JP3872259B2 - 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計 - Google Patents

磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計 Download PDF

Info

Publication number
JP3872259B2
JP3872259B2 JP2000225368A JP2000225368A JP3872259B2 JP 3872259 B2 JP3872259 B2 JP 3872259B2 JP 2000225368 A JP2000225368 A JP 2000225368A JP 2000225368 A JP2000225368 A JP 2000225368A JP 3872259 B2 JP3872259 B2 JP 3872259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensor
axis magnetic
drive current
driving current
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000225368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002039757A (ja
Inventor
一雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2000225368A priority Critical patent/JP3872259B2/ja
Priority to EP01306120A priority patent/EP1176390A3/en
Priority to US09/910,111 priority patent/US6523271B2/en
Priority to CN01124360.0A priority patent/CN1265170C/zh
Publication of JP2002039757A publication Critical patent/JP2002039757A/ja
Priority to HK02105527A priority patent/HK1044038A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP3872259B2 publication Critical patent/JP3872259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C17/00Compasses; Devices for ascertaining true or magnetic north for navigation or surveying purposes
    • G01C17/38Testing, calibrating, or compensating of compasses

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定電流で駆動される磁気センサーの駆動電流調整方法及び磁気センサーを備えた電子方位計に関し、特に磁気センサーを備えた電子方位計の感度のばらつきを抑制すること並びに感度の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子方位計は、図5のブロック回路図に示す如く、磁気センサー10、磁気センサー10を定電流で駆動するセンサー駆動回路20、このセンサー駆動回路20により駆動される磁気センサーを選択する選択回路30、磁気センサー10の磁界出力信号をデジタル信号処理して方位を決定するCPU51、電子方位計の動作を制御するためのファームウエアプログラム等が格納されたROM52、処理データ等が格納されるRAM53、電子方位計の起動/停止等の情報を入力するためのキー入力回路54、方位等の情報を表示する表示装置55、表示装置55を駆動するための表示駆動回路56、発振回路57、及び分周回路58とで構成されている。
【0003】
磁気センサー10は、直交配置された2個の磁気センサーブリッジ、即ちX軸磁気センサーとY軸磁気センサーとから構成されている。各磁気センサーブリッジは、ホイートストーンブリッジ型に接続された4個の磁気抵抗素子から構成された磁気センサーモジュールである。
【0004】
センサー駆動回路20は、磁気センサー10に定電流の駆動電流を供給する回路である。即ち、センサー駆動回路20は、ホイートストーンブリッジ型に接続された4個の磁気抵抗素子に駆動用の定電流、例えば1〔mA〕の大きさの一定値の定電流を供給しているのである。
【0005】
一定値の定電流で駆動されるため、磁気センサー10を構成する磁気抵抗素子は可能な限り特性を揃えてある。しかしながら、製造上の制約から現実には磁気センサー10を構成する磁気抵抗素子の特性を十分に揃えることができない。
【0006】
例えば、磁気センサー10を構成する磁気抵抗素子のブリッジ抵抗Rbと磁気抵抗素子の感度Sdは各々独立にバラつく。具体的には図6に示す如く、ブリッジ抵抗Rbは1.0〔kΩ〕、1.5〔kΩ〕、2.0〔kΩ〕とバラつき、これら各々のブリッジ抵抗Rbに対して感度Sdが4.0〜8.0〔(mV/V)/(kA/m)〕とバラつく。これらのサンプルに1〔mA〕の大きさの駆動電流Ibを供給した場合、ブリッジ電圧Vb(=Ib×Rb)のバラツキが1.0〜2.0〔V〕となり、従って磁気検出回路の感度Sa(=Sd×Vb)は4.0〜16.0〔mV/(kA/m)〕と4倍にバラつく。
