユーザの嗜好情報をそれぞれ示す。尚、このようなデータ構造は、例えば、C言語の構造体や配列等によって表現することができ、特定の順序に従ってメモリに格納されることにより、あるレコードに属する特定のフィールドを読み出したり、特定のフィールドを検索キーとしてレコードの検索を行ったりすることが可能である。
【0033】
メール作成部140は、各部から提供されるデータを、電子メールの標準フォーマットであるRFC822(STANDARD FOR THE FORMAT OF ARPA INTERNET TEXT MESSAGES)や、画像等のデータを電子メールに添付して送信するための規格であるMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)等の電子メールのフォーマットに加工するようになっている。
【0034】
通信制御部200は、アンテナ、高周波信号を送受信するためのRF(Radio Frequency)回路、信号の変調や復調を行うベースバンド回路等を含む、携帯電話のプロトコルに従って通信を行うための制御部と、SMTPやPOP3等の電子メールの送受信プロトコルを実行する制御部とを備えており、メールサーバDを介して他の情報端末やインターネットに接続されたメール配信装置F(電子メールクライアント)と電子メールのやり取りを行うことができるようになっている。
【0035】
メール解析部210は、電子メールの標準フォーマットであるRFC822や、画像等のデータを電子メールに添付して送信するための規格であるMIME等の電子メールのフォーマットを解析し、送信元のメールアドレスやメールのタイトル、本文、添付データ等の電子メールに関する情報を抽出するようになっている。
【0036】
データ種別判定部211は、メール解析において、添付データのフォーマット種別の判定を行うようになっており、このフォーマット種別の判定においては、MIMEで規定されているContent−Typeヘッダに記述されるメディアタイプ情報や、Content−Typeヘッダのパラメータとして記述されるファイル名を採用したり、電子メールに特殊なヘッダを追加することによって判定しても良いが、本実施の形態においては、MIMEのメディアタイプ情報とファイル名を併せてフォーマット種別を判定するものとする。具体的には、JPEG形式、MPEG形式のようなファイル形式に関してはメディアタイプ情報によって識別を行い、ユーザがどの場面で使用すべきデータかはファイル名の先頭の数文字によって識別を行う。例えば、ファイル名の先頭が「ring」で始まるものは端末が電話の着信を受けているときに表示する画像とし、「wall」で始まるものは待ち受け画面において表示する画像とする。
【0037】
図5は、RFC822及びMIMEに準拠した電子メールの一例であり、これらの規格において電子メールは、ヘッダと呼ばれる付加情報と本文によって構成されており、ヘッダは、付加情報の種別を示す文字列と、その内容の組によって記述される。
【0038】
尚、図5において、ヘッダ301は、送信元のメールアドレスを示すFromヘッダであり、送信元のメールアドレスが「dailypic@provider.co.jp」であることを示す。ヘッダ302は、メディアタイプ情報を示すContent−Typeヘッダであり、メディアタイプが「multipart/mixed」、即ちメールが添付データを含む構成となっていることを示す。ヘッダ303は、添付データのメディアタイプ情報を示すContent−Typeヘッダであり、メディアタイプが「video/mpeg」、即ちMPEG形式の動画であり、ファイル名が「ring214.mpg」であることを示し、データ種別判定部211は、このヘッダを参照することにより、最初の添付データがMPEG形式で着信時に表示すべき動画であると認識する。ヘッダ304は、2個目の添付データのメディアタイプ情報を示すContent−Typeヘッダであり、メディアタイプが「image/jpeg」、即ちJPEG形式の画像であり、ファイル名が「wall214.jpg」であることを示し、データ種別判定部211は、このヘッダを参照することにより、2個目の添付データがJPEG形式で待ち受け画面に表示すべき画像であると認識する。
【0039】
データ記憶部220は、SRAMやフラッシュ・メモリ等のメモリによって構成され、各種データが特定のデータ構造に従って保存するようになっている。図6は、データ記憶部220に保存されているデータ構造の一例を示しており、各行は画像や音声等の一データに関する各種情報の集合体(レコード)を表わし、各列は個々の情報要素(フィールド)を表わしている。
【0040】
尚、図6において、フィールド221は、データが表示される画面の種別を示し、フィールド222は、データのメディアタイプを示し、フィールド223は、データのファイル名を示し、フィールド224は、データに関連付けられたメールアドレスを示す。フィールド225は、自動更新選択指定部253によって指定されるデータ更新の可否を示し、ここで「許可」は自動更新の許可、「禁止」は自動更新の禁止、「確認」は自動更新可能な場合にデータ更新確認部251によってユーザからの指示を受け付けることを示すものとする。フィールド226は、JPEG形式やPNG形式で保存されるデータ本体を示す。尚、このようなデータ構造は、例えば、C言語の構造体や配列等によって表現することができ、特定の順序に従ってメモリに格納されることにより、あるレコードに属する特定のフィールドを読み出したり、特定のフィールドを検索キーとしてレコードの検索を行ったりすることが可能である。
