JPS594631B2 - アルミニウム溶融炉 - Google Patents

アルミニウム溶融炉

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JPS594631B2
JPS594631B2 JP11567479A JP11567479A JPS594631B2 JP S594631 B2 JPS594631 B2 JP S594631B2 JP 11567479 A JP11567479 A JP 11567479A JP 11567479 A JP11567479 A JP 11567479A JP S594631 B2 JPS594631 B2 JP S594631B2
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JP
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aluminum
furnace
exhaust gas
tube
gas
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JP11567479A
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弘明 森
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DENGEN YAKIN KOGYO KK
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DENGEN YAKIN KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炉内を積極的に無酸素状態にして酸化アルミ
ニウムの生成を防止できると共に熱効率を顕著に高めた
アルミニウム溶融炉に関する。
従来のアルミニウム溶融炉は炉内に燃焼装置により重油
を噴射燃焼させその輻射熱でアルミニウム地金を溶融し
、次いで湯口からの溶融アルミニウムの取出しに伴って
断続的に炉内に供給されるアルミニウム地金を重油の燃
焼の輻射熱と溶融アルミニウムの伝熱とで溶融する構造
であり、燃焼火炎が溶融アルミニウムに直接接触するこ
ととなる為、約2.5係の酸化アルミニウムが生成され
ることとなっており、従って例えば月産100CDンの
炉では25トンもの酸化アルミニウムが生成されてしま
いその廃棄を余儀なくされ美大な費用の損失をみすみす
蒙っている。
他方、最近開発されているアルミニウム溶融炉には、炉
内に伝熱線を設けこの伝熱線の輻射熱と溶融アルミニウ
ムの伝熱とでアルミニウム地金を溶融する電気炉がある
が、これはアルミニウム地金を炉内の当初の空気中の酸
素分だけ酸化し尽した後は無酸素状態でアルミニウム地
金を溶融できるので酸化アルミニウムの生成量が非常に
少なく約0.3%に抑えられたとして業界に注目されて
いるが、電力消費が非常に太きいという欠点がありラン
ニングコストの面を考えろと設備することに難点瀘ある
また、従来のアルミニウム溶融炉は一般に排ガスを予熱
に利用する構成でないので熱効率が20チ程度にしか上
らない。
他の用途の炉においても排ガスを予熱に利用すると熱効
率を40係程度に高められ燃料消費量を半分にすること
ができるのでアルミニウム溶融炉においても予熱構造と
することが強く要望されている。
本発明は、炉内に放熱管を設けてこの管内でガス燃焼を
行わせると共にアルミニウムと反応しないガスを抽入し
て炉内を積極的に無酸素状態としてアルミニウムを溶融
して酸化アルミニウムの生成量を従来炉の約2.5%か
ら電気炉の0.3%に近づけるように大幅に低減できる
ガス燃焼式とすると共にアルミ供給筒を予熱室としだ熱
効率が高いアルミニウム溶融炉を提供するものである。
以下に、本発明のアルミニウム溶融炉の実施例を図面を
参照して説明する。
ケーシング1に耐熱レンガあるいはセラミックファイバ
2をライニングして炉本体3が形成されている。
この炉本体3は炉床4が炉後部のアルミ供給筒5側が高
く炉前部の湯口6側が低く設けられ、また炉内7の輻射
熱をアルミ供給筒5に逃げないように遮断する下り壁8
が設けられ、炉本体3の後壁と炉床4とが曲率半径の大
きい滑らかな曲面で結ばれており、上記湯口6には湯栓
9が施されている。
上記アルミ供給筒5より炉床4に落込まれるアルミニウ
ム地金を無酸素状態で溶融する為に、燃焼装置10によ
