JP3871391B2 - 既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、地震時の耐震性、免震性を高めるべく、既存建物の支持杭に免震装置を組み込む際に実施される免震装置の取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
既存の建物の支持杭へ免震装置を取付ける一般的な方法を図6に示した。支持杭cの頭部c−1を露出させるべく既存建物aの地下を根切りし、支持杭cの外周に新たに本設又は仮設の支持杭eと仮受け支持杭fを造成すると共に、新たに基礎梁kを施工する。また、根切りにより露出された支持杭cの頭部c−1を固定する基礎梁sも施工する。一方、既存の基礎梁bの下部には受け梁mを施工し、当該受け梁mと前記仮受け支持杭fとの間にジャッキgを配設する。かくして、新設の支持杭e、仮受け支持杭f、ジャッキg等によって、既存建物aの荷重を仮受け支持し、かかる状態で、免震層の部分で前記既存の杭頭部c−1を切除し、その切除部分に免震装置dを取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記図6に示した従来の取付け方法は、既存建物aを仮受け支持するための新設の支持杭eや仮受け支持杭f、杭頭部固定用の基礎梁s等の施工が、大変大がかりで面倒な上、施工コストの高騰、施工期間の長期化を余儀なくされている問題が生じている。
【0004】
したがって、本発明の目的は、既存建物の荷重は、支持部材を兼ねる新設の基礎梁や簡便構造の支持部材を介して既存建物の支持杭自体に仮受け支持させ、当該支持杭に免震装置を取付けることにより、大がかりな新設の支持杭や仮受け支持杭を不要ならしめ、工期の短縮、大幅なコストダウン、安全性の向上を実現する合理的な免震装置の取付け方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1の発明に係る既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法は、
イ) 既存建物1の地下を根切りして支持杭2の頭部2aを露出させ、この杭頭部2aの外周面にコッター3等のシアコネクターを形成し、前記支持杭2の外周を取り囲む配置でゴムシート等の絶縁材8を断面が内向きのクランク形状に設け、新設の基礎梁4又は床版のうち前記絶縁材8に囲まれた内側の部分が前記シアコネクターを介して既存建物1の支持杭2と一体化した支持部材Bとなる新設の基礎梁4又は床版を施工すること、
ロ) 前記支持部材Bに反力をとる仮受け支柱5を、当該支持部材Bと上方の既存建物1の基礎梁10との間に配設し、前記仮受け支柱5と支持部材Bを介して建物荷重を支持杭2に支持させること、
ハ) 免震層6の部分で前記支持杭2を切除し、その切除部分6に免震装置7を取付け、その後、仮受け支柱5を撤去して免震装置7による建物1の支持に盛り変え、前記絶縁材8により支持杭2から縁切りされた新設基礎梁4等の荷重を支持杭2に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする。
【0006】
請求項2の発明に係る既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法は、
イ)既存建物1の地下を根切りして支持杭2の頭部2aを露出させ、この杭頭部2aの外周面にゴムシート等の絶縁材8を設け、新設の基礎梁4又は床版を支持杭2とは縁切りした状態で施工すること、
ロ)支持杭2の杭頭部外周に巻き付け可能な半割り形状のバンドプレート11と、同バンドプレート11に固定された受け台12とより成る支持部材Cを、免震層6よりやや下方の支持杭2の頭部外周面に設けること、
ハ)前記受け台12に反力をとる仮受け支柱5を、当該受け台12と上方の既存建物1の基礎梁10との間に配設し、この仮受け支柱5と受け台12及びバンドプレート11を介して建物荷重を支持杭2に支持させること、
ニ)免震層6の部分で前記支持杭2を切除し、その切除部分6に免震装置7を取付け、その後、前記の仮受け支柱2と受け台12及びバンドプレート11を撤去して免震装置7による建物1の支持に盛り変え、前記の絶縁材8により支持杭2から縁切りされた新設基礎梁4等の荷重は支持杭2に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする。
【0007】
請求項3の発明に係る既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法は、
イ)既存建物1の地下を根切りして支持杭2の頭部2aを露出させ、この杭頭部2aの外周面にゴムシート等の絶縁材8を設け、新設の基礎梁4又は床版を支持杭2とは縁切りした状態で施工すること、