【0041】
データ更新部230は、データ記憶部220に保存されているデータの更新に関する制御を行うものであって、受信した電子メールをメール解析部210が解析した結果、添付データが含まれていると判定された場合、データ記憶部20に保存されているレコードの中に、メールアドレスフィールド224がメール解析部210から通知された送信元のメールアドレスと一致するものがあるかを検索し、ここで該当するレコードが存在する場合に、画面識別フィールド221とメディアタイプフィールド222が、データ種別判定部211から通知されたフォーマット種別と一致するかを判定し、一致する場合においてデータ更新可否フィールド225の確認を行い、そのデータ更新可否フィールド225の内容に応じた処理を実行する。
【0042】
データ更新部230は、データ記憶指示部252から添付データをデータ記憶部220に保存する指示を受けた場合に、送信元のメールアドレスをメールアドレスフィールド224の検索キーとしてデータ記憶部220の検索を行い、該当するレコードが存在すれば、当該レコードのファイル名フィールド223、データ本体フィールド226を、それぞれ添付データのファイル名、添付データに置き換え、該当するレコードが存在しなければ、新規レコードに添付データの内容を保存する。尚、新規レコードへの保存は、画面種別フィールド221にデータ記憶指示部252から通知された画面種別を保存し、メディアタイプフィールド222、ファイル名フィールド223、メールアドレスフィールド224、データ本体フィールド226に、メール解析部210から通知されたメディアタイプ、ファイル名、送信元メールアドレス、添付データをそれぞれ保存し、データ更新可否フィールド225は「確認」としておく。
【0043】
表示部240は、例えば、文字や画像を表示可能なLCDによって構成され、ユーザに通知する各種メッセージやJPEG形式やPN形式の画像、MPEG形式の動画、電子メールの内容等を表示することができるようになっている。
【0044】
入力部250は、数字キーや方向キー等を含むキーボードによって構成され、ユーザが電子メールの宛先、タイトル、本文の入力を行ったり、表示部240に表示されるユーザへのメッセージに応答してユーザが特定のキーを押下することにより、各種操作を行うことができるようになっている。
【0045】
データ更新確認部251は、データ更新部230からデータの更新にユーザからの指示が必要であることを通知された場合に、ユーザがデータの更新を行うか否かを入力するための手段を提供するものであり、図7は、データ更新確認部251がユーザにデータ更新を行うか否かを問い合わせる際に表示する画面の一例である。
【0046】
尚、図7において、401〜403は、更新の対象となっているデータ記憶部220内の旧データに関する情報であって、401は画面種別フィールド221に格納されている画面種別、402はファイル名フィールド223に格納されているファイル名、403はデータ本体フィールド226に格納されているデータの内容を表示したものであり、これらの情報以外にも、置き換えの対象となっている旧データや添付データに関する情報はなるべく多く表示することが望ましい。404は、ユーザが更新を行うか否かを指示するためにどのキーを押下すれば良いかを示すものであり、ここでユーザが数字キーの「1」を押下した場合は、データ更新確認部251がデータ更新部230にデータの更新を指示し、「2」を押下した場合は、データの更新処理を中止する。尚、ユーザの入力は、入力部250の数字キーで行うようにしても良いし、専用のキーを設けるようにしても良い。
【0047】
データ記憶指示部252は、電子メールの添付データをデータ記憶部220に保存することをユーザが指示するための手段を提供するものであり、図8は、添付データの保存処理が開始された際に表示する画面の一例である。
【0048】
尚、図8において、501は添付データのファイル名、502は添付データの内容を表示したものであり、503は画面種別、即ち添付データをどの画面で表示するかを指定するためにどのキーを押下すれば良いかを示すものであり、ここでユーザが数字キーを押下することによって画面種別が選択されたとき、データ記憶指示部252が、データ更新部30に対して添付データのデータ記憶部220への保存指示と画面種別の通知とを行う。
【0049】
自動更新選択指定部253は、データ記憶部220に記憶されている各データのデータ更新可否フィールド225を「許可」「禁止」「確認」の何れにするかをユーザが指示するための手段を提供するものであって、例えば、専用のキーを備え、このキーを押下することによって、データ記憶部220に保存されている各データに対し、データ更新可否フィールド225を指定するための画面を表示するものであり、図9は、データ更新可否フィールド225を指定するための画面の一例である。
【0050】
