JP3874575B2 - 反転装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置において両面印刷をするため用紙を反転させる反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタなどの画像形成装置において、用紙の両面に印刷を行う場合には、画像形成装置の画像形成部で片面に印刷された用紙を反転させて画像形成部に再給紙する反転装置が用いられている。このような反転装置は、画像形成装置本体の下側に装着されるタイプと、画像形成装置本体の側面に装着するタイプとがあり、それぞれ製品出荷時から装着されているものと、オプションとして市場で装着されるものとがある。後者のタイプは画像形成装置本体の側面に反転装置の下側を支点にして回動自在に装着し、反転装置の回動量はその間に渡されたストッパアームにより規制するようにし、ジャム処理や保守点検などにおいては画像形成装置本体から離れるように反転装置を回動させるようになっている。
【0003】
従来の画像形成装置本体の側面に反転装置を装着するタイプにおいては、反転装置を回動させるとき反転装置の自重により衝撃音を発生する場合があり、これを防ぐため回動時の衝撃を和らげるためねじりコイルバネなどで構成された緩衝部材を取付けることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、緩衝部材は後付けする前から既に緩衝力が機能しているものが多く、このような緩衝部材を画像形成装置本体と反転装置との間に装着する場合には、緩衝部材の荷重以上の力で強引に引き出しながら、ストッパアームを画像形成装置本体か反転装置にセットしなければならず、作業性が悪く危険も伴っている。
【0005】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、装着に際し、無理な力を必要とせず、安全に装着することができる反転装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、画像形成装置の本体の一面に下側を支点に回動自在に装着され、前記画像形成装置によって片面に画像が形成された用紙を反転させて再び前記画像形成装置に送り出す反転装置において、この反転装置を回動する際に前記反転装置の自重によって発生する衝撃を和らげるとともに、前記本体にセットすることによって緩衝機能を発揮する緩衝部材を備え、前記反転装置と前記本体間には前記反転装置の回動量を規制するとともに、前記反転装置の回動により回動するストッパ部材が渡されており、前記緩衝部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成され、前記反転装置が前記本体にセットされるまでは前記ストッパ部材と同時に回動することを特徴とする。
【0009】
第2の手段は、第1の手段における前記緩衝部材が回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成されていることを特徴としている。
【0011】
第3の手段は、第1の手段において、前記ねじりコイルバネの一端が前記ストッパ部材に係止され、他端は前記反転装置の回動に伴って前記反転装置の側壁に摺動可能で、かつ前記本体にセットされたとき前記反転装置の側壁に形成された穴部に係止するように曲げられていることを特徴としている。
【0012】
第4の手段は、第3の手段において、前記ねじりコイルバネの一端が係止する穴部の係止縁をねじりコイルバネ装着側に突出させたことを特徴とする。
【0013】
第5の手段は、第3の手段において、前記反転装置の側壁の前記ねじりコイルバネの他端の前記係止縁への摺動軌跡上に前記ねじりコイルバネの他端が摺動するときに当該他端を前記側壁本体から離間する方向に変位させるための凸状の面が形成されていることを特徴とする。
【0014】
第6の手段は、第5の手段において、前記凸状の面の突出量が前記側板のほぼ板厚に相当する寸法に設定されていることを特徴とする。
【0015】
第7の手段は、第1または第3の手段において、前記ストッパ部材に貫通孔を穿設し、この貫通孔に軸状部材を挿通し、この軸状部材が前記反転装置に当接することにより前記ねじりコイルバネの弾性による前記ストッパ部材の回動を阻止することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図は全て本発明の実施形態を説明するためのもので、図1は反転装置の画像形成装置に対する取り付け状態を示す要部正面図、図2は図1におけるねじりコイルバネの装着状態を示す要部側面図、図3は図2のねじりコイルバネの装着前の状態を示す要部側面図、図4は画像形成装置に対する反転装置の装着の手順を示す説明図、図5は画像形成装置とストッパアームの一端との装着の手順を示す説明図、図6はストッパアームの他端と緩衝レバーとの装着の手順を示す説明図である。