ロ)免震層6よりやや下方の支持杭2に通孔9を穿設し、この通孔9に通されるPC鋼材13と、同PC鋼材13の外端に取付けられたブラケット14とより成る支持部材Dを設け、前記PC鋼材13に張力を付与してブラケット14を支持杭2の外周に仮固定すること、
ハ)前記ブラケット14に反力をとる仮受け支柱5を、当該ブラケット14と上方の既存建物1の基礎梁10との間に配設し、この仮受け支柱5とブラケット14及びPC鋼材13を介して建物荷重を支持杭2に支持させること、
ニ)免震層6の部分で前記支持杭2を切除し、その切除部分6に免震装置7を取付け、その後、前記仮受け支柱5とブラケット14及びPC鋼材13を撤去して免震装置7による建物1の支持に盛り変え、前記絶縁材8により支持杭2から縁切りされた新設基礎梁4等の荷重は支持杭2に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】
請求項1〜3の発明に係る既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法は、地震によっても建物があまり揺れないように地震時の耐震性、免震性を高めるべく、既存の事務所ビルや大型店舗ビル等の基礎下部において、その既存建物1の支持杭2に免震装置7を組み込んで取付ける際に好適に実施される。
【0009】
請求項1記載の発明は、支持杭2に新設基礎梁4の荷重を負担するだけの十分な耐力がない場合に好適な免震装置の取付け方法である。すなわち、図1に示したように、新設基礎梁4の施工に際し、支持杭2の外周を取り囲む配置でゴムシート等の絶縁材8を設置し、支持部材Bを新設基礎梁4から分断し、杭頭部2aに発生する曲げ、水平力を負担する新設基礎梁4の鉛直荷重が支持杭2に及ばない構成とされている。
【0010】
その施工方法としてはまず、既存建物1の地下を根切りし、支持杭2の頭部2aを露出させ、露出した杭頭部2aの外周面にコッター3を形成する。しかる後、図1に示したように、支持杭2を中心として約1mほど離れた外周を取り囲む配置に、水平力を伝達できるゴムシート等の絶縁材8を内向きにクランク形状に敷設する。そして、当該新設基礎梁4の施工用の型枠を組み立て(図示は省略)コンクリートを打設する。かくして、前記絶縁材8に囲まれた内側をコッター3を介して支持杭2と一体化施工した支持部材Bとして施工すると共に、絶縁材8の外側部分の新設の基礎梁4とは縁切りした状態で同時施工される。その後、前記支持部材Bに反力をとる仮受け支柱5を、当該支持部材Bと上方の既存建物1の基礎梁10との間に配設し、前記仮受け支柱5と支持部材Bを介して建物荷重を支持杭2に支持させる。そして、免震層6の部分で前記支持杭2を切除し、その切除部分6に免震装置7を取付ける。
【0011】
上記の通り、支持杭2と一体化施工された支持部材Bと新設基礎梁4とが、絶縁材8を介して縁切り状態となっているので、支持部材Bの上に同支持部材Bに反力をとる仮受け支柱5を設置して建物1の荷重を負担しながら、支持杭2の切除、免震装置7の取付けを安全に行える。しかも当該新設基礎梁4直下の地盤17が沈下し、新設基礎梁4の荷重が下方に作用しても、その新設基礎梁4の鉛直荷重(自重)は支持杭2に伝達されず、支持杭2の健全性を恒久的に維持できるのである。
免震装置2を取付けた後に、上記仮受け支柱5を撤去して免震装置2による建物の支持に盛り変えることは既往技術と同様である。
【0012】
請求項2記載の発明は、簡便なバンドプレート型の支持部材Cを使用するタイプに関する。つまり、この支持部材Cを使用する場合は、通常、支持杭2が新設基礎梁4の荷重をも負担する程の耐力の余力がない場合に採用され、仮受け支柱5は新設基礎梁4に反力をとらせず、支持部材Cに反力をとらせて既存建物1を仮受け支持し、免震装置7を取付ける構成である。以下、図2〜図4にしたがって説明する。
【0013】
図2は、支持部材C及び仮受け支柱5を使用して建物1を仮支持した状態で、免震層6の部分で支持杭2を切除し、同切除部分6への免震装置7の設置が完了した状態を示している。その前段階として新設の基礎梁4を施工するが、当該新設基礎梁4は前記理由により支持杭2に対し絶縁状態で施工する。新設基礎梁4は、図3に示したように、建物1の地下を根切りし支持杭2の頭部2aを露出させた後、免震層6より下方の位置で、露出した杭頭部2aの外周面に沿って上記ゴムシート等の絶縁材8を巻き付けた上で、基礎梁コンクリートを打設する。よって、新設基礎梁4は、支持杭2との接合部において、上記のコッター3により一体的に接合されておらず、水平力を伝達可能な絶縁材8により支持杭2とは縁切り状態で施工されている。
【0014】
