JP2001002298A - 反転装置 - Google Patents

反転装置

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JP2001002298A
JP2001002298A JP18686299A JP18686299A JP2001002298A JP 2001002298 A JP2001002298 A JP 2001002298A JP 18686299 A JP18686299 A JP 18686299A JP 18686299 A JP18686299 A JP 18686299A JP 2001002298 A JP2001002298 A JP 2001002298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転装置に装着に無理な力を必要とせず、安全
に装着することができる反転装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の本体1の側面に下側を受
台板5を支点としてに回動自在に装着され、画像形成装
置によって片面に画像が形成された用紙を反転させて再
び画像形成装置に送り出す反転装置2において、反転装
置2を回動する際に、反転装置2の自重によって発生す
る衝撃を和らげるためねじりコイルバネ33を備え、こ
のねじりコイルバネ33は本体1にセットすることによ
って緩衝機能を発揮するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて両面印刷をするため用紙を反転させる反転装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタなどの画像形成装置に
おいて、用紙の両面に印刷を行う場合には、画像形成装
置の画像形成部で片面に印刷された用紙を反転させて画
像形成部に再給紙する反転装置が用いられている。この
ような反転装置は、画像形成装置本体の下側に装着され
るタイプと、画像形成装置本体の側面に装着するタイプ
とがあり、それぞれ製品出荷時から装着されているもの
と、オプションとして市場で装着されるものとがある。
後者のタイプは画像形成装置本体の側面に反転装置の下
側を支点にして回動自在に装着し、反転装置の回動量は
その間に渡されたストッパアームにより規制するように
し、ジャム処理や保守点検などにおいては画像形成装置
本体から離れるように反転装置を回動させるようになっ
ている。
【0003】従来の画像形成装置本体の側面に反転装置
を装着するタイプにおいては、反転装置を回動させると
き反転装置の自重により衝撃音を発生する場合があり、
これを防ぐため回動時の衝撃を和らげるためねじりコイ
ルバネなどで構成された緩衝部材を取付けることが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緩衝部
材は後付けする前から既に緩衝力が機能しているものが
多く、このような緩衝部材を画像形成装置本体と反転装
置との間に装着する場合には、緩衝部材の荷重以上の力
で強引に引き出しながら、ストッパアームを画像形成装
置本体か反転装置にセットしなければならず、作業性が
悪く危険も伴っている。
【0005】本発明はこのような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その第1の目的は、装着に際し、無
理な力を必要とせず、安全に装着することができる反転
装置を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、さらに確実に装着
することができる反転装置を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、メンテナンスや装
置の移動時には、安全に無理なく取り外すことができる
反転装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、第1の手段は、画像形成装置の本体の側面に下
側を支点に回動自在に装着され、前記画像形成装置によ
って片面に画像が形成された用紙を反転させて再び前記
画像形成装置に送り出す反転装置において、この反転装
置を回動する際に前記反転装置の自重によって発生する
衝撃を和らげる緩衝部材を備え、この緩衝部材は前記本
体にセットすることによって緩衝機能を発揮することを
特徴としている。
【0009】前記第1の目的を達成するため、第2の手
段は、第1の手段における前記緩衝部材が回転方向と軸
