JP3874832B2 - Liquid bleach composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体漂白剤組成物に関するものであり、さらに詳しくは親油性汚れに対して高い漂白洗浄力を有し、保存安定性が良く、脱色防止性に優れる液体漂白剤組成物を提供するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
漂白剤は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には使用できず、また独特の臭いを有していることから、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及している。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、また過酸化水素は液体漂白剤として使用されているが、液体酸素系漂白剤は繊維製品に直接塗布できるなどの使いやすさから特に好まれている。
【0003】
しかしながら、これら酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて漂白力が弱く、漂白活性化剤と併用したり、各種界面活性剤を配合して、漂白力の増強が図られている。しかし漂白活性化剤を併用する場合には、貯蔵中に漂白活性化剤が沈澱分離し、商品における外観を著しく損なったり、漂白活性化剤が水溶液中に保存されることにより徐々に分解し、使用時に満足な漂白力が得られないという問題があった。また、界面活性剤を多量に配合すると、液体漂白剤組成物の粘度が著しく上昇し、取り扱いにくくなったり、また、色柄物を脱色するという欠点もあり、さらに、カレー等の親油性の汚れに対してもいまだ十分な漂白性能が得られていない。
【0004】
従って、本発明が解決しようとする課題は、貯蔵安定性に極めて優れ、染料の脱色を引き起こさず、しかも親油性汚れに対して高い漂白性能を有し、更に粘度の上昇を抑えた液体漂白剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、極めて選択された成分を組み合わせることにより、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、下記(a) 成分を 0.3〜30重量%、(b) 成分を0.01〜30重量%及び(c) 成分を 0.5〜30重量%含有することを特徴とする衣料用液体漂白剤組成物を提供するものである。
【0006】
(a) 成分:過酸化水素
(b) 成分:特定のヒドロキシル基含有化合物あるいは酢酸エステルから選ばれる、溶解度パラメータ(δ)が7〜 10 の有機溶剤
(c) 成分:陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の界面活性剤
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0008】
〔(a) 成分〕
本発明において(a) 成分として過酸化水素が使用される。
【0009】
〔(b) 成分〕
本発明において(b) 成分として溶解度パラメータδが7〜10であり、酸素原子を少なくとも1個有する有機溶剤が使用される。溶解度パラメータが7未満であると、漂白剤中に溶解せず、分離・乳化してしまい、また10を超えると、油汚れの漂白性能が悪くなる。更に、酸素原子を有さないものは、漂白剤組成物中に溶解せず好ましくない。
尚、溶解度パラメータδとは、有機溶剤の1モル当たりの蒸発熱をΔH(cal mol-1), モル体積をV(cm3 mol) とするとき、δ=(ΔH/V)1/2 により定義される値である。
【0010】
溶解度パラメータが7〜10で、酸素原子を少なくとも1個有する有機溶剤としては、一般式(1)で表されるヒドロキシル基含有化合物あるいは一般式(2)で表される酢酸エステルが挙げられる。
R1-O-(AO)n−H (1)
(式中、R1 は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜6のアルキル基を示し、A は直鎖又は分岐鎖の炭素数2〜4のアルキレン基を示し、n 個のA は同一でも異なっていてもよい。n はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す1〜5の数である。)
CH3COOR2 (2)
(式中、R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
具体的には、一般式(1)で表されるヒドロキシル基含有化合物としては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール等のアルコールのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイド付加物が挙げられ、一般式(2)で表される酢酸エステルとしては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等が挙げられる。
これらの有機溶剤の中では、一般式(1)で表されるヒドロキシル基含有化合物が好ましく、その中でも、C4H9(OC2H4)nOH(n=1〜4)、C3H7(OC2H4)nOH(n=1〜4)、CH3(OC2H4)nOH(n=1〜4)などが好ましい。
本発明に用いられる(b) 成分の具体例をまとめて表1に示す。尚、表1中、メタノール、エタノール、2−プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジオキサンは参考例として示す。
【0011】
【表1】
【0012】
〔(c) 成分〕
本発明において、(c) 成分として、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の界面活性剤が使用される。これらの例としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩類、アルキルまたはアルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽和または不飽和脂肪酸塩類、アルキルあるいはアルケニルエーテルカルボン酸塩類、α−スルホ脂肪酸塩類、またはα−スルホ脂肪酸エステル類などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、高級脂肪酸アルカノールアミド類、またはそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル類、アルキルグルコシド類などの非イオン界面活性剤、第4級アンモニウム塩類などの陽イオン界面活性剤、あるいはアミンオキサイド類、スルホベタイン類、カルボベタイン類等の両性界面活性剤が挙げられる。
【0013】