図4に支持部材Cの具体的構成を示した。この支持部材Cは、鋼板を加工して支持杭2の外周に巻き付け可能な大きさの半割り形状に形成されたバンドプレート11と、同バンドプレート11に固定された平坦部を有する受け台12とで基本的に構成されている。すなわち、バンドプレート11は、図4aに示したように、半円形状の2つの分割プレート11a、11aの一対で一組をなし、各分割プレート11aの折曲された突き合せ端部同士は、ボルト18により支持杭2に締付け固定される。また、そのバンドプレート11(分割プレート11a)の支持杭2への固定を強固ならしめるために、支持杭2に係止用の切欠き20を形成したり、当該バンドプレート11にアンカーボルト21の後打ち等が行われる。つまり、図4bに拡大して示したように、免震層6より下方であって新設基礎梁4より上方の支持杭2におけるバンドプレート11の設置位置(図2参照)のコンクリートを若干はつり込むことにより、予め欠込み20を設け、その欠込み20内にバンドプレート11を嵌め込んで係止させる。そして、当該バンドプレート11の外側面に、内方へアンカーボルト21を複数打ち込み、ナット22で締め付けてバンドプレート11を支持杭2へ定着する(その他、シアコネクターにより定着してもよい。)。バンドプレート11と欠込み20との隙間にはモルタルや樹脂材等の充填材19を充填する。また、分割プレート11aの略中央外周位置に、受け台12が固設されている。つまり、1個のバンドプレート11に対し通常2つの受け台12、12が支持杭2の直径線方向に配置して設けられ、この受け台12の上に、同受け台12に反力をとる仮受け支柱5が油圧ジャッキ15を介して設置されている。すなわち、通常は1本の支持杭2を挟んで仮受け支柱5と油圧ジャッキ15が2セット使用される。但し、図2中、左側に示したような建物1の角隅部においては、1セットの仮受け支柱5と油圧ジャッキ15だけしか使用されない場合もある。
【0015】
前記バンドプレート11の受け台12に反力をとる仮受け支柱5の上端は、上述のように上方の既存の基礎梁10の下面に到達されている(図2)。したがって、上記と同様に、免震層6の部分で前記支持杭2を切除した場合、前記仮受け支柱5と受け台12及びバンドプレート11を介して建物1の荷重は、支持杭2に十分に支持されるから、その切除部分6に免震装置7を確実に取付けることができる。その後、前記の仮受け支柱2と受け台12及びバンドプレート11を撤去して免震装置7による建物1の支持に盛り変える。一方、前記絶縁材8により支持杭2から縁切りされた新設基礎梁4の荷重は支持杭2に負担されず、水平力のみを伝達することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明と同様の簡便構造の支持部材を使用するタイプに属する。その支持部材Dとしては、ブラケット型のものが使用される。なお、支持部材Dを除く基本的構成は、上記請求項2と略同じなので重複する施工手順の説明は省略し、支持部材Dの構成を中心として以下に説明する。
図5a〜cに当該ブラケット型の支持部材Dの構成を示した。この支持部材Dは、基本的に支持杭2に設けた通孔9に通されるPC鋼棒や鋼線等のPC鋼材13と、同PC鋼材13の外端に取付けられる鋼製のブラケット14とで構成されている。
図5bに拡大して示したように、免震層6よりやや下方の支持杭2の外周に均等間隔で4箇所の欠込み20…を予め設け、PC鋼材13挿通用の通孔9を、対向する前記欠込み20、20を貫通する形で直径線上に水平に2つ設ける(図5aの平面図参照)。
前記欠込み20内に設置したブラケット14は、前記通孔9に通したPC鋼材13の端部でナット23を締付けることにより、高張力で支持杭2の外周に仮固定する。よって、4個のブラケット14…が、支持杭2の外周面に設置されている(但し、PC鋼材13は1本だけ使用し、ブラケット14はその1本のPC鋼材13の両端に2個設置して実施してもよい。)。
なお、ブラケット14としては、図5a、bに示した鋼製のもののほか、図5cに示したコンクリート製のブラケット14’も好適に使用される。よって、当該ブラケット14又は14’の上に、同ブラケット14又は14’に反力をとる仮受け支柱5が油圧ジャッキ15と共に設置され、建物1の仮受け、支持杭2の切除及び免震装置7の取付けが前記同様にスムーズに行われる。
【0017】
【発明の奏する効果】
請求項1〜3記載の発明に係る既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法によれば、仮受け支柱5を介して、既存建物1の荷重を支持杭2に支持させた状態で、支持杭2を切除し、免震装置7を確実に取付けられるから、大がかりな本設又は仮設の新設支持杭や仮受け用の杭が不要となり、耐震性、免震性が高められた既存建物の施工の大幅なコストダウン、工期の短縮、省人化を図れると共に、安全性の向上が達成される。
