JP3877411B2 - 電気掃除機用床用吸込具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、電気掃除機に接続して使用される床用吸込具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種床用吸込具として、吸込具本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、この回転ブラシを電動機あるいはタービンによって回転駆動するものが知られている。
【0003】
また、一般に、床用吸込具には、吸込口と被掃除面との間に吸引のための適度な隙間を確保すると共に、被掃除面上での移動性を良くするため、回動自在な車輪が備えられている。また、床面を掃除しているときに壁面や家具などに当たり易い前面や側面部分には、軟質ゴム等にて形成されたバンパーが配設されており、このバンパーによって掃除時に壁面や家具等に当たっても吸込具本体の傷付きが防げるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記バンパーは吸込具本体の前面や側面部分を保護するものであるため、机やベッドなどの下側の隙間などを掃除するときには、バンパーより上部にある吸込具本体の上面部分が当たるため、吸込具本体上面側の傷付きを防ぐことができなかった。
【0005】
また、従来の車輪は、前車輪として吸込具本体底面側にコロのような小さな車輪が備えられており、この小さな前車輪では、敷居や絨毯と床面との段差などの乗り越えがスムーズに行かず、また、絨毯面などでも小さな前車輪が絨毯の毛足に埋まって余り移動性が良いとは言えなかった。
【0006】
そこで、本願発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、床用吸込具の車輪を工夫することにより、机やベッドなどの下側の隙間などを掃除するときにも吸込具本体上面側の傷付きを防ぐことができると共に、敷居や絨毯と床面との段差などの乗り越えがスムーズに行え、移動性も向上する床用吸込具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成したことを特徴とするものである。
【0008】
また、下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成したことを特徴とするものである。
【0009】
また、下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、前記吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブレードに案内するガイドを形成した事を特徴とするものである。
【0010】
また、下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、前記吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブラシ体に案内するガイドを形成したことを特徴とするものである。
【0011】
さらに、前記吸込具本体外形を略円筒形状に形成し、これと同心となるように前記前車輪を配置したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図1〜図5を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1等に示すように、本実施形態の吸込具本体1は、上ケース2、下ケース3、前記上ケース2及び下ケース3に装着される蓋体4、前記上下ケース2,3間に上下方向に回動自在に支持される回動管5、この回動管5の周方向に回動自在に支持される継手管6から構成されている。この吸込具本体1は、前記回動管5を上下動自在に支持する中央部を除き、上下ケース2,3及び蓋体4により略円筒形状に形成されている。
【0014】
前記吸込具本体1底面には、ほぼ長手方向全幅にわたる吸込口7が形成され、吸込具本体1内には、略円筒形状の回転ブラシ収納室8が形成されている。
【0015】
また、図2に示すように、吸込具本体1の長手方向両側には、後述する前車輪27を回動自在に支持する筒状の軸支部9が形成されている。これら両軸支部9の内側には区画壁10が設けられており、前記軸支部9と回転ブラシ収納室8とを区画し、筒状の軸支部9を介して回転ブラシ収納室8内に外気が吸引されるのを防止している。
【0016】
前記回転ブラシ収納室8内には、回転ブラシ11が前記吸込口7に臨ませた状態で回転自在に収納されている。この回転ブラシ11は、図1に示すように、芯体12と、この芯体12に形成された螺旋状の溝13に基部14を挿入して装着される一対のブラシ体15と、同じく芯体12の螺旋状の溝13に基部18を挿入して装着される一対のブレード16とから構成されている。
【0017】
前記芯体12は、アルミニウムを押し出し成形して形成され、等間隔に配置される4本の溝13はそれぞれ両端間で約90゜ずれるような螺旋状に形成されている。従って、これらの溝13に挿入されるブラシ体15及びブレード16も同様な螺旋状を呈したものとなる。また、各一対のブラシ体15とブレード16はそれぞれ同種のものが180゜隔てて対称に位置するように配置され、これにより回転時のバランスを良くしてスムーズに回転するように構成されている。