これらの内、特に炭素数10〜20のアルキルまたはアルケニル硫酸塩類、炭素数10〜20のアルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩類、炭素数10〜20でオキシエチレン付加モル数4〜30のポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエーテル類、第4級アンモニウム塩類、炭素数8〜20のアルキル基を有するスルホベタインあるいはカルボベタイン類などが特に好ましい。
【0014】
〔液体漂白剤組成物〕
本発明の漂白剤組成物は、(a) 成分を 0.3〜30重量%、好ましくは 0.5〜10重量%、より好ましくは 0.5〜6重量%、 (b)成分を0.01〜30重量%、好ましくは 0.1〜20重量%、より好ましくは 0.5〜20重量%、(c) 成分を 0.5〜30重量%、好ましくは 0.5〜20重量%、より好ましくは1〜20重量%含有する。
(a) 成分が 0.3重量%未満の場合は充分な漂白性能を得ることができない。一方、30重量%を越える場合は過酸化水素そのものの保存安定性が不安定となる。
(b) 成分の配合量が0.01重量%未満であると、親油性汚れの漂白性能が低下し、また30重量%を超えると漂白剤組成物の粘度が上昇し、ゲル化等が起こり好ましくない。
(c) 成分の配合量が 0.5重量%未満の場合は充分な漂白性能を得ることができない。一方、30重量%を越える場合は色柄物を脱色する傾向がある。
【0015】
さらに本発明の液体漂白剤組成物には、(d) 成分として、過酸化水素と反応して有機過酸を生成する、下記一般式(3)で表される漂白活性化剤を配合することができる。
【0016】
【化3】
【0017】
〔式中、
R3;エステル結合、アミド結合、エーテル結合もしくは式
【0018】
【化4】
【0019】
で表される結合で中断されていてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の総炭素数5〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。
Z ;SO3M、COOM、SO3 - 又はCOO- を示す。ここでM は Hあるいは有機又は無機の陽イオン基である。
k ;0または1を示す。〕
一般式(3)において、R3は上記の意味を示すが、好ましくは炭素数5〜15のアルキル基である。またM は Hあるいは有機又は無機の陽イオン基を示すが、陽イオン基としては、アルカリ金属イオン(Na+, K+ 等) 、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、アルキル基もしくはヒドロキシアルキル基で置換された第4級アンモニウムイオン等が挙げられる。
この漂白活性化剤を例示すれば、次のとおりである。
【0020】
【化5】
【0021】
【化6】
【0022】
このような漂白活性化剤の量は、本発明の液体漂白剤組成物に対し、0.1 〜20重量%が好ましく、より好ましくは 0.2〜10重量%である。
【0023】
さらに本発明の液体漂白剤組成物には、(e) 成分として金属イオン封鎖剤を配合することができる。金属イオン封鎖剤としては、
(1) フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2 −トリホスホン酸、エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(3) アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アコニット酸、メタクリル酸、フマル酸、2−ヒドロキシアクリル酸、シトラコン酸等のホモポリマーあるいはこれらの2種以上のコポリマーであり、平均分子量が 500〜100000で、これらのカルボキシル基の一部又は全部がアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩又はアルカノールアミン塩になっていてもよいポリカルボン酸類
(4) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(5) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(6) ニトリロ三酢酸、イミノジ酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(7) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有機酸又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
(8) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩
等が挙げられる。
これらの中で上記(2) 、(3) 、(6) 及び(8) からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(2) からなる群より選ばれる少なくとも一種がさらに好ましい。
このような金属イオン封鎖剤の量は、本発明の液体漂白剤組成物に対し、0.0005〜30重量%が好ましく、より好ましくは0.1 〜20重量%である。
【0024】
本発明の液体漂白剤組成物は、上記成分の他に通常添加される公知の成分を添加することができる。例えば、ビルダーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、珪酸塩、燐酸塩などの水溶性無機ビルダー等を用いることができる。また、過酸化物あるいは過酸化水素付加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどのマグネシウム塩及び珪酸ソーダのような珪酸塩類を用いることができる。さらに必要に応じてカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールのような再汚染防止剤などを添加することができる。
【0025】
本発明の液体漂白剤組成物は、基本的には上記(a) 成分〜(c) 成分、又は(a) 成分〜(e) 成分を、水中に溶解又は分散させたものであるが、低温での液の安定化及び凍結復元性を改善したり、高温での液分離を防止する目的でハイドロトロープ剤を配合しても差し支えない。このようなハイドロトロープ剤としては、一般的には、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩などに代表される短鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩等が挙げられる。ハイドロトロープ剤は本発明の液体漂白剤組成物中0〜30重量%程度配合することができる。
【0026】
また、本発明の液体漂白剤組成物には、さらに種々の化合物を含有させることができる。例えば、過酸化水素の安定化剤として知られているリン酸、バルビツール酸、尿酸、アセトアニリド、オキシキノリンやフェナセチンなどに代表されるアミノポリカルボン酸類、及び、DL−α−トコフェロール、没食子酸誘導体、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6 −ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)などを添加することができる。これらの安定化剤の添加量は過酸化水素の濃度にもよるが、本発明の組成物中に通常0〜5重量%程度、好ましくは0.01〜3重量%含有させるのがよい。