【0007】
このように磁気検出回路の感度Saのバラツキが大きいと、磁気センサーを備えた携帯型電子方位計においては、その電源が電池であるために、次のような問題がある。まず電池駆動のため、ブリッジ抵抗Rbに生じるブリッジ電圧Vbの上限が電池電圧で制約される。具体的にはリチウム電池を使用する場合、初期3.0〔V〕から末期2.0〜2.4〔V〕まで動作させるため、ブリッジ電圧Vbはこれ以下に制約される。そしてセンサー駆動電流Ibの最大値は必然的にブリッジ電圧Vbとブリッジ抵抗Rbとの除算Vb/Rbとなる。磁気センサーのブリッジ抵抗Rbはバラつくため、従来の定電流駆動の場合、その駆動電流Ibはブリッジ抵抗Rbの最大値から設定することになる。このようにして設定された駆動電流Ib条件下で、磁気センサーのバラツキでブリッジ抵抗Rbが最小で且つ感度Sdが最小となったサンプルの場合は、磁気検出回路としての感度Saが小さくなる。このような磁気センサーで電子方位計を構成した場合は電子方位計の精度が低下するという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、ブリッジ構成の磁気抵抗素子からなる磁気センサーを定電流駆動した場合に生じる磁気検出回路の感度Saのバラツキを、磁気センサー自身の感度Sdのバラツキまで縮小することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、ブリッジ構成の磁気抵抗素子からなる磁気センサーを電流駆動する磁気検出回路において、磁気センサーの駆動電流Ibを磁気センサーのブリッジ抵抗値Rbに応じて調整可能なようにした。
【0010】
即ち、本発明に係る磁気センサーの駆動電流調整方法を、下記の段階から構成した。
(1)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗を夫々測定する段階、
(2)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗の測定値から、X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を夫々演算する段階、
(3)X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を駆動電流記憶手段に夫々記憶する段階。
【0011】
そして、前記駆動電流設定値はN個であって或る範囲をN等分した整数で表されるものとし、より具体的には前記Nを16とした。
【0012】
また、本発明に係る電子方位計を、X軸磁気センサーとY軸磁気センサーとからなる磁気センサー手段と、駆動電流設定値が記憶された駆動電流設定値記憶手段と、Nステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備え且つ前記駆動電流設定値記憶手段に記憶されている駆動電流設定値に対応した駆動電流を前記磁気センサー手段に供給するセンサー駆動手段と、前記磁気センサー手段のアナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段のデジタル出力に所定の演算を施して方位信号を出力する方位演算手段と、前記方位演算手段の方位信号に基づいて方位を表示する表示手段と、これらの手段を制御するセンサー制御手段とで構成した。
【0013】
そして、前記駆動電流設定値はN個であって或る範囲をN等分した整数で表されるものとし、より具体的には前記Nを16とした。
【0014】
更に、本発明に係る電子方位計を、X軸磁気センサーとY軸磁気センサーとからなる磁気センサー手段と、駆動電流設定値が記憶された駆動電流設定値記憶手段と、Nステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備え且つ前記駆動電流設定値記憶手段に記憶されている設定値に対応した駆動電流を前記磁気センサー手段に供給するセンサー駆動手段と、前記磁気センサー手段のアナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段のデジタル出力に所定の演算を施して方位信号を出力する方位演算手段と、前記方位演算手段の方位信号に基づいて方位を表示する表示手段と、これらの手段を制御するセンサー制御手段とで構成し、更に、前記駆動電流設定値記憶手段として下記の段階を経て前記駆動電流設定値が記憶されたものを用いた。
(1)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗を夫々測定する段階、
(2)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗の測定値から、X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を夫々演算する段階。
【0015】
そして、前記駆動電流設定値はN個であって或る範囲をN等分した整数で表されるものとし、より具体的には前記Nを16とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の一実施形態の電子方位計について詳細に説明する。
【0017】