り管内にガスを噴射され燃焼する輻射熱で炉内に供給さ
れるアルミニウム地金を溶融し得、排ガスが上記アルミ
供給筒5に導かれる放熱管11が設けられている。
この放熱管11は1000℃位でも十分耐え得る高温耐
熱性の材料から図示の如き直管又はU字状もしくは蛇行
状等の曲管とされ必要とされる熱容量に応じて1本又は
2本以上設けられている。
上記燃焼装置10は各放熱管11の炉外の一端に取付け
られ、ガス管12A及び元栓12Bを介して図示しない
ボンベ13あるいはタンク室等のガス供給源に接続され
ている。
また各放熱管11の他端も炉外に突出しており、この端
部が排ガスヘッダー14に接続され、この排ガスヘッダ
ー14の端部がアルミ供給筒5に接続されているから上
述の如く各放熱管11からの排ガスがアルミ供給筒5に
導かれるように成っている。
上記排ガスヘッダー14は本発明の必須の構成要件でな
い。
例えば、燃焼装置10が図示の湯口6と同じ側に来るよ
うに各放熱管11を方向を変えて配設すると共に炉本体
3の下り壁8に孔を設けた変形した構成とすれば、この
孔を通して各放熱管11からの排ガスを直接にアルミ供
給筒5に導くことができるから排ガスヘッダー14は必
要的でない。
排ガスヘッダー14等には放熱防止の為断熱材15が被
覆されている。
上記燃焼装置10は放熱管11をアルミニウムの融点6
60°Gより高い700℃から1000℃位の範囲で調
整可能に加熱し得る容量とされている。
炉内7を積極的に無酸素状態として酸化アルミニウム生
成を低減する為に、高温でもアルミニウムと反応しない
ガスを炉内7に供給し得る不活性ガス供給装置16が設
けられている。
このガスには費用の点から窒素ガスを選定することが好
ましい。
この装置16は例えば図示の如く窒素ボンベ17に減圧
弁18、元栓19及び流量計20を取付けた構成で十分
であり、ガスは炉壁に埋込んだ不活性ガス供給用パイプ
21から炉内7に抽入できる構成とされている。
アルミ供給筒5を予熱室とする為には排ガスヘッダー1
4からの排ガスがアルミニウムの融点660°Cよりも
はるかに高くそのままでは予熱に利用できないから排ガ
スを550℃位に冷却し得る排ガス冷却装置22が設け
られている。
この装置22はアルミニウム地金及び溶融アルミニウム
に悪影響を及ぼさない限りいかなる構成でも良いが、図
示の如く冷風を送風するブロワ−を採用するのが簡便で
ある。
このブロワ−22は冷風を排ガスと十分に混合できる限
りいかなる位置から排ガスに混合させるように設けても
良く、例えばアルミ供給筒5に送風しても良いが、図示
の如く排ガスヘッダー14のベント部より騒音の発生防
止を確保しつつ設けられた冷風送風口22Aより送風す
る構成とすることで冷風と排ガスとの十分な混合を図っ
ている。
アルミ供給筒5を予熱室とする為に地金をストックし得
かつ地金を所望時に炉床4に落し込み得る棚装置24が
設けられている。
この棚装置24はアルミ供給筒5内の排ガス人口23よ
りも上方に設けられ、例えばシャフト25に棚板26を
取付け、この棚板26をシャフト25の炉外の端部に固
定した開閉レバー27をストッパ28の係止から解除し
て半転させることにより地金Mを載置した実線位置から
矢印29の如く開けて地金を落し込める構成とされてい
る。
またこの棚装置24は棚板26に載置された地金の回り
に550℃位の排ガスを十分に流通させる為に、棚板2
6が格子状、網状、あるいは多孔状等の排ガスを流通し
得る形状に形成されている。
棚板26による通気抵抗が余りに大きいと排ガスが筒内
を極めて上昇し難くなり炉内が異常高圧となってガス燃
焼が不完全に行われるので、この点からも棚板26は地
金を載置し得る役目を持たせて最大限に隙間のある格子
状等にすることが好ましい。
棚装置24は熱効率を高める点から見て1段でも差し支
えないがアルミ供給筒5における排ガスの予熱としての
利用をより高効率とする為に上記の棚装置24を図示の
如く通気抵抗を考慮しつつできるだけ多段に設けるのが
良い。
また、最上段の棚装置24に所定量毎の地金を供給する
為にパケットコンベアが設置されているものとする。
次に、上述のように構成されたアルミニウム溶融炉の作
用を説明する。
先ず、炉内7に所定量のアルミニウム地金その他アルミ
ニウム屑(以下、アルミニウム地金という。
)を供給する。この供給は図示しないパケットコンベア
で最上段の棚装置24に地金を供給し、次々に下段側の