【0027】
さらに、本発明の液体漂白剤組成物は、変褪色防止剤として公知の物質を含むことができる。このような物質としては、フェニルアラニン、ヒスチジン、リジン、チロシン、メチオニン等のアミノ酸及びアミノ酸塩類、及びヒドロキシイミノジ酢酸等のアミノ又はイミド化合物、さらにはアクリロニトリルと第四級アンモニウム基を有するアクリロニトリルと共重合可能なモノマーの一種又は二種以上とのコポリマー等である。なお、アミノ酸には光学異性体が存在するが、本発明の効果においては光学異性体は関与しない。従って、化学的に合成したアミノ酸を使用することも可能である。
また、本発明の液体漂白剤組成物には、白物繊維に対する漂白効果を増すために蛍光増白剤として、チノパール(Tinopal) CBS〔チバ・ガイギー(Ciba-Geigy)社製〕、チノパールSWN〔チバ・ガイギー社製〕やカラー・インデックス蛍光増白剤28,40,61,71などのような蛍光増白剤を0〜5重量%添加しても良い。
【0028】
更に、本発明の液体漂白剤組成物には、組成物の粘度を高め使い勝手を向上させる目的で増粘剤を0〜20重量%添加することが可能である。増粘剤としては、一般的には、カルボキシメチルセルロース誘導体、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースといった合成高分子、キサンタンガム、グアーガム、ケルザンといった天然高分子、モンモリロナイト、ビーガムといった水膨潤性粘土鉱物などが用いられる。
【0029】
また、本発明の液体漂白剤組成物には、さらに、染料や顔料のような着色剤、香料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収剤、無機電解質(例えばNaCl、Na2SO4、CaCl2 )等の種々の微量添加物を適量(各々0〜約2重量%程度)配合することができる。なお、染料としては、酸性溶液で耐過酸化水素性を有する酸性染料が特に好ましい。
また、本発明組成物において、漂白性能を向上させるため、従来公知の酵素(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等)を必要に応じ、配合することができる。
【0030】
本発明の液体漂白剤組成物のpHは6以下、好ましくは 3.5以下とすることが望ましい。pHを調整するためには、硫酸、リン酸のような無機酸や、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸を使用したり、前述の金属イオン封鎖剤や陰イオン界面活性剤を酸の形で添加したり、必要に応じて水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのような苛性アルカリを用いて調整するのが良い。
また、本発明の液体漂白剤組成物は、従来公知の衣料用洗剤と混合して使用することもできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、貯蔵安定性に極めて優れ、脱色防止性に優れ、また親油性汚れに対して極めて優れた漂白力を有し、しかも粘度の上昇を抑えた液体漂白剤組成物を提供することができた。
【0032】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0033】
実施例1〜12及び比較例1〜8
(b) 成分として下記(b-1) 〜(b-8)(但し、(b-1) 、 (b-2) 及び (b-6) は参考品、(b-7) 及び(b-8) は比較品)、(c)成分として下記(c-1) 〜(c-5) 、(d) 成分として下記(d-1) 〜(d-6) 、(e) 成分として下記(e-1) を用い、それぞれ表2〜4に示す配合組成で液体漂白剤組成物を調製した。得られた液体漂白剤組成物について、それぞれの漂白性能、貯蔵安定性、粘度及び脱色防止性を下記方法で測定し、結果を表2〜4に示した。
なお、実施例1〜9及び比較例1〜8の配合組成物は、 0.5N硫酸水溶液によりpH2に調整し、実施例10〜12の配合組成物は、 0.5N硫酸水溶液によりpH2.5 に調整した。
また、実施例1、2、9、10及び12は参考例である。
【0034】
(b) 成分
(b-1) C2H5OH δ値 12.8
(b-2) HOCH2CH2OH δ値 14.9
(b-3) CH3(OCH2CH2)3OH δ値 8.91
(b-4) C4H9(OCH2CH2)3OH δ値 8.62
(b-5) CH3COOC2H5 δ値 8.96
(b-6) ジオキサン δ値 7.89
(b-7) n−ブタン δ値 6.6
(b-8) ホルムアミド δ値 19.2
【0035】
【化7】
【0036】
【化8】
【0037】
【化9】
【0038】
(1) 貯蔵安定性の評価法
表2〜4に示す条件下で液体漂白剤組成物を貯蔵した後、試料組成物中の有機過酸を生成する漂白活性化剤の量を測定し、次式により有効漂白活性化剤残存率を算出した。
【0039】
【数1】
【0040】
(2) 漂白性能の測定法
0.133%市販洗剤液(pH=10.2) の入った2リットル水溶液に表2〜4に示す漂白剤組成物を20ml添加し、下記のように調製したカレー汚染布* を5枚ずつ15分間浸漬させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させ次式によって漂白率を算出した。
尚、漂白剤組成物は貯蔵前のものと、表2〜4に示す条件下で貯蔵後のもののそれぞれについて漂白性能を測定した。
* カレー汚染布の漂白率
【0041】
【数2】
【0042】
反射率は日本電色工業(株)製NDR-101DPで 460nmフィルターを使用して測定した。
*カレー汚染布の調製法
大塚製薬(株)製ボンカレーを80℃/30分加熱後ザルで濾過し、固形分を除去した液に木綿金布#2003を浸し、15分間加熱した。そのまま2時間ほど放置後、液より布を取り出し余分な液を取り除いて自然乾燥した。プレス後、10cm×10cmの試験片として実験に供した。
【0043】
(3) 粘度
各サンプルを粘度測定用ビーカーに入れ、水浴にて30℃とする。このサンプルをB型粘度計(ローターNo.1,No.2, No.3を粘度にあわせて使用、60rpm )にて測定した。
【0044】
(4) 脱色試験法
シャーレにナフトール染料(下漬け剤; Naphthol AS、顕色剤;Fast Red G Base)で染めた木綿布(10cm×10cm)を用意する。 0.133%市販洗剤液(pH=10.2) の入った2リットル水溶液に表2〜4に示す漂白剤組成物を20ml添加し、5枚ずつ30分間浸漬させ、その後水道水ですすぎ、乾燥させた。この操作を20回繰り返し、脱色の程度を下記の4段階で評価した。
◎…全く脱色していない
○…少しうすくなっているが、全く気にならない
△…部分的に脱色している