本発明の一実施形態の電子方位計は、図1のブロック回路図に示す如く、磁気センサー10、磁気センサー10を定電流で駆動するセンサー駆動回路20、このセンサー駆動回路20により駆動される磁気センサーを選択する選択回路30、磁気センサー10の磁界出力信号をデジタル信号処理して方位を決定するCPU51、電子方位計の動作を制御するためのファームウエアプログラム等が格納されたROM52、処理データ等が格納されるRAM53、電子方位計の起動/停止等の情報を入力するためのキー入力回路54、方位等の情報を表示する表示装置55、表示装置55を駆動するための表示駆動回路56、発振回路57、分周回路58、及び駆動電流設定値が予め記憶されたEEPROM59とで構成されている。
【0018】
磁気センサー10は、直交配置された2個の磁気センサーブリッジ、即ちX軸磁気センサーとY軸磁気センサーとから構成されている。各磁気センサーブリッジは、ホイートストーンブリッジ型に接続された4個の磁気抵抗素子から構成された磁気センサーモジュールである。
【0019】
センサー駆動回路20は、磁気センサー10に駆動電流を供給する回路である。即ち、センサー駆動回路20は、Nステップ、具体的には16ステップの駆動電流を供給することができる駆動電流供給回路である。16ステップの駆動電流は、例えば図7に示す如く、下限値が1.0〔mA〕、上限値が1.8〔mA〕、この間を0.05〔mA〕刻みの値にした16ステップの定電流である。
【0020】
CPU51は、EEPROM59に記憶されている駆動電流設定値に対応した大きさの駆動電流を供給するように、センサー駆動回路20を制御する。駆動電流設定値DCは、例えば図7に示す如く、下限値が0、上限値が15、この間を1刻みの値とした16個の値であり、夫々が上述の16ステップの駆動電流に対応している。即ち、駆動電流設定値0は駆動電流1.0〔mA〕に、駆動電流設定値3は駆動電流1.2〔mA〕に、駆動電流設定値15は駆動電流1.8〔mA〕に夫々対応している。なお、EEPROM59に記憶されている駆動電流設定値は、X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値である。
【0021】
磁気センサー10とA/D変換回路40との間に接続されている選択回路30は、ROM52に記憶されている制御プログラムに従ってCPU51により制御され、X軸磁気センサーとY軸磁気センサーのいずれかを選択する。
【0022】
X軸磁気センサーが選択されると、X軸磁気センサーはセンサー駆動回路20からEEPROM59に記憶されているX軸磁気センサー用駆動電流設定値に対応した駆動電流が供給される。これは、ROM52に記憶されている制御プログラムに従って、CPU51がA/D変換回路40と選択回路30を介してセンサー駆動回路20を制御することにより行われる。駆動電流が供給されたX軸磁気センサーは磁界を検出し、X軸磁界出力をアナログ電圧として出力する。このアナログ電圧出力はA/D変換回路40によりデジタル信号のX軸磁界出力に変換され、CPU51に入力される。そして、CPU51は入力されたデジタル信号のX軸磁界出力をRAM53に記憶する。
【0023】
次に、Y軸磁気センサーが選択されると、Y軸磁気センサーはセンサー駆動回路20からEEPROM59に記憶されているY軸磁気センサー用駆動電流設定値に対応した駆動電流が供給される。これは、ROM52に記憶されている制御プログラムに従って、CPU51がA/D変換回路40と選択回路30を介してセンサー駆動回路20を制御することにより行われる。駆動電流が供給されたY軸磁気センサーは磁界を検出し、Y軸方向の磁界出力をアナログ電圧として出力する。このアナログ電圧出力はA/D変換回路40によりデジタル信号に変換され、CPU51に入力される。そして、CPU51は入力されたデジタル信号のY軸磁界出力をRAM53に記憶する。
【0024】
続いて、CPU51はRAM53に記憶されているX軸磁界出力とY軸磁界出力を読み出して、所定のデジタル信号処理を行って方位を決定し、方位信号を表示駆動回路56に出力し、表示駆動回路56は表示部55に方位を表示する。
【0025】
本発明に係る電子方位計は、ブリッジ構成の磁気抵抗素子からなる磁気センサーが電流駆動される磁気検出回路を備えた電子方位計において、磁気センサーの駆動電流を磁気センサーのブリッジ抵抗値に応じて調整可能としたことを特徴とするものであるから、本発明に係る電子方位計の磁気検出回路の感度Saは製品毎のバラツキが大幅に減少した。
【0026】
即ち、ブリッジ抵抗Rbが1.0〔kΩ〕の2個の磁気センサー、ブリッジ抵抗Rbが1.5〔kΩ〕の2個の磁気センサー、及びブリッジ抵抗Rbが2.0〔kΩ〕の2個の磁気センサーの合計6個の磁気センサーについて、ブリッジ抵抗値に応じて駆動電流Ibを1.0〜1.8〔mA〕の範囲で段階的に変えて測定した磁気測定回路の感度Saは、図7に示す如く、7.2〜16.7〔mV/(kA/m)〕であった。これに対して、同じ6個のサンプルについて1〔mA〕の大きさの駆動電流Ibを供給して測定した磁気検出回路の感度のバラツキSaは、図6に示す如く4.0〜16.0〔mV/(kA/m)〕であった。従って、本発明に係る電子方位計の磁気検出回路の感度Saは製品毎のバラツキが大幅に減少した。
【0027】
次に、本発明に係る磁気センサーの駆動電流調整方法の一実施形態について詳細に説明する。
【0028】