心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで構成されてい
ることを特徴としている。
【0010】前記第1の目的を達成するため、第3の手
段は、第1の手段における前記反転装置と前記本体間に
前記反転装置の回動量を規制するとともに、前記反転装
置の回動により回動するストッパ部材が渡され、前記緩
衝部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイ
ルバネで構成され、このねじりコイルバネは前記反転装
置が前記本体にセットされるまでは前記ストッパ部材と
同時に回動することを特徴としている。
【0011】前記第1の目的を達成するため、第4の手
段は、第3の手段における前記ねじりコイルバネの一端
が前記ストッパ部材に係止され、他端は前記反転装置の
回動に伴って前記反転装置の側壁に摺動可能で、かつ前
記本体にセットされたとき前記反転装置の側壁に形成さ
れた穴部に係止するように曲げられていることを特徴と
している。
【0012】前記第2の目的を達成するため、第5の手
段は、第4の手段における前記ねじりコイルバネの一端
が係止する穴部の係止縁をねじりコイルバネ装着側に突
出させたことを特徴とする。
【0013】前記第2の目的を達成するため、第6の手
段は、第4の手段における前記反転装置の側壁の前記ね
じりコイルバネの他端の前記係止縁への摺動軌跡上に前
記ねじりコイルバネの他端が摺動するときに当該他端を
前記側壁本体から離間する方向に変位させるための凸状
の面が形成されていることを特徴とする。
【0014】前記第2の目的を達成するため、第7の手
段は、第6の手段における前記凸状の面の突出量が前記
側板のほぼ板厚に相当する寸法に設定されていることを
特徴とする。
【0015】前記第3の目的を達成するため、第8の手
段は、第3または第4の手段における前記ストッパ部材
に貫通孔を穿設し、この貫通孔に軸状部材を挿通し、こ
の軸状部材が前記反転装置に当接することにより前記ね
じりコイルバネの弾性による前記ストッパ部材の回動を
阻止することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】図は全て本発明の実施形態を説明するため
のもので、図1は反転装置の画像形成装置に対する取り
付け状態を示す要部正面図、図2は図1におけるねじり
コイルバネの装着状態を示す要部側面図、図3は図2の
ねじりコイルバネの装着前の状態を示す要部側面図、図
4は画像形成装置に対する反転装置の装着の手順を示す
説明図、図5は画像形成装置とストッパアームの一端と
の装着の手順を示す説明図、図6はストッパアームの他
端と緩衝レバーとの装着の手順を示す説明図である。
【0018】この実施の形態においては、図1に示すよ
うに、複写機やプリンタなどの画像形成装置の装置本体
1の正面から見て右方に反転装置2が配置される。反転
装置2の下部両側には、先端に円弧状の係止溝3が形成
された支持板4が取付けられている。これら係止溝3
は、装置本体1の下部両側に設けられた受台板5間に渡
された支持軸6に回動自在に係止され、これにより反転
装置2は装置本体1に回動可能に支持される。受台板5
には、装置本体1に取付けられる側の先端に略直角に曲
がる鈎部7が形成され、この鈎部7を装置本体1に穿設
された第1の溝孔(図示しない)に挿入し、受台板5を
落とし込むようにすれば、受台板5は反転装置2の回動
によって外れることなく、反転装置2を支持することが
できる。また、反転装置2を取り外した場合には、受台
板5を持ち上げるようにしながら鈎部7を第1の溝孔か
ら引き抜けば、簡単に受台板5を外すこともできる。
【0019】反転装置2のほぼ中央部には装置本体1と
反転装置2をつなぐストッパアーム11が配置されてい
る。このストッパアーム11の一端は、ストッパブラケ
ット8に回動自在に取付けられ、他端は緩衝レバー21
に同じく回動自在に取付けられている。ストッパブラケ
ット8は受台板5と同様な鈎部9が形成され、この鈎部
9を装置本体1に穿設された第2の溝孔(図示しない)
に挿入し、ストッパブラケット8を落とし込むことによ
り装置本体1に取付けられる。また、ストッパブラケッ
ト8を持ち上げるようにしながら鈎部9を第2の溝孔か
ら引き抜けば、簡単にストッパブラケット8を外すこと
もできる。このストッパブラケット8には支軸10がね
じ止めされている。この支軸10にはストッパアーム1
1の一端に穿設された長孔12が遊嵌され、図5に示す
ように、支軸10に樹脂リング13を差し込むように装