【0018】
前記ブラシ体15はナイロンやポリエチレン樹脂により形成され、その先端までの長さは、毛足の長い絨毯等を掃除するときに先端部が、吸引される絨毯の毛先に達する程度と、下述するブレード16よりも短めに形成されている。
【0019】
一方、ブレード16は、空気を通し難い織目の細かい布状体17と、この布状体17の一端部に合成樹脂をモールドして形成される基部18と、前記布状体17の他端部(先端部)に縫い付けられた刷毛状体19とから構成されている。前記布状体17に合成樹脂でモールドされた基部18を形成することにより布状体17の端部が波打つように変形し、さらに、布状体17の先端部に刷毛状体19を縫い付けることにより布状体17が引きつったようになって一側に湾曲する。このブレード16を、回転ブラシ11の回転方向(図中反時計方向)に対して後方側に湾曲するように芯体12に装着している。
【0020】
前記ブレード16は、回転ブラシ11の回転停止状態及び低速回転状態においては、回転ブラシ11の回転方向(図中反時計方向)に対して後方側に湾曲しているが、回転ブラシ11が高速回転状態になると、回転に伴う遠心力によって図1に示す如く、起立状態になるようになっており、起立状態の回転軌跡の径が前記ブラシ体15の回転軌跡の径より大径になってフローリング等の床面にも接触するように形成している。また、回転ブラシ11の停止状態においては、吸込具本体1を床面に置いても、ブラシ体15及びブレード16は床面には接触しないように形成している。
【0021】
なお、図2に示すように、回転ブラシ11の両端部には、図示のようにタービンは備えられておらず、回転ブラシ11は下記の構成により回転駆動されるようになっている。
【0022】
図1に示すように、前記蓋体4前方側には、前記回転ブラシ11のブラシ体15及びブレード16のほぼ長手方向全幅にわたる案内口20が形成されている。この案内口20の後側には、案内口20から吸引される外気を回転ブラシ11の回転中心より下方に位置するブラシ体15及びブレード16に導くガイドを構成する案内リブ21が形成されている。この案内リブ21は、蓋体4裏面側から回転ブラシ11の芯体12よりやや下方まで垂下形成され、その先端と下ケース3前壁との間に吐出口22が形成されている。
【0023】
前記案内口20は、断面円弧状の蓋体4外面に窪み23を設けて形成されており、これら案内口20及び窪み23は同様な断面円弧状のカバー体24で覆われ、このカバー体24にスリット状の通気口25が形成されている。この通気口25が前記窪み23とカバー体24間の隙間を介して前記案内口20と連通することにより、回転ブラシ収納室8内に外気を取り込む吸気路26が形成されている。
【0024】
一方、前記軸支部9に装着される前車輪27は、略円筒形状に形成された吸込具本体1と同心で、その外形よりもやや大径に形成されている。さらに、この前車輪27の外周には、軟質ゴム等からなるタイヤ27aが装着されている。これに対して、吸込具本体1の後部には、小径の後車輪28が回動自在に軸支されている。
【0025】
また、前記吸込口7の前後には、軟質ゴム等にて形成されたサクションキーパー29が配設されており、このサクションキーパー29によって深部吸込力を向上させている。
【0026】
さて、図示しない掃除機本体に可撓性ホース及び延長管を介して、上述した吸込具本体1の継手管6を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、吸込口7から空気が吸引される。吸込具本体1を被掃除面から持ち上げた状態では、吸込口7からの吸込抵抗が小さいため、吸込口7からほとんどの空気が吸い込まれる。この状態では、吸込口7が大きく開放しているため、吸込口7から吸引される空気の流速は比較的遅く、従って、回転ブラシ11はほとんど回転しない。
【0027】
フローリングなどの床面や畳等を掃除する際には、被掃除面と吸込口7との隙間が比較的広いため、吸込口7からの吸込抵抗が比較的小さく、吸込口7からほとんどの空気が吸い込まれ、案内口20からはほとんど吸い込まれることはない。この状態では、吸込口7と被掃除面との間から吸引される空気は流速が速いため、吸込口7から吸引された空気が回転ブラシ11のブラシ体15及びブレード16に当たり、回転ブラシ11を図1中反時計方向に回転させる。
【0028】
この場合、ブラシ体15は空気を通し易いものであるが、フローリングなどの床面には接しない長さに形成されているので、少なからず回転ブラシ11を回転させる働きをする。一方、ブレード16は、回転ブラシ11の回転停止状態や低速回転状態において、前述したように回転ブラシ11の回転方向に対して後方側に湾曲しているので、吸込口7から吸引される空気を受けやすく、しかも織目の細かい布状体17を用いて空気を通し難くしているため、回転ブラシ11は効率良く回転する。
【0029】
回転ブラシ11が高速回転すると、ブレード16は遠心力によって、図1に示す如く起立する。このブレード16の起立状態においては、布状体17の先端部に縫い付けられた刷毛状体19が床面や畳面に接触し、拭掃除や磨き掃除を行うことができる。ブレード16は撓みやすい布状体17を用いているので、床面や畳面に接触しても床面や畳面を傷つけることはない。
【0030】
