JP3875163B2 - ガスセンサの状態判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば接触燃焼式ガスセンサ等のガスセンサの状態判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば固体高分子膜型燃料電池は、固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極とで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構成されたスタック(以下において燃料電池と呼ぶ)を備えており、燃料極に燃料として水素が供給され、酸素極に酸化剤として空気が供給されて、燃料極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過して酸素極まで移動して、酸素極で酸素と電気化学反応を起こして発電するようになっている。
【0003】
このような固体高分子膜型燃料電池等の燃料電池において、従来、例えば特開平6−223850号公報に開示された燃料電池の保護システムのように、燃料電池の酸素極側の排出系に水素センサを備え、この水素センサによって、燃料極側の水素が固体高分子電解質膜を通じて酸素極側に漏洩したことを検知したときは、燃料の供給を遮断する保護システムが知られている。
また、水素センサとしては、例えば白金等の触媒からなるガス検出素子と温度補償素子とを一対備え、水素が白金等の触媒に接触した際の燃焼により発生する熱によってガス検出素子が相対的に高温の状態になったときに、例えば雰囲気温度下等の相対的に低温の状態の温度補償素子との間に生じる電気抵抗の差異に応じて、水素ガスの濃度を検出するガス接触燃焼式の水素センサが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなガス接触燃焼式の水素センサにおいては、所定の検出対象濃度範囲が設定されており、例えば、この検出対象濃度範囲以外の濃度の水素ガスに対しては、検出誤差が過剰に増大したり、検出が困難な場合がある。また、ガス接触燃焼式の水素センサが、検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度の水素ガスに曝されると、単に検出信号が飽和状態に到達するばかりでなく、感度低下や感度上昇等の感度異常状態となる場合がある。
ここで、例えば上述した燃料電池の保護システムを燃料電池車両等の車両に搭載した場合には、この車載状態において、さらには車両の走行時等における燃料電池の運転状態において、水素ガスの濃度検出を継続しつつ、感度低下等の劣化が生じたか否かを判定することが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、過剰に高濃度の被検出ガスに曝されることでガスセンサの異常状態が生じたか否かを確実に判定することが可能なガスセンサの状態判定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のガスセンサの状態判定装置は、ガスセンサ(例えば、実施の形態での水素センサ4)により検出される被検出ガス(例えば、実施の形態での水素)の濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたか否かを判定する検出判定手段(例えば、実施の形態でのセンサ出力監視部8)と、前記検出判定手段にて前記被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたと判定される回数が、所定回数を超えたか否かを判定する回数判定手段(例えば、実施の形態でのステップS12)と、前記回数判定手段による判定結果が前記所定回数より多いと判定した時、前記ガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定する異常判定手段(例えば、実施の形態でのシステム制御部9)と、前記異常判定手段による判定結果に応じて、前記ガスセンサが異常状態であることを報知する報知手段(例えば、実施の形態での報知装置7)とを備えることを特徴としている。
【0006】
上記構成のガスセンサの状態判定装置によれば、ガスセンサにより検出される被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えた回数が所定回数よりも多い場合に、異常判定手段によりガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定され、報知手段は、例えば点灯するランプや適宜のメッセージを出力する表示装置や音声出力装置等によって、ガスセンサが異常状態であることを通知したり、ガスセンサの交換や点検等を指示する。
【0007】
さらに、請求項2に記載の本発明のガスセンサの状態判定装置は、ガスセンサ(例えば、実施の形態での水素センサ4)により検出される被検出ガス(例えば、実施の形態での水素)の濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたか否かを判定する検出判定手段(例えば、実施の形態でのセンサ出力監視部8)と、前記検出判定手段にて前記被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたと判定される時間の累積時間が、所定時間を超えたか否かを判定する累積時間判定手段(例えば、実施の形態でのステップS13)と、前記累積時間判定手段による判定結果が前記所定時間より長いと判定した時、前記ガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定する異常判定手段(例えば、実施の形態でのシステム制御部9)と、前記異常判定手段による判定結果に応じて、前記ガスセンサが異常状態であることを報知する報知手段(例えば、実施の形態での報知装置7)とを備えることを特徴としている。
