JP3877840B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウール等に代表される天然繊維やポリエステル等に代表される化学繊維、あるいはこれらの混紡繊維などからなる各種繊維製品、例えばセーターやおしゃれ着に対して、洗濯水の浸透性が良く効果的な洗浄ができ、かつ衣類に手触りの良さを付与できることを特徴とした液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ウール等に代表される天然繊維製品は一般的にドライマークの表示があり、家庭での洗濯はシステムや仕上げ等の困難さから専門のクリーニング店を利用することが多い。しかしながら、ドライマーク衣料の一部には中性洗剤を用いた水系で洗濯可能な衣料もあり、繊維を傷めない仕上がり感に優れた洗剤の開発により、家庭でも気兼ねなく洗濯できるようになったことに加えて、繊維の加工処理技術の発達により洗濯時の耐久性が向上し、更にはドライマーク衣料用の洗濯モードを有する洗濯機の発売に至り、家庭内でのドライマーク衣料の洗濯が以前よりまして容易になってきている。
【0003】
これらのドライマーク衣料を水系で洗濯する条件として、繊維を傷めずに且つ風合いを保つために、手洗いで洗濯するか、あるいは弱い機械力をかけることで洗濯することが好ましい。しかし、ウールなどの衣料は水系の洗濯液に対して十分に濡れにくく、織物などの内部への浸透性もよくないため、洗浄性も不十分であり、この点の改良が強く要望されている。
【0004】
このようなドライマーク衣料用の洗剤を始めとする軽質の洗剤には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などが主洗浄基剤として広く用いられている。また、皮膚刺激性が少なく、使用時の手の感触にも優れているということで、アルキルグルコシドやアミンオキサイドを配合した技術が注目されている(特公平5−75799 号、特開平4−11698 号、特開平3−188195号、特開昭57−96096 号、特開昭57−105496号、特開昭57−205499号、特開昭62−215699号、特開平1−247496号、特開平6−271457号、特開平5−247492号)。特に、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどのエーテル型の非イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルグルコシドやアミンオキサイドの混合により、その目的の用途の性能に適したものが見出されている。
【0005】
しかし、これらは台所用の洗浄剤やシャンプー、pHがアルカリ性や酸性の液体の洗浄剤が主用途のものが多く、中性の軽質洗剤として、ドライマーク衣料、特にウール衣料の濡れ性を十分改善し、洗浄性を高めるための研究は未だ十分にはされていない。
【0006】
更に、ウール、アクリル、ポリエステル、或いはこれらの混紡繊維などからなる所謂おしゃれ着においては、洗い上がりの柔軟性も重視されるが、上記のようにドライマーク衣料に要求される濡れ性や収縮防止性を具備し、更に柔軟性をも付与できる配合組成は見出されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、ある特定の2種類の非イオン界面活性剤を配合すると、特にウール等の天然繊維製品への洗濯水の浸透性が向上し効果的な洗浄が行え、かつ衣類に手触りの良い風合いを賦与できる液体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、(a) 下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤0.5 〜10重量%、(b) 下記一般式(II)で表される非イオン界面活性剤 0.5〜10重量%並びに(c) (a) 及び(b) 以外の界面活性剤5〜70重量%を含有する液体洗浄剤組成物を提供するものである。
<(a) :非イオン界面活性剤(I)>
R1O(R2O)nH (I)
(式中、R1は炭素数8〜20の2級のアルキル基もしくは2級のアルケニル基を示し、R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。n は値が平均1〜5になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)
<(b) :非イオン界面活性剤(II)>
R3CON(R4O)mH(R5O)nH (II)
(式中、R3は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数4〜20のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、R4,R5 は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m 及びn は値が0〜5、1≦m+n≦7になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)。
【0009】
本発明の(a) 成分の非イオン界面活性剤(I)は、一般式(I)中のR1が炭素数10〜16の2級のアルキル基もしくは2級のアルケニル基であり、これにより浸透性および風合い向上に優れる。R1が2級のアルキル基もしくは2級のアルケニル基の場合、好ましい炭素数は10〜16である。(a) 成分の非イオン界面活性剤(I)は、組成物中に0.5 〜10重量%、好ましくは0.5 〜5重量%配合される。(a) 成分の配合量が0.5 重量%未満であると十分な浸透性が得られず、衣類の手触りも十分でなくなる。また、10重量%以上配合しても風合いの向上はほとんどみられない。