図2は、機能ブロック図で示した電子方位計1に、本発明に係る磁気センサーの駆動電流調整方法を適用した場合のブロック図である。図2における電子方位計は、図1の電子方位計を機能的に示したもので、X軸磁気センサー10XとY軸磁気センサー10Yとからなる磁気センサー10、駆動電流設定値が記憶された駆動電流設定値記憶部50dと、16ステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備え且つ駆動電流設定値記憶部50dに記憶されている駆動電流設定値に対応した駆動電流を磁気センサー10に供給するセンサー駆動回路20と、磁気センサー10のアナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換回路40と、A/D変換回路40のデジタル出力に所定の演算を施して方位信号を出力する方位演算部50bと、方位演算部50bの方位信号に基づいて方位を表示する表示部50cと、これらを制御するセンサー制御部50aとから構成されている。
【0029】
抵抗測定回路60と電流調整制御回路61が、磁気センサーの駆動電流調整を行うために電子方位計1に接続される。抵抗測定回路60はX軸磁気センサー10Xのブリッジ抵抗RBXとY軸磁気センサー10Yのブリッジ抵抗RBYを夫々測定するセンサーブリッジ抵抗測定回路であって、図3により具体的に一実施例を示す。
【0030】
即ち、磁気センサーのブリッジ抵抗を測定する具体的方法の一例を示した回路図である図3において、X軸磁気センサー10XとY軸磁気センサー10Yの夫々の一対のブリッジ出力端子は、マルチプレクサ回路30aを経てA/D変換回路40のアナログ入力端子に接続されている。また、X軸磁気センサー10XとY軸磁気センサー10Yの夫々の電源端子は、マルチプレクサ回路30aを経て16ステップ定電流回路20aの駆動電流供給端子に接続されている。16ステップ定電流回路20a、電池電源20b及び粗調整抵抗20cは、センサー駆動回路20を構成するものである。
【0031】
図3において、抵抗測定回路60は、定電流源60aと電圧計60bとプローブ60cを含む。
【0032】
電流調整制御回路61は、X軸磁気センサーの駆動電流設定値DCXとY軸磁気センサーの駆動電流設定値DCYを夫々演算する駆動電流設定値演算部と、これらの駆動電流設定値DCXと駆動電流設定値DCYを駆動電流設定値記憶部50dに書き込むためのEEPROMライターとを少なくとも備えるものである。
【0033】
本発明に係る磁気センサーの駆動電流調整は、基本的には図4のフローチャートに従って行われる。先ず、抵抗測定回路60と電流調整制御回路61とを、図2及び図3に示す如く、電子方位計に接続し、電流調整モードに入る(101)ことから始まる。このステップ101において、電流調整制御回路61はセンサー制御部50aに電流調整モードに入る旨の信号を入力する。すると、センサー制御部50aはセンサー駆動回路20と駆動電流設定部50dのパスを開放させる。より具体的には、図1において、電流調整制御回路61はキー入力回路54を介してCPU51に電流調整モードに入る旨の信号を入力し、CPU51はセンサー駆動回路20とEEPROM59の信号線を開放させることになる。
【0034】
ステップ101に続いて、電流調整制御回路61は抵抗測定回路60を介してX軸磁気センサーのブリッジ抵抗RBXを測定する(102)。
【0035】
ステップ102に続いて、電流調整制御回路61は抵抗測定回路60を介してY軸磁気センサーのブリッジ抵抗RBYを測定する(103)。
【0036】
ステップ103に続いて、電流調整制御回路61の駆動電流設定値演算部は、X軸磁気センサーのブリッジ抵抗RBXとY軸磁気センサーのブリッジ抵抗RBYの測定値から、X軸磁気センサーの駆動電流設定値DCXとY軸磁気センサーの駆動電流設定値DCYを夫々演算する(104)。
【0037】
駆動電流設定値DCの演算は、例えば以下に示す数式に従って行われる。そして、駆動電流設定値DCは下限値と上限値の間をN等分した整数で表される。例えば、図7に示す如く、下限値0と上限値15の間を16等分した16個の整数で表される。Nを16としたのは、内部のデータが4bitで処理されているからである。
数式1
sen=2×(a×DC+b)
数式2
b=Vsen/Rsen=2×(a×DC+b)/Rsen
数式3
b=Ib×Rb=2×(a×DC+b)×Rb/Rsen
数式4
b×Rsen/(2×Rb)=a×DC+b
数式5
DC=int{〔Vb×Rsen/(2×Rb)−b〕/a}
【0038】
数式5は次のようにして導出される。本発明で用いるセンサー駆動回路20の出力電流は、粗調整抵抗Rsenと駆動電流設定値DC(Drive Current)で決まるように構成されている。粗調整抵抗Rsenの両端にかかる電圧Vsenと駆動電流設定値DCは数式1に示すような関係があり、またaとbは係数である。このVsen/Rsenがセンサー駆動電流Ibに相当し、数式2のように示される。このとき磁気センサーのブリッジ抵抗にかかる電圧Vbはセンサー駆動電流Ibとブリッジ抵抗Rbとの積であるから、数式3のように表される。数式3を駆動電流設定値DCについて整理すると、数式4を経て数式5が導かれる。
【0039】
具体的には、電池駆動電圧2.4〔V〕を考慮して、Vbは1.9〔V〕としている。Rsenは、DC=15のとき、最大駆動電流Ib=1.8〔mA〕となるように、数式2から計算して300〔Ω〕としてある。係数aは0.008〔V/step〕で、係数bは0.157〔V〕である。なお、数5のintは、整数化を意味する記号である。