×…脱色が布全体に広がっている
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid bleach composition, and more particularly, to provide a liquid bleach composition having high bleaching detergency against lipophilic soil, good storage stability, and excellent decolorization prevention properties. It is.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Bleaching can be divided into chlorine bleach and oxygen bleach. Chlorine bleach is limited in the fibers that can be used, it cannot be used for colors and patterns, and it has a unique odor. Recently, oxygen-based bleaching agents that do not have these drawbacks have been remarkably widespread. Of these oxygen bleaches, sodium percarbonate and sodium perborate are used as powder bleaches, and hydrogen peroxide is used as a liquid bleach, but liquid oxygen bleaches are directly applied to textile products. It is particularly preferred because of its ease of use, such as being able to be applied.
[0003]
However, these oxygen bleaching agents have weaker bleaching power than chlorine bleaching agents, and are used in combination with bleach activators or compounded with various surfactants to enhance bleaching power. However, when a bleach activator is used in combination, the bleach activator precipitates and separates during storage, the appearance of the product is significantly impaired, or the bleach activator is gradually decomposed by being stored in an aqueous solution, There was a problem that satisfactory bleaching power could not be obtained during use. In addition, when a large amount of surfactant is added, the viscosity of the liquid bleaching composition is remarkably increased, which makes it difficult to handle and decolors the colored pattern, and further causes lipophilic stains such as curry. However, sufficient bleaching performance has not been obtained.
[0004]
Therefore, the problem to be solved by the present invention is a liquid bleaching agent that is extremely excellent in storage stability, does not cause dye decolorization, has high bleaching performance against lipophilic soil, and further suppresses an increase in viscosity. It is to provide a composition.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventors have found that the above problem can be solved by combining extremely selected components, and have completed the present invention.
That is, the present invention comprises a liquid bleaching agent for clothes characterized by containing 0.3 to 30% by weight of the following component (a), 0.01 to 30% by weight of component (b) and 0.5 to 30% by weight of component (c). A composition is provided.
[0006]
(a) Component: Hydrogen peroxide
(b) Component: an organic solvent having a solubility parameter (δ) of 7 to 10 selected from a specific hydroxyl group-containing compound or acetate ester
(c) Component: at least one surfactant selected from the group consisting of an anionic surfactant, a nonionic surfactant, a cationic surfactant and an amphoteric surfactant.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0008]
((A) component)
In the present invention, hydrogen peroxide is used as the component (a).