着することで、ストッパアーム11の一端も抜け落ちる
ことなく支軸10に対して回動自在になっている。ま
た、同図に示すようにストッパアーム11の他端には軸
孔13が穿設され、この軸孔13には、後述するように
緩衝レバー21の一端に挿通された支軸24が挿通さ
れ、緩衝レバー21とストッパアーム11とは回動自在
となっている。ストッパアーム11の長手方向中央より
やや軸孔13寄りの部分には、反転装置2を取り外す場
合にドライバなどを挿通させるための貫通孔14が穿設
されている。
【0020】緩衝レバー21は図1に示すように側面視
略L状をしており、図2および図3に示すようにその一
端側の先端上面にはほぼL字状の立ち上がり部22が曲
げ加工などにより形成され、この立ち上がり部22の側
面に軸孔23が穿設されている。この軸孔23からスト
ッパアーム11の軸孔13に支軸24が挿通され、緩衝
レバー21とストッパアーム11はこの部分で回動自在
に連結されている。緩衝レバー21の他端側には、図2
および図3に詳細に示すように、底部25と、この底部
25の緩衝レバー21の延在面と相対する側縁からわず
かに上方に立ち上がる側壁部26と、同じく相対する底
部25の側縁から緩衝レバー21の面とほぼ同じ高さま
で立ち上げた軸受部27とが曲げ加工などにより形成さ
れている。軸受部27の上方およびこれと相対する緩衝
レバーの垂直面との間には軸孔が整列して穿設され、こ
れら軸孔には段付き軸31が挿通されている。
【0021】段付き軸31は、一端が反転装置2の側壁
32に立設されており、側壁32と緩衝レバー21の軸
受部27との間の段付き軸31には、ほぼU字状をした
ねじりコイルバネ33のコイル部33aが挿通されてい
る。ねじりコイルバネ33は、図2および図3に示すよ
うに、ねじり方向およびコイル部33aの軸線方向に弾
性を有している。ねじりコイルバネ33の側壁32側に
位置する一側の端部33bは丸形形状に加工され、かつ
コイル部33aとは逆方向にほぼ直角に曲げられてい
る。ねじりコイルバネ33の緩衝レバー21側に位置す
る他側の端部33cは、コイル部33a方向にほぼU字
形状に曲げられている。ねじりコイルバネ33の一側の
端部33bは後述するように、緩衝レバー21が段付き
軸31を支点に所定の角度回動したとき、側壁32に形
成された角穴34に係止される。また、他側の端部33
cは、緩衝レバー21の側壁部26から底部25にかけ
て穿設された開口28に係止される。35は段付き軸3
1から緩衝レバー21が脱落するのを防止するEリング
である。
【0022】つぎに、画像形成装置の装置本体1に反転
装置2を取り付ける手順について、さらに図7ないし図
9も参照して説明する。図7は反転装置を画像形成装置
側に回動させる際の緩衝レバーの初期の回動状態を示す
図、図8は反転装置が画像形成装置側部近傍まで回動し
たときの緩衝レバーの回動状態を示す図、図9は反転装
置が画像形成装置側部にセットされたときの緩衝レバー
の回動状態を示す図である。
【0023】まず、側壁32に立設された段付き軸31
にねじりコイルバネ33のコイル部33aを挿通する。
このとき、ねじりコイルバネ33の一側の端部33bを
側壁32側に位置するようにしながら挿通し、次にねじ
りコイルバネ33のコイル部33aを軸方向に押圧する
ようにしながら、緩衝レバー21の軸受部27の上方お
よびこれと相対する緩衝レバー21の垂直面に穿設され
た軸孔を段付き軸31に挿通する。そして、ねじりコイ
ルバネ33の他側の端部33cを緩衝レバー21の開口
28に掛ける。最後に段付き軸31の先端にEリング3
5を差し込み、緩衝レバー21が脱落するのを防止す
る。緩衝レバー21とストッパアーム11は、図4に示
すように、緩衝レバー21の支軸24側端部が反転装置
2の下方に位置し、ストッパアーム11の長孔12側端
部が反転装置2の上方に位置するように折りたたんでお
く。
【0024】このようにして、予め緩衝レバー21の一
端側を反転装置2に取り付けておき、市場などで最初に
反転装置2を画像形成装置の装置本体1に装着するとき
には、まず、装置本体1の第1の溝孔に受台板5の鈎部
7を、そして第2の溝孔にストッパブラケット8の鈎部
9をそれぞれ挿入し、受台板5およびストッパブラケッ
ト8を装置本体1に取付ける。次に、装置本体1の受台
板5の支持軸6に反転装置2の下部両側の支持板4に形
成された係止溝3を回動自在に係止する。その後、図6
に示すように、ストッパアーム11のみを起して、長孔
12をストッパブラケット8の支軸10に挿通し、樹脂
リング13を差し込んで、ストッパアーム11の一端を