ここで、本実施形態では、前車輪27を吸込具本体1外形よりも大径に形成しているので、机やベッドなどの下側の隙間などを掃除するときにも大径の前車輪27がガードとなって吸込具本体1上面側の傷付きを防ぐことができる。また、大径の前車輪27はコロのような小径の車輪に比べて、敷居や絨毯と床面との段差などの乗り越えがスムーズに行え、移動性も向上する。
【0031】
さらに、上記前車輪27の外周には軟質ゴム等から成るタイヤ27aが装着されているので、前車輪27自体の傷付きも防ぐことができると共に、壁面や家具等を傷つけることもない。
【0032】
一方、絨毯等の被掃除面を掃除する際には、吸込口7が被掃除面により覆われ、吸込口7からの吸気抵抗が増大し、通気口25から案内口20を介して吸引される外気量が増大する。吐出口22は吸気口7に比較して開口面積が極めて小さく形成されているため、吐出口22から吸引される空気は、前述した吸気口7からよりも速い流速で回転ブラシ11の回転中心より下方に位置するブラシ体15及びブレード16に衝突し、回転ブラシ11を図1中反時計方向に回転させる。
【0033】
ここで、吐出口22の後側に位置する案内リブ21は、回転ブラシ11の芯体12より下方まで延設されているので、吐出口22から吸引された外気がブラシ体15やブレード16に衝突することなく回転ブラシ11の上方を通過して直接回動管5に吸引されるのを防止して確実にブラシ体15及びブレード16に案内することができ、回転ブラシ11を効率よく回転駆動することができる。
【0034】
また、吸気路26から吸引される外気が下方の吐出口22から、絨毯等の被掃除面と接触する位置にあるブラシ体15及びブレード16に衝突して、接触時に回転方向に押し出すように作用するので、接触による回転数の低下を効率的に抑えることができる。
【0035】
さらに、前記吸気路26は、吸込具本体1の上面に通気口25があるので、壁際などを掃除する際にも壁面等により吸気が遮られることがなく、回転ブラシ11のブラシ体15及びブレード16に常に良好な流速で回転力を与えることができる。
【0036】
また、副次的効果として、通気路26から空気を吸引することにより、吸込具本体1が被掃除面に過度に吸い付くのを抑制し、吸込具本体1の移動性を向上することができる。
【0037】
上記のような絨毯等の掃除時においては、毛足の長い被掃除面が抵抗となって回転ブラシ11の回転数が低下することもあるが、前述したように、吸気路26から吸引される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置にあるブラシ体15及びブレード16に衝突して、接触時に回転方向に押し出すように作用するので、接触による回転数の低下を抑制することができる。それでも、回転ブラシ11の回転数が低下してくると、ブレード16は遠心力の低下に伴って次第に停止時の形状に復元するように回転方向に対して後方側に湾曲し、被掃除面との接触抵抗が低下して回転数が上昇する。この動作を繰り返すことにより回転ブラシ11の回転数がほぼ一定に維持される。
【0038】
すなわち、ブレード16は、布状体17に刷毛状体19を縫い付けて構成されているため、ブレード16を撓みやすく構成することができると共に、刷毛状体19をおもりとして遠心力によりブレード16を起立しやすくすることができ、回転ブラシ11の僅かな回転数変動によってもブレードを起立、湾曲させることができるため、回転ブラシ11の回転数をほぼ一定に維持することができる。
【0039】
この絨毯上においても、上述したのと同様に、前車輪27を吸込具本体1外形よりも大径に形成しているので、机やベッドなどの下側の隙間などを掃除するときにも大径の前車輪27がガードとなって吸込具本体1上面側の傷付きを防ぐことができ、また、敷居や絨毯と床面との段差などの乗り越えがスムーズに行える。特に絨毯上においては、従来のコロのような小さな前車輪では絨毯の毛足に埋まって移動性が著しく損なわれるが、本実施形態のような大径の前車輪27では絨毯の毛足に埋まることがなく、ほとんど影響を受けないので、その移動性が格段に向上する。
【0040】
また、本願発明は、回転ブラシがその両端に設けられるタービンにより回転駆動されるものであっても適用可能であるが、回転ブラシの両端に備えられるタービンに加えて、吸込具本体1両側に前車輪27を配置すると、床用吸込具がかなり幅広になる。その点、本実施形態では、回転ブラシ11の両端にタービンを備えることなく回転ブラシ11を回転駆動することができるため、前車輪27を吸込具本体1の両側に設けることにより幅広となるを、タービンを不要とすることで効果的に防ぐことができる。
【0041】
また、吸込具本体1外形を略円筒形状に形成し、これと同心となるように前車輪27を配置しているので、前車輪27を吸込具本体1よりも少しだけ大径にすれば良く、前車輪27によって床用吸込具が大型化することはない。
【0042】
なお、上記実施形態では、カバー体24上面にスリット状の通気口25を形成し、案内口20に連通する吸気路26を形成しているが、スリット状の通気口25や案内口20を形成することなく、吸込具本体1の前部底面と被掃除面との隙間を他より広げて、その隙間を吸気路とするようにしても良い。この場合、吸込口7の前端縁に前記隙間より吸引される外気を回転ブラシ11の回転中心より下方のブラシ体15やブレード16に案内するガイドを形成するようにすると、回転ブラシ11を効率よく回転駆動することができる。