[0009]
((B) component)
In the present invention, an organic solvent having a solubility parameter δ of 7 to 10 and having at least one oxygen atom is used as the component (b). If the solubility parameter is less than 7, it will not dissolve in the bleaching agent and will be separated and emulsified, and if it exceeds 10 , the bleaching performance of oil stains will deteriorate. Further, those having no oxygen atom are not preferable because they do not dissolve in the bleaching composition.
The solubility parameter δ means that δ = (ΔH / V) 1/2 when ΔH (cal mol −1 ) is the heat of evaporation per mole of the organic solvent and V (cm 3 mol) is the molar volume. It is a defined value.
[0010]
In solubility parameter of 7-10, as the organic solvent having at least one oxygen atom, acetic esters of the general formula (1) hydroxyl group-containing compound represented by or general formula (2).
R 1 -O- (AO) n -H (1)
(In the formula, R 1 represents a linear or branched alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, A is an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms linear or branched, n number of A be the same (N may be a number of 1 to 5 indicating the average number of moles of alkylene oxide added.)
CH 3 COOR 2 (2)
(In the formula, R 2 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms.)
Specifically, as the hydroxyl group-containing compound represented by the general formula (1), cellosolves such as main Chiruserosorubu, ethyl cellosolve, methanol, ethanol, propanol, butanol, ethylene oxide of an alcohol such as pentanol, propylene Examples thereof include alkylene oxide adducts such as oxide, and examples of the acetate represented by the general formula (2) include methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate.
Among these organic solvents, a hydroxyl group-containing compound represented by the general formula (1) is preferable. Among them, C 4 H 9 (OC 2 H 4 ) n OH (n = 1 to 4), C 3 H 7 (OC 2 H 4) n OH (n = 1~4), CH 3 (OC 2 H 4) n OH (n = 1~4) , such as is not preferable.
Table 1 summarizes specific examples of the component (b) used in the present invention. In Table 1, methanol, ethanol, 2-propanol, ethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, and dioxane are shown as reference examples.
[0011]
[Table 1]
[0012]
((C) component)
In the present invention, as the component (c), at least one surfactant selected from the group consisting of an anionic surfactant, a nonionic surfactant, a cationic surfactant and an amphoteric surfactant is used. Examples of these are alkylbenzene sulfonates, alkyl or alkenyl ether sulfates, alkyl or alkenyl sulfates, olefin sulfonates, alkane sulfonates, saturated or unsaturated fatty acid salts, alkyl or alkenyl ether carboxylates, α -Anionic surfactants such as sulfo fatty acid salts, or α-sulfo fatty acid esters, polyoxyethylene alkyl or alkenyl ethers, polyoxyethylene alkyl phenyl ethers, higher fatty acid alkanolamides, or alkylene oxide adducts thereof, Nonionic surfactants such as sucrose fatty acid esters and alkyl glucosides, cationic surfactants such as quaternary ammonium salts, amine oxides, sulfobetaines, potassium Examples include amphoteric surfactants such as lubobetaines.
[0013]
Of these, in particular, alkyl or alkenyl sulfates having 10 to 20 carbon atoms, alkyl or alkenyl ether sulfates having 10 to 20 carbon atoms, polyoxyethylene alkyl having 10 to 20 carbon atoms and 4 to 30 moles of oxyethylene added, or Alkenyl ethers, quaternary ammonium salts, sulfobetaines having 8 to 20 carbon atoms or carbobetaines are particularly preferred.
[0014]
[Liquid bleach composition]
In the bleaching composition of the present invention, the component (a) is 0.3 to 30% by weight, preferably 0.5 to 10% by weight, more preferably 0.5 to 6% by weight, and the component (b) is 0.01 to 30% by weight, preferably 0.1 to 20% by weight, more preferably 0.5 to 20% by weight, component (c) 0.5 to 30% by weight, preferably 0.5 to 20% by weight, more preferably 1 to 20% by weight.
(a) When the component is less than 0.3% by weight, sufficient bleaching performance cannot be obtained. On the other hand, when it exceeds 30% by weight, the storage stability of hydrogen peroxide itself becomes unstable.
(b) When the amount of the component is less than 0.01% by weight, the bleaching performance of the lipophilic soil is deteriorated, and when it exceeds 30% by weight, the viscosity of the bleaching composition is increased and gelation is caused. .
(c) When the amount of the component is less than 0.5% by weight, sufficient bleaching performance cannot be obtained. On the other hand, when it exceeds 30% by weight, the colored pattern tends to be decolored.
[0015]
Further, the liquid bleaching agent composition of the present invention contains, as component (d), a bleaching activator represented by the following general formula (3) that reacts with hydrogen peroxide to produce an organic peracid. Can do.