抜け落ちることなく支軸10に対して回動自在に取付け
る。
【0025】この状態から、反転装置2を通常使用する
位置まで回動させていくと、反転装置2の動きに合わせ
てストッパアーム11により緩衝レバー21も、図6の
矢印で示す方向に回転しながら、図7に示すように反転
装置2の内部へ収納されていく。このとき、緩衝レバー
21に一端が係止されたねじりコイルバネ33の一側の
端部33bは側壁32の面を摺動しながら、段付き軸3
1を中心に回動する。さらに反転装置2を回動させるこ
とにより、ねじりコイルバネ33の一側の端部33bは
側壁32に穿設された角穴34に係止し、ねじりコイル
バネ33のコイル部33aの圧縮も開放される。
【0026】ねじりコイルバネ33は、一旦圧縮が開放
されてしまうと、圧縮された状態の元の位置に戻れない
ため、これ以降、反転装置2をジャム処理などで開放す
るために回動させたときには、ねじりコイルバネ33の
端部33bは側壁32に穿設された角穴34に係止され
ているため、ねじりコイルバネ33はねじれて荷重が加
わり、緩衝部材として機能することになる。
【0027】このように装着操作の際にねじりコイルバ
ネ33の一側の端部33bが填り込む位置に前記角穴3
4が形成されているが、ねじりコイルバネ33の製造上
のばらつきにより、バネのコイル長や弾性力にもばらつ
きが生じる。このようなばらつきによりコイル長が短か
ったり、弾性力が小さかったりすると、図6ないし図7
に示すようにねじりコイルバネ33の一側の端部33b
の先端が反転装置2の側壁32の表面を摺動していると
きに、ねじりコイルバネ33に対して十分な圧縮力を与
えられない場合がある。すなわち、この実施形態では、
例えば図3に示す状態でねじりコイルバネ33にF方向
の力が作用してねじりコイルバネ33が圧縮され、角穴
34に前記端部33bが達したときに、ばねの反発力に
よって前記一側の端部33bが角穴34に弾性的に嵌合
するように構成されているが、前記ばらつきによりねじ
りコイルバネの圧縮が足らず、バネの反発力が十分に作
用しない場合がある。このような場合には、一側の端部
33bは角穴34に弾性的に係止不能となり、ねじりコ
イルバネ33による緩衝作用を得ることができなくな
る。
【0028】そこで、他の実施形態として、図11およ
び図12に示すように側壁32の角穴34の図において
下側にあたる前記一側の端部33bの摺動部分をねじり
コイルバネ33の装着側に板厚分だけなだらかに突出さ
せて凸状の面36を形成するとともに、当該面36の前
記角穴34形成縁を係止縁34aとした。前記面36は
ねじりコイルバネ33の装着側に突出しているので、反
転装置1の外側からみれば凹部として認識される。詳細
を図17(a)ないし(c)に示す。図17(a)は角
穴34部分の正面図、図17(b)は図17(a)のG
−G線断面図、図17(c)は図17のF−F線断面図
である。
【0029】このように角穴部の近傍を形成すると、板
厚分だけねじりコイルバネ33を圧縮するストロークが
増えることになる。そのため、図11に示すようにねじ
りコイルバネ33の一側の端部33bが角穴34に至る
部分に形成された凸状の面36上を摺動する際に、前記
バネ33が前述の実施形態よりも圧縮され、前記面36
を乗り越えた時点でねじりコイルバネ33の反発力によ
り前記一側の端部33bは確実に前記係止縁34aに係
止することができる。
【0030】このときの動作を図13ないし図16を参
照して説明する。なお、図13ないし図16は前述の実
施形態における図6ないし図9に対応している。すなわ
ち、前述の実施形態のように反転装置2を本体に装着
し、さらにストッパアーム11および緩衝レバーをセッ
トした後、図13の状態から図14さらには図15に示
すように反転装置2を本体側に回動すると、ねじりコイ
ルバネ33の一側の端部33bは図15の状態からさら
に回動した時点で前記凸状の面36に達し、この面上を
摺動しながら、徐々に圧縮され、前記一側の端部33b
が角穴34に望んだ時点でねじりコイルバネ33自身の
弾性力により前記角穴34に嵌まり込み、前記一側の端
部33bは係止縁34aに係止する。
【0031】したがって、ねじりコイルバネ33のコイ
ル部の長さやバネ係数に少々のばらつきがあっても、前
記一側の端部33bが常に前記角穴34に嵌まり込ん
で、確実に係止状態を保持することが可能となる。
【0032】また、画像形成装置の移動やメンテナンス
などで反転装置2を装置本体1から取り外しときには、
反転装置を取り外す際の操作を説明するための図である
図10に示すように、反転装置2を回動させた後、スト