【0040】
ステップ104に続いて、電流調整制御回路61は、X軸磁気センサーの駆動電流設定値DCXとY軸磁気センサーの駆動電流設定値DCYを駆動電流設定値記憶50d又は図1のEEPROM59に夫々書き込む(105)。
【0041】
ステップ105が終了すると、電流調整制御回路61と抵抗測定回路60を電子方位計1から取り外す。すると、センサー制御部50a、従って図1のCPU51はステップ101で設定されている電流調整モードを解除し、通常の電子方位計モードに復帰させ、全てのステップを終了させる。
【0042】
なお、本発明に係る磁気センサーの駆動電流調整においては、駆動電流の上限値を供給しても磁気検出回路の感度Saが所望の値が得られない場合には、不良品と判定する。
【0043】
【発明の効果】
本発明により、磁気センサーのブリッジ抵抗値に応じて、駆動電流を調整可能なため、磁気検出回路の感度のバラツキを磁気センサーの感度のバラツキまで縮小させることができた。従って、本発明に係る電子方位計の低感度側が改善されるとともに、精度の向上も図られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子方位計の構成図である。
【図2】本発明に係る駆動電流調整方法が適用された状態の電子方位計の機能ブロック図である。
【図3】図2の磁気検出回路の一実施例を示した図である。
【図4】本発明に係る磁気センサー駆動電流調整の流れを示した基本的なフローチャートである。
【図5】従来の電子方位計の構成図である。
【図6】従来の磁気センサーの特性を表示した図である。
【図7】本発明に係る磁気センサーの特性を表示した図である。
【符号の説明】
1 電子方位計
10 磁気センサー
10X X軸磁気センサー
10Y Y軸磁気センサー
20 センサー駆動回路
20a 16ステップ定電流回路
20b 電池電源
20c 粗調整抵抗
30 選択回路
30a マルチプレクサ回路
40 A/D変換回路
50a センサー制御部
50b 方位演算部
50c 表示部
50d 駆動電流設定値記憶部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 キー入力回路
55 表示部
56 表示部駆動回路
57 発振回路
58 分周回路
59 EEPROM
60 抵抗測定回路
61 電流調整制御回路

Claims (7)

  1. Nステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備えたセンサー駆動手段が、駆動電流設定値記憶手段に記憶された駆動電流設定値に対応する大きさの駆動電流でブリッジ構成のX軸磁気センサーとY軸磁気センサーを夫々駆動する磁気検出回路の磁気センサーの駆動電流調整方法であって、下記の段階から成ることを特徴とする磁気センサーの駆動電流調整方法。
    (1)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗を夫々測定する段階、
    (2)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗の測定値から、X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を夫々演算する段階、
    (3)X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を駆動電流記憶手段に夫々記憶する段階。
  2. 前記駆動電流設定値はN個であって或る範囲をN等分した整数で表されるものであることを特徴とする請求項1の磁気センサーの駆動電流調整方法。
  3. 前記Nが16であることを特徴とする請求項2の磁気センサーの駆動電流調整方法。
  4. X軸磁気センサーとY軸磁気センサーとからなる磁気センサー手段と、
    駆動電流設定値が記憶された駆動電流設定値記憶手段と、
    Nステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備え且つ前記駆動電流設定値記憶手段に記憶されている駆動電流設定値に対応した駆動電流を前記磁気センサー手段に供給するセンサー駆動手段と、
    前記磁気センサー手段のアナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段のデジタル出力に所定の演算を施して方位信号を出力する方位演算手段と、
    前記方位演算手段の方位信号に基づいて方位を表示する表示手段と、
    これらの手段を制御するセンサー制御手段とから構成された電子方位計。
  5. X軸磁気センサーとY軸磁気センサーとからなる磁気センサー手段と、
    駆動電流設定値が記憶された駆動電流設定値記憶手段と、Nステップの範囲で調整可能な駆動電流を供給できる駆動電流源を備え且つ前記駆動電流設定値記憶手段に記憶されている駆動電流設定値に対応した駆動電流を前記磁気センサー手段に供給するセンサー駆動手段と、前記磁気センサー手段のアナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段のデジタル出力に所定の演算を施して方位信号を出力する方位演算手段と、前記方位演算手段の方位信号に基づいて方位を表示する表示手段と、これらの手段を制御するセンサー制御手段とから構成された電子方位計において、