【0008】
上記構成のガスセンサの状態判定装置によれば、ガスセンサにより検出される被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えた状態の継続時間の累積時間が所定時間よりも長い場合に、異常判定手段によりガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定され、報知手段は、例えば点灯するランプや適宜のメッセージを出力する表示装置や音声出力装置等によって、ガスセンサが異常状態であることを通知したり、ガスセンサの交換や点検等を指示する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るガスセンサの状態判定装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係るガスセンサの状態判定装置(以下、単に、状態判定装置と呼ぶ)1は、例えば図1に示すように、燃料電池2を備える燃料電池システム3等に配置されたガス接触燃焼式の水素センサ4の状態を判定するものであって、例えば制御装置5と、記憶装置6と、報知装置7とを備えて構成され、さらに、制御装置5は、例えばセンサ出力監視部8と、システム制御部9とを備えて構成されている。
【0014】
燃料電池2は、例えば陽イオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極で挟持した電解質電極構造体を、更に一対のセパレータで挟持してなる燃料電池セル(図示略)を多数組積層して構成されている。
例えば図1に示すように、燃料極に入口側配管11から供給された水素などの燃料ガスは、燃料極の触媒電極上で水素がイオン化され、適度に加湿された固体高分子電解質膜を介して酸素極へと移動する、その間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。酸素極には、例えば、酸素などの酸化剤ガスあるいは空気が入口側配管12を介して供給されているために、この酸素極において、水素イオン、電子及び酸素が反応して水が生成される。そして、燃料極側、酸素極側共に出口側配管13、14から反応済みのいわゆるオフガスが系外に排出される。
ここで、酸素極側の出口側配管14の鉛直方向上部には水素センサ4が取り付けられ、この出口側配管14内を流通するオフガス中に水素が排出されていないことを確認することができるようになっている。
【0015】
水素センサ4は、例えばガス接触燃焼式の水素センサとされ、例えば図2および図3に示すように、直方形状のケース21を備えている。ケース21は、例えばポリフェニレンサルファイド製であって、長手方向両端部にフランジ部22を備えている。フランジ部22にはカラー23を取り付けてあり、このカラー23内にボルト24を挿入して、酸素極側の出口側配管14に設けられた各取付座25に締め付け固定されるようになっている。
また、例えば図3に示すように、ケース21の下面には筒状部26が形成され、筒状部26の内部はガス検出室27として形成され、ガス検出室27の内部側面には、内側に向かってフランジ部28が形成され、フランジ部28の内周部分がガス導入部29として開口形成されている。
【0016】
ケース21内には樹脂で封止された回路基板30が設けられ、筒状部26の内部に配置された検出素子31および温度補償素子32は、回路基板30に接続されている。そして、各素子31,32は回路基板30に接続された複数、例えば4個のピン33により、ガス検出室27の底面27A上に配置されたベース34から、水素センサ本体の厚さ方向に一定距離の高さで所定間隔を隔てて対をなすようにして配置されている。
また、筒状部26の外周面にシール材35が取り付けられ、出口側配管14の貫通孔14aの内周壁に密接して気密性を確保している。
【0017】
検出素子31は周知の素子であって、例えば図4に示すように、電気抵抗に対する温度係数が高い白金等を含む金属線のコイル31aの表面を、被検出ガスとされる水素に対して活性な貴金属等からなる触媒31bを坦持するアルミナ等の坦体で被覆されて形成されている。
温度補償素子32は、被検出ガスに対して不活性とされ、例えば検出素子31と同等のコイル32aの表面をアルミナ等の坦体で被覆されて形成されている。
そして、被検出ガスである水素が検出素子31の触媒31bに接触した際に生じる燃焼反応の発熱により高温となった検出素子31と、被検出ガスによる燃焼反応が発生せず雰囲気温度下の温度補償素子32との間に電気抵抗値の差が生ずることを利用し、雰囲気温度による電気抵抗値の変化分を相殺して水素濃度を検出することができるようになっている。
【0018】
例えば図4に示すように、検出素子31(抵抗値R4)及び温度補償素子32(抵抗値R3)が直列接続されてなる枝辺と、固定抵抗41(抵抗値R1)及び固定抵抗42(抵抗値R2)が直列接続されてなる枝辺とが、電源43に対して並列に接続されてなるブリッジ回路において、検出素子31と温度補償素子32同志の接続点PSと、固定抵抗41,42同志の接続点PRとの間に、これらの接続点PS,PR間の電圧を検出する電圧計44が接続されている。