尚、図9において、601〜603は、対象となっているデータに関する情報であって、601は画面種別フィールド221に格納されている画面種別、602はファイル名フィールド223に格納されているファイル名、603はデータ本体フィールド226に格納されているデータの内容を表示したもの、604は、ユーザがデータ更新可否フィールド225を指定するためにどのキーを押下すれば良いかを示し、「1」「2」「3」がそれぞれ「許可」「禁止」「確認」に対応しており、ここでユーザが「1」〜「3」のキーを押下すると、自動更新選択指定部253が、データ記憶部220のデータ更新可否フィールド225を指定の値に書き換え、データ記憶部220に次のデータが存在すれば、次のデータに関する指定を行うための画面を表示する。
【0051】
次に、上記のように構成された電子メールシステムについて、メール配信装置におけるデータ配信動作を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0052】
データ配信動作が起動している状態において、制御部180は、タイマ150で計時されている時刻を送信希望時刻フィールドの検索キーとしてユーザデータ記憶部130を検索しており(ステップS701)、一致するレコードが存在する場合において(ステップS702)、当該レコードのメールアドレスフィールド131とメディアタイプフィールド132と嗜好フィールド134とを調べる。
【0053】
そして、制御部180は、メディアタイプフィールド132に記憶されいてるメディアタイプをメディアタイプフィールド122の検索キーとして添付データ記憶部120を検索し、電子メールに含める添付データを選択する(ステップS703)と共に、嗜好フィールド134〜139に記憶されている嗜好データをキーワードフィールド113〜119の検索キーとして広告データ記憶部110を検索し、電子メールに掲載する広告文を選択し(ステップS704)、その選択した添付データ及び広告文と、一致レコードのメールアドレスフィールド131に記憶されているメールアドレスとに基づく電子メールをメール作成部140において作成させ(ステップS705)、通信制御部100を通じてインターネットE上に送信する(ステップS706)。
【0054】
従って、上記動作制御によれば、メール配信装置Fに登録されたユーザに対して、ユーザの希望する時刻に希望するメディアタイプのデータを、企業から受け付けられた広告文と共に送信することができ、企業からの広告料収入を得ることができる。
【0055】
次に、情報端末Aにおけるメール受信時の動作を、図11及び図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0056】
メール受信動作が起動している状態において、メール解析部210は、通信制御部200にて電子メールが受信されたとき(ステップS801)、その受信した電子メールを解析し(ステップS802)、その解析の結果、添付データが含まれている場合においてその旨をデータ更新部230に通知する(ステップS803)。
【0057】
一方、データ更新部230は、メール解析部210から添付データを含む電子メールを受信したことが通知されると、メール解析部210に送信元のメールアドレスを問い合わせ、そのメールアドレスをメールアドレスフィールド224の検索キーとしてデータ記憶部220を検索する(ステップS804)。
【0058】
そして、一致するレコードが存在する場合において(ステップS805)、データ更新部230は、データ種別判定部211に添付データのフォーマットを問い合わせ、その添付データのフォーマットと、一致レコードの画面種別フィールド221及びメディアタイプフィールド222とを比較し(ステップS806)、一致しない場合において、再び送信元のメールアドレスを検索キーとして次のレコードから検索を行い(ステップS804)、一致する場合において、当該レコードのデータ更新可否フィールド225を調べる(ステップS807,S808)。
【0059】
そして、データ更新部230は、当該レコードのデータ更新可否フィールド225が「許可」である場合には、当該レコードのファイル名フィールド223とデータ本体フィールド226をそれぞれ添付データのファイル名と添付データに置き換え(ステップS811)、又当該レコードのデータ更新可否フィールド225が「禁止」である場合には、再び送信元のメールアドレスを検索キーとして次のレコードから検索を行い(ステップS804)、更に当該レコードのデータ更新可否フィールド225が「確認」である場合には、データ更新確認部251にユーザからの指示が必要であることを通知する。
【0060】
そして、データ更新確認部251は、ユーザにデータの更新を行うか否かを問い合わせるための画面(図7)を表示部240に表示させてユーザからの入力を待ち(ステップS809,S810)、ユーザから更新を許可することを示す入力を受けた場合に、データ更新部230に当該レコードのデータを更新するように指示し、又ユーザから更新を拒否することを示す入力を受けた場合に、データ更新部230に当該レコードのデータを更新せずに再び送信元のメールアドレスを検索キーとして次のレコードから検索を行うよう指示する。
【0061】
そして、データ更新部230は、データ更新確認部251から更新指示を受けた場合において、当該レコードのファイル名フィールド223とデータ本体フィールド226をそれぞれ添付データのファイル名と添付データに置き換え(ステップS811)、又データ更新確認部251から拒否・検索指示を受けた場合において、再び送信元のメールアドレスを検索キーとして次のレコードから検索を行う(ステップS804)。
【0062】