【0010】
本発明においては、(b) 成分の非イオン界面活性剤(II)を0.5 〜10重量%、好ましくは0.5 〜5重量%配合することにより、洗浄力を保持したまま、ウール等に代表される天然繊維を素材とした衣料への浸透速度を向上させ、かつ、衣類の手触りを各段に向上させることができる。(b) 成分の配合量が0.5 重量%未満であると浸透力および衣類の手触りも十分でなくなる。また、10重量%以上配合しても風合いの向上はほとんどみられない。一般式(II)において、R3がアルキル基もしくはアルケニル基の場合、好ましい炭素数は6〜18である。
【0011】
本発明の組成物は、上記(a) 、(b) 以外の界面活性剤(c) を含有する。界面活性剤(c) としては、(A)非イオン界面活性剤、(B)陰イオン界面活性剤、(C)陽イオン界面活性剤、(D)両性界面活性剤の任意のものを1種以上用いることができる。界面活性剤(c) は、本発明の液体洗浄剤組成物中に5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%配合される。ただし、(B)陰イオン界面活性剤については酸形態での重量とする。
【0012】
以下具体的な界面活性剤(c) について説明する。
(A)非イオン界面活性剤としては、(a) ,(b) 成分以外の従来のものが配合可能であり、例えば、下記(1)〜(3)のようなものが使用できる。
(1)平均炭素数が8〜20の直鎖1級アルコール由来のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイドを平均で1〜20モル及びプロピレンオキサイドを平均で0〜5モルを付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル。この場合エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドはランダム付加でもブロック付加でもいずれでもよい。
(2)平均炭素数が8〜20の直鎖2級アルコール由来のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイドを平均で6〜20モル及びプロピレンオキサイドを平均で0〜5モルを付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル。この場合エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドはランダム付加でもブロック付加でもいずれでもよい。
(3)次の一般式(III) で表されるアルキル多糖界面活性剤。
31−(OR32)xy (III)
〔式中、R31は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基、R32は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基、xは平均値0〜6の数、yは平均値1〜10の数を示す。〕。
【0013】
(B)陰イオン界面活性剤としては、下記(4)〜(7)のようなものが使用できる。
(4)平均炭素数10〜20のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩。
(5)平均炭素数10〜20の直鎖1級アルコールまたは直鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール由来のアルキル基を有し、1分子内に平均 0.5 〜6モルのエチレンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸塩。
(6)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。
(7)平均炭素数8〜20の脂肪酸塩。
【0014】
またこれらの陰イオン界面活性剤の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム及びアルカノールアミンなどの陽イオン及びそれらの混合物からなる群から選択される。モノメチルジエタノールアミン又はジメチルモノエタノールアミンでも良い。陰イオン界面活性剤を配合する場合は、酸形態で洗剤組成中に配合してもよく、組成中で別途添加したアルカリ剤(アルカノールアミンなど)で中和してもよい。
【0015】
(C)陽イオン界面活性剤や(D)両性界面活性剤としてアルキルスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドアミン型ベタイン、アルキルイミダゾリン型ベタインなどが配合できるが、下記一般式で表される両性界面活性剤及びカチオン界面活性剤は除く。
【化3】
Figure 0003877840
(式中、
11 は、炭素数 10 14 のアルキル基を表し、
12 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、XはCl又はBrを表し、
13 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、m、nは1以上の整数であり、かつそれらの和が2〜8の範囲であり、XはCl又はBrを表す。)