[0016]
[Chemical 3]
[0017]
[Where,
R 3 : ester bond, amide bond, ether bond or formula
[Formula 4]
[0019]
A linear or branched alkyl group or alkenyl group having a total carbon number of 5 to 32, which may be interrupted by a bond represented by
Z: SO 3 M, COOM, SO 3 - or COO - is shown. Where M is H or an organic or inorganic cationic group.
k represents 0 or 1; ]
In the general formula (3), R 3 has the above meaning, and is preferably an alkyl group having 5 to 15 carbon atoms. M represents H or an organic or inorganic cationic group, and examples of the cationic group include alkali metal ions (Na + , K +, etc.), alkaline earth metal ions, ammonium ions, alkyl groups, and hydroxyalkyl groups. Examples include substituted quaternary ammonium ions.
An example of this bleach activator is as follows.
[0020]
[Chemical formula 5]
[0021]
[Chemical 6]
[0022]
The amount of the bleach activator is preferably 0.1 to 20% by weight, more preferably 0.2 to 10% by weight, based on the liquid bleach composition of the present invention.
[0023]
Further, the liquid bleach composition of the present invention can contain a sequestering agent as the component (e). As a sequestering agent,
(1) Phosphate compounds such as phytic acid or their alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts
(2) ethane-1,1-diphosphonic acid, ethane-1,1,2-triphosphonic acid, ethane-1-hydroxy-1,1-diphosphonic acid, ethanehydroxy-1,1,2-triphosphonic acid, ethane- 1,2-Dicarboxy-1,2-diphosphonic acid, phosphonic acids such as methanehydroxyphosphonic acid, or alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts thereof
(3) A homopolymer such as acrylic acid, maleic acid, itaconic acid, aconitic acid, methacrylic acid, fumaric acid, 2-hydroxyacrylic acid, citraconic acid, or a copolymer of two or more of these having an average molecular weight of 500,000 to 100,000 Polycarboxylic acids in which some or all of these carboxyl groups may be alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts
(4) Phosphonocarboxylic acids such as 2-phosphonobutane-1,2-dicarboxylic acid, 1-phosphonobutane-2,3,4-tricarboxylic acid, α-methylphosphonosuccinic acid, or alkali metal salts or alkaline earths thereof Metal salt, ammonium salt or alkanolamine salt
(5) Amino acids such as aspartic acid, glutamic acid and glycine, or alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts thereof.
(6) Aminopolyacetic acid such as nitrilotriacetic acid, iminodiacetic acid, ethylenediaminetetraacetic acid, diethylenetriaminepentaacetic acid, glycol etherdiaminetetraacetic acid, hydroxyethyliminodiacetic acid, triethylenetetraminehexaacetic acid, diencoric acid or alkali metal salts thereof, alkali Earth metal salt, ammonium salt or alkanolamine salt
(7) Organic acids such as diglycolic acid, oxydisuccinic acid, carboxymethyloxysuccinic acid, citric acid, lactic acid, tartaric acid, oxalic acid, malic acid, oxydisuccinic acid, gluconic acid, carboxymethyl succinic acid, carboxymethyl tartaric acid, or these Alkali metal salt, alkaline earth metal salt, ammonium salt or alkanolamine salt
(8) Alkali metal salt, alkaline earth metal salt, ammonium salt or alkanolamine salt of aluminosilicate typified by zeolite A can be mentioned.
Among these, at least one selected from the group consisting of (2), (3), (6) and (8) is preferable, and at least one selected from the group consisting of (2) is more preferable.
The amount of the sequestering agent is preferably 0.0005 to 30% by weight, more preferably 0.1 to 20% by weight, based on the liquid bleach composition of the present invention.
[0024]
In the liquid bleach composition of the present invention, known components that are usually added can be added in addition to the above components. For example, water-soluble inorganic builders such as sulfates, carbonates, bicarbonates, silicates, and phosphates can be used as builders. In addition, known magnesium sulfate, magnesium silicate, magnesium chloride, magnesium silicofluoride, magnesium oxide, magnesium hydroxide and other silicates such as sodium silicate and stabilizers for peroxides or hydrogen peroxide adducts are used. be able to. Further, a recontamination preventive agent such as carboxymethylcellulose, polyvinylpyrrolidone, and polyethylene glycol can be added as necessary.
[0025]
The liquid bleach composition of the present invention is basically a solution obtained by dissolving or dispersing the above components (a) to (c) or (a) to (e) in water. Hydrotrope may be added for the purpose of improving the stability and freezing / restoring property of the liquid and preventing liquid separation at high temperatures. Such hydrotropes generally include short-chain alkylbenzene sulfonates such as toluene sulfonate and xylene sulfonate. The hydrotrope can be blended in the liquid bleach composition of the present invention by about 0 to 30% by weight.