    前記駆動電流設定値は下記の段階を経て前記駆動電流設定値記憶手段に記憶されたものであることを特徴とする電子方位計。
    (1)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗を夫々測定する段階、
    (2)X軸磁気センサーのブリッジ抵抗とY軸磁気センサーのブリッジ抵抗の測定値から、X軸磁気センサーの駆動電流設定値とY軸磁気センサーの駆動電流設定値を夫々演算する段階。
  6. 前記駆動電流設定値はN個であって或る範囲をN等分した整数で表されるものであることを特徴とする請求項4又は5の電子方位計。
  7. 前記Nが16であることを特徴とする請求項6の電子方位計。
JP2000225368A 2000-07-26 2000-07-26 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計 Expired - Fee Related JP3872259B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225368A JP3872259B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計
EP01306120A EP1176390A3 (en) 2000-07-26 2001-07-17 Method of adjusting drive current of magnetism sensor and electronic azimuth meter
US09/910,111 US6523271B2 (en) 2000-07-26 2001-07-20 Method of adjusting drive current of magnetism sensor and electronic azimuth meter
CN01124360.0A CN1265170C (zh) 2000-07-26 2001-07-26 调节磁传感器的驱动电流的方法和电子方位计
HK02105527A HK1044038A1 (en) 2000-07-26 2002-07-26 Method of adjusting drive current of magnetism sensor and electronic azimuth meter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225368A JP3872259B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002039757A JP2002039757A (ja) 2002-02-06
JP3872259B2 true JP3872259B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=18719151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000225368A Expired - Fee Related JP3872259B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6523271B2 (ja)
EP (1) EP1176390A3 (ja)
JP (1) JP3872259B2 (ja)
CN (1) CN1265170C (ja)
HK (1) HK1044038A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4354618B2 (ja) * 2000-08-01 2009-10-28 セイコーインスツル株式会社 電子方位計の調整方法、電子方位計調整システム、電子方位計および電子方位計付電子時計
JP3721141B2 (ja) * 2002-03-25 2005-11-30 松下電器産業株式会社 携帯端末装置
KR20070026890A (ko) * 2002-07-01 2007-03-08 아사히 가세이 일렉트로닉스 가부시끼가이샤 방위각 계측 장치 및 방위각 계측 방법
JP2005114489A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Citizen Electronics Co Ltd 磁気方位検出装置
US7466125B2 (en) * 2004-07-12 2008-12-16 Feig Electronic Gmbh Position transmitter and method for determining a position of a rotating shaft
CN100510623C (zh) * 2004-07-15 2009-07-08 阿莫善斯有限公司 移动终端装置
WO2006011276A1 (ja) * 2004-07-23 2006-02-02 Yamaha Corporation 方位処理装置、方位処理方法、方位処理プログラム、方位測定装置、傾斜オフセットの補正方法、方位計測方法、方位センサユニット及び携帯電子機器
US8065083B2 (en) * 2004-07-23 2011-11-22 Yamaha Corporation Azimuth processing device, azimuth processing method, azimuth processing program, direction finding device, tilt offset correcting method, azimuth measuring method, compass sensor unit, and portable electronic device