【0018】
この実施の形態においては、図1に示すように、複写機やプリンタなどの画像形成装置の装置本体1の正面から見て右方に反転装置2が配置される。反転装置2の下部両側には、先端に円弧状の係止溝3が形成された支持板4が取付けられている。これら係止溝3は、装置本体1の下部両側に設けられた受台板5間に渡された支持軸6に回動自在に係止され、これにより反転装置2は装置本体1に回動可能に支持される。受台板5には、装置本体1に取付けられる側の先端に略直角に曲がる鈎部7が形成され、この鈎部7を装置本体1に穿設された第1の溝孔(図示しない)に挿入し、受台板5を落とし込むようにすれば、受台板5は反転装置2の回動によって外れることなく、反転装置2を支持することができる。また、反転装置2を取り外した場合には、受台板5を持ち上げるようにしながら鈎部7を第1の溝孔から引き抜けば、簡単に受台板5を外すこともできる。
【0019】
反転装置2のほぼ中央部には装置本体1と反転装置2をつなぐストッパアーム11が配置されている。このストッパアーム11の一端は、ストッパブラケット8に回動自在に取付けられ、他端は緩衝レバー21に同じく回動自在に取付けられている。ストッパブラケット8は受台板5と同様な鈎部9が形成され、この鈎部9を装置本体1に穿設された第2の溝孔(図示しない)に挿入し、ストッパブラケット8を落とし込むことにより装置本体1に取付けられる。また、ストッパブラケット8を持ち上げるようにしながら鈎部9を第2の溝孔から引き抜けば、簡単にストッパブラケット8を外すこともできる。このストッパブラケット8には支軸10がねじ止めされている。この支軸10にはストッパアーム11の一端に穿設された長孔12が遊嵌され、図5に示すように、支軸10に樹脂リング13を差し込むように装着することで、ストッパアーム11の一端も抜け落ちることなく支軸10に対して回動自在になっている。また、同図に示すようにストッパアーム11の他端には軸孔13が穿設され、この軸孔13には、後述するように緩衝レバー21の一端に挿通された支軸24が挿通され、緩衝レバー21とストッパアーム11とは回動自在となっている。ストッパアーム11の長手方向中央よりやや軸孔13寄りの部分には、反転装置2を取り外す場合にドライバなどを挿通させるための貫通孔14が穿設されている。
【0020】
緩衝レバー21は図1に示すように側面視略L状をしており、図2および図3に示すようにその一端側の先端上面にはほぼL字状の立ち上がり部22が曲げ加工などにより形成され、この立ち上がり部22の側面に軸孔23が穿設されている。この軸孔23からストッパアーム11の軸孔13に支軸24が挿通され、緩衝レバー21とストッパアーム11はこの部分で回動自在に連結されている。緩衝レバー21の他端側には、図2および図3に詳細に示すように、底部25と、この底部25の緩衝レバー21の延在面と相対する側縁からわずかに上方に立ち上がる側壁部26と、同じく相対する底部25の側縁から緩衝レバー21の面とほぼ同じ高さまで立ち上げた軸受部27とが曲げ加工などにより形成されている。軸受部27の上方およびこれと相対する緩衝レバーの垂直面との間には軸孔が整列して穿設され、これら軸孔には段付き軸31が挿通されている。
【0021】
段付き軸31は、一端が反転装置2の側壁32に立設されており、側壁32と緩衝レバー21の軸受部27との間の段付き軸31には、ほぼU字状をしたねじりコイルバネ33のコイル部33aが挿通されている。ねじりコイルバネ33は、図2および図3に示すように、ねじり方向およびコイル部33aの軸線方向に弾性を有している。ねじりコイルバネ33の側壁32側に位置する一側の端部33bは丸形形状に加工され、かつコイル部33aとは逆方向にほぼ直角に曲げられている。ねじりコイルバネ33の緩衝レバー21側に位置する他側の端部33cは、コイル部33a方向にほぼU字形状に曲げられている。ねじりコイルバネ33の一側の端部33bは後述するように、緩衝レバー21が段付き軸31を支点に所定の角度回動したとき、側壁32に形成された角穴34に係止される。また、他側の端部33cは、緩衝レバー21の側壁部26から底部25にかけて穿設された開口28に係止される。35は段付き軸31から緩衝レバー21が脱落するのを防止するEリングである。
【0022】