[0026]
The liquid bleach composition of the present invention can further contain various compounds. For example, phosphoric acid, barbituric acid, uric acid, acetanilide, aminopolycarboxylic acids typified by oxyquinoline and phenacetin, and DL-α-tocopherol, gallic acid derivatives known as stabilizers for hydrogen peroxide Butylated hydroxyanisole (BHA), 2,6-di-tert-butyl-4-methylphenol (BHT) and the like can be added. The amount of these stabilizers to be added depends on the concentration of hydrogen peroxide, but is usually about 0 to 5% by weight, preferably 0.01 to 3% by weight in the composition of the present invention.
[0027]
Further, the liquid bleach composition of the present invention can contain a substance known as an anti-fading agent. Such substances include amino acids and amino acid salts such as phenylalanine, histidine, lysine, tyrosine and methionine, and amino or imide compounds such as hydroxyiminodiacetic acid, and also copolymerized with acrylonitrile and acrylonitrile having a quaternary ammonium group. One or two or more types of possible monomers. Although amino acids have optical isomers, optical isomers are not involved in the effects of the present invention. It is therefore possible to use chemically synthesized amino acids.
Further, in the liquid bleach composition of the present invention, Tinopal CBS (manufactured by Ciba-Geigy), Chinopearl SWN [ Ciba-Geigy Co., Ltd.] and color index fluorescent brighteners 28, 40, 61, 71 and the like may be added in an amount of 0 to 5% by weight.
[0028]
Furthermore, 0-20% by weight of a thickener can be added to the liquid bleach composition of the present invention for the purpose of increasing the viscosity of the composition and improving usability. As the thickener, carboxymethylcellulose derivatives, synthetic polymers such as methylcellulose and hydroxymethylcellulose, natural polymers such as xanthan gum, guar gum and kelzan, water-swellable clay minerals such as montmorillonite and beegum are generally used.
[0029]
The liquid bleach composition of the present invention further includes colorants such as dyes and pigments, fragrances, silicones, bactericides, ultraviolet absorbers, inorganic electrolytes (for example, NaCl, Na 2 SO 4 , CaCl 2 ). A suitable amount (about 0 to about 2% by weight of each) can be blended. The dye is particularly preferably an acid dye having hydrogen peroxide resistance in an acid solution.
In the composition of the present invention, conventionally known enzymes (cellulase, amylase, protease, lipase, etc.) can be blended as necessary in order to improve the bleaching performance.
[0030]
The pH of the liquid bleach composition of the present invention is 6 or less, preferably 3.5 or less. In order to adjust the pH, an inorganic acid such as sulfuric acid or phosphoric acid, or an organic acid such as toluene sulfonic acid or benzene sulfonic acid, or the above-described sequestering agent or anionic surfactant is used as an acid. It is preferable to add in the form of, or to adjust using a caustic such as sodium hydroxide or potassium hydroxide if necessary.
The liquid bleach composition of the present invention can also be used by mixing with a conventionally known clothing detergent.
[0031]
【The invention's effect】
According to the present invention, there is provided a liquid bleach composition having excellent storage stability, excellent anti-bleaching property, excellent bleaching power against lipophilic soil, and suppressed increase in viscosity. I was able to.
[0032]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited to these Examples.
[0033]
Examples 1-12 and Comparative Examples 1-8
(b) The following components (b-1) to (b-8) (where (b-1) , (b-2) and (b-6) are reference products, (b-7) and (b- 8) is a comparative product), the following (c-1) to (c-5) as the component (c), the following (d-1) to (d-6) as the component (d), and the following ( e-1) was used to prepare liquid bleach compositions with the blending compositions shown in Tables 2 to 4, respectively. About the obtained liquid bleach composition, each bleaching performance, storage stability, a viscosity, and decoloring prevention property were measured by the following method, and the result was shown to Tables 2-4.
In addition, the compounding compositions of Examples 1-9 and Comparative Examples 1-8 were adjusted to pH 2 with 0.5N sulfuric acid aqueous solution, and the compounding compositions of Examples 10-12 were adjusted to pH 2.5 with 0.5N sulfuric acid aqueous solution. did.
Examples 1, 2, 9, 10 and 12 are reference examples.
[0034]
(b) Component
(b-1) C 2 H 5 OH δ value 12.8
(b-2) HOCH 2 CH 2 OH δ value 14.9
(b-3) CH 3 (OCH 2 CH 2 ) 3 OH δ 8.91
(b-4) C 4 H 9 (OCH 2 CH 2 ) 3 OH δ 8.62
(b-5) CH 3 COOC 2 H 5 δ 8.96
(b-6) Dioxane δ value 7.89
(b-7) n-butane δ value 6.6
(b-8) Formamide δ value 19.2
[0035]
[Chemical 7]
[0036]
[Chemical 8]
[0037]
[Chemical 9]
[0038]
(1) Evaluation method of storage stability After storing the liquid bleach composition under the conditions shown in Tables 2 to 4, the amount of the bleach activator that produces organic peracid in the sample composition was measured. The effective bleach activator residual rate was calculated by the formula.