【0019】
ここで、ガス検出室27内に導入された検査対象ガス中に被検出ガスである水素が存在しないときには、ブリッジ回路はバランスしてR1×R4=R2×R3の状態にあり、電圧計44の出力がゼロとなる。一方、水素が存在すると、検出素子31の触媒31bにおいて水素が燃焼し、コイル31aの温度が上昇し、抵抗値R4が増大する。これに対して温度補償素子32においては水素は燃焼せず、抵抗値R3は変化しない。これにより、ブリッジ回路の平衡が破れて電圧計44に、水素濃度の増大変化に応じて増大傾向に変化する適宜の電圧が印加される。この電圧計44から出力される電圧の検出値は制御装置5へ出力される。そして、制御装置5においては、この電圧の検出値の変化に応じて予め設定された水素濃度のマップ等が記憶装置6から検索され、水素濃度が算出される。
【0020】
制御装置5において、センサ出力監視部8は、水素センサ4から出力される検出値が、予め記憶装置6に格納された所定判定閾値を超えているか否かを判定すると共に、検出値が所定判定閾値を超えたと判定される継続時間が所定時間を超えたか否か、検出値が所定判定閾値を超えたと判定される累積回数が所定回数を超えたか否か、検出値が所定判定閾値を超えたと判定される時間の累積時間が所定時間を超えたか否か等を判定し、これらの判定結果をシステム制御部9へ出力する。
システム制御部9は、センサ出力監視部8での判定結果に応じて、水素センサ4が異常状態であるか否かを判定し、異常状態であると判定した場合には、例えば点灯するランプや適宜のメッセージを出力する表示装置や音声出力装置等からなる報知装置7によって、水素センサ4が異常状態であることを通知させたり、水素センサ4の交換や点検等を促す通知を出力させる。
【0021】
本実施の形態によるガスセンサの状態判定装置1は上記構成を備えており、次に、このガスセンサの状態判定装置1の動作について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、図5に示すステップS01においては、水素センサ4の交換時にのみ、検出値が所定判定閾値を超えたと判定される累積時間および累積回数を初期化する。
次に、ステップS02においては、タイマのタイマ計数値を初期化する。
次に、ステップS03においては、水素センサ4の検出値を取得する。
次に、ステップS04においては、取得した検出値が所定判定閾値を超えているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS09に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS05に進む。
【0022】
ステップS05においては、取得した検出値が、所定警報閾値を超えているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS06に進み、所定の通常時システム制御の処理を実行し、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS07に進み、検出された水素濃度が所定濃度を超えた異常状態であることを報知する警報を出力し、ステップS08に進む。
そして、ステップS08においては、所定の警報出力時システム制御の処理を実行し、一連の処理を終了する。
【0023】
また、ステップS09においては、タイマの計数を開始する。
そして、ステップS10においては、累積時間にタイマ計数値を累積して得た値を、新たに累積時間として設定する。
そして、ステップS11においては、前回の検出値が所定判定閾値以下の場合にだけ、累積回数に「1」を加算して得た値を、新たに累積回数として設定する。
そして、ステップS12においては、累積回数が所定回数を超えたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS15に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS13に進む。
【0024】
ステップS13においては、累積時間が所定累積時間を超えたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS15に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS14に進む。
ステップS14においては、タイマ計数値が所定計数値を超えたか否かを判定する。
ステップS14での判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS02に戻る。
一方、ステップS14での判定結果が「YES」の場合には、ステップS15に進む。
ステップS15においては、水素センサ4の交換や点検等を促す通知を出力する。
そして、ステップS16においては、所定のセンサ異常時システム制御の処理を実行し、一連の処理を終了する。
【0025】
上述したように、本実施の形態によるガスセンサの状態判定装置1によれば、例えば水素センサ4が通電状態において過剰に高濃度の水素に曝され、感度低下等の劣化状態が生じた場合であっても、このような異常状態の発生を確実に検知することができ、点検や交換等を促す適切な指示を出力することができる。