特に、支持杭2と一体化された簡便構造の支持部材B又はC又はDの上に仮受け支柱5を設置して支持杭2に免震層6を取付け、新設基礎梁4の荷重は免震層6が取付けられた支持杭2へは及ばさせないから、支持杭2の健全性が恒久的に維持される。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】免震装置の取り付け部分を拡大して示した断面図である。
【図2】異なる支持部材の使用例を示した断面図である。
【図3】図2における新設基礎梁と支持杭との取り合いを示した拡大断面図である。
【図4】aはバンドプレート型支持部材の横断面図と立面図、bは同支持部材の支持杭への固定要領を示した拡大断面図である。
【図5】aはブラケット型支持部材の横断面図と立面図、bは同支持部材の支持杭への固定要領を示した拡大断面図、cは異なる支持部材の支持杭への固定要領を示した拡大断面図である。
【図6】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
B、C、D 支持部材
1 既存建物
2 支持杭
3 コッター(シアコネクター)
4 基礎梁
5 仮受け支柱
7 免震装置
8 絶縁材
9 通孔
10 基礎梁
11 バンドプレート
12 受け台
13 PC鋼材
14 ブラケット
Claims (3)
- イ)既存建物の地下を根切りして支持杭の頭部を露出させ、この杭頭部の外周面にシアコネクターを形成し、前記支持杭の外周を取り囲む配置でゴムシート等の絶縁材を断面が内向きのクランク形状に設け、新設の基礎梁又は床版のうち前記絶縁材に囲まれた内側の部分が前記シアコネクターを介して既存建物の支持杭と一体化した支持部材となる新設の基礎梁又は床版を施工すること、
ロ)前記支持部材に反力をとる仮受け支柱を、当該支持部材と上方の既存建物の基礎梁との間に配設し、前記仮受け支柱と支持部材を介して建物荷重を支持杭に支持させること、ハ)免震層の部分で前記支持杭を切除し、その切除部分に免震装置を取付け、その後、仮受け支柱を撤去して免震装置による建物の支持に盛り変え、前記絶縁材により支持杭から縁切りされた新設基礎梁等の荷重を支持杭に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする、既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法。 - イ)既存建物の地下を根切りして支持杭の頭部を露出させ、この杭頭部の外周面にゴムシート等の絶縁材を設け、新設の基礎梁又は床版を支持杭とは縁切りした状態で施工すること、
ロ)支持杭の杭頭部外周面に巻き付け可能な半割り形状のバンドプレートと、同バンドプレートに固定された受け台とより成る支持部材を、免震層よりやや下方の支持杭の外周面に設けること、
ハ)前記受け台に反力をとる仮受け支柱を、当該受け台と上方の既存建物の基礎梁との間に配設し、この仮受け支柱と受け台及びバンドプレートを介して建物荷重を支持杭に支持させること、
ニ)免震層の部分で前記支持杭を切除し、その切除部分に免震装置を取付け、その後、前記仮受け支柱と受け台及びバンドプレートを撤去して免震装置による建物の支持に盛り変え、前記絶縁材により支持杭から縁切りされた新設基礎梁等の荷重は支持杭に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする、既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法。 - イ)既存建物の地下を根切りして支持杭の頭部を露出させ、この杭頭部の外周面にゴムシート等の絶縁材を設け、新設の基礎梁又は床版を支持杭とは縁切りした状態で施工すること、
ロ)免震層よりやや下方の支持杭に通孔を穿設し、この通孔に通されるPC鋼材と、同PC鋼材の外端に取付けられたブラケットとより成る支持部材を設け、前記PC鋼材に張力を付与してブラケットを支持杭の外周に仮固定すること、
ハ)前記ブラケットに反力をとる仮受け支柱を、当該ブラケットと上方の既存建物の基礎梁との間に配設し、この仮受け支柱とブラケット及びPC鋼材を介して建物荷重を支持杭に支持させること、
ニ)免震層の部分で前記支持杭を切除し、その切除部分に免震装置を取付け、その後、前記仮受け支柱とブラケット及びPC鋼材を撤去して免震装置による建物の支持に盛り変え、前記絶縁材により支持杭から縁切りされた新設基礎梁等の荷重は支持杭に負担させないこと、をそれぞれ特徴とする、既存建物の支持杭への免震装置の取付け方法。
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