つぎに、画像形成装置の装置本体1に反転装置2を取り付ける手順について、さらに図7ないし図9も参照して説明する。図7は反転装置を画像形成装置側に回動させる際の緩衝レバーの初期の回動状態を示す図、図8は反転装置が画像形成装置側部近傍まで回動したときの緩衝レバーの回動状態を示す図、図9は反転装置が画像形成装置側部にセットされたときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【0023】
まず、側壁32に立設された段付き軸31にねじりコイルバネ33のコイル部33aを挿通する。このとき、ねじりコイルバネ33の一側の端部33bを側壁32側に位置するようにしながら挿通し、次にねじりコイルバネ33のコイル部33aを軸方向に押圧するようにしながら、緩衝レバー21の軸受部27の上方およびこれと相対する緩衝レバー21の垂直面に穿設された軸孔を段付き軸31に挿通する。そして、ねじりコイルバネ33の他側の端部33cを緩衝レバー21の開口28に掛ける。最後に段付き軸31の先端にEリング35を差し込み、緩衝レバー21が脱落するのを防止する。緩衝レバー21とストッパアーム11は、図4に示すように、緩衝レバー21の支軸24側端部が反転装置2の下方に位置し、ストッパアーム11の長孔12側端部が反転装置2の上方に位置するように折りたたんでおく。
【0024】
このようにして、予め緩衝レバー21の一端側を反転装置2に取り付けておき、市場などで最初に反転装置2を画像形成装置の装置本体1に装着するときには、まず、装置本体1の第1の溝孔に受台板5の鈎部7を、そして第2の溝孔にストッパブラケット8の鈎部9をそれぞれ挿入し、受台板5およびストッパブラケット8を装置本体1に取付ける。次に、装置本体1の受台板5の支持軸6に反転装置2の下部両側の支持板4に形成された係止溝3を回動自在に係止する。その後、図6に示すように、ストッパアーム11のみを起して、長孔12をストッパブラケット8の支軸10に挿通し、樹脂リング13を差し込んで、ストッパアーム11の一端を抜け落ちることなく支軸10に対して回動自在に取付ける。
【0025】
この状態から、反転装置2を通常使用する位置まで回動させていくと、反転装置2の動きに合わせてストッパアーム11により緩衝レバー21も、図6の矢印で示す方向に回転しながら、図7に示すように反転装置2の内部へ収納されていく。このとき、緩衝レバー21に一端が係止されたねじりコイルバネ33の一側の端部33bは側壁32の面を摺動しながら、段付き軸31を中心に回動する。さらに反転装置2を回動させることにより、ねじりコイルバネ33の一側の端部33bは側壁32に穿設された角穴34に係止し、ねじりコイルバネ33のコイル部33aの圧縮も開放される。
【0026】
ねじりコイルバネ33は、一旦圧縮が開放されてしまうと、圧縮された状態の元の位置に戻れないため、これ以降、反転装置2をジャム処理などで開放するために回動させたときには、ねじりコイルバネ33の端部33bは側壁32に穿設された角穴34に係止されているため、ねじりコイルバネ33はねじれて荷重が加わり、緩衝部材として機能することになる。
【0027】
このように装着操作の際にねじりコイルバネ33の一側の端部33bが填り込む位置に前記角穴34が形成されているが、ねじりコイルバネ33の製造上のばらつきにより、バネのコイル長や弾性力にもばらつきが生じる。このようなばらつきによりコイル長が短かったり、弾性力が小さかったりすると、図6ないし図7に示すようにねじりコイルバネ33の一側の端部33bの先端が反転装置2の側壁32の表面を摺動しているときに、ねじりコイルバネ33に対して十分な圧縮力を与えられない場合がある。すなわち、この実施形態では、例えば図3に示す状態でねじりコイルバネ33にF方向の力が作用してねじりコイルバネ33が圧縮され、角穴34に前記端部33bが達したときに、ばねの反発力によって前記一側の端部33bが角穴34に弾性的に嵌合するように構成されているが、前記ばらつきによりねじりコイルバネの圧縮が足らず、バネの反発力が十分に作用しない場合がある。このような場合には、一側の端部33bは角穴34に弾性的に係止不能となり、ねじりコイルバネ33による緩衝作用を得ることができなくなる。
【0028】
そこで、他の実施形態として、図11および図12に示すように側壁32の角穴34の図において下側にあたる前記一側の端部33bの摺動部分をねじりコイルバネ33の装着側に板厚分だけなだらかに突出させて凸状の面36を形成するとともに、当該面36の前記角穴34形成縁を係止縁34aとした。前記面36はねじりコイルバネ33の装着側に突出しているので、反転装置1の外側からみれば凹部として認識される。詳細を図17(a)ないし(c)に示す。図17(a)は角穴34部分の正面図、図17(b)は図17(a)のG−G線断面図、図17(c)は図17のF−F線断面図である。
【0029】