[0039]
[Expression 1]
[0040]
(2) Measuring method of bleaching performance
Add 20 ml of the bleach composition shown in Tables 2 to 4 to a 2 liter aqueous solution containing 0.133% commercial detergent solution (pH = 10.2) and immerse 5 pieces of curry-stained cloth * prepared as follows for 15 minutes. It was. Thereafter, it was rinsed with tap water, dried, and the bleaching rate was calculated by the following formula.
In addition, the bleaching composition measured the bleaching performance about each of the thing before storage and the thing after storage on the conditions shown in Tables 2-4.
* Bleaching rate of curry-stained cloth [0041]
[Expression 2]
[0042]
The reflectance was measured with NDR-101DP manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd. using a 460 nm filter.
* Preparation method of curry-contaminated cloth Bon curry manufactured by Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. was heated at 80 ° C./30 minutes, filtered through a colander, and cotton gold cloth # 2003 was immersed in the liquid from which the solid content was removed, and heated for 15 minutes. After leaving as it is for about 2 hours, the cloth was taken out from the liquid and the excess liquid was removed, followed by natural drying. After pressing, it was subjected to an experiment as a 10 cm × 10 cm test piece.
[0043]
(3) Viscosity Place each sample in a beaker for viscosity measurement and bring it to 30 ° C in a water bath. This sample was measured with a B-type viscometer (rotor No.1, No.2, No.3 was used according to the viscosity, 60 rpm).
[0044]
(4) Decolorization test method Prepare a cotton cloth (10 cm x 10 cm) dyed with a naphthol dye (priming agent; Naphthol AS, developer: Fast Red G Base) in a petri dish. 20 ml of the bleaching composition shown in Tables 2 to 4 was added to a 2 liter aqueous solution containing 0.133% commercial detergent solution (pH = 10.2), soaked for 5 minutes for 30 minutes, then rinsed with tap water and dried. This operation was repeated 20 times, and the degree of decolorization was evaluated in the following four stages.
◎… Not decolored at all ○… Slightly faint, but not interested at all △… Partly decolored ×… Decoloration spreads throughout the cloth [0045]
[Table 2]
[0046]
[Table 3]
[0047]
[Table 4]
Claims (3)
(a) 成分:過酸化水素
(b) 成分:一般式(1)で表されるヒドロキシル基含有化合物、あるいは一般式(2)で表される酢酸エステルから選ばれる、溶解度パラメータ(δ)が7〜 10 の有機溶剤
R 1 -O-(AO) n − H (1)
(式中、 R 1 は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜6のアルキル基を示し、 A は直鎖又は分岐鎖の炭素数2〜4のアルキレン基を示し、 n 個の A は同一でも異なっていてもよい。 n はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す1〜5の数である。)
CH 3 COOR 2 (2)
(式中、 R 2 は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
(c) 成分:陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の界面活性剤A liquid bleach composition for clothing comprising 0.3 to 30% by weight of the following component (a), 0.01 to 30% by weight of component (b) and 0.5 to 30% by weight of component (c).
(a) Component: Hydrogen peroxide
(b) Component: an organic solvent having a solubility parameter (δ) of 7 to 10 selected from a hydroxyl group-containing compound represented by the general formula (1) or an acetate represented by the general formula (2)
R 1 -O- (AO) n − H (1)
(In the formula, R 1 represents an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms straight or branched chain, A is an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms straight or branched chain, n number of A be the same ( N is a number of 1 to 5 indicating the average number of added moles of alkylene oxide.)
CH 3 COOR 2 (2)
(In the formula, R 2 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms.)
(c) Component: at least one surfactant selected from the group consisting of an anionic surfactant, a nonionic surfactant, a cationic surfactant and an amphoteric surfactant
R3;エステル結合、アミド結合、エーテル結合もしくは式
Z ;SO3M、COOM、SO3 -又はCOO-を示す。ここでM は Hあるいは有機又は無機の陽イオン基である。
k ;0または1を示す。〕(d) as component of the general formula (3) liquid bleach composition of claim 1 wherein the bleach activator containing 0.1 to 20 wt%, represented by.
R 3 ; ester bond, amide bond, ether bond or formula
Z: SO 3 M, COOM, SO 3 - or COO - is shown. Where M is H or an organic or inorganic cationic group.
k represents 0 or 1; ]
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