しかも、本実施の形態によるガスセンサの状態判定装置1を、適宜のシステム、例えば燃料電池システム3等に備えた場合には、燃料電池システム3の作動を停止させることなく、水素センサ4に対する判定処理を実行することができる。
【0026】
なお、上述した本実施の形態においては、検出値が所定判定閾値を超えたと判定される継続時間や累積回数や累積時間に応じて水素センサ4が異常状態であるか否かを判定したが、これに限定されず、例えば、単に、検出値が所定判定閾値を超えたと判定されたときに、水素センサ4が異常状態であると判定してもよい。
【0027】
なお、上述した本実施の形態において、ガスセンサを水素センサ4としたが、これに限定されず、その他のガス、例えば一酸化炭素やメタン等の可燃性ガスを検出するガスセンサであってもよい。
また、上述した本実施の形態においては、各素子31,32を接続してなる回路をブリッジ回路としたが、これに限定されず、例えば直列回路等のその他の回路であってもよく、被検出ガスの濃度に係る状態量つまり検出素子31の抵抗値R4に関連した状態量として、所定接点間の電圧や電流の検出値が制御装置5へ出力されてもよい。
例えば、検出素子31と、水素濃度の増大に応じて抵抗値が増大する適宜の素子とを具備する直列回路に所定電圧を印加した状態で、検出素子31の端子間電圧を検出する場合には、水素濃度が増大すると、この直列回路において検出素子31での電圧降下が相対的に増大するため、この端子間電圧の検出値が所定判定閾値よりも大きいときに、検出値が所定判定閾値を超えたと判定する。
また、例えば、検出素子31と、水素濃度の増大に応じて抵抗値が増大する適宜の素子とが並列に接続されてなる並列回路に定電流バイアス回路等によって所定の電流を供給する状態で、検出素子31に通電される電流を検出する場合には、水素濃度が増大すると、この並列回路において検出素子31に通電される電流が相対的に低下するため、この電流の検出値が所定判定閾値よりも小さいときに、検出値が所定判定閾値を超えたと判定する。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のガスセンサの状態判定装置によれば、通電状態のガスセンサが過剰に高濃度の被検出ガスに曝されることで、感度低下等の劣化状態となる場合があっても、このような異常状態の発生を確実に検知することができ、点検や交換等を促す適切な指示を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るガスセンサの状態判定装置を備える燃料電池システムの要部構成図である。
【図2】 図1に示す水素センサの平面図である。
【図3】 図2に示すA−A線に沿う概略断面図である。
【図4】 図1に示す水素センサの回路図である。
【図5】 図1に示すガスセンサの状態判定装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ガスセンサの状態判定装置
4 水素センサ(ガスセンサ)
7 報知装置(報知手段)
8 センサ出力監視部(検出判定手段)
9 システム制御部(異常判定手段)
ステップS12 回数判定手段
ステップS13 累積時間判定手段
ステップS14 継続時間判定手段

Claims (3)

  1. ガスセンサにより検出される被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたか否かを判定する検出判定手段と、
    前記検出判定手段にて前記被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたと判定される回数が、所定回数を超えたか否かを判定する回数判定手段と、
    前記回数判定手段による判定結果が前記所定回数より多いと判定した時、前記ガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段による判定結果に応じて、前記ガスセンサが異常状態であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とするガスセンサの状態判定装置。
  2. ガスセンサにより検出される被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたか否かを判定する検出判定手段と、
    前記検出判定手段にて前記被検出ガスの濃度または濃度に係る状態量が検出対象濃度範囲の上限を超える過剰に高濃度であることを示す所定値を超えたと判定される時間の累積時間が、所定時間を超えたか否かを判定する累積時間判定手段と、
    前記累積時間判定手段による判定結果が前記所定時間より長いと判定した時、前記ガスセンサが過剰に高濃度の前記被検出ガスに曝された異常状態であると判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段による判定結果に応じて、前記ガスセンサが異常状態であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とするガスセンサの状態判定装置。
  3. 前記ガスセンサは、前記被検出ガスが触媒において燃焼した熱による抵抗値の変化に基づいて前記被検出ガスの濃度を検出する接触燃焼式ガスセンサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスセンサの状態判定装置。
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