このように角穴部の近傍を形成すると、板厚分だけねじりコイルバネ33を圧縮するストロークが増えることになる。そのため、図11に示すようにねじりコイルバネ33の一側の端部33bが角穴34に至る部分に形成された凸状の面36上を摺動する際に、前記バネ33が前述の実施形態よりも圧縮され、前記面36を乗り越えた時点でねじりコイルバネ33の反発力により前記一側の端部33bは確実に前記係止縁34aに係止することができる。
【0030】
このときの動作を図13ないし図16を参照して説明する。なお、図13ないし図16は前述の実施形態における図6ないし図9に対応している。すなわち、前述の実施形態のように反転装置2を本体に装着し、さらにストッパアーム11および緩衝レバーをセットした後、図13の状態から図14さらには図15に示すように反転装置2を本体側に回動すると、ねじりコイルバネ33の一側の端部33bは図15の状態からさらに回動した時点で前記凸状の面36に達し、この面上を摺動しながら、徐々に圧縮され、前記一側の端部33bが角穴34に望んだ時点でねじりコイルバネ33自身の弾性力により前記角穴34に嵌まり込み、前記一側の端部33bは係止縁34aに係止する。
【0031】
したがって、ねじりコイルバネ33のコイル部の長さやバネ係数に少々のばらつきがあっても、前記一側の端部33bが常に前記角穴34に嵌まり込んで、確実に係止状態を保持することが可能となる。
【0032】
また、画像形成装置の移動やメンテナンスなどで反転装置2を装置本体1から取り外しときには、反転装置を取り外す際の操作を説明するための図である図10に示すように、反転装置2を回動させた後、ストッパアーム11の貫通孔14にドライバ41の軸部分を差し込み、ストッパアーム11がねじりコイルバネ33の荷重によって引き込まれないようにして、緩衝機能を一時的に阻止すれば、ストッパアーム11のストッパブラケット8からの離脱も容易に行うことができる。また、反転装置を再装着する場合も、ストッパアーム11の貫通孔14にドライバ41の軸部分を差し込んだ状態で、ストッパアーム11の一端の長孔12をストッパブラケット8の支軸10に挿通するようにして反転装置2をストッパブラケット8に装着し、その後でドライバ41を引き抜けば、再度ねじりコイルバネ33は緩衝部材として機能することができる。なお、ドライバ41に代えて、ボールペンや鉛筆など身近にある軸状のものを使用してもよい。
これまでの説明で明らかなように、本実施形態によれば、下記のような効果を奏する。
反転装置を画像形成装置の本体に装着するまでは、緩衝部材が機能していないため、反転装置の装着に無理な力を必要とせず、安全に装着することができる。
緩衝部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成されているので、構造が簡単であり、保守点検が極めて容易である。
ねじりコイルバネの軸心方向の弾性を利用して圧縮させ、ストッパ部材と一体に回動するため、通常の反転装置の装着動作だけで緩衝部材は機能するようにセットすることができる。
ねじりコイルバネの他端は反転装置の側壁に摺動可能に曲げられているので、ねじりコイルバネの軸方向が圧縮された状態でも負荷無くスムーズにねじりコイルバネを回動させることができ、圧縮が開放された後で、ユーザがジャム処理などのときに誤って触れても、ねじりコイルバネの先端は曲げられているので、怪我をするようなことはない。
ねじりコイルバネの他端が係止する穴部の係止縁がねじりコイルバネ装着側に突出しているので、ねじりコイルバネの他端が係止する前にねじりコイルバネの圧縮量が大きくなり、穴部にねじりコイルバネの他端が達したとき、バネの反発力により確実に係止縁にねじりコイルバネの他端を係止させることができる。
側壁のねじりコイルバネの他端の係止縁への摺動軌跡上にねじりコイルバネの他端が摺動するときに当該他端を前記側壁本体から離間する方向に変位させるための凸状の面が形成されているので、ねじりコイルバネの他端が係止する前にねじりコイルバネの圧縮量が大きくなり、穴部にねじりコイルバネの他端が達したとき、バネの反発力により確実に係止縁にねじりコイルバネの他端を係止させることができる。
凸状の面の最大突出量が側板のほぼ板厚に相当する寸法に設定されているので、ねじりコイルバネに過大な圧縮量を与えることなく、確実に係止させることができる。
ストッパ部材には貫通孔に軸状部材を挿通することで、簡単に緩衝部材の機能を停止させることができ、メンテナンスや装置の移動時に安全で無理なく反転装置を取り外すことができる。
【0033】
【発明の効果】
これまでの説明から明らかなように、本発明によれば、反転装置の装着に際し、無理な力を必要とせず、安全に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る反転装置の画像形成装置への取付け状態を示す要部正面図である。