【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(a) 成分、(b) 成分及び(c) 成分を含有し、更に水を主媒体とした液体洗浄剤として適している。水分は30〜90重量%、好ましくは40〜80重量%である。この範囲内において本発明の液体洗浄剤組成物は安定な組成である。
【0017】
また、上記(a) 成分、(b) 成分、(c) 成分及び水の他に、任意成分としてこの種の液体洗浄剤組成物に配合することが知られている成分を配合することができる。このような任意成分として、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤;ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤;クエン酸、ジグリコール酸、リン酸又はその塩等の金属捕捉剤;アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩若しくはアルカノールアミン等のアルカリ剤(その他pH調節剤としても使用できる);プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等の酵素;塩化カルシウム、ギ酸、ホウ酸等の酵素安定化剤;シリコーン等の消泡、繊維処理あるいは柔軟付与剤;エタノール等の低級アルコール;ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸等の低級アルキルベンゼンスルホン酸塩;プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,グリセリンなどのポリオール類;安息香酸塩、尿素等の可溶化剤;ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸塩等の酸化防止剤;その他蛍光染料、青味付剤、香料、抗菌剤が挙げられる。
【0018】
なお、通常に洗濯機を使用して洗浄する時の本発明の洗浄剤組成物の濃度は、 0.067〜0.167 重量%が好ましく、特に洗濯液中の界面活性剤濃度が0.02〜0.06重量%になるように添加することが好ましい。また、手洗いや、しばらく浸け置きにした後に通常の洗濯を行ってもよく、その場合の洗剤濃度は通常洗濯時よりも濃いものでも良く、具体的には通常の洗濯時の 1.5〜3倍の濃度であってもよい。
【0019】
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、ウールなどのアルカリや酸性に弱い衣料を対象としているので、pH6〜8の中性の液体洗浄剤組成物であることが好ましい。
【0020】
【実施例】
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0021】
実施例1
表1に示す液体洗剤を調製した。なお、液体洗剤のpHは水酸化ナトリウム、塩酸を用いて、 pH7.0に調整した。得られた液体洗剤を用いて下記の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0022】
(1)浸透性評価
〔試験片の作成〕
ウールジャージニット布を 2.0cm×2.0cm に切断し、それをウール試験片として用いた。
〔硬水の調製〕
浸透性のテスト用の水は全て以下の水を用いた。
塩化カルシウム(2水塩) 105mgを秤取し、蒸留水に溶かして硬水1000mlとする。この硬水を多量つくり、以下のテストに供した。
〔評価用洗剤溶液の調製〕
表1の本発明品及び比較品の液体洗剤組成物をそれぞれ 1.333g秤取し、上記の硬水に溶かし、1000mlの溶液を調製した。これらの評価用洗剤水溶液を直径10.5cm、高さ約14.5cmの1リットルビーカーに入れて評価した。溶液の温度は20℃にコントロールした。
〔評価法〕
上記のウール試験片を評価用洗剤液表面に水平に静かに置き、水に接した瞬間から、ウール試験片が水面から離れて水中に入るまでの時間を測定し、その時間を浸透時間とした。
測定は5回行い、その平均値を採用した。
(評価基準)
○:浸透時間60秒未満(浸透性が良い)
△:浸透時間60秒以上 100秒未満(浸透性がやや悪い)
×:浸透時間 100秒以上(浸透性が悪い)。
【0023】
(2)洗浄力の評価
表1に示す液体洗浄剤用組成物の洗浄力を下記の方法によって評価した。
〔人工汚染布の作成〕
次のA〜Eの汚垢成分を用いて、人工汚垢液を調製した。
(汚垢成分)
A成分、B成分、C成分、D成分、E成分の合計が 100%になるようにB成分の量を調節した。なお、それぞれの%は最終汚垢成分中の割合である。
・A成分:ラウリン酸0.44%、ミリスチン酸3.15%、ペンタデカン酸2.35%、パルミチン酸6.31%、ヘプタデカン酸0.44%、ステアリン酸1.60%、オレイン酸7.91%、トリオレイン13.33 %、パルミチン酸n−ヘキサデシル2.22%、スクアレン6.66%の混合物
・B成分:前記の硬水
・C成分:卵白レシチン液晶物1.98%〔蒸留水80mlにアルギニン塩酸塩 11.37g、ヒスチジン4.20g、セリン2.44gを溶解し、濃塩酸でpHを 5.0に調整した後、この溶液と卵白レシチンをミキサーで充分に混ぜ合わせて、卵白レシチン液晶物を得たもの。〕
・D成分:鹿沼赤土8.11%〔鹿沼赤玉土を 105℃で5時間乾燥し、アトライターで粉砕後、 150メッシュ通過品を泥として使用した。〕
・E成分:カーボンブラック 0.025%
(人工汚垢液の調製)