【0043】
また、上記実施形態では、それぞれ一対のブラシ体15とブレード16の2種類、計4枚備えたが、いずれか一種のみでも十分に回転させることができる。枚数も4枚とは限らないが、枚数を余り増やすとそららの間隔が狭くなって、吸引された外気が当たる面積が小さくなるので逆に効率が悪くなることが考えられ、バランス的にも4枚が最適である。
【0044】
さらに、上記ブラシ体15又はブレード16のいずれかを、軟質弾性を有する非通気性素材、具体的には軟質ポリ塩化ビニル(PVC)や軟質ゴム(例えばウレタンゴム)などを用いたブレードにしても良く、このようにすれば更に回転力を増すことができる。
【0045】
また、図6に示すように、大径の前車輪27に加えて、さらに吸込具本体1の前面側に軟質ゴム等から成るバンパー30を備えれば、両前車輪27,27間の幅よりも狭い、例えば机やベッドの足等に当たっても吸込具本体1前面が傷付くのを防ぐことができるので、万全である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、床用吸込具の前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、この前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成したことにより、机やベッドなどの下側の隙間などを掃除するときにも大径の前車輪がガードとなって吸込具本体上面側の傷付きを防ぐことができると共に、敷居や絨毯と床面との段差などの乗り越えがスムーズに行え、移動性も向上する。
【0047】
また、上記同様、前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブレードに案内するガイドを形成したことにより、上記効果に加えて、回転ブラシの両端にタービンを備えることなく回転ブラシを回転駆動することができるため、前車輪を吸込具本体の両側に設けることにより床用吸込具が幅広となるを、タービンを不要とすることで効果的に防ぐことができる。
【0048】
また、同様に、前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む通気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブラシ体に案内するガイドを形成することによっても、上記と同様、回転ブラシの両端にタービンを備えることなく回転ブラシを回転駆動することができるため、前車輪を吸込具本体の両側に設けることにより幅広となるをタービンを不要とすることで効果的に防ぐことができる。
【0049】
さらに、吸込具本体外形を略円筒形状に形成し、これと同心となるように前記前車輪を配置したことにより、前車輪を吸込具本体よりも少しだけ大径にすればよく、大径の前車輪によって床用吸込具が大型化することなく上述したような効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態における中央部の縦断面図。
【図2】同じく、正面から見た縦断面図。
【図3】同じく、底面図。
【図4】同じく、上面図。
【図5】同じく、正面図。
【図6】本願発明の他の実施形態を示す側面図。
【符号の説明】
1 吸込具本体
4 蓋体
7 吸込口
8 回転ブラシ収納室
11 回転ブラシ
15 ブラシ体
16 ブレード
17 布状体
19 刷毛状体
20 案内口
21 案内リブ
22 吐出口
24 カバー体
25 通気口
26 吸気路
27 前車輪
30 バンパー
Claims (5)
- 下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成したことを特徴とする電気掃除機用床用吸込具。
- 下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成したことを特徴とする電気掃除機用床用吸込具。
- 下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、前記吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブレードに案内するガイドを形成したことを特徴とする電気掃除機用床用吸込具。
- 下面に吸込口を有する吸込具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に対して上下方向に回動自在に支持され、延長管等を介して掃除機本体に接続される回動管と、前記吸込具本体に回動自在に支持された前車輪及び後車輪とを備え、前記前車輪を吸込具本体の長手方向両側に配置すると共に、前記前車輪の径を吸込具本体外形よりも大径に形成する一方、前記吸込具本体に、回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブラシ体に案内するガイドを形成したことを特徴とする電気掃除機用床用吸込具。
- 前記吸込具本体外形を略円筒形状に形成し、これと同心となるように前記前車輪を配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電気掃除機用床用吸込具。
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