US7268544B2 (en) * 2004-10-01 2007-09-11 Alps Electric Co., Ltd. Magnetism detecting device for canceling offset voltage
US7436184B2 (en) * 2005-03-15 2008-10-14 Pathfinder Energy Services, Inc. Well logging apparatus for obtaining azimuthally sensitive formation resistivity measurements
CN1892179A (zh) * 2005-07-01 2007-01-10 雅马哈株式会社 用于检测方位角和倾角的设备和方法、程序、及便携式终端装置
US7414405B2 (en) * 2005-08-02 2008-08-19 Pathfinder Energy Services, Inc. Measurement tool for obtaining tool face on a rotating drill collar
KR20080092463A (ko) * 2006-01-30 2008-10-15 교세라 가부시키가이샤 휴대 전자기기와 그 방위 표시 방법
JP4358279B2 (ja) 2007-08-22 2009-11-04 株式会社東芝 磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2009080875A (ja) 2007-09-25 2009-04-16 Toshiba Corp 磁気ヘッド及び磁気記録装置
JP5361259B2 (ja) * 2008-06-19 2013-12-04 株式会社東芝 スピントルク発振子、磁気記録ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気記録装置
JP2010040060A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Toshiba Corp 高周波アシスト記録用磁気ヘッドおよびそれを用いた磁気記録装置
JP5558698B2 (ja) 2008-11-28 2014-07-23 株式会社東芝 磁気記録ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ、磁気記録装置及び磁気記録方法
CN102620724B (zh) * 2011-01-26 2016-03-09 新科实业有限公司 地磁传感器装置以及数字罗盘
US9310240B2 (en) 2011-03-22 2016-04-12 Seiko Epson Corporation Circuit device, integrated circuit and detection device
JP5606482B2 (ja) 2012-03-26 2014-10-15 株式会社東芝 磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ、磁気記録再生装置及び磁気ヘッドの製造方法
CN105277995B (zh) * 2014-06-20 2019-06-11 中兴通讯股份有限公司 地磁传感器的干扰补偿方法及装置
KR101698681B1 (ko) * 2015-08-26 2017-01-23 매그나칩 반도체 유한회사 지자기력의 수평 경사각 산출 방법 및 이를 이용한 장치
JP6841692B2 (ja) * 2017-03-13 2021-03-10 エイブリック株式会社 磁気センサ回路

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3991361A (en) * 1975-03-27 1976-11-09 Westinghouse Electric Corporation Semi-automatic compass calibrator apparatus for a vehicle mounted flux gate compass system to cancel out effect of local magnetic disturbances
US4104803A (en) * 1977-01-03 1978-08-08 Hoeppel Raymond W Direction finding device and guidance system
US4143467A (en) * 1978-05-01 1979-03-13 Sperry Rand Corporation Semi-automatic self-contained magnetic azimuth detector calibration apparatus and method
US4338810A (en) * 1980-09-29 1982-07-13 The Bendix Corporation Calibrator for a magnetic azimuth detector