A成分を全て混ぜ合わせ、80℃で加熱しながら、均一な溶液となるまで混合し、次にC成分を70℃に加熱しながら加え、攪拌溶解し、更にE成分を加え、攪拌して均一に分散させた。更に、70℃に加熱したB成分とD成分を加え、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製、型式M2−2.5)を用いて70℃で充分混合し、均一になったところで人工汚垢液とした。
(人工汚染布の作成)
人工汚垢液の布への付着は特開平7−270395号に示されているグラビア式汚染機を使用した。作成条件はグラビアロールのセル容量58cm3/m2、塗布速度1.0m/min 、乾燥温度 100℃、乾燥時間1分で行った。布はウールモスリン布を使用した。
〔洗浄条件及び評価方法〕
評価用洗剤水溶液1リットルに5cm×5cmの人工汚染布を5枚入れ、ターゴトメーターにて 50rpmで次の条件で洗浄した。
(洗浄条件)
洗浄時間 10分
洗剤濃度 0.133 重量%
水の硬度 4°DH
水温 20℃
すすぎ 水道水にて5分間
*洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の 550nmにおける反射率を分光色差計(日本電色製Model Z-300A) にて測定し次式によって洗浄率(%)を求めた。表1には5枚の測定平均値を示した。
【0024】
【数1】
Figure 0003877840
【0025】
(3)風合いの評価
▲1▼処理方法
全自動洗濯機(松下電機産業株式会社製;NA−F60K2型)を用いて、市販セーター1枚を入れ、手洗いコースで洗濯を行った。
洗剤濃度は 0.133重量%とし、水温20℃、硬度4°DHの水を使用した。洗濯終了後は、平干しにより乾燥を行った。以上の処理を5回繰り返した。
▲2▼評価方法
上記方法で処理したセーターを20℃、65%Rhの恒温恒湿室にて24時間放置した。これらのセーターについて、肌ざわりについて官能評価を行った。
官能評価は市販の軽質液体洗剤アクロン(登録商標)と比較して下記の判定基準に従い5名のパネラーの平均点として評価した。
非常に優れている +2点
優れている +1点
同等 0点
劣っている −1点
明らかに劣っている −2点
【0026】
【表1】
Figure 0003877840
【0027】
(注)
*非イオン界面活性剤1:ポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、アルキル基の炭素数が12〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均3モル付加したもの
*非イオン界面活性剤2:ポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、アルキル基の炭素数が12〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均5モル付加したもの
*非イオン界面活性剤3:パーム核油脂肪酸(炭素数が6〜18)モノエタノールアミド
*非イオン界面活性剤4:パーム核油脂肪酸(炭素数が6〜18)ジエタノールアミド
*非イオン界面活性剤5:一般式(II)において、R3が炭素数12のアルキル基、 R4が炭素数2のアルキレン基、m が2、n が0の化合物
*非イオン界面活性剤6:ポリオキシエチレンラウリルエーテルであり、エチレンオキサイドを平均10モル付加したもの
*非イオン界面活性剤7:ポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、アルキル基の炭素数が12〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均7モル付加したもの
*非イオン界面活性剤8:アルキルグルコシドであり、アルキル基の炭素数は8〜14、グルコース縮合度1.3
*アルキルベンゼンスルホン酸塩:アルキル基炭素数は12〜13、モノエタノールアミン塩
*アルキルエーテル硫酸エステル塩:アルキル基炭素数は12、エチレンオキサイドを平均4モル付加したもの、モノエタノールアミン塩
*ポリマー1:ポリアクリル酸K塩(Mw6,000 )
*ポリマー2:ペンテン/マレイン酸 (50/50モル比) コポリマーのNa塩(Mw7,0 00)
*ポリマー3:ジイソブチレン/マレイン酸(50/50モル比) コポリマーのNa塩 (Mw7,000)
*シリコーン1:下記一般式(IV)
【0028】
【化1】
Figure 0003877840
【0029】
〔式中、
l :100 〜600 であり、m ,n はl :n =100 :1、且つm :n =1:10〜 10:1となる数である。
R :炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルコキシ基
R1:炭素数1〜4のアルキル基であり、それぞれ異なっていてもよい。
A :下記(イ)で表される基又は(イ)及び(ロ)で表される基であり、後者の場合、A 中の(ロ)の割合は50モル%以下である。
【0030】
【化2】
Figure 0003877840
【0031】
a :2〜6
R2:水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
p :1〜6
q :1〜20
r :0〜20
R3:炭素数1〜18のアルキル基
B :-(CH2)a-O-(C2H4O)x-(C3H6O)y-R4 又はR1
R4:炭素数1〜20のアルキル基
x :1〜20
y :0〜20
を示す。〕
中の構造が以下の化合物である。