尚、データ更新部230は、データ更新可否フィールド225が「許可」となっているレコードの更新及びデータ更新確認部251からの更新指示に基づくレコードの更新が完了した後、再び送信元のメールアドレスを検索キーとして次のレコードから検索を行う(ステップS804)。
【0063】
そして、データ更新部230は、送信元のメールアドレスをメールアドレスフィールド224の検索キーとするデータ記憶部220内の検索において(ステップS804)全てのレコードの検索が完了したとき(ステップS805)、データ記憶指示部252にユーザからの指示が必要であることを通知する。
【0064】
そして、データ記憶指示部252は、レコード検索が完了した旨の報知及びユーザにデータの新規登録を行うか否かを問い合わせるための画面を表示部240に表示させてユーザからの入力を待ち(ステップS812,S813)、ユーザから新規登録を行わないことを示す入力を受けた場合に、データ更新・登録動作を終了し、メール解析部210におけるメール受信の有無確認を行い(ステップS801)、又ユーザから新規登録を行うことを示す入力を受けた場合に、添付データをどの画面で表示するかを指定するための画面(図8)を表示部240に表示させてユーザからの入力を待ち(ステップS814,S815)、ユーザから画面の指定入力を受けたときに、データ更新部230に添付データの保持指示と画面種別の通知とを行う。
【0065】
そして、データ更新部230は、データ記憶指示部252からデータ保持指示を受けた場合において、データ記憶指示部252から通知された画面種別を画面種別フィールド221の検索キーとしてデータ記憶部220を検索し(ステップS816,S817)、一致するレコードが存在しない場合において、新規レコードの画面種別フィールド221にデータ記憶指定部252から通知された画面種別を、メディアタイプフィールド222とファイル名フィールド223とメールアドレスフィールド224とデータ本体フィールド226とに添付データのメディアタイプとファイル名とメールアドレスとを、データ更新可否フィールド225に「確認」をそれぞれ書き込む(ステップS818)。
【0066】
一方、データ更新部230は、一致するレコードが存在する場合において、メール解析部210(データ種別判定部211)に受信中(表示中)電子メールのメールアドレスと添付データのフォーマット及びファイル名を問い合わせ、そのフォーマット及びファイル名並びにメールアドレスと、一致レコードのメディアタイプフィールド222及びファイル名フィールド223並びにメールアドレスフィールド224とを比較し(ステップS819)、一致する場合において、データ記憶指示部252に添付データが登録済みであること及びユーザからの指示が必要であることを通知し、又一致しない場合において、指定した画面種別にデータが登録されていること及びデータ更新確認部251にユーザからの指示が必要であることを通知する。
【0067】
そして、データ更新確認部251は、ユーザにデータの更新を行うか否かを問い合わせるための画面(図7)を表示部240に表示させてユーザからの入力を待ち(ステップS820,S821)、ユーザから更新を許可することを示す入力を受けた場合に、データ更新部230に当該レコードのデータを更新するように指示し、又ユーザから更新を拒否することを示す入力を受けた場合に、データ更新部230に当該レコードのデータを更新せずにデータの新規登録の要否確認を行うよう指示する。
【0068】
そして、データ更新部230は、データ更新確認部251から更新指示を受けた場合において、当該レコードのメディアタイプフィールド222とファイル名フィールド223とデータ本体フィールド226とをそれぞれ添付データのメディアタイプとファイル名と添付データに、メールアドレスフィールド224を受信中(表示中)電子メールのメールアドレスに、データ更新可否フィールド225を「確認」にそれぞれ置き換え(ステップS822)、又データ更新確認部251から拒否・要否確認指示を受けた場合において、データ記憶指示部252に登録をキャンセルしたこと及びユーザからの指示が必要であることを通知する。
【0069】
そして、データ記憶指示部252は、添付データが登録済みである旨の報知又は添付データの登録処理をキャンセルした旨の報知とユーザにデータの新規登録を行うか否かを問い合わせるための画面を表示部240に表示させてユーザからの入力を待ち(ステップS812,S813)、ユーザから新規登録を行わないことを示す入力を受けた場合に、データ更新・登録動作を終了し、又ユーザから新規登録を行うことを示す入力を受けた場合に、上述の動作制御(ステップS814〜S822)を実行する。
【0070】
従って、上記動作制御によれば、添付データを含む電子メールを受信した場合であって、当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けられたデータが存在し、且つ該データのメディアタイプが一致するとき、当該データを添付のデータに自動又は手動により置き換えることができる一方、ユーザからの指示に従って電子メールに含まれる添付データを当該電子メールのメールアドレスに関連付けて記憶し、新規登録することができる。
【0071】
尚、上記動作制御では、電子メールを受信した時点でデータの更新処理を開始するようにしたが、これに限定されるものではなく、電子メールが表示された時点でデータの更新処理を開始するようにしたり、ユーザが特定の操作を行うことによってデータの更新処理を開始するようにしても良い。