ッパアーム11の貫通孔14にドライバ41の軸部分を
差し込み、ストッパアーム11がねじりコイルバネ33
の荷重によって引き込まれないようにして、緩衝機能を
一時的に阻止すれば、ストッパアーム11のストッパブ
ラケット8からの離脱も容易に行うことができる。ま
た、反転装置を再装着する場合も、ストッパアーム11
の貫通孔14にドライバ41の軸部分を差し込んだ状態
で、ストッパアーム11の一端の長孔12をストッパブ
ラケット8の支軸10に挿通するようにして反転装置2
をストッパブラケット8に装着し、その後でドライバ4
1を引き抜けば、再度ねじりコイルバネ33は緩衝部材
として機能することができる。なお、ドライバ41に代
えて、ボールペンや鉛筆など身近にある軸状のものを使
用してもよい。
【0033】
【発明の効果】これまでの説明から明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、反転装置を画像形成装置の
本体に装着するまでは、緩衝部材が機能していないた
め、反転装置の装着に無理な力を必要とせず、安全に装
着することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、緩衝部材は
回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイルバネで
構成されているので、構造が簡単であり、保守点検が極
めて容易である。
【0035】請求項3記載の発明によれば、ねじりコイ
ルバネの軸心方向の弾性を利用して圧縮させ、ストッパ
部材と一体に回動するため、通常の反転装置の装着動作
だけで緩衝部材は機能するようにセットすることができ
る。
【0036】請求項4記載の発明によれば、ねじりコイ
ルバネの他端は反転装置の側壁に摺動可能に曲げられて
いるので、ねじりコイルバネの軸方向が圧縮された状態
でも負荷無くスムーズにねじりコイルバネを回動させる
ことができ、圧縮が開放された後で、ユーザがジャム処
理などのときに誤って触れても、ねじりコイルバネの先
端は曲げられているので、怪我をするようなことはな
い。
【0037】請求項5記載の発明によれば、ねじりコイ
ルバネの他端が係止する穴部の係止縁がねじりコイルバ
ネ装着側に突出しているので、ねじりコイルバネの他端
が係止する前にねじりコイルバネの圧縮量が大きくな
り、穴部にねじりコイルバネの他端が達したとき、バネ
の反発力により確実に係止縁にねじりコイルバネの他端
を係止させることができる。
【0038】請求項6記載の発明によれば、側壁のねじ
りコイルバネの他端の係止縁への摺動軌跡上にねじりコ
イルバネの他端が摺動するときに当該他端を前記側壁本
体から離間する方向に変位させるための凸状の面が形成
されているので、ねじりコイルバネの他端が係止する前
にねじりコイルバネの圧縮量が大きくなり、穴部にねじ
りコイルバネの他端が達したとき、バネの反発力により
確実に係止縁にねじりコイルバネの他端を係止させるこ
とができる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、凸状の面の
最大突出量が側板のほぼ板厚に相当する寸法に設定され
ているので、ねじりコイルバネに過大な圧縮量を与える
ことなく、確実に係止させることができる。
【0040】請求項8記載の発明によれば、ストッパ部
材には貫通孔に軸状部材を挿通することで、簡単に緩衝
部材の機能を停止させることができ、メンテナンスや装
置の移動時に安全で無理なく反転装置を取り外すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る反転装置の画像形成
装置への取付け状態を示す要部正面図である。
【図2】図1におけるねじりコイルバネの装着状態を示
す要部側面図である。
【図3】図2のねじりコイルバネを反転装置に装着する
前の状態を示す要部側面図である。
【図4】画像形成装置に対して反転装置を装着するとき
の手順を示す説明図である。
【図5】画像形成装置にストッパアームの一端を装着す
るときの手順を示す説明図である。
【図6】ストッパアームの他端と緩衝レバーとの装着の
手順を示す説明図である。
【図7】反転装置を画像形成装置側に回動させる際の緩
衝レバーの初期の回動状態を示す図である。
【図8】反転装置が画像形成装置側部近傍まで回動した
ときの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図9】反転装置が画像形成装置側部にセットされたと
きの緩衝レバーの回動状態を示す図である。
【図10】反転装置を取り外す際の操作を説明するため
の図である。
【図11】他の実施形態に係る反転装置のねじりコイル
バネの圧縮状態を示す要部側面図である。
【図12】他の実施形態に係る反転装置のねじりコイル
バネの係止状態を示す要部側面図である。
【図13】他の実施形態に係るストッパアームの他端と
緩衝レバーとの装着の手順を示す説明図である。
【図14】他の実施形態に係る反転装置を画像形成装置
側に回動させる際の緩衝レバーの初期の回動状態を示す
図である。
【図15】他の実施形態に係る反転装置が画像形成装置
側部近傍まで回動したときの緩衝レバーの回動状態を示
す図である。
【図16】他の実施形態に係る反転装置が画像形成装置
側部にセットされたときの緩衝レバーの回動状態を示す
図である。
【図17】他の実施形態に係る角穴と凸状の面の状態を
示す三面図である。
【符号の説明】
1 装置本体(画像形成装置) 2 反転装置 4 支持板 5 受台板 6 支持軸 8 ストッパブラケット 10,24 支軸 11 ストッパアーム 14 貫通孔 21 緩衝レバー 22 立ち上がり部 23 軸孔 26 側壁部 27 軸受部 31 段付き軸 34 角穴 34a 係止縁 32 側壁 33 ねじりコイルバネ 33a コイル部 33b,33c 端部 36 凸状の面 41 ドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の本体の一面に下側を支点
    に回動自在に装着され、前記画像形成装置によって片面
    に画像が形成された用紙を反転させて再び前記画像形成
    装置に送り出す反転装置において、 この反転装置を回動する際に前記反転装置の自重によっ
    て発生する衝撃を和らげるとともに、前記本体にセット
    することによって緩衝機能を発揮する緩衝部材を備えて
    いることを特徴とする反転装置
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は回転方向と軸心方向に弾
    性を備えたねじりコイルバネで構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の反転装置。
  3. 【請求項3】 前記反転装置と前記本体間には前記反転
    装置の回動量を規制するとともに、前記反転装置の回動
    により回動するストッパ部材が渡されており、前記緩衝
    部材は回転方向と軸心方向に弾性を備えたねじりコイル
    バネで構成され、前記反転装置が前記本体にセットされ
    るまでは前記ストッパ部材と同時に回動することを特徴
    とする請求項1記載の反転装置。
  4. 【請求項4】 前記ねじりコイルバネの一端は前記スト
    ッパ部材に係止され、他端は前記反転装置の回動に伴っ
    て前記反転装置の側壁に摺動可能で、かつ前記本体にセ
    ットされたとき前記反転装置の側壁に形成された穴部に
    係止するように曲げられていることを特徴とする請求項
    3記載の反転装置。
  5. 【請求項5】 前記ねじりコイルバネの他端が係止する
    穴部の係止縁がねじりコイルバネ装着側に突出している
    ことを特徴とする請求項4記載の反転装置。
  6. 【請求項6】 前記側壁の前記ねじりコイルバネの他端
    の前記係止縁への摺動軌跡上に前記ねじりコイルバネの
    他端が摺動するときに当該他端を前記側壁本体から離間
    する方向に変位させるための凸状の面が形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の反転装置。
  7. 【請求項7】 前記凸状の面の最大突出量が前記側板の
    ほぼ板厚に相当する寸法に設定されていることを特徴と
    する請求項6記載の反転装置。
  8. 【請求項8】 前記ストッパ部材に貫通孔を穿設し、こ
    の貫通孔に軸状部材を挿通し、この軸状部材が前記反転
    装置に当接することにより前記ねじりコイルバネの弾性
    による前記ストッパ部材の回動を阻止することを特徴と
    する請求項3または4記載の反転装置。
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JP2007279273A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 開閉部の開閉機構及び画像形成装置

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