【図2】図1におけるねじりコイルバネの装着状態を示す要部側面図である。
【図3】図2のねじりコイルバネを反転装置に装着する前の状態を示す要部側面図である。
【図4】画像形成装置に対して反転装置を装着するときの手順を示す説明図である。
【図5】画像形成装置にストッパアームの一端を装着するときの手順を示す説明図である。
【図6】ストッパアームの他端と緩衝レバーとの装着の手順を示す説明図である。
【図7】反転装置を画像形成装置側に回動させる際の緩衝レバーの初期の回動状態を示す図である。
【図8】反転装置が画像形成装置側部近傍まで回動したときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図9】反転装置が画像形成装置側部にセットされたときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図10】反転装置を取り外す際の操作を説明するための図である。
【図11】他の実施形態に係る反転装置のねじりコイルバネの圧縮状態を示す要部側面図である。
【図12】他の実施形態に係る反転装置のねじりコイルバネの係止状態を示す要部側面図である。
【図13】他の実施形態に係るストッパアームの他端と緩衝レバーとの装着の手順を示す説明図である。
【図14】他の実施形態に係る反転装置を画像形成装置側に回動させる際の緩衝レバーの初期の回動状態を示す図である。
【図15】他の実施形態に係る反転装置が画像形成装置側部近傍まで回動したときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図16】他の実施形態に係る反転装置が画像形成装置側部にセットされたときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図17】他の実施形態に係る角穴と凸状の面の状態を示す三面図である。
【符号の説明】
1 装置本体(画像形成装置)
2 反転装置
4 支持板
5 受台板
6 支持軸
8 ストッパブラケット
10,24 支軸
11 ストッパアーム
14 貫通孔
21 緩衝レバー
22 立ち上がり部
23 軸孔
26 側壁部
27 軸受部
31 段付き軸
34 角穴
34a 係止縁
32 側壁
33 ねじりコイルバネ
33a コイル部
33b,33c 端部
36 凸状の面
41 ドライバ
Claims (7)
- 画像形成装置の本体の一面に下側を支点に回動自在に装着され、前記画像形成装置によって片面に画像が形成された用紙を反転させて再び前記画像形成装置に送り出す反転装置において、
この反転装置を回動する際に前記反転装置の自重によって発生する衝撃を和らげるとともに、前記本体にセットすることによって緩衝機能を発揮する緩衝部材を備え、
前記反転装置と前記本体間には前記反転装置の回動量を規制するとともに、前記反転装置の回動により回動するストッパ部材が渡されており、前記緩衝部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成され、前記反転装置が前記本体にセットされるまでは前記ストッパ部材と同時に回動することを特徴とする反転装置。 - 前記緩衝部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成されていることを特徴とする請求項1記載の反転装置。
- 前記ねじりコイルバネの一端は前記ストッパ部材に係止され、他端は前記反転装置の回動に伴って前記反転装置の側壁に摺動可能で、かつ前記本体にセットされたとき前記反転装置の側壁に形成された穴部に係止するように曲げられていることを特徴とする請求項1記載の反転装置。
- 前記ねじりコイルバネの他端が係止する穴部の係止縁がねじりコイルバネ装着側に突出していることを特徴とする請求項3記載の反転装置。
- 前記側壁の前記ねじりコイルバネの他端の前記係止縁への摺動軌跡上に前記ねじりコイルバネの他端が摺動するときに当該他端を前記側壁本体から離間する方向に変位させるための凸状の面が形成されていることを特徴とする請求項3記載の反転装置。
- 前記凸状の面の最大突出量が前記側板のほぼ板厚に相当する寸法に設定されていることを特徴とする請求項5記載の反転装置。
- 前記ストッパ部材に貫通孔を穿設し、この貫通孔に軸状部材を挿通し、この軸状部材が前記反転装置に当接することにより前記ねじりコイルバネの弾性による前記ストッパ部材の回動を阻止することを特徴とする請求項1または3記載の反転装置。
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