JPS5784310A (en) * 1980-11-13 1982-05-26 Alps Electric Co Ltd Direction sensing means
DE3903439A1 (de) * 1989-02-06 1990-08-16 Vallon Gmbh Anordnung zur neutralisierung von magnetfeldverzerrungen
US5216816A (en) * 1990-03-20 1993-06-08 Casio Computer Co., Ltd. Compass
US5165269A (en) * 1990-10-29 1992-11-24 Iimorrow, Inc. Electronic flux gate compass calibration technique
US5297063A (en) * 1991-12-27 1994-03-22 Chrysler Corporation Method for selecting calibration data for an auto-calibrating compass
US6232775B1 (en) * 1997-12-26 2001-05-15 Alps Electric Co., Ltd Magneto-impedance element, and azimuth sensor, autocanceler and magnetic head using the same
US6147626A (en) * 1998-08-11 2000-11-14 Visteon Technologies, Llc Determination of zero-angular-velocity output level for angular velocity sensor

Also Published As

Publication number Publication date
HK1044038A1 (en) 2002-10-04
JP2002039757A (ja) 2002-02-06
US20020014016A1 (en) 2002-02-07
CN1334440A (zh) 2002-02-06
EP1176390A2 (en) 2002-01-30
EP1176390A3 (en) 2002-11-27
US6523271B2 (en) 2003-02-25
CN1265170C (zh) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3872259B2 (ja) 磁気センサーの駆動電流調整方法及び電子方位計
EP2609441B1 (en) Magnetic field sensor and method used in a magnetic field sensor that adjusts a sensitivity and/or an offset over temperature
EP2871488B1 (en) Hall electromotive force compensation device and hall electromotive force compensation method
GB2386961A (en) Hall effect current sensor which is programmable through a connector
US7565255B2 (en) Thermal flow meter and control system
JPH06174536A (ja) 計量装置
US5412998A (en) Torque measuring system
JP6477969B2 (ja) 測定装置および材料試験機
EP0922928B1 (en) Measuring strain or stress with an initially unbalanced bridge
JP2001165601A (ja) 重量測定装置
JP2870764B2 (ja) 自動校正機能付電流測定装置
WO2005036121A1 (en) Apparatus for measuring simultaneously vibration and rotation speed of traction motor and method thereof
JP4160683B2 (ja) ひずみ測定システム
JP2000111425A (ja) デジタルロードセルの温度補償装置
JPH08166297A (ja) ロードセル式はかりの温度補償方法
JPS6314784B2 (ja)
US20060161362A1 (en) Adjusting method of a tilt meter
JPH06241860A (ja) 電子式メータ
JP3619816B2 (ja) ひずみゲージ擬似抵抗体及びひずみ校正器
JPH07333089A (ja) 圧力測定装置および圧力測定方法
JP2803965B2 (ja) トルクセンサの零点誤差の補正方法
JP2000241202A (ja) センサ装置
JP3482975B2 (ja) ひずみ計測用増幅器
JP2806730B2 (ja) トルクセンサの零点誤差の補正方法
JPH06317492A (ja) トルクセンサの零点誤差の補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040202

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees