JP3871646B2 - 非鉄金属溶解方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム等の非鉄金属を、バーナを備えた昇温室と、溶湯循環装置と、材料投入口を備えた流路を有する溶解炉で溶解する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のバーナを備えた昇温室と、材料投入口を備えた流路を有する溶解炉でアルミニウム等の非鉄金属を溶解する場合、投入する材料の形状とは無関係に投入する材料の重量のみによって、バーナの燃焼量を調整し、当該バーナから供給する総熱量を加減することによって対応していたので、投入重量の多い、少ないによって、また投入する材料の形状によっては溶解能力が一定せずに燃料の無駄を生じるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的とするところは、バーナを備えた昇温室と、材料投入口を備えた流路を有する溶解炉で、非鉄金属を溶解する場合において、その溶解能力を一定にすると共に、燃料の無駄を生じさせない溶解方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、バーナ(2)を備えた昇温室(1)で昇温された溶湯(H)を循環量が制御可能な溶湯循環装置(5)にて材料投入口(4)を3つ備えた流路(3)内を循環させる溶解炉によって非鉄金属を溶解し、投入材料の形状に関係なく、前記バーナ(2)から供給する単位時間あたりの総熱量を一定にするために、前記流路(3)内の溶湯(H)の流速を決定する方法であって、
前記材料投入口の一つ目の投入口に、表面積d A の材料Aを単位時間当たりn A 個投入し、そのときの前記温度差をΔ A とし、二つの目の投入口に、表面積d B の材料Bを単位時間当たりn B 個投入し、そのときの前記温度差をΔ B とし、三つの目の投入口に、表面積d C の材料Cを単位時間当たりn C 個投入し、そのときの前記温度差をΔ C としたときの前記流路内の溶湯の流速がVで、単位時間あたりの循環する溶湯から材料が受熱する総熱量がQである場合、その後、前記材料Aの投入口から表面積d S の材料Sが単位時間当たりn S 個投入され、その材料Sの前記温度差がΔ S で、また前記材料Bの投入口から表面積d T の材料Tが単位時間当たりn T 個投入され、その材料Tの前記温度差がΔ T で、さらに、材料Cの投入口から表面積d U の材料Uが単位時間当たりn U 個投入され、その材料Uの前記温度差がΔ U であったとき、それらを溶解するに必要な総熱量を前記Qとするには、前記溶湯の流速V 0 を以下の式
V 0 0.4 =V 0.4 ・(d A ・n A ・Δ A ・K A +d B ・n B ・Δ B ・K B +d C ・n C ・Δ C ・K C )/(d S ・n S ・Δ S ・K S +d T ・n T ・Δ T ・K T +d U ・n U ・Δ U ・K U )
から決定し、
この式においてKは前記材料の材質と溶解炉の大きさに対応した定数であり、
K=0.625・(Pr・(De/ν)) 0.4 ・(λ/De)とあらわされ、Prはプラントル数、Deは流路の代表長さ、νは動粘性係数、λは熱伝導率であることを特徴とする。
【0006】
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
【0007】
本発明に記載の非鉄金属溶解方法によれば、単位時間内において、投入口から投入する材料の材質、投入個数、材料の表面積、および溶湯と投入前の材料の温度差に応じて、流路内における溶湯の流速を決定するので、単位時間当りの材料が受熱する総熱量が一定となり、溶解量も一定する。溶湯必要温度によって昇温室内雰囲気温度は制御されているので燃焼排ガス損失熱量と炉殻放散熱量と損失熱量も一定となり、バーナから供給する総熱量も一定となる。
投入する材料がかわっても、材料の材質、投入個数、材料の表面積、および溶湯と投入前の材料の温度差に応じて決定される値に溶湯の流速を設定することにより、溶解量とバーナの燃焼力を一定にすることができる。
これにより、材料形状にもかかわらず溶解量が一定するので、バーナの燃料の無駄をなくすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照して、本発明の実施形態に係る非鉄金属溶解方法について説明する。図1は、非鉄金属溶解方法を実施する溶解炉を示す平面図であり(バーナ省略)、図2はその正面図である。
【0009】
本発明に実施形態に係る非鉄金属溶解方法は、複数のリジェネバーナ2を備えた昇温室1で必要温度まで昇温し、その溶湯Hを三つの材料投入口4を備えた流路3内を循環量が制御可能な溶湯循環送装置5にて循環させる溶解炉によって非鉄金属を溶解する方法である。
この三つの投入口4の内、上流側の投入口4(第一投入口4a)からはアルミニウムの切粉を投入し、次の投入口4(第二投入口4b)からアルミニウムのインゴットを、そして、下流側の投入口4(第三投入口4c)からは鉄分(鉄付きリターン材)を投入することを例にして説明する。
【0010】
そして、バーナ2から供給する単位時間あたりの総熱量を一定にするために、流路3内の溶湯Hの流速を、投入口4から投入する材料の材質、単位時間あたりの投入個数、材料の表面積、および溶湯と投入前の材料の温度差に基づいて決定している。
【0011】
以下、具体的に説明する。
単位時間内において、流路3内の溶湯Hの流速Vを一定に設定し、それぞれの投入口4から、アルミ切粉A、アルミインゴットBおよび鉄分Cを配分された一定量を投入したと仮定する。このとき、それらアルミ切粉A、アルミインゴットBおよび鉄分Cを溶解するために必要な単位時間当たりの総熱量Q(すなわち、バーナ2から供給すべき総熱量)は、アルミ切粉Aが単位時間当たり得る熱量Q1と、アルミインゴットBが単位時間当たり得る熱量Q2と、そして鉄分Cが単位時間当たり得る熱量Q3との合計となる(Q=Q1+Q2+Q3)。なお、当該流速Vで、各材料は過不足なく溶解するように流路3の形状は決められている。
【0012】
すなわち、アルミ切粉A、アルミインゴットB、鉄分Cが単位時間当たり得る熱量Q1、Q2、Q3は、以下の式(1〜3)から得られる。
切粉A:dA×nA×ΔA×αA=Q1・・・式(1)
インゴットB:dB×nB×ΔB×αB=Q2・・・式(2)
鉄分C:dC×nC×ΔC×αC=Q3・・・式(3)
ここで、dA,dB,dCは、各材料の表面積、nA,nB,nCは、各材料の単位時間当たりの投入個数、ΔA,ΔB,ΔCは、各材料の投入前の温度と、各材料の投入前の溶湯Hの温度との差、αA,αB,αCは、各材料に伝わる熱伝達率をそれぞれ示している。
【0013】
そのうち、熱伝達率αは、一般的に次に示す式(4)から得られる。
α=Nu・(λ/De)・・・式(4)
Nu:ヌセルト数、λ:熱伝導率
そして、式(4)のヌセルト数Nuは、
Nu=0.625・Pe0.4・・・式(5)
Pe:ペクレ数
式(5)のペクレ数Peは、
Pe=Pr・Re・・・式(6)
Pr:プラントル数、Re:レイノルズ数
式(6)のプラントル数Prは、
Pr=Cp・(η/λ)・・・式(7)
Cp:流体比熱、η:粘性係数
同じく式(6)のレイノルズ数Reは、
Re=V・(De/ν)・・・式(8)
De:流路の代表長さ、ν:動粘性係数
式(8)の流路の代表長さDeは、
De=4・(FA/L)・・・式(9)
FA:流路有効断面積、L:ぬれ長さ(流路の断面図形において、水に接する曲線の長さ)
から、それぞれ得られる。
【0014】
式(4)〜式(9)により、熱伝達率αと流速Vとの関係式は、
となる。
ここで、溶解炉の形状が一定であれば、流路有効断面積(FA),ぬれ長さ(L)は一定で既知であるので、流路の代表長さ(De)は一定値になる。また、予め投入される材料の材質は既知であるので、熱伝導率(λ),流体比熱(Cp),粘性係数(η),動粘性係数(ν)はその材質により固定値になる。プラントル数(Pr)も固定値になる。
したがって、式(10)において、固定値になる、
0.625・(Pr・(De/ν))0.4・(λ/De)の部分を定数Kとおくと、
熱伝達率αは、
α=K・V0.4・・・式(11)
であらわすことができる。
これにより、熱伝達率αは溶湯Hの流速Vの0.4乗(V0.4)に比例(比例定数K)することがわかる。
【0015】
よって、式(11)を式(1〜3)に代入すれば、総熱量Q(Q1、Q2およびQ3の合計)はVの0.4乗(V0.4)に比例することがわかる。なお、当該流速Vおよび各材料の表面積d,単位時間当たりに投入される材料の個数n,および、各材料の投入前の温度と投入前の溶湯Hの温度との差Δは、あらかじめその実数を得ることができる。従って、Qの実数も得ることができる。
【0016】
(実施例1)
例えば、単位時間当たりに、アルミ切粉A、アルミインゴットBおよび鉄分Cを各1個ずつ投入したと仮定とする(以下、「基準仮定」という)。
このとき、式(1〜3)は、式(11)を利用すると、
切粉A:dA×1×ΔA×KA・V0.4=Q1・・・式(1−1)
インゴットB:dB×1×ΔB×KB・V0.4=Q2・・・式(2−1)
鉄分C:dC×1×ΔC×KC・V0.4=Q3・・・式(3−1)
となる。
なお、「基準仮定」とするには、単位時間当たりの投入個数を特に1個に限定するものではなく、アルミ切粉AをnA個、アルミインゴットBをnB個、および鉄分CをnC個とし、
切粉A:dA×nA×ΔA×KA・V0.4=Q1・・・式(1−1≡)
インゴットB:dB×nB×ΔB×KB・V0.4=Q2・・・式(2−1≡)
鉄分C:dC×nC×ΔC×KC・V0.4=Q3・・・式(3−1≡)
とすることもできる。
【0017】
上記「基準仮定」から、例えば、アルミ切粉A、アルミインゴットBおよび鉄分Cの投入数を2個とした場合に、それらを溶解するに必要な総熱量Qを、式(1−1),式(2−1),式(3−1)と同じに設定する場合は、以下のような数式となり、
切粉A:dA×2×ΔA×KA・V1 0.4=Q1・・・式(1−2)
インゴットB:dB×2×ΔB×KB・V1 0.4=Q2・・・式(2−2)
鉄分C:dC×2×ΔC×KC・V1 0.4=Q3・・・式(3−2)
このときの、流速V1の値は、式(1−1),式(2−1),式(3−1),式(1−2),式(2−2),式(3−2)から、V1 0.4=V0.4・(1/2)となり、既知の流速Vの値を代入することで決定される。
【0018】
従って、このときの流速V1の実数は、Vの実数に対応して得ることができる。よって、流路3内の溶湯Hの流速を、V1に設定すれば、総溶解量を一定にすることができて、バーナ2の燃焼量、すなわちバーナ2から供給する総熱量を一定に維持することができる。
【0019】
(実施例2)
また上記「基準仮定」から、例えば、アルミ切粉Aのみを2個とした場合に、それらを溶解するに必要な総熱量Qを、式(1−1),式(2−1),式(3−1)と同じに設定する場合は、以下のような数式となり、
切粉A:dA×2×ΔA×KA・V2 0.4=Q1・・・式(1−3)
インゴットB:dB×1×ΔB×KB・V2 0.4=Q2・・・式(2−3)
鉄分C:dC×1×ΔC×KC・V2 0.4=Q3・・・式(3−3)
このときの、流速V2の値は、式(1−1),式(2−1),式(3−1),式(1−3),式(2−3),式(3−3)から、
となり、既知の流速Vの値を代入することで決定される。
【0020】
従って、このときの流速V2の実数は、Vの実数に対応して得ることができる。よって、流路3内の溶湯Hの流速を、V2に設定すれば、総溶解量とバーナ2の燃焼量、すなわちバーナ2から供給する総熱量を一定に維持することができる。
【0021】
(実施例3)
また上記「基準仮定」から、例えば、鉄分Cをアルミの切粉A1に変えた場合に、それらを溶解するに必要な総熱量Qを、式(1−1),式(2−1),式(3−1)と同じに設定する場合は、以下のような数式となり、
切粉A:dA×1×ΔA×KA・V3 0.4=Q1・・・式(1−4)
インゴットB:dB×1×ΔB×KB・V3 0.4=Q2・・・式(2−4)
切粉A1:dA1×1×ΔA1×K・V3 0.4=Q3・・・式(3−4)
このときの、流速V3の値は、式(1−1),式(2−1),式(3−1),式(1−4),式(2−4),式(3−4)から、
となり、既知の流速Vの値を代入することで決定される。
【0022】
従って、このときの流速V3の実数は、Vの実数に対応して得ることができる。よって、流路3内の溶湯Hの流速を、V3に設定すれば、総溶解量とバーナ2の燃焼量、すなわちバーナ2から供給する総熱量を一定に維持することができる。
【0023】
このように、この非鉄金属溶解方法は、単位時間内において、投入口4から投入する材料の材質、投入個数、その表面積、および溶湯と投入前の材料の温度差に応じて、流路3内における溶湯Hの流速を決定するので、総溶解量とバーナ2から供給する当該単位時間における総熱量を一定に維持することができる。
これにより、溶解能力を一定にすることができると共に、バーナ2の燃料を削減することができる。
【0024】
なお、上述した実施例1,実施例2では「基準仮定」に対して、材質は同じで投入個数を変更した場合を示し、実施例3では、「基準仮定」に対して、材質を一部変更し、投入個数を同じにした場合をそれぞれ例にして説明したが、これに限定されることなく、材質と投入個数を両方を変化させることもできる。また、それと併せてあるいは別に、「基準仮定」に対して表面積の異なる材料を使用することもできる。
【0025】
次に、式(1−1),式(2−1),式(3−1)で示される「基準仮定」に対して、切粉Aの投入口から表面積dSの材料Sが単位時間当たりnS個投入され、その材料Sの投入前の温度と投入前の溶湯Hの温度との差がΔSで、またインゴットBの投入口から表面積dTの材料Tが単位時間当たりnT個投入され、その材料Tの投入前の温度と投入前の溶湯Hの温度との差がΔTで、さらに、鉄分Cの投入口から表面積dUの材料Uが単位時間当たりnU個投入され、その材料Uの投入前の温度と投入前の溶湯Hの温度との差がΔUであったとき、それらを溶解するに必要な総熱量Qを、式(1−1),式(2−1),式(3−1)と同じに設定する場合は、以下のような数式となり、
材料S:dS×nS×ΔS×KS・V0 0.4=Q1・・・式(1−5)
材料B:dT×nT×ΔT×KT・V0 0.4=Q2・・・式(2−5)
材料U:dU×nU×ΔU×KU・V0 0.4=Q3・・・式(3−5)
このときの、流速V0の値は、式(1−1),式(2−1),式(3−1),式(1−5),式(2−5),式(3−5)から、
と一般的にあらわされ、既知の流速Vの値を代入することで決定される。
【0026】
従って、このときの流速V0の実数は、Vの実数に対応して得ることができる。よって、流路3内の溶湯Hの流速を、V0に設定すれば、総溶解量とバーナ2の燃焼量、すなわちバーナ2から供給する総熱量を一定に維持することができる。
【0027】
なお、実施例1〜3では、投入口を3箇所として説明したが、特に数に限定されるものではなく、それ以下にもそれ以上にも設定することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明に記載の非鉄金属溶解方法によれば、単位時間内において、投入口から投入する材料の材質、投入個数、材料の表面積、および、溶湯と投入前の材料の温度差に応じて、流路内における溶湯の流速を決定するので、バーナから供給する当該単位時間における総熱量を一定に維持することができる。
これにより、溶解能力を一定にするとと共に、バーナの燃料使用量も一定にし無駄にすることがなく、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る非鉄金属溶解方法を実施する溶解炉を示す平面図である(バーナ省略)。
【図2】図1に示す溶解炉の正面図である。
【符号の説明】
1 昇温室
2 バーナ
3 流路
4 投入口
4a 第一投入口
4b 第二投入口
4c 第三投入口
5 循環量を制御可能な溶湯循環装置
H 溶湯
Claims (1)
- バーナを備えた昇温室で昇温された溶湯を循環量が制御可能な溶湯循環装置にて材料投入口を3つ備えた流路内を循環させる溶解炉によって非鉄金属を溶解し、投入材料の形状に関係なく、前記バーナから供給する単位時間あたりの総熱量を一定にするために、前記流路内の溶湯の流速を決定する方法であって、
前記材料投入口の一つ目の投入口に、表面積d A の材料Aを単位時間当たりn A 個投入し、そのときの前記温度差をΔ A とし、二つの目の投入口に、表面積d B の材料Bを単位時間当たりn B 個投入し、そのときの前記温度差をΔ B とし、三つの目の投入口に、表面積d C の材料Cを単位時間当たりn C 個投入し、そのときの前記温度差をΔ C としたときの前記流路内の溶湯の流速がVで、単位時間あたりの循環する溶湯から材料が受熱する総熱量がQである場合、その後、前記材料Aの投入口から表面積d S の材料Sが単位時間当たりn S 個投入され、その材料Sの前記温度差がΔ S で、また前記材料Bの投入口から表面積d T の材料Tが単位時間当たりn T 個投入され、その材料Tの前記温度差がΔ T で、さらに、材料Cの投入口から表面積d U の材料Uが単位時間当たりn U 個投入され、その材料Uの前記温度差がΔ U であったとき、それらを溶解するに必要な総熱量を前記Qとするには、前記溶湯の流速V 0 を以下の式
V 0 0.4 =V 0.4 ・(d A ・n A ・Δ A ・K A +d B ・n B ・Δ B ・K B +d C ・n C ・Δ C ・K C )/(d S ・n S ・Δ S ・K S +d T ・n T ・Δ T ・K T +d U ・n U ・Δ U ・K U )
から決定し、
この式においてKは前記材料の材質と溶解炉の大きさに対応した定数であり、
K=0.625・(Pr・(De/ν)) 0.4 ・(λ/De)とあらわされ、Prはプラントル数、Deは流路の代表長さ、νは動粘性係数、λは熱伝導率であることを特徴とする非鉄金属溶解方法。
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JP2003026705A JP3871646B2 (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 非鉄金属溶解方法 |
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JP2004238650A JP2004238650A (ja) | 2004-08-26 |
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- 2003-02-04 JP JP2003026705A patent/JP3871646B2/ja not_active Expired - Lifetime
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