R :CH3
R1:CH3
A :(イ)-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-(CH2CH2O)5-C12H25 及び、
(ロ)-(CH2)3-NH2 の混合〔(イ)/(ロ)=7/3(モル比)〕
B :-(CH2)3-O-(CH2CH2O)10-CH3
l :300
m :7
n :4
*シリコーン2:上記一般式(IV)中の構造が以下の化合物である。
R :CH3
R1:CH3
A :-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-(CH2CH2O)5-C12H25
B :-CH3
l :300
m :7
n :4

Claims (2)

  1. (a)下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤 0.5 〜10重量%、
    (b)下記一般式(II)で表される非イオン界面活性剤 0.5〜10重量%並びに
    (c)下記に示す両性界面活性剤及びカチオン界面活性剤を除く、(a)及び(b)以外の界面活性剤 5〜70重量%を含有し、
    洗浄時において洗濯液中の濃度が 0.067 0.167 重量%になるように添加する繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
    <(a):非イオン界面活性剤(I)>
    RO(RO)H (I)
    (式中、Rは炭素数8〜20の2級のアルキル基もしくは2級のアルケニル基を示し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を示す。nは値が平均1〜5になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)
    <(b):非イオン界面活性剤(II)>
    RCON(RO)H(RO)H (II)
    (式中、Rは直鎖もしくは分岐鎖の炭素数4〜20のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、R,Rは炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m及びnは値が0〜5、1≦m+n≦7になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)
    (c) 成分に含まれない両性界面活性剤及びカチオン界面活性剤>
    Figure 0003877840
    (式中、
    11 は、炭素数 10 14 のアルキル基を表し、
    12 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、XはCl又はBrを表し、
    13 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、m、nは1以上の整数であり、かつそれらの和が2〜8の範囲であり、XはCl又はBrを表す。)
  2. (a) 下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤 0.5 10 重量%、
    (b) 下記一般式( II )で表される非イオン界面活性剤 0.5 10 重量%並びに
    (c)下記に示す両性界面活性剤及びカチオン界面活性剤を除く、 (a) 及び (b) 以外の界面活性剤 5〜 70 重量%を含有する液体洗浄剤組成物を用い、前記組成物の濃度が 0.067 0.167 重量%になるように洗濯液中に添加して繊維製品を洗浄する洗浄方法。
    (a) :非イオン界面活性剤(I)>
    R O(R O) H (I)
    (式中、 R は炭素数8〜 20 の2級のアルキル基もしくは2級のアルケニル基を示し、 R は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。nは値が平均1〜5になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)
    (b) :非イオン界面活性剤( II )>
    R CON(R O) H(R O) H II
    (式中、 R は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数4〜 20 のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、 R ,R は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m及びnは値が0〜5、1≦m+n≦7になるように付加したアルキレンオキシドの付加モル数である。)
    (c) 成分に含まれない両性界面活性剤及びカチオン界面活性剤>
    Figure 0003877840
    (式中、
    11 は、炭素数 10 14 のアルキル基を表し、
    12 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、XはCl又はBrを表し、
    13 は、炭素数 14 20 のアルキル基又はアルケニル基を表し、m、nは1以上の整数であり、かつそれらの和が2〜8の範囲であり、XはCl又はBrを表す。)
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