【0072】
又、本実施の形態では、添付データとして画像データを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、着信音データや保留音データをメールアドレスに関連付けて記憶させておき、着信音データや保留音データを、添付データとして送られてくる音声(音楽)データに置き換えるようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、メール配信装置は、情報端末に添付データを含む電子メールを送信する毎に、情報端末に記憶されているデータを更新することができ、又情報端末は、メール配信装置から添付データを含む電子メールを受信する毎に、記憶済みデータを更新することができるため、データを提供する側において、データ更新用にWWWサーバを所有・運営したり、異なるデータを同じファイル名で保存しておくことなく、情報端末に記憶されているデータを更新することができ、又情報端末側において、データ置き換えの手間を軽減しつつ、所望しないデータの更新を抑制することができる。
【0074】
又、本発明によれば、メール配信装置は、情報端末に記憶されている異なるフォーマットのデータを、単一のメールアドレスを用いて更新することができ、又情報端末は、異なるフォーマットで記憶されたデータをそれぞれ個別に更新することができるため、データを提供する側において、複数のメールアドレスの取得による費用の増大を招来することなく、異なるフォーマットのデータを情報端末に配信することができ、又情報端末側において、記憶済みのデータがそのデータのフォーマットとは異なるフォーマットのデータによって更新されてしまうといったことを防止することができる。
【0075】
又、本発明によれば、情報端末側において、メールアドレスとデータとの関連付けを、ユーザによる指示により簡単に行うことができるため、ユーザにおける煩雑な操作を要することなく、データ更新を行わせるための設定を行うことができる。
【0076】
又、本発明によれば、情報端末側において、更新によって消去されるデータをユーザにおいて確認することができるため、当該消去されるデータが必要なデータである場合において、他の記憶領域に記憶する等、データ更新によって消去されないような処置をとることができる。
【0077】
又、本発明によれば、情報端末側において、更新によって消去されるデータをユーザにおいて確認した後、ユーザの指示によってデータを更新することができるため、データの更新によって必要なデータが消去されてしまうといったことを防止することができる。
【0078】
更に、本発明によれば、情報端末側において、ユーザに更新の可否を問い合わせることなく、所望のデータを自動的に更新することができるため、データ更新のためのユーザにおける操作をより一層軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メールシステムの構成例を示す説明図である。
【図2】電子メールシステムに用いられるメール配信装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】電子メールシステムに用いられる情報端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】メール配信装置に記憶されデータの構造を示す説明図である。
【図5】電子メールシステムで用いられる電子メールの一例を示す説明図である。
【図6】情報端末に記憶されるデータの構造を示す説明図である。
【図7】ユーザにデータ更新を行うか否かを問い合わせる際に表示する画面の一例を示す説明図である。
【図8】添付データの保存処理が開始された際に表示する画面の一例を示す説明図である。
【図9】データ更新可否フィールド225を指定するための画面の一例を示す説明図である。
【図10】メール配信装置におけるメール送信時の動作制御を示すフローチャートである。
【図11】情報端末におけるメール受信時の動作制御を示すフローチャートである。
【図12】情報端末におけるメール受信時の動作制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信制御部
110 広告データ記憶部
120 添付データ記憶部
130 ユーザデータ記憶部
140 メール作成部
150 タイマ
160 RAM
170 ROM
180 制御部
200 通信制御部
210 メール解析部
220 データ記憶部
230 データ更新部
240 表示部
250 入力部
260 タイマ
270 RAM
280 ROM
290 制御部

Claims (7)

  1. 添付データを含む電子メールを送信可能なメール配信装置と、該メール配信装置から送信された添付データを含む電子メールを受信可能な情報端末とからなる電子メールシステムであって、
    記メール配信装置は、記情報端末に対して添付データを含む電子メールを送信するとき、当該電子メールに、添付データのフォーマット種別を含める一方、
    記情報端末は、
    添付データ及びフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて添付データを記憶可能なデータ記憶手段と、
    該受信したとき該データ記憶手段に記憶しているデータのうちで受信した当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、
    該受信したとき前記データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えていることを特徴とする電子メールシステム。
  2. 電子メールに含める添付データを記憶する添付データ記憶手段と、
    添付データを含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて当該電子メールの添付データを記憶可能なデータ記憶手段を備えた情報端末のメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶手段と、
    該メールアドレス記憶手段に記憶されたメールアドレスを用いて記添付データ記憶手段に記憶された添付データを含む電子メールを定期的に送信するメール送信手段とを備え
    前記メール送信手段は、添付データを含む電子メールを送信するとき、当該電子メールに、添付データのフォーマット種別を含め、
    前記情報端末は、
    前記データ記憶手段に記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と、
    該受信したとき前記データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えていることを特徴とするメール配信装置。
  3. データを送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、
    電子メールを受信する受信手段と、
    該受信手段が、添付データ及び当該添付データのフォーマット種別を含む電子メールを受信したとき、前記データ記憶手段が記憶しているデータのうちで当該電子メールの送信元メールアドレスと添付データのフォーマット種別とが一致するデータの有無を判定する判定手段と、
    該判定手段が有ると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換えるデータ更新手段と
    該データ更新手段が置き換えない当該電子メールの添付データを、更新させず記憶保持するデータと同一のフォーマット種別のまま前記データ記憶手段に記憶させない非更新時添付データ記憶阻止手段とを備えていることを特徴とする情報端末。
  4. ユーザによる操作が可能な指示手段を、さらにえ、
    記データ記憶手段は、前記受信手段によって添付データを含む電子メール受信され、且つ記指示手段によって所定の指示が成された場合であって、前記判定手段によって当該電子メールの送信元メールアドレスに一致するデータが記データ記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、当該電子メールに含まれる添付データを当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記ることを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
  5. 前記受信手段が添付データを含む電子メールを受信したとき、当該電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容を表示する表示手段を、さらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
  6. ユーザによる操作が可能な指示手段を、さらにえ、
    前記判定手段は、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行ない、前記データ更新手段は、前記判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換え、
    判定手段は、前記表示手段によって電子メールの送信元メールアドレスに関連付けて記憶されているデータの内容表示されている状態において、記指示手段によって所定の指示が成されたとき、該所定の指示が成されたデータを前記ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識することを特徴とする請求項5に記載の情報端末。
  7. 記データ記憶手段は、データを送信元メールアドレスと自動更新の可否を示すデータとに関連付けて記憶する一方、
    前記判定手段は、さらに、ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識できるか否かの判定を行ない、前記データ更新手段は、前記判定手段が有ると判定し、さらに、更新許可指示を受けたデータであると認識できると判定したデータを当該電子メールの添付データに置き換え、
    判定手段は、前記受信手段によって添付データを含む電子メール受信された場合であって、当該電子メールの送信元メールアドレスに一致する送信元メールアドレスのデータが、自動更新可を示すデータとして前記データ記憶手段に記憶されているとき、データを前記ユーザによる更新許可指示を受けたデータであると認識することを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
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