棚装置に落し込んでいくことにより行う。
炉内7への最初の地金の供給を終える時には各段の棚装
置24にも地金をストックする。
次いで、又はこれに先行して燃焼装置10により放熱管
11の管内でガスを噴射燃焼すると共に不活性ガス供給
装置16により炉内7にアルミニウムに反応しないガス
として例えば窒素ガスを供給する。
すると、放熱管11が700℃から1000℃位の範囲
で調整加熱されその放熱により無酸素状態で地金を溶融
することになり、酸化アルミニウムの生成を従来炉の場
合の2.5係よりも大幅に低減する。
無酸素状態では0.3%程度に抑えられることは伝熱線
の輻射熱で加熱する電気炉において実証されている。
放熱管11からの排ガスは排ガスヘッダー14を介して
アルミ供給筒5に導かれる多段の棚装置24にストック
されている地金を予熱して熱効率を予熱しない時の倍近
くに高めて図示しない煙突より低温となって排出される
排ガス中の酸素分はCO,CO2となっており排ガス温
度が550°C位であるからアルミ供給筒5にストック
されている地金に対して酸化アルミニウムの生成の関与
にそれほど活発でなく予熱を行い、また炉内7が高圧側
なので排ガスが炉内7に流入することはない。
こうして炉内7に最初に供給される地金は放熱管11の
輻射熱で無酸素状態で溶融される。
放熱管11の輻射熱は下り壁8によりアルミ供給筒5に
逃げずに地金の溶融に寄与する。
図示しない覗き窓等により炉内7のアルミニウムの全量
が溶融状態になったことを検知したら湯栓9を外して湯
口6より溶融アルミニウムをトリベ等によって所望量だ
け取出す。
しかる後、予熱ストックされている最下段の棚装置24
の地金を炉床4に落し込み、最下段の棚装置24を復帰
したらその上の棚装置にストックされている地金を落し
込み、こうして次々に上段にストックされている地金を
下段に落し込む。
炉床4に落し込まれた地金は放熱管110輻射熱と溶融
アルミニウムの伝熱により溶融されるが、この地金は5
50℃位に予熱されているから融点の660℃にまで迅
速に□温められ溶融されることになり、溶融能力は予熱
効率の分だけ高まることになる。
以上の如くして、連続的にアルミニウムの溶融が行われ
る。
以上説明したように、本発明のアルミニウム溶融炉は、
アルミニウム地金を無酸素状態で溶融する為に炉内にア
ルミニウムと反応しないガスを供給し得ろ不活性ガス供
給装置及び火炎と溶融アルミニウムとが接触することが
ない燃焼室として放熱管を設け、またアルミ供給筒を予
熱室とし熱効率を高める為に排ガス冷却装置及び棚装置
を設けた構成であるから、炉内に供給された地金を無酸
素状態で放熱管の輻射熱と溶融アルミニウムの伝熱で連
続的に溶融でき、従来の如く重油の火炎が直接アルミニ
ウムと接触するアルミニウム溶融炉における酸化アルミ
ニウムの生成量的2.5%を大幅に低減でき、美大な損
失を回避できると共に熱効率を予熱しない時の倍近くま
で引上げて燃料費を半分近くに節減でき、従来炉よりも
大幅に小形化できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のアルミニウム溶融炉の実施例に係り、第
1図は縦断側面図、第2図は第1図における■−■断面
図、第3図は第1図における■−■断面図である。 4・・・アルミ供給筒、7・・・炉内、10・・・燃焼
装置、11・・・放熱管、16・・・不活性ガス供給装
置、22・・・排1ス冷却装置、24・・・棚装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃焼装置により管内にガスを噴射され燃焼する輻射
    熱で炉内に供給されるアルミニウム地金を溶融し得、排
    ガスがアルミ供給筒に導かれる1本又は2本以上の放熱
    管を設けると共にアルミニウムと反応しないガスを炉内
    に供給し得る不活性ガス供給装置を設け、アルミ供給筒
    に導かれる上記排ガスをアルミニウムの融点より低い温
    度に冷却し得る排ガス冷却装置を設けると共にこの冷却
    された排ガスを流通し得アルミニウム地金を載置し得落
    し込み得る棚装置を設けたことを特徴とするアルミニウ
    ム溶融炉。
JP11567479A 1979-09-11 1979-09-11 アルミニウム溶融炉 Expired JPS594631B2 (ja)

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